JPH0390621A - 脱臭性ポリエステル複合繊維及びその製法 - Google Patents
脱臭性ポリエステル複合繊維及びその製法Info
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- JPH0390621A JPH0390621A JP22376889A JP22376889A JPH0390621A JP H0390621 A JPH0390621 A JP H0390621A JP 22376889 A JP22376889 A JP 22376889A JP 22376889 A JP22376889 A JP 22376889A JP H0390621 A JPH0390621 A JP H0390621A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は脱臭性繊維に関し、さらに詳しくは脱臭性ポリ
エステル複合繊維及びその製造方法に関するものである
。 [従来の技術] 近年、生活レベルの向上に伴って工業的に発生する悪臭
のみならず、日常生活に密着した様々な悪臭が問題とさ
れることが多くなってきている。 これらの悪臭の主成分はアンモニア、アミン類、硫化水
素やメチルメルカプタン類であるといわれている。 これら日常生活における種々の悪臭を除去する方法が提
案されているが、中でも脱臭機能を付与した繊維がふと
ん綿などの寝具類、衛生材料、カーペット、カーテン及
び各種フィルター類などに使用され、その応用範囲の広
いことから注目されている。 従来、脱臭機能を付与した繊維は、繊維製造時に脱臭機
能成分を含有させる方法として、鉄化合物を含有する消
臭ポリエステル繊維(特開昭62−223318号公報
)、不飽和カルボン酸を含有するアクリル繊維(特開昭
62−179464号公報)などがあり、繊維の後加工
で脱臭性能を付与する方法として金属フタロシアニン化
合物をセルロース繊維、ポリアミド繊維などに担持する
消臭性繊維(特開昭61−125353号公報、特開昭
61−258077号公報、特開昭61−258078
号公報)がある。 しかし、繊維製造時に脱臭成分として鉄化合物を含有さ
せる方法は、加工時に着色や発泡する欠点がある。また
、脱臭剤を鞘成分に5〜15重量部含有する脱臭性複合
繊維(特開平l−92414号公報)では脱臭剤の添加
量が多く経済性に問題があり、その対策に多孔質化が提
案されているが多孔質化のための処理工程が必要になる
という煩わしさがある。 一方、不飽和カルボン酸を含有するアクリル繊維は繊維
自体に脱臭機能を付与するものであり、繊維としての強
度を低下させないために不飽和カルボン酸量を多くする
ことができず、0.2m e q / y〜6 m e
q / gと少ないため脱臭性能が低いという欠点が
ある。 [発明が解決しようとする課題] 本発明は、風合、強度の点から広く用いられているポリ
エステル繊維に脱臭性能を付与して、しかも、繊維性能
が良好な脱臭性ポリエステル繊維を提供することを目的
とするものである。 [課題を解決するための手段] 本発明者は前記欠点を解決すべく鋭意研究の結果、α、
β−不飽和ジカルボン酸無水物系重合体並びに銅金属粉
末及び/又は銅化合物からなる脱臭剤を熱可塑性重合体
に分散及び/又は混合を行った後ポリエステル樹脂に混
合して複合紡糸すれば、加工性、脱臭性に優れた新規な
脱臭性ポリエステル複合繊維が得られることを見出し、
この知見に基づいて本発明を完成するに至った。 すなわち、本発明は、α,β−不飽和ジカルボン酸無水
物系重合体並びに銅金属粉末及び/又は銅化合物よりな
る脱臭剤0.1〜5重量%を含有する熱可塑性重合体と
ポリエステル樹脂とを複合紡糸してなることを特徴とす
る脱臭性ポリエステル複合繊維及びα、β−不飽和ジカ
ルボン酸無水物系重合体並びに銅金属粉末及び/又は銅
化合物からなる脱臭剤を熱可塑性重合体に0.1〜5重
量%となるよう分散及び/又は混合した後、該脱臭剤配
合熱可塑性重合体をポリエステル樹脂とともに複合紡糸
することを特徴とする脱臭性ポリエステル複合繊維の製
法を提供するものである。 本発明に用いるポリエステル樹脂としては、重合度は5
0〜Zoo、平均分子量は10000〜20000程度
のものを使用することができ、ポリエステル成分単独に
限定されるものではなく、本発明の効果を損なわない範
囲であればポリエステル樹脂以外の熱可塑性樹脂を併用
することができる。 本発明複合繊維のポリエステル繊維成分は、通常のポリ
エステル樹脂を線状に加工成形したものを意味し、特に
限定されるものではなく、ポリエステル樹脂の具体例と
しては、テレフタル酸あるいはそのエステルを主たるジ
カルボン酸成分として、エチレングリコールあるいはテ
トラメチレングリコールを主たるグリコール成分とする
ポリエチレンテレフタレート及びポリブチレンテレフタ
レートを挙げることができる。 本発明におけるポリエステル樹脂のジカルボン酸成分を
例えば、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンニ酸などの
ジカルボン酸又はそのエステル、p−オキシ安息香酸、
