JPH041012B2 - - Google Patents

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JPH041012B2
JPH041012B2 JP57034802A JP3480282A JPH041012B2 JP H041012 B2 JPH041012 B2 JP H041012B2 JP 57034802 A JP57034802 A JP 57034802A JP 3480282 A JP3480282 A JP 3480282A JP H041012 B2 JPH041012 B2 JP H041012B2
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JP
Japan
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peroxide
rubber
partially crosslinked
copolymer rubber
resin composition
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JP57034802A
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JPS58152023A (ja
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Shunji Abe
Noboru Sakamaki
Akira Matsuda
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP3480282A priority Critical patent/JPS58152023A/ja
Publication of JPS58152023A publication Critical patent/JPS58152023A/ja
Publication of JPH041012B2 publication Critical patent/JPH041012B2/ja
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、部分架橋ゴム−樹脂組成物の製造法
に関する。更に詳しくは、ペルオキシド架橋型オ
レフイン系共重合ゴムおよびペルオキシド分解型
ポリオレフイン系樹脂を有機ペルオキシドの存在
下で動的に熱処理することからなる部分架橋ゴム
−樹脂組成物の製造法に関する。 エチレン・プロピレン共重合ゴムまたはエチレ
ン・プロピレン・非共役ポリエン共重合ゴムによ
つて代表されるペルオキシド架橋型オレフイン系
共重合ゴムの部分架橋物およびポリオレフイン系
樹脂からなる部分架橋ゴム−樹脂組成物の製造
は、種々の態様で行われている。このうち、共重
合ゴムと有機ペルオキシドとをバンバリーミキサ
ー中で動的熱処理として溶融混練して部分架橋さ
せた後、ポリオレフイン系樹脂と混合する方法や
共重合ゴムと有機ペルオキシドとをバンバリーミ
キサー中で溶融混練する際、ポリプロピレンなど
のペルオキシド分解型ポリオレフイン系樹脂を共
存させて製造する方法などは、バンバリーミキサ
ーを使用するのでバツチ形式であり、そのため経
済的ではない。また、前者の方法では、部分架橋
ゴムとポリオレフイン系樹脂とが均一に混合され
ない場合も多く、安定した品質のものが得られ難
い。 部分架橋重合ゴムとポリオレフイン系樹脂とが
均一に混合され、安定した品質の部分架橋ゴム−
樹脂組成物を得るには、共重合ゴムとポリプロピ
レンなどのペルオキシド分解型ポリオレフイン系
樹脂とを予め溶融混合してペレツト化した後、こ
のペレツトと有機ペルオキシドとを押出機中で溶
融混練して動的熱処理する方法を用いることが好
ましいが、この場合には動的熱処理に先立つて共
重合ゴムとポリオレフイン系樹脂とを溶融混合す
る工程を必要とし、この点でやはり経済的ではな
い。 そこで、共重合ゴムとペルオキシド分解型ポリ
オレフイン系樹脂とを有機ペルオキシドの存在下
に溶融混練して動的熱処理を行ない、かつこの動
的熱処理を連続的に実施し得る方法が望まれ、し
かもこのような動的熱処理を押出機を用いて実施
することができれば、それはきわめて経済的で、
また理想的でもある。 本発明者らは、かかる考えに基いて、均一に混
合され、物性上問題のない部分架橋ゴム−樹脂組
