JPH038324B2 - - Google Patents

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JPH038324B2
JPH038324B2 JP13559881A JP13559881A JPH038324B2 JP H038324 B2 JPH038324 B2 JP H038324B2 JP 13559881 A JP13559881 A JP 13559881A JP 13559881 A JP13559881 A JP 13559881A JP H038324 B2 JPH038324 B2 JP H038324B2
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JP
Japan
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ester
reaction
isethionic acid
methyl ester
nbp
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JP13559881A
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JPS5838252A (ja
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Yutaka Kawazoe
Shinya Tamura
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Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、酸素原子のアルキル化(O−アルキ
ル化)又は窒素原子のアルキル化(N−アルキル
化)に用いられ且つ親水性を有するアルキル化剤
に関するものである。 従来、アルキル化官能基を有する化合物は、そ
のアルキル化能を1つの主たる生物活性発現のた
めの機能原子団として、制癌剤、抗ウイルス剤、
抗菌剤などの生物活性を発現することが知られて
いる。医薬品を含む生理活性化合物として使用さ
れているか、あるいは使用が期待されているもの
に含まれるアルキル化官能基は主として下記の原
子団である。 C−Cl、
【式】 C−Br、 C−I、 C−OCONR1R2
【式】 C−OSO2CH3
【式】
【式】 但しR、,R2はそれぞれHまたは置換もしくは
無置換のアルアルキル基である。これらのアルキ
ル化原子団は一般に疎水性であり、これらの官能
基が分子に導入されると親化合物よりも疎水性と
ならるのが一般であり、生物活性物質として使用
に際して少なからぬ障害となつている。 本発明者らはアルキル化能が強く、かつ保存
時、使用時において安定かつ安全に使用でき、な
おかつ、分子全体をより親水性にするようなアル
キル化官能基が導入されたアルキル化剤を提供す
るために鋭意研究を重ねた結果、前記一般式で示
される化合物がこの目的に適合することを見出
し、本発明を完成した。 すなわち本発明は次の一般式で示されるスルホ
ン酸エステルからなることを特徴とする酸素原子
または窒素原子用の親水性アルキル化剤に関する
ものである。 (HOCH2CH2SO2−O−)o・R但し、nは1
又は2、Rは炭素数1〜7のアルキル基又はアル
キレン基である。 Rの具体例としては、メチル、エチル、イソプ
ロピル、エチレン、プロピレン、テトラメチレ
ン、ペンタメチレン或いはそれらの基の水素の一
部がハロゲン原子、水酸基等で置換されたものを
挙げることが出来る。 本発明の具体的な化合物としては、例えば、n
=1、R=CH3であるイセチオン酸メチルエステ
ル(β−ヒドロキシエタンスルホキシメタン)
HOCH2CH2SO2OCH3、n=2、R=−(CH24
−である1,4−ジ−(β−ヒドロキシエタンス
ルホキシ)ブタンHOCH2CH2SO2O−(CH24
OSO2CH2CH2OH、n=2、R=−(CH25−で
ある1,5−ジ−(β−ヒドロキシエタンスルホ
キシ)ペンタン、HOCH2CH2SO2O−(CH25
OSO2CH2CH2OH等が挙げられる。 本発明のアルキル化剤は例えば下記の2通りの
方法で製造することができる。 エチレン量を含む対応するスルホン酸の銀塩
とRを含む対応する水酸基を、ヨウ素、臭素、
または塩素で置換したハロゲン化合物とを有機
溶媒中で反応させ製造することが出来る。 スルホン酸とハロゲン化合物との反応量は当
量であることを好適とするが、必ずしもこれに
制限されるものではなく、幾分の過不足量であ
り得る。 反応性はヨウ素、次いで臭素で、塩素の場合
は反応時間を長くするか、反応温度を上げるか
する必要がある。 反応は一般に有機溶媒中、例えばアセトニト
リルなどを用いて行なわれるが触媒は格別必要
としない。溶媒の使用量は、有機醸銀塩とハロ
ゲン化アルキルとの脱ハロゲン化銀反応で使用
される常法に従えばよいが、ハロゲン化アルキ
ルに対して数十倍量程度である。 反応温度は室温ないし加温のいずれでもよい
が、反応速度の点で加温する方が好ましい。高
温に過ぎると収率が低下するので60℃以下が適
当である。所要反応時間は反応原料の種類や反
応温度により幾分変わるが、常温では24〜48時
間程度であり、また例えば45〜60℃では10時間
程度である。 反応後析出したハロゲン化銀を過等の手段
によつて除去し液を例えば蒸留に付して溶媒
を留去することによつて目的物を得るか、ある
