JPH0375169B2 - - Google Patents

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JPH0375169B2
JPH0375169B2 JP58036988A JP3698883A JPH0375169B2 JP H0375169 B2 JPH0375169 B2 JP H0375169B2 JP 58036988 A JP58036988 A JP 58036988A JP 3698883 A JP3698883 A JP 3698883A JP H0375169 B2 JPH0375169 B2 JP H0375169B2
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、人体の動脈から発生する脈波を好適
に検出する脈波検出装置に関するものである。
従来の技術 たとえば、血圧測定に際して人体の一部をカフ
にて圧迫すると、そのカフ内には人体の心拍に同
期した圧力振動が発生する。たとえば、JIS T
1115に規定されているようなオシロメトリツク式
血圧測定装置においては、その圧力振動を脈波と
して検出し、その圧力振動の振幅変化に基づいて
血圧測定が行われるのであるが、その圧力振動に
は、心拍に同期して動脈から発生する脈波が基本
的に含まれるだけでなく、その高調波や被測定者
の体動に関連して発生するモーシヨンアーチフア
クトノイズなどが含まれる。このため、測定精度
を高めるなどのために、脈波を周波数的に弁別す
る帯域フイルタに上記圧力振動を表す信号を通す
ことによりノイズを除去し、その帯域フイルタか
らの出力信号を脈波信号として血圧測定回路に供
給することが行われている。
発明が解決すべき課題 ところで、ノイズを除去するために従来用いら
れていた上記帯域フイルタは帯域幅が一定であ
り、しかも、たとえば老人から子供に到るまでの
幅広い測定対象者に対して血圧測定を可能とする
ため、上記帯域フイルタは帯域幅が比較的広く設
定されていた。このため、このような帯域フイル
タでは、ノイズ成分が充分に除去されないことか
ら、帯域フイルタを通過した信号には、心拍に同
期した脈波だけではなく、それ以外のノイズ成分
が加わる場合があるため、血圧測定などに際して
は、そのノイズによつて測定精度が得られない場
合があつた。
本発明は以上の事情を背景として為されたもの
であり、その目的とするところは、心拍に同期し
て発生する脈波を好適に検出する脈波検出装置を
提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するための本発明の要旨とす
るところは、心拍に同期して発生する脈波を検出
するための脈波検出装置であつて、(a)前記心拍に
同期した動脈壁の運動に関連する振動を検出し、
その振動を表す振動信号を出力する振動センサ
と、(b)前記振動信号から脈搏周期または単位時間
当たりの脈搏数を検出する脈搏検出手段と、(c)予
め記憶された脈搏周期または単位時間当りの脈搏
数と脈波の基本周波数との関係から、前記脈搏検
出手段により検出された脈搏周期または単位時間
当たりの脈搏数に基づいて、実際の脈波の基本周
波数を演算する脈波基本周波数演算手段と、(d)基
本周波数が異なる脈波をそれぞれ弁別するための
周波数帯域が異なる複数種類の狭帯域のフイルタ
と、(e)それら複数種類のフイルタの中前記実際の
脈波の基本周波数を備えた信号を弁別するのに適
したフイルタを選択して前記振動信号を通過さ
せ、その振動信号から前記実際の脈波を表す信号
を弁別するフイルタ選択手段とを、含むことにあ
る。
作 用 このようにすれば、第4図のクレーム対応図に
も示すように、脈波基本周波数演算手段におい
て、予め記憶された脈搏周期または単位時間当り
の脈搏数と脈波の基本周波数との関係から、前記
脈搏検出手段により検出された脈搏周期または単
位時間当たりの脈搏数に基づいて、実際の脈波の
基本周波数が算出されると、フイルタ選択手段に
おいて、基本周波数が異なる脈波をそれぞれ弁別
するための周波数帯域が異なる複数種類の狭帯域
のフイルタの中から、前記実際の脈波の基本周波
