JPH0375003B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0375003B2 JPH0375003B2 JP61200796A JP20079686A JPH0375003B2 JP H0375003 B2 JPH0375003 B2 JP H0375003B2 JP 61200796 A JP61200796 A JP 61200796A JP 20079686 A JP20079686 A JP 20079686A JP H0375003 B2 JPH0375003 B2 JP H0375003B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- oil
- thin
- resin
- wood board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、床材等の建築用仕上げ材や家具表面
材として使用される木質化粧材の製造方法に関す
るものである。 (従来技術とその問題点) 従来から木材は、加工性の良好なことや杢目の
美麗さ等の利点を有することから化粧材その他の
内装材や家具等に広く使用されているが、多孔質
であつて損傷や摩耗、欠損、凹み、さらには毛羽
立ちが発生し、又、汚染物質の吸着や変色が生じ
て短期間で汚損するという問題点があつた。 このため、木材表面に塗膜を施すことが行われ
ているが、上記問題点を解消するには木材表面に
厚さ30μ以上の均一な塗膜を設ける必要があると
いわれている。その結果、該塗膜によつて木材表
面に必要以上の艶が生じ、素材感のある外観を損
なうことになり、又、このような厚さの塗膜を施
すには、下塗りと乾燥工程を繰り返し行わねばな
らず、生産性が低下するという問題点があつた。 このような問題点をなくして耐久性を向上させ
るために、木材の微細な空隙部に合成樹脂液を注
入、硬化させてなる所謂、WPC材が知られてい
るが、このような処理を施した木材においても、
木材組織や木材と合成樹脂との界面への水や汚染
物質の浸入防止には不充分であり、上記同様に表
面を均一な塗膜で被覆する必要が生じて木材の持
つ微細な杢目を生かすことができないという問題
点があつた。 本発明はこのような問題点を鑑みてなされたも
ので、木材本来の深みのあるオイルフイニツシユ
と呼ばれる油脂を刷り込んだアンテイツクな化粧
性を強調した外観を得ると共に表面塗膜によるこ
となく耐久性、特に、耐汚染性を向上させた木質
化粧材の製造方法を提供するものである。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明における木
質化粧材の製造方法は、木材成分中の水酸基をア
セチル化処理した木材薄板に親油性の合成樹脂液
を充填、硬化せた後、該合成樹脂注入処理木材薄
板の表層部に付着した合成樹脂を研削して上記処
理木材薄板の表面を露出させ、該露出表面に均一
な塗膜を形成しないように油脂を浸透、層着させ
ることを特徴とするものである。 木材薄板の樹種としては、針葉樹、広葉樹のい
ずれであつてもよいが、アセチル化処理及び樹脂
注入処理操作が容易に行えるようにするために
は、0.2〜10mm厚の木材薄板を使用することが好
ましい。 この木材薄板をアセチル化処理するには、該木
材薄板を無触媒下で、又は触媒として酢酸ナトリ
ウム、酢酸カリウム等の酢酸金属塩水溶液を含浸
させ、乾燥させた後、無水酢酸又は無水クロル酢
酸等の酢酸無水物反応液中に浸漬し、100〜150℃
の温度で数分ないし数時間、加熱することによ
り、木材成分中の水酸基を酢酸無水物のアセチル
基と置換させるものである。しかるのち、余剰の
反応液を排出するために脱液し、該木材薄板を洗
浄して乾燥する。 木材薄板の合成樹脂注入処理は、このアセチル
化処理後に行われる。 注入される樹脂液としては、親油性の不飽和ポ
リエステル、エポキシ樹脂、アクリルウレタン樹
脂等のプレポリマーやスチレンモノマー、メチル
メタアクリレート、スチレンオキシド、エピクロ
ルヒドリン等の重合性モノマーの単体又は混合液
が使用され、木材薄板に対する注入を容易にする
ために、必要に応じてトルエン、キシレン等の溶
