JPH04108988U - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JPH04108988U
JPH04108988U JP1016091U JP1016091U JPH04108988U JP H04108988 U JPH04108988 U JP H04108988U JP 1016091 U JP1016091 U JP 1016091U JP 1016091 U JP1016091 U JP 1016091U JP H04108988 U JPH04108988 U JP H04108988U
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忠生 流尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントピラー1を2方向からベース12に
押しつけるクランプ装置11の構造を簡単にし、操作を
容易にする。 【構成】 受け部12aが形成されたベース12と、一
端がベース12の受け部12a近傍位置に連結されて回
動する第1のリンク13と、第1のリンク13の他端に
連結され、第1のリンク13に対して回動する第2のリ
ンク14と、ベース12に固定され、第2のリンク14
の基端を上下方向に往復動させるシリンダ15とを備え
たクランプ装置11である。第2のリンク14の基端が
往動すると、第1のリンク13が回動して押圧アーム1
3bが第1の方向からフロントピラー1を押さえつけ
る。同時に、第2のリンク14の先端がフロントピラー
1に対してシリンダ15とは略反対側に回り込み、押圧
アーム14a,14bが第2の方向からフロントピラー
1を押さえつける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、被締付部材を同一平面に含まれる2方向からベースに押しつけてク ランプする、クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のフロントピラーは、インナパネル及びアウタパネルより構成され、これ ら各パネルは互いに溶着されている。各パネルは仮止めされた後、複数のクラン プ装置でクランプされて互いにスポット溶接される。フロントピラー、即ち、各 パネルの断面形状は複雑であり、各クランプ装置は、フロントピラーを互いに異 なった2方向からベースに押しつけている。
【0003】 従来のクランプ装置4は、図3に示すように、ベース5の受け部5aに載せら れたフロントピラー1を、シリンダ6の作動ロッド6aを伸ばしてプレート7で 第1の方向からベース5に押しつけた後、シリンダ8の作動ロッド8aを伸ばし てプレート9で第2の方向からベース5に押しつけている。これにより、複雑な 形状のフロントピラー1を、クランプすることができる。
【0004】 また、各シリンダ6,8の作動ロッド6a,8aを縮ませることで、各プレー ト7,9はフロントピラー1から離間するので、これら各プレート7,9に干渉 することなく、フロントピラー1を搬入し、搬出することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のクランプ装置においては、各プレート7,9をそれ ぞれ操作するために、別々の専用のシリンダ6,8を備えている。このため、ク ランプ装置4自体の構造が複雑になると共に、クランプ装置4の操作も複雑にな る等の問題があった。
【0006】 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、構造が簡単で、操 作が容易なクランプ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案によれば、軸線を有したベースと、ベースに 設けられ当該ベースの軸線方向でみて一方向から被締付部材を受け取る受け部を 備え、受け部に配置された被締付部材に対して横断する平面に含まれる互いに異 なった第1及び第2の方向から当該被締付部材を受け部に押しつけるクランプ装 置において、一端が、前記ベースの受け部近傍位置に連結されて前記平面に沿っ て回動できる第1のリンク部材と、基端と先端の間の部位が第1のリンク部材の 他端に連結され、第1のリンク部材に対して前記平面に沿って回動できる第2の リンク部材と、ベース側に設けられ、第2のリンク部材の基端をベースの軸線方 向に往復動させる駆動手段と、第1のリンク部材の前記受け部に対向する位置に 設けられ、第2のリンク部材の基端の往動に伴って第1のリンク部材が受け部に 向けて回動した場合に、受け部に配置された被締付部材を第1の方向から押さえ つける第1の押圧部と、第2のリンク部材の先端に前記受け部に対向して設けら れ、第2のリンク部材の基端が往動することによる第1のリンク部材の回動に伴 い、第2のリンクが受け部の周りを回り、第2のリンク部材の先端が受け部に配 置された被締付部材に対して駆動手段とは略反対側に回り込んだ場合に、当該被 締付部材を第2の方向から押さえつける第2の押圧部とを備えて構成するもので ある。
