JPH04117762U - プリンタの給紙部構造 - Google Patents

プリンタの給紙部構造

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JPH04117762U
JPH04117762U JP3118091U JP3118091U JPH04117762U JP H04117762 U JPH04117762 U JP H04117762U JP 3118091 U JP3118091 U JP 3118091U JP 3118091 U JP3118091 U JP 3118091U JP H04117762 U JPH04117762 U JP H04117762U
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善弘 中条
敏朗 深沢
栄治 中沢
幸一 杉原
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Toray Industries Inc
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Nisca Corp
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カット紙と連続紙の両方を印刷することので
きるプリンタにおいて、手差し給紙部、カット紙給紙部
及び連続紙給紙部の順に上から配列することで、各給紙
部の操作性を向上させる点にある。 【構成】 カット紙4および連続紙18の各独立した給
紙部A2,A3と、これら給紙部A2,A3にセットさ
れたカット紙4および連続紙18を感光体12の画像転
写位置Pに搬送する搬送手段13,16,20とを備え
たプリンタにおいて、上記カット紙給紙部A2の上方に
手差し給紙部A1を設け、これら独立した3つの給紙部
を手差し給紙部A1、カット紙給紙部A2、連続紙給紙
部A3の順で上下方向に配列する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプリンタの給紙部構造に係り、特にLEDなどの発光素子やレーザ・ ビームを露光手段として用いた電子写真方式におけるプリンタの給紙部構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、LEDなどの発光素子やレーザ・ビームを用いた電子写真方式のプリン タにおいて、所謂カット紙や連続紙を情報出力の手段としたタイプのものがある 。そして、この種のプリンタでは、給紙部にセットした用紙を搬送手段で感光ド ラムの画像転写位置に搬送し、感光ドラム上に形成したトナー画像を用紙上に転 写すると共に、キセノンランプ等からなるフラッシュ定着器により用紙上のトナ ー画像を定着し、これを排紙するようにしている。
【0003】 ところで、印刷モードの選択によりカット紙および連続紙のいずれの印刷もで きるようなプリンタも考えられているが、この種のプリンタではカット紙(手差 し用紙も含めて)を給紙する際の操作性や基準面の取り方などを考慮した給紙部 構造が必要となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案が解決しようとする技術的課題は、手差し給紙部、カット紙給 紙部及び連続紙給紙部を1台のプリンタに装備させた時に、給紙部での操作性お よび基準面の出し方を向上させる点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記技術的課題を解決するために、 第1にカット紙および連続紙の各独立した給紙部と、これら給紙部にセットさ れたカット紙および連続紙を感光体の画像転写位置に搬送する搬送手段とを備え たプリンタにおいて、上記カット紙給紙部の上方に手差し給紙部を設け、これら 独立した3つの給紙部を手差し給紙部、カット紙給紙部、連続紙給紙部の順で上 下方向に配列したプリンタの給紙部構造を手段とし、 第2に上記配列した各給紙部の一側部に紙セット時の基準面をそれぞれ設け、 且つこれら基準面を同一線上に設定して、手差し紙、カット紙及び連続紙のセッ ト基準面を合わせるようにしたプリンタの給紙部構造を手段としている。
【0006】
【作用】
