JPH0393219A - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents
固体電解コンデンサの製造方法Info
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- JPH0393219A JPH0393219A JP1230952A JP23095289A JPH0393219A JP H0393219 A JPH0393219 A JP H0393219A JP 1230952 A JP1230952 A JP 1230952A JP 23095289 A JP23095289 A JP 23095289A JP H0393219 A JPH0393219 A JP H0393219A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、−固体電解質を用いる固体電解コンデンサ
の製造方法に関する. 従来の技術 近年、電気機器等の回路のディジタル化に伴い、回路に
使われるコンデンサには、高周波域でのインピーダンス
が低く、小型かつ大容量であることが強く要求されるよ
うになってきた. 従来、高周波コンデンサとして、プラスチックフィルム
コンデンサ、マイカコンデンサ、積層セラミックコンデ
ンサがある.しかし、これらのコンデンサは、形状が大
きくなり過ぎるため、大容量化が困難である. 一方、大容量化に適したコンデンサとして、アルミニウ
ム乾式電解コンデンサ、アルミニウム固体電解コンデン
サやタンタル固体電解コンデンサが知られている. アルミニウム乾式電解コンデンサでは、エッチングを施
した陽、陰極アル主ニウム箔を紙のセパレー夕を介して
巻き取り、液状の電解質を含浸させるようにしている.
しかし、アルミニウム乾式電解コンデンサには、電解質
の液漏れ、蒸発等に伴う特性劣化という大きな問題があ
る.この点を改善すべく、電解質として二酸化マンガン
を用いて固体化したのが、後2者のアル果ニウムやタン
タル固体電解コンデンサである. この他、固体段階コンデンサとしては、二酸化マンガン
層の代わりに、7、7、8、8−テトラシアノキノジメ
タンコンプレックス塩(TCNQ塩)を固体電解質に使
うもの(特公昭56−10777号公報、特開昭58−
17609号公報)、さらには、ピロール、フランなど
の複素環式化合物モノマーと支持電解質を含ませた溶液
を用い電解重合することにより、支持電解質のア二オン
をドーバントとして含む導電性高分子層を固体電解質に
使うもの(特開昭60−37114号公報、特開昭60
−233017号公報)がある. 発明が解決しようとする課題 しかしながら、.二酸化マンガン層を固体電解質とする
コンデンサでは、製造工程中の複数回の熱分解処理で誘
電体皮膜の損傷が起こる.二酸化マンガン層の比抵抗が
高く高周波での損失が相当に大きいといった問題がある
. TCNQ塩を固体電解質とするコンデンサでは、TCN
Q塩を塗布する際に比抵抗上昇が起こる、陽極金属箔と
の接着性が弱いといった問題があり、実用性が薄い. 一方、電解重合よる導電性高分子層を固体電解賞とする
コンデンサでは、誘電体皮膜上に電解重合層を形戒する
こと自体に技術的な困難がある。
の製造方法に関する. 従来の技術 近年、電気機器等の回路のディジタル化に伴い、回路に
使われるコンデンサには、高周波域でのインピーダンス
が低く、小型かつ大容量であることが強く要求されるよ
うになってきた. 従来、高周波コンデンサとして、プラスチックフィルム
コンデンサ、マイカコンデンサ、積層セラミックコンデ
ンサがある.しかし、これらのコンデンサは、形状が大
きくなり過ぎるため、大容量化が困難である. 一方、大容量化に適したコンデンサとして、アルミニウ
ム乾式電解コンデンサ、アルミニウム固体電解コンデン
サやタンタル固体電解コンデンサが知られている. アルミニウム乾式電解コンデンサでは、エッチングを施
した陽、陰極アル主ニウム箔を紙のセパレー夕を介して
巻き取り、液状の電解質を含浸させるようにしている.