媒で希釈してもよく、又、過酸化ベンゾイル等の
重合開始剤と可塑剤や適宜の着色剤を混合してお
いてもよい。 なお、このような樹脂液のうち、不飽和ポリエ
ステル樹脂等のプレポリマーをスチレンモノマー
等の重合性モノマーで希釈した樹脂液を使用する
と、木材薄板内に特に高充填率で注入でき、加
熱、硬化後の耐圧性、寸法安定性が良好となるも
のである。 このような樹脂液を木材薄板に注入する手段と
しては、浸漬法、或いは減圧法、加圧法、減圧加
圧法が採用され、注入後、木材薄板を80〜150℃
で数分〜数10分間、加熱、加圧して木材薄板内に
注入した樹脂液を硬化させる。 こうして得られた樹脂注入硬化処理木材薄板
は、次いで、その表層部を研削して表面に付着し
た余分な樹脂を除去すると共に木材薄板の表層部
を露出させることにより微細な杢目を現出させて
後述する油脂の浸透、付着を容易に行えるように
する。 この研削手段としては、サンドペーパー、ブラ
シサンダー、バフサンダー、サンドブラスト等の
単独又は組合せにより行われる。 このように、樹脂注入硬化処理を施した木材薄
板の表層部を研削すると、木材薄板内の樹脂注入
密度の差異により研削状態を異ならしめることが
できる。例えば、樹脂液に可塑剤を混入したもの
は、低密度部或いは木材の導管や春材部等の空隙
部が大きく研削されて杢目が浮き上がり調に形成
することができる。 樹脂注入硬化処理木材薄板の表面研削後、その
研削表面に油脂を塗布、浸透させる。 使用する油脂としては、亜麻仁油、桐油等の乾
性油、大豆油、ゴマ油等の半乾性油、脱水ヒマシ
油、マレイン油、異性化共役酸油、エステル合成
乾性油、スチレン化油、ウレタン化油、エポキシ
変成油等の合成乾性油、油性ワニス、油性フエノ
ール等であり、特に低分子量で木材薄板に対して
浸透性が良好なものが良い。 なお、上記油脂に適宜の溶剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、着色剤等を添加しておいてもよい。 塗布方法としては、スプレー、ロールコータ、
リバースコータ、デイツピングにより行い、塗布
後、塗布表面の余分な油脂を布やブラシで拭い取
る。この塗布工程は繰り返し行う必要はなく、又
従来の塗装のように硬化のための特別な装置を使
用する必要もない。 (作 用) 無処理の木材薄板は、その木材成分中に水酸基
を有しているために親水性で吸、放湿し易く、こ
の吸、放湿に伴つて大きく伸縮することになる
が、木材成分中の水酸基をアセチル化処理する
と、吸放湿がしにくくなり、木材薄板の寸法変化
が小さくなるばかりでなく、親油性に近づくので
木材薄板内の微細空隙への注入樹脂液の浸透が促
進され、木材細胞壁内や細胞壁界面においても注
入樹脂液の硬化が生じて充填が良好となる。 その結果、木材の微細な杢目部にも樹脂や着色
剤が浸入して深みがでると共に木材が水分と殆ど
反応しなくなり、さらに、注入樹脂によつて水分
の浸透が阻止される。 又、このように樹脂注入硬化処理を施したアセ
チル化木材薄板の表層部を研削して余剰の樹脂を
除去すると共に木材表面を露出させ、該露出表面
に油脂を塗布、浸透させるので、木材細胞壁側へ
の浸透、密着がなされ杢目が強調されるとともに
前記の樹脂の充填と相俟つて濡れ色の深みのある
化粧性が得られると共に撥水性の向上や木質部の
汚染物質に対する不活性化が図られて、耐水性、
耐候性が向上すると共に長期に亘り美麗な外観を
呈するものである。 (実施例) 次に本発明の具体的な実施例を示す。 実施例 1 厚さ1.5mmのナラ単板を無水酢酸(反応薬剤)
に浸漬して125℃、無触媒下で1時間加熱してア
セチル化処理した後、洗浄、乾燥してアセチル基
含有率14%のアセチル化処理木材薄板を得た。 このアセチル化処理木材薄板に、不飽和ポリエ
ステル100重量部にジブチルフタレート10重量部
と過酸化ベンゾイル1重量部を添加してなる樹脂
液を減圧、加圧によつて注入したのち、ホツトプ
レスにより130℃で20分間、熱圧し、重合硬化さ
せて樹脂注入アセチル化処理木材薄板を得た。 次いで、この樹脂注入アセチル化処理木材薄板
の表層に付着した樹脂を研削して除去したのち、
水性ビニルウレタン接着剤を介して合板に接着
