JPH037300A - グリチルレチン酸の誘導体およびその製造法 - Google Patents

グリチルレチン酸の誘導体およびその製造法

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JPH037300A
JPH037300A JP17799489A JP17799489A JPH037300A JP H037300 A JPH037300 A JP H037300A JP 17799489 A JP17799489 A JP 17799489A JP 17799489 A JP17799489 A JP 17799489A JP H037300 A JPH037300 A JP H037300A
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JP
Japan
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glycyrrhetinic acid
medium
eucalyptus
plant
acid
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JP17799489A
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Tsutomu Furuya
古谷 力
Tatsuo Aizawa
会澤 辰男
Kokichi Tamura
幸吉 田村
Nobuhiro Otake
大嶽 信弘
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Maruzen Kasei Co Ltd
Original Assignee
Maruzen Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬品として有用な新規グリチルレチン酸誘
導体およびその製造法に関するものである。
〔従来の技術〕
甘草から抽出されるグリチルリチンは、抗炎症剤、抗潰
瘍剤、抗アレルギー剤等に広く利用されているが、その
薬理作用は、グリチルリチンのアグリコンであるグリチ
ルレチン酸に基づくものであることが明らかにされつつ
ある。しかしながら、グリチルレチン酸は、長期間摂取
するといわゆる偽アルドステロン症による高血圧症、低
ナトリウム血症、浮腫など好ましくない副作用を招くの
で、それ自体を医薬として服用することはできない。
〔発明が解決しようとする課題〕
グリチルレチン酸から副作用のない医薬品となり得る誘
導体を得ようとする試みは幾つかあるが、薬品として有
用で製造も容易なものが得られた例は少ない。
本発明の目的は、従来知られていなかった新頬グリチル
レチン酸誘導体とその製造法を提供し、グリチルレチン
酸のすぐれた薬理作用を従来よりも広く活用できるよう
にすることにある。
〔課題を解決するl;めの手段〕
上記目的を達成することに成功した本発明は、下記一般
式で表される新規グリチルレチン酸誘導体:(式中、R
は水素原子または水酸基、Glcはグルコース残基を表
す) すなわち、2トヒドロキシグリチルレチン酸β−D−グ
ルコシルエステルおよび23.28−ジヒドロキシグリ
チルレチン酸β−トグルコシルエステルを提供するもの
である。
上記グリチルレチン酸誘導体は、下記のような理化学的
性質を有する。
28−ヒドロキシグリチルレチン酸β−D−グルコシル
エステル: ■ 色および形状:無色固形物 ■ 旋光度[α11 : l 46°(c= 0.42
. Meoll)■ 赤外吸収 νm m m + C
Il−’ (K B r錠剤法): 3400(Oll
)2800〜3000 (CHz)、 1740 (C
oo−Glc)1660 (c=c−c=o) ■FAB−マススペクトルm/z: 671 ([M+
Nxド)■N M R: C−Cf(s (3[1,s
)δ0.7+、Q、H,1,N、L、26(8H,s)
δ1.+4  C=CH(1■、s)δS、87=CH
(IH,bd)δ3.03  icH(lH,s)δ2
.36(1■、dd)δ2.62  (lit、d)δ
6.H(l[l、m)δ3.9O−CH2−OH(II
I、d)δ3.36 (lit、d)δ3.56−CH
!−OH(IH,dd)δ4.22 (IH,dd)δ
4.32=CH−OH(lfl、dd)δ3.3423
、H−ジヒドロキシグリチルレチン酸β−D−グルコシ
ルエステル ■ 色および形状:無色固形物 ■ 旋光度[αlB:130°(c= 1.66、 M
eOH)■ 赤外吸収 v 、、、、cts−’(KB
r錠剤法): 3400(011)2800〜3000
 (CB2)、 1760 (COO−Glc)166
0 (C=C−C=O) ■FAB−マススペクトルm/s : 687 ([M
+Nsド)■N M R: C−CHs (3H,s)
δ1.目、1.23,1.H(611,S)δ0.96
  C=CH(111,s)δ5.81=CH(IB、
bd)δ3.O1=CH(IH,s)δ2.48(1■
、dd)δ2,63  (Ill、d)δ6.27  
(1■、1)δ3.9l−CH2−OH(ltl、d)
δコ、6+、4.1CH,−0H(1■、dd)94.