しかし、アルミニウム乾式電解コンデンサには、電解質
の液漏れ、蒸発等に伴う特性劣化という大きな問題があ
る.この点を改善すべく、電解質として二酸化マンガン
を用いて固体化したのが、後2者のアル果ニウムやタン
タル固体電解コンデンサである. この他、固体段階コンデンサとしては、二酸化マンガン
層の代わりに、7、7、8、8−テトラシアノキノジメ
タンコンプレックス塩(TCNQ塩)を固体電解質に使
うもの(特公昭56−10777号公報、特開昭58−
17609号公報)、さらには、ピロール、フランなど
の複素環式化合物モノマーと支持電解質を含ませた溶液
を用い電解重合することにより、支持電解質のア二オン
をドーバントとして含む導電性高分子層を固体電解質に
使うもの(特開昭60−37114号公報、特開昭60
−233017号公報)がある. 発明が解決しようとする課題 しかしながら、.二酸化マンガン層を固体電解質とする
コンデンサでは、製造工程中の複数回の熱分解処理で誘
電体皮膜の損傷が起こる.二酸化マンガン層の比抵抗が
高く高周波での損失が相当に大きいといった問題がある
. TCNQ塩を固体電解質とするコンデンサでは、TCN
Q塩を塗布する際に比抵抗上昇が起こる、陽極金属箔と
の接着性が弱いといった問題があり、実用性が薄い. 一方、電解重合よる導電性高分子層を固体電解賞とする
コンデンサでは、誘電体皮膜上に電解重合層を形戒する
こと自体に技術的な困難がある。
通常の陽極(例えば、白金、カーボン等)上に、復素環
式化合物であるピロール、チオフェン、これらの誘導体
と適当な支持電解質との溶液を用い高導電性の電解重合
膜を形成できることが既に知られているが、絶縁物であ
る誘電体皮膜が電流を流さないために電解重合導電性高
分子層を誘電体皮膜上に形成することは原理的に困難な
ことだからである. 誘電体皮膜(酸化皮膜)を形戒する前に電解重合導電性
高分子層を先に形成し、その後、化威反応により誘電体
皮膜を後で形成することも可能ではあるが、この場合は
、電解重合高分子層の変質・劣化や同高分子層・金属体
間の剥離が起こるため、実際には十分な特性のコンデン
サが得られず、実用性が薄い. さらに、誘電体皮膜を有する金属体の表面の一部に設け
た導電性物質に外部から電圧印加用の電極を接触させ、
そこを開始点として電解重合高分子層を析出・威長させ
るようにすることが提案されている(特開昭62−16
5313号公報).また、誘電体皮膜を有する金属体の
表面の一部゛を絶縁性高分子膜で被覆後、全体を導電化
させておき、これに外部から陽極用金属製電極を接触さ
せて電解重合高分子層を析出・戒長させることも提案さ
れている(特開平1−105523号公報).しかしな
がら、前者の方法には開始点以外の部分は絶縁状態であ
るため、電解重合の成長が極めて遅いという問題がある
.一方、後者の方法にはコンデンサ用として実質的に使
用できる表面積が少なくなるという問題がある=加えて
、両者の方法には、得られたコンデンサの漏れ電流が多
いという共通した問題がある.電解重合の際に接触させ
る陽極用電極が誘電体皮膜を損傷させるからである. この発明は−、上記の事情に鑑み、コンデンサ用表面積
減少を招来することなく、良好な膜質の固体電解賞用の
電解重合高分子層形成が迅速に行え、しかも、漏れ電流
も少ない優れた電気的特性を有する固体電解コンデンサ
を得ることのできる方法を提供することを課題とする。
式化合物であるピロール、チオフェン、これらの誘導体
と適当な支持電解質との溶液を用い高導電性の電解重合
膜を形成できることが既に知られているが、絶縁物であ
る誘電体皮膜が電流を流さないために電解重合導電性高
分子層を誘電体皮膜上に形成することは原理的に困難な
ことだからである. 誘電体皮膜(酸化皮膜)を形戒する前に電解重合導電性
高分子層を先に形成し、その後、化威反応により誘電体
皮膜を後で形成することも可能ではあるが、この場合は
、電解重合高分子層の変質・劣化や同高分子層・金属体
間の剥離が起こるため、実際には十分な特性のコンデン
サが得られず、実用性が薄い. さらに、誘電体皮膜を有する金属体の表面の一部に設け
た導電性物質に外部から電圧印加用の電極を接触させ、
そこを開始点として電解重合高分子層を析出・威長させ
るようにすることが提案されている(特開昭62−16
