JPH04106900U - X線撮影装置の管電圧制御回路 - Google Patents

X線撮影装置の管電圧制御回路

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JPH04106900U
JPH04106900U JP1721691U JP1721691U JPH04106900U JP H04106900 U JPH04106900 U JP H04106900U JP 1721691 U JP1721691 U JP 1721691U JP 1721691 U JP1721691 U JP 1721691U JP H04106900 U JPH04106900 U JP H04106900U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線管電圧値に比例したフィードバック量と
管電圧の目標値とを差動増幅し、この第1の差動増幅器
出力と管電圧制御用のスイッチングレギュレータの出力
に比例したフィードバック量とを更に差動増幅し、この
第2の差動増幅器出力によって管電圧を一定に保つよう
に制御する管電圧制御回路を備えたX線撮影装置におい
て、X線管電圧の立ち上がり時間を短縮する。 【構成】 X線管電圧値に比例したフィードバック量H
FBが零の場合に、X線管電圧を目標値またはこれに近
い電圧とするのに必要な値に第1の差動増幅器OP1の
出力値を維持する電圧制限手段13を設ける。 【効果】 X線スイッチを投入してから管電圧が目標値
に達するまでの立ち上がり時間が短縮される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、X線撮影装置においてX線管電圧の立ち上がり時間を短縮した管 電圧制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来のX線撮影装置におる管電圧制御回路の構成を示すものであり、ま ずこの回路について説明する。 図において、1はX線管、2は高圧発生回路、3は高圧スイッチングレギュレ ータ、4は整流回路、5はX線スイッチ、6は商用電源、7はフィラメントドラ イブ回路であり、X線管1には高圧インバータ回路2a、高圧トランス2b、コ ッククロフトウォルトン回路2c等からなる高圧発生回路2から高圧の管電圧が 供給される。8は管電圧変動補正回路、9は電源電圧変動補正回路、10はパル ス幅変調回路である。
【0003】 OP1は管電圧変動補正回路8に設けられている第1の差動増幅器、OP2は 電源電圧変動補正回路9に設けられている第2の差動増幅器である。差動増幅器 OP1の非反転端子にはX線管電圧の目標値を決定する基準電圧REFが与えら れ、反転端子には抵抗R10を介して取り出されたX線管電圧値に比例した検出 電圧HFBがインピーダンス変換回路11を経て与えられており、両者を差動増 幅した出力が差動増幅器OP2の非反転端子に入力される。また差動増幅器OP 2の反転端子にはフォトカプラ12を介して取り出されたスイッチングレギュレ ータ3の出力に比例した検出電圧RFBが入力されており、両者を差動増幅した 出力がパルス幅変調回路10に入力され、これに比例したパルス幅の制御信号が スイッチングレギュレータ3に送られてその半導体素子3aがスイッチングされ る。このようなフィードバック制御により、電源電圧の変動に影響されることな く基準電圧REFで設定された電圧に対応したX線管電圧値が安定して維持され るのである。
【0004】 今、スイッチ5が開かれていてX線が出力されていない状態では、電圧HFB =0(V)であるので差動増幅器OP1の出力は制御回路の電源電圧Vcc(V)に飽和 している。またスイッチングレギュレータ出力が0(V)で電圧RFB=0(V)とな っているため、差動増幅器OP2の出力も同様にVcc(V)に飽和している。従っ て、このままではパルス幅変調回路10の出力パルス幅は最大になってしまい、 この状態でX線を照射しようとしてスイッチ5を投入すると高圧回路に過渡的に 過大な電流が流れ、スイッチングレギュレータ3や高圧発生回路2等の構成部品 を損傷させ、最悪の場合はX線管1を損傷させることになる。
【0005】 これを防ぐために設けられているのがパルス幅変調回路10の入力側に接続さ れているリミッタLIM2であり、X線が出力されていない状態では回路10の 入力を0(V)に引き込むと共に、スイッチ5の投入と同時にリミッタLIM2の 電位をゆっくり上昇させることにより、回路10の出力パルス幅が徐々に広がる ようにしている。これによりX線管電圧はオーバーシュートせずに立ち上がり、 検出電圧HFBが上昇し始めて差動増幅器OP1の出力が次第に低下し、フィー ドバックループが安定した状態となるのである。 しかし、差動増幅器OP1の出力が定常値になるまでの間は差動増幅器OP2 の入力は依然として高いため、リミッタLIM2の電圧上昇速度が差動増幅器O P1の出力が定常値になる速度より速い場合には、やはりX線管電圧はオーバー シュートしてしまう。従って、リミッタLIM2の電圧上昇速度をかなり遅くし なければならず、X線管電圧が安定するまでの時間が長くなる。