24,4.34=CH−OHδ4.15 これらの新規グリチルレチン酸誘導体はグリチルレチン
酸と同様の薬効を示すが、グリチルレチンと違って、偽
アルドステロン症を発現させないと考えられる。
上記グリチルレチン酸誘導体は、グリチルレチン酸また
はグリチルレチン酸塩(以下、グリチルレチンという)
を含む培地でユーカリ属植物の細胞を培養すると細胞中
に生成するので、培養液から適宜の手段で採取すること
ができる。以下、この製造法について述べる。
ユーカリ細胞の培養に用いる培地としては、植物の組織
培養に通常使用される培地、すなわち、無機成分および
炭素源を必須成分として含有し、ほかに植物ホルモン類
、ビタミン類、アミノ酸類等が適宜配合されたものを用
いることができる。無機成分としては、通常、窒素、リ
ン、カリウム、鉄、亜鉛、モリブデン、ホウ素、コバル
ト、ヨウ素、カルシウム、マグネシウム、マンガン、塩
素、ナトリウム等が使用される。炭素源としては、ショ
糖その他の炭水化物の他に、有機酸等が使用される。植
物ホルモンには、インドール酢酸(IAA)、ナフタレ
ン酢酸(NAA) 、2.4−ジクロロフェノキシ酢酸
(2,4−11)等のオーキシン類、カイネチン(K)
、ベンジルアデニン(BA)等のサイトカイニン類が用
いられる。具体的には、植物の組織培養に使用されてい
るムラシゲ・スクーグ(Murasigestoog)
の培地、リンスマイヤー・スクーグ(Liesnuie
r & 5koo()の培地、ホワイト(Whits)
の培地、ガンポルグ(G!ml+org)のB5培地等
に、前記した炭素源および植物ホルモンを添加し、さら
に、必要に応じて前記ビタミン類、アミノ酸類、ココナ
・ソツミルク、酵母エキス等の天然物を添加して調製さ
れた培地を使用することができる。本発明の製造法にお
けるユーカリ細胞の培養には、これらの中でも特にムラ
シゲ・スクーグの培地を用いて調製した培地が好ましく
、その組成例を下記に示す。
N03 N H4N O。
KH,PO4 H,BO3 I NIMOO。
CoCl*・6 H20 CaCL・2 H20 M (S O+・7H20 M a S O+・4H20 Z m S O4・7H7O Cn S O*・5H2O Ni2・EDTA FeSO4・7H20 1900亀t/α l 650 70 6.2 0.83 0.25 0.025 40 70 22.3 10.6 0.025 37.3 27.8 イノシトール          100チアミン塩酸
塩           0.1ニコチン酸     
        0.5ピリドキンン塩酸塩     
    0.5ベンジルアデニン          
1.0シヨ糖              30 g/
n9)(5,7 (以下、この培地をMSBAI培地という)また、本発
明の製造法において用いるユーカリ属植物は、特に限定
されるものではないが、適当なものとしては、Eucs
lylus perrinis++a、EucalyL
as globuluslEucilyLus cit
riodorx、Euexlytas cxlophy
lla、 EucaIykuS dives、 Euc
slylus polybracjea、 Euc!1
ytusradiatx等を挙げることができる。
上述の培地を用いて行うユーカリ属植物細胞の培養は、
いわゆるカルス培養である。すなわち、ユーカリ属植物
の若い組織の切片を茎や葉の部分あるいは種子から取り
、1;とえば70%アルコールで滅菌すると共に表面の
ワックス分を除去し、滅菌水で洗浄後、10%サラシ粉
で2回洗浄し、その後、適当な大きさに切断してMSB
I寒天培地に植え付け、カルスを誘導する。得られたカ
ルスを液体培地に接種し、温度15〜40°C1好まし
くは20〜30°Cの暗所中で、好気的条件下で2〜4
週間振盪培養する。
グリチルレチンは、エタノール溶液にしておき、上述の
ような液体培養における細胞数が好ましくは最大に達し
た後、移植したユーカリ細胞1重量部に対してグリチル
レチンo、oot〜0.1重量部の割合で添加する。同
時に、グルコースを0.1〜1重量部、添加してもよい
