JPH04105885U - 磁気テープカセツト、特にビデオテープカセツト - Google Patents
磁気テープカセツト、特にビデオテープカセツトInfo
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- JPH04105885U JPH04105885U JP1991056431U JP5643191U JPH04105885U JP H04105885 U JPH04105885 U JP H04105885U JP 1991056431 U JP1991056431 U JP 1991056431U JP 5643191 U JP5643191 U JP 5643191U JP H04105885 U JPH04105885 U JP H04105885U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気テープに変更を加えることなく静電荷に
よるテープの固着を防止したテープカセットを簡単かつ
有効な手段で提供する。 【構成】 カセット前側隅部に設けられた2組のガイド
素子が、テープの磁気層面Sに接触するガイド手段11
M、21Mと絶縁フィルム面Fに接触する転向素子10
M、20Mをそれぞれ有し、これらガイド手段と転向素
子が、導電材料から成り、かつ結合素子15、16を介
して電気的に結合されている。
よるテープの固着を防止したテープカセットを簡単かつ
有効な手段で提供する。 【構成】 カセット前側隅部に設けられた2組のガイド
素子が、テープの磁気層面Sに接触するガイド手段11
M、21Mと絶縁フィルム面Fに接触する転向素子10
M、20Mをそれぞれ有し、これらガイド手段と転向素
子が、導電材料から成り、かつ結合素子15、16を介
して電気的に結合されている。
Description
【0001】
本考案は、磁気テープが、テープ巻体から導電表面を有する少なくとも1つの
テープガイド素子を通ってかつここに接触して案内され、かつ磁気テープが、磁
気層面と絶縁フィルム面を有する、磁気テープ装置に関し、また特にそれぞれテ
ープ送り方向に供給テープ巻体からテープがほどかれ、この時層面とフィルム面
においてそれぞれ少なくとも1つの入口ガイド素子に接触し、かつそれから少な
くとも1つの出口ガイド素子を介して巻取りテープ巻体上に巻取られる磁気テー
プカセットに関する。
【0002】
テープガイド装置は、オーディオ、ビデオおよびデータ信号記録用のテープレ
コーダから種々のものが周知である。磁気テープカセットにおいてローラ、ピン
等のような種々のテープガイド装置も周知である。
【0003】
さらにテープ送り速度の増加と共に、特に不都合な気候条件および/または特
別な磁気層およびテープフィルム組合わせの際、テープとテープガイド装置のよ
うな摩擦接触している部分の帯電も多くなり、かつ装置とテープの粘着が生じる
ことも周知である。その結果少なくとも時々テープの固着が生じるので、テープ
送り過程が妨害され、または不可能になる。
【0004】
メタルフィルム磁気テープにオーディオ記録を行う磁気テープカセットに関す
るドイツ連邦共和国特許出願公開第3010772号明細書によれば、カセット
内に放電およびアース接続素子を配置することが公知であり、この素子は、磁気
テープの層面からレコーダ装置アース電位端子への導電結合を行う。このような
特別な素子を使用するためには、カセットの変形およびレコーダ装置の整合が必
要であり、それ故にこのことは回避しなければならない。テープガイド素子に適
用することは、公知ではなく、かつ示唆されてもいない。
【0005】
フランジのない巻心上のテープ巻付け能力を改善するため、テープのフィルム
面を粗くする裏層を設けることは、ビデオテープに関して一般に周知である。そ
れにより接触面積の減少によりガイド素子におけるテープ粘着の危険は間接的に
回避される。
【0006】
さらにそれぞれのテープ面の表面抵抗を低下するため、テープ、特にフィルム
面に、例えばすすまたはグラファイトから成る導電層を取付けることは公知であ
る(CH.シュナイダー,H.ベルツ「マグネトベンダ,ウント,グルンドラー
ゲン,デア,トランスポートベルケ」アカデミー出版、ベルリン1970年を参
