JPH038398B2 - - Google Patents
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- JPH038398B2 JPH038398B2 JP58046948A JP4694883A JPH038398B2 JP H038398 B2 JPH038398 B2 JP H038398B2 JP 58046948 A JP58046948 A JP 58046948A JP 4694883 A JP4694883 A JP 4694883A JP H038398 B2 JPH038398 B2 JP H038398B2
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- Prior art keywords
- weight
- parts
- composition
- rubber
- epoxy resin
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Description
〔発明の属する技術分野〕
本発明は管内継手部シール・ライニング用組成
物に係り、特にガス、液体、粉体等の輸送管とし
て使用する埋設された鋳鉄管等の継手部の漏洩箇
所を補修するシール・ライニング用組成物に関す
る。さらに詳しくは埋設されたままの前記鋳鉄管
の継手内部と、管内を加圧しながらピグをけん引
して管内面から補修する方法に使用する管内継手
部シール・ライニング用組成物に関する。 〔従来技術とその問題点〕 ガス、液体、粉体等の輸送管として埋設された
鋳鉄管等の継手部を補修する方法としては種々提
案されているが、最近においては埋設されたまま
の該鋳鉄管の管内を一定の圧力に保持しながらピ
グをけん引することによてライニング樹脂を漏洩
する管継手部にシールしてゆく方法が盛んになつ
ている。該方法に使用されるライニング樹脂組成
物はエポキシ樹脂がその主流をなしているが、か
かるライニング樹脂組成物は漏洩を完全に防止す
るこては出来なかつた。 その主な原因は、地下埋設された鋳鉄管の内部
が錆、ダクト、油等で非常に汚れており、特に継
手部底部は堆積が多いため、内圧を加えることに
よつてもこれらのライニング樹脂組成物が均一に
そして細部にわたつて浸透充填されないところに
存在する。一方浸透充填性を考慮してライニング
樹脂組成物の粘度を低くする方法も試みられてい
るが、管継手の上部に充填された該樹脂組成物が
タレ落ちてしまう欠点が生じ、またライニング後
の硬化した状態が脆いため、わずかの振動によつ
ても亀裂が生じる等の問題点があつた。 そもそもガス、液体、粉体等の輸送管内に一定
圧力を保持しながらピグをワイヤー等でけん引
し、ライニング樹脂組成物を一定時間内に継手部
の細部に充填する方法において要求されるライニ
ング樹脂組成物は、次のような特性を具備しなく
てはならない。 (1) 短時間に細部に充填し、均一に硬化して良好
に接着すること。 (2) 充填したものがタレを生じないこと。(適度
のチクソトロピツク性を有すること) (3) 一定の粘性を有し、硬化時までの間輸送体の
圧力によつてライニング層が破断しないこと。 (4) 道路の振動や地下の動きによる継手部のひず
みに充分に追従できる弾性を長期間にわたつて
保有すること。 (5) ピグのけん引に際し抵抗が少ないこと。 (6) 硬化後の耐ガス性の良好なこと。 本発明者等は、前記特性を具備すべきライニン
グ樹脂組成物を鋭意研究した結果ゴム成分が混入
しやすく、短時間に細部に充填できる程度の低粘
度を有し、かつ耐薬品の良好なエポキシ樹脂とし
て、ビスフエノールF型エポキシ樹脂を選定し、
該樹脂にゴム状骨格を有したゴム変性エポキシ樹
脂あるいは液状ないし固型のゴムの少なくとも1
種を、グリセリンまたはグリコール誘導体のジエ
ポキシ低粘度樹脂、コロイド性含水硅酸アルミニ
ウムの有機複合体、フレーク状の無機充填剤と共
に配合した第1組成物と、アクリル酸のオリゴマ
ー樹脂とフツ化アクリレートないしフツソ系界面
活性剤及び高共役リノール酸からなる第2組成物
との組合せによつて得られることを発見し、本発