(ただし、グリチルレチンのグルコシル化に必要なグル
コースは、培地中の他の炭素源からも合成されるので、
グルコースは本発明の製造法に用いる培地の必須成分で
はない。)。引続き3日ないし十数日間振盪培養すると
、添加されたグリチルレチンはユーカリ属植物細胞に吸
収されたのち細胞中で配糖体化され、さらには酸化され
て、前記一般式のグリチルレチン酸誘導体を生じる。培
養中、ユーカリ細胞は茎葉や根などの器官に分化せず、
カルスのままである。
培養液からグリチルレチン酸誘導体を採取するには、生
成したグリチルレチン酸誘導体を含有する細胞を遠心分
離により培地から分離し、得られた細胞をホモゲナイザ
ー等で処理して破砕し、固形物を濾別後、濾液から抽出
、クロマトグラフィー等、任意の分離精製手段によりグ
リチルレチン酸誘導体を巣離する。
〔発明の効果〕
本発明の新規グリチルレチン酸誘導体は、偽アルドステ
ロン症など好ましくない副作用の恐れのない抗炎症剤、
抗潰瘍剤、抗アレルギー剤等に広く利用されることが期
待される。
ユーカリ属植物の細胞内代謝反応を利用する本発明の製
造法は、複雑な化学合成反応によらずにこの新規グリチ
ルレチン酸誘導体を得ることができ、経済性と安全性の
点で優れている。
〔実施例〕 実施例1 M5BAI培地に0.9g/IIの寒天を加えた寒天培
地上で3週間ごとに継代を行なったツキヌキユーカリ(
Eucalyjus perriniana)のBAI
株[Phytochemistry26.715 (1
9H)コを250m1の滅菌MSBAI液体培地の入っ
たl11容三角フラスコ32本にフラスコ1本あたりユ
ーカリ細胞新鮮重量的15gを接種し、温度25℃の暗
所で、レンプロシェーカー(76ストロ一クス/m1n
)を用いて3週間振盪培養した。その後、各フラスコに
グルコース3gの水溶液(1,2,5mlの蒸留水に溶
かしてから濾過滅菌したもの)を加え、更にグリチルレ
チン酸150m(のエタノール溶液を、3回に分けて1
日おきに添加した(全フラスコに対する合計添加量は4
.8gとなる)。引き続き振盪培養を行い、3回目のグ
リチルレチン酸を加えてから10日後に、培養細胞およ
び培地を収穫した。培養細胞は新鮮重量として1543
.6g、培地は約6Cであった。
得られた培養細胞1500gにメタノール311を加え
、ホモゲナイザー処理(1万rpm x 5 m)を2
回施して細胞を破砕した。得られた細胞破砕液を濾過し
たのち減圧濃縮し、約500m1にした。得られた濃縮
液に蒸留水iNを加え、酢酸エチル1.5区で2回抽出
して、酢酸エチルに可溶の不純物を除いた(この操作で
除去された不純物は、主としてトリテルペンからなる。
酢酸エチル層に溶は込んだグリチルレチン酸誘導体の量
を調べるため、抽出液を合わせ、無水硫酸ソーダで乾燥
し、溶媒を減圧留去後、乾固物をクロロホルムに溶解し
てシリカゲルカラムにかけ、クロロホルム/メタノール
/蒸留水(5: 1 : 0.1)で溶出処理したとこ
ろ、28−ヒドロキシグリチルレチン酸β−D−グルコ
シルエステル85a+gを得た。)。酢酸エチルによる
分配抽出後の水層をn−ブタノール1.5Qで2回抽出
し、抽出液を合わせて無水硫酸ソーダで乾燥し、溶媒を
減圧留去後、乾固物を展開溶媒に溶解してシリカゲルカ
ラムにかけ、クロロホルム/メタノール/蒸留水(5・
1 : 0.1)で溶出させ、溶媒を減圧留去、乾固す
ることにより、2トヒドロキシグリチルレチン酸β−D
−グルコシルエステル608m!、23.28−ジヒド
ロキ/グリチルレチン酸β−D−グルコシルエステル5
0+1を得lこ。
また、ユーカリ細胞を除いた後の培地にも微量のグリチ
ルレチン酸誘導体の存在が認められたので、培地を多孔
性樹脂HP−20(三菱化成株式会社)3001に通液
してグリチルレチン酸の代謝物を吸着させた後、メタノ
ールで溶出させた。グリチルレチン酸の代謝物を含む溶
出液を減圧濃縮後、乾固物を展開溶媒に溶解してシリカ
ゲルカラムに通し、クロロホルム/メタノール/蒸留水
(5: 1 : 0.1)で溶出させた。
溶出液から溶媒を留去、乾燥すると、2トヒドロキング
