JPH03807A - ポリビニルアルコールモノフイラメント及びその製造法 - Google Patents

ポリビニルアルコールモノフイラメント及びその製造法

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JPH03807A
JPH03807A JP1130799A JP13079989A JPH03807A JP H03807 A JPH03807 A JP H03807A JP 1130799 A JP1130799 A JP 1130799A JP 13079989 A JP13079989 A JP 13079989A JP H03807 A JPH03807 A JP H03807A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポリビニルアルコール(以下、PVAと略記す
る。)モノフィラメントヤーン及びその製造法に関し、
さらに詳しくは100デニール以上の繊度を有する高強
度・高初期弾性率PVAモノフィラメントヤーン及びそ
のものを生産性よく製造する方法に関するものである。
(従来の技術) 最近、超高分子量ポリマー溶液をいわゆるゲル紡糸し、
得られた未延伸糸を高倍率に延伸することにより、高強
度・高初期弾性率繊維を得る方法が開発され、注目を浴
びている。
ゲル紡糸技術を適用したポリエチレン繊維は。
アラミド繊維を超える強度、初期弾性率を有しており、
すでに実用段階に入ろうとしている。しかしながら、ポ
リエチレン繊維は融点が低いため耐熱性が劣るという欠
点を有しており、産業資材用途への拡大が阻まれる原因
となっている。
PVAI維は汎用繊維中1強度、初期弾性率の点で優れ
ており、耐熱性にふいても230〜240℃以上の融点
を有しているので産業資材用途において極めて有用であ
る。
従来、PVA繊維の強度と初期弾性率を改善する方法に
関して、多くの提案がなされている。例えば、特開昭5
9−130314号公報には1分子量50万以上の超高
重合度PVAのグリセリン溶液をゲル紡糸し、得られた
未延伸糸を20倍程度延伸する方法が開示されている。
しかしながらこの方法では。
超高重合度PVAの商業的な入手が困難であるばかりか
、このような超高重合度PVAは、溶媒に溶解した場合
の溶液粘度が高くなりすぎるので紡糸性が悪く、紡糸性
をよくするためにはポリマー濃度を低くする必要がある
ので、生産性が低いという欠点がある。
また、特開昭60−126312号公報や特開昭61−
108711号公報、特開昭61−215711号公報
には1重合度1500以上のPVAをジメチルスルホキ
シド(以下、DMSOと略記する。)、あるいはグリセ
リンに溶解した紡糸原液を、下式で定義される紡糸ドラ
フトが0.05〜1.0となるように乾・湿式紡糸、あ
るいはゲル紡糸し、得られた未延伸糸を20倍以上延伸
する方法が開示されている。
紡糸ドラフト=V、/V。
(ただしIVOはノズルから吐出されるときの吐出糸条
の線速度I Vlは紡糸引取り速度である。)しかしな
がら、これらの方法では、吐出線速度を上げて紡糸ドラ
フトを1以下とするために紡糸孔の孔径を0.08mm
というような極めて細いものとしなければならず、紡糸
口金の製作が難しいばかりか、単糸繊度が10デニール
以下の細デニールの繊維しか得られない。事実、上記公
報(特開昭61−215711号公報)に記述されてい
るように、高強度・高初期弾性率PVA繊維とするため
には単糸繊度を5d以下にとどめることが必須と考えら
れており、商業的に入手可能な重合度を有するPVAか
ら製造された。単糸繊度が10デニール以上の高強度・
高初期弾性率PVA繊維は従来全く知られていない。
また1本発明者等は、先に引張り強度が13g/d以上
、初期弾性率が300g/d以上であり、かつ、単糸繊
度が10デニール以上、100デニール未満であるPV
A繊維の製造法に関する提案を行なったが、この方法で
も単糸繊度が大きくなると1強度、初期弾性率の低下は
避けられず、単糸襟度が100デニール以上になると9
強度が9g/d程度のものしか得られなかった。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、高強度・高初期弾性率を有するPVA