成物を得るべく種々の検討を行なつたが、通常の
1軸押出機を用いたのでは如何なる条件下でも物
性上問題のない部分架橋ゴム−樹脂組成物が得ら
れないこと、そして溶融物の流れを乱すためにシ
リンダー内面に溝部または突起部を設けた1軸押
出機を用い、特定の条件下でそれを操作すること
により、始めて前記課題が解決できることを見出
した。 即ち、特定の1軸押出機を用いることおよびか
かる1軸押出機に供給する共重合ゴムの粒子の大
きさが熱可塑性エラストマーの物性に大きな影響
を与えること、またこの1軸押出機が被処理物に
付与する機械的エネルギーの量が、部分架橋共重
合ゴムとポリオレフイン系樹脂の分散性に大きな
影響を与え、粒子の大きさで左右されるこの量が
一定の値をこえない限り、均一に混合され、かつ
良好な物性の部分架橋ゴム−樹脂組成物が得られ
ないという知見に基いて、そこに特定の条件が設
定される。 従つて、本発明は部分架橋ゴム−樹脂組成物の
製造法に係り、部分架橋ゴム−樹脂組成物は、粒
子状ペルオキシド架橋型オレフイン系共重合ゴム
およびペルオキシド分解型ポリオレフイン系樹脂
をシリンダー内面に溝部または突起部を設けた1
軸押出機に直接供給し、有機ペルオキシドの存在
下に、 x200 y≧0.003x+0.12 ただし、 x:共重合ゴム粒子の大きさ(g/100個) y:押出機の比エネルギー(KW・hr/Kg) なる条件下で動的熱処理を行なうことにより製造
される。 部分架橋されるペルオキシド架橋型オレフイン
系共重合ゴムとしては、例えばエチレン・プロピ
レン共重合ゴム、エチレン・プロピレン・非共役
ジエン3元共重合ゴム、エチレン・1−ブテン共
重合ゴム、エチレン・1−ブテン・非共役ジエン
3元共重合ゴム、エチレン・ブタジエン共重合ゴ
ムの如きオレフインを主成分とする無定形の弾性
共重合体であつて、有機ペルオキシドと混合し、
加熱下に混練することにより架橋して流動性の低
下するゴムあるいは流動しなくなるゴムが用いら
れる。 これらのエチレン・α−オレフイン・(非共役
ポリエン)系共重合ゴムにおいて、エチレンとα
−オレフインとは約50/50〜95/5、好ましくは約5
5/45〜85/15のモル比で共重合されていることが
望ましく、更にジシクロペンタジエン、1,4−
ヘキサジエン、シクロオクタジエン、メチレンノ
ルボルネン、エチリデンノルボルネンなどの非共
役ポリエンが共重合されている場合には、ヨウ素
価表示で約50以下、好ましくは約40以下となるよ
うな量で存在することが望ましい。これらの共重
合ゴムは、ムーニー粘度ML1+4(100℃)が約10〜
200、好ましくは約40〜150であることが好まし
い。 ペルオキシド分解型ポリオレフイン系樹脂とし
ては、例えばポリプロピレン、プロピレン単位を
85モル%以上含有するプロピレンとプロピレンを
除く炭素数2〜10のα−オルフインとの共重合体
の如き結晶性ポリプロピレン系樹脂;ポリ(1−
ブテン)、1−ブテン単位を85モル%以上含有す
る1−ブテンと1−ブテンを除く炭素数2〜10の
α−オレフインとの共重合体の如き結晶性ポリ
(1−ブテン)系樹脂;更にはポリ(4−メチル
−1−ペンテン)、4−メチル−1−ペンテンを
85モル%以上含有する4−メチル−1−ペンテン
と4−メチル−1−ペンテンを除く炭素数2〜10
のα−オレフインとの共重合体の如きポリ(4−
メチル−1−ペンテン)系樹脂などを挙げること
ができる。就中、ポリプロピレン系樹脂およびポ
リ(1−ブテン)系樹脂が好ましく、メルトイン
デツクス(230℃)が約0.1〜100、特に約0.5〜50
のポリプロピレン系樹脂が望ましい。 ペルオキシド架橋型オレフイン系共重合ゴムと
ペルオキシド分解型ポリオレフイン系樹脂とは、
一般に重量で約10/~90〜95/5、好ましくは約20/
80〜90/10の割合で配合して用いられる。共重合
ゴムの割合がこれより少ないと、有機ペルオキシ
ドの作用が樹脂成分の分解に多く寄与することに
なるため、共重合ゴム成分の部分架橋が不足する
欠点を招来し、また樹脂成分の粘度が低くなりす
ぎ、部分架橋ゴムとの分散不良を生ぜしめる。一
方、共重合ゴムがこれより多い割合で用いられる
と、得られる部分架橋ゴム−樹脂組成物中の樹脂
成分が小なくなり、そのままでは強度が低くな
り、また分子量の低下した樹脂成分が少ないため
流動性が悪く、強度に関連して樹脂成分の不足を
補う意図で更に樹脂成分を添加しても、十分な均
