JPH0410447B2 - - Google Patents

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JPH0410447B2
JPH0410447B2 JP11611583A JP11611583A JPH0410447B2 JP H0410447 B2 JPH0410447 B2 JP H0410447B2 JP 11611583 A JP11611583 A JP 11611583A JP 11611583 A JP11611583 A JP 11611583A JP H0410447 B2 JPH0410447 B2 JP H0410447B2
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triterpene glycoside
butanol
water
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methanol
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【発明の詳細な説明】
本発明は式() 〔式中、R1が水素原子の時には、R2はα−L−
ラムノピラノシル−(1→2)−α−L−アラビノ
ピラノシル基を表し、R1が水酸基の時には、R2
はβ−D−キシロピラノシル−(1→2)−α−L
−アラビノピラノシル基を表す〕 で表されるトリテルペン配糖体を有効成分として
含有する制癌剤である。 本発明者等は、種々の生薬の抗腫瘍作用につい
てのスクリーニングテストを行つた結果、オミナ
エシ科(Valerianaceae)のオミナエシ
(Patriniascabriosae folia Fisch)の根およびア
ケビ科(Lardizabalaceae)のアケビ〔Akebia
quinata(Thunb.)Decne〕の果実にすぐれた制
癌作用があることを認めた。この事実に着目し、
その有効成分を分離していくうちに式()で表
されるトリテルペン配糖体が強い制癌作用を示す
ことを見い出し、この新知見に基ずき本発明を完
成するに到つた。 本発明の薬剤の有効成分である式()で表さ
れるトリテルペン配糖体を得るには、たとえばオ
ミナエシの根あるいはアケビの果実をメタノール
で抽出して得られたエキスを水に溶解し、これを
エーテルで抽出した後、水層をさらにn−ブタノ
ールまたは酸酸:n−ブタノール混液で抽出す
る。n−ブタノール層または酢酸:n−ブタノー
ル混液層を減圧濃縮した後、メタノール−アセト
ン混液を加え、沈殿を生成させる。n−ブタノー
ル層から生成した沈殿には、0.5NのKOHを加え
て加水分解した後、0.5NのHClで中和し、これ
にn−ブタノールを加えて、n−ブタノールによ
り非加水分解物を抽出してn−ブタノール層を減
圧濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフ
イーに付し、クロロホルム−メタノール−水
(25:3:0.3)にて溶出することにより式()
で示されるトリテルペン配糖体が得られる。ま
た、n−ブタノール混液層から生成した沈殿は、
n−ブタノールに溶解した後、シリカゲルカラム
クロマトグラフイーに付し、クロロホルム−メタ
ノール−水(25:3:0.3)にて溶出することに
より式()で示されるトリテルペン配糖体が得
られる。 上記原料生薬(オミナエシの根およびアケビの
果実)のメタノール抽出は室温あるいは加温して
行うことができるが、本発明の薬剤の有効成分の
抽出率を期待する上において、30〜80℃に加熱し
て行うことが望ましい。 本発明の薬剤の有効成分である式()で示さ
れるトリテルペン配糖体の製造の具体例を示す
と、次の通りである。 具体例 1 オミナエシの根を細切し、乾燥した後、10gを
取り、還流冷却器を着けたフラスコに入れ、100
mlのメタノールを加えて75℃の水浴上で1時間加
温抽出した。抽出液を過した後、残渣に再び
100mlのメタノールを加えて75℃の水浴上で1時
間加温抽出した。抽出液を過し、前の抽出液と
あわせ、これに水200mlを加えて減圧下で50mlに
なるまで濃縮した。得られた濃縮液を50mlのエー
テルで抽出した後、水層をさらに水で飽和したn
−ブタノール50mlで3回抽出した。n−ブタノー
ル層を合せ、n−ブタノールで飽和した水50mlで
