JPH04106063U - 導爆線の接続構造 - Google Patents

導爆線の接続構造

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JPH04106063U
JPH04106063U JP977391U JP977391U JPH04106063U JP H04106063 U JPH04106063 U JP H04106063U JP 977391 U JP977391 U JP 977391U JP 977391 U JP977391 U JP 977391U JP H04106063 U JPH04106063 U JP H04106063U
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JP
Japan
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connector
detonating wire
detonating
wire
air bag
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惠一 田村
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単で小型の構造となりかつ確実に導爆線の爆
発状態(爆発火力)を伝達できる導爆線の接続構造を得
る。 【構成】インフレータ24に接続された導爆線144は
コネクタ70に接続されており、起動部32に接続され
た導爆線145はコネクタ80に接続されている。コネ
クタ70とコネクタ80とは、互いに嵌合した状態でイ
ンフレータ24とステアリングホイール12の支持ブラ
ケツト18との間で挟持されて保持されている。起動部
32が作動すると、導爆線144及び導爆線145を介
して爆発火力が伝達されてインフレータ24が起動され
る。この場合、大きな爆発圧が各コネクタ70、80に
作用しても、解離方向への移動が阻止されて確実に保持
されているため、両コネクタが解離されることはない。
このように、コネクタ70、80を小型の形状で軽量と
することができ、狭い配置スペースでも導爆線144及
び導爆線145を確実に接続することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ステアリングホイールに取付けられたエアバツク本体と車両急減速 状態を感知するセンサとを接続する導爆線の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両急減速時に作動するエアバッグ装置には種々あるが、その中でも例えば運 転席及び助手席の双方に配置された電気着火式のエアバッグ装置が知られている 。この種のエアバッグ装置では、車両の両前輪付近に車両急減速状態を感知する センサがそれぞれ配設されている。これらのセンサは、ワイヤハーネスを介して 運転席のステアリングホイールに配設された電気着火式のエアバッグ装置本体及 びセンタコンソール付近に配設された制御装置さらには助手席用のエアバッグ装 置本体等に連結されている。
【0003】 車両急減速時になると、両前輪付近に配設されたセンサの何れかがこの急減速 状態を感知し、ワイヤーハーネスを介して運転席及び助手席のエアバッグ装置本 体が各々作動する。これにより、運転席及び助手席に着座している乗員が膨張す る各々の袋体によって保護される。
【0004】 しかしながら、この種のエアバッグ装置では、車両の両前輪付近のセンサと各 エアバッグ装置本体等とを連結するワイヤーハーネスに極めて高い信頼性が要求 される。すなわち、車両急減速状態をセンサで感知してこのセンサからの電気信 号を確実にエアバッグ装置本体へワイヤーハーネス内の配線群を介して送らなけ ればならないので、配線群を強固に保護したワイヤーハーネスを使用しなければ ならず、構造が複雑化すると共に部品点数が増加し、エアバッグ装置全体のコス トアップに繋がっていた。
【0005】 そこで、構造を簡易化することができ、かつ車両急減速時には確実に複数の( 例えば、運転席用のエアバッグ装置本体及び助手席用のエアバッグ装置本体)を 作動させることができるエアバッグ装置として、導爆線を用いたエアバツク装置 を既に本出願人が提案している(実願平2−847733号)。