照)。
【0007】
テープにおける2つの変更、すなわち裏面被覆および導電層形成は、大量生産
ビデオカセットにおけるテープの固着を防ぐためにはあまりに高価である。
【0008】
それ故に磁気テープ自体に変化を加えることなく、テープの固着を防ぐことが
、第1の課題として設定される。
【0009】
テープが常にカセット内にあるコンパクトカセットについて、プラスチックカ
セツトケーシングの場合、テープ転向ローラとガイドピン、およびテープの内面
と外面をばねを介して互いに導電結合するか、または金属ケーシングまたは金属
被覆した合成物質ケーシングの場合、テープの内面と外面をケーシングに導電結
合することは公知である(米国特許第3601654号明細書参照)。結合装置
は、製造および取付けに関して非常に手間がかかり、カセット内部に大きな空間
を必要とし、かつほとんどの場合カセットケーシング部に形の変化を必要とする
。
【0010】
おどろくべきことに通常市販のビデオカセットにおいて、巻移しの際カセット
テープは、少なくとも時々カセットのガイドローラおよびガイドピンに粘着し、
かつ固着および/またはテープ折曲がりが生じることがわかった。
【0011】
テープにおける前記の変更、すなわち裏面被覆または導電層形成、および高価
な放電装置の取付けは、大量生産ビデオカセットにとってあまりに高価であり、
それ故に設定された第2の課題の枠内において、固着の問題の簡単かつそれにも
かかわらず有効な解決策が求められている。
【0012】
設定された課題は、次のようにして解決される。すなわち少なくとも部分的に
導電性の少なくとも1つの結合素子が設けられており、この結合素子が電荷を平
衡化するため、少なくとも1つのテープガイド素子を介して磁気層面とフィルム
面を結合する。
【0013】
それによりガイド素子におけるテープの固着を生じる存在するテープ上の電荷
量の打消しが行われ。
【0014】
この時おどろくべきことに摩擦電気量の低減により、テープ表面およびガイド
素子をなめらかに形成できるので、特にビデオ記録の際テープ及びガイド素子に
おける凹凸により生じる信号誤りを回避できるようになる・
導電表面がテープのフィルム面に接触したテープガイド素子を有する装置を、
結合素子が同時に磁気層面とガイド素子の導電表面とに接するように形成するこ
とは有利である。
【0015】
この例において少なくとも1つの結合素子は、なるべくテープ巻体とガイド素
子の間、またはガイド素子の近くに配置されている。
【0016】
それにより後から行ってもよい非常に簡単な変化によって、少なくともテープ
転向ローラの空間範囲において全テープ送り機能またはカセット機能が回復され
る。結合素子における導電材料の純抵抗を、ほぼ3MΩまでの範囲に、特にほぼ
1MΩまでの範囲に、すなわち2酸化クロクビデオテープの表面抵抗にすること
ができる。さらに導電材料は、抵抗材料または金属または導電ラッカ被覆または
あまり導電しない(半導体)ラッカ被覆から成っていてもよい。
目的にあうように抵抗は、100KΩまたは数100KΩであってもよく、そ
れにより電荷の打消しは早くなる。実際導電結合素子は、例えば炭素被膜等のよ
うな抵抗材料から成ることができる。有利にも金属部材または導電ラッカまたは
半導体ラッカを結合素子用の導電材料として利用することもできる。
【0017】
実際には結合素子は、平らな少なくしも一部可撓の帯状材料、例えばフィルム
材料等から成ることができる。例えばスリットを有する帯状部材として一部関連
する複数の部分から成ることもでき、その際第1の部分はテープ面に接し、かつ
第2の部分は、ガイド素子に、例えばガイド素子のガイド面そのもの、ガイドフ
ランジまたは端面に接している。しかし定常的な接触を保証しなければなせない
。
【0018】
実際に結合素子は、特にスリットを有する自由端を持ったフィルム片から成る
ことができ、その際一方の端部はテープ層面に接し、かつ他方の端部は、テープ
ガイド素子の導電表面に接している。
【0019】
本考案による磁気テープ装置を含み、それぞれテープ送り方向に供給テープ巻
体からテープがほどかれ、この時層面とフィルム面においてそれぞれ少なくとも
1つの入口ガイド素子ら接触し、かつそれから層面とフィルム面に接触したそれ