m維の製造法は種々提案されているが。
いずれの方法においても、繊度が100デニール以上の
モノフィラメントヤーンで高強度・高初期弾性率が達成
された例はなく、単糸繊度が大きくなるに従い2強度、
初期弾性率は低下するというのが通念であった。
本発明の第1の課題は、繊度が100デニール以上の太
繊度でありながら、高強度・高初期弾性率を有するPV
Aモノフィラメントヤーンを提供することであり、また
1本発明の第2の課題は、上記のPVAモノフィラメン
トヤーンを生産性よく製造する方法を提供することであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、商業的に人手可能な重合度を有するPV
Aを用いて上記課題を解決するために鋭意検討した結果
、紡糸孔から吐出された直後の複数の糸状体を、乾・湿
式紡糸における不活性雰囲気層中で密着、一体化させて
一本の糸状体とした後に固化させてモノフィラメントを
形成させると。
単糸繊度が大きくなっても強度や初期弾性率が低下しな
いことを見出して本発明に到達した。
すなわち9本発明は9次の構成を要旨とするものである
(1)重合度1500以上、 7000以下のPVAか
らなり。
引張り強度がLog/d以上、初期弾性率が200g/
 6以上であり、かつ、繊度が100デニール以上であ
ることを特徴とするPVAモノフィラメントヤーン。
(2)重合度1500以上、 7000以下のPVAを
溶媒に溶解して調製した紡糸原液を乾・湿式紡糸し、得
られた未延伸糸を延伸してPVAモノフィラメントヤー
ンを製造するに際し、複数の紡糸孔を有する紡糸口金を
用い、紡糸口金から吐出させた直後の複数の糸状体を不
活性雰囲気層において密着。
体化させて実質的に一本の糸状体とした後、凝固浴又は
冷却浴に導入することを特徴とするPVAモノフィラメ
ントヤーンの製造法。
以下6本発明をさらに詳しく説明する。
本発明の製造法で用いるPVAの重合度は1500以上
が必要であり、好ましくは3000以上、さらに好まし
くは4500以上であるが、上限としてはポリマーコス
トの面から、 7000以下が好ましい。重合度が15
00よりも小さいと、得られる繊維の強度が10g/d
より小さくなり2本発明の目的を達成できない。またP
VAのケン化度は99%以上のものが好ましい。
このようなPVAを溶媒に溶解して紡糸原液を調製する
のであるが、溶媒としてはグリセリン。
エチレングリコール、プロピレングリコール等の飽和脂
肪族多価アルコール、またはDMSO,ジメチルホルム
アミド、ジメチルイミダゾリジノン。
水等及びこれらの混合物から選択すればよく、その内で
も特にDMSO,水又はこれらの混合物が好適に用いら
れる。本発明においては、この溶媒にPVAの耐熱剤、
顔料、架橋剤等を適宜混入して用いてもよい。
紡糸原液のPVAの濃度は、2〜35重量%の範囲に調
整するのが好ましい。濃度が2重量%未滴になると曳糸
件が低下し、一方、35重量%を超えると、未延伸糸の
延伸性が低下、する傾向を示すので好ましくない。
本発明においては、上記の溶媒にPVAを溶解して調製
した紡糸原液を乾・湿式紡糸して未延伸糸を形成させる
のであるが、その際、第1,2図で示したように、複数
の紡糸孔1を有する紡糸口金を使用し、紡糸口金の複数
の紡糸孔から吐出した直後の複数の糸状体を不活性雰囲
気層において密着、一体化させて、実質的に単一の糸状
体とすることが本発明の目的を達成する上で極めて重要
である。
すなわち1本発明において、1本の延伸モノフィラメン
トヤーンに着目した場合、従来のように単数の紡糸孔か
ら吐出された単数の糸状体からなるものではなく、複数
の紡糸孔から吐出された複数の糸状体からなるものであ
り、この複数の糸状体を乾・湿式紡糸における不活性雰
囲気層中で密着、一体化させて実質的に単数の糸状体と
するのである。
本発明においては、延伸後のモノフィラメントヤーンの
繊度(デニール:D)と、そのモノフィラメントが由来
する紡糸孔の孔数(n)や孔径(da)等の間の関係は
特に限定されるものではなく、基本的には目的とするモ
ノフィラメントヤーンの繊度に応じて紡糸孔の孔数(n
)を増減すればよいが、孔径(da)は0.05〜3.
