JPH0380860B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0380860B2 JPH0380860B2 JP21214187A JP21214187A JPH0380860B2 JP H0380860 B2 JPH0380860 B2 JP H0380860B2 JP 21214187 A JP21214187 A JP 21214187A JP 21214187 A JP21214187 A JP 21214187A JP H0380860 B2 JPH0380860 B2 JP H0380860B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- weight
- heat resistance
- copper
- corrosion resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は自動車のラジエータフイン用に好適な
銅合金、特に耐熱性並びに耐食性に優れたフイン
用銅合金に関するものである。 (従来の技術) 自動車のラジエータフインには耐食性、耐熱
性、熱伝導性、強度、加工性などに優れた金属材
料が要求されている。 このうち、耐食性は近年自動車の走行環境が大
気中の窒素酸化物、硫黄酸化物、塩素、塩素化合
物等の増加により、ラジエータフインの腐食に対
して厳しい条件下におかれているので、極めて重
要な性質である。 また、耐熱性はラジエータを組立て加工する際
に行なうラジエータチユーブへの半田付けをする
時の加熱によつて軟化しないように、強度の点も
合わせて考慮されなければならない性質であり、
重要である。そこで耐熱性としては350℃、5分
間の加熱後のビツカース硬度が100以上といつた
条件を満足する材料が好適とされる。 さらに、熱伝導性は近年における自動車の軽量
化の傾向に伴ない、フイン材の単位体積当りの放
熱性の向上が強く望まれてきているので、やはり
重要な性質である。 そのため、従来ラジエータフイン材としての合
金材料は銅に錫、燐、銀、カドミウム、亜鉛など
のいずれか1種又は2種以上を1%以下、若しく
は数%程度添加した合金が実用に供されたり、ま
た特公昭47−4228号公報、特公昭62−21061号公
報、或は特開昭61−266543号公報等に示すよう
な、この種合金材も提案されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成のこれら合金材は、い
ずれも上記諸特性を同時に満足できるものではな
い。 本発明は、上記事情に基づいてなされたもの
で、現在ラジエータ用フイン材として最も広く使
用されている銅−錫合金よりも優れた耐食性を有
し、しかもフイン材の単位面積当りの放熱性の観
点から重要な性質である熱伝導性が前記銅合金の
それと同等若しくはそれ以上であり、かつフイン
材として要求される耐熱性をも充分に有している
ラジエータフイン用銅合金を提供しようとするも
のである。 (問題点を解決するための手段) このため、本発明者等は鋭意検討した結果、テ
ルルを0.005〜0.025重量%、亜鉛を0.1〜2.5重量
%、ニツケルを0.005〜0.5重量%、残部が実質的
に銅及び随伴不純物からなる銅合金がラジエータ
フイン用合金として極めて優れていることを見出
したものである。 (作用) 以上のように、本発明合金においてテルルの添
加量を0.005〜0.025重量%としたのは、テルルは
耐熱性を付与する役割を担うが、0.005重量%未
満では耐熱性が充分でなく、一方0.025重量%を
超えて含有させても耐熱性向上の効果が飽和する
ばかりでなく合金の加工性が悪くなるためであ
る。 次に、亜鉛の添加量を0.1〜2.5重量%としたの
は、0.1重量%未満では耐食性の向上が充分では
なく、一方2.5重量%を超えると合金の熱伝導性
が低下するためである。 また、ニツケルは亜鉛と相乗的に作用して耐食
性を向上させるが、その添加量を0.005〜0.5重量
%としたのは0.005重量%未満では耐食性の向上
が充分でなく、一方、0.5重量%を超えると、こ
の合金の熱伝導性が低下するためである。 なお、本発明合金を製造するに際して、亜鉛は
亜鉛単体として、テルル及びニツケルは銅との母
合金を用いて添加すればよく、また必要に応じて
脱酸剤として燐を0.01重量%以下添加してもよ
い。更に溶解及び鋳造作業の雰囲気は特に限定す
る必要がなく、大気溶解、真空溶解や還元、不活
性ガス等による雰囲気溶解など何れの方法を採用
しても良い。 (実施例) 以下本発明合金を実施例により説明する。 湯面を木炭粉末で覆いながら電気銅を黒鉛るつ
ぼで、高周波・大気溶解し、燐を銅−燐合金の形
で添加脱酸したのち、所望量のテルル、亜鉛、ニ
ツケルを単体及び銅とその合金の形で添加溶解し
鋳造した。得られた鋳塊(厚さ30mm、幅80mm、長
さ150mm)の組成は第1表のようであつた。 これらの鋳塊表面を片側2mmずつ面削した後、
厚さ26mmの板とし、これを加熱して900℃にて熱
間圧延し、続いて窒素雰囲気で400℃×1Hrの中