p−β−オキシエトキシ安息香酸などのオキシジカルボ
ン酸又はそのエステルで一部置き換えてもよい。また、
脂肪族グリコールの一部を例えば、1,4−ビス(β−
才キシエトキシ)ベンゼン、ビスフェノールAのビスグ
リコールエーテル、ポリアルキレングリコールなどで置
き換えてもよい。 さらに、鎖分岐剤として、例えば、ペンタエリスリトー
ル、トリメチロールプロパン、トリメリット酸、トリメ
シン酸などを一部添加することもできる。 本発明の特性を損なわない範囲で、通常のポリエステル
繊維に使用される従来より公知の酸化チタン、カーボン
ブラックなどの顔料、酸化防止剤、難燃剤、帯電防止剤
、着色防止剤、耐光剤などを添加することができる。 本発明に用いる脱臭剤の一成分としてのα、β−不飽和
ジカルボン酸無水物系重合体として、α、β−不飽和ジ
カルボン酸無水物の単独重合体、α、β−不飽和ジカル
ボン酸無水物とこれと共重合可能な七ツマ−との共重合
体で、かつ、1α,β−不飽和ジカルボン酸無水物系重
合体中の酸無水物基の含有量が、50〜850meq/
gの重合体を使用することができる。なお、本発明にお
いて、meqは、ミリ当量を表す。上記の範囲内であれ
ば、1α,β−不飽和ジカルボン酸無水物単位の酸無水
物基の一部に、エステル基、アミド基、イミド基、カル
ボン酸塩などが含まれてもよい。 1α,β−不飽和ジカルボン酸無水物の具体例としては
、例えば、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シト
ラコン酸などが挙げられる。中でも、反応性、経済性な
どの点から無水マレイン酸が好ましい。 α、β−不飽和ジカルボン酸無水物と共重合可能なモノ
マーの具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン
、ビニルトルエンなどの芳香族モノオレフィン類;エチ
レン、プロピレン、イソブチン、ブテン−11ブテン−
2、ペンテン−1、ペンテン−2,2−メチルブテン−
1,2−メチルブテン−2、ヘキセン−1,2,2,4
−トリメチルペンテン−1,2,2,4−1リメチルペ
ンテンー2、デセン−1、オクタデセン−1などの脂肪
族モノオレフィン類;シクロペンテン、シクロヘキセン
、シクロオクテンなどの環状オドフィン類:ブタジエン
、イソプレン、ピペリレンなどの脂肪族ジオレフィン類
;アクリル酸、メタクリル酸などの不飽和カルボン酸類
ニアクリル酸エチル、メタクリル酸メチルなどの不飽和
カルボン酸エステル類;アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリルなどの不飽和ニトリル類;塩化ビニルなどのハ
ロゲン化ビニル類;酢酸ビニルなどのカルボン酸ビニル
類;メチルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;ビ
ニルスルホンH1p−トルエンスルホン酸などの不飽和
スルホン酸類などを挙げることができる。 本発明の1α,β−不飽和ジカルボン酸無水物系重合体
を得る方法は特に限定されるものではなく、例えば、乳
化重合、溶液重合などの公知の重合法が適用できる。 また、本発明において使用される1α,β−不飽和ジカ
ルボン酸無水物系重合体には例えば、ポリブタジェンに
無水マレイン酸を付加して得られるような高分子鎖中に
酸無水物基を導入して得られるものも含まれる。 本発明の1α,β−不飽和ジカルボン酸無水物系重合体
に含まれる酸無水物基の量は、50me Q/g〜B
50me Q/g、好ましくは100me Q/g〜7
00me q/yである。someq/g以下では脱臭
効果が乏しくなり、850meq/g以上では重合体の
製造が困難になる。 本発明のα、β−不飽和ジカルボン酸無水物系重合体の
分子量は、500〜soo、ooo、好ましくは100
0〜3oo、oooのものを好適に使用することができ
る。 本発明において、α、β−不飽和ジカルボン酸無水物系
重合体は、一種のみで、あるいは二種以上を併用して使
用することができる。 本発明に用いる脱臭剤の他の成分である銅金属粉末とは
従来より市販されている入手可能なものをいい、特に限
定されるものではなく、また、銅化合物は、無機酸塩、
有機酸塩、錯体、酸化物のいずれでもよく、その具体例
として、硫酸銅、硝酸鋼、塩化第一銅、塩化第二銅、臭
化第一銅、臭化第二銅、沃化第一銅、炭酸銅、水酸化第
二銅、シアン化銅、酢酸銅、クエン酸第二銅、グルコン
酸銅、リンゴ酸銅、グリオキシル酸銅、2−ケトグルタ
ル酸銅、ピルビン酸銅、オレイン酸銅、酸性リン酸銅、
ビロリン酸銅、銅クロロフィル、銅クロロフイリンナト
リウム、銅クロロフイリンカリウム、フタロシアニン銅
、銅ポルフィリン、エチレンジアミン四酢酸銅、銅アセ
チルアセテート、酸化第一銅、酸化第二銅、オレイン酸
銅、ナフテン酸銅などが挙げられる。また、高分子鎖中
に例えばカルボン酸銅塩などの形で銅を含むものでもよ
い。 本発明において銅金属粉末及び銅化合物は、−種のみで
、あるいは二種類以上を併用して使用することができる
。 本発明の脱臭剤成分における1α,β−不飽和ジカルボ
ン酸無水物系重合体に対する銅金属粉末及び/又は銅化