5313号公報).また、誘電体皮膜を有する金属体の
表面の一部゛を絶縁性高分子膜で被覆後、全体を導電化
させておき、これに外部から陽極用金属製電極を接触さ
せて電解重合高分子層を析出・戒長させることも提案さ
れている(特開平1−105523号公報).しかしな
がら、前者の方法には開始点以外の部分は絶縁状態であ
るため、電解重合の成長が極めて遅いという問題がある
.一方、後者の方法にはコンデンサ用として実質的に使
用できる表面積が少なくなるという問題がある=加えて
、両者の方法には、得られたコンデンサの漏れ電流が多
いという共通した問題がある.電解重合の際に接触させ
る陽極用電極が誘電体皮膜を損傷させるからである. この発明は−、上記の事情に鑑み、コンデンサ用表面積
減少を招来することなく、良好な膜質の固体電解賞用の
電解重合高分子層形成が迅速に行え、しかも、漏れ電流
も少ない優れた電気的特性を有する固体電解コンデンサ
を得ることのできる方法を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段
上記第1の課題を解決するため、請求項(1)〜(6)
記載の固体電解コンデンサの製造方法では、陽極酸化や
陽極化戒等により表面に誘電体皮膜が形成され同皮膜上
に導電層が積層されてなる金属体(弁金属)を、複素環
式化合物モノマーと支持電解質を少なくとも含む電解液
中に配置し、電圧印加用の液体電極に前記導電層を接触
させて前記モノマーの電解重合反応を行うことにより、
固体電解質用の導電性電解重合高分子層を前記導電層上
に積層するようにしている. この発明における陽極酸化や陽極化威等により誘電体皮
膜(酸化皮膜)が表面に形成された金属体の金属には、
請求項(5)記載の発明のように、例えば、アルミニウ
ム、タンタル、チタンのうちの少なくともひとつが挙げ
られる.金属体は、より具体的には、アル竃ニウム箔、
タンタル箔、チタン箔、あるいは、これらの金属の合金
箔等である誘電体皮膜上に積層形成された導電層の導電
率は、それほど高いものである必要はなく、実質的な電
解重合膜の戒長が可能となる導電率(通常、10− ’
S/el1以上)であれば使用できる.具体的な導電層
としては、金属体表面の誘電体皮膜の化戒性を考慮すれ
ば、例えば、請求項(6)記載の発明のように、二酸化
マンガン等のマンガン酸化物を含む層が好適である. この発明の電解重合に用いる電解液が含む複素環式化合
物モノマーとしては、例えば、請求項(4)記載の発明
のように、プロール、チオフエン、これらの誘導体(例
えば、N−メチルピロール)の少なくともひとつが挙げ
られるが、他に、フラン、セレノフェン等でもよく、そ
して、支持電解質としては、例えば、p一トルエンスル
フォン酸ナトリウム、テトラn−プチルアンモニウムp
一トルエンスルフォネート、テトラn−プチルアンモニ
ウムバークロレイト等が挙げられる.もちろん、これら
に限らず、電解重合が可能でIs/CI程度以上の導電
率を有する電解重合膜が得られるようなものであればよ
い.上記モノマーや支持電解質をそれぞれ単独で用いず
、支持電解質を複数種混合して用いたり、ブロール、チ
オフエンをそれぞれの誘導体と混合して用いるなど上記
モノマーも複数種併用するようにしてもよい. また、電解液が、複素環式化合物モノマーや支持電解質
の他に、密着性を向上させるための添加剤や電解液の酸
化抑制剤等をも含んでいてもよい.勿論、含んでいなく
てもよい. この発明で用いられる液体電極としては、請求項(2)
記戦の発明のように、電解重合が普通行われる室温付近
で溶融状態となる金属であることが好ましく、具体的に
は、請求項(3)記載の発明のように、室温付近で溶融
状態となる金属として、水銀、インジウム・ガリウム共
融物等が挙げられる.要は、電解重合の際、電解液に実
質的に溶解せず液体状態を維持していればよい. この発明は、勿論、上記例示の化合物や処理方式に限ら
ない.上記例示以外の代替え可能な他の化合物、処理方
式を用いてもよいことはいうまでもない. 作用 この発明の製造方法では、電解重合の際に接触させる電
極が液体であるため、極く薄く機械的衝撃に弱い誘電体
皮膜の損傷を来すようなことがない.そのため、漏れ電