明を完成するに至つた。なお新しい管のように
錆、ダスト等がない場合或いは少ない場合には第
2組成物は不要である。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、埋設されたままの鋳鉄管の管
内を一定の圧力に保持しながらシール剤をピグで
けん引して、漏洩する管継手部を補修する方法に
使用される該シール剤に関し、前述の公知技術に
存する欠点を改良し、時間に微細なすき間に浸入
して均一に硬化接着して、適度のチクソトロピツ
ク性と粘性に優れ、硬化後は長期間にわたつて弾
性を保持するという管内継手部シール・ライニン
グ用組成物を提供することにある。 〔発明の要旨〕 本発明は前述の目的を達成するためになされた
もので、 ビスフエノールF型エポキシ樹脂10〜90重量
%に対して、ゴム状骨格を有したゴム変性エポ
キシ樹脂および/または液状ないし固型のゴム
からなる群から選ばれた少なくとも一種の弾性
付与剤90〜10重量%混練し、 この混合物100重量部に対し、 グリセリンまたはグリコール誘導体のモノな
いしジエポキシ低粘度樹脂1〜20重量部と、 コロイド性含水硅酸アルミニウムの有機複合
体1〜5重量部と、 フレーク状の無機充填剤10〜20重量部とを配
合してなることを特徴とする管内継手部シー
ル・ライニング用組成物である。 また、本発明は、 アクリル酸オリゴマー100重量部と、 フツ化アクリレートまたはフツソ系界面活性
剤0.01〜1重量部と、 高共役リノール酸1〜10重量部とを混合した
第2組成物を管内継手部にシール・ライニング
し、次にこの上に前記第1組成物をシール・ラ
イニングしてなる管内継手部シール・ライニン
グ方法である。 〔発明の具体的説明〕 以下、本発明を具体的に説明する。 本発明に使用される第1組成物において低粘度
で耐ガス性例えばベンゼン、メタノール、グリコ
ール、水等に対する耐性が優れたビスフエノール
F型エポキシ樹脂は例えば油化シエルエポキシ社
の商品名エピコート807、大日本インキ化学工業
社の商品名エピクロンS−129等があげられる。
本発明に使用されるゴム状骨格を有したゴム変性
エポキシ樹脂、液状ないし固型のゴムとしては、
液状ポリブタジエン、ポリブタジエン変性エポキ
シ樹脂、ウレタン変性エポキシ樹脂、液状クロロ
プレンゴム、エポキシ化クロロプレン、液状ポリ
イソプレン、ニトリルブタジエンラバー、スチレ
ンブタジエンラバー、末端カルボキシル基の液状
ポリブタジエン、末端ビニル基の液状ポリブタジ
エン、末端ニトリル基の液状ポリブタジエン等が
あげられる。 本発明に使用されるグリセリンまたはグリコー
ル誘導体のモノないしジエポキシ低粘度樹脂は、
例えば第三級脂肪酸モノグリシジルエステル、グ
リセロールグリシジルエーテル、ポリグリコール
グリシジルエーテル、脂肪酸ジグリシジルエーテ
ル、トリメチロールプロパンのトリエポキシサイ
ド、フエノールエーテル系モノエポキシ樹脂等が
あげられる。 本発明に使用されるコロイド性含水硅酸アルミ
ニウムの有機複合体としては、例えばクレーや水
酸化アルミを特殊処理したもの、長石を有機物で
処理した粉末あるいは硅酸アルミニウムを表面処
理した粉末等があげられる。 本発明に使用されるフレーク状の無機充填剤と
しては、ガラスフレーク、マイカフレーク等が最
適である。 また本発明に使用される第2組成物においてア
クリル酸オリゴマーはジエチレングリコールジア
クリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート、1.6ヘキサンジオールジアクリレートある
いはポリエステルジアクリレート等があげられ
る。 さらに本発明に使用されるフツ化アクリレート
またはフツソ系界面活性剤は具体的にはチバガイ
ギー社の商品名ロデイニーS−107,S−100など
があげられる。 さらにまた高共役リノール酸としては例えば飽
和脂肪酸、オレイン酸、リシノール酸、共役リノ
ール酸および非共役リノール酸より構成される。
脂肪酸のうち、主鎖に共役二重結合を有する共役
リノール酸を多量に含有しているものがあげられ
る。 前述の各成分においてビスフエノールF型エポ
キシ樹脂は、ゴム変性エポキシ樹脂や液状あるい