合物との比は、目的物の要求性能に応じ適宜選択しうる
が、通常は1α,β−不飽和ジカルボン酸無水物系重合
体100重量部に対し銅金属粉末及び/又は銅化合物が
0.01〜200!!量部、好ましくは0.02〜50
重量部、さらに好ましくは、0.05〜20重量部の範
囲である。銅金属粉末及び/又は銅化合物の量が0.0
1重量部未満では硫黄系悪臭の脱臭性能に劣る場合があ
り、逆に200!量部を超えると繊維への加工性に問題
を生じる場合がある。 本発明の脱臭剤は、その効果を損なわない範囲であれば
、必要に応じて、既存の脱臭剤、殺曹剤、防カビ剤など
と併用したり、顔料、着色剤、安定剤、酸化防止剤など
の如き各種添加剤を含有させることができる。 本発明複合繊維の脱臭剤を含有させる熱可塑性重合体は
、脱臭剤と相溶、分散、混合可能であって、繊維形成能
があり、紡糸条件の点からポリエステル樹脂と複合紡糸
可能な熱可塑性重合体であれば特に限定されるものでは
なく、具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン
などのオレフィン系重合体;ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデンなどのビニル系重合体;ポリ
エチレンテレフタレート、ホリブチレンチレフタレート
などのポリエステル系重合体;ナイロン−6、ナイロン
−66などのポリアミド系重合体;ポリカーボネート系
重合体;アクリル系重合体:アクリロニトリル系重合体
などを挙げることができる。 これらの熱可塑性重合体とポリエステル樹脂の分子量な
どを適宜選択して両者の紡糸条件を合わせ複合紡糸する
ことができる。 本発明における脱臭剤は熱可塑性重合体に0.1〜5重
量%、好ましくは0.5〜3.5重i%となるよう溶解
、分散又は混合して、ポリエステル樹脂とともに紡糸す
る。このとき、脱臭剤成分を熱可塑性重合体に溶解、分
散、混合するのは従来公知の方法で可能であり特に限定
されるものではない。 0.1重量%未満では脱臭性能が低くなり、5重量%を
越えると脱臭剤単位当たりの脱臭効率が低下する。 本発明脱臭性ポリエステル複合繊維は、繊維の特性を損
なうことなく脱臭効果を得るために、脱臭剤を含有した
熱可塑性重合体と脱臭剤を含有しないポリエステル樹脂
とからなる複合繊維を形成させる点に特徴がある。 本発明の複合繊維は、例えば、2台以上の押出機に脱臭
剤含有の樹脂成分及びポリエステル成分を仕込み、これ
を複合ノズルから溶融紡糸する方法により製造すること
ができる。 その複合の形態及び形状は特に限定されるものではなく
、バイメタル型(第1間断面構造)、鞘−芯型(第2間
断面構造)、キドニー型(第3間断面構造)、多層接合
型(第4間断面構造)、マトリックス型(第5間断面構
造)などを挙げることができる。ここで、脱臭効果を発
揮させるためには脱臭剤成分を含有した熱可塑性重合体
部分が外気に接触する状態、例えば、鞘−芯型として鞘
の方に脱臭剤成分を含ませたものなどが特に好ましい。 また、脱臭剤を含有している樹脂と脱臭剤を含まないポ
リエステル樹脂との割合は、繊維断面の面積比率で表し
て、278〜7/3で使用することができる。2/8よ
り脱臭剤成分含有樹脂が少ないと脱臭性能が低く、7/
3より大きくすると紡糸性能が低下するとともに経済性
も悪くなる。 本発明の脱臭性ポリエステル複合繊維は次のように製造
することができる。 まず、脱臭剤成分の1α,β−不飽和ジカルボン酸無水
物系重合体粉末及び銅金属粉末及び/又は銅化合物の所
定量をヘンシェルミキサーにて熱可塑性重合体とともに
混合分散した後、二軸押出機にてマスターベレットを調
製する。 十分乾燥したマスターベレットとポリエステル樹脂を同
時に所望の複合繊維形状を有する紡糸口金を用いて、紡
糸温度260〜300℃、紡糸速度600〜3000m
/分で紡糸・巻き取り後、延伸温度80〜200℃、延
伸倍率2.5〜4.5倍、巻き取り速度600〜200
0m/分で延伸することにより脱臭性ポリエステル繊維
を製造することができる。 【実施例〕 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
。なお、実施例及び比較例中の部及び%は特に断りのな
い限り重量基準である。 (アンモニア脱臭試験) 各試料1gを内容量150mMの王冠付きガラス製アン
プルに入れ密栓した。次に500ppmのアンモニアを
含む空気でアンプル内を置換したのち、24時間後にア
ンプル内のアンモニアの量をガスクロマトグラフィーで
定量し脱臭率を計算した。 (メチルメルカプタン脱臭試験) 各試料1gを内容量150m1lのガラス製アンプルに
入れ密栓した。次にsooppmのメチルメルカプタン
を含む空気でアンプル内を置換したのち、24時間後に
アンプル内のメチルメルカプタンの量をガスクロマトグ
ラフィーで定量し脱臭率を計算した。 実施例1 301IIIに軸押出機を使用し、熱可塑性重合体とし
て極限粘度0.95のポリブチレンテレフタレート97
重量部に、スチレン−無水マレイン酸共重合体(共重合
組成比50150、アーク・ケミカル・カンパニー製、
5MA100OA)2.88重量部とナフテン酸銅0.