ぞれ少なくとも1つの出口ガイド素子を介して巻取りテープ巻体上に巻取られる
磁気テープカセット、特にビデオカセットに対して、設定された課題は、本考案
によれば次のようにして解決される。すなわち入口および出口ガイド素子が、導
電材料から成る導電表面を有し、かつ個々の入口ガイド素子の間および個々の出
口素子の間に、それぞれ1つの結合素子が設けられている。
【0020】
従って簡単かつ効果的なカセット変形によって、層面とフィルム面で非常に相
違した表面抵抗値を有する磁気テープにおいて特に生ずる重大なテープ送り障害
が除去できる。
【0021】
その他の本考案による同様な磁気テープカセットにおいて、個々の入口ガイド
素子の間、および入口ガイド素子とこの構成においては1つの導電出口ガイド素
子との間に、導電結合部を設けることは有利である。
【0022】
それにより互いに大幅に離れている場合にも、絶縁材料から成る別のガイド素
子を使用することができる。
【0023】
実際の構成において導電結合部は、カセット内に後からでも簡単に挿入できる
金属板から成ることができる。
【0024】
前記の磁気テープ装置を含み、その際テープが供給テープ巻体からほどかれ、
この時フィルム側において少なくとも1つの入口ガイド素子と出口ガイド素子に
接触し、かつそれから巻取りテープ巻体上に巻取られ、その際入口および出口ガ
イド素子が、ガイド素子の近くにおいて導電材料から成る少なくとも1つの表面
を有する別の有利な磁気テープカセット、特にビデオカセットは、本考案によれ
ば次のようにして与えられる。すなわちテープ巻体とガイド素子の間またはガイ
ド素子の近くに、少なくとも1面が導電性の少なくとも1つの結合素子が設けら
れており、この結合素子が、テープ層面とガイド素子の導電表面とに接触してい
る。
【0025】
その際結合素子は、可撓に構成し、かつテープ層面およびガイド素子の導電表
面との定常的な接触、なるべく面接触を保証するように、カセット内に配置する
。
【0026】
実際には結合素子は、前記のように場合によっては折曲げまたはスリットを有
する構成で適当にカセットケーシングに取付けたフィルム片にすることができる
。場合によっては第2の結合素子を節約するため、金属板、グラファイトまたは
炭素を含むラッカまたはプラスチック、金属被覆したフィルム、例えば張付けフ
ィルムから成る導電結合部がガイド素子を結合することができる。
【0027】
フィルム片が適当に、例えば締付け手段によって取付けられており、かつ場合
によっては導電シューを有し、かつ有利にはフィルム片または導電シューが、導
電材料、特にグラファイトまたはすすを含むプラスチック材料から成る場合、テ
ープカセットは目的に合うように形成できる。フィルム面に2つより多くのガイ
ド素子、例えば転向ローラが配置されている場合、これらガイド素子は、結合素
子によって導電結合するようにする。
【0028】
実際に有利な別の構成において導電材料は、グラファイトまたは炭素を含んだ
ラッカから成ることができ、このラッカは、製造の際または後からカセット内に
簡単に塗ることができる。
【0029】
最後にテープ巻体用の摺動層または摺動フィルムを有するカセットにおいてこ
の層またはフィルムを金属被覆して形成し、かつガイド素子の一部に直接接触さ
せて導電結合部として使用することも考えられる。
【0030】
本考案の意図において特性「導電」とは、電子および正孔の伝導が行われ、し
かもできるだけ短い期間内に行われるという意味である。それ故に導電結合とし
て使用するため、導体および半導体として周知のあらゆる金属が適している。絶
縁材料または時々しか導通しない材料は、テープのフィルム面に対する層面の電
荷平衡を行う結合を実現するには不適当である。
【0031】
大体において供給巻体、層またはフィルム面用テープガイド素子および巻取り
巻体から成る磁気テープ装置を考慮する場合、システムの次の位置に帯電が生じ
ることができる。
【0032】
テープとガイド素子の間の摩擦により摩擦電気または電気的作用が生じ、かつ
両方の部材、すなわちテープとガイド素子は帯電する。その際この電荷は、いず
れにせよ存在する電荷の分離によって付加的にそれぞれの部材上にも生じること
がある。
【0033】