数を備えた信号を弁別するのに適したフイルタが
選択されるとともに前記振動信号が通過させられ
ることにより、振動信号から前記実際の脈波を表
す信号が弁別される。
発明の効果 このように、実際の脈波の基本周波数に適合し
た狭帯域のフイルタを振動信号が通過させられる
ので、ノイズが好適に除去された脈波が得られ
る。したがつて、そのような脈波をたとえば血圧
測定に用いることにより、高い測定精度が得られ
るのである。
ここにおいて、カフ内の圧力振動に含まれる脈
波は、人体の搏動に同期して出現するものであ
る。一方、従来の血圧測定に使用されるコロトコ
フ音(K音)も人体の搏動に同期して出現するも
のであるが、その基本波の周波数は一般に40Hz付
近であつて、被測定者の搏動数または搏動周期と
は全く相関関係が存在しないのである。ところ
が、本発明者が第1図の脈波の周波数を解析した
結果、第2図に示されるように、その脈波の基本
周波数は各ピークにおけるそれぞれの周波数値の
うちの最小周波数を有し、その基本周波数と被測
定者の搏動数または単位時間当りの搏動周期との
間には、第3図に示される直線的な相関関係が成
立することが明らかになつたのである。本発明に
おいては、カフ内の圧力振動に含まれる脈波が被
測定者の搏動周期または搏動数との相関関係に基
づいて、被測定者毎に採取される脈波の基本周波
数が容易に決定されるところに重用な意義がある
のである。たとえば、従来の技術をもつて予め用
意した複数の狭帯域フイルタを選択しようとすれ
ば、被測定者毎に脈波を採取して、それを高価且
つ大型な周波数分析器(スペクトルアナライザ)
を用いて基本周波数を決定しなければならなかつ
たのである。
そして、前記カフ内の圧力振動は脈波によつて
主体的に構成されるので、前記搏動周期または単
位時間当りの搏動数は、その圧力振動に基づいて
搏動(脈波の発生)を検出することによつて検出
されても良いが、良く知られた心電計または脈搏
計の出力信号を利用して検出されても良いのであ
る。
前記第3図の予め求められた関係は、関数式に
よつて予め準備され、その関数式と搏動信号とに
基づいて基本周波数が算出されても良いが、予め
求められた関係がテーブル(表)として予め準備
され、そのテーブルと実際の搏動周期または単位
時間当りの搏動数とによつて論理演算されること
により、実際の基本周波数が決定されても良いの
である。
また、複数種類の狭帯域のフイルタは、それぞ
れ信号の伝達経路において高域及び低域を規制す
る個々のフイルタの組み合わせによつて構成され
ても良く、また通過許容周波数帯域が部分的に重
複していても良いことは勿論である。
実施例 以下、本発明の脈波検出装置の一例が適用され
たオシロメトリツク式自動血圧測定装置を図面に
基づいて詳細に説明する。
第5図において、10は上搏部、大腿部等の人
体の一部に巻き付けられる良く知られた長手袋状
のカフであり、このカフ10には、カフ10内に
空気を圧送する空気ポンプ12、カフ10内の圧
力を検出しその圧力を表わす圧力信号SPを出力
する圧力センサ14、カフ10内の空気を排気し
てカフ10内の圧力を急激に下げるための急速排
気弁16、及びカフ10内の空気を徐々に排気し
てカフ10内の圧力降下を血圧測定に適した降下
速度とする定速排気弁18が並列に接続されてい
る。尚、20は定速排気弁18とカフ10との間
に介挿されて、定速排気時の圧力降下速度を決定
する絞りである。
前記圧力信号SPは、増幅器22を経てローパ
スフイルタ24、第1フイルタ26、第2フイル
タ28、第3フイルタ30、第4フイルタ32、
及び波形整形回路34に供給される。ローパスフ
イルタ24は、圧力信号SPに含まれるカフ10
の静的圧力値に対応する信号のみを通過させるた
めのものであつて、交流成分(振動成分)が除去
された圧力値信号PVをA/Dコンバータ36に
供給し、A/Dコンバータ36は圧力値信号PV
が表わす圧力値をコード信号に変換してI/Oポ
ート38に供給する。
第1フイルタ26、第2フイルタ28、第3フ
イルタ30、及び第4フイルタ32は、それぞれ
通過許容周波数帯域が異なる狭帯域のフイルタで
あつて、第6図に示されるように、それ等の帯域