上述の手段によれば、各給紙部への用紙のセット方向が全て同一であるので、 オペレータが給紙する際の作業性が良く、また手差し給紙部が最上段にあるので 用紙の差し入れが容易で操作性にも優れている。また、各給紙部の一側部に同一 線上の基準面を設けたため、この基準面に各用紙を合わせてセットするだけで各 用紙の印刷時の基準とすることができる。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案に係るプリンタの給紙部の構造を示したものである。このプリ ンタは、露光手段としてLEDやレーザ・ビームなどを用いたカット紙・連続紙 共用の電子写真方式のものであり、上から手差し給紙部A1、カット紙給紙部A 2および連続紙給紙部A3の順序で縦方向に配列されている。手差し給紙部A1 には水平に開く手差しテーブル1が設けられており、その上面には図2に示した ように、手差し用紙2のサイズに合わせて調整できる手差しガイド3a,3bが 設けられている。
【0008】 カット紙給紙部A2は、上記手差し給紙部A1のすぐ下方に設けられており、 カット紙4を入れた給紙トレー5を奥まで押し込むことで所定の位置にセットさ れる。セットされた状態で給紙トレー5の下面がバネ6で押し上げられ、カット 紙4の上面が給紙経路7の送出ローラ8に当接する。そして、カット紙印刷モー ドの時には送出ローラ8の回転によって互いに反対方向に回転する一対の分離ロ ーラ9によって給紙経路7にカット紙4が一枚ずつ繰り出される。なお、この実 施例では上記手差し給紙部A1の給紙経路10がカット紙給紙部A2の給紙経路 7に繋がっており、手差しテーブル1を開いた時に連動して送出ローラ8がカッ ト紙4と離間することにより両者が連通するため、手差し印刷モードの時にカッ ト紙4の搬送経路11を利用することができる。給紙経路7から感光ドラム12 の画像転写位置Pに至るカット紙4の搬送経路11にはレジストローラ13が配 設されており、カット紙給紙部A2または手差し給紙部A1から送り出された用 紙の先端をレジストローラ13の接合ローラ面に突き当て、この状態で用紙をレ ジストガイド部14により一旦湾曲させることにより用紙の先端を真っ直ぐに合 わせる所謂レジスト修正を行う。修正後レジストローラ13を回転させてカット 紙4を送り出し、レジストローラ13の後方近傍に設置した先端検出センサ15 によりカット紙4の通過を検出したのち、レジストローラ13と同一速度で回転 する搬送ローラ16によってガイド部17に導入する。
【0009】 連続紙給紙部A3は、カット紙給紙部A2よりずっと下方のプリンタ下部に設 けられており、ミシン目で折り畳まれた連続紙18を収納する給紙ホッパ19と この給紙ホッパ19の上方に位置するトラクタ20とからなる。そして、これら の後方には連続紙18をトラクタ20にセットする際の作業口21がプリンタ本 体に設けられている。連続紙給紙部A3では感光ドラム12の画像転写位置Pま での搬送経路22が、上記カット紙4の搬送経路11とは別異に設けられており 、給紙ホッパ19からその上部近傍に設置されたエンドセンサ23を通ってトラ クタ20に至る経路と、トラクタ20からガイド部17に至る経路とで構成され る、なお、ガイド部17の途中にカット紙4の搬送経路11と連続紙18の搬送 経路22とが一緒になる合流点Qを持っており、この合流点Qより後方は両者共 通の搬送経路を有する。
【0010】 本実施例では、3つの異なる給紙部を上述のような配列としたので、オペレー タがカット紙4および連続紙18を給紙する際の作業性が良く、また手差しで行 う場合の操作性にも優れている。更にこの実施例ではカット紙給紙部A2のすぐ 上方に手差し給紙部A1を設けてあるので、手差し印刷モードの場合にカット紙 4の搬送経路11を利用することができる。それ故、手差し専用の搬送経路を設 ける必要がない他、合流点Qも連続紙18との1ヵ所で済むため、その分プリン タの給紙部を簡単な構造とすることができると共に、給紙部をコンパクトに設計 することができるといった利点がある。