洗浄した後、減圧下で濃縮して50mlとし、これに
200mlのメタノール−アセトン混液を加え、常温
で3時間放置して遠心分離し、生成した沈殿を採
取した。得られた沈殿を0.5NのKOH溶液30mlに
溶解して加水分解した後、0.5NのHClで中和し、
これを水で飽和したn−ブタノール50mlで3回抽
出してn−ブタノール層を合せ、n−ブタノール
で飽和した水50mlで洗浄した後、減圧下で濃縮し
て10mlとした。これをシリカゲル40を使用したシ
リカゲルカラムクロマトグラフイーに付し、クロ
ロホルム−メタノール−水(25:3:0.3)にて
溶出し、溶出液をフラクシヨンコレクターで10ml
づつ分取した。得られた各フラクシヨンの一部を
シリカゲルGを使用した薄層クロマトグラフイー
に付し、クロロホルム−メタノール−水(25:
3:0.3)で展開してトリテルペン配糖体を含有
するフラクシヨンを合せ、水100mlを加えて濃縮
し30mlとした。これを凍結乾燥して得られた粉末
を5mlの蒸留水に溶解し、これにメタノール−ア
セトン混液20mlを加えて2時間放置し、析出して
きた結晶を過し、デシケーター中で乾燥するこ
とにより、本発明の薬剤の有効成分である式
()表わされる、R1が水素原子でR2がα−L−
ラムノピラノシル−(1→2)−α−L−アラビノ
ピラノシル基である白色針状晶のオレアノイツク
アシツド3−O−α−L−ラムノピラノシル−
(1→2)−α−L−アラビノピラノサイド(以
下、トリテルペン配糖体Aと称する)25mgを得
た。 具体例 2 アケビの果実を乾燥し、粉砕した後、1Kgを取
り、メタノール10を加えて抽出器で1時間加温
抽出し、冷時遠心分離して抽出液を得た。残渣に
再びメタノール10を加えて同様の方法で抽出液
を得た。この抽出液を前の抽出液とあわせ、液膜
流下式濃縮器で10まで濃縮した後、水10を加
えてさらに5になるまで濃縮した。得られた濃
縮液を1のエーテルで2回抽出した後、水層を
さらに酢酸:n−ブタノール(2:1)混液5
で3回抽出した。酢酸:n−ブタノール(2:
1)混液層を合せ、酢酸:n−ブタノール(2:
1)混液で飽和した水5で洗浄した後、減圧下
で濃縮して5とし、これに20のメタノール−
アセトン混液を加え、常温で3時間放置して遠心
分離し、生成した沈殿を採取した。得られた沈殿
をn−ブタノール500mlに溶解した後、50mlづつ
シリカゲル40を使用したシリカゲルカラムクロマ
トグラフイーに付し、クロロホルム−メタノール
−水(25:3:0.3)にて溶出し、溶出液をフラ
クシヨンコレクターで50mlづつ分取した。得られ
た各フラクシヨンの一部をシリカゲルGを使用し
た薄層クロマトグラフイーに付しクロロホルム−
メタノール−水(25:3:0.3)で展開してトリ
テルペン配糖体を含有するフラクシヨンを合せ、
水1を加えて濃縮し500mlとした。これを凍結
乾燥して得られた粉末を100mlの蒸留水に溶解し、
これにメタノール−アセトン混液500mlを加えて
2時間放置し、析出してきた結晶を過し、デシ
ケーター中で乾燥することにより、本発明の薬剤
の有効成分である式()表わされる、R1が水
素原子でR2がβ−D−キシロピラノシル−(1→
2)−α−L−アラビノピラノシル基である白色
針状晶のヘデラゲニン3−O−β−D−キシロピ
ラノシル−(1→2)−α−L−アラビノピラノサ
イド(以下、トリテルペン配糖体Bと称する)
3.2gを得た。 具体例1および具体例2において得られたトリ
テルペン配糖体Aおよびトリテルペン配糖体Bの
性状は次の通りであつた。 トリテルペン配糖体A 色・性状 白色針状晶 融点 220℃(測定値)220〜224℃(文献値) 比旋光度〔α〕20 D=+10°(測定値)(c=1.05、
MeOH)〔α〕20 D=+10°(文献値)(c=1.05、
MeOH)〔文献名:Chem.Pharm.Bull.27(10)
2388−2393(1979)〕 トリテルペン配糖体A 色・性状 白色針状晶 融点 249℃(測定値)249.5〜25035℃(文献
値) 比旋光度〔α〕20 D=+37.5°(測定値)(c=1.05、
MeOH)〔α〕20 D=+37°(文献値)(c=1.05、
MeOH)〔文献名:Chem.Pharm.Bull.24(9)
1935−1939(1972)〕 次に、本発明の薬剤が制癌作用を示すこと、お
よびその安全性について、実験例をあげて説明す
る。 実験例 1 ICR系アルビノマウスにエーリツヒ腹水癌を移