【0006】 これを極力短くするために、従来は差動増幅器OP1の出力側にリミッタLI M1を設け、差動増幅器OP2の非反転入力をあらかじめ一定の電位VS(V)に 保っておき、この状態でスイッチ5を投入した場合にX線管電圧が検出電圧HF Bに影響されることなく一定の電圧HS(kV)になるように、抵抗R9によりフォ トカプラ12の変換効率を設定している。これによってX線管電圧が電圧HS(k V)までは速やかに立ち上がり、以後は目標とするX線管電圧値HT(kV)になるよ うに自動的に制御されることになるので、X線管電圧が定常状態になるまでの時 間が短縮される。
【0007】 図4は上述した動作におけるX線管電圧の立ち上がりから定常状態になるまで のタイミングチャートであり、差動増幅器OP1の反転入力に対応するX線管電 圧、差動増幅器OP1の出力電圧及び差動増幅器OP2の非反転入力の時間的変 化を示している。
【0008】 時刻T1でスイッチ5が投入されると、X線管電圧は電圧HFBの値とは関係 なく短時間後の時刻T2にHS(kV)まで上昇する。これに伴って電圧HFBによ るフィードバック量が増加するので、差動増幅器OP1の出力は電圧Vcc(V)か ら下がり始め、時刻T3に目標電位VT(V)に達してフィードバックループが安定 し、X線管電圧はHS(kV)からHT(kV)にまで上昇して定常状態になる。 ここで定常状態までの時間を短くしようとしてリミッタLIM1の電圧上昇速 度を速くし、差動増幅器OP2の非反転入力の電位を図の破線のように時刻T4 に電位VT(V)に達するようにすると、差動増幅器OP1の出力はまだ電位VT( V)より大きく時刻T4からT3まではVT(V)を超え、X線管電圧は破線のように オーバーシュートしてしまう。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
従って、差動増幅器OP2の非反転入力は最短でも時刻T1からT3までの時間 をかけて電位VT(V)に達するようにする必要があり、X線管電圧が定常状態に なるまでの時間をこれ以下には短縮できず、実際には電源電圧変動補正回路9の 動作遅れもあってこれ以上に時間がかかることになる。このことは、例えば歯科 用のパノラマX線撮影装置のようにX線照射時間が比較的長い場合にはそれほど 大きな支障にはならないが、セファロ規格撮影のように照射時間が短い場合には X線管電圧が定常状態になるまでにタイマが切れてしまい、適正なX線写真が得 られないという問題が生じやすくなる。 この考案はこの問題を改善することを課題としてなされたものであり、簡単な 回路構成によりX線管電圧をオーバーシュートせずに速やかに立ち上がらせるこ とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案では、図3に示したような回路構成を 備えたX線撮影装置において、X線管電圧値に比例したフィードバック量が零の 場合に第1の差動増幅器の出力値を飽和させず、X線管電圧を目標値またはこれ に近い電圧とするのに必要な値に上記出力値を維持する電圧制限手段を設けてい る。
【0011】
【作用】
X線管電圧を目標値またはこれに近い電圧とするのに必要な値に第1の差動増 幅器の出力値が維持されるので、X線スイッチを投入してから管電圧が目標値に 達するまでの立ち上がり時間が短縮される。
【0012】
【実施例】
以下、図1及び図2に示す実施例について説明する。 この実施例では電圧制限手段としてリミッタ13を設け、図1の(a)のように これを第1の差動増幅器OP1のフィードバック抵抗R3に並列に接続し、ある いは(b)のように出力側と基準電圧REFの間に挿入している。なお、他の回路 構成は図3と同様である。そして図4に鎖線で示すように、X線が出力されてい ないスタンバイ状態の時に差動増幅器OP1の出力を電位VL(V)にし、リミッ タ13でこれを超えないようにしておくのであり、この電位VL(V)は制御回路 の電源電圧Vcc(V)よりかなり低く、目標電位VT(V)より少し高い程度に選定さ れている(Vcc≫VL>VT)。