さらに供給巻体の外側巻回からテープが離れることにより、引出されたテープ
と残った外側テープ巻回の間で電荷分離が生じることがあるので、接触電位差が
生じる。通常の場合正と負の電荷が分離され、これら電荷は、相応したテープ位
置に移される。
【0034】
どちらの場合にも区別できない帯電の発生または電荷分離が問題になり、かつ
電荷の符号は、材料の相対的誘電率によって決まる。
【0035】
その際別の要因が重要であり、すなわちどの物体のどの表面にいつ多量または
少量の電荷が存在するかを決定する電荷親和力が重要である。その際それぞれの
相対誘電率の他に、関連する表面の瞬時的な性質が重要な役割を演じる。これに
は、例えばテープの層面とフィルム面のそれぞれの電荷の除去能力が相違するこ
とも含まれる。その際フィルムの電荷は除去し難い。
【0036】
生じた電荷の発生および分布に関する前記の考察は、完全であることまたは無
条件に正しいことを必要とするわけではない。なぜなら電荷は至る所に存在し、
従って測定は不可避の影響を受けるので、周知のようにこのような電荷の出所お
よび/または量をつきとめることは極めて困難だからである。
【0037】
本考案の実施例を以下図面によって詳細に説明する。
【0038】
図1による磁気テープ装置は、主として層面Sと支持体面Fを備えた磁気テー
プ4から成り、この磁気テープは、リール7上の供給巻体6からリール9上の巻
取り巻体8にまたはその逆に巻かれる。巻体6から巻体への途中においてテープ
は、テープガイド素子10および20、11および21を介して、一般にはガイ
ドローラまたはピンを介して動き、その際通常素子間において、ここでは図示さ
れていない磁気ヘッドに接触する。どのような角度でテープ5がガイド素子に巻
付くかに応じて、テープ5と素子10または20、11または21との間の接触
部分は異なった大きさになる。
【0039】
図1は、周知のビデオカセットシステムの1つにおけるテープガイド装置を示
している。ここでは素子10と20は、カセットに固定したプラスチック軸上に
配置された金属スリーブであり、また素子11は金属ピンであり、一方素子21
は、同様に金属ピンまたは金属ローラである。
【0040】
カセットの動作の際、特にカセット内におけるテープ4の高速送りおよび巻戻
しの際(ほぼ0.8m/secの速度)、テープは、カイドおよび/または転向
素子に摩擦接触しており、それにより摩擦電気が発生するようになる。その際素
子11と21の間において接触した磁気層Sにより行われる電荷分離はわずかで
ある。なぜなら層と素子11または21の間でそれにより生じた摩擦電位差は、
層の比較的良好な導電性のためすぐに再び低下してしまうからである。テープの
裏側ではこのようにはならない。ここではガイド素子、例えば10からテープに
伝達された電荷は、絶縁テープ表面上で動くことができず、かつテープ運動によ
ってガイド素子から運び去られる。
【0041】
金属ピン10と20におけるフィルム面Fの摩擦によって、金属は多量の自由
電子をフィルムFに与え、かつそれによりさらに正になる。互いに対立した逆極
性の電荷のため妨害作用が生じる。層面Sにおける負の電荷とガイドピン10お
よび20に生じる正の電荷は、薄いフィルムによって分離されているだけなので
、テープとピンの間にはかなりの静電吸引力が生じ、この力は、テープ4を粘着
および固着させるので、磁気テープ装置は利用できなくなる。
【0042】
ここではガイド素子10と20を転向素子と称することもある。「転向」とは
、カセットケーシングのそれぞれ前側隅部の近くに配置されたこれらの素子が、
供給巻体から出たテープを磁気ヘッドによってテープを走査するカセットケーシ
ング前向に対して平行な経路へ転向する役割を有し、かつテープをこの経路から
巻取り巻体へ転向する役割を有するということを表している。それぞれの場合の
巻付き角は、図から明らかなようにかなりのものであり、代表的には
90°又はそれ以上のものである。
【0043】
付加的にいずれの場合にも巻体6または8からテープ4を離すのでいずれにせ
よフィルムF上の増加した電荷量(接触電荷)を前提とするものとしなければな
らず、このフィルムは、妨害または粘着作用をさらに強める。
【0044】
次のすべての試験装置において利用される磁気テープにおいては、2酸化クロ