し、さらに、化粧面となる表面をサンドペーパー
(#240)で研磨して木材薄板の表層部を露出させ
たのち、表面に桐油を10g/尺2の割合で塗布、
浸透させ、20〜30分間放置後、ウエスにて表面に
付着している桐油を拭い取り、しかるのち、48時
間常温で放置して乾燥して化粧材を得た。 実施例 2 厚さ1.5mmのナラ単板に注入する樹脂液として、
前記実施例で使用した樹脂液に0.05重量%の油性
染料(褐色)を添加したものを使用し、油脂とし
て、亜麻仁油にシクロペンタジエンを添加した合
成乾性油(CPオイル)にオクチル酸コバルトを
1重量%添加したものを使用して前記実施例と同
様な処理を施すことにより化粧材を得た。 比較例 1 厚さ1.5mmのナラ単板をアセチル化処理や樹脂
注入処理を施すことなく、その表面に市販のウレ
材として使用される木質化粧材の製造方法に関す
るものである。 (従来技術とその問題点) 従来から木材は、加工性の良好なことや杢目の
美麗さ等の利点を有することから化粧材その他の
内装材や家具等に広く使用されているが、多孔質
であつて損傷や摩耗、欠損、凹み、さらには毛羽
立ちが発生し、又、汚染物質の吸着や変色が生じ
て短期間で汚損するという問題点があつた。 このため、木材表面に塗膜を施すことが行われ
ているが、上記問題点を解消するには木材表面に
厚さ30μ以上の均一な塗膜を設ける必要があると
いわれている。その結果、該塗膜によつて木材表
面に必要以上の艶が生じ、素材感のある外観を損
なうことになり、又、このような厚さの塗膜を施
すには、下塗りと乾燥工程を繰り返し行わねばな
らず、生産性が低下するという問題点があつた。 このような問題点をなくして耐久性を向上させ
るために、木材の微細な空隙部に合成樹脂液を注
入、硬化させてなる所謂、WPC材が知られてい
るが、このような処理を施した木材においても、
木材組織や木材と合成樹脂との界面への水や汚染
物質の浸入防止には不充分であり、上記同様に表
面を均一な塗膜で被覆する必要が生じて木材の持
つ微細な杢目を生かすことができないという問題
点があつた。 本発明はこのような問題点を鑑みてなされたも
ので、木材本来の深みのあるオイルフイニツシユ
と呼ばれる油脂を刷り込んだアンテイツクな化粧
性を強調した外観を得ると共に表面塗膜によるこ
となく耐久性、特に、耐汚染性を向上させた木質
化粧材の製造方法を提供するものである。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明における木
質化粧材の製造方法は、木材成分中の水酸基をア
セチル化処理した木材薄板に親油性の合成樹脂液
を充填、硬化せた後、該合成樹脂注入処理木材薄
板の表層部に付着した合成樹脂を研削して上記処
理木材薄板の表面を露出させ、該露出表面に均一
な塗膜を形成しないように油脂を浸透、層着させ
ることを特徴とするものである。 木材薄板の樹種としては、針葉樹、広葉樹のい
ずれであつてもよいが、アセチル化処理及び樹脂
注入処理操作が容易に行えるようにするために
は、0.2〜10mm厚の木材薄板を使用することが好
ましい。 この木材薄板をアセチル化処理するには、該木
材薄板を無触媒下で、又は触媒として酢酸ナトリ
ウム、酢酸カリウム等の酢酸金属塩水溶液を含浸
させ、乾燥させた後、無水酢酸又は無水クロル酢
酸等の酢酸無水物反応液中に浸漬し、100〜150℃
の温度で数分ないし数時間、加熱することによ
り、木材成分中の水酸基を酢酸無水物のアセチル
基と置換させるものである。しかるのち、余剰の
反応液を排出するために脱液し、該木材薄板を洗
浄して乾燥する。 木材薄板の合成樹脂注入処理は、このアセチル
化処理後に行われる。 注入される樹脂液としては、親油性の不飽和ポ
リエステル、エポキシ樹脂、アクリルウレタン樹
脂等のプレポリマーやスチレンモノマー、メチル
メタアクリレート、スチレンオキシド、エピクロ
ルヒドリン等の重合性モノマーの単体又は混合液
が使用され、木材薄板に対する注入を容易にする
ために、必要に応じてトルエン、キシレン等の溶
媒で希釈してもよく、又、過酸化ベンゾイル等の
重合開始剤と可塑剤や適宜の着色剤を混合してお
いてもよい。 なお、このような樹脂液のうち、不飽和ポリエ