流の少ないコンデンサが得られる. 得られたコンデンサでは、導電層の働きにより、良好な
膜質の電解重合導電性高分子層からなる固体電解賞が備
わるため、周波数特性や損失特性の点でも優れている. 導電層の導電率は必ずしも高くなくてもよい.この発明
における電解重合導電性高分子層は、例えば、10”S
/cmの高い導電率のものが容易に形戒可能なために、
導電層の厚みを電解重合導電性高分子層の厚みに比べ十
分に薄くすることにより、固体電解質全体では高い導電
率となるようにし損失係数を低く保持できるからである
. 液体電極に接触していた部分には電解重合導電性高分子
層が形或されない.この電解重合導電性高分子層未形或
部分から電解重合後に陽極リードを取り出すことが可能
なため、例えば、チップ化構威がとりやすいという利点
も生まれる.実施例 以下、この発明にかかる固体電解コンデンサの製造方法
の具体的実施例を説明する. 一実施例l− 第1図は、この発明にかかる固体電解コンデンサの製造
方法における電解重合工程の様子をあらわす. まず、ta 8 wa x横10Illlのアルミニウ
ムエッチド箔1を3%アジピン酸アンモニウム水溶液を
用い、約70℃、印加電圧35Vの条件で陽極酸化する
ことにより、エッチドM1表面に誘電体皮膜2を形成し
てから、硝酸マンガン30%水溶液に浸漬し、250℃
で10分間加熱し熱分解処理を行い、マンガン酸化物の
導電層3を積層形成する.但し、第1図にみるように、
液体電極6に埋没する領域の大部分は導電層3が形成さ
れていない.これは、後で陽極リードを接続するためで
ある. ついで、エッチド箔lを、ピロール(0.3mol/j
!)、p−}ルエンスルフォン酸ナトリウム(0.1m
ol/ffi)および水からなる電解液5中に配置する
とともに水銀液体電極6に接触させる一方、電解液5中
に陰極7を配置した.4は電解液槽である.そうしてお
いて、両電極6、7間に3vの電圧を印加して電解重合
を行い、ポリピロールにp−トルエンスルフォン酸アニ
オンがドープされてなる電解重合導電性高分子層8を積
層形成した.この後、水洗し乾燥してから陽極リードを
カシメにより取り付け、高分子層8の上にカーボンペー
ストと銀ペーストを塗布するとともに陰極リードを取り
出し、さらにエポキシ樹脂で外装して固体電解コンデン
サを得た.製作個数は5個である.得られた固体電解コ
ンデンサを13Vで1時間エージングした後、■初期容
量(120Hz)、■損失(120k)、■インピーダ
ンス(IMHz)、および■10Vの電圧印加開始から
2分後の漏れ電流を測定した.測定結果(5個の平均値
)を第1表に示す.一比較例l一 第2図にみるように、予め陽極リード9を取着しておく
とともに、液体電極の代わりに陽極用ステンレス製電極
lOを当てるようにした他は、実施例lと同様にして固
体電解コンデンサを得た.各特性の測定結果を第1表に
示す. −実施例2 水、P−トルエンスルフォン酸ナトリウムの代わりにア
セトニトリル、テトラn−プチルアンモニウムp一トル
エンスルフォネートを用いるとともに、インジウム・ガ
リウム共融物を用いた以外、実施例1と同様にして固体
電解コンデンサを得た.各特性の測定結果を第1表に示
す. なお、実施例2においてピロールを、ピロールおよびN
−メチルピロールを等モル含む混合物とした他は同様に
して、固体電解コンデンサを得たが、実施例2と同様の
結果となった. −実施例3ー ビロールに代えてチオフェンを用いるとともに電解液槽
4、全体をドライボックス中におさめて電解重合を行う
ようにした他は、実施例2と同様にして固体電解コンデ
ンサを得た.各特性の測定結果を第1表に示す. −実施例4− エンボス加工後、lO%燐酸水溶液を用いて、90℃、
35Vの条件で陽極化威し表面に誘電体皮膜を形成した
N8Wm×横10−のタンタル箔を用いた他は、実施例
1と同様にして、固体電解コンデンサを得た.各特性の
測定結果を第1表に示す.−比較例2− 第2図にみるように、予め陽極リード9を取着しておく
とともに、液体電極の代わりに陽極用ステンレス製電極
10を接触させるようにした他は実施例4と同様にして
固体電解コンデンサを得た.各特性の測定結果を第1表
に示す. 以下余白 実施例lと比較例l、あるいは、実施例4と比較例2の
漏れ電流値を比べれば、液体電極が漏れ電流減少機能を