間焼鈍を1回途中に入れ、40%加工の冷間圧延に
て厚さ0.3mmの本発明合金板及び比較合金板を得
た。得られた板材から適宜板片を裁断して作製
し、熱伝導性、耐熱性、耐食性の測定に供した。 次に、熱伝導性の評価には、これと強い正相関
を有する導電率を測定することにより行なつた。
また、耐熱性の測定は得られた厚さ0.3mmの板材
から1辺20mmの正方形の板片を切り出し、浴温を
350℃に設定したNaNO2とNaNO3との重量比
1:1の塩浴炉中に5分間浸漬加熱した試料のビ
ツカース硬度Hvを測定することにより行なつた。
さらに耐食性の測定は得られた板材から幅25mm、
長さ90mmの試験片を切り出し、濃度5重量%、温
度35℃の食塩水を1時間噴霧し、次に温度50℃、
相対湿度80%で23時間保持することを1サイクル
として60サイクル(60日間)繰返すという腐食環
境下に置いた後、生成した腐食生成分を除去し、
重量減少を測定することにより行なつた。得られ
た結果を第1表に示す。 第1表から明らかなように、本発明合金は導電
率、耐熱性においてラジエータフイン用合金とし
て必要とされる特性を満足すると共に、従来材に
比べて耐食性は大きく向上している。なお比較例
中でNo.7は耐熱性が不足しており、No.9,10は耐
食性が不足しており、No.8は導電率が低下し、い
ずれも本発明合金に及ばない。
銅合金、特に耐熱性並びに耐食性に優れたフイン
用銅合金に関するものである。 (従来の技術) 自動車のラジエータフインには耐食性、耐熱
性、熱伝導性、強度、加工性などに優れた金属材
料が要求されている。 このうち、耐食性は近年自動車の走行環境が大
気中の窒素酸化物、硫黄酸化物、塩素、塩素化合
物等の増加により、ラジエータフインの腐食に対
して厳しい条件下におかれているので、極めて重
要な性質である。 また、耐熱性はラジエータを組立て加工する際
に行なうラジエータチユーブへの半田付けをする
時の加熱によつて軟化しないように、強度の点も
合わせて考慮されなければならない性質であり、
重要である。そこで耐熱性としては350℃、5分
間の加熱後のビツカース硬度が100以上といつた
条件を満足する材料が好適とされる。 さらに、熱伝導性は近年における自動車の軽量
化の傾向に伴ない、フイン材の単位体積当りの放
熱性の向上が強く望まれてきているので、やはり
重要な性質である。 そのため、従来ラジエータフイン材としての合
金材料は銅に錫、燐、銀、カドミウム、亜鉛など
のいずれか1種又は2種以上を1%以下、若しく
は数%程度添加した合金が実用に供されたり、ま
た特公昭47−4228号公報、特公昭62−21061号公
報、或は特開昭61−266543号公報等に示すよう
な、この種合金材も提案されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成のこれら合金材は、い
ずれも上記諸特性を同時に満足できるものではな
い。 本発明は、上記事情に基づいてなされたもの
で、現在ラジエータ用フイン材として最も広く使
用されている銅−錫合金よりも優れた耐食性を有
し、しかもフイン材の単位面積当りの放熱性の観
点から重要な性質である熱伝導性が前記銅合金の
それと同等若しくはそれ以上であり、かつフイン
材として要求される耐熱性をも充分に有している
ラジエータフイン用銅合金を提供しようとするも
のである。 (問題点を解決するための手段) このため、本発明者等は鋭意検討した結果、テ
ルルを0.005〜0.025重量%、亜鉛を0.1〜2.5重量
%、ニツケルを0.005〜0.5重量%、残部が実質的
に銅及び随伴不純物からなる銅合金がラジエータ
フイン用合金として極めて優れていることを見出
したものである。 (作用) 以上のように、本発明合金においてテルルの添
加量を0.005〜0.025重量%としたのは、テルルは
耐熱性を付与する役割を担うが、0.005重量%未
満では耐熱性が充分でなく、一方0.025重量%を
超えて含有させても耐熱性向上の効果が飽和する
ばかりでなく合金の加工性が悪くなるためであ
る。 次に、亜鉛の添加量を0.1〜2.5重量%としたの
は、0.1重量%未満では耐食性の向上が充分では
なく、一方2.5重量%を超えると合金の熱伝導性
が低下するためである。 また、ニツケルは亜鉛と相乗的に作用して耐食
性を向上させるが、その添加量を0.005〜0.5重量
%としたのは0.005重量%未満では耐食性の向上
が充分でなく、一方、0.5重量%を超えると、こ
の合金の熱伝導性が低下するためである。 なお、本発明合金を製造するに際して、亜鉛は
亜鉛単体として、テルル及びニツケルは銅との母
合金を用いて添加すればよく、また必要に応じて
脱酸剤として燐を0.01重量%以下添加してもよ
い。更に溶解及び鋳造作業の雰囲気は特に限定す
る必要がなく、大気溶解、真空溶解や還元、不活
性ガス等による雰囲気溶解など何れの方法を採用
しても良い。 (実施例) 以下本発明合金を実施例により説明する。 湯面を木炭粉末で覆いながら電気銅を黒鉛るつ
ぼで、高周波・大気溶解し、燐を銅−燐合金の形
で添加脱酸したのち、所望量のテルル、亜鉛、ニ
ツケルを単体及び銅とその合金の形で添加溶解し