ム磁気層を有する通常市販のビデオ磁気テープが使用され、このテープは、ほぼ
106Ωの層抵抗(層面上で方形試験装置によって測定した表面抵抗)を有する
。このような2酸化クロムテープは、2酸化クロム材料の種類、2酸化クロム粒
子の大きさ、層の充てん度、イオン伝導を高める使用された層添加物および結合
剤に応じて、ほぼ105ないし5×107Ωの範囲の層抵抗を有する。テープのフ
ィルムは、1012Ωないし1014Ωの通常の表面抵抗を有する。通常の測定装置
は、測定の際平らに載せられたテープ用の2分割された2極支持面と抵抗測定ブ
リッジから成る。方形テープ面に関する抵抗値が測定され、その際表面の性質、
湿度、汚れ等のようなこの時の環境条件は自動的に考慮されている。
【0045】
図2は、本考案による第1の磁気テープ装置を示している。すべてのガイド素
子10および20または11および21は、図1におけるように導電材料、例え
ば金属から形成されており、そり故に補助記号Mが示されている。本考案によれ
ばガイド素子10Mと11Mまたは20Mと21Mは、テープ面SとFの電荷平
衡のためそれぞれ1つの導電結合素子15または16によって互いに結合されて
いる。
【0046】
この例においてここでは結合素子15および16は金属板条片として示されて
いる。しかし結合素子15と16は、グラファイト、硫化モリブデンのようない
かなる導電材料、その他の半導体材料、導電ラッカまたは炭素等のような抵抗材
料とすることができる。
【0047】
それにより負の電荷は、層Sからガイド素子11Mへ、かつさらに導電結合素
子15を介してガイド素子10Mに流出でき、すなわち電荷の平衡が行われるの
で、ガイド素子10Mと層面Sの間の電荷の差は小さくなり、従って引付け力も
消える。それによりテープとガイド素子の間の接触面も減少し、それにより他方
では初めから摩擦電気の発生が防止され、すなわち電荷平衡の効果によって、電
荷は次第に消えてゆく。試験中に同様に素子10と20または11と21を線材
によって同時に接触させると、固着した装置が支障なく動くようになる。
【0048】
導電結合は、実際には結合素子における金属挿入体または被覆によって行って
もよい。目的に合うように結合部の抵抗値は、テープがガイド素子に固着しない
ように、十分短い期間に存在する電荷が放出されるように決める。
【0049】
図3の別の構成においては、図2の例と相違してガイドローラ21はプラスチ
ックから作られている21k。ここでは例えばカセット内でグラファイト条片か
ら成ることができる結合素子17は図2の導電板15と同じである。この時ロー
ラ21Kはプラスチックから成るので、テープ送り方向2、すなわち戻し方向に
ついてはガイド素子10Mおよび11Mのところで初めて電荷平衡が可能である
が、それにより非常に異なった表面抵抗値を有する互いに対向する材料(金属ほ
ぼ0Ω、プラスチックほぼ1012Ω、層ほぼ106Ω、フィルムほぼ1012Ω)
のためガイド素子20Mと21Kのところで、テープの粘着、従って送りの固着
が生じるようになる。例えばカセット壁の内部または外部またはカセット内のウ
エブに沿った導電板、またはテープ巻体6および8を覆う金属被覆層またはフィ
ルム、または導電ラッカまたは半導体ラッカ結合部であることができる導電結合
素子によって補助手段が提供される。その結果磁気テープ装置の支障ない動作が
行われる。
【0050】
図4および図5は、モータ負荷線図により図1による装置の状態と、それに対
して図2および図3による本考案の装置の驚異的な結果を示している。
【0051】
図4は、強力に固着したテープ装置の電流経過を示しており、その際完全にテ
ープが停止する度に方向反転により再びテープ送りを行わなければならない。平
均して半分の負荷2/Lmaxと全負荷Lmaxの間の変化が記録された。1は
順送り方向、2は逆送り方向を表す。
【0052】
それに対して同じテープ、すなわち2酸化クロムテープおよび同じカセットを
有するが、金属条片として形成された結合素子15と16を有する図2の装置の
場合、非常に均一な障害のないテープ送りが行われ、その際全負荷エネルギのほ
ぼ1/10しか必要なかった(10/Lmax)。
【0053】
別の磁気テープ装置5(図6)は、主として層面Sとフィルム面Fを有する磁