【0006】 このエアバツク装置では、前記従来のワイヤーハーネスに代えて、エアバツク 本体とセンサとを導爆線を介して接続した構造となっており、車両急減速時にセ ンサが作動すると、導爆線内に充填された導爆薬が瞬時に発火してエアバツク本 体が起動される。したがって、複数のエアバツク本体を導爆線を介してセンサと 接続することにより、これら複数のエアバツク本体を単一のセンサで同時に起動 させることができ、構造が簡単でコストの低減も図ることができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述の導爆線を用いたエアバツク装置では、ステアリングホイール に取付けられた運転席用のエアバツク本体においては、ステアリングホイールへ の組付上の理由等から、エアバツク本体とセンサとを接続する導爆線にはその途 中に一組のコネクタが組り付けられており、このコネクタ部分において分離・接 続が可能な構成となっている。
【0008】 この場合、センサの作動により導爆線内に充填された導爆薬が瞬時に発火する 際には極めて大きな爆発圧を発生するため、前記一組のコネクタはこの大きな爆 発圧に耐えて確実に爆発状態(作動信号としての爆発火力)を伝達できることが 必要である。このため、導爆線の途中に組り付けられた従来のコネクタは大型の 形状で重い構造となっており、広い配置スペースも必要であった。
【0009】 本考案は上記事実を考慮し、簡単で小型の構造となり、かつ確実に導爆線の爆 発状態(爆発火力)を伝達できる導爆線の接続構造を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る導爆線の接続構造は、ステアリングホイールに取付けられたエア バツク本体が、車両急減速状態を感知するセンサの作動によって起動されるエア バツク装置に用いられ、前記エアバツク本体と前記センサとが導爆線を介して接 続されたエアバツク装置の前記導爆線の接続構造であって、互いに嵌合する嵌合 凹部または嵌合凸部が形成された一対のコネクタのうち何れか一方の第1のコネ クタに、前記エアバツク本体に一端部が接続された第1の導爆線の他端部を接続 すると共に、前記第1のコネクタを前記エアバツク本体の側に前記ステアリング ホイールに対向した状態で配置し、前記一対のコネクタのうち何れか他方の第2 のコネクタに、前記センサに一端部が接続された第2の導爆線の他端部を接続す ると共に、前記第2のコネクタを前記ステアリングホイールの側に前記エアバツ ク本体に対向した状態で配置し、かつ、前記第1のコネクタ及び第2のコネクタ の嵌合凹部と嵌合凸部を嵌合させた状態で、前記エアバツク本体と前記ステアリ ングホイールとの間で前記第1のコネクタ及び第2のコネクタを挟持して保持し たことを特徴としている。
【0011】
【作用】
上記構成の導爆線の接続構造では、車両が給減速状態に至ってセンサが作動す ると、第2の導爆線が瞬時に発火し、かつこの発火は、第1のコネクタ及び第2 のコネクタによって接続された第1の導爆線へ伝達されて第1の導爆線が連鎖的 に発火して瞬時に発火状態となり、エアバツク本体が瞬時に起動される。
【0012】 この場合、第1のコネクタと第2のコネクタは、エアバツク本体とこのエアバ ツク本体が固定されるステアリングホイールとの間で挟持されて保持されるため 、導爆薬が発火する際の大きな爆発圧が両コネクタに作用しても、両コネクタが 解離されることは無い。したがって、第2の導爆線の発火状態(作動信号として の爆発火力)は確実に第1の導爆線へ伝達される。また、各コネクタは、大きな 爆発圧に耐えるように大型の形状にする必要がなく、各コネクタ自体は小型の形 状で軽量とすることができ、構造が簡単で狭い配置スペースでも用いることがで きる。
【0013】
【実施例】
図2には本考案に係る導爆線の接続構造が適用された運転席側のエアバッグ装 置A及び助手席側のエアバッグ装置Bの概略断面図が示されている。