一性を保つことができない。 有機ペルオキシドとしは、例えばジクミルペル
オキシド、ジ第3ブチルペルオキシド、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(第3ブチルペルオキシ)
ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第3
ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、1,3−ビス
(第3ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、
1,1−ビス(第3ブチルペルオキシ)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン、n−ブチル−
4,4−ビス(第3ブチルペルオキシ)バレレー
ト、ベンゾイルペルオキシド、p−クロルベンゾ
イルペルオキシド、2,4−ジクロルベンゾイル
ペルオキシド、第3ブチルペルオキシベンゾエー
ト、第3ブチルペルオキシイソプロピルカーボネ
ート、ジアセチルペルオキシド、ラウロイルペル
オキシド、第3ブチルクミルペルオキシドなどが
挙げられる。 これらの有機ペルオキシドの中でも、スコーチ
安定性、臭気性などの点からは、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(第3ブチルペルオキシ)ヘキサ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第3ブチル
ペルオキシ)−ヘキシン−3、1,3−ビス(第
3ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、
1,1−ビス(第3ブチルペルオキシ)−3,3,
3−トリメチルシクロヘヘキサン、n−ブチル−
4,4−ビス(第3ブチルペルオキシ)バレレー
トなどが好ましく、特に1,3−ビス(第3ブチ
ルペルオキシイソプロピル)ベンゼンが最も好ま
しい。 これらの有機ペルオキシドは、ペルオキシド架
橋型オレフイン系共重合ゴム、ペルオキシド分解
型ポリオレフイン系樹脂および後記の如き任意成
分の合計量に対して、約0.01〜1重量%、好まし
くは約0.1〜0.5重量%の割合で配合して用いられ
る。 以上の各成分が特定の1軸押出機に直接供給さ
れ、動的熱処理に付されるが、その際ペルオキシ
ド架橋型オレフイン系共重合ゴムは、特定の大き
さ(x)を有する粒子状のものが用いられる。こ
の共重合ゴムの粒子の大きさが大きすぎると、均
一にして所望の物性を有する部分架橋ゴム−樹脂
組成物が得られないので、約200g/100個以下、
好ましくは約50g/100個以下の大きさを有する
粒子状共重合ゴムが用いられる。一方、粒子の大
きさが小さいものは、それを工業的に製造するこ
とが困難であり、かりにそれができたとしても高
価となるので経済的ではなく、従つて一般には約
0.1g/100個以上、好ましくは約1g/100個以
上の大きさのものが用いられる。そして、このよ
うな大きさを有する粒子状共重合ゴムは、例えば
本出願人の出願に係る発明を記載した米国特許第
3586089号明細書に記載されるような方法に従つ
て、重合溶媒の除去とペレタイズ工程とを同時に
行なうペレタイザーを用いて容易に製造すること
ができる。一方のポリオレフイン系樹脂の粒状物
は、その大きさがゴム粒子の大きさと同一である
必要はないが、一般に約1〜10g/100個の範囲
内にあることが好ましい。 本発明に係る部分架橋ゴム−樹脂組成物の製造
においては、このような粒子の大きさ(x)を有
する共重合ゴムを用い、次式に示されるような量
の比エネルギーが特定の1軸押出機に供給され
て、動的熱処理が行われる。 y≧0.003x+0.12(好ましくは0.003x+0.15) ここで、比エネルギーとは、動的熱処理を行な
つている押出機の駆動動力(1KW)から同一
スクリユー回転数でカラ運転(フイード物なしの
状態)した場合の駆動動力(2KW)を引いた
値を押出量(QKg/hr)で除した値として定義さ
れ、従つてその単位はKW・hr/Kgである。 この比エネルギーは、押出機の運転条件を変化
させることにより調節し得る。即ち、スクリユー
回転数の増加、スクリーンパツクのメツシユの増
加、スクリユーとバレルとの間隔の縮小、被処理
物の供給量の低下などによつて、比エネルギーの
量は増加させることができる。また、スクリユー