植し、1週間後、腹水を採取し、別のマウスに一
匹当りエーリツヒ腹水癌細胞1×107個を腹腔中
に移植した。1群5匹とし、被験薬(トリテルペ
ン配糖体Aおよびトリテルペン配糖体B)をそれ
ぞれ癌移植の翌日より1日1回5日間腹腔内投与
した。移植7日後に開腹して腹水を取り出し、こ
れを2000Gで5分間遠心分離して癌細胞を分離し
た。この癌細胞の容積(Packed Cell Volume)
を測定し、対照群の癌細胞の容積に対する対照群
と投与群の癌細胞の容積の差のパーセンテージを
もつて、癌細胞成長抑制率とし、用量−作用曲線
を描き、それにより、癌細胞成長50%抑制量を導
いた。 なお、対照群は生理食塩水を腹腔内投与した。 その結果を表1に示す。
【表】 実験例 2 Hela培養細胞に対する本発明の薬剤の効果 MEM倍地(イーグル社製)に5%ウシ血清を
添加したものをメインテナンス−メデイウムとし
て使用した。 Hela細胞1×104個及びメインテナンス−メデ
イウムを35mmプラスチツク製ペトリ皿に入れ、37
℃、5%CO2インキユベーター中に培養した。24
時間後にペトリ皿底の約50%にHela細胞の着床
を認めた段階で、種々の濃度に調整した被験薬
(トリテルペン配糖体Aおよびトリテルペン配糖
体B)をいれ、15分間接触させた後にメインテナ
ンス−メデイウムを去り、Hanks溶液にて2回
洗浄した。これに再びメインテナンス−メデイウ
ムを加え、37℃、5%CO2インキユベーター中で
4日間培養した後、クリスタルバイオレツトで染
色し、顕微鏡下で8〜10個の細胞集団を1コロニ
ーとして計数した。 なお、対照群は生理食塩水のみを接触させたも
のとし、Hela細胞コロニー形成阻害率は、対照
群と被験薬群のコロニー数の差に対する対照群の
コロニー数の割合を%で示し、50%阻害濃度
(IC50)値を算出した。 その結果を表2に示す。
【表】 表1および表2に示す結果から明らかなごと
く、本物質はiw vivo、in vitroにおいても優れ
た抗腫瘍活性を示した。 実験例 3 本発明の薬剤の急性毒性試験 ddY系マウスを1群10匹として用い、これに本
発明の薬剤を経口投与、腹腔内投与および静脈内
投与した場合のLD50値は、経口投与の場合3000
mg/Kg以上、腹腔内投与および静脈内投与した場
合は、いずれも120mg/Kgであつた。 以上の実施例の結果から考えて、本発明の薬剤
の抗腫瘍剤としての有効投与量は、患者の年令、
体重および疾患の程度により異なるが、通常成人
で1回500〜700mg、1日2〜3回までの内服ある
いは1日700mgまでの点滴静注、筋肉内注射が適
当と思われ、この投与量の範囲では本発明の薬剤
は高い安全性を示すものと思われる。 本発明の薬剤の有効成分であるトリテルペン配
糖体は、そのままでも制癌剤として使用すること
はできるが、これに通常の制剤に用いられる賦形
剤、補助剤などが加えて、製剤製法の常報にした
がつて散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、シロツ
プ剤、坐剤、腸溶剤および注射剤などの製剤とし
て用いることもできる。 経口投与のために少くとも一種の賦形剤、例え
ばデンプン、乳糖、白糖、マンニツト、カルボキ
シメチルセルロース等を用いて錠剤、丸剤、カプ
セル剤、散剤、顆粒剤等に処方できる。 この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他に、例
えばステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナ
トリウム、タルク等の滑沢剤、デキストリン、結
晶セルロース、ポリビニルピロリドン、アラビア
ゴム、トウモロコシデンプン、ゼラチン等の結合
剤、バレイシヨデンプン、カルボキシメチルセル
ロース等の崩壊剤を使用することができる。また
懸濁液、エマルジヨン剤、シロツプ剤、エリキシ
ル剤として投与することができ、これら剤型に
は、矯味矯臭剤、着色剤を含有してもよい。 非経口用製剤として、適当な基剤と混和してク
リーム、軟膏剤、パツプ剤、または坐剤とするこ
とができる。 希釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩
水、デキストロース水溶液、注射用植物油、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール等を