【0011】 次に、上記配列からなる各給紙部A1,A2,A3に用紙をセットしたときの 基準面の出し方について説明する。図2に示したように、手差しテーブル1、カ ット紙4の給紙トレー5および連続紙18のトラクタ20とも、プリンタの前側 すなわち操作パネル側に用紙セット時の基準面をそれぞれ設けてある。手差しテ ーブル1は両側に手差しガイド3a,3bを有しているが、用紙のサイズに応じ てガイド溝26をスライドするのは向こう側の手差しガイド3bだけであり、手 前の手差しガイド3aは常に動かないようになっていて手差しテーブル1の基準 面を構成している。給紙トレー5は一般にカット紙4のサイズごとに用意され、 両側部にそれぞれのサイズに応じたトレーガイド27a,27bが設けられてい るが、この実施例では手前側のトレーガイド27aが給紙トレー5の基準面を構 成している。なお、1つの給紙トレー5にサイズの異なるカット紙4をセットす る場合にも手前側のトレーガイド27aが基準面となる。トラクタ20は左右に 設けられた一対のトラクタベルト20a,20bにより構成されるが、手前側の トラクタベルト20aはカラー36を介して固定板37により位置決めされてお り、向こう側のトラクタベルト20bが用紙サイズに応じて左右方向にスライド する。トラクタ20の基準面は、固定板37より寸法L1だけ内側に位置するト ラクタベルト20aの内側端面29上にあり、これは連続紙18をトラクタ20 にセットしたときに両側端から寸法L2だけ内側に形成された縦方向のミシン目 31の位置と対応している。そして、これら3者の基準面は、同一の垂直線32 上に設定されている。一方、手差し用紙2、カット紙4および連続紙18もそれ ぞれが各給紙部A1,A2,A3にセットする際のセット基準面を持っており、 手差し用紙1およびカット紙4は手前の側縁部33、34を、連続紙18は手前 のミシン目31をそれぞれセット基準面として構成している。そして、用紙をセ ットする際には、手差しテーブル1の手差しガイド3aに手差し用紙2の側縁部 33を合わせ、給紙トレー5のトレーガイド27aにカット紙4の側縁部34を 合わせ、またトラクタベルト20aの紙送り爪24に連続紙18の両側に形成さ れている紙送り孔30をセットしトラクタベルト20aの内側面29上にミシン 目31を合わせることにより、各給紙部A1,A2,A3の基準面と各用紙2, 4,18のセット基準面とが一致する。
【0012】 このように、上記実施例では各給紙部の一側部を基準としただけの簡易な手段 で給紙部における各用紙の基準面を合わせることができる。そして、その基準面 を印刷時の基準面とすることで、例えばセンタ合わせの基準面に比べて印刷時の 誤差が少なく、また搬送経路内で基準面を設定する場合などに比べて装置が簡単 になる。
【0013】 図3は上述した給紙部構造を装備したプリンタを示したものである。このプリ ンタは手差し用紙、カット紙及び連続紙をそれぞれ別個に給紙するための給紙部 A1,A2,A3と、各給紙部A1,A2,A3からの用紙を一定の速度で搬送 する紙送り部Bと、紙送り部Bから共通の搬送経路内に搬送された用紙に転写と 定着とを行う印刷部Cと、印刷された用紙を排出するための排紙部Dとで基本的 に構成されている。
【0014】 上記給紙部は、上述したように上下方向に配列された手差し給紙部A1、カッ ト紙給紙部A2および連続紙給紙部A3を備えている。なお、トラクタ20は上 述したように連続紙18の給紙部A3を構成すると共に、連続紙18を搬送する ための紙送り部Bも構成している。そして、トラクタ20にはその回転移動量を 検出するロータリエンコーダ38とそのパルス数を累積カウントするカウンタ3 9とが取り付けられており、トラクタ20による連続紙18の紙送り量を積算し ている。また、これらはトラクタ20の正回転のみならず、逆回転の場合にも紙 送り量をマイナス方向に積算する機能を有する。トラクタ20の後方近傍には連 続紙18の先端部を検出する先端検出センサ40が設置されている。
【0015】 印刷部Cは、用紙への画像転写工程と、この画像を定着させる定着工程とから なる。転写工程ではカット紙4の搬送ローラ16と同一の駆動モータにより回転 する感光ドラム12に対して先ず帯電部41で均一に帯電させ、次いでLEDを 一列に配列したLEDアレイからなる露光部42でホストコンピュータからの画 像情報を露光し、更に現像部43でトナー画像を形成する。露光部42での画像 書込の開始タイミングは、カット紙印刷モードの場合には上記先端検出センサ1 5からの先端検出信号に基づいて制御されている。感光ドラム12の下端近傍に は画像転写位置Pに対応して転写部44が配置されており、この転写部44での 帯電により感光ドラム12に張り付いた状態で搬送されてくる用紙に対して、感 光ドラム12上に形成されたトナー画像を画像転写位置Pで転写する。画像転写 位置Pへ用紙を導くためのガイドは、その直前位置で感光ドラム12に近接配置 されたガイド部17によってなされる。画像が転写された用紙は、転写位置とほ ぼ同一水平面上に設定された搬送ベルト46上を搬送されていくが、この搬送ベ ルト46の後部上方には輻射熱を利用したフラッシュ定着器47が配設されてい る。