は固型のゴムとの配合割合によつて接着力、耐ガ
ス性、粘度、硬化前の粘性、弾性に影響するもの
であり、前者が10〜90重量%に対し後者が90〜10
重量%であれば好結果が得られることが判明し
た。好ましくは前者30〜70重量%、後者が70〜30
重量%である。グリセリンまたはグリコール誘導
体のモノないしジエポキシ低粘度樹脂は、前者ビ
スフエノールF型エポキシ樹脂と、ゴム変性エポ
キシ樹脂や液状あるいは固型のゴムとの相溶性を
良好にするもので、かつまたコロイド性含水硅酸
アルミニウムの有機複合体の相溶効果もあげるも
ので、その配合量は1〜20重量%更に詳細には5
重量%が好ましい。コロイド性含水硅酸アルミニ
ウムの有機複合体は、前記配合物にチクソトロピ
ツク性を付与するものであるがその好ましい配合
量は1〜5重量%である。フレーク状の無機充填
剤は、本組成物がピグをけん引してライニングす
るときに、該ピグに摩擦が過分にかからないよう
にするための減摩剤として使用するものであり、
その添加量は10〜20重量%が好ましい。 また第2組成物に使用されるアクリル酸オリゴ
マーは無溶剤でかつ極低粘度であり、埋設管の継
手部に集積して圧接させる錆、ダスト等によく浸
透する性質を有するが、該アクリル酸オリゴマー
100重量部にさらにフツ化アクリレートまたはフ
ツソ系界面活性を0.01〜1重量部を添加するとそ
の浸透性は大巾に向上する。高共役リノール酸は
第2組成物の表面硬化を促進させ、第1組成物の
接着効果を良好にするものであり、その添加量は
1〜10重量部であることが好ましい。 本発明の第1組成物、第2組成物は次のように
使用される。すなわち埋管の内面に第1のピグを
装着し、該ピグの進行方向の前方位置に更に圧力
伝達孔を設けた第2のピグを第1のピグとワイヤ
ー等で連結し装着して、第1のピグと第2のピグ
の間には本発明の第1組成物をエポキシ樹脂硬化
剤と共に、また第2のピグの進行方向側には本発
明の第2組成物を過酸化物硬化剤と共に充填し、
前両ピグの進行方向位置を加圧しながら、前両ピ
グを進行させ、管内継手部をシール・ライニング
するものである。 以下本発明を実施例により詳述する。 実施例 1 次の配合により第1組成物を調製した。 エピコート807(油化シエルエポキシ社製のビスフ
エノールF型エポキシ樹脂) 60重量部 EPB−13(日本ソーダ社製のゴム変性エポキシ樹
脂)) 40重量部 ガラスフレークCCF−48(日本板碍子社製)
10重量部 カージヨラーE10(油化シエルエポキシ社製のジグ
リシジルエポキシ樹脂) 5重量部 オルベン(白石工業社製のコロイド性含水硅酸ア
ルミニウムの有機複合体) 5重量部 ハイカーCTBN(アツプジヨン社製の液状ゴム)
10重量部 また第2組成物を次の配合により調製した。 アクリル酸オリゴマー 100重量部 フツソ系界面活性剤(チバガイギー社の商品名ロ
ーデイニーS107) 0.1重量部 共役リノール酸 5重量部 上記第1組成物にエポキシ樹脂硬化剤としてポ
リアミドアミン樹脂を100:40重量部の割合で混
合して調整し、また第2組成物にアクリル酸オリ
ゴマー硬化剤としてタメンハイドロパーオキサイ
ドを100:2重量部の割合で混合して調整した。
第1図に示すような、50年を経過して継手部10箇
所を有し、何れの継手部箇所も漏洩する100φの
鋳鉄管1を長さ50m用意し、該鋳鉄管1の管内に
第1のピグ2、第2のピグ3をワイヤー6で連結
して装着して、第1のピグ2と第2のピグ3の間
に、調整した前記第1組成物4を充填し、第2の
ピグ3の進行方向側に、調整した前記第2組成物
5を置き、前両ピグの進行方向位置をコンプレツ
サー7でエアー圧0.5Kg/cm2に加圧しながら、ピ
グ2,3をウインチ8で1分間に2mの速度で第
2図のようにけん引し、10箇所の継手部9,9′
9″……をシール・ライニングした。これにより
先ず第2組成物5が錆、ダスト10及び麻10a
に及び鉛10bと鋳鉄管1間に浸透する。次に第
1組成物4がそれの第2組成物5により濡れ効果
が高まり、錆、ダスト10及び麻10a、鉛10
bと鋳鉄管1の間〓内に呼び込まれ、通常第1組
成物4が入り込めない微細な漏れ道にも浸入し、
完全に充填して硬化する。したがつて継手部はシ