【0014】 運転席側のエアバッグ装置Aでは、ステアリングシャフト10の先端にステア リングホイール12のハブ14が固着されており、このハブ14に対して平行に 略箱体形状のベースプレート16が略箱体形状の支持ブラケット18を介して支 持されている。ベースプレート16には、パッド20、袋体22、インフレータ 24が取付けられている。
【0015】 パッド20は、ベースプレート16の乗員側(図2に紙面上側)に配置されて いる。このパッド20には、その周囲に図示しない枠状の芯金が埋設され、この 芯金を介してリベット等でベースプレート16の周縁部に固定されている。また 、パッド20の中間部(ベースプレート16との対向部)には薄肉部26が形成 され、パッド20はこの薄肉部26で破断され易いようになっている。
【0016】 袋体22はベースプレート16の乗員側に折り畳まれた状態に配置され、かつ ベースプレート16とパッド20との間に格納されている。袋体22の開口側の 縁は、ベースプレート16の略中央部にリングプレート28を介して取付けられ ている。リングプレート28は図示しないボルトでベースプレート16に締めつ けられ、袋体22の開口側の縁をベースプレート16に押しつけている。
【0017】 図3に示す如く、インフレータ24は断面形状が略ハット形状のアッパカバー 100と断面形状が円筒形状のロアカバー102とを備えており、アッパカバー 100のフランジ30の反乗員側の端面にロアカバー102の開口側端面が溶着 されて円柱形状とされている。このインフレータ24は、ベースプレート16の 略中央部に形成された円孔に貫通された状態に配置されている。また、フランジ 30は図示しないボルトでベースプレート16の反乗員側に固定されている。
【0018】 このインフレータ24のロアカバー102の軸芯部には乗員側へ向けて突出さ れた凸部104が形成されており、雷管90が配設されている。また、アッパカ バー100内には、雷管90の乗員側に円柱形状の伝爆剤108が配設されてい る。伝爆剤108はロアカバー102内に形成された連通路110を介して雷管 90と連通されている。アッパカバー100とロアカバー102との間には、伝 爆剤108の外周部にガス発生物質34が封入されている。これらの伝爆剤10 8とガス発生物質34とは案内路112を介して連通されている。ガス発生物質 34の外周部には、複数種類(本実施例では、3種類)のフィルタ114、11 6、118が配設されており、さらにアッパカバー100の周面には複数個の円 形のガス孔120が形成されている。このため、ガス発生物質34が燃焼して生 じた大量かつ高温のガスは、フィルタ114、116、118によって冷却され ると共に燃焼後のガス発生物質34の砕片が除去された状態でガス孔120を通 って袋体22内に案内される構成である。
【0019】 インフレータ24に配置された雷管90には、第1の導爆線としての導爆線1 44の一端が接続されている。この導爆線144は、導爆剤の芯とこの導爆剤を 防水織物のカバーで被覆した構造の所謂起爆線材である。導爆線144の中間部 は凸部104内を経由した後、先端部がロアカバー102からインフレータ24 の外部へ突出しており、さらに先端部には第1のコネクタとしてのコネクタ70 が接続されている。
【0020】 図1に詳細に示す如く、コネクタ70には嵌合凸部72が形成されている。嵌 合凸部72の外周にはリング状で断面楔形のラツチ74が突出形成されており、 さらにシール76が嵌まり込んでいる。また、コネクタ70の中央部には、嵌合 凸部72の先端に開口する連通孔78が形成されており、接続された導爆線14 4の先端部はこの連通孔78内に達している。このコネクタ70は、第2のコネ クタとしてのコネクタ80に嵌合している。
【0021】 コネクタ80には、コネクタ70の嵌合凸部72に対応する嵌合凹部82が形 成されて嵌合凹部82の内周にはリング状に溝84が形成されており、コネクタ 70の嵌合凸部72が嵌合凹部82に嵌合した状態でラツチ74が溝84に入り 込んで係止される構成である。また、コネクタ80の中央部には、コネクタ70 の連通孔78に対応し嵌合凹部82の底部に開口する連通孔86が形成されてお り、嵌合凸部72と嵌合凹部82が嵌合した状態では互いに同一線上で連通して いる。このコネクタ80には、第2の導爆線としての導爆線145の一端が接続 されている。導爆線145の一端部は連通孔86内に達しており、したがって、 導爆線145の一端部は連通孔86及び連通孔78を介して導爆線144に極め て接近して位置している。