発揮していることがよく分かる.また、各実施例の容量
、損失(tanδ)、インピーダンのデータにみるよう
に、低損失で優れた周波数特性のコンデンサが得られて
いることもよく分かる. 発明の効果 以上に述べたように、請求項(1)〜(6)記載の製造
方法では、電解重合導電性高分子層形成の際に液体電極
を接触させるようにするため、誘電体皮膜の損傷を招く
ことなく、漏れ電流の少ない優れた電気的特性の固体電
解コンデンサが得られるだけでなく、誘電体皮膜上に導
電層を予め形成しておいて良好な膜質の電解重合導電性
高分子層を迅速に形或するようにしており、実用性にも
優れる.
記載の固体電解コンデンサの製造方法では、陽極酸化や
陽極化戒等により表面に誘電体皮膜が形成され同皮膜上
に導電層が積層されてなる金属体(弁金属)を、複素環
式化合物モノマーと支持電解質を少なくとも含む電解液
中に配置し、電圧印加用の液体電極に前記導電層を接触
させて前記モノマーの電解重合反応を行うことにより、
固体電解質用の導電性電解重合高分子層を前記導電層上
に積層するようにしている. この発明における陽極酸化や陽極化威等により誘電体皮
膜(酸化皮膜)が表面に形成された金属体の金属には、
請求項(5)記載の発明のように、例えば、アルミニウ
ム、タンタル、チタンのうちの少なくともひとつが挙げ
られる.金属体は、より具体的には、アル竃ニウム箔、
タンタル箔、チタン箔、あるいは、これらの金属の合金
箔等である誘電体皮膜上に積層形成された導電層の導電
率は、それほど高いものである必要はなく、実質的な電
解重合膜の戒長が可能となる導電率(通常、10− ’
S/el1以上)であれば使用できる.具体的な導電層
としては、金属体表面の誘電体皮膜の化戒性を考慮すれ
ば、例えば、請求項(6)記載の発明のように、二酸化
マンガン等のマンガン酸化物を含む層が好適である. この発明の電解重合に用いる電解液が含む複素環式化合
物モノマーとしては、例えば、請求項(4)記載の発明
のように、プロール、チオフエン、これらの誘導体(例
えば、N−メチルピロール)の少なくともひとつが挙げ
られるが、他に、フラン、セレノフェン等でもよく、そ
して、支持電解質としては、例えば、p一トルエンスル
フォン酸ナトリウム、テトラn−プチルアンモニウムp
一トルエンスルフォネート、テトラn−プチルアンモニ
ウムバークロレイト等が挙げられる.もちろん、これら
に限らず、電解重合が可能でIs/CI程度以上の導電
率を有する電解重合膜が得られるようなものであればよ
い.上記モノマーや支持電解質をそれぞれ単独で用いず
、支持電解質を複数種混合して用いたり、ブロール、チ
オフエンをそれぞれの誘導体と混合して用いるなど上記
モノマーも複数種併用するようにしてもよい. また、電解液が、複素環式化合物モノマーや支持電解質
の他に、密着性を向上させるための添加剤や電解液の酸
化抑制剤等をも含んでいてもよい.勿論、含んでいなく
てもよい. この発明で用いられる液体電極としては、請求項(2)
記戦の発明のように、電解重合が普通行われる室温付近
で溶融状態となる金属であることが好ましく、具体的に
は、請求項(3)記載の発明のように、室温付近で溶融
状態となる金属として、水銀、インジウム・ガリウム共
融物等が挙げられる.要は、電解重合の際、電解液に実
質的に溶解せず液体状態を維持していればよい. この発明は、勿論、上記例示の化合物や処理方式に限ら
ない.上記例示以外の代替え可能な他の化合物、処理方
式を用いてもよいことはいうまでもない. 作用 この発明の製造方法では、電解重合の際に接触させる電
極が液体であるため、極く薄く機械的衝撃に弱い誘電体
皮膜の損傷を来すようなことがない.そのため、漏れ電
流の少ないコンデンサが得られる. 得られたコンデンサでは、導電層の働きにより、良好な
膜質の電解重合導電性高分子層からなる固体電解賞が備
わるため、周波数特性や損失特性の点でも優れている. 導電層の導電率は必ずしも高くなくてもよい.この発明
における電解重合導電性高分子層は、例えば、10”S
/cmの高い導電率のものが容易に形戒可能なために、
導電層の厚みを電解重合導電性高分子層の厚みに比べ十
分に薄くすることにより、固体電解質全体では高い導電
率となるようにし損失係数を低く保持できるからである