気テープ4から成り、この磁気テープは、リールまたは巻心7上の供給巻体6か
らリールまたは巻心9上の巻取り巻体8へまたはその反対に巻取られる。
【0054】
巻体6と8の間の途中においてテープ4は、ここでもテープガイド素子10と
20、一般にガイドローラまたはピンを介して動き、その際少なくともガイド素
子の表面は導電性にし、かつ以下に導電面45と称する。磁気テープ装置5は、
破線で示すように磁気テープカセット3内に設けてもよい。それぞれの転向ロー
ラ10、20の近くまたは少なくとも一方のローラ10、20の近くに、ここで
は可撓素子として示した少なくとも片面が導電性の結合素子22および23が設
けられていると有利である。簡素化のため素子22と23はほぼ同じ形をしてお
り、側部カセット壁24における取付けだけで相違しており、このことは、適当
に、例えばゴム系接着剤、両面接着フィルム(図8の26参照)、またはその他
の粘着取付け方法を介して行うことができるが、カセット壁24の切込みに差込
むことにより、またはケーシング突起の間にはさみ付けることにより、または図
10に示すように行ってもよい。可撓結合素子22、23は少なくとも1つの導
電面25を有し、この面は、図示したようにテープ4の外面または層Sに常に、
なるべく面接触で接している。図8に示すようにテープ層面とのこの接触以外に
、同時にローラ10または20の導電表面との接触が、ここではローラフランジ
27において行われ、それによりテープ層面S側のガイド素子と同時にテープフ
ィルム面F側のガイド素子との、従って層面とフィルム面の間の電荷平衡も行わ
れる。結合素子22または23は、テープ巻体6または8と次のガイド素子10
または20との間においてテープ層面Sに接することができ、すなわち摺動する
ことができ、かつ同時に付加的に結合素子22または23とガイド素子10およ
び/または20との間に、任意の導電結合部を設けることができる(図2および
図3参照)。
【0055】
図8において前記の電荷平衡は、層面Sまたはフランジ27に接した上側およ
び下側端部28または29を有するスリットを有するフィルム片30によって行
われる。図9は、折曲げフィルム片31の構成を示しており、このフィルム片の
一部はテープ層面Sに、また別の部分はフランジ27に接している。フィルム片
31は、簡単化のため中空に示されており、かつ壁24に取付けられている。異
なった多くの等価な構成が考えられる。
【0056】
ここではローラ10または20は、上側および下側ケーシング壁34または3
5の間において軸36上で回転可能に支持されている。この軸36が、装置に導
電結合されており、かつこの結合が、遮断されずにローラ20または10まで通
じていれば、1つのローラにおける1つの結合素子22または23、または30
または31だけしか必要ない。なぜならこの時それぞれ別のローラによっても電
荷平衡が行われるからである。この装置との結合が行われない場合には、図7に
示すように適当な方法で補助導電結合37をカセットにまたは装置側に設けても
よい。
【0057】
図10には磁気テープカセット40の隅部が示されている。側壁38は、カセ
ット前側41におけるコーナ範囲のすぐ近くにポケット39を形成している。転
向ローラ10または20は、ここでも下側フランジ27を持つように示されてお
り、かつテープ5は、導電表面45上で摺動する。フィルム片30は、一部折曲
げられ、かつ導電シュー43を備え、この導電シューは、端部28と29に導電
被覆を備え、かつ導電結合を行い、かつなる滑剤成分、例えばグラファイト、す
す等を含むプラスチック材料、例えばポリテトラフルオロエチレンまたはポリオ
キシメチレンから成り、このフィルム片30は、ガイド素子における電荷平衡の
ために使われる。このようなプラスチック導電シュー43は、ほぼ20ないし5
0%のグラファイト成分を含み、ほぼ300Ωの表面抵抗を有する。フィルム片
の取付けは、ピン44による締付けによりポケット39内で直接行われ、このピ
ンは、簡単に組立てられ、かつ抜け落ちに対してできるだけ大きな安全性を提供
する。
【0058】
ここで結合素子22、23、30、31のフィルム構成だけを説明した場合、