【0022】 コネクタ70とコネクタ80は、互いに嵌合した状態で、インフレータ24の ロアカバー102とステアリングホイール12の支持ブラケット18との間で挟 持されて保持されている。これにより、コネクタ70とコネクタ80とは、互い に解離する方向への移動が阻止されている。
【0023】 コンクタ80に接続された導爆線145の他端は、ハブ14の反乗員側の面に 固着されたコネクタ146に接続されている。コネクタ146の下方にはロール コネクタ148が配置されている。このロールコネクタ148は中空円柱形状を しており、内部には第2の導爆線を構成する導爆線150が複数回巻回されて収 容されている。導爆線150の乗員側の端部にはコネクタ152が接続されてお り、また反乗員側の端部にはコネクタ154が接続されている。ロールコネクタ 148の乗員側の端面にはリング状の溝156が形成されている。この溝156 内には、コネクタ152が収容された状態で前記コネクタ146と接続されてい る。このため、コネクタ152はステアリングホイール12の回転に追従してコ ネクタ146と一体に溝156内を移動する。一方、コネクタ154は、ロール コネクタ148の反乗員側に突出しており、コネクタ160と接続されている。 コネクタ160には、第2の導爆線を構成する導爆線158の一端が接続されて おり、さらに導爆線158の他端部はセンサとしての起動部32に接続されてい る。
【0024】 図4に示す如く、この起動部32は略円柱形状のアッパケース36とロアケー ス38とを備えており、これらのアッパケース36とロアケース38とが嵌合さ れた状態で、カバー40内に収容されて端部がかしめ固定されている。
【0025】 アッパケース36内にはその軸方向に沿ってシリンダ42が配設されており、 このシリンダ42内には慣性体としてのボール44が収容されている。このボー ル44は車両急減速時になると図4の矢印C方向へ慣性移動する。なお、ボール 44をはじめとして後述する起動部32内の各部品は各二個ずつ起動部32の軸 芯を中心として対称の位置に配設されているが、以下片方の部品のみについて説 明する。
【0026】 ボール44の反乗員側の端部には、アッパケース36とロアケース38との当 接面内に配置されたドライブシャフト46のシャフト46Aの軸方向の一方の端 部が当接している。このドライブシャフト46には、シャフト46Aの軸方向中 間部付近にシャフト46Aと直交して係止部46Bが形成されており、さらに係 止部46Bには一対の支軸46Cが突出して軸支されている。
【0027】 アッパケース36内には、バイアススプリング48に押圧付勢されたバイアス ピン50が配設されており、このバイアスピン50の先端はドライブシャフト4 6のシャフト46Aの他方の端部に当接している。
【0028】 ロアケース38内には、ドライブシャフト46のシャフト46Aを中心として ボール44と反対側にコイルスプリング52が配設されている。コイルスプリン グ52は、コイル部及びコイル部の乗員側端部から半径方向へ突出するフック部 とから成る。フック部は図4には図示されないが、そのコイル部側が起動部32 の軸芯部に挿入された解除ピン(図示省略)に係止され、さらにその先端部が他 方のボール(図4において起動部32の軸芯を中心としてボール44と反対側の 位置にある)の反乗員側端部に位置している。起動部32を組付ける以前の状態 では、このコイルスプリング52によって他方のボールの慣性移動方向への移動 及びドライブシャフト46の回転が阻止されるが、組付後の状態では、解除ピン が支持ブラケット18の突出部18Aによって押圧されてコイルスプリング52 の付勢力に抗して反乗員側へ移動することにより、フック部が前記位置から退避 され起動部32を作動可能な状態にする。