が連なることによつて脈波の基本周波数の個人差
によるばらつき範囲がカバーされている。すなわ
ち、一般に脈波の基本周波数は被測定者によつて
0.67〜3.33Hz程度にばらつくのであるが、たとえ
ば、その範囲が2.6〜3.33Hzの通過許容帯域を備
えた第1フイルタ26と、2.0〜2.6Hzの通過許容
帯域を備えた第2フイルタ28と、1.4〜2.0Hzの
通過許容帯域を備えた第3フイルタ30と、0.67
〜1.4Hzの通過許容帯域を備えた第4フイルタ3
2とによつてカバーされているのである。そし
て、それ等フイルタ26,28,30,32は、
圧力信号SP中に自己の通過許容帯域の脈波が存
在するとき、その脈波を表わす脈波信号SMをマ
ルチプレクサ40の各ポートP1,P2,P3,P4
それぞれ供給する。
波形整形回路34は、入力された圧力信号SP
から被測定者の搏動(脈搏)に同期したパルス状
の脈信号PPを形成して、脈搏周期演算回路44
に供給する。すなわち、圧力信号SPが表わすカ
フ10の圧力振動は、第1図に示されるように、
被測定者の脈搏に同期して発生する脈波によつて
主体的に構成されているので、そのピークまたは
ピーク付近のレベルを検知することによつて被測
定者の脈搏に同期した第7図に示されるパルス信
号に整形し、それを表わす脈信号PPを脈搏周期
演算回路44に供給するのである。
脈搏周期演算回路44は、脈信号PPの周期T
を演算し、実際の被測定者の脈搏周期Tを表わす
脈搏信号である周期信号SYをフイルタ選択回路
46に供給する。通常、脈搏周期演算回路44
は、基準信号発生器とその基準信号発生器からの
信号を計数するとともに脈信号PPによつてリセ
ツトされそのリセツト時における計数内容を周期
信号SYとして出力するカウンタとから構成され、
脈信号PPのパルス発生周期が検出されるように
なつている。すなわち、波形整形回路34および
脈搏周期演算回路44が脈搏検出手段を形成して
いるのである。
フイルタ選択回路46は脈波基本周波数演算手
段であつて、周期信号SYが表わす被測定者の脈
搏周期Tに基づいて、セレクト信号SLをマルチ
プレクサ40のポートセレクト端子PSに供給す
る。マルチプレクサ40は、セレクト信号SLに
基づいてその入力ポートP1〜P4のいずれかを択
一的に選択し、そこに供給されている脈波信号
SMをA/Dコンバータ48に通過させるのであ
る。すなわち、フイルタ選択回路46には、第3
図に示された搏動周期Tと脈波の基本周波数Fと
の関係を表わすテーブルが予め記憶されており、
そのテーブルと周期信号SYとから論理演算によ
つて、脈波の基本周波数Fが決定され、その基本
周波数Fを有する脈波を弁別するのに適した濾波
特性を有するフイルタを選択するためのセレクト
信号SLが出力される。例えば周期信号SYが表わ
す周期Tが0.38以下である場合には入力ポートP1
を、周期Tが0.38〜0.5である場合には入力ポー
トP2を、周期Tが0.5〜0.7である場合には入力ポ
ートP3を、周期Tが0.7以上である場合には入力
ポートP4を選択させるためのセレクト信号SLが、
フイルタ選択回路46から出力されるのである。
したがつて、フイルタ26,28,30,32お
よびマルチプレクサ40が実際の脈波の基本周波
数Fに適したフイルタを選択するフイルタ選択手
段を形成するとともに、このフイルタ選択手段と
前記脈搏検出手段および演算手段とが脈波弁別装
置47を形成しているのである。尚、フイルタ選
択回路46には単位時間当りの搏動数と脈波の基
本周波数との関係を表わすテーブルが予め記憶さ
れており、脈搏検出手段が実際の搏動数を検出
し、その搏動数に基づいて基本周波数が決定され
てもよいのである。
前記A/Dコンバータ48は、脈波信号SMを
コード信号に変換してI/Oポート38に供給す
る一方、I/Oポート38には、起動スイツチ5
0からその押圧操作によつて起動信号SSが供給
されるようになつている。I/Oポート38に
は、データバスを介してCPU52、ROM54、
RAM56が接続されている。CPU52は、
ROM54に予め記憶されたプログラムに従つ
て、RAM56の一時記憶機能を利用しつつ信号
処理し、前記空気ポンプ12、急速排気弁16、