ールされる。 けん引終了後直ちに管内をエアーで0.1Kg/cm2
に保持して漏洩試験を行なつたが漏れは階無であ
つた。さらに引続きエアー圧0.1Kg/cm2で24時間
管内を保持して漏洩の有無を確認したが、漏れは
全く認められなかつた。 また該鋳鉄管1の継手部9,9′9″………10箇
所の断面を切断し、堆積する錆、ダストへの浸透
充填性を確認したところ第2組成物5が堆積する
錆、ダスト10の微細なすき間によく浸透し、第
3図に示すように該第2組成物5に密着して第1
組成物4が充分に充填していることが確認されか
つタレの現象が全くないことが認められた。また
第5図示のように第2組成物13と錆、ダスト1
4とを試験管15内に入れ、その浸透距離lの時
間変化を調べたところ、同図グラフの通り、浸透
性に優れていた。 さらに前記第1組成物4と第2組成物5を前述
と同様にシール・ライニングした第4図に示す継
手部11の両端12,12′を固定し継手部11
中央部を力Fでθ度撓ませて100万回振動させた
後、前記と同様の漏洩試験を行つたところ、漏洩
は認められなかつた。 なお錆、ダストがひどくないときには第2組成
部5及び第2のピグ3は不要である。 〔発明の効果〕 以上のとおり、本発明にかかる管内継手部用シ
ール・ライニング用組成物は、埋設された鋳鉄管
継手部の堆積する錆、ダストの微細な箇所に良好
に充填して均一に硬化し、長期間の振動にも充分
に耐える弾性を有して、鋳鉄管の管内面をピグを
けん引して管内継手部を補修するのに極めて優れ
ていることが確認された。 一般にガス輸送管の継手部に使用されるシール
剤は蒸留水、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、ペンゼンに対してその重量変化が1年
間に30%以下であれば差支えないとされている。
試験片50mmφ×2mmを薬液中に浸漬したときの第
1組成物の重量変化を調べたところ下表の結果が
えられた。
物に係り、特にガス、液体、粉体等の輸送管とし
て使用する埋設された鋳鉄管等の継手部の漏洩箇
所を補修するシール・ライニング用組成物に関す
る。さらに詳しくは埋設されたままの前記鋳鉄管
の継手内部と、管内を加圧しながらピグをけん引
して管内面から補修する方法に使用する管内継手
部シール・ライニング用組成物に関する。 〔従来技術とその問題点〕 ガス、液体、粉体等の輸送管として埋設された
鋳鉄管等の継手部を補修する方法としては種々提
案されているが、最近においては埋設されたまま
の該鋳鉄管の管内を一定の圧力に保持しながらピ
グをけん引することによてライニング樹脂を漏洩
する管継手部にシールしてゆく方法が盛んになつ
ている。該方法に使用されるライニング樹脂組成
物はエポキシ樹脂がその主流をなしているが、か
かるライニング樹脂組成物は漏洩を完全に防止す
るこては出来なかつた。 その主な原因は、地下埋設された鋳鉄管の内部
が錆、ダクト、油等で非常に汚れており、特に継
手部底部は堆積が多いため、内圧を加えることに
よつてもこれらのライニング樹脂組成物が均一に
そして細部にわたつて浸透充填されないところに
存在する。一方浸透充填性を考慮してライニング
樹脂組成物の粘度を低くする方法も試みられてい
るが、管継手の上部に充填された該樹脂組成物が
タレ落ちてしまう欠点が生じ、またライニング後
の硬化した状態が脆いため、わずかの振動によつ
ても亀裂が生じる等の問題点があつた。 そもそもガス、液体、粉体等の輸送管内に一定
圧力を保持しながらピグをワイヤー等でけん引
し、ライニング樹脂組成物を一定時間内に継手部
の細部に充填する方法において要求されるライニ
ング樹脂組成物は、次のような特性を具備しなく
てはならない。 (1) 短時間に細部に充填し、均一に硬化して良好
に接着すること。 (2) 充填したものがタレを生じないこと。(適度
のチクソトロピツク性を有すること) (3) 一定の粘性を有し、硬化時までの間輸送体の
圧力によつてライニング層が破断しないこと。 (4) 道路の振動や地下の動きによる継手部のひず
みに充分に追従できる弾性を長期間にわたつて
保有すること。 (5) ピグのけん引に際し抵抗が少ないこと。 (6) 硬化後の耐ガス性の良好なこと。 本発明者等は、前記特性を具備すべきライニン