12重量部を270℃で溶融ブレンドし、脱臭剤含有熱
可塑性重合体を4mmX3mm−の円柱状ベレット状で
得た。 この脱臭剤成分含有熱可塑性重合体と極限粘度0.63
のポリエチレンテレフタレートを別々に回転式真空乾燥
機で150℃、1torr以下で15時間乾燥したのち
、−軸押出機2台とホール径0.5mmの複合ノズルか
らなる鞘−芯型複合紡糸設備の鞘部に前者を仕込み、芯
部に後者を仕込み、吐出量を容量比率40 : 60で
紡糸温度285℃、紡糸速度1200m/minで複合
紡糸を行った。巻き取り後、ホットロール温度89°C
1熱板温度130℃、延伸速度900m/m i nで
延伸を行い75デニール24フイラメントの繊維を得た
。この繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示
す。 実施例2 実施例1の熱可塑性重合体を極限粘度(テトラリン13
5°O)1.5の立体規則性ポリプロピレンとした以外
、実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。この
繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す。 実施例3 実施例1の熱可塑性重合体を極限粘度(テトラリン13
5℃)1.3の低圧法ポリエチレンとした以外、実施例
1と同様にしてポリエステル繊維を得た。この繊維の物
性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す。 実施例4 実施例1の熱可塑性重合体を極限粘度(35°Cメタク
レゾール1%溶液)1.02であるナイロンとしt;以
外、実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。こ
の繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す。 実施例5 実施例1のスチレン−無水マレイン酸共重合体を共重合
組成比75/25のもの(アーク・ケミカル・カンパニ
ー製、5MA3000A)とした以外、実施例1と同様
にしてポリエステル繊維を得た。この繊維の物性及び脱
臭性能評価の結果を第1表に示す。 実施例6 実施例3のスチレン−無水マレイン酸共重合体をσ−オ
レフィンー無水マレイン酸共重合体(三菱化成(株)製
、PA208)とした以外、実施例3と同様にしてポリ
エステル繊維を得た。このamの物性及び脱臭性能評価
の結果を第1表に示す。 実施例7 極限粘度0.63のポリエチレンテレ7タートを回転式
真空乾燥機で150°C,1torr以下で15時間乾
燥したのち、これを多層接合型複合紡糸の第4間断面a
相当部に仕込み、実施例1と同様の脱臭剤成分含有熱可
塑性重合体を第4図の断面す相当部に仕込み、他の操作
は実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。この
繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す。 比較例1 実施例1の熱可塑性重合体に脱臭剤を含有させないこと
以外、実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。 この繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す
。 比較例2 実施例2の熱可塑性重合体に脱臭剤を含有させないこと
以外、実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。 この繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す
。 比較例3 実施例3の熱可塑性重合体に脱臭剤を含有させないこと
以外、実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。 この繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す
。 比較例4 実施例4の熱可塑性重合体に脱臭剤を含有させないこと
以外、実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。 この繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す
。 比較例5 実施例1で使用した脱臭剤含有熱可塑性重合体40に9
と極限粘度0.63のポリエチレンテレフタレート60
&9とを回転式真空乾燥機で150°C11torr以
下で15時間乾燥すると同時に均一に混合したのち、紡
糸温度285°C・紡糸速度1200m/分で紡糸を行
った。巻き取り後、ホットロール温度89℃、熱板温度
130℃、延伸速度900m/minで延伸を行い75
デニール24フイラメントの繊維を得た。この繊維の物
性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す。 比較例6 30mm1二軸押出機を使用し、熱可塑性重合体として
極限粘度0.95のポリブチレンテレフタレート87重
量部に、スチレン−無水マレイン酸共重合体(共重合組
成比50150、アーコ・ケミカル・カンパニー類、5
MA100OA)2.88g量部とナフテン酸銅0,1
2重量部を270°Cで溶融ブレンドし、脱臭剤含有熱
可塑性重合体を4mmx3mmlの円柱状ペレット状で
得た。 その後は実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た
。この繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示
す。 比較例7 実施例1の脱臭剤をクエン酸とした以外は実施例1と同
様にしてポリエステル繊維を得た。この繊維は耐熱性に
乏しく着色が発生し、使用に堪えないものであった。 比較例8 実施例1の脱臭剤成分を硫酸第一鉄/L−アスコルビン
酸(0,99510,005)の乾燥粉末とした以外は
実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得t;。この
繊維内に発泡が生じ、着色が発生した。 (以下余白) 第 1 表 第1表の結果より、本発明により低添加量で加工性、脱
臭性に優れた脱臭性ポリエステル複合繊維が得られるこ
とが分かる。 〔発明の効果] 本発明の脱臭性ポリエステル繊維は、加工性が良好であ