【0013】 X線管電圧の立ち上がりの過渡期には、リミッタLIM1により差動増幅器O P2の非反転入力の電位をVL(V)から(T5−T1)の時間でVT(V)に上昇させる ことによって、X線管電圧値は電源電圧変動補正回路9のフィードバック制御だ けで目標とする電圧HT(kV)にまで鎖線のように上昇する。そしてHT(kV)を超 えると差動増幅器OP1の出力はVL(V)を下回り、管電圧変動補正回路8の制 御によって定常状態となる。図4のT5はこのような動作によってX線管電圧が 定常状態になる時刻であり、リミッタ13を設けることによりリミッタLIM1 の電圧上昇速度を速くできるので、従来の時刻T3と比較してかなり早くしかも オーバーシュートさせずにX線管電圧を立ち上がらせることができるのである。
【0014】 リミッタ13は上述のような動作が得られるように適宜構成すればよく、具体 的には例えば図2のように構成される。これは図1の(a)の場合の例であり、図 のようにトランジスタTrをフィードバック抵抗R3に並列に接続してある。こ の回路によれば、定常状態では差動増幅器OP1の出力が基準電圧REFに等し くなるように制御されるので、電位VL(V)は基準電圧REFより若干高めに設 定するのであり、トランジスタTrのエミッタ・ベース間の電圧降下を考慮して VL=REF+Vbe(V)程度になるように選定される。Vbeはエミッタ・ベース 間電圧である。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、この考案の管電圧制御回路は、X線管電圧値 に比例したフィードバック量が零の場合に第1の差動増幅器の出力値を飽和させ ず、X線管電圧を目標値またはこれに近い電圧とするのに必要な値に電圧制限手 段で維持するようにしたものである。 従って、簡単な回路の追加だけでX線スイッチを投入してから管電圧が目標値 に達するまでの立ち上がり時間をオーバーシュートなしに短縮することができ、 照射時間が短い用途のX線撮影装置において適正なX線写真が得られないという 問題が解決される。更にX線照射中に検出電圧HFBが零になっても管電圧が目 標とするHT(kV)以上になることがないので、何らかの事故によりX線照射中に フィードバックループが切れるようなことがあっても、過大な電流が流れて高圧 回路やX線管を損傷させることがなくなるという効果も得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の要部の回路図である。
【図2】同実施例の要部の具体的な回路図である。
【図3】従来のX線撮影装置における管電圧制御回路の
回路図である。
【図4】動作説明のためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 X線管 2 高圧発生回路 3 高圧スイッチングレギュレータ 5 X線スイッチ 8 管電圧変動補正回路 9 電源電圧変動補正回路 10 パルス幅変調回路 13 リミッタ OP1 第1の差動増幅器 OP2 第2の差動増幅器 Tr トランジスタ HT X線管電圧の目標値 HFB X線管電圧のフィードバック量 RFB スイッチングレギュレータ出力のフィードバッ
ク量 REF 基準電圧

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管電圧値に比例したフィードバック
    量と管電圧の目標値とを差動増幅する第1の差動増幅器
    と、この差動増幅器の出力と管電圧を制御するスイッチ
    ングレギュレータの出力に比例したフィードバック量と
    を更に差動増幅する第2の差動増幅器とを備え、第2の
    差動増幅器の出力値に応じてスイッチングレギュレータ
    の出力を増減させるように構成されたX線撮影装置の管
    電圧制御回路であって、X線管電圧値に比例したフィー
    ドバック量が零の場合に第1の差動増幅器の出力値を飽
    和させず、X線管電圧を目標値またはこれに近い電圧と
    するのに必要な値に上記出力値を維持する電圧制限手段
    を設けたことを特徴とするX線撮影装置の管電圧制御回
    路。
JP1991017216U 1991-02-27 1991-02-27 X線撮影装置の管電圧制御回路 Expired - Lifetime JP2550135Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60221999A (ja) * 1983-12-22 1985-11-06 ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ X線発生装置の電流制限回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60221999A (ja) * 1983-12-22 1985-11-06 ゼネラル・エレクトリツク・カンパニイ X線発生装置の電流制限回路

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