これら結合素子が、定常的な接触を保証するため、材料および/または形および
/または取付けに基づいて可撓性を有する帯または条片材料から成ることが、結
合素子22、23、30、31の形成の際に重要である。
【0059】
明らかにピンの代りに、例えば図8におけるような粘着結合を行ってもよい。
【0060】
前記のように導電表面、導電層、導電面、導電素子について説明した場合、こ
れら導電とは、ほぼ3MΩ以下の範囲、なるべく1MΩ以下の範囲の導電度を表
す。いずれの場合にも高々テープの層面Sの表面抵抗の範囲の抵抗を選べば有利
である。2酸化クロムテープにおいてこの抵抗は、2酸化クロム材料、粒子の大
きさ、層の充てん度、層のイオン伝導度を高める使われた層添加物、およびそれ
ぞれの結合剤に応じて、例えばほぼ105ないし5×107Ωの範囲にある。所定
の特性に応じて導電度はできるだけ大きく、すなわちできるだけ0Ω近くにする
。
【0061】
いずれの場合にもその際テープ層自体の導電度は、複数の導電ガイド素子を導
電結合しなければいけないかまたはその必要がないかにとって重要である。
【0062】
結合素子のフィルム材料に関して、ほぼ20ないし200μmの厚さを有する
あらゆる種類の金属またはプラスチックフィルムが使用できる。その際プラスチ
ックフィルムは、グラファイト、すす等の導電材料成分を含んでいてもよい。帯
電効果を生じることなく高速度で、すなわちほぼ50cm/sec以上でテープ
巻移しまたはテープ送りを行うだけでよい場合には、種々の配置、形、材料等の
別の組合わせを任意に行うことができる。
【0063】
図4と図5に示す結果は、図6ないし図11のカセット構成によっても達成
できた。
【図1】公知の磁気テープ装置の図である。
【図2】本考案による第1の磁気テープ装置の図であ
る。
る。
【図3】本考案による第2の磁気テープ装置の図であ
る。
る。
【図4】図1による装置における2酸化クロム磁気テー
プのモータ負荷線図である。
プのモータ負荷線図である。
【図5】図2および図3による装置における同じ磁気テ
ープのモータ負荷線図である。
ープのモータ負荷線図である。
【図6】異なった取付けの2つの結合素子を有する本考
案による第2の磁気テープ装置、特に磁気テープカセッ
トの図である。
案による第2の磁気テープ装置、特に磁気テープカセッ
トの図である。
【図7】結合素子と転向ローラ間の導電結合部を有する
別の装置の図である。
別の装置の図である。
【図8】壁に取付けられたフィルム片を有する転向ロー
ラの斜視図である。
ラの斜視図である。
【図9】断面を示したカセットケーシングの一部と折曲
げフィルム片と共に転向ローラを示す図である。
げフィルム片と共に転向ローラを示す図である。
【図10】磁気テープカセットの隅部を示す平面図であ
る。
る。
【図11】導電シューを有するフィルム片として結合素
子を示す図である。
子を示す図である。
4…磁気テープ
6…テープ巻体
8…テープ巻体
10…テープガイド素子
11…導電表面
15…導電結合素子
17…導電結合素子
18…導電結合素子
20…テープガイド素子
21…導電表面
22…導電結合素子
23…導電結合素子
30…導電結合素子
31…導電結合素子
S…磁気層面
F…フィルム面
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 ヴルフ、ミユンツナー
ドイツ連邦共和国、6710、フランケンター
ル、ロルシヤー、リング、10
(72)考案者 クラウス、デイーター、シヨーマン
ドイツ連邦共和国、6700、ルートヴイヒス
ハーフエン、コペルニクスシユトラーセ、
47
(72)考案者 ハインツ、ベルガー
ドイツ連邦共和国、7640、ケール、イム、
レール、9
(72)考案者 ローラント、ロース
ドイツ連邦共和国、6700、ルートヴイヒス
ハーフエン、フイリツプ−シヤイデマン−
シユトラーセ、24
Claims (3)
- 【請求項1】 プラスチック材料から成る実質的に四角
形のケーシングが設けられており、このケーシングが、
テープの走査を行う前側、及びケーシング内に2つのテ
ープリール及び2組のガイド素子を有し、このガイト素
子が、一方のテープリールから一方の組のガイド素子を
介して、ケーシングの前側に平行な経路を介してかつ他