このフラッシュ定着器47は、用紙幅方向に配列された予備加熱用のハロゲ ンランプ48と定着用のキセノンランプ49とを反射ケースの中に隣接配置した ものであり、カット紙および連続紙それぞれの紙送りのタイミングに基づいて発 光し、輻射熱でトナーを溶解して用紙上に定着させる。また、前記搬送ベルト4 6には全面に亘って図示しない多数の小孔が設けられており、搬送ベルト46の 裏面側に配設された吸引装置50により、用紙をベルト上に吸引しながら搬送し ていく。なお、感光ドラム12の周囲には、転写後に感光ドラム12から用紙を 剥離するために交番電圧を印加して帯電状態にある用紙を除電する除電部51、 感光ドラム12への用紙の巻き付きを防止する剥離爪52および付着トナーを掻 き落とすクリーナユニット53がそれぞれ設けられている。
【0016】 搬送ベルト46のすぐ後側には、搬送ベルト46と同一の駆動モータより回転 する一対のスカッフローラ54が配設されており、定着工程を終了した用紙を両 面から挟み込んで排紙部Dに送り込む。このスカッフローラ54及び前記搬送ベ ルト46は、連続紙の印刷モード時にはトラクタ20の回転スピードより若干速 めに設定されており、連続紙に対して多少滑りを生じつつ回転することで、転写 および定着時には用紙に適当な張力を与えている。なお、スカッフローラ54の 下流側には用紙の通過検出器55とカッティング装置56とが近接して設けられ ている。
【0017】 排紙部Dは、その入口部分にカット紙と連続紙とを切り替える第1排紙ゲート 57と、カット紙の印刷面が上向き状態で排出される所謂フェースアップと印刷 面が下向き状態で排出される所謂フェースダウンとを切り替える第2排紙ゲート 58とを搬送経路の上流側と下流側とに備えており、第1排紙ゲート57を印刷 モードの切替に連動して切替え、また第2排紙ゲート58をカット紙の排紙トレ ー59の操作に連動させて切り替わるようにしている。なお、連続紙の印刷時に あっても第1排紙ゲート57をカット紙側に切替え、第2排紙ゲート58をフェ ースアップ側に切替えておくことにより、連続紙をカット紙の排出口を使ってス トレートに排出することが可能であり、連続紙を次の工程に移して処理する場合 などに有効となる。連続紙の排紙部では連続紙が排紙ホッパ60内にミシン目か ら順次折り畳まれて集積されていくが、この折り畳みがスムーズに行えるよう、 所定間隔ごとに爪を有する平ベルト61とチェーンベルト62とを備える。そし て、両者の間に連続紙を排紙していくことにより、平ベルト61の爪でチェーン ベルト62とでミシン目の山折れと谷折れとが交互に折れ曲がり易くして正規の 位置に積み重ねていく。この排紙ホッパ60は、集積された排紙量によって上下 動する構造となっているため、上記平ベルト61およびチェーンベルト62が効 果的に作用する位置に排紙ホッパ60を設定することで、排紙トラブルを有効に 防止することができる。
【0018】 図4は、上記プリンタの印刷部Cにおけるガイド部17、転写部44および搬 送ベルト46の離間機構を示したものである。ガイド部17は感光ドラム12に 近接配置された上下一対のガイド板17a,17bからなり、特に上側ガイド板 17aの後端屈曲部63と下側ガイド板17bの後端湾曲部64で適正な転写位 置に用紙を導くようにしている。このガイド部17および転写部44は、印刷部 本体70に軸71により回動可能に支持された支持部材72に固定されている他 、この支持部材72には偏心ローラ73が挿入されたガイド孔74が開設され、 さらにその近傍には下方に伸びる作動杆75の一端部が軸支されている。印刷部 本体70には、上記支持部材72の他に搬送ベルト46および搬送ベルト46と 支持部材72を連動させるための連結杆76がそれぞれ軸77、78を中心に回 転可能に支持されており、連結杆76の回動側端部には前記作動杆75の他端部 が支持されると共に、ほぼ中間部には上記搬送ベルト46との間に架け渡された 作動アーム79の一端が軸支されている。作動アーム79は上部にフック80を 有し、連結杆76との間に張り渡されたスプリング81により、常時は搬送ベル ト46のフレームに植設されたピン82に係合している。なお、この作動アーム 79には搬送ベルト46のフレームに設けられたガイド溝83に沿って移動する ガイドローラ84が回転自在に取り付けられている。