ステル樹脂等のプレポリマーをスチレンモノマー
等の重合性モノマーで希釈した樹脂液を使用する
と、木材薄板内に特に高充填率で注入でき、加
熱、硬化後の耐圧性、寸法安定性が良好となるも
のである。 このような樹脂液を木材薄板に注入する手段と
しては、浸漬法、或いは減圧法、加圧法、減圧加
圧法が採用され、注入後、木材薄板を80〜150℃
で数分〜数10分間、加熱、加圧して木材薄板内に
注入した樹脂液を硬化させる。 こうして得られた樹脂注入硬化処理木材薄板
は、次いで、その表層部を研削して表面に付着し
た余分な樹脂を除去すると共に木材薄板の表層部
を露出させることにより微細な杢目を現出させて
後述する油脂の浸透、付着を容易に行えるように
する。 この研削手段としては、サンドペーパー、ブラ
シサンダー、バフサンダー、サンドブラスト等の
単独又は組合せにより行われる。 このように、樹脂注入硬化処理を施した木材薄
板の表層部を研削すると、木材薄板内の樹脂注入
密度の差異により研削状態を異ならしめることが
できる。例えば、樹脂液に可塑剤を混入したもの
は、低密度部或いは木材の導管や春材部等の空隙
部が大きく研削されて杢目が浮き上がり調に形成
することができる。 樹脂注入硬化処理木材薄板の表面研削後、その
研削表面に油脂を塗布、浸透させる。 使用する油脂としては、亜麻仁油、桐油等の乾
性油、大豆油、ゴマ油等の半乾性油、脱水ヒマシ
油、マレイン油、異性化共役酸油、エステル合成
乾性油、スチレン化油、ウレタン化油、エポキシ
変成油等の合成乾性油、油性ワニス、油性フエノ
ール等であり、特に低分子量で木材薄板に対して
浸透性が良好なものが良い。 なお、上記油脂に適宜の溶剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、着色剤等を添加しておいてもよい。 塗布方法としては、スプレー、ロールコータ、
リバースコータ、デイツピングにより行い、塗布
後、塗布表面の余分な油脂を布やブラシで拭い取
る。この塗布工程は繰り返し行う必要はなく、又
従来の塗装のように硬化のための特別な装置を使
用する必要もない。 (作 用) 無処理の木材薄板は、その木材成分中に水酸基
を有しているために親水性で吸、放湿し易く、こ
の吸、放湿に伴つて大きく伸縮することになる
が、木材成分中の水酸基をアセチル化処理する
と、吸放湿がしにくくなり、木材薄板の寸法変化
が小さくなるばかりでなく、親油性に近づくので
木材薄板内の微細空隙への注入樹脂液の浸透が促
進され、木材細胞壁内や細胞壁界面においても注
入樹脂液の硬化が生じて充填が良好となる。 その結果、木材の微細な杢目部にも樹脂や着色
剤が浸入して深みがでると共に木材が水分と殆ど
反応しなくなり、さらに、注入樹脂によつて水分
の浸透が阻止される。 又、このように樹脂注入硬化処理を施したアセ
チル化木材薄板の表層部を研削して余剰の樹脂を
除去すると共に木材表面を露出させ、該露出表面
に油脂を塗布、浸透させるので、木材細胞壁側へ
の浸透、密着がなされ杢目が強調されるとともに
前記の樹脂の充填と相俟つて濡れ色の深みのある
化粧性が得られると共に撥水性の向上や木質部の
汚染物質に対する不活性化が図られて、耐水性、
耐候性が向上すると共に長期に亘り美麗な外観を
呈するものである。 (実施例) 次に本発明の具体的な実施例を示す。 実施例 1 厚さ1.5mmのナラ単板を無水酢酸(反応薬剤)
に浸漬して125℃、無触媒下で1時間加熱してア
セチル化処理した後、洗浄、乾燥してアセチル基
含有率14%のアセチル化処理木材薄板を得た。 このアセチル化処理木材薄板に、不飽和ポリエ
ステル100重量部にジブチルフタレート10重量部
と過酸化ベンゾイル1重量部を添加してなる樹脂
液を減圧、加圧によつて注入したのち、ホツトプ
レスにより130℃で20分間、熱圧し、重合硬化さ
せて樹脂注入アセチル化処理木材薄板を得た。 次いで、この樹脂注入アセチル化処理木材薄板
の表層に付着した樹脂を研削して除去したのち、
水性ビニルウレタン接着剤を介して合板に接着
し、さらに、化粧面となる表面をサンドペーパー
(#240)で研磨して木材薄板の表層部を露出させ
たのち、表面に桐油を10g/尺2の割合で塗布、
浸透させ、20〜30分間放置後、ウエスにて表面に