いは分離精製手段として、シリカゲル等を充填
したカラムを利用して行なうことも好ましい。 エチレン基を含む対応するスルホクロリドと
Rを含む対応するアルコールとを有機溶媒中反
応させ製造してもよい。 この製造法についてイセチオン酸ブチルの製
造の報告が唯一の現存例である。しかし この方法の難点は例えばイセチオン酸クロリ
ドが極めて不安定であり−20℃において安定で
あるにとどまる点にある。 本発明の親水性アルキル化剤は、例えばアルコ
ール、フエノール等における酸素原子のアルキル
化、各種アミン等における窒素原子のアルキル化
に使用されて、優れたアルキル化能を発揮するも
のである。 次に実施例および比較例をあげて本発明をさら
に具体的に説明する。 なお各例において赤外線吸収スペクトル分析は
クロロホルム溶液をNaClセルで測定した。 実施例1 (n=1、R=CH3の例)および比較
例1 まず次のようにしてイセチオン酸メチルエステ
ルを製造した。 イセチオン酸銀2.5g、ヨウ化メチル23gをア
セトニトリル30mlに溶かし、室温で8時間放置し
た。 析出したヨウ化銀を過し、液を濃縮した
後、残る液体を減圧蒸留して80〜95℃〜2mmHg
の留分としてイセチオン酸メチルエステルを得
た。得られたものは無色の液体であり、収率は80
%であつた。これについて核磁気共鳴スペクトル
分析(以下NMR分析と称する)、赤外線吸収ス
ペクトル分析(以下IR分析と称する)および元
素分析を行なつた。 NMR分析:(第1図参照) 3.23ppm(1H,一重線) 3.38ppm(2H,三重線,J=5H,) 3.94ppm(3H,一重線) 4.06ppm(2H,三重線,J=5H2) IR分析:(第2図参照) 980CM-1(S−O−C伸縮) 1155CM-1(S(=O)2対称伸縮) 1355CM-1(S(=O)2非対称伸縮) 3550CM-1(O−H伸縮) 元素分析:(C3H8O4S) 推定値H5.75%,C25.71% 測定値H6.01%,C25.96% このようにして得られたイセチオン酸メチルエ
ステルを用いて、次にアルキル化反応を行なつ
た。 0.25M4−(P−ニトロベンジル)ピリジン(以
下NBPと称する)−アセトン溶液20ml、1/15Mリ
ン酸緩衝液PH6.0 20ml,1.36×10-3Mイセチオン
酸メチルエステル−アセトン溶液10mlを混合し、
これにより1.5ml〜2mlずつ10〜15本のアンプル
に入れ、アンプル中の空気を窒素ガスで置換し、
アンプルを封じ37で反応させる。経時的にアンプ
ルを取り出し、反応液より1.0mlを計り取り、前
以で水4ml,INNaOH水溶液0.5ml,ベンゼン5
mlを入れた試験管にこれを加え良く振とうし、ベ
ンゼン層に色素を抽出する。ベンゼン層を水酸化
カリウムで乾燥し535mmの吸光度を測定する。 なおイセチオン酸メチルエステルと比較検討す
ることを目的にメタンスルホン酸メチルエステル
も同様な操作を行なつた(比較例1) 結果を第3図に示す。 第3図に示した様にイセチオン酸メチルエステ
ルはOD※ 1.578でプラトーに達した。アルキル化
剤が全部NBPと反応した時の理論値OD1.627よ
り計算し97%のイセチオン酸メチルエステルが
NBPと反応したと考えられる。さらにプラトー
に達した所のODの1/2のODを示すに必要な時間
をt1/2とすると、この値により反応速度を比較
出来ると考えられるが、t1/2=2.2hrという値を
示した。 一方メタンスルホン酸メチルエステルではプラ
トーに達する所のODが1.497であり92%のメタン
スルホン酸メチルエステルがNBPと反応したこ
とを示している。またt1/2=3.3hrであつた 以上の結果よりイセチオン酸メチルエステルの
アルキル化能はメタンスルホン酸メチルエステル
と比べNBPで示される様に窒素原子へのアルキ
ル化に優れ、反応の速度もまさつていることが示
された。 ※OPtical Density(光学密度)の略 実施例2 (n=1、R=C2H5の例)および比
較例2 まず次のようにしてイセチオン酸エチルエステ
ルを製造した。イセチオン酸銀1.7g、臭化エチ
ル8.1gをアセトニトリル20mlに溶かし37℃で28
時間加温する。 析出した臭化銀を過し、液を濃縮した後、
残る液体から目的物をシリカゲル25gをつめたカ
ラムで5メタノール−ジクロロメタンにて溶離し
分離精製してイセチオン酸エチルエステルを得
た。 得られたものは無色の液体であり、収率は85%
であつた。これについてNMR分析、IR分析およ
び元素分析を行なつた。 NMR分析:(第4図参照) 1.45ppm(3H,三重線,J=7H2) 2.92ppm(1H,三重線,J=6H2) 3.42ppm(2H,三重線,J=6H2) 4.14ppm(2H,四重線,J=6H2) 4.42ppm(2H,四重線,J=7H2) IR分析:(第5図参照) 910,995CM-1(S−O−C伸縮) 1155CM-1(S(=O)2対称伸縮) 1345CM-1(S(=O)2非対称伸縮) 3550CM-1(O−H伸縮) 元素分析:(C4H10O4S) 推定値H6.54%、C31.16% 測定値H6.84%,C30.94% このようにして得られたイセチオン酸エチルエ
ステルを用いて、次にアルキル化反応を行なつ
た。 イセチオン酸メチルエステル−アセトン溶液の
代りにイセチオン酸エチルエステル−アセトン溶
液を使用した以外は実施例1と同様にアルキル化
反応を行なつた。比較としてはメタンスルホン酸