0mmのものを使用するのが好ましく、また、D及びn
に関しては、D/nが1を超え、50以下、特に5以上
、20以下となるように設定するのが好ましい。
上記のように9本発明においては、紡糸孔から吐出され
た直後の複数の糸状体を、不活性雰囲気層中で密着、一
体化させることが重要なので、密着性を向上させるため
に必要ならば不活性雰囲気層中を長くしたり、雰囲気温
度を紡糸原液と同じ温度に保温してもよい。
不活性雰囲気層で密着、一体化させて1本になった糸状
体は、直ちに凝固浴あるいは冷却浴に導入されて固化糸
条となり、引続き抽出液による抽出工程を経て未延伸糸
が形成される。
凝固浴及び抽出液としては、メタノール、エタノール等
のアルコールや、アセトン等のケトンを用いることがで
きるが、とりわけメタノールが好適に用いられる。
また、デカリンや、パラフィン油のようなPVAに対し
て凝固力を持たず、PVAの溶媒と相溶性のない溶媒か
らなる冷却浴に導入し、固化糸条とした後に前記の抽出
液による抽出工程に導いてもよい。
本発明においては、上記で得られた未延伸系を一旦捲取
るか又は連続して延伸工程に供給し、延伸する。
なお5本発明においては、乾・湿式紡糸工程と延伸工程
との開に、乾燥、油剤処理等必要ならばその他の工程を
適宜導入してもよい。
延伸方法としては1種々の方法を適用することができる
が1例えば、ヒートプレート等の加熱体に未延伸糸を接
触させながら延伸する方法、熱媒中で延伸する方法、誘
電加熱方式で延伸する方法が挙げられる。これらの方法
では、1段又は2段以上の多段で延伸することができる
が、2段以上の多段で延伸するのが好ましい。また、多
段延伸する場合は、第m段延伸と、第(m+1)段延伸
(mは1以上の整数)との間で水分付与、油剤付与等を
行なってもよい。
本発明の目的である。繊度が100デニール以上であり
、かつ、高強度・高初期弾性率を有するPVAモノフィ
ラメントヤーンを得るには、全延伸倍率を10倍以上と
するのが好ましく、より好ましくは15倍以上にするの
がよい。
本発明によれば、商業的に入手可能な重合度のPVAを
用いて、高強度・高初期弾性率を有する。
繊度が100デニール以上のPVAモノフィラメントヤ
ーンを、低コストで生産性よく製造することが可能であ
る。
このようにして得られる本発明のPVAモノフィラメン
トヤーンは、繊度が100デニール以上でありながら、
10g/d以上の引張り強度と、200g/d以上の初
期弾性率を有する繊維であり、このため、PVA繊維の
代表的な用途である漁網やローブとしての用途拡大が図
れるばかりでなく、セメント、プラスチック等の補強材
料やアスベスト代替品としての使用も可能であり、各種
の産業資材用途に好適な繊維である。
(作用) 本発明において、繊度が100デニール以上でありなが
ら、 10g/ d以上の引張り強度と200g/d以
上の初期弾性率を有するPVAモノフィラメントヤーン
が得られる理由は明確ではないが2次のように考えられ
る。
すなわち、紡糸原液中のPVA分子鎖は、紡糸孔から吐
出される際、紡糸孔内の速度勾配により生ずる剪断力を
受け9分子鎮間士の絡み合いが解きほぐされる作用を受
ける。しかしながら、従来のように、モノフィラメント
ヤーンが単数の紡糸孔から吐出された単数の糸状体から
なる場合には。
目的とするモノフィラメントヤーンの繊度が大きくなる
と、紡糸孔の孔径が大きくなることと、それに伴って吐
出線速度が小さくなることとの相乗効果により1分子鎖
の受ける剪断力、ひいては分子鎮間の絡み合いの解きほ
ぐし効果が幾何級数的に小さくなり9分子鎮間士の絡み
合いの多く残った未延伸糸構造となってしまうのである
一方2本発明のように、複数の紡糸孔から吐出された複
数の糸状体を不活性雰囲気層中で密着。
一体化させてモノフィラメントヤーンにすると。
PVA分子鎖が紡糸孔から吐出される際に受ける剪断力
、絡み合いの解きほぐし作用を高いレベルに保ったまま
糸条繊度を太き(することが可能となり、得られる未延