り、脱臭効果が高い上、脱臭割当たりの脱臭効率が高く
、繊維としての強度を保持しているので、種々の繊維製
品の形態で脱臭を達成することができ、単独で、あるい
は他の繊維、例えば木綿、麻、羊毛などの天然繊維;ナ
イロン、アクリルなどの合成繊維;アセテート、レーヨ
ンなどの半合成繊維などと混紡、交編織して、各種加工
製品とすることができ、産業資材として広く活用するこ
とができる利点がある。
エステル複合繊維及びその製造方法に関するものである
。 [従来の技術] 近年、生活レベルの向上に伴って工業的に発生する悪臭
のみならず、日常生活に密着した様々な悪臭が問題とさ
れることが多くなってきている。 これらの悪臭の主成分はアンモニア、アミン類、硫化水
素やメチルメルカプタン類であるといわれている。 これら日常生活における種々の悪臭を除去する方法が提
案されているが、中でも脱臭機能を付与した繊維がふと
ん綿などの寝具類、衛生材料、カーペット、カーテン及
び各種フィルター類などに使用され、その応用範囲の広
いことから注目されている。 従来、脱臭機能を付与した繊維は、繊維製造時に脱臭機
能成分を含有させる方法として、鉄化合物を含有する消
臭ポリエステル繊維(特開昭62−223318号公報
)、不飽和カルボン酸を含有するアクリル繊維(特開昭
62−179464号公報)などがあり、繊維の後加工
で脱臭性能を付与する方法として金属フタロシアニン化
合物をセルロース繊維、ポリアミド繊維などに担持する
消臭性繊維(特開昭61−125353号公報、特開昭
61−258077号公報、特開昭61−258078
号公報)がある。 しかし、繊維製造時に脱臭成分として鉄化合物を含有さ
せる方法は、加工時に着色や発泡する欠点がある。また
、脱臭剤を鞘成分に5〜15重量部含有する脱臭性複合
繊維(特開平l−92414号公報)では脱臭剤の添加
量が多く経済性に問題があり、その対策に多孔質化が提
案されているが多孔質化のための処理工程が必要になる
という煩わしさがある。 一方、不飽和カルボン酸を含有するアクリル繊維は繊維
自体に脱臭機能を付与するものであり、繊維としての強
度を低下させないために不飽和カルボン酸量を多くする
ことができず、0.2m e q / y〜6 m e
q / gと少ないため脱臭性能が低いという欠点が
ある。 [発明が解決しようとする課題] 本発明は、風合、強度の点から広く用いられているポリ
エステル繊維に脱臭性能を付与して、しかも、繊維性能
が良好な脱臭性ポリエステル繊維を提供することを目的
とするものである。 [課題を解決するための手段] 本発明者は前記欠点を解決すべく鋭意研究の結果、α、
β−不飽和ジカルボン酸無水物系重合体並びに銅金属粉
末及び/又は銅化合物からなる脱臭剤を熱可塑性重合体
に分散及び/又は混合を行った後ポリエステル樹脂に混
合して複合紡糸すれば、加工性、脱臭性に優れた新規な
脱臭性ポリエステル複合繊維が得られることを見出し、
この知見に基づいて本発明を完成するに至った。 すなわち、本発明は、α,β−不飽和ジカルボン酸無水
物系重合体並びに銅金属粉末及び/又は銅化合物よりな
る脱臭剤0.1〜5重量%を含有する熱可塑性重合体と
ポリエステル樹脂とを複合紡糸してなることを特徴とす
る脱臭性ポリエステル複合繊維及びα、β−不飽和ジカ
ルボン酸無水物系重合体並びに銅金属粉末及び/又は銅
化合物からなる脱臭剤を熱可塑性重合体に0.1〜5重
量%となるよう分散及び/又は混合した後、該脱臭剤配
合熱可塑性重合体をポリエステル樹脂とともに複合紡糸
することを特徴とする脱臭性ポリエステル複合繊維の製
法を提供するものである。 本発明に用いるポリエステル樹脂としては、重合度は5
0〜Zoo、平均分子量は10000〜20000程度
のものを使用することができ、ポリエステル成分単独に
限定されるものではなく、本発明の効果を損なわない範
囲であればポリエステル樹脂以外の熱可塑性樹脂を併用
することができる。 本発明複合繊維のポリエステル繊維成分は、通常のポリ
エステル樹脂を線状に加工成形したものを意味し、特に
限定されるものではなく、ポリエステル樹脂の具体例と
しては、テレフタル酸あるいはそのエステルを主たるジ
カルボン酸成分として、エチレングリコールあるいはテ
トラメチレングリコールを主たるグリコール成分とする
ポリエチレンテレフタレート及びポリブチレンテレフタ
レートを挙げることができる。 本発明におけるポリエステル樹脂のジカルボン酸成分を
例えば、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンニ酸などの
ジカルボン酸又はそのエステル、p−オキシ安息香酸、
p−β−オキシエトキシ安息香酸などのオキシジカルボ
ン酸又はそのエステルで一部置き換えてもよい。また、
脂肪族グリコールの一部を例えば、1,4−ビス(β−
才キシエトキシ)ベンゼン、ビスフェノールAのビスグ
リコールエーテル、ポリアルキレングリコールなどで置
き換えてもよい。 さらに、鎖分岐剤として、例えば、ペンタエリスリトー
ル、トリメチロールプロパン、トリメリット酸、トリメ
シン酸などを一部添加することもできる。 本発明の特性を損なわない範囲で、通常のポリエステル
繊維に使用される従来より公知の酸化チタン、カーボン
ブラックなどの顔料、酸化防止剤、難燃剤、帯電防止剤
、着色防止剤、耐光剤などを添加することができる。 本発明に用いる脱臭剤の一成分としてのα、β−不飽和
ジカルボン酸無水物系重合体として、α、β−不飽和ジ
カルボン酸無水物の単独重合体、α、β−不飽和ジカル
ボン酸無水物とこれと共重合可能な七ツマ−との共重合
体で、かつ、1α,β−不飽和ジカルボン酸無水物系重
合体中の酸無水物基の含有量が、50〜850meq/
gの重合体を使用することができる。なお、本発明にお
いて、meqは、ミリ当量を表す。上記の範囲内であれ
ば、1α,β−不飽和ジカルボン酸無水物単位の酸無水
物基の一部に、エステル基、アミド基、イミド基、カル
ボン酸塩などが含まれてもよい。 1α,β−不飽和ジカルボン酸無水物の具体例としては
、例えば、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シト
ラコン酸などが挙げられる。中でも、反応性、経済性な
どの点から無水マレイン酸が好ましい。 α、β−不飽和ジカルボン酸無水物と共重合可能なモノ
マーの具体例としては、スチレン、α−メチルスチレン
、ビニルトルエンなどの芳香族モノオレフィン類;エチ
レン、プロピレン、イソブチン、ブテン−11ブテン−
2、ペンテン−1、ペンテン−2,2−メチルブテン−
