JPH03851B2 - - Google Patents

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JPH03851B2
JPH03851B2 JP56065685A JP6568581A JPH03851B2 JP H03851 B2 JPH03851 B2 JP H03851B2 JP 56065685 A JP56065685 A JP 56065685A JP 6568581 A JP6568581 A JP 6568581A JP H03851 B2 JPH03851 B2 JP H03851B2
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JP
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liposome
blood coagulation
factor
liposomes
coagulation factor
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JP56065685A
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Isamu Horikoshi
Nobuo Sakuragawa
Masaharu Ueno
Kaoru Takahashi
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、血液凝固第因子の経口投与剤に関
する。さらに詳しく言えば、本発明は血液凝固第
因子をリポゾームおよび腸溶性カプセルを用い
て製剤化することにより血液凝固第因子の失
活、分解を防止するとともに、小腸粘膜の上皮細
胞から効率よく吸収される経口投与剤とした新規
な血友病治療用薬剤に関する。
血友病は古くから知られている先天性出血素因
による疾病の一つであり、生存血友病患者の頻度
は、男子2.2万人に1人と言われ、その発生率は
男子出生人口約8000人に1人と推定されるとされ
ている。そのうち血友病Bと呼ばれるものは、血
液凝固第因子の先天的欠乏症で発生頻度は全体
の15%を占めており、その治療の基本は、患者に
不足しているその凝固因子を補うことであるとさ
れている。
かかる因子の補充は、歴史的には新鮮血の輸注
によりこれを行つて来たが、高濃度の因子製剤が
開発され、近来においては、この血液凝固因子を
多く含有し、フイブリノーゲン等の他の因子含量
の少い濃縮型製剤が広く用いられるようになつ
た。
しかしながら、これらの製剤はもつぱら輸注に
より投与されるものであり、注射より取扱いの簡
便な経口投与剤の開発が強く望まれていた。
ところで、血液凝固第因子は、これを単に水
剤、錠剤、カプセル剤などの通常の経口投与剤の
剤形としたのでは胃において塩酸やペプシンによ
り、また腸において膵液中のトリプシンやキモト
リプシンなどの分解酵素により分解されてしまう
ため腸管からの吸収は望めないものとなる。また
リポゾームに封入した剤形としても、胃中で塩酸
と接触するとリポゾーム内部のPHが酸性側に傾
き、その結果失活してしまうため、活性を保つた
まで腸管から吸収されるに至らないこととなる。
これまで血液凝固第因子をマイクロカプセル
化することによつて経口投与剤とした例はない。
わずかに第因子について経口投与剤が報告され
ているが〔H.C.Hemker et al.,Lancet,8159,
70(1980)〕、かかる報告例を追試しても満足すべ
き結果は得られず、従来消化器系内において分解
されることなく、しかも小腸の吸収部位に充分に
列達し得るほどの血液凝固因子の経口投与剤は末
だ出現をみていない状況にある。
本発明者等は、血液凝固第因子の経口投与剤
を実現すべく種々研究した結果、本発明により血
友病Bの新規な治療用薬剤を提供することに成功
した。
以下本発明の詳細を説明する。
本発明は、 (a) 血液凝固第因子に広域蛋白分解酵素阻害剤
を添加してリポゾームに封入したもの、 (b) 上記(a)のリポゾーム封入物を凍結乾燥したも
の、および (c) 血液凝固第因子、広域蛋白分解酵素阻害剤
およびリポゾーム膜構成素材をそれぞれ凍結乾
燥し、それらを混合したもの からなる群から選択された1種を腸溶性カプセル
に充填したことを特徴とする血液凝固第因子の
経口投与剤を提供するものである。
本発明は、上記の特徴的構成により血液凝固第
因子の分解を防止しつつ小腸粘膜の上皮細胞か
ら効率よく吸収される経口投与剤を提供すること
に成功したものであつて、血友病治療用経口投与
剤として極めて優れた価値ある製剤を提供するも
のである。
本発明の経口投与剤の消化器系内における抗分
解機構と小腸粘膜からの吸収機構につき説明す
る。本発明の経口投与剤は、腸溶性カプセルに充
填されているため胃内,十二指腸内を通過して小
腸に達し、腸管内のPHが中性ないしアルカリ性に