の形状によつても変化し、更にスクリユーの溝の
深さが浅いものを使用すると比エネルギーは増加
する。 本発明においては、比エネルギーの量が共重合
ゴムの粒子の大きさによつて定義される前記式で
示される値と等しいかあるいはそれよりも大きく
ならなければならないことが本質的に重要であ
り、これ以下では分散が不良で、物性の点でも劣
つた部分架橋ゴム−樹脂組成物しか得られない。
ただし、比エネルギーの量は約1.5KW・hr/Kg、
好ましくは約1.0KW・hr/Kgをこえないことが
望ましく、これをこえるような条件下では、機械
的エネルギーの摩擦エネルギーへの変換により局
部的に温度が増加し、被処理物に劣化、物性の低
下をもたらす傾向がみられ、またこのような過剰
のエネルギーの付与は不必要であつて経済的でも
ない。 このような比エネルギーを与える1軸押出機と
しては、廻転軸を前後させることにより、シリン
ダー(バレル)とスクリユーとの間隔を任意に調
整し得るタイプのものを使用することができる。
かかる1軸押出機の部分半截断面図が第1図に示
されている。 ホツパー1、ベント2およびダイス3をそれぞ
れ備えたシリンダー12内には、廻転軸4によつ
て廻転するスクリユー部分が収容されている。ス
クリユー部分は、廻転軸の手前側からみてねじ溝
の深さの深い部分5および浅い部分6が軸方向に
まず螺設されており、次いで軸の外周部分に軸方
向とほぼ直角方向に互いに平行に斜設されたねじ
山様突条7,7′,……を有する縦型スクリユー
部8,8′,8″がシリンダー内壁に凹設された環
状溝部9,9′,9″内に位置するように設けられ
ており、その後再びねじ溝の深さの深い部分5′
および浅い部分6′が軸方向に螺設されている。 かかる1軸押出機は、廻転軸4を前後させるこ
とにより、シリンダーとスクリユーとの間隔を任
意に調整することができ、第2図に示されるよう
に、廻転軸を前進させ、前記シリンダー内壁に凹
設された環状溝部9,9′,9″の縁部10,1
0′と縦型スクリユー部8,8′の肩部11,1
1′との間隔を縮小することによつて、比エネル
ギー量を増大せしめることができる。 シリンダー内面に溝部または突起部を設けた1
軸押出機としては、NVC型押出機(ナカタニ機
械製)、特殊押出機(日本プラコー製)など市販
の押出機を用いることができ、かかる1軸押出機
を用いたことによる溶融物の流れを乱すという作
用を更に高めるために、スクリユーの断面形状が
多角形のものなどを用いることも有効である。 これに対して、通常用いられているシリンダー
(パレル)がストレートの1軸押出機を用いても、
その運転条件を変化させることにより、被処理物
に十分な比エネルギーを与えることは可能である
が、部分架橋共重合ゴムと樹脂成分とが良好に分
散した部分架橋ゴム−樹脂組成物が得られず、従
つてその物性も良好ではない。 特定の1軸押出機を用いての動的熱処理は、被
処理物が溶融する温度、一般には約200〜280℃、
好ましくは約210〜250℃の温度で、一般には約15
〜240秒間、好ましくは約30〜180秒間の滞留時間
の条件下で行われる。 この熱処理過程において、架橋助剤を存在させ
ると、均一かつ緩和な架橋反応が期待できる。架
橋助剤としては、イオウ、p−キノンジオキシ
ム、p,p′−ジベンゾイルキノンジオキシウム、
N−メチル−N,4−ジニトロソアニリン、ニト
ロベンゼン、ジフエニルグアニジン、トリメチロ
ールプロパン−N,N′−m−フエニレンジマレ
イミド、ジビニルベンゼン、トリアリルシアヌレ
ート、エチレングリコールジメタクリレート、ジ
エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート、アリルメタクリ
レート、ビニルブチラート、ビニルステアレート
などが用いられる。 特に、ジビニルベンゼンを用いると、それが取
扱い易く、しかも物性のバランスのとれた樹脂組
成物が得られるので、それの使用が最も望まし
い。即ち、ジビニルベンゼンは、常温で液体であ
り、かつ有機ペルオキシドを溶解させることがで
き、しかもペルオキシド架橋型重合体およびポリ
プロピレン樹脂に対して良好な親和性を有するた
め、有機ペルオキシドの分散助剤、希釈剤とし
て、有機ペルオキシドの各成分への分散性を改良
し、特にペルオキシド架橋型共重合ゴム成分に対
し均一かつ緩和な架橋をもたらす働きをなす。ま
た、ジビニルベンゼン自身もラジカルとなり、連
鎖移動剤および架橋剤として働くので、有機ペル