1,2−メチルブテン−2、ヘキセン−1,2,2,4
−トリメチルペンテン−1,2,2,4−1リメチルペ
ンテンー2、デセン−1、オクタデセン−1などの脂肪
族モノオレフィン類;シクロペンテン、シクロヘキセン
、シクロオクテンなどの環状オドフィン類:ブタジエン
、イソプレン、ピペリレンなどの脂肪族ジオレフィン類
;アクリル酸、メタクリル酸などの不飽和カルボン酸類
ニアクリル酸エチル、メタクリル酸メチルなどの不飽和
カルボン酸エステル類;アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリルなどの不飽和ニトリル類;塩化ビニルなどのハ
ロゲン化ビニル類;酢酸ビニルなどのカルボン酸ビニル
類;メチルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;ビ
ニルスルホンH1p−トルエンスルホン酸などの不飽和
スルホン酸類などを挙げることができる。 本発明の1α,β−不飽和ジカルボン酸無水物系重合体
を得る方法は特に限定されるものではなく、例えば、乳
化重合、溶液重合などの公知の重合法が適用できる。 また、本発明において使用される1α,β−不飽和ジカ
ルボン酸無水物系重合体には例えば、ポリブタジェンに
無水マレイン酸を付加して得られるような高分子鎖中に
酸無水物基を導入して得られるものも含まれる。 本発明の1α,β−不飽和ジカルボン酸無水物系重合体
に含まれる酸無水物基の量は、50me Q/g〜B
50me Q/g、好ましくは100me Q/g〜7
00me q/yである。someq/g以下では脱臭
効果が乏しくなり、850meq/g以上では重合体の
製造が困難になる。 本発明のα、β−不飽和ジカルボン酸無水物系重合体の
分子量は、500〜soo、ooo、好ましくは100
0〜3oo、oooのものを好適に使用することができ
る。 本発明において、α、β−不飽和ジカルボン酸無水物系
重合体は、一種のみで、あるいは二種以上を併用して使
用することができる。 本発明に用いる脱臭剤の他の成分である銅金属粉末とは
従来より市販されている入手可能なものをいい、特に限
定されるものではなく、また、銅化合物は、無機酸塩、
有機酸塩、錯体、酸化物のいずれでもよく、その具体例
として、硫酸銅、硝酸鋼、塩化第一銅、塩化第二銅、臭
化第一銅、臭化第二銅、沃化第一銅、炭酸銅、水酸化第
二銅、シアン化銅、酢酸銅、クエン酸第二銅、グルコン
酸銅、リンゴ酸銅、グリオキシル酸銅、2−ケトグルタ
ル酸銅、ピルビン酸銅、オレイン酸銅、酸性リン酸銅、
ビロリン酸銅、銅クロロフィル、銅クロロフイリンナト
リウム、銅クロロフイリンカリウム、フタロシアニン銅
、銅ポルフィリン、エチレンジアミン四酢酸銅、銅アセ
チルアセテート、酸化第一銅、酸化第二銅、オレイン酸
銅、ナフテン酸銅などが挙げられる。また、高分子鎖中
に例えばカルボン酸銅塩などの形で銅を含むものでもよ
い。 本発明において銅金属粉末及び銅化合物は、−種のみで
、あるいは二種類以上を併用して使用することができる
。 本発明の脱臭剤成分における1α,β−不飽和ジカルボ
ン酸無水物系重合体に対する銅金属粉末及び/又は銅化
合物との比は、目的物の要求性能に応じ適宜選択しうる
が、通常は1α,β−不飽和ジカルボン酸無水物系重合
体100重量部に対し銅金属粉末及び/又は銅化合物が
0.01〜200!!量部、好ましくは0.02〜50
重量部、さらに好ましくは、0.05〜20重量部の範
囲である。銅金属粉末及び/又は銅化合物の量が0.0
1重量部未満では硫黄系悪臭の脱臭性能に劣る場合があ
り、逆に200!量部を超えると繊維への加工性に問題
を生じる場合がある。 本発明の脱臭剤は、その効果を損なわない範囲であれば
、必要に応じて、既存の脱臭剤、殺曹剤、防カビ剤など
と併用したり、顔料、着色剤、安定剤、酸化防止剤など
の如き各種添加剤を含有させることができる。 本発明複合繊維の脱臭剤を含有させる熱可塑性重合体は
、脱臭剤と相溶、分散、混合可能であって、繊維形成能
があり、紡糸条件の点からポリエステル樹脂と複合紡糸
可能な熱可塑性重合体であれば特に限定されるものでは
なく、具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン
などのオレフィン系重合体;ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデンなどのビニル系重合体;ポリ
エチレンテレフタレート、ホリブチレンチレフタレート
などのポリエステル系重合体;ナイロン−6、ナイロン
−66などのポリアミド系重合体;ポリカーボネート系
重合体;アクリル系重合体:アクリロニトリル系重合体
などを挙げることができる。 これらの熱可塑性重合体とポリエステル樹脂の分子量な
どを適宜選択して両者の紡糸条件を合わせ複合紡糸する
ことができる。 本発明における脱臭剤は熱可塑性重合体に0.1〜5重
量%、好ましくは0.5〜3.5重i%となるよう溶解
、分散又は混合して、ポリエステル樹脂とともに紡糸す
る。このとき、脱臭剤成分を熱可塑性重合体に溶解、分
散、混合するのは従来公知の方法で可能であり特に限定
されるものではない。 0.1重量%未満では脱臭性能が低くなり、5重量%を
越えると脱臭剤単位当たりの脱臭効率が低下する。 本発明脱臭性ポリエステル複合繊維は、繊維の特性を損
なうことなく脱臭効果を得るために、脱臭剤を含有した
熱可塑性重合体と脱臭剤を含有しないポリエステル樹脂
とからなる複合繊維を形成させる点に特徴がある。 本発明の複合繊維は、例えば、2台以上の押出機に脱臭
剤含有の樹脂成分及びポリエステル成分を仕込み、これ
を複合ノズルから溶融紡糸する方法により製造すること
ができる。 その複合の形態及び形状は特に限定されるものではなく
、バイメタル型(第1間断面構造)、鞘−芯型(第2間
断面構造)、キドニー型(第3間断面構造)、多層接合
型(第4間断面構造)、マトリックス型(第5間断面構
造)などを挙げることができる。ここで、脱臭効果を発
揮させるためには脱臭剤成分を含有した熱可塑性重合体
部分が外気に接触する状態、例えば、鞘−芯型として鞘
の方に脱臭剤成分を含ませたものなどが特に好ましい。 また、脱臭剤を含有している樹脂と脱臭剤を含まないポ
リエステル樹脂との割合は、繊維断面の面積比率で表し
て、278〜7/3で使用することができる。2/8よ
り脱臭剤成分含有樹脂が少ないと脱臭性能が低く、7/
3より大きくすると紡糸性能が低下するとともに経済性