及び定速排気弁18に、それぞれポンプ起動信号
AP、急速排気信号EQ、及び定速排気信号ESを
供給するとともに、A/Dコンバータ48から供
給される脈波信号SMの大きさの変化に基づいて
血圧値を決定し、血圧表示装置58に測定された
血圧を表示させるための血圧値信号SDを供給す
る。従つて、それ等CPU52、ROM54、
RAM56、及び血圧表示装置58等が血圧測定
手段を形成している。
以下、本実施例の作動を第8図に示されたフロ
ーチヤートに従つて説明する。
先ず、ステツプS1が実行され、起動スイツチ
50が操作されたか否かが判断される。起動スイ
ツチ50が操作されない間はステツプS1の実行
が繰り返されるが、起動スイツチ50が操作され
て起動信号SSがI/Oポート38に供給される
とステツプS2が実行される。ステツプS2にお
いては、急速排気弁16及び定速排気弁18への
急速排気信号EQ及び定速排気信号ESの供給が禁
止されて、それ等急速排気弁16及び定速排気弁
18が閉じられるとともに、空気ポンプ12にポ
ンプ起動信号APが供給されて空気ポンプ12が
駆動される。この結果、第9図のO−A区間に示
されるように、カフ10内の圧力が上昇させられ
る。
次にステツプS3が実行され、圧力値信号PV
が表すカフ10内の実際の圧力Pが、予め予想最
高血圧以上に設定された最大圧力PMを上回つた
か否かが判断される。実際の圧力Pが最大圧力
PMよりも小さい場合にはステツプS3の実行が
繰り返されるが、実際の圧力Pが最大圧力PMを
上回ると同時にステツプS4が実行され、それま
で空気ポンプ12に供給されていたポンプ起動信
号APの出力が禁止されて空気ポンプ12の駆動
が停止される。そして、ステツプS5が実行さ
れ、定速排気信号ESが定速排気弁18に供給さ
れて定速排気弁18が開かれ、カフ10内の圧力
降下が開始される。第9図のA点はこの状態を示
す。
その後、ステツプS6が実行されて血圧測定が
為され、血圧表示装置58において最高血圧値及
び最低血圧値が表示される。
ここで、斯るステツプS6における血圧測定に
おいては所謂振動法が用いられ、脈派信号SMが
表わす脈波の大きさに基づいて血圧値が測定され
るので、測定精度を維持するためにはカフ10の
圧力振動に含まれる脈波を正確に取り出したもの
でなければならない。すなわち、カフ10の圧力
振動には、脈波の基本波の他に脈波の第2、第3
等の高次の高調波及び被測定者が動くことによつ
て発生するモーシヨンアーチフアクト等の種々の
ノイズが含まれているため、脈波の基本周波数を
選択的に通過させる狭帯域フイルタを用いてカフ
10の圧力振動から脈波を弁別することが望まし
いのであるが、脈波の基本周波数は被測定者毎に
ばらつくことが経験的に知られており、従来その
ばらつきを吸収するために例えば0.8〜10Hz程度
の周波数の信号を通過させる帯域フイルタが用い
られていたのである。従つて、斯るフイルタを用
いても尚その帯域を通過するノイズが除去され得
ず、血圧測定精度が制限されていたのである。
しかしながら、本実施例によれば、カフ10内
の圧力が予め設定された最大圧力PMに近ずくに
従つて現われるカフ10の圧力振動に基づいて被
測定者の脈搏周期Tが検出されるとともに、その
脈搏周期Tと脈波の基本周波数との関係から実際
の脈波の基本周波数が決定され、更にその基本周
波数に適したフイルタが選択されることによつ
て、圧力信号SPが表わすカフ10の圧力振動か
ら脈波が血圧測定に先立つて好適に弁別されるの
である。すなわち、圧力信号SPが表わすカフ1
0の圧力振動は脈搏に同期する脈波によつて主体
的に構成されて、脈搏に同期した周期的な波形を
成すので、その周期的な波形を利用して波形整形
回路34がパルス状の脈搏信号PPに変換し、そ
の脈搏信号PPから被測定者の実際の脈搏周期T
が算出されて、その周期Tを表わす周期信号SY
が脈搏周期演算回路44からフイルタ選択回路4
6に供給される。そして、フイルタ選択回路46
において、前述のように第3図に示す記憶された
関係から実際の脈搏周期Tに基づいて脈波の基本
周波数Fが決定され、その基本周波数Fが有する
脈波を弁別するのに適した濾波特性を有するフイ