用いることができる。さらに必要に応じて、適宜
等張化剤、溶解補助剤、安定剤、防腐剤、無痛化
剤等を加えてもよい。また、この種の剤型の場
合、滅菌された注射用媒体に溶解することが望ま
しい。 次に実施例を示して本発明を具体的に説明する
が、本発明はこれによりなんら制限されるもので
はない。 実施例 1 具体例1において得られたトリテルペン配糖体
A200gを微結晶セルロース95gおよびステアリ
ン酸マグネシウム5gと混合し、この混合液を単
発式打錠機にて打錠して直径7mm、重量300mgの
錠剤を製造した。 本錠剤1錠中には具体例1において得られたト
リテルペン配糖体Aを200mg含有する。本錠剤は
症状にあわせて1回3錠を1日3回服用する。 実施例 2 具体例2において得られたトリテルペン配糖体
B100gをトウモトコシデンプン400gと混合し水
を加えて練合し、1mm×1mmの網目を有するスク
リーンにて造粒して乾燥し顆粒剤とした。 本顆粒剤1g中には具体例2において得られた
トリテルペン配糖体Bを200mg含有する。本顆粒
剤は症状にあわせて1日3gを1日3回服用す
る。 実施例 3 具体例2において得られたトリテルペン配糖体
B100gを乳糖90gおよびステアリン酸マグネシ
ウム10gと混合し、500mgづつ硬カプセルに充填
した。 本カプセル剤1カプセル中には具体例2におい
て得られたトリテルペン配糖体Bを250mg含有す
る。本カプセル剤は症状にあわせて1回3カプセ
ルを1日2回服用する。 実施例 4 具体例1において得られたトリテルペン配糖体
A70gを水250mlにて解し、オレンジエツセンス
3mlおよび単シロツプを加えて全量1000mlのシロ
ツプ剤とした。 本シロツプ剤1ml中には具体例1において得ら
れたトリテルペン配糖体Aを70mg含有する。本シ
ロツプ剤は症状にあわせて1回7〜10mlを1日3
回服用する。 実施例 5 実施例1において得られた錠剤をセルロースア
セテートフタレート(CAP)でフイルムコーテ
イングして腸溶剤とした。 本錠剤1錠中には具体例1において得られたト
リテルペン配糖体Aを200mg含有する。本錠剤は
症状にあわせて1回3錠を1日2〜3回服用す
る。 実施例 6 具体例1において得られたトリテルペン配糖体
A100gを乳糖90およびステアリン酸マグネシウ
ム10gと混合し、400mgづつ腸溶カプセルに充填
した。 本腸溶カプセル剤1カプセル中には具体例1に
おいて得られたトリテルペン配糖体Aを200mg含
有する。本カプセル剤は症状にあわせて1回3カ
プセルを1日3回服用する。 実施例 7 具体例1において得られたトリテルペン配糖体
A50gを注射剤製造の常法に従つて、60℃に加温
した注射用蒸留水1に溶解し、塩化ナトリウム
にて等張化した後、アンプルに封入した。 本注射剤1ml中には具体例1において得られた
トリテルペン配糖体A50mgを含有する。本注射剤
は症状にあわせて1日14mlまでを筋肉中注射する
か、200mlのリンゲル液等の輸液と同時に点滴静
注する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式() 〔式中、R1が水素原子の時には、R2はα−L−
    ラムノピラノシル−(1→2)−α−L−アラビノ
    ピラノシル基を表し、R1が水酸基の時には、R2
    はβ−D−キシロピラノシル−(1→2)−α−L
    −アラビノピラノシル基を表す〕 で表されるトリテルペン配糖体を有効成分として
    含有する制癌剤。
JP11611583A 1983-06-29 1983-06-29 制癌剤 Granted JPS608224A (ja)

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CN103113223B (zh) * 2013-01-23 2016-01-20 安徽医科大学 墓头回甲素、乙素及其制备方法和在抗肿瘤药物上的应用
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CN106501440B (zh) * 2016-10-24 2018-01-05 中悦民安(北京)科技发展有限公司 中药复方中败酱草的鉴别方法

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