【0019】 このような構成からなる離間機構は、印刷時以外の時には用紙に対する転写お よび定着の影響を極力少なくするためのもので、カット紙および連続紙の印刷終 了時ごとに作動すると共に、連続紙を最初に所定位置へセットする時のオートセ ット時、連続紙からカット紙へ印刷モードを切替える時のペーパパーキング時及 びカッティング動作時にダウン作動するものである。ダウン作動では、先ず図示 外の駆動を受けて偏心ローラ73が回転し、ガイド孔74を下側に押して支持部 材72を時計方向に回転させてガイド部17と転写部44とを感光ドラム12か ら離間させると共に、作動杆75も一緒に押し下げることにより連結杆76を軸 78を中心に反時計方向に回転させる。この動きに伴って、作動アーム79が押 し下げられ、ピン82を係合したまま、搬送ベルト46を引き下げて通常の搬送 位置から離間させることで一連の作動を完了する。なお、紙詰まり等のトラブル が生じたときには、作動アーム79のフック80とピン82との係合を外し、ガ イドローラ84をフレームのガイド溝83に沿って移動させることにより、搬送 ベルト46を一点鎖線で示したように大きく離間させることが可能となる。
【0020】 次に、上記構成からなるプリンタを用いてカット紙4、手差し用紙2および連 続紙18を印刷する方法を説明する。先ず、カット紙4での印刷モードでは、感 光ドラム12の回転速度に対して、これと同一の駆動モータにより回転する一対 の搬送ローラ16と、搬送ベルト46とが同速度となるように制御される。そし て、給紙トレー5から1枚ずつ搬送経路に送り込んだカット紙4をレジストロー ラ13によって一定速度にレジスト修正すると共に、レジストローラ13の後方 近傍に設置した先端検出センサ15からの先端検出信号に基づいて、感光ドラム 12上へLEDアレイで構成される露光部42から画像書込を開始する。カット 紙4の搬送は、レジストローラ13から搬送ローラ16に移り、離間機構のアッ プ作動により正規の位置に戻っているガイド部17内に一定速度で送り込まれる 。そして、カット紙4の先端部が下側ガイド板17bに当たったのち該ガイド部 17に沿って移動し、上側ガイド板17aの後端屈曲部63または下側ガイド板 17bの後端湾曲部64によって感光ドラム12の画像転写位置Pに強制的に導 かれる。そして、転写部44も上記ガイド部17と同時に画像転写位置Pに設定 され、転写部44での帯電により感光ドラム12上に形成されたトナー画像がカ ット紙4上に転写されると共に、転写直後には除電部51で除電され、更に剥離 爪52の先端が所定時間だけ感光ドラム12に当接することで感光ドラム12へ の巻き込みが防止される。搬送ローラ16から外れたカット紙4は、搬送ベルト 46上において下方からの吸引力により上記と同一速度で搬送され、定着工程を 通ったのち排紙部Dに送り込まれる。
【0021】 手差し用紙2の印刷では手差しテーブル1を開くことで印刷モードが切り替わ り、送出ローラ8がカット紙の給紙トレー5から離間する。スタートキーを押す ことにより用紙が給紙経路10に送り込まれ、その後はカット紙の給紙経路7を 通ってカット紙の搬送経路11に入り、上述したカット紙4と同様の手段で印刷 される。なお、離間機構は、手差し用紙2の場合には一枚印刷が終了するごとに ダウンするが、間隔を置かずに送り込むとカット紙4の場合と同様、印刷枚数が 終了するまでアップ状態を保持する。
【0022】 一方、連続紙18を印刷する場合には、ホストコンピュータから画像情報と一 緒に連続紙の選択信号がプリンタに入力されて連続紙印刷モードとなる。そして 、感光ドラム12の回転速度に対してトラクタ20の紙送りスピードが同一速度 に、また搬送ベルト46及びスカッフローラ54の速度がこれらより若干速くな るように制御される。連続紙印刷モードの場合には、連続紙18が既に印刷可能 な位置にセットされていればそのまま印刷が開始されるが、セットされていない 場合にはオートセット動作により自動的に連続紙18の横方向のミシン目が所定 位置まで送り込まれてから印刷が開始される。このオートセット動作では、離間 機構のダウン位置が保持された状態で、トラクタ20の紙送り作用により連続紙 18が搬送経路内に送り込まれる。そして、トラクタ20の近傍に設けた先端検 出センサ40で連続紙8の先端が検出され、その後の移動量がトラクタ20に接 続したロータリエンコーダ38とカウンタ39とによって積算される。連続紙1 8の先端部はガイド部17の上側ガイド板17aに突き当たって進行方向を規制 され、感光ドラム12への巻き込みが防止される。