【0008】
【作用】
被締付部材をベースの受け部に配置し、駆動手段で第2のリンク部材の基端を 往動させる。これにより、第2のリンク部材に連結された第1のリンク部材が受 け部に向けて回動され、受け部に配置された被締付部材を、第1の押圧部で第1 の方向から受け部に押さえつける。これと同時に、第1のリンク部材を介して、 第2のリンク部材が受け部の周りを回る。従って、第2のリンク部材の先端が被 締付部材に対して駆動手段とは略反対側に回り込み、第2の押圧部で被締付部材 を第2の方向から受け部に押さえつける。従って、被締付部材は、第1及び第2 の押圧部でベースに押しつけられ、クランプされる。
【0009】 この状態より、駆動手段で第2のリンク部材の基端を復動させる。これにより 、第1のリンク部材が回動し、第1の押圧部が被締付部材から離間する。これと 同時に、第2のリンク部材が被締付部材の周りを回り、第2の押圧部が被締付部 材から離間する。従って、被締付部材は、各押圧部及びリンク部材と干渉するこ となく、受け部から取り外される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1は、本考案を適用したクランプ装置の一実施例を示し、クランプ装置11 は、例えば、車両のフロントピラー1のアセンブリ作業位置に配設されている。 フロントピラー1は、インナプレート2及びアウタプレート3より構成され、各 プレート2,3には、それぞれフランジ2a・2b,3a・3bが形成されてい る。各プレート2,3は、仮止めされた後、後述するベース12の受け部12a に上方より配置され、クランプ装置11でクランプされる。そして、フロントピ ラー1の各フランジ2a・3a,2b・3bは、互いにスポット溶接される。
【0011】 クランプ装置11は、ベース12、第1及び第2のリンク13,14、シリン ダ15等より構成されている。ベース12は、例えば厚肉の板状部材で、アセン ブリ作業位置に固定され、軸線を上下方向に沿わせている。ベース12の上端面 は略V字形状に切り欠かれ、フロントピラー1を載せる受け部12aを形成して いる。この受け部12aは、上方よりフロントピラー1を受け取る。また、ベー ス12の後面12cには、上端近傍位置より突出するシリンダ取付部12bが一 体に形成されている。さらに、ベース12には、このシリンダ取付部12bの斜 め上方位置に、シャフト17が挿通するシャフト挿通孔が穿設されている。
【0012】 第1のリンク13は、例えば板材で、延出部13a及び押圧アーム13bが一 体に成形されている。延出部13aは、リンク13の下端より受け部12a側に 向けて略垂直に延出している。延出部13aの先端近傍には、シャフト17が挿 通するシャフト挿通孔が穿設されている。また、押圧アーム13bは、アウタプ レート3の一側のフランジ3aの付近に対向する位置、具体的には、リンク13 の軸線方向略中央位置より延出部13aと略平行に延出している。また、リンク 13の上端近傍には、後述するシャフト18が挿通するシャフト挿通孔が穿設さ れている。
【0013】 このリンク13は、ベース12のシャフト挿通孔と、延出部13aのシャフト 挿通孔とを挿通するシャフト17を介してベース12に連結されている。従って 、リンク13は、ベース12の側方に配置され、シャフト17を軸としてフロン トピラー1を横断する平面に沿って回動する。 第2のリンク14は、例えば板材で、一対の押圧アーム14a,14bが一体 に成形されている。押圧アーム14aは、インナプレート2のフランジ2bに対 向する位置、具体的には、リンク14の先端位置より、略垂直に延出している。 押圧アーム14bは、インナプレート2のフランジ2aに対向する位置より押圧 アーム14aと所定の間隔をおいてこれと略平行に延出している。また、リンク 14の基端近傍及び略中央位置には、それぞれ後述するシャフト19,18が挿 通するシャフト挿通孔がそれぞれ穿設されている。
【0014】 このリンク14は、リンク13の先端近傍のシャフト挿通孔と、リンク14の 略中央位置とを挿通するシャフト18を介してリンク13に連結されている。従 って、リンク14は、リンク13に対して、シャフト18を軸としてフロントピ ラー1を横断する平面に沿って回動する。 シリンダ15は、例えば油圧式の複動シリンダで、ベース12の軸線方向に沿 って配置されると共に、ブラケット20を介してベース12のシリンダ取付部1 2bに固定されている。シリンダ15の作動ロッド15aは、上方に向けて配置 されている。この作動ロッド15aの先端は、シャフト19を介してリンク14 の基端に連結されている。従って、この作動ロッド15aが往復動(伸縮)する と、リンク14の基端は上下方向に変位すると共に、リンク14全体は、シャフ ト19を軸としてフロントピラー1を横断する平面に沿って回動する。
【0015】 以下、作用を説明する。 図1に示すように、シリンダ15の作動ロッド15aが縮退している場合には 、第1及び第2のリンク13,14が上方に延びている。この状態で、インナプ レート2とアウタプレート3とが仮止めされたフロントピラー1を、上方よりベ ース12の受け部12aに載せる。
【0016】 シリンダ15の作動ロッド15aを伸長させると、第2のリンク14の基端が 上方に変位する。従って、図2中2点鎖線で示すように、第2のリンク14に連 結されている第1のリンク13が、フロントピラー1に向けて回動し、これと同 時に、リンク14が、リンク13を介してフロントピラー1の周りを回る。 シリンダ15の作動ロッド15aをさらに往動させると、同図中実線で示すよ うに、リンク13が起立し、押圧アーム13bがアウタプレート3のフランジ3 aの付近を第1の方向から受け部12aに向けて押圧する。これと同時に、リン ク14の先端が、フロントピラー1に対してシリンダ15の略反対側に回り込み 、押圧アーム14aがインナプレート2のフランジ2bを、押圧アーム14bが フランジ2aをそれぞれ第2の方向から受け部12aに向けて押圧する。
【0017】 これにより、フロントピラー1は、各押圧アーム13a,14a,14bによ り、ベース12の受け部12aに押しつけられ、クランプされる。クランプされ たフロントピラー1は、各プレート2,3のフランジ2a・2b,3a・3bを スポット溶接される。 次に、シリンダ15の作動ロッド15aを縮退させると、第1のリンク13が シリンダ15側に回動し、押圧アーム13bがフロントピラー1から離間する。 同時に、第2のリンク14がフロントピラー1の周りをシリンダ15側に回り、 各押圧アーム14a,14bがフロントピラー1から離間する。そして、図1に 示す位置までシリンダ15の作動ロッド15aが縮退すると、各リンク13,1 4に干渉することなく、スポット溶接されたフロントピラー1をベース12の受 け部12aから取り外すことができる。
【0018】 シリンダ15は、各リンク13,14を同時に操作するので、図3に示す従来 のクランプ装置4のように、各プレート7,9をそれぞれ専用のシリンダ6,8 で別々に操作する必要がなくなる。 なお、本実施例においては、車両のフロントピラー1をクランプするクランプ 装置11に適用した場合について説明したが、これに限るものではない。即ち、 車両のセンタピラーは勿論のこと、クランプするためには2方向からベースに押 しつけなければならない被締付部材を、クランプするクランプ装置に適用するこ とができる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、クランプ装置を上述のように構成したの で、クランプ装置の構造が簡単になると共に、操作が容易になる等の優れた効果 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したクランプ装置の一実施例を示
す側面図である。
【図2】図1のクランプ装置のクランプ状態を示す側面
図である。
【図3】従来のクランプ装置の側面図である。
【符号の説明】
1 フロントピラー 11 クランプ装置 12 ベース 12a 受け部 13 第1のリンク 13b 押圧アーム 14 第2のリンク 14a,14b 押圧アーム 15 シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線を有したベースと、ベースに設けら
    れ当該ベースの軸線方向でみて一方向から被締付部材を
    受け取る受け部を備え、受け部に配置された被締付部材
    に対して横断する平面に含まれる互いに異なった第1及
    び第2の方向から当該被締付部材を受け部に押しつける
    クランプ装置において、一端が、前記ベースの受け部近
    傍位置に連結されて前記平面に沿って回動できる第1の
    リンク部材と、基端と先端の間の部位が第1のリンク部
    材の他端に連結され、第1のリンク部材に対して前記平
    面に沿って回動できる第2のリンク部材と、ベース側に
    設けられ、第2のリンク部材の基端をベースの軸線方向
    に往復動させる駆動手段と、第1のリンク部材の前記受
    け部に対向する位置に設けられ、第2のリンク部材の基
    端の往動に伴って第1のリンク部材が受け部に向けて回
    動した場合に、受け部に配置された被締付部材を第1の
    方向から押さえつける第1の押圧部と、第2のリンク部
    材の先端に前記受け部に対向して設けられ、第2のリン
    ク部材の基端が往動することによる第1のリンク部材の
    回動に伴い、第2のリンクが受け部の周りを回り、第2
    のリンク部材の先端が受け部に配置された被締付部材に
    対して駆動手段とは略反対側に回り込んだ場合に、当該
    被締付部材を第2の方向から押さえつける第2の押圧部
    とを備えたことを特徴とするクランプ装置。
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