グ樹脂組成物を鋭意研究した結果ゴム成分が混入
しやすく、短時間に細部に充填できる程度の低粘
度を有し、かつ耐薬品の良好なエポキシ樹脂とし
て、ビスフエノールF型エポキシ樹脂を選定し、
該樹脂にゴム状骨格を有したゴム変性エポキシ樹
脂あるいは液状ないし固型のゴムの少なくとも1
種を、グリセリンまたはグリコール誘導体のジエ
ポキシ低粘度樹脂、コロイド性含水硅酸アルミニ
ウムの有機複合体、フレーク状の無機充填剤と共
に配合した第1組成物と、アクリル酸のオリゴマ
ー樹脂とフツ化アクリレートないしフツソ系界面
活性剤及び高共役リノール酸からなる第2組成物
との組合せによつて得られることを発見し、本発
明を完成するに至つた。なお新しい管のように
錆、ダスト等がない場合或いは少ない場合には第
2組成物は不要である。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、埋設されたままの鋳鉄管の管
内を一定の圧力に保持しながらシール剤をピグで
けん引して、漏洩する管継手部を補修する方法に
使用される該シール剤に関し、前述の公知技術に
存する欠点を改良し、時間に微細なすき間に浸入
して均一に硬化接着して、適度のチクソトロピツ
ク性と粘性に優れ、硬化後は長期間にわたつて弾
性を保持するという管内継手部シール・ライニン
グ用組成物を提供することにある。 〔発明の要旨〕 本発明は前述の目的を達成するためになされた
もので、 ビスフエノールF型エポキシ樹脂10〜90重量
%に対して、ゴム状骨格を有したゴム変性エポ
キシ樹脂および/または液状ないし固型のゴム
からなる群から選ばれた少なくとも一種の弾性
付与剤90〜10重量%混練し、 この混合物100重量部に対し、 グリセリンまたはグリコール誘導体のモノな
いしジエポキシ低粘度樹脂1〜20重量部と、 コロイド性含水硅酸アルミニウムの有機複合
体1〜5重量部と、 フレーク状の無機充填剤10〜20重量部とを配
合してなることを特徴とする管内継手部シー
ル・ライニング用組成物である。 また、本発明は、 アクリル酸オリゴマー100重量部と、 フツ化アクリレートまたはフツソ系界面活性
剤0.01〜1重量部と、 高共役リノール酸1〜10重量部とを混合した
第2組成物を管内継手部にシール・ライニング
し、次にこの上に前記第1組成物をシール・ラ
イニングしてなる管内継手部シール・ライニン
グ方法である。 〔発明の具体的説明〕 以下、本発明を具体的に説明する。 本発明に使用される第1組成物において低粘度
で耐ガス性例えばベンゼン、メタノール、グリコ
ール、水等に対する耐性が優れたビスフエノール
F型エポキシ樹脂は例えば油化シエルエポキシ社
の商品名エピコート807、大日本インキ化学工業
社の商品名エピクロンS−129等があげられる。
本発明に使用されるゴム状骨格を有したゴム変性
エポキシ樹脂、液状ないし固型のゴムとしては、
液状ポリブタジエン、ポリブタジエン変性エポキ
シ樹脂、ウレタン変性エポキシ樹脂、液状クロロ
プレンゴム、エポキシ化クロロプレン、液状ポリ
イソプレン、ニトリルブタジエンラバー、スチレ
ンブタジエンラバー、末端カルボキシル基の液状
ポリブタジエン、末端ビニル基の液状ポリブタジ
エン、末端ニトリル基の液状ポリブタジエン等が
あげられる。 本発明に使用されるグリセリンまたはグリコー
ル誘導体のモノないしジエポキシ低粘度樹脂は、
例えば第三級脂肪酸モノグリシジルエステル、グ
リセロールグリシジルエーテル、ポリグリコール
グリシジルエーテル、脂肪酸ジグリシジルエーテ
ル、トリメチロールプロパンのトリエポキシサイ
ド、フエノールエーテル系モノエポキシ樹脂等が
あげられる。 本発明に使用されるコロイド性含水硅酸アルミ
ニウムの有機複合体としては、例えばクレーや水
酸化アルミを特殊処理したもの、長石を有機物で
処理した粉末あるいは硅酸アルミニウムを表面処
理した粉末等があげられる。 本発明に使用されるフレーク状の無機充填剤と
しては、ガラスフレーク、マイカフレーク等が最
適である。 また本発明に使用される第2組成物においてア
クリル酸オリゴマーはジエチレングリコールジア
クリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート、1.6ヘキサンジオールジアクリレートある
いはポリエステルジアクリレート等があげられ
る。 さらに本発明に使用されるフツ化アクリレート
またはフツソ系界面活性剤は具体的にはチバガイ
ギー社の商品名ロデイニーS−107,S−100など
があげられる。 さらにまた高共役リノール酸としては例えば飽
和脂肪酸、オレイン酸、リシノール酸、共役リノ
ール酸および非共役リノール酸より構成される。
脂肪酸のうち、主鎖に共役二重結合を有する共役
リノール酸を多量に含有しているものがあげられ
る。 前述の各成分においてビスフエノールF型エポ
キシ樹脂は、ゴム変性エポキシ樹脂や液状あるい
は固型のゴムとの配合割合によつて接着力、耐ガ
ス性、粘度、硬化前の粘性、弾性に影響するもの
であり、前者が10〜90重量%に対し後者が90〜10
重量%であれば好結果が得られることが判明し
た。好ましくは前者30〜70重量%、後者が70〜30
重量%である。グリセリンまたはグリコール誘導
体のモノないしジエポキシ低粘度樹脂は、前者ビ
スフエノールF型エポキシ樹脂と、ゴム変性エポ
キシ樹脂や液状あるいは固型のゴムとの相溶性を
良好にするもので、かつまたコロイド性含水硅酸
アルミニウムの有機複合体の相溶効果もあげるも
ので、その配合量は1〜20重量%更に詳細には5
重量%が好ましい。コロイド性含水硅酸アルミニ
ウムの有機複合体は、前記配合物にチクソトロピ
ツク性を付与するものであるがその好ましい配合
量は1〜5重量%である。フレーク状の無機充填
剤は、本組成物がピグをけん引してライニングす
るときに、該ピグに摩擦が過分にかからないよう
にするための減摩剤として使用するものであり、
その添加量は10〜20重量%が好ましい。 また第2組成物に使用されるアクリル酸オリゴ
マーは無溶剤でかつ極低粘度であり、埋設管の継
手部に集積して圧接させる錆、ダスト等によく浸
透する性質を有するが、該アクリル酸オリゴマー
100重量部にさらにフツ化アクリレートまたはフ
ツソ系界面活性を0.01〜1重量部を添加するとそ
の浸透性は大巾に向上する。高共役リノール酸は
第2組成物の表面硬化を促進させ、第1組成物の
接着効果を良好にするものであり、その添加量は
1〜10重量部であることが好ましい。 本発明の第1組成物、第2組成物は次のように
使用される。すなわち埋管の内面に第1のピグを
装着し、該ピグの進行方向の前方位置に更に圧力
伝達孔を設けた第2のピグを第1のピグとワイヤ
ー等で連結し装着して、第1のピグと第2のピグ
の間には本発明の第1組成物をエポキシ樹脂硬化
剤と共に、また第2のピグの進行方向側には本発
明の第2組成物を過酸化物硬化剤と共に充填し、
前両ピグの進行方向位置を加圧しながら、前両ピ
グを進行させ、管内継手部をシール・ライニング
するものである。 以下本発明を実施例により詳述する。 実施例 1 次の配合により第1組成物を調製した。 エピコート807(油化シエルエポキシ社製のビスフ
エノールF型エポキシ樹脂) 60重量部 EPB−13(日本ソーダ社製のゴム変性エポキシ樹
脂)) 40重量部 ガラスフレークCCF−48(日本板碍子社製)
10重量部 カージヨラーE10(油化シエルエポキシ社製のジグ
リシジルエポキシ樹脂) 5重量部 オルベン(白石工業社製のコロイド性含水硅酸ア
ルミニウムの有機複合体) 5重量部 ハイカーCTBN(アツプジヨン社製の液状ゴム)
10重量部 また第2組成物を次の配合により調製した。 アクリル酸オリゴマー 100重量部 フツソ系界面活性剤(チバガイギー社の商品名ロ
ーデイニーS107) 0.1重量部 共役リノール酸 5重量部 上記第1組成物にエポキシ樹脂硬化剤としてポ
リアミドアミン樹脂を100:40重量部の割合で混
合して調整し、また第2組成物にアクリル酸オリ
ゴマー硬化剤としてタメンハイドロパーオキサイ
ドを100:2重量部の割合で混合して調整した。
第1図に示すような、50年を経過して継手部10箇
所を有し、何れの継手部箇所も漏洩する100φの
鋳鉄管1を長さ50m用意し、該鋳鉄管1の管内に
第1のピグ2、第2のピグ3をワイヤー6で連結