傾くとカプセルの崩壊が起り、内容物が放出され
る。放出された内容物はリポゾーム膜で覆われて
いるため、腸管内の消化液に接触することが妨げ
られ分解が防止される。その際広域蛋白分解酵素
阻害剤が封入されていると、蛋白分解酵素の作用
を阻害するため、分解防止の点でより効果を奏す
る。蛋白分解酵素阻害剤としては、例えばアプロ
チニン,ジメチルカルバモイルメチル−p−(p
−グアニジノベンゾイルオキシ)フエニルアセテ
ートメシレートの如きものが好適に使用される。
かくして放出された内容物は血液凝固第因子の
分解を防止する機能を保持したまま、小腸粘膜上
皮細胞の吸収部近傍に到達することが可能とな
る。
リポゾームで被覆された血液凝固第因子が分
解されることなく吸収細胞にとりこまれるのは、
吸収細胞の微繊毛と微繊毛の間にある細胞膜でピ
ノサイトーシスが起るか、あるいは細胞膜とリポ
ゾーム最外層膜との間に融合(Fusion)が起る
かのいずれかであると考えられる。上部小腸の吸
収細胞中にピノサイトーシスで取り込まれたもの
は、ライソゾームで細胞内消化を受けることなし
に細胞外に放出され、これがさらに中心乳糜管を
経て血流に入る。融合により細胞内に取り込まれ
た場合も同様な経路を経ると考えられる。
血液凝固第因子が吸収細胞内に効率よく取り
込まれるためには、リポゾームの大きさは、1μ
前後で膜は2〜3層の多重層リポゾームであるの
が望ましい。またリポゾーム内水相の浸透圧は吸
収細胞のそれより高いことが望ましい。このこと
はモデル膜あるいは生体膜と多重層リポゾームと
の融合実験で証明されている。
リポゾーム膜の構成素材は卵黄レシチンが主成
分をなすが、通常知られている素材中から任意に
好適なものを選択して添加することができる。血
液凝固第因子は分子量70000の巨大分子で、等
電点は4.3〜4.5を示し、中性溶液中では負の荷電
状態にある。したがつてリポゾーム成形能や安定
性の向上を目的としてフオスフアチジン酸を添加
した際は、Ca++イオンを加えることで因子成分
のリポゾーム内取り込み量を増大させることがで
きる。又レシチンにステアリールアミンを加えて
も取り込み量の増大が可能で、レシチンのみを構
成素材とする場合は内・外相溶液のイオン強度を
増すことで同様の効果を期待できる。
本発明におけるリポゾームに要求される性質と
しては下記の事柄があげられる。
(1) 遠沈してクリーム分離したリポゾーム相が外
相の水分が少なくてもリポゾームとしての基本
的形態を失なわない。
(2) (1)の状態で、リポゾーム相を外相に水を加え
て凍結乾燥した場合、水分により再びこのリポ
ゾームに復元する。
(3) 血液凝固第因子、広域蛋白分解酵素阻害
剤、リポゾーム膜構成素材の三者をそれぞれ凍
結乾燥し、これらを混合したものが水分の添加
により容易にリポゾームを形成する。
以下に実施例を掲げ本発明を具体的に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
実施例 1 フオスフアチジン酸10%を含む卵黄レシチン1
gをエタノール20mlに溶解し、内容積1のナス
型フラスコに入れ、減圧下濃縮して内壁にレシチ
ンの薄膜をコーチングする。これを減圧乾燥し血
液凝固第因子400単位、アプロチニン5方単位
を含むPH7.0のCa++イオン含有緩衝溶液20mlを加
え、軽く振とうしてリポゾーム懸濁液をつくる。
懸濁液を遠沈管に移し、10℃に冷却下、27000G
で20分間遠沈して上部にクリーム状のリポゾーム
相を得る。澄明な水相は再びレシチンをコーチン
グした1のナス型フラスコにもどし、上述の操
作を計3回繰り返す。3回の操作で得られたクリ
ーム状のリポゾーム相を併せ、これを20mlの生理
食塩水に分散させてリポゾーム外相を洗浄後、10
℃で冷却しながら40000Gで10分間遠沈してリポ
ゾーム相を分離採取し、リポゾームの外側の水分
を可及的に除去する。この操作で得られるリポゾ
ームの容量は約10mlで、この中に血液凝固第因
子200単位、アプロチニン15000単位を含む。
次にカプセル内面に食物油を薄く塗布した大き
さ0号のゼラチンカプセル上記で得られたリポゾ
ームを充填し、このカプセルを腸溶性カプセルに
充填して二重構造としに充填して二重構造とし、
外側のカプセルの継ぎ目を素材のアセトン溶液を
塗布して完全に密封する。このカプセル1個は第
因子40単位を含有している。冷暗所に保存すれ
ば短時間では活性の低下は認められない。
実施例 2 実施例1と同様、フオスフアチジン酸又はフオ
スフアチジン酸カルシウム塩を10%含む卵黄レシ
チン1gをエタノール20mlに溶解し、内容積1
のナス型フラスコに入れ、減圧下濃縮して内壁に
レシチンの薄膜をコーチングする。これを減圧乾
燥し、この中に血液凝固第因子400単位、アプ
ロチニン5万単位を含むPH7.0のカルシウムイオ
ン含有緩衝溶液20mlを加え軽く振とうしてリポゾ
ーム懸濁液をつくる。懸濁液を遠沈管に移し、10