ルタを選択するためのセレクト信号SLが実際の
被測定者の脈搏周期Tに対応してマルチプレクサ
40に供給されるのである。例えば、被測定者の
実際の脈搏周期Tが0.6秒である場合には、入力
ポートP3を選択させるためのセレクト信号SLが
マルチプレクサ40に供給され、第3フイルタ3
0が選択されるのである。この第3フイルタ30
は、第6図に示されるように狭帯域のフイルタで
あるので、その被測定者の脈波の基本周波数付近
の信号のみをカフ10の圧力振動から弁別して
A/Dコンバータ48に供給する。この結果、脈
波の基本周波数が被測定者毎にばらついても、そ
の脈波の基本周波数付近の信号のみが血圧測定に
供せられ、高い血圧測定精度が得られるのであ
る。
第8図に戻つて、血圧測定が完了するとステツ
プS7が実行されて、急速排気弁16に急速排気
信号EQが供給される。このため、急速排気弁1
6が開かれてカフ10内の圧力が急速に降下させ
られる。第9図のE点はこの状態を示す。
この様に、本実施例によれば、被測定者毎に異
なる脈波の基本周波数が、スペクトルアナライザ
を用いることなくその被測定者の脈搏周期を検出
することによつて簡単に決定され、その決定され
た基本周波数に基づいて実際の脈波の基本周波数
付近の信号のみを通過させる狭帯域のフイルタが
選択される。従つて、カフ10の圧力振動に混在
する脈波の高次の高調波及びノイズが極めて容易
に除去され得、血圧測定精度が高く維持されるの
である。
次に、本発明の他の実施例が適用されたオシロ
メトリツク式自動血圧測定装置を説明する。尚、
前述の実施例と共通する部分には同一の符号を付
して説明を省略する。
第10図において、波形整形回路34から出力
されるパルス状の脈信号PPは、I/Oポート3
8に直接供給され、その脈信号PPに基づいて、
マルチプレクサ40の入力ポートP1〜P4を選択
するためのセレクト信号SLは、予めROM54に
記憶されたプログラムに従つて決定されるように
なつている。
すなわち、斯る決定処理を為すための作動を第
11図に示される基本周波数決定サブルーチンの
フローチヤートに従つて説明すると、先ず、脈搏
検出手段としてのステツプSS1が実行されて脈
信号PPに基づいて脈搏周期Tが算出されるとと
もに、脈波基本周波数演算手段としてのステツプ
SS2が実行されてその脈搏周期Tに基づいて実
際の基本周波数Fが決定される。すなわち、第3
図に示される脈波の基本周波数と搏動周期との関
係を表わすテーブルが予めROM54に記憶され
ており、ステツプSS1にて決定された脈搏周期
Tとそのテーブルから実際の脈波の基本周波数F
が決定されるのである。そして、ステツプSS3
が実行されて、実際の基本周波数Fが予め定めら
れた周波数F1よりも大きいか否かが判断される。
実際の脈波の基本周波数Fが予め定められた周波
数F1よりも大きい場合にはステツプSS4が実行
され、第1フイルタ26からの出力信号の通過を
許容するために入力ポートP1を選択するセレク
ト信号SLを、I/Oポート38からマルチプレ
クサ40に供給する。ステツプSS3において、
実際の基本周波数Fが予め定められた周波数F1
よりも小さい場合には、その実際の基本周波数F
が予め定められた周波数F1とF2との間にあるか
否かが判断される。実際の基本周波数Fがそれ等
の間にあればステツプSS6が実行され、第2フ
イルタ28の出力の通過を許容するために、入力
ポートP2を選択するためのセレクト信号SLをマ
ルチプレクサ40に供給する。ステツプSS5に
おいて実際の基本周波数Fが予め定められた周波
数F2よりも更に小さい場合にはステツプSS7が
実行され、実際の基本周波数Fが予め定められた
周波数F2とF3との間にあるか否かが判断される。
実際の基本周波数Fがそれ等の間にあればステツ
プSS8が実行され、入力ポートP3を選択するた
めのセレクト信号SLがマルチプレクサ40に供
給されるが、実際の基本周波数Fが予め定められ
た周波数F3よりも小さい場合には、入力ポート
P4を選択するためのセレクト信号SLがマルチプ
レクサ40に供給されるのである。すなわち、ス
テツプSS3乃至SS9がフイルタ26,28,3
0,32、マルチプレクサ40とともにフイルタ