また、図4に示すように、連 続紙18の先端部が感光ドラム12を通過する際、上記剥離爪52が感光ドラム 12に当接して、同様に巻き込みが防止される。連続紙18は更に送り込まれ先 端部が搬送ベルト46を経てスカッフローラ54に挟持された直後で通過検出器 55により検出されると、その検出信号に基づいてトラクタ20による連続紙1 8の送り込み量が演算され、連続紙18のミシン目が画像転写位置Pに合った時 点でトラクタ20が停止される。なお、オートセット動作時のミシン目の位置合 わせでは、図5に示したように、離間機構がダウン作動しているために、連続紙 18は印刷時の正規位置18aに比べてやや引っ張られた状態のオートセット位 置18bにある。それ故、オートセット動作時には補正値を見込んでミシン目を 正規の画像転写位置P1に対してΔlだけ後方にずらせた画像転写位置P2に位 置合わせしておき、印刷時に離間機構がアップ作動したときに、連続紙18のミ シン目が正規の画像転写位置P1に一致するように制御している。このようにし て、一連のオートセットが完了した後に、ホストコンピュータからの画像情報が 感光ドラム13に書き込まれると、その画像書込の開始信号をタイミング信号と してトラクタ20による連続紙18の搬送が開始され、また離間機構がアップ作 動して画像転写位置Pでの画像の転写が行われる。なお、オートセット動作が行 われる場合としては、連続紙18が所謂ペーパパーキングをしているとき又は用 紙切れなどでトラクタ20に連続紙18がセットされていない場合である。上述 したように、ホストコンピュータから画像情報と一緒に連続紙モードの識別信号 がプリンタに入力されるタイプでは、ペーパパーキングしているときにはオート セット動作と印刷が自動的に行われるが、用紙切れのときにはエラー信号が出る ため、上述したように、先ずオペレータが連続紙18の両側に沿って連続的に設 けられている紙送り孔30をトラクタ20の紙送り爪24に嵌め入れ、連続紙1 8の先端部分をトラクタ20の任意の位置にセットすると基準面が合わされ、後 の一連の動作は上述と同様自動的に行われる。一方、ホストコンピュータからは 画像情報信号のみで、用紙選択のスイッチをプリンタ側が備えるタイプの場合は 、オペレータによるプリンタからの入力で上述のオートセット動作と印刷が自動 的に行われる。
【0023】 連続紙18は、画像転写位置Pで画像の転写が行われた直後に除電部51で除 電される。そして更に、搬送ベルト46上において下方からの吸引力により搬送 されるが、この搬送ベルト46はトラクタ20より高速で駆動されるため、連続 紙18との間に滑りを生じさせつつ搬送する。そのため、連続紙18には張力が 付与されることとなり、転写工程および定着工程での印刷むらなどが防止される ことになる。なお、搬送ベルト46の後方に設置されているスカッフローラ54 も同様の滑り搬送手段を構成している。定着工程を終了した連続紙18は排紙部 Dに送り込まれるが、カッティング工程を選択した時にはカッティング装置56 が作動して連続紙18が切り離される。カッティング工程の選択は、連続紙印刷 モードにおいて出力情報を手元で管理する場合や用紙サイズの異なる連続紙をセ ットする場合、あるいは連続紙印刷モードからカット紙印刷モードに切り替える 場合などである。
【0024】 ところで、上述のプリンタは、連続紙印刷モードからカット紙印刷モードおよ び手差し印刷モードに切り替えた時には連続紙18がカット紙4及び手差し用紙 2の搬送を妨げない位置まで逆走して待機する所謂ペーパパーキング機能を有す るが、そのときにも連続紙18はカッティングされる。即ち、この時には先ず離 間機構が作動してガイド部17、転写部44及び搬送ベルト46が下降し、続い てトラクタ20が正回転して連続紙18が搬送され、画像転写位置Pにあったミ シン目がカッティング位置に到達して押し切られる。次いで、トラクタ20が逆 回転して搬送経路内に残っている連続紙18の先端部が先端検出センサ40の位 置するところまで戻してからトラクタ20の回転を停止し、その位置で連続紙1 8を待機させてペーパパーキング状態を保つ。なお、この待機位置はカット紙4 及び手差し用紙2の搬送を妨げない位置であれば、必ずしも上述の位置には限定 されず、例えばガイド部17内に設けられた合流点Qの近傍であってもよい。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るプリンタの給紙部構造によれば、手差し給 紙部、カット紙給紙部および連続紙給紙部をこの順序で上から配列したので、オ ペレータがカット紙および連続紙を給紙する際の作業性が良く、また手差しで行 う場合の操作性にも優れている。また、この考案では各給紙部の一側部を基準と しただけの簡易な手段で給紙部における各用紙の基準面を合わせることができる ので、その基準面を印刷時の基準面とすることで、例えばセンタ合わせの基準面 に比べて印刷時の誤差が少なく、更に搬送経路内で基準面を設定する場合などに 比べて装置が簡単になるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプリンタの給紙部構造を示す説明