も悪くなる。 本発明の脱臭性ポリエステル複合繊維は次のように製造
することができる。 まず、脱臭剤成分の1α,β−不飽和ジカルボン酸無水
物系重合体粉末及び銅金属粉末及び/又は銅化合物の所
定量をヘンシェルミキサーにて熱可塑性重合体とともに
混合分散した後、二軸押出機にてマスターベレットを調
製する。 十分乾燥したマスターベレットとポリエステル樹脂を同
時に所望の複合繊維形状を有する紡糸口金を用いて、紡
糸温度260〜300℃、紡糸速度600〜3000m
/分で紡糸・巻き取り後、延伸温度80〜200℃、延
伸倍率2.5〜4.5倍、巻き取り速度600〜200
0m/分で延伸することにより脱臭性ポリエステル繊維
を製造することができる。 【実施例〕 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
。なお、実施例及び比較例中の部及び%は特に断りのな
い限り重量基準である。 (アンモニア脱臭試験) 各試料1gを内容量150mMの王冠付きガラス製アン
プルに入れ密栓した。次に500ppmのアンモニアを
含む空気でアンプル内を置換したのち、24時間後にア
ンプル内のアンモニアの量をガスクロマトグラフィーで
定量し脱臭率を計算した。 (メチルメルカプタン脱臭試験) 各試料1gを内容量150m1lのガラス製アンプルに
入れ密栓した。次にsooppmのメチルメルカプタン
を含む空気でアンプル内を置換したのち、24時間後に
アンプル内のメチルメルカプタンの量をガスクロマトグ
ラフィーで定量し脱臭率を計算した。 実施例1 301IIIに軸押出機を使用し、熱可塑性重合体とし
て極限粘度0.95のポリブチレンテレフタレート97
重量部に、スチレン−無水マレイン酸共重合体(共重合
組成比50150、アーク・ケミカル・カンパニー製、
5MA100OA)2.88重量部とナフテン酸銅0.
12重量部を270℃で溶融ブレンドし、脱臭剤含有熱
可塑性重合体を4mmX3mm−の円柱状ベレット状で
得た。 この脱臭剤成分含有熱可塑性重合体と極限粘度0.63
のポリエチレンテレフタレートを別々に回転式真空乾燥
機で150℃、1torr以下で15時間乾燥したのち
、−軸押出機2台とホール径0.5mmの複合ノズルか
らなる鞘−芯型複合紡糸設備の鞘部に前者を仕込み、芯
部に後者を仕込み、吐出量を容量比率40 : 60で
紡糸温度285℃、紡糸速度1200m/minで複合
紡糸を行った。巻き取り後、ホットロール温度89°C
1熱板温度130℃、延伸速度900m/m i nで
延伸を行い75デニール24フイラメントの繊維を得た
。この繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示
す。 実施例2 実施例1の熱可塑性重合体を極限粘度(テトラリン13
5°O)1.5の立体規則性ポリプロピレンとした以外
、実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。この
繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す。 実施例3 実施例1の熱可塑性重合体を極限粘度(テトラリン13
5℃)1.3の低圧法ポリエチレンとした以外、実施例
1と同様にしてポリエステル繊維を得た。この繊維の物
性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す。 実施例4 実施例1の熱可塑性重合体を極限粘度(35°Cメタク
レゾール1%溶液)1.02であるナイロンとしt;以
外、実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。こ
の繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す。 実施例5 実施例1のスチレン−無水マレイン酸共重合体を共重合
組成比75/25のもの(アーク・ケミカル・カンパニ
ー製、5MA3000A)とした以外、実施例1と同様
にしてポリエステル繊維を得た。この繊維の物性及び脱
臭性能評価の結果を第1表に示す。 実施例6 実施例3のスチレン−無水マレイン酸共重合体をσ−オ
レフィンー無水マレイン酸共重合体(三菱化成(株)製
、PA208)とした以外、実施例3と同様にしてポリ
エステル繊維を得た。このamの物性及び脱臭性能評価
の結果を第1表に示す。 実施例7 極限粘度0.63のポリエチレンテレ7タートを回転式
真空乾燥機で150°C,1torr以下で15時間乾
燥したのち、これを多層接合型複合紡糸の第4間断面a
相当部に仕込み、実施例1と同様の脱臭剤成分含有熱可
塑性重合体を第4図の断面す相当部に仕込み、他の操作
は実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。この
繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す。 比較例1 実施例1の熱可塑性重合体に脱臭剤を含有させないこと
以外、実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。 この繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す
。 比較例2 実施例2の熱可塑性重合体に脱臭剤を含有させないこと
以外、実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。 この繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す
。 比較例3 実施例3の熱可塑性重合体に脱臭剤を含有させないこと
以外、実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。 この繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す
。 比較例4 実施例4の熱可塑性重合体に脱臭剤を含有させないこと
以外、実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た。 この繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す
。 比較例5 実施例1で使用した脱臭剤含有熱可塑性重合体40に9
と極限粘度0.63のポリエチレンテレフタレート60
&9とを回転式真空乾燥機で150°C11torr以
下で15時間乾燥すると同時に均一に混合したのち、紡