℃冷却下27000Gで20分間遠沈して上部にクリー
ム状のリポゾーム相を得る。水相は再びレシチン
をコーチングした1のナス型フラスコにもど
し、上述の操作を計3回繰り返す。3回の操作で
得られたクリーム状のリポゾーム相を併せ、これ
を30mlの生理食塩水に分散させ更に蒸留水を適当
量加えてリポゾームを均一に分散させ、これを−
40℃〜−60℃で急速に凍結させた後、減圧下水を
昇華させて凍結乾燥する。凍結乾燥に際しリポゾ
ーム粒子に糖類のような安定剤を加えても良い。
この操作で作られるリポゾーム凍結乾燥品全量中
には血液凝固第因子200単位、アプロチニン
15000単位が含有されている。凍結乾燥したリポ
ゾーム粉末は乾燥窒素気流中で軽く粉砕操作をほ
どこしたのち、大きさ0号の腸溶性カプセルに充
填し、継目を素材のアセトン溶液を用いて完全に
密封し風乾する。このカプセル1個に血液凝固第
因子50単位以上が充填可能で冷暗所に保存すれ
ば長期保存に耐える。このものは水の添加で容易
にリポゾームが復元され、第因子のほとんどす
べてがリポゾーム中に含有されている。
実施例 3 血液凝固第因子400単位、フオスフアチジン
酸カルシウム塩を10%含む卵黄レシチン1gおよ
びアプロチニン5万単位を含むカルシウムイオン
含有緩衝液(PH7.0)を、第因子はそのままで
凍結乾燥し、またレシチンはベンゼン溶液から凍
結乾燥し、アプロチニン溶液も凍結乾燥して三種
の乾燥粉末を得る。この三種の凍結乾燥品を乾燥
窒素気流中で混和し、これを0号の腸溶性カプセ
ルに充填する。この際流動性を加味する目的で適
当量の糖類、例えばグルコース、乳糖、マンニト
ール等を添加しても良い。カプセルの継ぎ目は同
じ素材を溶かしたアセトン溶液を用いて実施例
1,2の場合と同様に密封する。このカプセル1
個に第因子50単位以上を充填することができ
る。この剤形は極めて安定で、長期保存に耐え、
少量の水分の添加で容易にリポゾームを形成し、
第因子の相当量をリポゾーム中に含有している
ものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 血液凝固第因子に広域蛋白分解酵素阻
    害剤を添加してリポゾームに封入したもの、 (b) 上記(a)のリポゾーム封入物を凍結乾燥したも
    の、および (c) 血液凝固第因子、広域蛋白分解酵素阻害剤
    およびリポゾーム膜構成素材をそれぞれ凍結乾
    燥し、それらを混合したもの からなる群から選択された1種を腸溶性カプセル
    に充填したことを特徴とする血液凝固第因子の
    径口投与剤。
JP56065685A 1980-10-17 1981-04-28 Blood coagulation factor ix preparation for oral administration Granted JPS57179122A (en)

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JP56065685A JPS57179122A (en) 1981-04-28 1981-04-28 Blood coagulation factor ix preparation for oral administration
US06/309,269 US4348384A (en) 1980-10-17 1981-10-07 Pharmaceutical composition for oral administration containing coagulation factor VIII or IX

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JP56065685A JPS57179122A (en) 1981-04-28 1981-04-28 Blood coagulation factor ix preparation for oral administration

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JPS57179122A JPS57179122A (en) 1982-11-04
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WO1995022981A1 (en) * 1994-02-24 1995-08-31 Nippon Chemiphar Co., Ltd. Oral synthetic peptide preparation
WO1999011242A1 (en) * 1997-09-04 1999-03-11 Biozone Laboratories, Inc. Oral liposomal delivery system

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