オキシドを単独で架橋剤として使用した以上の架
橋効果が期待できる。また、有機ペルオキシドに
対する反応性も良好であるため、調製された部分
架橋ゴム−樹脂組成物中にジビニルベンゼンが単
量体として残存することがなく、従つて臭気を発
することも少ない。なお、ジビニルベンゼンは、
他の炭化水素化合物などとの混合物の形でも使用
することができる。 前記の如き各種の架橋助剤は、ペルオキシド架
橋型共重合ゴムおよび樹脂成分の合計量100重量
部当り約2重量部以下、好ましくは約0.3〜1重
量部の割合で用いることが望ましい。配合割合が
これより多いと、有機ペルオキシドの配合量が多
い場合には架橋反応が進み、その結果部分架橋ゴ
ム−樹脂組成物の均一性が失われて耐衝撃性に劣
るようになり、一方有機ペルオキシドの配合量が
少ない場合には未反応の単量体として部分架橋ゴ
ム−樹脂組成物中に残存し、それを成形加工する
際の熱履歴により物性の変化を生じたりするた
め、過剰の使用は避けるべきである。 得られる部分架橋ゴム−樹脂組成物の他の性質
を改善する目的で、鉱物油系軟化剤、ペルオキシ
ド非架橋型炭化水素ゴム、ペルオキシド架橋型ポ
リオレフイン系樹脂などを、必要に応じて配合す
ることもできる。これらの各配合成分は、動的熱
処理時に共存させることができる。鉱物油系軟化
剤は、部分架橋ゴム−樹脂組成物の成形性の改良
に有効であり、ポリイソブチレン、ブチルゴム、
エチレン単位が50モル%以下のプロピレン−エチ
レン共重合ゴムなどのペルオキシド非架橋型炭化
水素ゴムも同様である。また、ポリエチレン樹脂
などのペルオキシド架橋型ポリオレフイン系樹脂
は、部分架橋ゴム−樹脂組成物の強度および耐衝
撃性を向上させる。 このように、本発明では、特定の1軸押出機を
用い、特定の条件下で動的熱処理することによ
り、均一に混合され、物性的にもすぐれた部分架
橋ゴム−樹脂組成物を一工程で経済的に製造し得
るという効果を奏する。得られた部分架橋ゴム−
樹脂組成物はそのまま、あるいは更にペルオキシ
ド架橋型または分解型のポリオレフイン系樹脂と
混合して、部分架橋共重合ゴム成分の比較的多い
ものは熱可塑性エラストマーとして、また樹脂成
分の多いものは耐衝撃性の改善されたポリオレフ
イン系樹脂組成物としてそれぞれ有効に使用され
る。 次に、実施例について本発明を説明する。 実施例 〔配合原料〕 EPT:エチレン・プロピレン・ジシクロペンタ
ジエン3元共重合ゴム〔エチレン/プロピレ
ンのモル比78/22、ML1+4(100℃)160、ヨ
ウ素価13〕100重量部に鉱物油系軟化剤(出
光石油化学製品PW−100)40重量部を配合
したもの PP−1:メルトインデツクス(230℃)12の結晶
性ポリプロピレン(粒子の大きさ3g/100
個) PP−2:メルトインデツクス(230℃)30の少量
のエチレンを共重合させた結晶性ポリプロピ
レン(粒子の大きさ3g/100個) PER:プロピレン・エチレン共重合ゴム〔プロ
ピレン/エチレンのモル比70/30、〔η〕=
3.0dl/g(135℃、デカリン中)、粒子の大
きさ3g/100個〕 有機ペルオキシド:1,3−ビス(第3ブチルペ
ルオキシイソプロピル)ベンゼン 〔配合系〕 高硬度銘柄:EPT70部(重量、以下同じ)、PP
−1 30部、有機ペルオキシド0.3部および
ジビニルベンゼン0.5部の配合物 低硬度銘柄:EPT50部、PER30部、PP−2 20
部、有機ペルオキシド0.3部およびジビニル
ベンゼン0.5部の配合物 〔製造法〕 EPT、PP−1またはPP−2、更に銘柄に応じ
てPERの各ペレツトと有機ペルオキシド、ジビ
ニルベンゼンとを、ヘンシエルミキサー中で60秒
間予備混合し、この混合物を各種押出機に定量フ
イーダーで所定量フイードした。サンプリング
は、押出機のダイよりストランドカツトにより行
われた。 比較例 (後記表1)にあつては、通常の90mm径1軸押
出機(日本製鋼製P−90)を用い、スクリユーを
ペレタイズ用のフルフライトおよび樹脂ブレンド
用のシールリング付先端ダルメージスクリユーの
2水準テスト(共にL/D=28)を行なつた。そ
の操作条件の詳細は、次の如くである。 シリンダー温度:C1 C2 C4 C5 180 210 230 200(℃) スクリユー回転数:80〜210(rpm) スクリーンパツク:40×80×150×150×80×40 (メツシユ)計6枚重ねで使用 押出量:120〜180(Kg/hr) 実施例およびそれと対比される比較例(後記表