糸温度285°C・紡糸速度1200m/分で紡糸を行
った。巻き取り後、ホットロール温度89℃、熱板温度
130℃、延伸速度900m/minで延伸を行い75
デニール24フイラメントの繊維を得た。この繊維の物
性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示す。 比較例6 30mm1二軸押出機を使用し、熱可塑性重合体として
極限粘度0.95のポリブチレンテレフタレート87重
量部に、スチレン−無水マレイン酸共重合体(共重合組
成比50150、アーコ・ケミカル・カンパニー類、5
MA100OA)2.88g量部とナフテン酸銅0,1
2重量部を270°Cで溶融ブレンドし、脱臭剤含有熱
可塑性重合体を4mmx3mmlの円柱状ペレット状で
得た。 その後は実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得た
。この繊維の物性及び脱臭性能評価の結果を第1表に示
す。 比較例7 実施例1の脱臭剤をクエン酸とした以外は実施例1と同
様にしてポリエステル繊維を得た。この繊維は耐熱性に
乏しく着色が発生し、使用に堪えないものであった。 比較例8 実施例1の脱臭剤成分を硫酸第一鉄/L−アスコルビン
酸(0,99510,005)の乾燥粉末とした以外は
実施例1と同様にしてポリエステル繊維を得t;。この
繊維内に発泡が生じ、着色が発生した。 (以下余白) 第 1 表 第1表の結果より、本発明により低添加量で加工性、脱
臭性に優れた脱臭性ポリエステル複合繊維が得られるこ
とが分かる。 〔発明の効果] 本発明の脱臭性ポリエステル繊維は、加工性が良好であ
り、脱臭効果が高い上、脱臭割当たりの脱臭効率が高く
、繊維としての強度を保持しているので、種々の繊維製
品の形態で脱臭を達成することができ、単独で、あるい
は他の繊維、例えば木綿、麻、羊毛などの天然繊維;ナ
イロン、アクリルなどの合成繊維;アセテート、レーヨ
ンなどの半合成繊維などと混紡、交編織して、各種加工
製品とすることができ、産業資材として広く活用するこ
とができる利点がある。
第1図、第2図、第3図、第4図及び第5図は本願発明
複合繊維の実施例の断面を示す断面図である。 図中の符号は、aはポリエステル繊維部分の断面を示し
、bは脱臭剤含有熱可塑性重合体繊維部分の断面を示す
。
複合繊維の実施例の断面を示す断面図である。 図中の符号は、aはポリエステル繊維部分の断面を示し
、bは脱臭剤含有熱可塑性重合体繊維部分の断面を示す
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 α,β−不飽和ジカルボン酸無水物系重合体並びに
銅金属粉末及び/又は銅化合物よりなる脱臭剤0.1〜
5重量%を含有する熱可塑性重合体とポリエステル樹脂
とを複合紡糸してなることを特徴とする脱臭性ポリエス
テル複合繊維。 2 α,β−不飽和ジカルボン酸無水物系重合体中の酸
無水物基の含有量が、50〜850meq/gであるこ
とを特徴とする請求項1記載の脱臭性ポリエステル複合
繊維。 3 複合繊維が鞘−芯型複合構造であって、鞘部分が脱
臭剤を含有する熱可塑性重合体からなる請求項1又は2
記載の脱臭性ポリエステル複合繊維。 4 α,β−不飽和ジカルボン酸無水物系重合体並びに
銅金属粉末及び/又は銅化合物からなる脱臭剤を熱可塑
性重合体に0.1〜5重量%となるよう分散及び/又は
混合した後、該熱可塑性重合体をポリエステル樹脂とと
もに複合紡糸することを特徴とする脱臭性ポリエステル
複合繊維の製法。 5 複合紡糸を鞘−芯型複合紡糸ノズルを用いて行い、
鞘部の押出機に脱臭剤を含有する熱可塑性重合体を仕込
み、芯部の押出機にはポリエステル樹脂を仕込むことか
らなる請求項4記載の脱臭性ポリエステル複合繊維の製
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22376889A JPH0390621A (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 脱臭性ポリエステル複合繊維及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22376889A JPH0390621A (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 脱臭性ポリエステル複合繊維及びその製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0390621A true JPH0390621A (ja) | 1991-04-16 |
Family
ID=16803405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22376889A Pending JPH0390621A (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | 脱臭性ポリエステル複合繊維及びその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0390621A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63190013A (ja) * | 1986-09-16 | 1988-08-05 | Teijin Ltd | 消臭性繊維構造物 |
| JPH01158075A (ja) * | 1987-03-02 | 1989-06-21 | Nippon Zeon Co Ltd | 脱臭性組成物、脱臭性複合材料、脱臭性樹脂組成物、脱臭性樹脂成形品及び脱臭性発泡体 |
-
1989
- 1989-08-30 JP JP22376889A patent/JPH0390621A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63190013A (ja) * | 1986-09-16 | 1988-08-05 | Teijin Ltd | 消臭性繊維構造物 |
| JPH01158075A (ja) * | 1987-03-02 | 1989-06-21 | Nippon Zeon Co Ltd | 脱臭性組成物、脱臭性複合材料、脱臭性樹脂組成物、脱臭性樹脂成形品及び脱臭性発泡体 |
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