. 液体電極に接触していた部分には電解重合導電性高分子
層が形或されない.この電解重合導電性高分子層未形或
部分から電解重合後に陽極リードを取り出すことが可能
なため、例えば、チップ化構威がとりやすいという利点
も生まれる.実施例 以下、この発明にかかる固体電解コンデンサの製造方法
の具体的実施例を説明する. 一実施例l− 第1図は、この発明にかかる固体電解コンデンサの製造
方法における電解重合工程の様子をあらわす. まず、ta 8 wa x横10Illlのアルミニウ
ムエッチド箔1を3%アジピン酸アンモニウム水溶液を
用い、約70℃、印加電圧35Vの条件で陽極酸化する
ことにより、エッチドM1表面に誘電体皮膜2を形成し
てから、硝酸マンガン30%水溶液に浸漬し、250℃
で10分間加熱し熱分解処理を行い、マンガン酸化物の
導電層3を積層形成する.但し、第1図にみるように、
液体電極6に埋没する領域の大部分は導電層3が形成さ
れていない.これは、後で陽極リードを接続するためで
ある. ついで、エッチド箔lを、ピロール(0.3mol/j
!)、p−}ルエンスルフォン酸ナトリウム(0.1m
ol/ffi)および水からなる電解液5中に配置する
とともに水銀液体電極6に接触させる一方、電解液5中
に陰極7を配置した.4は電解液槽である.そうしてお
いて、両電極6、7間に3vの電圧を印加して電解重合
を行い、ポリピロールにp−トルエンスルフォン酸アニ
オンがドープされてなる電解重合導電性高分子層8を積
層形成した.この後、水洗し乾燥してから陽極リードを
カシメにより取り付け、高分子層8の上にカーボンペー
ストと銀ペーストを塗布するとともに陰極リードを取り
出し、さらにエポキシ樹脂で外装して固体電解コンデン
サを得た.製作個数は5個である.得られた固体電解コ
ンデンサを13Vで1時間エージングした後、■初期容
量(120Hz)、■損失(120k)、■インピーダ
ンス(IMHz)、および■10Vの電圧印加開始から
2分後の漏れ電流を測定した.測定結果(5個の平均値
)を第1表に示す.一比較例l一 第2図にみるように、予め陽極リード9を取着しておく
とともに、液体電極の代わりに陽極用ステンレス製電極
lOを当てるようにした他は、実施例lと同様にして固
体電解コンデンサを得た.各特性の測定結果を第1表に
示す. −実施例2 水、P−トルエンスルフォン酸ナトリウムの代わりにア
セトニトリル、テトラn−プチルアンモニウムp一トル
エンスルフォネートを用いるとともに、インジウム・ガ
リウム共融物を用いた以外、実施例1と同様にして固体
電解コンデンサを得た.各特性の測定結果を第1表に示
す. なお、実施例2においてピロールを、ピロールおよびN
−メチルピロールを等モル含む混合物とした他は同様に
して、固体電解コンデンサを得たが、実施例2と同様の
結果となった. −実施例3ー ビロールに代えてチオフェンを用いるとともに電解液槽
4、全体をドライボックス中におさめて電解重合を行う
ようにした他は、実施例2と同様にして固体電解コンデ
ンサを得た.各特性の測定結果を第1表に示す. −実施例4− エンボス加工後、lO%燐酸水溶液を用いて、90℃、
35Vの条件で陽極化威し表面に誘電体皮膜を形成した
N8Wm×横10−のタンタル箔を用いた他は、実施例
1と同様にして、固体電解コンデンサを得た.各特性の
測定結果を第1表に示す.−比較例2− 第2図にみるように、予め陽極リード9を取着しておく
とともに、液体電極の代わりに陽極用ステンレス製電極
10を接触させるようにした他は実施例4と同様にして
固体電解コンデンサを得た.各特性の測定結果を第1表
に示す. 以下余白 実施例lと比較例l、あるいは、実施例4と比較例2の
漏れ電流値を比べれば、液体電極が漏れ電流減少機能を
発揮していることがよく分かる.また、各実施例の容量
、損失(tanδ)、インピーダンのデータにみるよう
に、低損失で優れた周波数特性のコンデンサが得られて
いることもよく分かる. 発明の効果 以上に述べたように、請求項(1)〜(6)記載の製造
方法では、電解重合導電性高分子層形成の際に液体電極
を接触させるようにするため、誘電体皮膜の損傷を招く
ことなく、漏れ電流の少ない優れた電気的特性の固体電
解コンデンサが得られるだけでなく、誘電体皮膜上に導