2〜3)においては、90mm径特殊1軸押出機(日
本プラコー製、L/D=28)を用い、スクリユー
回転数、スクリユーとシリンダー(バレル)との
間隔および押出量を変えることにより、比エネル
ギーの量を変化させた。その操作条件の詳細は、
次の如くである。 シリンダー温度:C1 C2 C3 140 160 180 シリンダー温度:C4 D 220 200(℃) スクリユー回転数:80〜120(rpm) スクリーンバツク:40×80×150×150×80×40 (メツシユ)計6枚重ねで使用 押出量:120〜180(Kg/hr) 〔評価法〕 1 均一性 押出されたペレツトを200℃でプレス成形し、
厚さ0.2〜0.4mmの薄肉シートを作製し、その表面
状態を目視で判定する。 (評価) 〇:全く均一 △:若干ブツブツ状の異様物がみられる ×:大きいブツブツ状の異様物が多くみられる 2 成形性 (1) 射出成形性 成形機:ダイナメルター(各機製作所製) 成形温度:200℃ 射出圧力:一次圧 1300Kg/cm2 :二次圧 700Kg/cm2 射出圧力:最大 成形速度:90秒/サイクル 金 型:2点ゲート角板金型 成形品:3種類の角度(長さ300mm、幅180mm、
厚さ2、4、7mm) このようにして成形された角板の表面状態を、
シートの場合と同様に目視で判定した。 (2) 押出成形性 成形機:40mm径押出機(東芝機械製) 成形温度:210℃ ダイ:ストレートダイ(ダイ/コア=12.5mm/
10.0mm) 引取速度:10m/分 成形品:チユーブ このようにして成形されたチユーブの表面状態
を、シートの場合と同様に目視で判定した。 3 基本物性 前記の射出成形された角板(厚さ2mm)につい
て、JIS K−6301に基いて、100%伸張時応力、
破断時応力および伸び、表面硬度、永久歪(ただ
し100%伸長)をそれぞれ測定した。 〔後記表1〜3に示される結果〕 表1:1軸押出機を用い、スクリユー回転数お
よび供給量を変えて比エネルギーの量を0.17〜
0.45の間で変化させたが、均一性の点その他で満
足される高硬度組成物は得られなかつた。 表2〜3:日本プラコー製1軸押出機を用い、
スクリユー回転数、スクリユーとバレルとの間隔
および押出量を変えることにより、比エネルギー
の量を変化させた。この結果から、均一性その他
の点を満足させる組成物を得るには、
【表】 であることが判り、このことから比エネルギー
(y)は共重合ゴムの粒子の大きさ(x)に対し
て、次式で示されるような量でなければならない
といえる。 y0.003x+0.12 好ましくは y0.003x+0.15
【表】 タイプ2:シールリング付先端ダルメージ
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明で用いられる1軸押出機の部
分半截断面図であり、第2図はその廻転軸を前進
させた状態を示す部分半截断面図である。 これらの図面において、符号4は廻転軸、8は
縦型スクリユー部、9はシリンダー内壁に凹設さ
れた環状溝部、そして12はシリンダーをそれぞ
れ指示する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粒子状ペルオキシド架橋型オレフイン系共重
    合ゴムおよびペルオキシド分解型ポリオレフイン
    系樹脂をシリンダー内面に溝部または突起部を設
    けた1軸押出機に直接供給し、有機ペルオキシド
    の存在下に、 x200 y≧0.003x+0.12 ただし、 x:共重合ゴム粒子の大きさ(g/100個) y:押出機の比エネルギー(KW・hr/Kg) なる条件下で動的熱処理を行なうことを特徴とす
    る部分架橋ゴム−樹脂組成物の製造法。 2 xが0.1以上の大きさの粒子状共重合ゴムが
    用いられる特許請求の範囲第1項記載の部分架橋
    ゴム−樹脂組成物の製造法。 3 yが1.5以下の押出機比エネルギー条件下で
    動的熱処理される特許請求の範囲第1項記載の部
    分架橋ゴム−樹脂組成物の製造法。 4 廻転軸を前後させ、シリンダーとスクリユー
    との間隔を調整することにより、比エネルギー量
    を任意に調節し得るタイプの1軸押出機が用いら
    れる特許請求の範囲第1項記載の部分架橋ゴム−
    樹脂組成物の製造法。
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