エチルエステルを用いた(比較例2)。 結果を第6図に示す。 第6図に示した様にOD1.106でプラトーになり
NBPとの反応は68%、t1/2値は28hrあつた。 一方メタンスルホン酸エチルエステルは
OD0.960でプラトーになり59%がNBPと反応し
たことが判る。さらにt1/2値は50hrであり、エ
チルエステルでもイセチオン酸エステルの方がメ
タンスルホン酸エステルよりやや優れているとい
う結果を得た。 実施例3 (n=1、R=C3H7の例)および比
較例3 まずイセチオン酸i−プロピルエステルを次の
ように製造した。 イセチオン酸銀2.5g、ヨウ化i−プロピル5
gをアセトニトリル20mlに溶かし、室温で20時間
放置した。析出したヨウ化銀を過し、液を留
去した後、残る液体から目的物をシリカゲル50g
をつめたカラムでクロロホルムにて溶離し分離精
製して無色の液体であるイセチオン酸i−プロピ
ルエステルを得た。収率は85%であつた。これに
ついてNMR、IRおよび元素分析を行なつた。 NMR分析:(第7図参照) 1.44ppm(6H,二重線,J=7H2) 2.65ppm(1H,一重線) 3.35ppm(2H,三重線,J=5H2) 4.08ppm(2H,三重線,J=5H2) 5.01ppm(1H,七重線,J=7H2) IR分析:(第8図参照) 910CM-1(S−O−C伸縮) 1159CM-1(S(=O)2対称伸縮) 1332CM-1(S(=O)2非対称伸縮) 3550M-1(O−H伸縮) 元素分析:(C5HA28O4S) 推定値H7.17%,C35.70% 測定値H7.46%,C35.26% このようにして得られたイセチオン酸i−プロ
ピルエステルを用いて、次にアルキル化反応を行
なつた。 実施例1において、イセチオン酸メチルエステ
ル−アセトン溶液の代りにイセチオン酸i−プロ
ピルエステルを使用した以外は実施例1と同様に
アルキル化反応を行なつた。比較としてはメタン
スルホン酸i−プロピルエステルを用いた(比較
例3)。 結果を第9図に示した。 第9図からわかるように、イセチオン酸i−プ
ロピルエステルはOD0.137でプラトーになり
NBPとの反応は8%、t1/2値は20hrであり、一
方メタンスルホン酸i−プロピルエステルでは
OD0.106でプラトーになり7%がNBPと反応し
t1/2は35hrであつた。 従つてi−プロピルエステルも先の2つと同様
にイセチオン酸エステルがメタンスルホン酸エス
テルより優れたアルキル化能を持つていることが
判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で使用したイセチオン酸メチ
ルエステルのNMRスペクトル図、第2図はその
IRスペクトル図、第3図はイセチオン酸メチル
エステルを使用したNBPのアルキル化反応の経
過を示す図である。第4図は実施例2で使用した
イセチオン酸エチルエステルのNMRスペクトル
図、第5図はそのIRスペクトル図、第6図はイ
セチオン酸エチルエステルを使用したNBPのア
ルキル化反応の経過を示す図である。第7図は実
施例3で使用したイセチオン酸i−プロピルエス
テルのNMRスペクトル図、第8図はそのIRスペ
クトル図、第9図はイセチオン酸i−プロピルエ
ステルを使用したNBPのアルキル化反応の経過
を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の一般式で示されるスルホン酸エステルか
    らなることを特徴とする酸素原子または窒素原子
    のアルキル化用の親水性アルキル化剤。
    (HOCH2CH2SO2−O)o・R 但し、nは1又は2、Rは炭素数1〜7のアル
    キル基又はアルキレン基である。
JP13559881A 1981-08-31 1981-08-31 親水性アルキル化剤 Granted JPS5838252A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13559881A JPS5838252A (ja) 1981-08-31 1981-08-31 親水性アルキル化剤

Applications Claiming Priority (1)

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JP13559881A JPS5838252A (ja) 1981-08-31 1981-08-31 親水性アルキル化剤

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JPS5838252A JPS5838252A (ja) 1983-03-05
JPH038324B2 true JPH038324B2 (ja) 1991-02-05

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ID=15155559

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JP13559881A Granted JPS5838252A (ja) 1981-08-31 1981-08-31 親水性アルキル化剤

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JPS5838252A (ja) 1983-03-05

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