して装着して、第1のピグ2と第2のピグ3の間
に、調整した前記第1組成物4を充填し、第2の
ピグ3の進行方向側に、調整した前記第2組成物
5を置き、前両ピグの進行方向位置をコンプレツ
サー7でエアー圧0.5Kg/cm2に加圧しながら、ピ
グ2,3をウインチ8で1分間に2mの速度で第
2図のようにけん引し、10箇所の継手部9,9′
9″……をシール・ライニングした。これにより
先ず第2組成物5が錆、ダスト10及び麻10a
に及び鉛10bと鋳鉄管1間に浸透する。次に第
1組成物4がそれの第2組成物5により濡れ効果
が高まり、錆、ダスト10及び麻10a、鉛10
bと鋳鉄管1の間〓内に呼び込まれ、通常第1組
成物4が入り込めない微細な漏れ道にも浸入し、
完全に充填して硬化する。したがつて継手部はシ
ールされる。 けん引終了後直ちに管内をエアーで0.1Kg/cm2
に保持して漏洩試験を行なつたが漏れは階無であ
つた。さらに引続きエアー圧0.1Kg/cm2で24時間
管内を保持して漏洩の有無を確認したが、漏れは
全く認められなかつた。 また該鋳鉄管1の継手部9,9′9″………10箇
所の断面を切断し、堆積する錆、ダストへの浸透
充填性を確認したところ第2組成物5が堆積する
錆、ダスト10の微細なすき間によく浸透し、第
3図に示すように該第2組成物5に密着して第1
組成物4が充分に充填していることが確認されか
つタレの現象が全くないことが認められた。また
第5図示のように第2組成物13と錆、ダスト1
4とを試験管15内に入れ、その浸透距離lの時
間変化を調べたところ、同図グラフの通り、浸透
性に優れていた。 さらに前記第1組成物4と第2組成物5を前述
と同様にシール・ライニングした第4図に示す継
手部11の両端12,12′を固定し継手部11
中央部を力Fでθ度撓ませて100万回振動させた
後、前記と同様の漏洩試験を行つたところ、漏洩
は認められなかつた。 なお錆、ダストがひどくないときには第2組成
部5及び第2のピグ3は不要である。 〔発明の効果〕 以上のとおり、本発明にかかる管内継手部用シ
ール・ライニング用組成物は、埋設された鋳鉄管
継手部の堆積する錆、ダストの微細な箇所に良好
に充填して均一に硬化し、長期間の振動にも充分
に耐える弾性を有して、鋳鉄管の管内面をピグを
けん引して管内継手部を補修するのに極めて優れ
ていることが確認された。 一般にガス輸送管の継手部に使用されるシール
剤は蒸留水、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、ペンゼンに対してその重量変化が1年
間に30%以下であれば差支えないとされている。
試験片50mmφ×2mmを薬液中に浸漬したときの第
1組成物の重量変化を調べたところ下表の結果が
えられた。
【表】
以上の表通り第1組成物の重量変化は12ケ月で
いずれも30%以下であり、耐ガス性に優れている
ことを示す。
いずれも30%以下であり、耐ガス性に優れている
ことを示す。
第1図は本発明組成物を用いた鋳鉄管の継手部
補修方法を示す説明図、第2図はその補修中の説
明図、第3図はその補修した継手部の断面拡大
図、第4図はその振動試験の説明図、第5図は第
2組成物の錆、ダストへの浸透試験の説明図及び
その試験結果のグラフである。 4……第1組成物、5……第2組成物。
補修方法を示す説明図、第2図はその補修中の説
明図、第3図はその補修した継手部の断面拡大
図、第4図はその振動試験の説明図、第5図は第
2組成物の錆、ダストへの浸透試験の説明図及び
その試験結果のグラフである。 4……第1組成物、5……第2組成物。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ビスフエノールF型エポキシ樹脂10〜90
重量%に対して、ゴム状骨格を有したゴム変性
エポキシ樹脂および/または液状ないし固型の
ゴムからなる群から選ばれた少なくとも一種の
弾性付与剤90〜10重量%混練し、 この混合物100重量部に対し、 グリセリンまたはグリコール誘導体のモノな
いしジエポキシ低粘度樹脂1〜20重量部と、 コロイド性含水硅酸アルミニウムの有機複合
体1〜5重量部と、 フレーク状の無機充填剤10〜20重量部とを混