【0029】 また、起動部32内には、着火部材としての着火ピン54が配設されている。 この着火ピン54は軸部54Aを有し、その軸方向中間部にはつば部54Bが形 成されている。軸部54Aはロアケース38内に形成されたスプリング支持部5 6に挿入された圧縮コイルばね58に遊嵌されている。つば部54Bの乗員側の 面には円板状の係止板54Cが一体形成されており、この乗員側の係止板54C とつば部54Bとで形成される段部には前記ドライブシャフト46の係止部46 Bが係止されている。また、つば部54Bの反乗員側の面には前記圧縮コイルば ね58が当接係止されている。このため、圧縮コイルばね58は着火ピン54を 図4の矢印D方向へ押圧付勢している。
【0030】 着火ピン54の移動軌跡上には雷管62が配置されており、着火ピン54が衝 突可能である。この雷管62には前述の導爆線158の他端部が接続されている 。
【0031】 また、雷管62には、一端が助手席側のエアバッグ装置B内の雷管92に接続 された導爆線159の他端が接続されている。エアバッグ装置Bには、インフレ ータ94及びバツク96が配置されており、雷管92の発火により作動する。
【0032】 次に本実施例の作用を説明する。 通常の車両走行状態では、起動部32のボール44は移動することはなく、又 は慣性移動量が微量であるため、バイアススプリング48の付勢力によりドライ ブシャフト46の係止部46Bが着火ピン54のつば部54Bから外れることは ない。従って、雷管62は非発火状態を維持している。したがって、運転席側の エアバッグ装置A及び助手席側のエアバッグ装置Bは共に不作動状態であり、通 常の車両走行状態が維持される。
【0033】 車両が車両急減速状態に至ると、起動部32のボール44が図4矢印C方向へ 大きく慣性移動する。このため、ドライブシャフト46が支軸46Cを中心とし て図4矢印E方向へ回転して係止部46Bが着火ピン54のつば部54Bから外 れる。これにより、着火ピン54は圧縮コイルばね58の付勢力により図4矢印 D方向へ移動して雷管62に衝突し、雷管62が発火する。
【0034】 雷管62が発火すると、この雷管62の爆発力(爆発火力)を受けて導爆線1 58の一端が発火する。このため、導爆線158から導爆線150、導爆線14 5、導爆線144へと瞬時にかつ連鎖的にこれらの導爆線が発火し、爆発火力が 雷管90へ至って雷管90が発火する。
【0035】 この場合、導爆線145の爆発火力が導爆線144へと連鎖的に伝播される際 に大きな爆発圧がコネクタ70とコネクタ80に作用しても、これらのコネクタ 70とコネクタ80は、互いに嵌合した状態でインフレータ24のロアカバー1 02とステアリングホイール12の支持ブラケット18との間で挟持されて保持 され解離方向への移動が阻止されているため、両コネクタが解離されることは無 い。したがって、導爆線145の爆発火力は確実に導爆線144へ伝達される。 また、コネクタ70とコネクタ80は、大きな爆発圧に耐えるように大型の形状 にする必要がなく、各コネクタ70、80を小型の形状で軽量とすることができ 、狭い配置スペースでも用いることができる。
【0036】 雷管90が発火すると、火花が連通路110を介して伝爆剤108へ案内され る。伝爆剤108によって火花は成長されて案内路112を介してガス発生物質 34へ案内される。このため、ガス発生物質34が大量のガスを発生する。発生 したガスはフィルタ114、116、118によって冷却されると共に砕片が除 去された後、袋体22内へ案内されこれを膨張させる。膨張した袋体22は、パ ッド20を薄肉部26で破断させる。破断後の膨張した袋体22は、ステアリン グホイール12と乗員との間に介在される。この結果、運転席側の乗員は車両急 減速時の衝撃から確実に保護される。
【0037】 一方、起動部32の雷管62が発火すると、この雷管62の爆発火力を受けて 導爆線159の一端が発火し、爆発火力が雷管92へ至る。これにより、雷管9 2が発火してインフレータ94が大量のガスを発生する。この結果、バッグ96 が膨張し、すなわち助手席側のエアバッグ装置Bが作動されて助手席に着座する 乗員は保護される。
【0038】 このように本実施例では、導爆線144が接続されたコネクタ70と導爆線1 45が接続されたコネクタ80とを、インフレータ24のロアカバー102とス テアリングホイール12の支持ブラケット18との間で挟持して保持する構成と しているため、簡単で小型の構造となり、かつ確実に導爆線の爆発火力をを伝達 することができる。また、導爆線144、導爆線145、導爆線150、導爆線 158、導爆線159は、何れも低コストで製造することができるので、この点 からも装置全体のコストダウンを図ることができる。