付着している桐油を拭い取り、しかるのち、48時
間常温で放置して乾燥して化粧材を得た。 実施例 2 厚さ1.5mmのナラ単板に注入する樹脂液として、
前記実施例で使用した樹脂液に0.05重量%の油性
染料(褐色)を添加したものを使用し、油脂とし
て、亜麻仁油にシクロペンタジエンを添加した合
成乾性油(CPオイル)にオクチル酸コバルトを
1重量%添加したものを使用して前記実施例と同
様な処理を施すことにより化粧材を得た。 比較例 1 厚さ1.5mmのナラ単板をアセチル化処理や樹脂
注入処理を施すことなく、その表面に市販のウレ
【表】
【表】
上記表1及び2において、耐汚染性1、2及び
耐水性、耐侯性は次のようなテストにより行つ
た。 耐汚染性1:JAS−A試験に準じて赤クレヨン、
黒マジツク、青インクを塗布後、拭き取
る。 耐汚染性2:水性インクを5倍に希釈し、この希
釈液に40℃、24時間浸漬したのち、洗浄
した。 耐水性:80℃の温水に2時間浸漬したのち乾燥す
る工程を3回繰り返した。 耐侯性:屋外に3か月、曝露した。 又、上記実施例1及び2で得られた化粧材の外
観は、比較例1で得られた化粧材に比べて細い杢
目模様が顕現して素材感が損なわれず、特に、実
施例2では、染料のにじみによる深みのある化粧
が強調されており、さらに、アセチル化処理によ
つて木材細胞に対する注入樹脂の密着が良好とな
り、単に樹脂注入硬化処理された通常のWPCを
はるかに上回る耐久性を有するものである。 (発明の効果) 以上のように本発明による木質化粧材の製造方
法は、木材成分中の水酸基をアセチル化処理した
木材薄板に親油性の合成樹脂液を充填、硬化させ
た後、該合成樹脂注入処理木材薄板の表層部に付
着した合成樹脂を研削して上記処理木材薄板の表
面を露出させ、該露出表面に均一な塗膜を形成し
ないように油脂を浸透、層着させることを特徴と
するものであるから、木材成分中の水酸基をアセ
チル化処理するので、吸放湿がしにくくなり、木
材薄板の寸法変化が小さくなるばかりでなく、親
油性に近づくので木材薄板内の微細空隙への注入
基脂液の浸透が促進され、木材細胞壁内や細胞壁
界面においても注入樹脂液の密着、硬化が生じて
充填が良好に行われるものである。 さらに、樹脂注入硬化処理を施したアセチル化
木材薄板の表層部を研削して余剰の樹脂を除去す
ると共に木材表面を露出させ、該露出表面に油脂
を塗布、浸透させるので、木材細胞壁側への油脂
の浸透、密着がなされ、撥水性の向上や木質部の
汚染物質に対する不活性化が図られて、耐水性、
耐候性が向上すると共に塗膜を施した従来の木質
化粧板に比べて素材感が損なわずに微細な杢目ま
で顕現して深みのある美麗な木質化粧板を得るこ
とができるものであり、その上、従来の塗装木質
化粧板のような下塗りと乾燥工程を繰り返す必要
がないので、生産性の向上を図ることができるも
のである。 又、塗装木質化粧板や単に樹脂注入硬化処理を
施した従来の化粧板に比べて、耐汚損性、耐水
性、耐候性が著しく向上し、長期に亘つて美麗な
外観を呈すると共に、生地仕上げや浮造り仕上げ
等のような塗装仕上げにそぐわない用途にも供す
ることができ、しかも、市販のワツクス等で補修
が可能となつて良好な化粧性を維持できるもので
ある。
耐水性、耐侯性は次のようなテストにより行つ
た。 耐汚染性1:JAS−A試験に準じて赤クレヨン、
黒マジツク、青インクを塗布後、拭き取
る。 耐汚染性2:水性インクを5倍に希釈し、この希
釈液に40℃、24時間浸漬したのち、洗浄
した。 耐水性:80℃の温水に2時間浸漬したのち乾燥す
る工程を3回繰り返した。 耐侯性:屋外に3か月、曝露した。 又、上記実施例1及び2で得られた化粧材の外
観は、比較例1で得られた化粧材に比べて細い杢
目模様が顕現して素材感が損なわれず、特に、実
施例2では、染料のにじみによる深みのある化粧
が強調されており、さらに、アセチル化処理によ
つて木材細胞に対する注入樹脂の密着が良好とな
り、単に樹脂注入硬化処理された通常のWPCを
はるかに上回る耐久性を有するものである。 (発明の効果) 以上のように本発明による木質化粧材の製造方
法は、木材成分中の水酸基をアセチル化処理した
木材薄板に親油性の合成樹脂液を充填、硬化させ