図である。
【図2】給紙部での基準面の合わせ方を示す説明図であ
る。
【図3】本考案に係る給紙部構造を装備した電子写真方
式のプリンタを示す全体図である。
【図4】プリンタにおける印刷部の離間機構を示す説明
図である。
【図5】オートセット時において連続紙のミシン目を画
像転写位置に合わせるときの補正手段を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
A1 手差し給紙部 A2 カット紙給紙部 A3 連続紙給紙部 P 画像転写位置 2 手差し用紙 3a 手差しガイド(手差し給紙部の基準面) 4 カット紙 8 送出ローラ 9 分離ローラ 12 感光ドラム(感光体) 13 レジストローラ 16 搬送ローラ 18 連続紙 20 トラクタ 27a トレーガイド(カット紙給紙部の基準面) 29 トラクタベルトの内側面(連続紙給紙部の基準
面) 31 連続紙のミシン目(セット基準面) 33 手差し用紙の側縁部(セット基準面) 34 カット紙の側縁部(セット基準面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 11/00 K 7111−3F G03G 15/00 109 7369−2H (72)考案者 中沢 栄治 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニ スカ株式会社内 (72)考案者 杉原 幸一 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニ スカ株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カット紙および連続紙の各独立した給紙
    部と、これら給紙部にセットされたカット紙および連続
    紙を感光体の画像転写位置に搬送する搬送手段とを備え
    たプリンタにおいて、上記カット紙給紙部の上方に手差
    し給紙部を設け、これら独立した3つの給紙部を手差し
    給紙部、カット紙給紙部、連続紙給紙部の順で上下方向
    に配列したことを特徴とするプリンタの給紙部構造。
  2. 【請求項2】 カット紙および連続紙の各独立した給紙
    部と、これら給紙部にセットされたカット紙および連続
    紙を感光体の画像転写位置に搬送する搬送手段とを備え
    たプリンタにおいて、上記カット紙給紙部の上方に手差
    し給紙部を設け、これら独立した3つの給紙部を手差し
    給紙部、カット紙給紙部、連続紙給紙部の順で上下方向
    に配列すると共に、各給紙部の一側部に紙セット時の基
    準面をそれぞれ設け、且つこれら基準面を同一線上に設
    定して、手差し紙、カット紙及び連続紙のセット基準面
    を合わせたことを特徴とするプリンタの給紙部構造。
  3. 【請求項3】 上記手差し給紙部は、カット紙給紙部の
    搬送手段を共用することを特徴とする請求項1又は2い
    ずれか記載のプリンタの給紙部構造。
JP3118091U 1991-04-06 1991-04-06 プリンタの給紙部構造 Pending JPH04117762U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5010641A (ja) * 1973-05-25 1975-02-03
JPS62225377A (ja) * 1986-03-04 1987-10-03 マンネスマン・アクチエンゲゼルシヤフト 印刷機、殊にマトリツクスプリンタに紙を搬送する装置
JPS6366045A (ja) * 1986-09-05 1988-03-24 Canon Inc シ−ト材給送ユニツト

Patent Citations (3)

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