【0039】 なお、コネクタ70とコネクタ80とを組付ける際に容易に嵌合凸部72と嵌 合凹部82とが嵌まり合うように、予めコネクタ70をインフレータ24のロア カバー102の固定すると共にコネクタ80をステアリングホイール12の支持 ブラケット18に固定すれば、組付性も向上する。また、コネクタ70とコネク タ80とを組付けた後に両コネクタがずれないように、インフレータ24のロア カバー102やステアリングホイール12の支持ブラケット18に突起や係止爪 等を形成し、コネクタ70とコネクタ80の左右方向への移動を制限すれば、一 層効果的である。
【0040】 また、本実施例では、センサとしての起動部32によって運転席側のエアバッ グ装置A及び助手席側のエアバッグ装置Bを共に作動させる構成としたが、他の エアバッグ装置に接続された導爆線を雷管62に適宜接続することによって、更 に複数のエアバッグ装置を単一の起動部32によって同時に作動させることがで きる。また、本実施例では、センサとしての起動部32はドライブシャフト46 を備えた構成としたが、これに限らず例えば、慣性体として一部が軸方向に突出 した円柱形状のマスを用い、このマスの突出した一部が直接着火ピン54のつば 部54Bに係止することによりドライブシャフト46を廃止した構造の起動装置 を用いる構成であってもよい。
【0041】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案に係る導爆線の接続構造は、簡単で小型の構造とな り、かつ確実に導爆線の爆発状態(作動信号としての爆発火力)を伝達できると いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の導爆線の接続構造に係るコネクタの詳
細を示す断面図である。
【図2】本考案に係る導爆線の接続構造が適用された運
転席側のエアバッグ装置及び助手席側のエアバッグ装置
を示す概略構成図である。
【図3】インフレータの構造を示す断面図である。
【図4】起動部の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
A エアバッグ装置 B エアバッグ装置 24 インフレータ 32 起動部 62 雷管 70 コネクタ(第1のコネクタ) 72 嵌合凸部 80 コネクタ(第2のコネクタ) 82 嵌合凹部 90 雷管 144 導爆線(第1の導爆線) 145 導爆線(第2の導爆線) 150 導爆線(第2の導爆線) 158 導爆線(第2の導爆線)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールに取付けられたエ
    アバツク本体が、車両急減速状態を感知するセンサの作
    動によって起動されるエアバツク装置に用いられ、前記
    エアバツク本体と前記センサとが導爆線を介して接続さ
    れたエアバツク装置の前記導爆線の接続構造であって、
    互いに嵌合する嵌合凹部または嵌合凸部が形成された一
    対のコネクタのうち何れか一方の第1のコネクタに、前
    記エアバツク本体に一端部が接続された第1の導爆線の
    他端部を接続すると共に、前記第1のコネクタを前記エ
    アバツク本体の側に前記ステアリングホイールに対向し
    た状態で配置し、前記一対のコネクタのうち何れか他方
    の第2のコネクタに、前記センサに一端部が接続された
    第2の導爆線の他端部を接続すると共に、前記第2のコ
    ネクタを前記ステアリングホイールの側に前記エアバツ
    ク本体に対向した状態で配置し、かつ、前記第1のコネ
    クタ及び第2のコネクタの嵌合凹部と嵌合凸部を嵌合さ
    せた状態で、前記エアバツク本体と前記ステアリングホ
    イールとの間で前記第1のコネクタ及び第2のコネクタ
    を挟持して保持したことを特徴とする導爆線の接続構
    造。
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