JPH0411229B2 - - Google Patents
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- JPH0411229B2 JPH0411229B2 JP57074444A JP7444482A JPH0411229B2 JP H0411229 B2 JPH0411229 B2 JP H0411229B2 JP 57074444 A JP57074444 A JP 57074444A JP 7444482 A JP7444482 A JP 7444482A JP H0411229 B2 JPH0411229 B2 JP H0411229B2
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- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
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Description
この発明は生体の湿つた表面に薬理学的に活性
な薬剤を投与するアプリケータに関し、特に眼に
眼科用薬剤を載せるアプリケータとその製造方法
に関する。 眼の治療又は診断用の眼科用製剤は眼に滴下さ
れる滅菌水溶液として通常製剤される。眼科用水
溶液は眼科用薬剤の貯蔵安定性及び溶液の滅菌状
態の維持に問題がある。 このような不利な点を克服しうると考えられる
方法は眼に挿入できる固体形態の眼科用製剤を使
用する方法である。水溶性フイルムの形態のこの
種の挿入物は既に提案されている。しかしこれら
のフイルムを眼の表面に載せることは滅菌状態の
維持および眼に損傷もしくは刺激を与える可能性
があるという問題点がある。英国特許第1503427
号明細書はかようなフイルム挿入用の再使用しう
るアプリケータを開示しており、そのアプリケー
タは挿入を助けるはさみ口にある角度でハンドル
に取付けたフイルムを保持するためにの2つの柔
軟なはさみ口を有し、熱可塑性ゴムでできてい
る。この再利用できるアプリケータは扱いにく
く、使用毎に滅菌を必要とし、フイルムをはさみ
口にはさむ必要があり、眼の表面に固体のはさみ
口が接触して眼に損傷や刺激を起こすかもしれな
いなどの欠点を有している。 上記問題点のうちある種のものは使用後捨てる
アプリケータを使用すれば除去できるであろう。
英国特許第1472306号明細書はガラス棒のような
液体を吸収しない細長いキヤリヤーからなる使い
捨てアプリケータを開示しており、そのキヤリヤ
ーはその一端に、活性物質含有の、非常に薄く均
質で乾燥した、液体に溶解性の層を有している。
しかしこのアプリケータはロツド部が眼に接触
し、眼に投与する活性薬剤の投与量がロツドと眼
との接触の度合によつて変るという欠点を有す
る。 この問題点は“フルオレツツ(Fluorets)”と
して知られるフルオレセインナトリウムを眼に載
せるアプリケータによつて一部克服されている。
“フルオレツツ”は、フルオレセインナトリウム
を含有する小帯状体状の吸収紙を保持する、紙製
のハンドル部を有する細長い帯状体の形態のもの
である。フルオレセインナトリウムは、吸収紙を
眼の湿潤表面上に横切つて1回以上ぬぐうように
動かして用いられる。このアプリケータはあいに
く眼への投与量がいくぶん変りやすく、水溶性物
質にしか使用できずさらに紙が眼を刺激する。 “フルオレツツ”と類似の考案について、米国
特許第2075527号明細書には、乾燥した眼科用薬
剤を含浸させた柔い吸収紙の帯状体の医療用アプ
リケータが開示されている。 かような公知の挿入物の欠点を克服し、許容で
きない刺激を起さず、眼に硬い物質を接触させる
ことなく、眼に眼科用薬剤の正確な投与量を投与
するのに使用しうる使い捨てのアプリケータを提
供することが望まれていることは明らかである。
こゝにおいてかような使い捨てアプリケータが見
出されたのである。 この発明は、細長い帯状体の形態を有し、その
一端に薬理学的活性薬剤を配置した、湿つた生体
表面に接触させて薬理学的活性薬剤をのせるため
の使い捨てアプリケータであつて、薬理学的活性
薬剤が、溶解性薄膜からなる分離部によつて帯状
体の残余の部分に連結された溶解性マトリツクス
要素中に存在し、該要素が湿つた生体表面に接触
したとき該分離部が溶解し、該帯状体の残余の部
分から分離することを特徴とする使い捨てアプリ
ケータを提供するものである。 溶解性マトリツクス要素を接触させることによ
つて薬理学的活性薬剤の有効量を放出すると考え
られる湿潤生体表面としては、眼、および口と鼻
と膣の粘膜が挙げられる。 眼を含む湿潤生体表面に接触して用いるのに特
に有用な薬理学的活性薬剤には後記の抗菌剤類、
オキシテトラサイクリンやテトラサイクリンのよ
うな抗生物質、口や膣の真菌感染症の治療に特に
有用なグリセオフロシン、アンホテリシンB、ナ
イスタチンなどのような抗真菌剤、イドクスリジ
ンのような抗ウイルス剤、後記の麻酔剤及び抗ア
レルギー化合物が含まれる。特に膣に適用する場
合、ノニルフエノキシポリ(エチレンオキシ)エ
タノール等を含む界面活性剤のような殺精子剤を
用いてもよい。 アプリケータの好ましい形態は後記のとおりで
あり、眼に使用されるアプリケータとして例示さ
れている。当業者には、アプリケータのどの形態
が他の湿潤表面に最適であるかとかそのアプリケ
ータがどの薬理学的活性薬剤を含有しているかは
分かるであろう。 それ故に好ましい態様としてこの発明は、細長
い帯状体の形態を有し、その一端に眼科用薬剤を
配置した、眼に眼科用薬剤を載せるための使い捨
てアプリケータであつて、眼科用薬剤が、溶解性
薄膜からなる分離部によつて帯状体の残余の部分
に連結された溶解性マトリツクス要素中に存在
し、該要素が湿つた生体表面に接触したとき該分
離部が溶解し、該帯状体の残余の部分から分離す
ることを特徴とする使い捨てアプリケータを提供
するものである。 ここで用いる“眼科用薬剤”とは眼の疾患もし
くは異常の治療又は眼の状態の診断に使用しうる
物質を意味する。 マトリツクス要素は一般的に、その中又はその
上に眼科用薬剤を分布させたフイルムである。 好ましい形態として、アプリケータはハンドル
部分、中間の柔軟な部分および眼科用薬剤を含有
する溶解性フイルム部分を有する。従つて他の態
様としてこの発明は、細長い帯状体の形態を有
し、その一端に眼科用薬剤を配置した。眼に眼科
用薬剤を載せるための使い捨てアプリケータであ
つて、細長い帯状体がハンドル部分、中間の柔軟
部分および眼科用薬剤含有の溶解性フイルム部分
を有し、該フイルム部分が眼の湿潤表面に接触し
たとき該帯状体の残余の部分から離れることを特
徴とする使い捨てアプリケータを提供するもので
ある。 眼科用薬剤を含有する溶解性フイルム部分は、
細長いストリツプの残部に結合させる必要はな
い。しかしアプリケータの好ましい形態として
は、溶解性フイルム部分が溶解性薄膜からなる分
離部で帯状体の残部と結合している形態である。
溶解性薄膜からなる分離部とは、アプリケータの
溶解性フイルム部分を眼の湿潤した表面のような
水性表面に用いたときに溶解する部分であり、こ
れが溶解するため、溶解性フイルム部分が帯状体
の残りの部分から分離する。この分離線に対する
湿分の作用は充分に速いもので、溶解性フイルム
部分を帯状体の残部からきれいに速かに離れさせ
る。溶解性薄膜からなる分離部として好ましいの
は、溶解性フイルムより薄くて帯状体を横切る膜
である。溶解性フイルムが湿潤した眼の表面に接
触すると、その膜が速やかに溶解し、溶解性フイ
ルムは帯状体の残りの部分から離れる。適当な膜
の厚さは15μ以下で好ましくは10μ以下である。
またその膜の幅は0.25〜3mm、好ましくは1〜2
mmである。 上記の膜が柔軟なヒンジとして作動し、溶解性
フイルム部分がはためくのを防止したいならば、
この膜は、膜の硬さを改良するため通常の形態で
より厚い部分をもたせるのが好ましい。 眼科用薬剤の眼への分散を助長するために溶解
性フイルム部分は厚い領域と薄い領域の模様(パ
ターン)を持つていてもよい。薄い領域は厚い領
域または孔を接続する薄い膜であつてもよい。好
ましい形態として溶解性フイルム部分はネツト模
様を有する。適切な模様にはスケヤーグリツドネ
ツト模様が含まれる。 溶解性フイルム部分の他の好ましい態様のもの
は、厚い部分と薄い部分との平行縞の模様を有す
る。厚い領域と薄い領域との模様は、水性の眼液
によつて水溶性フイルムの急速溶解を促進する。 溶解性フイルム部分は使用される生体表面に適
合しうる大きさと形を有する。 適切な溶解性フイルム部分はいずれの方向も最
大で30mmの表面寸法を有する。溶解性フイルム部
分は望ましくは3〜20mm長で2〜7.5mm幅であり、
好ましくは5〜15mm長で2〜6mm幅である。 溶解性フイルム部分は所望のいずれの形態であ
つてもよく、適切なそのフイルム部分の形は正方
形を含む方形、円形又は楕円形であつてもよい。 大きさが4mm×11mmの溶解性フイルム部分は眼
に挿入するのに充分であることが見出された。 溶解性フイルム部分の厚みは適切には12.5〜
125μであり、好ましくは20〜50μである。 適切な溶解性フイルム部分は重量が10〜
125g/m2で、好ましいものは20〜75g/m2であ
る。 この発明のアプリケータの溶解性フイルム部分
を製造するのに使用されるポリマーは非毒性水溶
性ポリマーである。適切な溶解性水溶性ポリマー
にはセルロース誘導体類、ポリアクリレート類、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
ポリ(メチルエーテル)ポリ(エチレンオキシ
ド)及び天然のポリマー類が含まれる。好ましい
水溶性ポリマーはポリビニルアルコールである。
適切なポリビニルアルコール類は82〜92%の加水
分解率を有し、好ましいものは87〜89%の加水分
解率を有する。適切なポリビニルアルコールは4
%水溶液では2〜25センチポイズの粘度を有す
る。 好適なポリビニルアルコールはコーセノール
(Gohsenol,登録商標)グレードGL05及びGM14
(日本合成(株)製,British Traders and Shippers
Ltd社市販)である。グレードGL05は87〜89%
の加水分解率を有し、4%水溶液は20℃で4.8〜
5.8センチポイズの粘度を有する。グレード
GM14は87〜89%の加水分解率を有し、4%水溶
液は20℃で21〜25センチポイズの粘度を有する。 柔軟な溶解性フイルム部分を得るために、水溶
性ポリマーに20重量%を超えない可塑剤を含有さ
せる必要のある場合がある。適切な可塑剤にはグ
リセロール、エチレングリコール、プロピレング
リコール及び低分子量のポリエチレングリコール
類が含まれる。 この発明のアプリケータの溶解性フイルム部分
中に入れうる適切な眼科用薬剤には、スルフアジ
アジン銀、クロラムフエニコール、硫酸ネオマイ
シン及びナトリウムスルフアセタミドのような抗
菌剤;硫酸アトロピン、塩酸シクロペントレー
ト、臭化水素酸ホマトロピン、臭化水素酸ヒオス
チン、塩酸フエニレフリン及びトロピカミドのよ
うな散瞳剤及び毛様体筋麻痺剤;硝酸ピロカルピ
ンのような縮瞳剤;塩酸アメトカイン、塩酸ベノ
キシネート及び塩酸リグノカインのような麻酔
剤;ナトリウムクロモグリケートのような抗アレ
ルギー化合物;及びフルオレセインナトリウムや
ローズベンガルのような着色剤が含まれる。アプ
リケータの溶解性フイルムは水溶性と非水溶性の
眼科用薬剤の両者を眼に投与することができる。 溶解性フイルム部分中に存在する薬理学的活性
薬剤の量は治療される主体の表面のタイプと治療
の頻度に依存する。存在する薬理学的活性薬剤の
量は1般に1μg〜25mgである。 眼科用薬剤は、眼の診断もしくは治療に適する
1回投与量が溶解性フイルム部分に存在する。使
用される眼科用薬剤によつて、適切な量は1μ〜
2.5mgに変えることができる。眼科用薬剤の重量
は、溶解性フイルム部分の1〜90%であり好まし
くは10〜40重量%である。 好ましい形態として、アプリケータはハンドル
部分を有する細長い帯状体、中間の柔軟な部分、
及びアプリケータの一端に位置し帯状体を横切る
溶解性薄膜からなる分離部によつて中間の柔軟な
部分に接続している眼科用薬剤を含有する水溶性
ポリマーフイルム部分で構成されている。 水溶性フイルム帯状体の全長さ方向にそつて流
延されていてもよく、またそのフイルムはハンド
ル部と、中間の柔軟な部分のフイルムの方が溶解
性部分より(典型的には1.5〜3倍)厚い。 フイルムのハンドル部分は溶解性フイルム部分
中の眼科用薬剤を識別したり他の情報たとえば指
示を与えるために着色及び/又は印刷可能な適切
な紙又はプラスチツクによつて補強、強化しても
よい。 柔軟な中間部分は眼に接触するかもしれないの
で、そのポリマーフイルムは眼に損傷や刺激を与
えないよう充分に柔軟なものでなければならな
い。適切な水溶性ポリマーは前述のとおりであ
る。 好ましい具体例のアプリケータは、眼科用薬剤
を含有する25μ厚の溶解性フイルム部分に2μ厚の
膜の帯状体によつて接合し、ハンドル部分を紙又
はプラスチツクで補強した50μ厚の水溶性ポリビ
ニルアルコール帯状体で構成されている。 アプリケータのもうひとつの形態のものは、眼
科用薬剤を含有する溶解性フイルム部分を細長い
帯状体の残り部分に結合させる必要がない。その
フイルムに隣接する帯状体の表面は、接触する眼
の損傷もしくは刺激を防止するよう充分に柔軟で
なければならない。 適切な帯状体は可塑化PVC、ポリウレタンエ
ラストマー類、カルボキシル化したブタジエン−
スチレンポリマー類のような非毒性ポリマーの柔
軟なフイルムおよび発泡体で製造できる。好適な
帯状体は酸化亜鉛でカルボキシル化したブタジエ
ンスチレンの発泡帯状体である。この発泡帯状体
は発泡体が、約2500μの厚みを有する場合、補強
されないときがある。しかし発泡体の厚みが300
〜700μの場合、帯状体のハンドル部分は適切な
堅い紙又はプラスチツクで補強されるのが好まし
い。 その溶解性フイルムはグリース状又は油状物に
よつて帯状体の柔軟な部分の端にかるく接着させ
ることができる。適切なグリース状もしくは油状
物としてはプロピレングリコール、グリセロー
ル、シリコン油及び石油ゼリーが含まれる。 アプリケータをぬぐう動作(wiping action)
によつて湿潤生体表面に用いると、その溶解性フ
イルムはその担体から生体表面に移行する。 この発明のアプリケータは、取扱いやすいよう
に、帯状体の一部または全体にわたつて延長した
脱離可能な担体上に取付けてもよい。 アプリケータは、ひとつひとつ又はセツトで耐
細菌性の袋に簡便に包装し、照射などによつて滅
菌できる。使用に際し、滅菌アプリケータは包装
からハンドル部分をもつて取出し、水溶性フイル
ム部分をぬぐう動作で生体の湿潤表面に適用し、
その結果、水溶性フイルム部分は帯状体の残りの
部分から離れ、生体表面に残る。このようにして
アプリケータは、前記投与量の薬剤又は診断剤を
簡単な滅菌されたしかたで生体上に載せることが
できる。使用回数は薬剤の作用期間又は診断期間
による。 第1図はこの発明による眼に使用するのに適し
たアプリケータの斜視図である。 第2図はこの発明によるアプリケータの別の具
体例の側面図である。 第3図はこの発明によるアプリケータのさらに
別の具体例の側面図である。 第4図は第2図のアプリケータの使用説明図で
ある。 第5図は第3図のアプリケータの使用説明図で
ある。 第6図は第1図のアプリケータの使用説明図で
ある。なお図中のダツシユ線は使用時に分離する
位置を示す。 第1図のアプリケータは、ハンドル部分1、中
間の柔軟な部分2及び眼科用薬剤を含有する溶解
性フイルム部分3を有する細長い帯状体の形態の
ものである。帯状体の全長にそつて延びた層4は
水溶性ポリマーフイルムである。細長い帯状体の
ハンドル部分である層4は適当な紙又はプラスチ
ツクであつてもよい層5によつて補強、強化され
ている。層5は着色されていてもよく、帯状体の
溶解性フイルム部分3中の眼科用薬剤を識別でき
るコードが印刷されるのが好ましい。層4は、細
長い帯状体の2と3の部分の間に溶解性薄膜から
なる分離部6を有し、アプリケータを第6図に示
したように使用するとき、該分離部6が溶解し
て、溶解性フイルム3は帯状体の残りの部分から
離れ、眼に載せられる。 第2図はこの発明によるアプリケータのもうひ
とつの具体例の側面図であり、帯状体の中間の柔
軟な部分12と溶解性フイルム13とがハンドル
部分11を強化する層15に隣接する、剥離剤で
被覆された担体17で保持されていることを除い
て第1図のストリツプと同様であり、担体17を
外して使用する(第4図参照)。 第3図のアプリケータは帯状体の長さ方向にそ
つて延びる柔軟な発泡体のようなやわらかい物質
の層28を有する。層28は層29で補強、強化
されハンドル部分20を形成している。溶解性フ
イルム部分22は柔軟な部分21に隣接して層2
8に軽く接着されている分離部分である。第5図
に示されたように眼に使用される場合、眼科用薬
剤を含有する溶解性フイルム部分22は層28か
ら滑つて離れ、それ自体が眼の湿潤した表面に接
着する。 また別な態様としてこの発明は、薬理学的活性
薬剤を含有しかつ分離しうるフイルム部分を一端
に有する細長い帯状体を形成することからなる、
前記のごときアプリケータの製造法を提供するも
のである。 最も好適な製造法は、眼に眼科用薬剤を投与す
るアプリケータの製法に関するものである。 好ましい方法は、連続的なフイルム又はシート
状の帯状体としての柔軟なプラスチツクを担体上
に流延し、その連続帯状体の一端縁に分離可能な
溶解性フイルム部分を形成させることからなる方
法である。一方、分離可能な溶解性フイルム部分
を、フイルムまたはシート状の連続帯状体の一端
縁に、別個の操作で積層させることができる。任
意に紙やプラスチツクのより細い補強ストリツプ
を連続帯状体の一端縁に積層してハンドル部分を
形成することができる。この補強帯状体は、接着
剤を用いる別個の操作か又は流延操作中に連続帯
状体の一面又は両面に積層することができる。 連続帯状体の幅はアプリケータストリツプの所
望の長さと同じかその倍数である。次いで連続帯
状体はアプリケーターストリツプに切断される。 この発明の好ましい形態のアプリケータの製造
法における柔軟なプラスチツクは溶解性フイルム
部分について前記したような水溶性ポリマーであ
る。その水溶性ポリマーは、コーテイング・ベツ
ドによつてポリエチレンを被覆した紙のような適
当な流延紙上に水溶液として流延されたものであ
る。一方このポリマーフイルムはたとえば押し出
法によつてホツトメルトとして流延させることが
できる。連続フイルム帯状体中の溶解性薄膜から
なる分離部は流延工程中又は流延工程後に形成さ
せることができる。 流延水溶液ポリマーフイルム中に溶解性薄膜か
なる分離部を形成する好ましい方法は、ドクター
ブレード及び/又はフラツトベツドがブレードと
フラツトベツドとのギヤツプ中に突出した突起プ
ロフアイル(raisedprofile)を有するフラツトベ
ツドコーテイングヘツド上のドクターブレードを
使用して流延紙上に水溶液としてフイルムを流延
する方法である。 突起プロフアイルは長方形、三解形、台形又は
ピンのような形であり、0.25〜0.3mmの幅で、15μ
以下、好ましくは10μ以下の厚さの膜を与える。
突起プロフアイルは連続帯状体の一面に置かれ、
得られた溶解性フイルム部分は5〜25mmの長さで
ある。 膜のいずれかの面に異つた厚みのフイルムを作
製するための、コーテイングヘツドは突起プロフ
アイルのいずれかの面を異なつたギヤツプにセツ
トできる多分画(multi−Sectioned)ドクターブ
レードを備えている。また異なつた厚みのフイル
ムは、スプレツデイング・ヘツド・ボツクスの各
面に供給される異なつた濃度の流延溶液を用いて
作製することができ、またこのボツクスは突起プ
ロフアイルの線にそつて複数の区画に分割されて
いる。 薬理学的活性薬剤、たとえば眼科用薬剤は、使
用前に、ポリマーの流延水溶液中に通常の混合手
段で分散もしくは溶解させることができる。薬理
学的活性薬剤はアプリケーターの分離しうる溶解
性フイルム部分中にのみ存在することが好まし
い。従つて、塗布している間、たとえば区分され
たスプレツデイングヘツドボツクスを用いてふた
つの流延溶液を分離することが好ましい。 柔軟な水溶性ポリマーの連続帯状体を作製する
方法は、所望により1以上の流延操作で行うこと
ができる。水溶液から流延される連続帯状体は熱
オーブンを通過させて乾燥できる。ポリビニルア
ルコールの流延連続帯状体は40〜90℃のオーブン
中で乾燥できる。 従つて、好適な態様として、この発明は、(a)担
体上に水溶液で水溶性ポリマーを流延し、乾燥し
てフイルムを形成させることによつてフイルムを
形成し、(b)このフイルムの一部の上に水溶性ポリ
マーの第2層を流延してハンドル部分の一部を形
成させ、次いではじめてフイルムの他の部分の上
に薬理学的活性薬剤を含有する水溶性ポリマー層
を流延し、これらの層は間隔をおいて作製され、
(c)補強帯状体をハンドル部分に接着し、(d)得られ
た積層体を切断して使い捨てアプリケータを形成
させることによつて、積層物を形成させることか
らなる、湿潤生体表面に薬理学的活性薬剤を投与
するための使い捨てアプリケータの製造法を提供
するものである。 二番目の層と薬理学的活性薬剤を含有する層
は、適切な大きさの2つの区画に分割されたスプ
レツデイング・ボツクスから同時に流延されるの
が最も好適である。 薬理学的活性薬剤が前記定義のような眼科用薬
剤であり、製造されるアプリケータが眼に眼科用
薬剤を載せるのに使用されるのが好ましい。 次に実施例にてこの発明をさらに詳しく説明す
る。 実施例 1 眼科用薬剤を含有するアプリケータの製造 10重量%ポリビニルアルコール(ゴーセノール
GM14)水溶液を、ポリエチレンで被覆された流
延用紙(Sterling Coated Papers Ltd社の
Steralease15)上に平板スプレツデイング・ボツ
クス上のブレード(blade over flat bad
spreading box)(ギヤツプは75μにセツト)によ
つて7.5cm幅の被覆を行い40〜50℃のオーブン中
で乾燥した。次いでこのスプレツデイング・ボツ
クスは、ドクターブレードの下にのばしたプラス
チシン(plasti cine)(約0.1mm幅)を使用して約
1.5cm幅と約6cm幅の2区画に分割した。次に流
延紙上の上記乾燥フイルムの、6cm幅の区画を35
重量%のゴーセノールGM14の水溶液で、同1.5
cm幅の区画を1%のローズベンガルを含有する15
重量%ゴーセノールGM14水溶液で、同時にコー
トし(ギヤツプは200μmに設定)、40〜50℃にて
オーブン内に乾燥した。得られた乾燥ポリビニル
アルコールフイルムは、幅が0.1〜0.2mmで厚みが
2μの溶解性薄膜からなる線状の分離部(第1図
の6に相当)を有し、これによつてフイルムのふ
ちに平行に長い2つの部分に分割されている。分
割された6cm幅の部分は厚みが約50μのフイルム
層であり第1図の4に相当し、1.5cm幅の部分は
ローズベンガルを含有し厚みが25μmの第1図の
3に相当する溶解性フイルム部に相当する。次に
感圧性接着剤がコートされた4.5cm幅の青色の紙
(第1図の5に相当する補強層)が上記フイルム
層4の上に、フイルム層4の1.5cm幅の部分(第
1図の2に相当する部分)を残して接着され、上
記フイルム層4が補強される。 流延紙上のフイルムを、長さ方向に対し横に切
断して4mm幅の帯状体とし、それぞれペーパー・
ピール・パツク(paper peel pack)内に包装し
た。 得られたアプリケータは青色のアイデンチテ
イ・ペーパー(identity paper)で覆われた硬い
ハンドル部分、ローズベンガルを含有の薄いポリ
ビニルアルコールフイルム部分に細い溶解性薄膜
からなる分離部を介して接する中間の柔軟なポリ
ビニルアルコール部分を有する。 アプリケータを眼に使用する場合に擬制して濡
れた皮膚に用いたところ、ローズベンガルを含有
するフイルム部分は、分離部が急速に溶解し、直
ちにストリツプの残余の部分から分離した。 実施例 2 眼科用薬剤を含有するアプリケータの製造 眼科用投与機器を製造する前に次の流延溶液を
製造した。 流延溶液A リン酸二水素ナトリウム 0.1重量% ポリビニルアルコール(ゴーセノールGH17)
10.0 〃 PHを7に調整するための水酸化ナトリウム蒸留
水を加えて100重量%とする。 流延溶液B りん酸二水素ナトリウム 0.1重量% ポリビニルアルコール(ゴーセノールGH17)
15.0 〃 ローズベンガル 1.0 〃 PHを7に調整するための水酸化ナトリウム蒸留
水を加えて100重量%とする。 〃 流延溶液C ポリビニルアルコール(ゴーセノールGL05)
35重量% 蒸留水を加え100重量%とする。 ポリビニルアルコール溶液は、撹拌下の冷蒸留
水中にポリマー顆粒を分散させて製造される。こ
の分散液を全顆粒が溶解するまで水蒸気浴上で65
〜70℃の温度に加熱する。他の成分を加え、PHを
7に調整し、最後に蒸留水を加えて溶液の重量を
100gに調整する。次いでこの溶液を一夜放置し
て脱気を行う。 流延溶液Aを、通常のステンレス鋼製スプレツ
デイング・ボツクス(ギヤツプ,100μ)を使用
して剥離紙(Steralese66:02剥離紙)上に流延
する。次いでこのフイルムを直ちに65〜70℃の熱
風オーブン中で4〜5分かけて乾燥する。 流延溶液BとCは、ギヤツプ幅を200μに設定
し1mm厚のアルミウム分割板を備えたスプレツテ
イングボツクスを用いて、2つの区画に分割され
て、上記の溶液Aを流延して生成したフイルム上
にコートされる。流延溶液AとBとの層で溶解性
フイルム部(第1図の3に相当)が形成され、上
記分割板で形成される溶解性薄膜からなる分離部
(第1図の6に相当)を介して、流延溶液AとC
の層でフイルム層(第1図の4に相当)が形成さ
れる。これらの流延フイルムは前述のように直ち
に熱風オーブン中に乾燥する。 フイルム層が乾燥してから色別又は印刷ができ
る自己接着性カードの帯状体を、上記の流延溶液
のAとCの層からなるフイルム層の上に前記分離
から約2mmの間隙を残すようにして接着される。
次いでこの多積層物は、例えば長さが6,8又は
10mmで幅6mmの溶解性フイルム部分が得られるよ
うに適当な大きさに切断される。これらのアプリ
ケータは一夜塩化カルシウムで乾燥した後、それ
ぞれアルミホイルの耐湿性容器(DRG Ltd社が
市販しているSteriliteMFEPS4108)で包装され
る。 包装されたアプリケータは2.5Mラドのγ−放
射線照射によつて滅菌される。 使用に際し、滅菌されたアプリケータは包装か
ら取り出し、剥離紙をはずし、溶解性フイルム部
分を眼の湿潤した表面上に載せる。分離部は溶解
してハンドル部から溶解性フイルム部分が離れ
る。溶解性フイルム部分は眼の湿分に接触して容
易に溶解し、診断薬であるローズベンガルを放出
する。 効果の説明 眼に眼科用薬剤を投与するこの発明のアプリケ
ータの効果を説明するために、トロピカミド(瞳
孔拡大剤)をアプリケータの溶解性フイルム部分
に懸濁させてアプリケータを製造した。アプリケ
ータを実施例2に記載したのと同様な方法で製造
した。 流延溶液中のトロピカミドの濃度は、得られた
溶解性フイルム部分が平均274μg、137μg、78μg
又は42μg含有するような濃度である。 トロピカミドを含有する溶解性フイルム部分を
一群のラビツト(白色ニユージーランド系/雄)
の片眼の下部結膜のうの中に注した。瞳孔の直径
を、処置前1時間および1.5時間並びに処置後
0.5、1、2、3、4、5及び6時間に、経緯線
を施した接眼レンズを有し、目盛りのついた長焦
点距離の顕微鏡で測定した。各ラビツトの処置さ
れた眼の瞳孔の直径の平均増大値をそのラビツト
の処置されていない平方の眼と比較して測定し
た。 比較試験はトロピカミド溶液を使用して行われ
た。これらの試験では、一群のラビツト(白色ニ
ユージーランド系/雄)の眼に、処置された眼が
62.5、125又は250μgのトロピカミドを受けるよう
に、25μlの溶液を滴下した。処置された眼の瞳孔
直径の平均増大値を前記と同様に測定した。 得られた結果を次に示す。
な薬剤を投与するアプリケータに関し、特に眼に
眼科用薬剤を載せるアプリケータとその製造方法
に関する。 眼の治療又は診断用の眼科用製剤は眼に滴下さ
れる滅菌水溶液として通常製剤される。眼科用水
溶液は眼科用薬剤の貯蔵安定性及び溶液の滅菌状
態の維持に問題がある。 このような不利な点を克服しうると考えられる
方法は眼に挿入できる固体形態の眼科用製剤を使
用する方法である。水溶性フイルムの形態のこの
種の挿入物は既に提案されている。しかしこれら
のフイルムを眼の表面に載せることは滅菌状態の
維持および眼に損傷もしくは刺激を与える可能性
があるという問題点がある。英国特許第1503427
号明細書はかようなフイルム挿入用の再使用しう
るアプリケータを開示しており、そのアプリケー
タは挿入を助けるはさみ口にある角度でハンドル
に取付けたフイルムを保持するためにの2つの柔
軟なはさみ口を有し、熱可塑性ゴムでできてい
る。この再利用できるアプリケータは扱いにく
く、使用毎に滅菌を必要とし、フイルムをはさみ
口にはさむ必要があり、眼の表面に固体のはさみ
口が接触して眼に損傷や刺激を起こすかもしれな
いなどの欠点を有している。 上記問題点のうちある種のものは使用後捨てる
アプリケータを使用すれば除去できるであろう。
英国特許第1472306号明細書はガラス棒のような
液体を吸収しない細長いキヤリヤーからなる使い
捨てアプリケータを開示しており、そのキヤリヤ
ーはその一端に、活性物質含有の、非常に薄く均
質で乾燥した、液体に溶解性の層を有している。
しかしこのアプリケータはロツド部が眼に接触
し、眼に投与する活性薬剤の投与量がロツドと眼
との接触の度合によつて変るという欠点を有す
る。 この問題点は“フルオレツツ(Fluorets)”と
して知られるフルオレセインナトリウムを眼に載
せるアプリケータによつて一部克服されている。
“フルオレツツ”は、フルオレセインナトリウム
を含有する小帯状体状の吸収紙を保持する、紙製
のハンドル部を有する細長い帯状体の形態のもの
である。フルオレセインナトリウムは、吸収紙を
眼の湿潤表面上に横切つて1回以上ぬぐうように
動かして用いられる。このアプリケータはあいに
く眼への投与量がいくぶん変りやすく、水溶性物
質にしか使用できずさらに紙が眼を刺激する。 “フルオレツツ”と類似の考案について、米国
特許第2075527号明細書には、乾燥した眼科用薬
剤を含浸させた柔い吸収紙の帯状体の医療用アプ
リケータが開示されている。 かような公知の挿入物の欠点を克服し、許容で
きない刺激を起さず、眼に硬い物質を接触させる
ことなく、眼に眼科用薬剤の正確な投与量を投与
するのに使用しうる使い捨てのアプリケータを提
供することが望まれていることは明らかである。
こゝにおいてかような使い捨てアプリケータが見
出されたのである。 この発明は、細長い帯状体の形態を有し、その
一端に薬理学的活性薬剤を配置した、湿つた生体
表面に接触させて薬理学的活性薬剤をのせるため
の使い捨てアプリケータであつて、薬理学的活性
薬剤が、溶解性薄膜からなる分離部によつて帯状
体の残余の部分に連結された溶解性マトリツクス
要素中に存在し、該要素が湿つた生体表面に接触
したとき該分離部が溶解し、該帯状体の残余の部
分から分離することを特徴とする使い捨てアプリ
ケータを提供するものである。 溶解性マトリツクス要素を接触させることによ
つて薬理学的活性薬剤の有効量を放出すると考え
られる湿潤生体表面としては、眼、および口と鼻
と膣の粘膜が挙げられる。 眼を含む湿潤生体表面に接触して用いるのに特
に有用な薬理学的活性薬剤には後記の抗菌剤類、
オキシテトラサイクリンやテトラサイクリンのよ
うな抗生物質、口や膣の真菌感染症の治療に特に
有用なグリセオフロシン、アンホテリシンB、ナ
イスタチンなどのような抗真菌剤、イドクスリジ
ンのような抗ウイルス剤、後記の麻酔剤及び抗ア
レルギー化合物が含まれる。特に膣に適用する場
合、ノニルフエノキシポリ(エチレンオキシ)エ
タノール等を含む界面活性剤のような殺精子剤を
用いてもよい。 アプリケータの好ましい形態は後記のとおりで
あり、眼に使用されるアプリケータとして例示さ
れている。当業者には、アプリケータのどの形態
が他の湿潤表面に最適であるかとかそのアプリケ
ータがどの薬理学的活性薬剤を含有しているかは
分かるであろう。 それ故に好ましい態様としてこの発明は、細長
い帯状体の形態を有し、その一端に眼科用薬剤を
配置した、眼に眼科用薬剤を載せるための使い捨
てアプリケータであつて、眼科用薬剤が、溶解性
薄膜からなる分離部によつて帯状体の残余の部分
に連結された溶解性マトリツクス要素中に存在
し、該要素が湿つた生体表面に接触したとき該分
離部が溶解し、該帯状体の残余の部分から分離す
ることを特徴とする使い捨てアプリケータを提供
するものである。 ここで用いる“眼科用薬剤”とは眼の疾患もし
くは異常の治療又は眼の状態の診断に使用しうる
物質を意味する。 マトリツクス要素は一般的に、その中又はその
上に眼科用薬剤を分布させたフイルムである。 好ましい形態として、アプリケータはハンドル
部分、中間の柔軟な部分および眼科用薬剤を含有
する溶解性フイルム部分を有する。従つて他の態
様としてこの発明は、細長い帯状体の形態を有
し、その一端に眼科用薬剤を配置した。眼に眼科
用薬剤を載せるための使い捨てアプリケータであ
つて、細長い帯状体がハンドル部分、中間の柔軟
部分および眼科用薬剤含有の溶解性フイルム部分
を有し、該フイルム部分が眼の湿潤表面に接触し
たとき該帯状体の残余の部分から離れることを特
徴とする使い捨てアプリケータを提供するもので
ある。 眼科用薬剤を含有する溶解性フイルム部分は、
細長いストリツプの残部に結合させる必要はな
い。しかしアプリケータの好ましい形態として
は、溶解性フイルム部分が溶解性薄膜からなる分
離部で帯状体の残部と結合している形態である。
溶解性薄膜からなる分離部とは、アプリケータの
溶解性フイルム部分を眼の湿潤した表面のような
水性表面に用いたときに溶解する部分であり、こ
れが溶解するため、溶解性フイルム部分が帯状体
の残りの部分から分離する。この分離線に対する
湿分の作用は充分に速いもので、溶解性フイルム
部分を帯状体の残部からきれいに速かに離れさせ
る。溶解性薄膜からなる分離部として好ましいの
は、溶解性フイルムより薄くて帯状体を横切る膜
である。溶解性フイルムが湿潤した眼の表面に接
触すると、その膜が速やかに溶解し、溶解性フイ
ルムは帯状体の残りの部分から離れる。適当な膜
の厚さは15μ以下で好ましくは10μ以下である。
またその膜の幅は0.25〜3mm、好ましくは1〜2
mmである。 上記の膜が柔軟なヒンジとして作動し、溶解性
フイルム部分がはためくのを防止したいならば、
この膜は、膜の硬さを改良するため通常の形態で
より厚い部分をもたせるのが好ましい。 眼科用薬剤の眼への分散を助長するために溶解
性フイルム部分は厚い領域と薄い領域の模様(パ
ターン)を持つていてもよい。薄い領域は厚い領
域または孔を接続する薄い膜であつてもよい。好
ましい形態として溶解性フイルム部分はネツト模
様を有する。適切な模様にはスケヤーグリツドネ
ツト模様が含まれる。 溶解性フイルム部分の他の好ましい態様のもの
は、厚い部分と薄い部分との平行縞の模様を有す
る。厚い領域と薄い領域との模様は、水性の眼液
によつて水溶性フイルムの急速溶解を促進する。 溶解性フイルム部分は使用される生体表面に適
合しうる大きさと形を有する。 適切な溶解性フイルム部分はいずれの方向も最
大で30mmの表面寸法を有する。溶解性フイルム部
分は望ましくは3〜20mm長で2〜7.5mm幅であり、
好ましくは5〜15mm長で2〜6mm幅である。 溶解性フイルム部分は所望のいずれの形態であ
つてもよく、適切なそのフイルム部分の形は正方
形を含む方形、円形又は楕円形であつてもよい。 大きさが4mm×11mmの溶解性フイルム部分は眼
に挿入するのに充分であることが見出された。 溶解性フイルム部分の厚みは適切には12.5〜
125μであり、好ましくは20〜50μである。 適切な溶解性フイルム部分は重量が10〜
125g/m2で、好ましいものは20〜75g/m2であ
る。 この発明のアプリケータの溶解性フイルム部分
を製造するのに使用されるポリマーは非毒性水溶
性ポリマーである。適切な溶解性水溶性ポリマー
にはセルロース誘導体類、ポリアクリレート類、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
ポリ(メチルエーテル)ポリ(エチレンオキシ
ド)及び天然のポリマー類が含まれる。好ましい
水溶性ポリマーはポリビニルアルコールである。
適切なポリビニルアルコール類は82〜92%の加水
分解率を有し、好ましいものは87〜89%の加水分
解率を有する。適切なポリビニルアルコールは4
%水溶液では2〜25センチポイズの粘度を有す
る。 好適なポリビニルアルコールはコーセノール
(Gohsenol,登録商標)グレードGL05及びGM14
(日本合成(株)製,British Traders and Shippers
Ltd社市販)である。グレードGL05は87〜89%
の加水分解率を有し、4%水溶液は20℃で4.8〜
5.8センチポイズの粘度を有する。グレード
GM14は87〜89%の加水分解率を有し、4%水溶
液は20℃で21〜25センチポイズの粘度を有する。 柔軟な溶解性フイルム部分を得るために、水溶
性ポリマーに20重量%を超えない可塑剤を含有さ
せる必要のある場合がある。適切な可塑剤にはグ
リセロール、エチレングリコール、プロピレング
リコール及び低分子量のポリエチレングリコール
類が含まれる。 この発明のアプリケータの溶解性フイルム部分
中に入れうる適切な眼科用薬剤には、スルフアジ
アジン銀、クロラムフエニコール、硫酸ネオマイ
シン及びナトリウムスルフアセタミドのような抗
菌剤;硫酸アトロピン、塩酸シクロペントレー
ト、臭化水素酸ホマトロピン、臭化水素酸ヒオス
チン、塩酸フエニレフリン及びトロピカミドのよ
うな散瞳剤及び毛様体筋麻痺剤;硝酸ピロカルピ
ンのような縮瞳剤;塩酸アメトカイン、塩酸ベノ
キシネート及び塩酸リグノカインのような麻酔
剤;ナトリウムクロモグリケートのような抗アレ
ルギー化合物;及びフルオレセインナトリウムや
ローズベンガルのような着色剤が含まれる。アプ
リケータの溶解性フイルムは水溶性と非水溶性の
眼科用薬剤の両者を眼に投与することができる。 溶解性フイルム部分中に存在する薬理学的活性
薬剤の量は治療される主体の表面のタイプと治療
の頻度に依存する。存在する薬理学的活性薬剤の
量は1般に1μg〜25mgである。 眼科用薬剤は、眼の診断もしくは治療に適する
1回投与量が溶解性フイルム部分に存在する。使
用される眼科用薬剤によつて、適切な量は1μ〜
2.5mgに変えることができる。眼科用薬剤の重量
は、溶解性フイルム部分の1〜90%であり好まし
くは10〜40重量%である。 好ましい形態として、アプリケータはハンドル
部分を有する細長い帯状体、中間の柔軟な部分、
及びアプリケータの一端に位置し帯状体を横切る
溶解性薄膜からなる分離部によつて中間の柔軟な
部分に接続している眼科用薬剤を含有する水溶性
ポリマーフイルム部分で構成されている。 水溶性フイルム帯状体の全長さ方向にそつて流
延されていてもよく、またそのフイルムはハンド
ル部と、中間の柔軟な部分のフイルムの方が溶解
性部分より(典型的には1.5〜3倍)厚い。 フイルムのハンドル部分は溶解性フイルム部分
中の眼科用薬剤を識別したり他の情報たとえば指
示を与えるために着色及び/又は印刷可能な適切
な紙又はプラスチツクによつて補強、強化しても
よい。 柔軟な中間部分は眼に接触するかもしれないの
で、そのポリマーフイルムは眼に損傷や刺激を与
えないよう充分に柔軟なものでなければならな
い。適切な水溶性ポリマーは前述のとおりであ
る。 好ましい具体例のアプリケータは、眼科用薬剤
を含有する25μ厚の溶解性フイルム部分に2μ厚の
膜の帯状体によつて接合し、ハンドル部分を紙又
はプラスチツクで補強した50μ厚の水溶性ポリビ
ニルアルコール帯状体で構成されている。 アプリケータのもうひとつの形態のものは、眼
科用薬剤を含有する溶解性フイルム部分を細長い
帯状体の残り部分に結合させる必要がない。その
フイルムに隣接する帯状体の表面は、接触する眼
の損傷もしくは刺激を防止するよう充分に柔軟で
なければならない。 適切な帯状体は可塑化PVC、ポリウレタンエ
ラストマー類、カルボキシル化したブタジエン−
スチレンポリマー類のような非毒性ポリマーの柔
軟なフイルムおよび発泡体で製造できる。好適な
帯状体は酸化亜鉛でカルボキシル化したブタジエ
ンスチレンの発泡帯状体である。この発泡帯状体
は発泡体が、約2500μの厚みを有する場合、補強
されないときがある。しかし発泡体の厚みが300
〜700μの場合、帯状体のハンドル部分は適切な
堅い紙又はプラスチツクで補強されるのが好まし
い。 その溶解性フイルムはグリース状又は油状物に
よつて帯状体の柔軟な部分の端にかるく接着させ
ることができる。適切なグリース状もしくは油状
物としてはプロピレングリコール、グリセロー
ル、シリコン油及び石油ゼリーが含まれる。 アプリケータをぬぐう動作(wiping action)
によつて湿潤生体表面に用いると、その溶解性フ
イルムはその担体から生体表面に移行する。 この発明のアプリケータは、取扱いやすいよう
に、帯状体の一部または全体にわたつて延長した
脱離可能な担体上に取付けてもよい。 アプリケータは、ひとつひとつ又はセツトで耐
細菌性の袋に簡便に包装し、照射などによつて滅
菌できる。使用に際し、滅菌アプリケータは包装
からハンドル部分をもつて取出し、水溶性フイル
ム部分をぬぐう動作で生体の湿潤表面に適用し、
その結果、水溶性フイルム部分は帯状体の残りの
部分から離れ、生体表面に残る。このようにして
アプリケータは、前記投与量の薬剤又は診断剤を
簡単な滅菌されたしかたで生体上に載せることが
できる。使用回数は薬剤の作用期間又は診断期間
による。 第1図はこの発明による眼に使用するのに適し
たアプリケータの斜視図である。 第2図はこの発明によるアプリケータの別の具
体例の側面図である。 第3図はこの発明によるアプリケータのさらに
別の具体例の側面図である。 第4図は第2図のアプリケータの使用説明図で
ある。 第5図は第3図のアプリケータの使用説明図で
ある。 第6図は第1図のアプリケータの使用説明図で
ある。なお図中のダツシユ線は使用時に分離する
位置を示す。 第1図のアプリケータは、ハンドル部分1、中
間の柔軟な部分2及び眼科用薬剤を含有する溶解
性フイルム部分3を有する細長い帯状体の形態の
ものである。帯状体の全長にそつて延びた層4は
水溶性ポリマーフイルムである。細長い帯状体の
ハンドル部分である層4は適当な紙又はプラスチ
ツクであつてもよい層5によつて補強、強化され
ている。層5は着色されていてもよく、帯状体の
溶解性フイルム部分3中の眼科用薬剤を識別でき
るコードが印刷されるのが好ましい。層4は、細
長い帯状体の2と3の部分の間に溶解性薄膜から
なる分離部6を有し、アプリケータを第6図に示
したように使用するとき、該分離部6が溶解し
て、溶解性フイルム3は帯状体の残りの部分から
離れ、眼に載せられる。 第2図はこの発明によるアプリケータのもうひ
とつの具体例の側面図であり、帯状体の中間の柔
軟な部分12と溶解性フイルム13とがハンドル
部分11を強化する層15に隣接する、剥離剤で
被覆された担体17で保持されていることを除い
て第1図のストリツプと同様であり、担体17を
外して使用する(第4図参照)。 第3図のアプリケータは帯状体の長さ方向にそ
つて延びる柔軟な発泡体のようなやわらかい物質
の層28を有する。層28は層29で補強、強化
されハンドル部分20を形成している。溶解性フ
イルム部分22は柔軟な部分21に隣接して層2
8に軽く接着されている分離部分である。第5図
に示されたように眼に使用される場合、眼科用薬
剤を含有する溶解性フイルム部分22は層28か
ら滑つて離れ、それ自体が眼の湿潤した表面に接
着する。 また別な態様としてこの発明は、薬理学的活性
薬剤を含有しかつ分離しうるフイルム部分を一端
に有する細長い帯状体を形成することからなる、
前記のごときアプリケータの製造法を提供するも
のである。 最も好適な製造法は、眼に眼科用薬剤を投与す
るアプリケータの製法に関するものである。 好ましい方法は、連続的なフイルム又はシート
状の帯状体としての柔軟なプラスチツクを担体上
に流延し、その連続帯状体の一端縁に分離可能な
溶解性フイルム部分を形成させることからなる方
法である。一方、分離可能な溶解性フイルム部分
を、フイルムまたはシート状の連続帯状体の一端
縁に、別個の操作で積層させることができる。任
意に紙やプラスチツクのより細い補強ストリツプ
を連続帯状体の一端縁に積層してハンドル部分を
形成することができる。この補強帯状体は、接着
剤を用いる別個の操作か又は流延操作中に連続帯
状体の一面又は両面に積層することができる。 連続帯状体の幅はアプリケータストリツプの所
望の長さと同じかその倍数である。次いで連続帯
状体はアプリケーターストリツプに切断される。 この発明の好ましい形態のアプリケータの製造
法における柔軟なプラスチツクは溶解性フイルム
部分について前記したような水溶性ポリマーであ
る。その水溶性ポリマーは、コーテイング・ベツ
ドによつてポリエチレンを被覆した紙のような適
当な流延紙上に水溶液として流延されたものであ
る。一方このポリマーフイルムはたとえば押し出
法によつてホツトメルトとして流延させることが
できる。連続フイルム帯状体中の溶解性薄膜から
なる分離部は流延工程中又は流延工程後に形成さ
せることができる。 流延水溶液ポリマーフイルム中に溶解性薄膜か
なる分離部を形成する好ましい方法は、ドクター
ブレード及び/又はフラツトベツドがブレードと
フラツトベツドとのギヤツプ中に突出した突起プ
ロフアイル(raisedprofile)を有するフラツトベ
ツドコーテイングヘツド上のドクターブレードを
使用して流延紙上に水溶液としてフイルムを流延
する方法である。 突起プロフアイルは長方形、三解形、台形又は
ピンのような形であり、0.25〜0.3mmの幅で、15μ
以下、好ましくは10μ以下の厚さの膜を与える。
突起プロフアイルは連続帯状体の一面に置かれ、
得られた溶解性フイルム部分は5〜25mmの長さで
ある。 膜のいずれかの面に異つた厚みのフイルムを作
製するための、コーテイングヘツドは突起プロフ
アイルのいずれかの面を異なつたギヤツプにセツ
トできる多分画(multi−Sectioned)ドクターブ
レードを備えている。また異なつた厚みのフイル
ムは、スプレツデイング・ヘツド・ボツクスの各
面に供給される異なつた濃度の流延溶液を用いて
作製することができ、またこのボツクスは突起プ
ロフアイルの線にそつて複数の区画に分割されて
いる。 薬理学的活性薬剤、たとえば眼科用薬剤は、使
用前に、ポリマーの流延水溶液中に通常の混合手
段で分散もしくは溶解させることができる。薬理
学的活性薬剤はアプリケーターの分離しうる溶解
性フイルム部分中にのみ存在することが好まし
い。従つて、塗布している間、たとえば区分され
たスプレツデイングヘツドボツクスを用いてふた
つの流延溶液を分離することが好ましい。 柔軟な水溶性ポリマーの連続帯状体を作製する
方法は、所望により1以上の流延操作で行うこと
ができる。水溶液から流延される連続帯状体は熱
オーブンを通過させて乾燥できる。ポリビニルア
ルコールの流延連続帯状体は40〜90℃のオーブン
中で乾燥できる。 従つて、好適な態様として、この発明は、(a)担
体上に水溶液で水溶性ポリマーを流延し、乾燥し
てフイルムを形成させることによつてフイルムを
形成し、(b)このフイルムの一部の上に水溶性ポリ
マーの第2層を流延してハンドル部分の一部を形
成させ、次いではじめてフイルムの他の部分の上
に薬理学的活性薬剤を含有する水溶性ポリマー層
を流延し、これらの層は間隔をおいて作製され、
(c)補強帯状体をハンドル部分に接着し、(d)得られ
た積層体を切断して使い捨てアプリケータを形成
させることによつて、積層物を形成させることか
らなる、湿潤生体表面に薬理学的活性薬剤を投与
するための使い捨てアプリケータの製造法を提供
するものである。 二番目の層と薬理学的活性薬剤を含有する層
は、適切な大きさの2つの区画に分割されたスプ
レツデイング・ボツクスから同時に流延されるの
が最も好適である。 薬理学的活性薬剤が前記定義のような眼科用薬
剤であり、製造されるアプリケータが眼に眼科用
薬剤を載せるのに使用されるのが好ましい。 次に実施例にてこの発明をさらに詳しく説明す
る。 実施例 1 眼科用薬剤を含有するアプリケータの製造 10重量%ポリビニルアルコール(ゴーセノール
GM14)水溶液を、ポリエチレンで被覆された流
延用紙(Sterling Coated Papers Ltd社の
Steralease15)上に平板スプレツデイング・ボツ
クス上のブレード(blade over flat bad
spreading box)(ギヤツプは75μにセツト)によ
つて7.5cm幅の被覆を行い40〜50℃のオーブン中
で乾燥した。次いでこのスプレツデイング・ボツ
クスは、ドクターブレードの下にのばしたプラス
チシン(plasti cine)(約0.1mm幅)を使用して約
1.5cm幅と約6cm幅の2区画に分割した。次に流
延紙上の上記乾燥フイルムの、6cm幅の区画を35
重量%のゴーセノールGM14の水溶液で、同1.5
cm幅の区画を1%のローズベンガルを含有する15
重量%ゴーセノールGM14水溶液で、同時にコー
トし(ギヤツプは200μmに設定)、40〜50℃にて
オーブン内に乾燥した。得られた乾燥ポリビニル
アルコールフイルムは、幅が0.1〜0.2mmで厚みが
2μの溶解性薄膜からなる線状の分離部(第1図
の6に相当)を有し、これによつてフイルムのふ
ちに平行に長い2つの部分に分割されている。分
割された6cm幅の部分は厚みが約50μのフイルム
層であり第1図の4に相当し、1.5cm幅の部分は
ローズベンガルを含有し厚みが25μmの第1図の
3に相当する溶解性フイルム部に相当する。次に
感圧性接着剤がコートされた4.5cm幅の青色の紙
(第1図の5に相当する補強層)が上記フイルム
層4の上に、フイルム層4の1.5cm幅の部分(第
1図の2に相当する部分)を残して接着され、上
記フイルム層4が補強される。 流延紙上のフイルムを、長さ方向に対し横に切
断して4mm幅の帯状体とし、それぞれペーパー・
ピール・パツク(paper peel pack)内に包装し
た。 得られたアプリケータは青色のアイデンチテ
イ・ペーパー(identity paper)で覆われた硬い
ハンドル部分、ローズベンガルを含有の薄いポリ
ビニルアルコールフイルム部分に細い溶解性薄膜
からなる分離部を介して接する中間の柔軟なポリ
ビニルアルコール部分を有する。 アプリケータを眼に使用する場合に擬制して濡
れた皮膚に用いたところ、ローズベンガルを含有
するフイルム部分は、分離部が急速に溶解し、直
ちにストリツプの残余の部分から分離した。 実施例 2 眼科用薬剤を含有するアプリケータの製造 眼科用投与機器を製造する前に次の流延溶液を
製造した。 流延溶液A リン酸二水素ナトリウム 0.1重量% ポリビニルアルコール(ゴーセノールGH17)
10.0 〃 PHを7に調整するための水酸化ナトリウム蒸留
水を加えて100重量%とする。 流延溶液B りん酸二水素ナトリウム 0.1重量% ポリビニルアルコール(ゴーセノールGH17)
15.0 〃 ローズベンガル 1.0 〃 PHを7に調整するための水酸化ナトリウム蒸留
水を加えて100重量%とする。 〃 流延溶液C ポリビニルアルコール(ゴーセノールGL05)
35重量% 蒸留水を加え100重量%とする。 ポリビニルアルコール溶液は、撹拌下の冷蒸留
水中にポリマー顆粒を分散させて製造される。こ
の分散液を全顆粒が溶解するまで水蒸気浴上で65
〜70℃の温度に加熱する。他の成分を加え、PHを
7に調整し、最後に蒸留水を加えて溶液の重量を
100gに調整する。次いでこの溶液を一夜放置し
て脱気を行う。 流延溶液Aを、通常のステンレス鋼製スプレツ
デイング・ボツクス(ギヤツプ,100μ)を使用
して剥離紙(Steralese66:02剥離紙)上に流延
する。次いでこのフイルムを直ちに65〜70℃の熱
風オーブン中で4〜5分かけて乾燥する。 流延溶液BとCは、ギヤツプ幅を200μに設定
し1mm厚のアルミウム分割板を備えたスプレツテ
イングボツクスを用いて、2つの区画に分割され
て、上記の溶液Aを流延して生成したフイルム上
にコートされる。流延溶液AとBとの層で溶解性
フイルム部(第1図の3に相当)が形成され、上
記分割板で形成される溶解性薄膜からなる分離部
(第1図の6に相当)を介して、流延溶液AとC
の層でフイルム層(第1図の4に相当)が形成さ
れる。これらの流延フイルムは前述のように直ち
に熱風オーブン中に乾燥する。 フイルム層が乾燥してから色別又は印刷ができ
る自己接着性カードの帯状体を、上記の流延溶液
のAとCの層からなるフイルム層の上に前記分離
から約2mmの間隙を残すようにして接着される。
次いでこの多積層物は、例えば長さが6,8又は
10mmで幅6mmの溶解性フイルム部分が得られるよ
うに適当な大きさに切断される。これらのアプリ
ケータは一夜塩化カルシウムで乾燥した後、それ
ぞれアルミホイルの耐湿性容器(DRG Ltd社が
市販しているSteriliteMFEPS4108)で包装され
る。 包装されたアプリケータは2.5Mラドのγ−放
射線照射によつて滅菌される。 使用に際し、滅菌されたアプリケータは包装か
ら取り出し、剥離紙をはずし、溶解性フイルム部
分を眼の湿潤した表面上に載せる。分離部は溶解
してハンドル部から溶解性フイルム部分が離れ
る。溶解性フイルム部分は眼の湿分に接触して容
易に溶解し、診断薬であるローズベンガルを放出
する。 効果の説明 眼に眼科用薬剤を投与するこの発明のアプリケ
ータの効果を説明するために、トロピカミド(瞳
孔拡大剤)をアプリケータの溶解性フイルム部分
に懸濁させてアプリケータを製造した。アプリケ
ータを実施例2に記載したのと同様な方法で製造
した。 流延溶液中のトロピカミドの濃度は、得られた
溶解性フイルム部分が平均274μg、137μg、78μg
又は42μg含有するような濃度である。 トロピカミドを含有する溶解性フイルム部分を
一群のラビツト(白色ニユージーランド系/雄)
の片眼の下部結膜のうの中に注した。瞳孔の直径
を、処置前1時間および1.5時間並びに処置後
0.5、1、2、3、4、5及び6時間に、経緯線
を施した接眼レンズを有し、目盛りのついた長焦
点距離の顕微鏡で測定した。各ラビツトの処置さ
れた眼の瞳孔の直径の平均増大値をそのラビツト
の処置されていない平方の眼と比較して測定し
た。 比較試験はトロピカミド溶液を使用して行われ
た。これらの試験では、一群のラビツト(白色ニ
ユージーランド系/雄)の眼に、処置された眼が
62.5、125又は250μgのトロピカミドを受けるよう
に、25μlの溶液を滴下した。処置された眼の瞳孔
直径の平均増大値を前記と同様に測定した。 得られた結果を次に示す。
【表】
【表】
得られた結果、溶解性フイルム部に入れて投与
した際のトロピカミドの効果は少なくとも、通常
の滴下で投与した場合と同様であることを示して
いる。水溶性フイルムに入れて投与した際のトロ
ピカミドは、ある時間後(約1時間後)に平均最
大効力に達するが、長い有効期間を有する。
した際のトロピカミドの効果は少なくとも、通常
の滴下で投与した場合と同様であることを示して
いる。水溶性フイルムに入れて投与した際のトロ
ピカミドは、ある時間後(約1時間後)に平均最
大効力に達するが、長い有効期間を有する。
第1図はこの発明によるアプリケータの一実施
例の斜視図、第2図及び第3図はこの発明による
アプリケータの一実施例の側面図、第4〜6図は
この発明の実施例のアプリケータの使用説明図で
ある。 1,11,28…ハンドル部分、2,12,2
1…中間の柔軟な部分、3,13,22…眼科用
薬剤含有の溶解性フイルム部分、4,14,20
…水溶性フイルム層、5,15,29…補強、強
化層、6,16…溶解性薄膜からなる分離部、3
0,31…眼。
例の斜視図、第2図及び第3図はこの発明による
アプリケータの一実施例の側面図、第4〜6図は
この発明の実施例のアプリケータの使用説明図で
ある。 1,11,28…ハンドル部分、2,12,2
1…中間の柔軟な部分、3,13,22…眼科用
薬剤含有の溶解性フイルム部分、4,14,20
…水溶性フイルム層、5,15,29…補強、強
化層、6,16…溶解性薄膜からなる分離部、3
0,31…眼。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 細長い帯状体の形態を有し、その一端に薬理
学的活性薬剤を配置し、湿潤生体表面に接触させ
て薬理学的活性薬剤を載せるための使い捨てアプ
リケータであつて、薬理学的活性薬剤が、溶解性
薄膜からなる分離部6,16によつて帯状体の残
余の部分4,14に連結された溶解性マトリツク
ス要素3,13中に存在し、該要素3,13が湿
つた生体表面に接触したとき該分離部が溶解して
帯状体の残余の部分4,14から分離することを
特徴とする使い捨てアプリケータ。 2 薬理学的活性薬剤が眼科用薬剤である特許請
求の範囲第1項に記載の使い捨てのアプリケー
タ。 3 溶解性マトリツクス要素が非毒性水溶性ポリ
マーからなる溶解性フイルム部分の形態である特
許請求の範囲第1項又は第2項に記載の使い捨て
のアプリケータ。 4 非毒性水溶性ポリマーがポリビニルアルコー
ルである特許請求の範囲第3項に記載の使い捨て
のアプリケータ。 5 溶解性フイルム部分の形が正方形を含む方
形、円形又は楕円形である特許請求の範囲第3項
又は第4項に記載の使い捨てのアプリケータ。 6 溶解性フイルム部分の形が、長さが3〜20
mm、幅が2〜7.5mm、厚さが12.5〜125μの大きさ
の長方形又は正方形である特許請求の範囲第3〜
5項のいずれか1つに記載の使い捨てのアプリケ
ータ。 7 溶解性フイルム部分が厚い領域と薄い領域の
パターンを有する特許請求の範囲第3〜6項のい
ずれか1つに記載の使い捨てのアプリケータ。 8 溶解性マトリツクス要素中に存在する薬理学
的活性薬剤の重量が1μg〜2.5mgである特許請求の
範囲第1項に記載の使い捨てのアプリケータ。 9 溶解性マトリツクス要素中に存在する眼科用
薬剤の重量が1μg〜2.5mgである特許請求の範囲第
2〜8項のいずれか1つに記載の使い捨てのアプ
リケータ。 10 細長い帯状体が、ハンドル部分1,11、
中間の柔軟な部分2,12、及び湿潤した生体表
面に接触したときに帯状体の残余の部分4,14
から分離しかつ薬理学的活性薬剤を含有する溶解
性フイルム部分3,13からなる特許請求の範囲
第3〜9項のいずれか1つに記載の使い捨てのア
プリケータ。 11 溶解性フイルム部分3,13が15μより薄
い溶解性薄膜からなる分離部6,16を介して中
間の柔軟な部分2,12に接続している特許請求
の範囲第10項に記載の使い捨てのアプリケー
タ。 12 溶解性フイルム部分22がグリース状物又
は油状物によつて柔軟な部分21の末端に接着さ
れ、ぬぐう動作によつて眼の湿潤表面に適用する
際に、溶解性フイルムが帯状体からスラノドして
はなれ眼に移行する特許請求の範囲第10項に記
載の使い捨てのアプリケータ。 13 (a)担体上に水溶液で水溶性ポリマーを流延
し乾燥することによつて第1のフイルム作製し、
(b)このフイルムの一部の上に水溶性ポリマーの第
2層を流延してハンドル部分を形成させ、次いで
第1のフイルムのある層がコートされずかつハン
ドル部分を溶解性フイルム部分に接続する膜を形
成するように、第1のフイルムの他の部分の上に
薬理学的活性薬剤を含有する水溶性ポリマーの第
2のフイルムを形成させ、(c)ハンドル部分に補強
帯状体を接着して積層物を作製し、(d)得られた積
層物を帯状体に切断するこからなり、 細長い帯状体の形態を有し、その一端に薬理学
的活性薬剤を配置した、湿潤生体表面に接触させ
て薬理学的活性薬剤を載せるための使い捨てアプ
リケータであつて、薬理学的活性薬剤が、溶解性
薄膜からなる分離部によつて帯状体の残余の部分
に連結された、溶解性マトリツクス要素中に存在
し、該要素が湿潤生体表面に接触したとき該分離
部が溶解して該帯状体の残余の部分から分離する
ことを特徴とする使い捨てアプリケータの製造方
法。 14 ハンドル部分と溶解性フイルム部分とを形
成する第2のフイルムが区分されたスプレツデイ
ング・ボツクスで同時に流延される特許請求の範
囲第13項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| GB8113343 | 1981-04-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57185870A JPS57185870A (en) | 1982-11-16 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| US (1) | US4540408A (ja) |
| EP (1) | EP0064841B1 (ja) |
| JP (1) | JPS57185870A (ja) |
| AT (1) | ATE14527T1 (ja) |
| AU (1) | AU550751B2 (ja) |
| CA (1) | CA1186224A (ja) |
| DE (1) | DE3265043D1 (ja) |
| GB (1) | GB2097680B (ja) |
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