合してなる管内継手部シール・ライニング用組
成物。 2 ′ アクリル酸オリゴマー100重量部と、 ′ フツ化アクリレートまたはフツソ系界面活
性剤0.01〜1重量部と、 ′ 高共役リノール酸1〜10重量部とを混合し
た第2組成物を管内継手部にシール・ライニン
グし、次にこの上に ビスフエノールF型エポキシ樹脂10〜90重量
%に対して、ゴム状骨格を有したゴム変性エポ
キシ樹脂および/または液状ないし固型のゴム
からなる群から選ばれた少なくとも一種の弾性
付与剤90〜10重量%混練し、 この混合物100重量部に対し、 グリセリンまたはグリコール誘導体のモノな
いしジエポキシ低粘度樹脂1〜20重量部と、 コロイド性含水硅酸アルミニウムの有機複合
体1〜5重量部と、 フレーク状の無機充填剤10〜20重量部とを混
合した第1組成物をシール・ライニングしてな
る管内継手部シール・ライニング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58046948A JPS59172579A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 管内継手部シール・ライニング用組成物及びシール・ライニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58046948A JPS59172579A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 管内継手部シール・ライニング用組成物及びシール・ライニング方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59172579A JPS59172579A (ja) | 1984-09-29 |
| JPH038398B2 true JPH038398B2 (ja) | 1991-02-05 |
Family
ID=12761515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58046948A Granted JPS59172579A (ja) | 1983-03-18 | 1983-03-18 | 管内継手部シール・ライニング用組成物及びシール・ライニング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59172579A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0735492B2 (ja) * | 1986-09-26 | 1995-04-19 | 三井石油化学工業株式会社 | 熱水用管内面塗料組成物 |
| JPH02180983A (ja) * | 1988-09-30 | 1990-07-13 | Chukyo Kasei Kogyo Kk | 半流動性シール材 |
| US6660805B1 (en) * | 2002-05-16 | 2003-12-09 | Lord Corporation | Two-part adhesive: part A-monomer, toughener(s), optional adhesion promotor and reducing agent; part B-epoxy resin |
| JP6571851B1 (ja) * | 2018-09-27 | 2019-09-04 | デクセリアルズ株式会社 | 漏液補修材、漏液補修方法、及び配管 |
| CN115197667A (zh) * | 2022-07-19 | 2022-10-18 | 四达氟塑股份有限公司 | 一种氟塑料衬里层连接专用胶黏剂及其制备方法 |
-
1983
- 1983-03-18 JP JP58046948A patent/JPS59172579A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59172579A (ja) | 1984-09-29 |
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