鋳造した。得られた鋳塊(厚さ30mm、幅80mm、長
さ150mm)の組成は第1表のようであつた。 これらの鋳塊表面を片側2mmずつ面削した後、
厚さ26mmの板とし、これを加熱して900℃にて熱
間圧延し、続いて窒素雰囲気で400℃×1Hrの中
間焼鈍を1回途中に入れ、40%加工の冷間圧延に
て厚さ0.3mmの本発明合金板及び比較合金板を得
た。得られた板材から適宜板片を裁断して作製
し、熱伝導性、耐熱性、耐食性の測定に供した。 次に、熱伝導性の評価には、これと強い正相関
を有する導電率を測定することにより行なつた。
また、耐熱性の測定は得られた厚さ0.3mmの板材
から1辺20mmの正方形の板片を切り出し、浴温を
350℃に設定したNaNO2とNaNO3との重量比
1:1の塩浴炉中に5分間浸漬加熱した試料のビ
ツカース硬度Hvを測定することにより行なつた。
さらに耐食性の測定は得られた板材から幅25mm、
長さ90mmの試験片を切り出し、濃度5重量%、温
度35℃の食塩水を1時間噴霧し、次に温度50℃、
相対湿度80%で23時間保持することを1サイクル
として60サイクル(60日間)繰返すという腐食環
境下に置いた後、生成した腐食生成分を除去し、
重量減少を測定することにより行なつた。得られ
た結果を第1表に示す。 第1表から明らかなように、本発明合金は導電
率、耐熱性においてラジエータフイン用合金とし
て必要とされる特性を満足すると共に、従来材に
比べて耐食性は大きく向上している。なお比較例
中でNo.7は耐熱性が不足しており、No.9,10は耐
食性が不足しており、No.8は導電率が低下し、い
ずれも本発明合金に及ばない。
【表】
【表】
(発明の効果)
以上詳細に説明したように、本発明による合金
は熱伝導性、耐熱性、及び耐食性においてラジエ
ータフイン用合金として優れた性能を有するもの
である。
は熱伝導性、耐熱性、及び耐食性においてラジエ
ータフイン用合金として優れた性能を有するもの
である。
1 Ni2.0〜12.0wt%を含み残部Cuからなる耐生
物汚損性銅合金を、金属、合成樹脂等の構造用部
材表面の一部又は全部に被覆したことを特徴とす
る耐生物汚損性構造用部品。 2 Ni2.0〜12.0wt%と、これにFe1.0wt%以下
とMn1.0wt%以下の範囲内で何れか1種又は両
種を含み残部Cuからなる耐生物汚損性銅合金を、
金属、合成樹脂等の構造用部材表面の一部又は全
部に被覆したことを特徴とする耐生物汚損性構造
用部品。
物汚損性銅合金を、金属、合成樹脂等の構造用部
材表面の一部又は全部に被覆したことを特徴とす
る耐生物汚損性構造用部品。 2 Ni2.0〜12.0wt%と、これにFe1.0wt%以下
とMn1.0wt%以下の範囲内で何れか1種又は両
種を含み残部Cuからなる耐生物汚損性銅合金を、
金属、合成樹脂等の構造用部材表面の一部又は全
部に被覆したことを特徴とする耐生物汚損性構造
用部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21214187A JPS6455349A (en) | 1987-08-26 | 1987-08-26 | Copper alloy for radiator fin |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21214187A JPS6455349A (en) | 1987-08-26 | 1987-08-26 | Copper alloy for radiator fin |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6455349A JPS6455349A (en) | 1989-03-02 |
| JPH0380860B2 true JPH0380860B2 (ja) | 1991-12-26 |
Family
ID=16617570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21214187A Granted JPS6455349A (en) | 1987-08-26 | 1987-08-26 | Copper alloy for radiator fin |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6455349A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003201048A (ja) | 2002-01-08 | 2003-07-15 | Tokyo Kikai Seisakusho Ltd | 紙継ぎ装置 |
-
1987
- 1987-08-26 JP JP21214187A patent/JPS6455349A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6455349A (en) | 1989-03-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |