JPH04116217U - 自動車のリツド開閉装置 - Google Patents

自動車のリツド開閉装置

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JPH04116217U
JPH04116217U JP1991027655U JP2765591U JPH04116217U JP H04116217 U JPH04116217 U JP H04116217U JP 1991027655 U JP1991027655 U JP 1991027655U JP 2765591 U JP2765591 U JP 2765591U JP H04116217 U JPH04116217 U JP H04116217U
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和敬 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オープナなしとオープナ付きのリッドを共通
化し、プレス型等の設備コストを低減すると共に、リッ
ドの表面をフラッシュサーフェイス化し外観美を向上さ
せる。 【構成】 リッドを常時開方向に付勢する付勢手段と、
該リッドに係止しターンオーバポイントを中心に回動可
能に固定側に支持されるリテーナとを設ける。 【効果】 設備コストの低減と外観美の向上が図れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のフュエルフィラリッド,トランクリッド等の自動車の外板 面とフラッシュサーフェイスを保って配設されるオープナなしのリッドの開閉装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車の側面には燃料キャップを覆うフュエルフィラリッド(以下、 リッドと略呼する)が設けられている。該リッドは外観美を保持するため自動車 の外板面と一致するフラッシュサーフェイスを保持して配設されると共に、前記 燃料キャップを開閉する場合等には開放される。図9および図11は従来採用さ れているオープナなしおよびオープナ付きのリッド開閉装置の一例を示す。
【0003】 図9のオープナなしのリッド開閉装置は、ヒンジピン6aまわりに回動するリ ッド24の裏面に設けたスプリング25をストッパ26に係止する構造から形成 される。すなわち、リッド24の閉時にはスプリング25がストッパ26に係止 して保持される。リッド24の開放は、図10にも示すようにリッド24の端部 に設けた突部27に指20を挿入し、スプリング25とストッパ26との係合を 解除して行う。リッド24を開放することにより燃料キャップ7の操作が出来る 。
【0004】 図11に示すオープナ付きのリッド開閉装置は、ヒンジピン6aまわりに回動 するリッド1aの裏面側に固定したフック5aをプランジャ28に係止する構造 から形成される。リッド1aにはリッド1aを常時開方向に付勢するスプリング 2aが係合する。また、プランジャ28は図略の遠隔操作手段により図示の矢印 方向に移動するように構成される。プランジャ28とフック5aとの係合を解放 することによりスプリング2aはリッド1aを開方向に移動させて開口する。
【0005】 リッド開閉装置に関する公知技術として実開昭61ー71523号公報に開示 するヒュエルドア構造(以下、前者という)および実開昭60ー191653号 公報に開示するリッド遠隔開閉装置(以下、後者という)が上げられる。前者は ドアパネル(前記リッドに相当するもの)に取付孔を貫通形成し、該取付孔にキ ーシリンダもしくは手指挿入用プラグを選択的に嵌着するように構成したもので ある。前記ドアパネルの外部に見栄えの悪い開閉用の突部を形成することなく、 かつ共通のドアパネルを用いてキーシリンダもしくは手指挿入用プラグを仕様に 応じて取り付け可能にしたものである。一方、後者は、オープナ付きのもので、 オープナの遠隔操作時における解旋の手答えを感じさせるために互いに係合する 第1部材および第2部材に凹凸を形成し、摺動時の抵抗感を生じさせるようにし たものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
図9,図10および図11に示したリッド開閉装置を客先仕様に応じて選択的 に採用する必要がある場合、リッド24とリッド1aとの共通化が出来ない。そ のため、それぞれのプレス型および治具を必要とし、設備コストが大となるとい う問題点がある。また、図9,図10のリッド開閉装置では突部27が必要なた めフラッシュサーフェイス化が出来ず、外観美が低下すると共に、空気抵抗が増 加するという問題点がある。一方、公知技術の前者の場合は、突部27のような ものがなく、かつ型の共通化が図れるメリットは有るが、表面にキーシリンダや 手指挿入用プラグが露出し、外観美を損なうと共に、手指挿入用プラグから雨水 や塵埃等が内部に入り易いという問題点がある。また、公知技術の後者は、図1 1に示したものと同じく遠隔操作されるオープナ付きのもので、本考案のリッド 開閉装置に較べ遠隔操作手段の分だけコスト高となるという問題点がある。
【0007】 本考案は、以上の問題点を解決するもので、オープナ付きのものと共通のリッ ドを使用することが可能で余分なプレス型等を必要とせず、設備コストの低減が 図れると共に、リッドの表面をフラッシュサーフェイス化し、外観美を向上させ るようにした自動車のリッド開閉装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、自動車の外板面とフラッシュサーフ ェイスを保って配設されるオープナなしのリッドの開閉装置であって、リッドを 常時開方向に付勢する付勢手段と、該リッドの裏面に固定されるフックに係止し ターンオーバポイントを中心に回動可能に固定側に支持されるリテーナとを設け てなる自動車のリッド開閉装置を構成するものである。
【0009】
【作用】
リッドを開閉操作するには、単にリッドを指先で押し込み方向に若干押し、指 を離すことによって自動的に生ずる開口部に指を差し入れてリッドを開放し、用 済後には開放しているリッドを閉方向に押し込むだけの操作により閉止出来る。 すなわち、リッドの閉時にはリッドのフックがターンオーバポイントを越えた位 置でリテーナに係止し、リッドはフラッシュサーフェイス状態に保持される。リ ッドを押し込み方向に移動すると、フックによりリテーナが回動し、リテーナは ターンオーバポイントを逆方向に越えた位置に回動して保持される。次に、リッ ドを押し込み操作した指をリッドから離すことによりリッドはスプリング力によ り開放方向に移動し、リッドは若干開口した状態で保持される。その開口部に指 を入れることによりリッドは開口される。リッドの開口動作に伴ってリテーナは 回動し、ターンオーバポイントを越えた元の位置に保持される。リッド閉時には リッドを閉止方向に押すことによりフックがリテーナに係止し、リッドはフラッ シュサーフェイス状態に戻る。なお、オープナ付きに変更する場合には、リッド まわりはそのまま使用出来、リテーナをオープナと交換すればよく、型の共通化 が行なえる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。 図1は本実施例の全体構造を示す断面図である。リッド1は表面側に何も付設 されていない平板状の蓋体からなり、ヒンジピン6まわりに回動可能に支持され る。リッド1の裏面には先端部に係止部8を形成するフック5が固定される。ス プリング2はリッド1の裏面に当接し、リッド1を開方向に常時付勢している。 リテーナ3は後に詳しく説明するが、固定側のパネル9に固定され、ピン10ま わりに回動可能に支持されると共にフック5の係止部8に係止する凹凸部11を 有するものから形成される。また、リテーナ3は後に説明するリテーナ回動保持 手段4によりターンオーバポイントを中心として回動可能に支持される。
【0011】 図2はリテーナ3の斜視図であり、図3はそのDーD線断面を示すと共にリテ ーナ回動保持手段4が示されている。リテーナ3はその表面側に凹凸部11およ びピン10の挿入されるピン支持部13が形成され、裏面側には突起部14が突 出形成される。凹凸部11は図の上端側に形成される第1の段部15と、下端側 に形成される第2の段部16と、それ等の中間に形成される平坦部17等とから 形成される。また、第2の段部16と平坦部17との間には凹部29が形成され る。なお、凹凸部11はフック5の係止部8が接触係合するもので、図2のハッ チングで示す部分で係止部8が凹凸部11に接触係合する。ブラケット18は、 図1の固定側のパネル9側に固定されると共にピン10を保持するものである。 以上の構造によりリテーナ3はピン10まわりに回動する。
【0012】 図3に示すようにリテーナ回動保持手段4は板バネ12と、それを保持する支 持具19とから構成される。板バネ12は図示のようにやや傾斜して配設され、 ピン10の中心と突起部14の先端部とを連結する直線が板バネ12に直角に接 する点aにおいてリテーナ3はターンオーバポイントを形成する。すなわち、リ テーナ3がa点で板バネ12に接触している姿勢をラインAで表示すると、ライ ンAがターンオーバポイントに相当するリテーナの位置を表わす。その状態では リテーナ3は時計まわり方向又は反時計まわり方向のどちらの方向に対しても回 動し得る自由度を有する。図3に示すようにリテーナ3がピン10を中心として 時計まわりに回動し、板バネ12とリテーナ3の突起部14とがb点で接した状 態をラインBで表示すると、ラインBの位置においてはリテーナ3には時計まわ り方向のモーメントが作用する。また、逆に、リテーナ3が逆時計方向に回動し 、c点で突起部14が板バネ12に接した状態をラインCで表示すると、その状 態ではリテーナ3には反時計方向のモーメントが作用する。
【0013】 図1に示すように、リッド1が自動車の外板面とフラッシュサーフェイス状態 に保持される閉時においては、リッド1のフック5の係止部8はリテーナ3の第 2の段部16に係止すると共に、リテーナ3はラインCの状態、すなわち、ター ンオーバポイントを反時計まわりに越えた位置に保持されるように形成される。 その状態ではリテーナ3の突起部14はc点で板バネ12に接触する。なお、フ ック5と第2の段部16との係止力はスプリング2によるリッド1の開口方向へ の押圧力よりも上回るように形成される。
【0014】 次に、本実施例の作用を説明する。図4は図1の状態と同じく、フック5の係 止部8がリテーナ3の第2の段部16に係止し、リテーナ3がラインCの状態に 保持され、リッド1が閉止している状態を示す。次に、図5に示すように指20 によりリッド1を押し込み方向に押圧すると、フック5の係止部8は第2の段部 16から外れながら第2の段部16の角部を押し、リテーナ3を時計方向に回動 させる。この過程で突起部14はc点からa点を通過し、係止部8が第2の段部 16の角部を押している図5の段階ではb点で板バネ12に接触する。そのため 、前記したようにリテーナ3には時計方向のモーメントが作用し、結果としてラ インBの位置にリテーナ3は回動保持される。続いて、図6に示すように指20 によるリッド1の押圧を解除すると、リッド1はスプリング2(図1)の押圧力 により開方向に回動し、ラインBの状態に保持されているリテーナ3の第1の段 部15に係止して止まる。そのため、パネル9のコーナ部21とリッド1の先端 部22との間には指20を差し込むことが可能な開口部23が形成される。次に 、図7に示すように、開口部23に指20を挿入し、リッド1の先端部22を開 放方向に移動することによりリッド1は完全に開口される。その際、係止部8が リテーナ3の第1の段部15を押すため、リテーナ3は反時計方向に回動し、タ ーンオーバポイントを越えてラインCの位置に復帰する(図3,図4参照)。次 に、リッド1を閉めるには、図8に示すように、指20でリッド1を押し込み側 に押圧することにより、フック5の係止部8はリテーナ3の第1の段部15を通 り過ぎて平坦部17に接触しリテーナ3を時計方向に若干回動させる。平坦部1 7はターンオーバポイントを越えない位置にあるため、リテーナ3はラインCと ラインAとの間のラインDの位置まで回動する。続いて指20でリッド1を押し 続けると、係止部8が平坦部17から凹部29に向かって進行し、リテーナ3は 自ら有する反時計方向のモーメントによりラインC側に再び戻る。更に、リッド 1を閉止方向に押すことにより係止部8が第2の段部16に係止してリッド1は 閉止される。この状態においては前記のようにリテーナ3はラインCの状態にあ る。以上のように、本実施例では単にリッド1を少し押し込み側に押し、指を離 して開口部23を自動的に形成してリッド1を開口するもので、開閉動作は簡単 に行われる。
【0015】 図1および図11に示すように、本考案のリッド開閉装置と従来のオープナ付 きのリッド開閉装置とは、リテーナ3まわりとプランジャ28まわりとが相異す るのみで本実施例のリッド1,スプリング2,フック5,パネル9等と、図11 のリッド1a,スプリング2a,フック5a,パネル9a等は全く同一形状のも のから形成される。そのため、本実施例のリテーナ3まわりにプランジャ28を 取り付けることにより本考案のリッド開閉装置をオープナ付きのリッド開閉装置 に変更したり、逆に、オープナ付きのリッド開閉装置を本考案のリッド開閉装置 に変更したりすることは極めて容易に行ない得る。
【0016】 以上の本実施例において、リテーナ回動保持手段4として板バネ12を有する ものを採用したが、リテーナ回動保持手段4はターンオーバポイントを形成する ものであればよく、その他の公知技術が適用される。また、リテーナ3の凹凸部 11の形状およびそれに係合するフック5の係止部8の形状も本実施例のものに 限定するものでない。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような顕著な効果を奏する。 (1)比較的高価なオープナを採用することなく、リッドの開閉を確実に行うこ とが出来る。 (2)リテーナをオープナと交換するだけで、オープナ付きのリッド開閉装置に 変更することが出来る。そのため、オープナなしとオープナ付きとの間でプレス 型等がほとんど共通化され、設備コストや部品管理コストが低減する。 (3)リッドの開閉は指による押し込みおよび開き動作により簡単に行われる。 (4)リッドの表面側には突起やキーシリンダ等の外観美を損なうものは全くな く、かつ外板面とフラッシュサーフェイスに保持されるため、外観および空気力 学的にも優れる。 (5)余分な隙間がなく、雨水,塵埃等が侵入しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構造を示す断面図であ
る。
【図2】同実施例のリテーナの外観を示す斜視図であ
る。
【図3】図2のDーD線断面図である。
【図4】同実施例の作用を説明する拡大一部断面図であ
り、リッドの閉状態を示すものである。
【図5】同実施例の作用を説明する拡大一部断面図であ
り、リッドの開放作業のスタート時の状態を示すもので
ある。
【図6】同実施例の作用を説明する拡大一部断面図であ
り、図5から指を離した状態を示すものである。
【図7】同実施例の作用を説明する拡大一部断面図であ
り、リッドの開放作業を示すものである。
【図8】同実施例の作用を説明する拡大一部断面図であ
り、リッドの閉止途中の状態を示すものである。
【図9】従来のオープナなしのリッド開閉装置の断面図
である。
【図10】図9の矢印Eからの見たリッドの斜視図であ
る。
【図11】従来のオープナ付きのリッド開閉装置の断面
図である。
【符号の説明】
1 リッド 2 スプリング 3 リテーナ 4 リテーナ回動保持手段 5 フック 6 ヒンジピン 7 燃料キャップ 8 係止部 9 パネル 10 ピン 11 凹凸部 12 板バネ 13 ピン支持部 14 突起部 15 第1の段部 16 第2の段部 17 平坦部 18 ブラケット 19 支持具 20 指 21 コーナ部 22 先端部 23 開口部 28 プランジャ 29 凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の外板面とフラッシュサーフェイ
    スを保って配設されるオープナなしのリッドの開閉装置
    であって、リッドを常時開方向に付勢する付勢手段と、
    該リッドの裏面に固定されるフックに係止しターンオー
    バポイントを中心に回動可能に固定側に支持されるリテ
    ーナとを設けることを特徴とする自動車のリッド開閉装
    置。
JP2765591U 1991-03-30 1991-03-30 自動車のリッド開閉装置 Expired - Lifetime JP2537122Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2765591U JP2537122Y2 (ja) 1991-03-30 1991-03-30 自動車のリッド開閉装置

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JPH04116217U true JPH04116217U (ja) 1992-10-16
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013529793A (ja) * 2010-09-06 2013-07-22 アイシー! ベルリン ブリレンプロダクションズ ゲーエムベーハー 眼鏡フレームおよびテンプル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013529793A (ja) * 2010-09-06 2013-07-22 アイシー! ベルリン ブリレンプロダクションズ ゲーエムベーハー 眼鏡フレームおよびテンプル

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JP2537122Y2 (ja) 1997-05-28

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