リチルレチン酸β−D−グルコシルエステル28.5B
123.28−ジヒドロキシグリチルレチン酸β−D−
グルコシルエステル3mgが得られた。
実施例2 実施例1で用いたのと同じツキヌキユーカリのBA1株
を2501のMSBAI液体培地の入った5OO1容三
角フラスコ150本にフラスコ1本あたりユーカリ細胞
新鮮重量的L5gを接種し、25°Cの暗所で、70回
/ff1I11の回転振盪を行いながらlO日間振盪培
養した。その後、各フラスコにグリチルレチン酸を3回
に分けて1日おきに、各回751!を21のエタノール
に溶解して添加した(全フラスコに対する合計添加量は
34gとなる)。引き続き振盪培養を行い、3回目のグ
リチルレチン酸を加えてから7日後に、培養液を遠心分
離して培養細胞約10kgを収穫した。
得られた培養細胞にメタノール101を加え、ホモゲナ
イザー処理(1万rpmx5mie)を2回施して細胞
を破砕した。得られた細胞破砕液を、濾過後、減圧濃縮
し、約2000i1にした。得られた濃縮液に蒸留水2
tを加え、酢酸エチル4悲で2回抽出してトリテルペン
類を分離した。次いで酢酸エチルによる分配抽出後の水
層をn−ブタノール4Lで2回抽出し、抽出液を合わせ
て無水硫酸ソーダで乾燥し、溶媒を減圧留去後、乾固物
を展開溶媒に溶解してシリカゲルカラムにかけ、クロロ
ホルム/メタノール/蒸留水(s : l:0.1.)
で溶出させ、溶媒を減圧留去、乾固することにより、2
トヒドロキシグリチルレチン酸β−D−グルコシルエス
テル36 LIl(、23,28−ジヒドロキシグリチ
ルレチン酸β−トグルコシルエステル53 Q vH’
kmf:。
実施例3 種々のユーカリ属植物を用い、実施例2と同様にしてグ
リチルレチン酸誘導体を生成させ、グリチルレチン酸変
換能を調べた。なお、グリチルレチン酸誘導体の生成量
は、細胞破砕液および培地に′ついて高速液体クロマト
グラフィーで定量した。用いたユーカリ属植物は、Eu
caIyLIIs (IobIIlus%Eucaly
tIIs citriodors、Eucalyius
 cxlophylla、 Euealytus di
vss、 Eucxlytmspolybractea
および Eucalytus ad ka の6種類で ある。
結果は次のとおりであった。
(注)定量値単位:ff1g [+l : 28−0H−グリチルレチン酸βD−グル
コシルエステル [2] : 23.H−ジ0■−グリチルレチン酸βD
−グルコンルエステル +:ピークは検出されたが定量不能

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式で表されるグリチルレチン酸誘導体:
    ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子または水酸基、Glcはグルコー
    ス残基を表す)
  2. (2)グリチルレチン酸またはグリチルレチン酸塩を含
    む培地でユーカリ属植物の細胞を培養し、培養液より請
    求項1記載のグリチルレチン酸誘導体を採取することを
    特徴とする請求項1記載のグリチルレチン酸誘導体の製
    造法。
  3. (3)ユーカリ属植物としてEucalytus pe
    rriniana、Eucalytus globui
    us、Eucalytus citriodora、E
    uca−lytus calophylla、Euca
    lytus dives、Eucalytuspoly
    bractea、Eucalytus radiata
    のいずれかを用いる請求項2記載の製造法。
JP17799489A 1989-03-01 1989-07-12 グリチルレチン酸の誘導体およびその製造法 Pending JPH037300A (ja)

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JP1-46455 1989-03-01

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