伸糸は分子鎮間の絡み合いが少なく、高い延伸性を有す
る構造となるので、延伸により高強度・高初期弾性率の
モノフィラメントヤーンとなるものと推定される。
なお9本発明における引張り強度と初期弾性率は、 J
IS−L−10i3に準じて、つかみ間隔25cm、引
張り速度30cm/minで測定するものである。
(実施例) 次に1本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1〜4.比較例1〜2 第1表に示すように重合度1700..3300.51
00及び7000のPVAのDMSO溶液を調製し、孔
径0.5mmの紡糸孔30個を有する紡糸口金を用いて
メタノール浴中に乾・湿式紡糸した後、メタノールでD
MSOを抽出、乾燥して未延伸糸を得た。
次いで、得られた未延伸糸を第1段延伸温度180℃、
第2段延伸温度250℃で延伸し、モノフィラメントヤ
ーンを得た。
また、比較例1として9重合度1300のPVAからモ
ノフィラメントヤーンを製造した。さらに。
比較例2として、実施例1〜4で用いた紡糸口金と同じ
孔断面積(5,89mm 2)の単一の紡糸孔を有する
紡糸口金を用いる以外は実施例3と同様にしてPVAモ
ノフィラメントヤーンを製造した。
第1表に製造条件及び得られたPVAモノフィラメント
ヤーンの糸質を示す。
実施例5〜7 実施例3と同一の紡糸原液を使用し、孔径0.411に
の紡糸孔をそれぞれ30個、50個、80個有する3つ
の紡糸口金を用いて。同様に乾・湿式紡糸及び延伸を行
なった。
得られたモノフィラメントヤーンの糸質を第1表に示す
第1表から明らかなように9本発明のPVAモノフィラ
メントヤーンは、 1006デニール以上の太繊度であ
りながら、高強度・高初期弾性率を有するものであった
(発明の効果) 本発明のPVAモノフィラメントヤーンは、繊度が10
0デニール以上でありながら、Log/d以上の引張り
強度と、200g/d以上の初期弾性率を有するという
、従来にない全く新規なPVAモノフィラメントヤーン
であり、PVA繊維の代表的な用途である漁網やローブ
としての用途拡大が図れるばかりでなく、セメント、プ
ラスチック等の補強材料やアスベスト代替品としての使
用も可能であり、各種の産業資材用途に好適な繊維であ
る。
また1本発明のPVAモノフィラメントヤーンの製造法
によれば、上記の利点を有するPVAモノフィラメント
ヤーンを生産性よ(、低コストで製造することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は9本発明において用いられる。複数の紡糸孔を
有する紡糸口金の一実施態様を示す断面図、第2図は、
第1図のA−A方向の断面図である。 1:紡糸孔 特許出願人 ユ ニ チ カ 株 式 会 社筏   
        義       人株式会社バイオマ
テリアルユニバース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重合度1500以上、7000以下のポリビニル
    アルコールからなり、引張り強度が10g/d以上、初
    期弾性率が200g/d以上であり、かつ、繊度が10
    0デニール以上であることを特徴とするポリビニルアル
    コールモノフィラメントヤーン。
  2. (2)重合度1500以上、7000以下のポリビニル
    アルコールを溶媒に溶解して調製した紡糸原液を乾・湿
    式紡糸し、得られた未延伸糸を延伸してポリビニルアル
    コールモノフィラメントヤーンを製造するに際し、複数
    の紡糸孔を有する紡糸口金を用い、紡糸口金から吐出さ
    せた直後の複数の糸状体を不活性雰囲気層において密着
    、一体化させて実質的に一本の糸状体とした後、凝固浴
    又は冷却浴に導入することを特徴とするポリビニルアル
    コールモノフィラメントヤーンの製造法。
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