方の組のガイド素子を介して他方のリールへテープを案
内し、このテープが、磁気層面(前面)と絶縁フィルム
面(裏面)を有し、かつそれぞれの組のガイド素子は
は、ケーシングのそれぞれの前側隅の近くに転向素子を
有し、これら転向素子がテープの絶縁フィルム面に接触
し、かつそれぞれの組のガイド素子は、テープの磁気層
面に接触するガイド手段を有し、少なくとも一方の組の
転向素子とガイド手段が少なくとも部分的に導電材料か
ら成り、かつケーシングが、さらに少なくとも1つの前
記ガイド手段を関連する少なくとも1つの前記転向素子
に電気的に接続する1つ又は複数の結合素子を有し、こ
れら結合素子によってテープの2つの面の間の静電荷を
等化し、従って静電引力による転向素子とテープの固着
を防止し、かつテープ送りの結果として転向素子からこ
のような電荷を転送されたことによりケーシングの前側
に対して平行なテープ経路に沿って静電荷が蓄積するこ
とを防止することを特徴とする磁気テープカセット、特
にビデオテープカセツト。 - 【請求項2】 両方のガイド手段が少なくとも部分的に
導電材料から成り、かつケーシングが2つの結合素子を
有し、それそれの結合素子が、所定の組のガイド手段を
この組の転向素子に電気接続する、実用新案登録請求の
範囲第1項記載のカセツト。 - 【請求項3】 一方の組だけのガイド手段が少なくとも
部分的に導電材料から成り、かつケーシングが2つの結
合素子を有し、これら結合素子が、1つのガイド手段を
2つの転向素子にそれぞれ電気接続する、実用新案登録
請求の範囲第1項記載のカセツト。
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|---|---|---|---|
| DE8125650.7 | 1981-09-03 | ||
| DE19818125650 DE8125650U1 (de) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | Bandfuehrungsvorrichtung fuer magnetbaender und magnetbandkassette mit solcher vorrichtung |
| DE8137551.4 | 1981-12-23 | ||
| DE19818137551 DE8137551U1 (de) | 1981-12-23 | 1981-12-23 | Bandfuehrungsvorrichtung fuer ein magnetband und magnetbandkassette mit einer solchen bandfuehrungsvorrichtung |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH04105885U true JPH04105885U (ja) | 1992-09-11 |
| JPH0548314Y2 JPH0548314Y2 (ja) | 1993-12-22 |
Family
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| JP1991056432U Expired - Lifetime JPH0617237Y2 (ja) | 1981-09-03 | 1991-07-19 | 磁気テープカセット、特にビデオテープカセット |
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| JP (2) | JPH04105885U (ja) |
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- 1982-08-27 DE DE8282107881T patent/DE3267453D1/de not_active Expired
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- 1986-12-11 HK HK951/86A patent/HK95186A/xx unknown
-
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