選択手段を形成しているのである。尚、ステツプ
SS2において、脈波の基本周波数と脈搏周期T
との関係が関数式によつて予めROM54に記憶
されており、その関数式とステツプSS1におい
て決定された脈搏周期Tとに基づいて脈波の基本
周波数Fを算出するようにしても良いことは勿論
である。
以上のステツプSS1乃至SS9から成るサブル
ーチンは、脈波がカフ10の圧力振動として捕え
られる状態以後であつて、血圧測定が開始される
前に実行されれば良いので、第8図のフローチヤ
ートにおいてそのステツプS1からステツプS6
の間のいずれかに介挿されて前述の実施例と同様
の血圧測定作動が為されるのである。
このように、本実施例によれば、実際の脈波の
基本周波数Fが容易に決定されるとともに、その
基本周波数Fに適した狭帯域フイルタが選択され
るので、前述の実施例と同様の効果が得られるの
に加えて、脈搏周期Tおよび実際の脈波の基本周
波数が予め記憶されたプログラムに従つて算出さ
れるので、脈搏周期演算回路44およびフイルタ
選択回路46が不要となる利点がある。したがつ
て、前述の波形整形回路34およびステツプSS
1が脈搏検出手段を、ステツプSS2乃至SS9が
演算手段を形成しているのである。
尚、上述したのはあくまでも本発明の一実施例
であり、本発明はその精神を逸脱しない範囲にお
いて種々変更され得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はカフ内の圧力振動を電圧と時間との関
係で示した図表である。第2図は第1図の振動を
周波数解析した図を示す。第3図は、脈波の基本
周波数と搏動周期または搏動数との関係を示した
図表である。第4図は、本発明のクレーム対応図
である。第5図は、本発明の一実施例である血圧
測定装置の構成を示す図である。第6図は、第5
図の実施例に備えられている各フイルタの特性を
示す図表である。第7図は第1図の圧力振動から
形成される脈搏信号の波形を示す図である。第8
図は、第5図の実施例の作動を説明するフローチ
ヤートである。第9図は、第5図の実施例の作動
におけるカフ内圧力の時間変化及びそれに伴う脈
波の時間変化を示した図表である。第10図は、
本発明の他の実施例を示したもので第5図に相当
する図である。第11図は、第9図の実施例の作
動を説明するフローチヤートである。 10:カフ、14:圧力センサ(振動センサ)、
{26,28,30,32:フイルタ、40:マ
ルチプレクサ}(フイルタ選択手段)、{34:波
形整形回路、44:脈搏周期演算回路}(脈搏検
出手段)、46:フイルタ選択回路(脈波基本周
波数演算手段)、{52:CPU、54:ROM、5
6:RAM、58:血圧表示装置}(血圧測定手
段)、SP:圧力信号(振動信号)、ステツプSS
1:脈搏検出手段、ステツプSS2:脈波基本周
波数演算手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 心拍に同期して発生する脈波を検出するため
    の脈波検出装置であつて、 前記心拍に同期した動脈壁の運動に関連する振
    動を検出し、該振動を表し振動信号を出力する振
    動センサと、 前記振動信号から脈搏周期または単位時間当た
    りの脈搏数を検出する脈搏検出手段と、 予め記憶された脈搏周期または単位時間当たり
    の脈搏数と脈波の基本周波数との関係から、前記
    脈搏検出手段により検出された脈搏周期または単
    位時間当たりの脈搏数に基づいて、実際の脈波の
    基本周波数を演算する脈波基本周波数演算手段
    と、 基本周波数が異なる脈波をそれぞれ弁別するた
    めの周波数帯域が異なる複数種類の狭帯域のフイ
    ルタと、 該複数種類のフイルタの中から前記実際の脈波
    の基本周波数を備えた信号を弁別するのに適した
    フイルタを選択して前記振動信号を通過させ、該
    振動信号から前記実際の脈波を表す信号を弁別す
    るフイルタ選択手段と、 を含むことを特徴とする脈波検出装置。
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