た後、該合成樹脂注入処理木材薄板の表層部に付
着した合成樹脂を研削して上記処理木材薄板の表
面を露出させ、該露出表面に均一な塗膜を形成し
ないように油脂を浸透、層着させることを特徴と
するものであるから、木材成分中の水酸基をアセ
チル化処理するので、吸放湿がしにくくなり、木
材薄板の寸法変化が小さくなるばかりでなく、親
油性に近づくので木材薄板内の微細空隙への注入
基脂液の浸透が促進され、木材細胞壁内や細胞壁
界面においても注入樹脂液の密着、硬化が生じて
充填が良好に行われるものである。 さらに、樹脂注入硬化処理を施したアセチル化
木材薄板の表層部を研削して余剰の樹脂を除去す
ると共に木材表面を露出させ、該露出表面に油脂
を塗布、浸透させるので、木材細胞壁側への油脂
の浸透、密着がなされ、撥水性の向上や木質部の
汚染物質に対する不活性化が図られて、耐水性、
耐候性が向上すると共に塗膜を施した従来の木質
化粧板に比べて素材感が損なわずに微細な杢目ま
で顕現して深みのある美麗な木質化粧板を得るこ
とができるものであり、その上、従来の塗装木質
化粧板のような下塗りと乾燥工程を繰り返す必要
がないので、生産性の向上を図ることができるも
のである。 又、塗装木質化粧板や単に樹脂注入硬化処理を
施した従来の化粧板に比べて、耐汚損性、耐水
性、耐候性が著しく向上し、長期に亘つて美麗な
外観を呈すると共に、生地仕上げや浮造り仕上げ
等のような塗装仕上げにそぐわない用途にも供す
ることができ、しかも、市販のワツクス等で補修
が可能となつて良好な化粧性を維持できるもので
ある。
Claims (1)
- 1 木材成分中の水酸基をアセチル化処理した木
材薄板に親油性の合成樹脂液を充填、硬化させた
後、該合成樹脂注入処理木材薄板の表層部に付着
した合成樹脂を研削して上記処理木材薄板の表面
を露出させ、該露出表面に均一な塗膜を形成しな
いように油脂を浸透、層着させることを特徴とす
る木材化粧材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20079686A JPS6356403A (ja) | 1986-08-27 | 1986-08-27 | 木質化粧材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20079686A JPS6356403A (ja) | 1986-08-27 | 1986-08-27 | 木質化粧材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6356403A JPS6356403A (ja) | 1988-03-11 |
| JPH0375003B2 true JPH0375003B2 (ja) | 1991-11-28 |
Family
ID=16430331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20079686A Granted JPS6356403A (ja) | 1986-08-27 | 1986-08-27 | 木質化粧材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6356403A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5338605A (en) * | 1976-09-21 | 1978-04-08 | Juken Sangyo | Method of enhancing grain for wood |
| JPS5839405A (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-08 | 門馬 将信 | 非退色性木材 |
-
1986
- 1986-08-27 JP JP20079686A patent/JPS6356403A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6356403A (ja) | 1988-03-11 |
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