電層を予め形成しておいて良好な膜質の電解重合導電性
高分子層を迅速に形或するようにしており、実用性にも
優れる.
第1図は、この発明にかかる製造方法の一例における電
解重合工程の様子をあらわす模式的説明図、第2図は、
従来方法における電解重合工程の様子をあらわす模式的
説明図である.
解重合工程の様子をあらわす模式的説明図、第2図は、
従来方法における電解重合工程の様子をあらわす模式的
説明図である.
Claims (6)
- (1)表面に誘電体皮膜が形成され同皮膜上に導電層が
積送されてなる金属体を、少なくとも複素環式化合物モ
ノマーと支持電解質を含む電解液中に配置し、電圧印加
用の液体電極に前記導電層を接触させて前記モノマーの
電解重合反応を行うことにより、固体電解質用の導電性
電解重合高分子層を前記導電層上に形成するようにする
固体電解コンデンサの製造方法。 - (2)液体電極が室温付近で溶融状態となる金属からな
る請求項(1)記載の固体電解コンデンサの製造方法。 - (3)室温付近で溶融状態となる金属が、水銀、インジ
ウム・ガリウム共融物のうちのいずれかである請求項(
1)または(2)記載の固体電解コンデンサの製造方法
。 - (4)複素環式化合物モノマーが、ピロール、チオフェ
ン、これらの誘導体の少なくともひとつである請求項(
1)から(3)までのいずれかに記載の固体電解コンデ
ンサの製造方法。 - (5)金属体の金属が、アルミニウム、タンタル、チタ
ンのうちの少なくともひとつである請求項(1)から(
4)までのいずれかに記載の固体電解コンデンサの製造
方法。 - (6)導電層がマンガン酸化物を含む請求項(1)から
(5)までのいずれかに記載の固体電解コンデンサの製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1230952A JPH0693419B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 固体電解コンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1230952A JPH0693419B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 固体電解コンデンサの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0393219A true JPH0393219A (ja) | 1991-04-18 |
| JPH0693419B2 JPH0693419B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=16915892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1230952A Expired - Fee Related JPH0693419B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 固体電解コンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0693419B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100742343B1 (ko) * | 2006-07-04 | 2007-07-25 | 삼성전자주식회사 | 커플링이 제거된 다중 대역 안테나 |
-
1989
- 1989-09-06 JP JP1230952A patent/JPH0693419B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100742343B1 (ko) * | 2006-07-04 | 2007-07-25 | 삼성전자주식회사 | 커플링이 제거된 다중 대역 안테나 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0693419B2 (ja) | 1994-11-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |