JPH04118095A - アクリル酸製造プラント廃水の処理方法 - Google Patents

アクリル酸製造プラント廃水の処理方法

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JPH04118095A
JPH04118095A JP2336105A JP33610590A JPH04118095A JP H04118095 A JPH04118095 A JP H04118095A JP 2336105 A JP2336105 A JP 2336105A JP 33610590 A JP33610590 A JP 33610590A JP H04118095 A JPH04118095 A JP H04118095A
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wastewater
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water
reactor
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徹 石井
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邦夫 佐野
Akira Inoue
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアクリル酸製造プラント廃水を固体触媒の存在
下に湿式酸化して浄化処理する方法に関する。詳しく述
べると、本発明は酢酸およびアルデヒド類を含有するプ
ロピレンおよび/またはアクロレインの気相接触酸化に
よるアクリル酸製造プラント廃水を固体触媒の存在下に
おいて、該廃水中のこれら有機性物質を分子状酸素を含
有するガスの供給下に湿式酸化することにより、これら
有機物質の大部分を無害な炭酸ガス、水などに変換せし
め、もって、この廃水を浄化する方法に関する。また、
上記の廃水浄化プロセスを組込んだアクリル酸の製造方
法に関する。
(従来の技術) 一般にアクリル酸製造プラント廃水の処理方法には、活
性汚泥法と直接燃焼法が知られている。
周知のとおり、活性汚泥法は有機物の分解に長時間を要
し、しかも藻類、バクテリアの生成に適した濃度に廃水
を希釈することが必要であるために、活性汚泥処理施設
の配置面積が広大になる欠点がある。特に、アクリル酸
製造プラント廃水を活性汚泥法を用いて処理する場合、
該廃水中には生物毒であるホルムアルデヒド、アセトア
ルデヒド等のアルデヒド類が含まれているため廃水の高
倍率の希釈が必要となり、さらに活性汚泥の処理効率も
不安定となるため廃水処理コストが高いとともに、処理
も難しいという問題を有している。また、“該廃水中に
含有される酢酸は生分解効率が悪い物質とされているが
、環境規制上、高度に分解処理される必要があるが、上
記のとおり活性汚泥法には問題点を有している。
一方、直接燃焼法をアクリル酸製造プラント廃水に適用
する場合には該廃水中の有機物濃度が低いために大量の
助燃料を必要とし、処理コストが高くなる。また、この
廃水は低沸点有機物が主成分であるため前処理としての
濃縮も難しい。
(発明が解決しようとする課題) したがって、本発明の目的は、6’を酸およびアルデヒ
ド類を8白゛するアクリル酸製造プラント廃水水を効率
よく長期にわたって処理する方法を提供することにある
本発明の他の目的は処理した後の被処理水をアクリル酸
製造プラント用水として再利用できる利点を白″する廃
水の処理方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、アクリル酸の新規な製造方
法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) これらの諸口的は、酢酸およびアルデヒド類を含有する
アクリル酸製造プラント廃水を、固体触媒を充填した湿
式酸化反応器を用いて370 ’C以下の温度かつ該廃
水が液相を保持する圧力下に、該廃水中のh゛機外性物
質分子状酸素を含有するガスの供給下に湿式酸化するこ
とによるアクリル酸製造プラント廃水の浄化方法による
達成される。
これらの諸口的は、プロピレンおよび/またはアクロレ
インを自白゛する原料ガスを気相接触酸化し、得られる
酸化生成ガスを水と接触させて吸収させ、得られる水溶
液からアクリル酸を分離した後の酢酸およびアルデヒド
類を含有する廃水を、固体触媒を充填した湿式酸化反応
器を用いて370℃以下の温度かつ該廃水が液相を保持
する圧力下に、該廃水中の有機性物質を分子状酸素を含
有するガスの供給下に湿式酸化することにより浄化し、
かつこのようにして浄化された廃水を酸化生成ガスの吸
収工程に循環させて該酸化生成ガスを吸収させることよ
りなるアクリル酸の製造方法によっても達成される。
(作用) 本発明によれば、アクリル酸製造プラント廃水を固体触
媒を用いて湿式酸化処理することで酢酸およびアルデヒ
ド類等の有機物質の大部分を無害な炭酸ガス、水などに
変換できるため有害廃棄物等の発生しないアクリル酸製
造プラントの完成を実現することが可能となった。
湿式酸化法としては、従来より無触媒のチンマーマン法
が知られている。また、反応速度を速めるため各種酸化
触媒を使用する方法も種々提案されている。しかしなが
ら、酢酸およびアルデヒド類を含有するアクリル酸製造
プラント廃水を対象にした湿式酸化法による処理方法に
は採用されるに至っていない。
本発明で処理対象とするアクリル酸製造プラント廃水は
酢酸およびホルムアルデヒドを含有するもので、特に限
定されるものではないが、例えば通常下記のような組成
を持つものである。
酢酸         0.04〜20市量%アクリル
酸      0.02〜3重量%ホルムアルデヒド 
  0.04〜4重量%その他有機物質    0〜2
重量% 水          残部 アクリル酸製造プラント廃水のうち、特に酢酸の分解に
関しては、従来の湿式酸化法では、処理効率が低く二次
処理および三次処理を実施する必要があったのに対し、
本発明による触媒を用いた湿式酸化法を採用することで
効率よく処理することができ、更に装置もコンパクト化
され処理費用の削減が可能となることが判明した。
分子状酸素を含有するガスの供給は触媒層における実ガ
ス線速が0.6〜20cm/seeの範囲内、より好ま
しくは1〜12cm/seeの範囲内で行なうことが好
ましい。実ガス線速とは触媒層における温度および圧力
下でのガス流量を触媒層断面積(鉛直軸と直交する面)
にて除したものである。
実ガス線速をこの範囲内にすることにより、ガスによる
触媒層内の気液の撹拌がよくなり、酸素の液相への溶解
を速めるとともに二酸化炭素の液相からの脱離も速め、
反応性の乏しい酢酸の分解効率を大きく向上させること
ができる。また、触媒層における圧力損失の増加も防げ
る 特に、アクリル酸製造プラント廃水が酢酸0゜04〜2
0重量%及びアルデヒド類0.02〜4重量%を自白゛
する廃水である場合、本発明の方法は反応の制御も容易
に行え、かつ湿式酸化の効率もよく行え、好適に用いら
れる。
さらに、触媒層の入口側から30%の位置において、ア
クリル酸製造プラント廃水中のアルデヒド類の50〜1
00%が酸化されるように、反応温度、圧力、液の空間
速度(LH8V)などの条件を適宜設定することにより
、触媒層出口での酸化されにくい酢酸の除去効率を高め
ることができる。これはアルデヒド類の酸化発熱により
液が充分に昇温されて酢酸の酸化反応が促進される。ま
た、触媒活性点上でアルデヒド類の酸化が競争的に起こ
るが、アルデヒド類が減少することにより、酢酸の酸化
が促進されるためである。
本発明において、使用する触媒としてはチタンを含有す
る酸化物を担体とすることが好ましい。
詳しく述べると、チタニア、チタニア−シリカ、チタニ
ア−ジルコニア等の担体に、マンガン、鉄、コバルト、
ニッケル、タングステン、銅、セリウム、銀、金、白金
、パラジウム、ロジウム、ルテニウムおよびイリジウム
等触媒活性成分元素の金属またはその水に不活性または
難溶性の化合物(例えば、酸化物、塩化物、硫化物等)
を担持したものが用いられる。
触媒組成としては、担体75〜99.95重量%、好ま
しくは85〜99.9重量%であり、前記触媒活性成分
元素の金属またはその化合物25〜0.05重量%、好
ましくは15〜0.1重量%の範囲である。好ましくは
、触媒活性成分元素のうち、マンガン、鉄、コバルト、
ニッケル、タングステン、銅、セリウムおよび銀につい
ては、化合物として0〜15重回%であり、白金、パラ
ジウム、ロジウム、ルテニウムおよびイリジウムの使用
量は金属として0〜5重世%、特に0〜3重量%(ただ
し、両者の合計量は0.1〜15重鰍%である)。この
中でも、白金、パラジウム、ロジウムおよびルテニウム
よりなる群から選ばれた少なくとも1種の金属を0.1
〜5重量%、特に0.1〜3重量%相持した触媒がより
好ましい。
さらに、好ましくはチタニア−ジルコニア担体に1−2
白金族金属が担持されてなる触媒である。特に、この触
媒においてチタニア20〜90モル%およびジルコニア
80〜10%からなる二元系複合酸化物を用いた場合に
は活性および耐熱水性・耐酸性・耐久性に優れているの
で、アルデヒド類および酢酸を含有するアクリル酸製造
プラント廃水の処理用として優れている。
また、形状としてはペレット状、球状、ノ\ニカム状、
リング状等いずれも採用することができる。
本発明において用いられる反応器としては、断熱系の単
管円筒型反応器、熱交換機能を有する反応器等、種々の
形式のものが用いられるが、熱交換機能を有する反応器
を用いる方がより好ましい。
従来の湿式酸化法では、熱交換機能を有しない単管円筒
型反応器がよく用いられており、この形式の反応器を用
いると廃水の分解に伴なって発生する反応熱の除熱を考
慮していないために高濃度の廃水を処理することは出来
ない。本発明で対象とするアクリル酸製造プラント廃水
も、操業条件等の変更に伴ない発生する廃水の濃度も0
.1〜20%と広範囲にわたって変化しており、実際に
高濃度の廃水が供給されると発熱量が大きくなり、反応
塔内で液温が著しく上昇し、水がすべて気相へ移行して
反応できなくなる。この場合、廃水を希釈することによ
って発熱量を制御しなければならないが、これはは処理
水量の増加をまね(原因となり好ましくない。
そこで、反応熱の除去が充分に行なわれるような構造を
持つ反応器として熱交換器型反応器を使用することによ
り優れた効果が得られる。
この熱交換型反応器を用いることで高濃度のアクリル酸
製造プラント廃水も除熱が充分に行なわれるため、過剰
な圧力をかけることなく簡単に処理できるようになる。
また、低濃度の廃水で発熱量が小さい場合でも、発熱に
よる液温の上昇を考慮して反応圧を過剰に高める必要が
あったのが不要になる。また、アクリル酸製造プラント
廃水の温度、廃水量に応じて冷却用熱交換器内の伝熱媒
体量を2J節等によって除熱量を増減し、きめ細かく制
御できる。
さらに、反応器内で回収した反応熱を伝熱媒体を経て上
記発生ボイラを用いてスチームとして回収したり、廃水
の予熱等に有効に熱回収することも可能となり、装置の
運転費、設備費等で大幅に経費を削減することができる
この熱交換型反応器の中でも多管円筒式熱交換器型反応
器が好ましい。この形式では、反応器の型式を単純化で
き、設計およびメンテナンスを容易にするとともに、廃
水を内管内のみを通すことにより高腐食性材料の使用部
分を減らすことができ、反応器のコストを削減すること
ができる(第1図参照)。
さらに、本発明方法においては、各反応管(内管)の下
部に各々ガス供給ノズルを備えたガス供給装置を有する
多管円筒式熱交換器型反応器を用い、各ガス供給ノズル
の圧力損失が0.05kg/c1以上、特に0. 1〜
1 kg/cIilであることが望ましい。ここに、各
ガス供給ノズルの圧力損失とは、各ノズルへのガス供給
分岐よりノズル出口までのガス流通下で生じる差圧のこ
とである。
分子状酸素含有ガスとしては、空気、純酸素、酸素富化
空気等がある。
本発明によれば多管式熱交換器型反応器は、各反応管の
下部に各々ガス供給ノズルを設けることにより、分子状
酸素含有ガスを等量ずつ各反応管に供給することができ
る。また、これにより廃水も各ガス供給ノズルから発生
するガスと同伴して各反応管に等■ずつ供給することが
可能となるのである。ガス供給ノズルより各反応管に等
量ずつガスを供給するためには各ノズルの圧力損失は、
0.05kg/cJ以上、好ましくは0.05〜2kg
/crR1より好ましくは0. 1〜1 kg/cJで
ある。
これは0 、 05 kg/cJ未満の圧力損失では、
各ノズルより供給されるガス流量に差異ができ大きな偏
流が生じることになり、その結果等量ずつ各反応管にガ
スを供給することが困難となるためである。
さらに、本発明におけるガス供給装置の複数のノズル間
の圧力損失の差異は、40%以内、好ましくは25%以
内である。このノズル間の圧力損失は差異が40%を越
えれば等量ずつ各反応管にガスを供給することが難しく
なり、それに伴い廃水も等量ずつ同伴されず、その結果
、ガスおよび廃水、ともに偏流がおこりやすくなり処理
効率の低下をまねくことになる。
本発明のガス供給装置のノズルの形式は差圧がつく構造
のものであればよく、またガス供給装置のノズルへの気
体の供給は、放射状の配管、リング状の配管、小型の空
気溜りドラムなどのいずれを用いてもよい(第3図参照
)。
本発明においては、1段目を多管円筒式熱交換器型反応
器を用い、かつ2段目を単管円筒式反応器を用いて湿式
酸化を行なうことによりさらに優れた効果が得られる。
これは、本発明の湿式酸化反応は、大部分の反応が反応
器入口部分に近いところで起っており、反応熱の発生も
この部分に集中していることが我々により見出されたた
めである。すなわち、反応熱の除熱に必要な部分だけに
熱交換機能を有する反応器を用いて除熱を行ない、つい
で該熱交換器型反応器から排出した残りの発熱量の小さ
い廃水を、2段目の熱交換機能を有しない単管円筒式反
応器に導入させることにより残りの反応を断熱的に進行
させようとしたものである。このような構成にすること
により多管円筒式熱交換器型反応器を小型化できるので
、装置のコスト、設備費等を低減することができるので
ある(第2図参照)。
つぎに図面を参照しながら、本発明の実施態様を説明す
る。
第1図は、本発明によるアクリル酸製造プラント廃水の
処理を行なうための装置の一実施態様を示す概略図であ
る。まず、アクリル酸製造プラントよりライン13によ
り送られてくる廃水は廃水供給ポンプ7により熱交換器
5に送られて予熱されたのち、反応器1へ供給される。
この反応器1は複数本の内管を胴体12内に内蔵してな
り、また反応管の下部には、必要により分散板(図示せ
ず)が設けられている。一方、ライン14から供給され
る分子状酸素含有ガスは、コンプレッサー6で昇圧され
たのち、ライン19を経て反応器l内の反応管11へ供
給される。あるいは、昇圧した分子状酸素含有ガスは、
ライン20を経て廃水とともに熱交換器5に供給しても
よく、あるいは昇圧した分子状酸素含有ガスの一部をラ
イン19を経てかつ残りをライン20を経て反応器11
に供給してもよい。
該反応器1内の内管(反応管)11の外側に、循環ポン
プ3によりライン15を経て伝熱媒体を供給して反応中
に発生する反応熱の除去を行ない、ついでライン16よ
り排出させ、熱交換器4においてライン17から供給さ
れる冷却水により伝熱媒体の冷却と反応熱の回収を行な
う。反応器lで処理された廃水はライン18より排出さ
れ、熱交換器5で冷却されたのち、気液分離器8へ供給
され、ここで無害なガスと水とに分離される。この気液
分離器8においては、液面コントローラLCにより液面
を検出して液面制御弁9を作動させて一定の液面を保持
するとともに、圧力コントローラPCにより圧力を検出
して圧力制御弁1oを作動させて一定の圧力を保持する
ように操作されている。また、液面制御弁9を通してラ
イン21から抜き出した被処理水をアクリル酸製造プラ
ントのアクリル酸吸収塔におけるアクリル酸吸収用水と
して使用することもできる。
第2図は、本発明の他の実施態様を示す概略図であり、
1段口に多管円筒式熱交換器型反応器を用いかつ2段口
に単管円筒式反応器を用いたものである。第1の熱交換
器型反応器21aは、第1図の場合と同様であり、また
第2の単管円筒式反応器21bは、管内に固体触媒が充
填され、単管円筒の外側は断熱材42で覆われている。
まず、ライン33より送られてくるアクリル酸製造プラ
ント廃水を、廃水供給ポンプ27により熱交換器25で
予熱したのち、第1の反応器21aに供給する。一方、
ライン34から供給される分子状酸素含Gガスは、コン
プレッサ26で昇圧されたのち、ライン40を経て第1
の反応器21aの反応管31内に供給される。あるいは
昇圧した分子状酸素倉有ガスはライン39を経て廃水と
ともに熱交換器25に供給してもよく、あるいは昇圧し
た分子状酸素i’3 fE’ガスの一部をライン39を
経てかつ残りをライン40を経て第1の反応器21aに
供給してもよい。
該第1の反応器21a内管(反応管)31の外側に循環
ポンプ23よりライン35から伝熱媒体を供給して反応
中に発生する反応熱の除去を行ない、ついでライン36
より排出させ、熱交換器44においてライン37から供
給される冷却水により伝熱媒体の冷却と反応熱の回収を
行なう。第1の反応器21aで処理された廃水は、つい
で第2の反応器21bへ供給されて処理されたのち、廃
水ライン38より排出され、熱交換器25で冷却された
のち、気液分離器28へ供給され、ここで無害なガスと
水とに分離される。この気液分離器28においては、液
面コントローラLCにより液面を検出して液面制御弁2
9を作動させて一定の液面を保持するとともに、圧力コ
ントローラPCにより圧力を検出して圧力制御弁30を
作動させて一定の圧力を保持するように操作されている
また、液面制御弁29を通してライン41から抜き出し
た被処理水をアクリル酸製造プラントのアクリル酸吸収
塔におけるアクリル酸吸収用水として使用することもで
きる。
w、3図は、本発明で使用される多管円筒式熱交換器4
9の一実施態様を示す該略図である。すなわち、多管円
筒式熱交換器49の各反応管51内に固体触媒が充填さ
れ、この反応器49にライン53よりアクリル酸製造プ
ラント廃水が供給される。一方、ライン59より分子状
酸素含有ガスが各ノズル60を通じて供給される。この
反応器49の反応¥151の外側には、循環ポンプ48
により伝熱媒体が供給され、反応器の冷却に供されたの
ち、ライン55からより排出され、熱交換器54におい
てライン57から供給される冷却水により熱回収が行な
われる。
第4図は、本発明のさらに他の実施態様を示す概略図で
ある。すなわち、第1図の装置において、多管円筒式熱
交換器型反応器の代りに、単管円筒型反応器61を使用
し、かつ反応熱回収装置を省略した以外は第1図の装置
と同様である。なお、第4図において、第1図の各部ヰ
」の符号に60をプラスした符す゛の部祠は、同一部月
を表わす。
第5図は、湿式酸化廃水処理工程を組込んだアクリル酸
の製造り法の概略を示すフローシートである。すなわち
、プロピレンおよび/またはアクロレインを分子状酸素
a h−ガスにより接触気相酸化して得られる反応生成
ガスはライン91よりアクリル酸捕集装置101へ導入
される。この捕集装置101において、該ガスは急冷さ
れて濃縮され、大半のアクリル酸および酢酸がここで水
溶液となる。また、未凝縮部分は、捕集装置101の−
L部においてライン92より供給される重合禁止剤を含
んだ冷却吸収水によって吸収捕集され、捕集装置101
の下部よりライン93によりアクリル酸水溶液として取
出される。捕集装置101の頂部からは、ライン94に
より廃ガスが排出される。
ライン93より取出されたアクリル酸水溶液は、共沸脱
水塔102へ供給される。共沸脱水塔102においては
、塔頂からライン95により共沸剤が供給され、塔頂か
らライン96により留出する蒸気組成がほぼ水共沸剤の
共沸組成となるようにコントロールされている。一方、
塔底からは水および共沸剤を含まないアクリル酸、酢酸
およびその他高沸点物質がライン97を経て取出され、
図示しないアクリル酸精留工程を経て製品化される。
共沸脱水塔102の塔頂より留出した液は、分離槽]0
4において、共沸剤相と水層とに分離し、水相はライン
98により共沸剤回収塔103へ送られ、ここで塔頂よ
り共沸剤と水の一部とを留出し、ライン99を留出し、
ライン99を経て分離槽104で回収される。
一方、共沸剤を含まないアルデヒド類および酢酸を含打
する液は、共沸剤回収塔103の塔底よりライン100
を経て取出され、この液の一部は、必要によりライン1
05を経てアクリル酸捕集装置101へ循環され、吸収
水として再利用され、残りはライン13を経て廃水の湿
式酸化工程へ送られる。なお、符号106は重合禁止剤
の供給ラインである。
湿式酸化工程は、第1図に示す工程と同一である。また
、同様に第2〜4図に示す工程を、第1図に示す工程の
代りに組込むこともできる。該工程で処理された廃水は
ライン107を経てアクリル酸捕集装置101へ循環さ
れ、吸収水として利用される。
このライン100より排出される廃水を固体触媒を用い
て湿式酸化することにより、廃水中の有機成分は除去浄
化される。このように、共沸剤回収塔103の廃水処理
を湿式酸化により浄化することによりアクリル酸の製造
方法として廃水処理まで念めたクローズドかつ一体的方
法が可能になる。また、運転負荷変動により変化する廃
水量および組成に対応した廃水処理ができるため、製造
方法として運転および条件の変更が容易となる。
また、このように湿式酸化により浄化された処理液中に
は、アクリル酸の吸収に悪影響をI−yえる物質を含ん
でいないので、アクリル酸捕集装置101で吸収水とし
て再利用することが可能である。
これにより用水量を大幅に削減でき、アクリル酸の製造
コストを低減できる。
つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する
実施例1 第1図で表される処理装置にて、アクリル酸製造プラン
I・廃水の処理を行なった。反応器1は、内径50開、
長さ10mの反応管(内管)11を20本胴体に内蔵し
てなり、該反応管11内に平均径5mm、長さ6III
II+のペレット触媒(PtO,5重量%をチタン−ジ
ルコニウム複合酸化物担体に担持したもの)を触媒局長
8mになるように充填した。また、反応管の下に空気分
散板(図示せず)を設けた。
ライン13から送られてきたアクリル酸製造プラント廃
水(組成を表1に示した)をライン14から供給される
空気とともに反応管1本当りの廃水通過量6CIQ/h
rおよび空気量960ONN/hr (従って、反応器
全体では廃水ff11. 2m3/hrおよび空気ff
1192Nm3/hrであり、実ガス線速は3.4cm
/seeである)で反応器1に通じ、反応温度250℃
、反応圧カフ5kg/c♂Gで湿式酸化した。ライン2
1から抜き出した被処理水の組成及び処理効率を表1に
示した。
表  1 アクリル酸プラント1水 (重量%) 酢   酸      2.1 アクリル酸    0.4 ホルムアルデヒド          1.5その他の
Nl物賃          o、i水       
   95.I ND:検出されず 処理水 (ppm) O ND ND ND 処理効率 (%) 99.9 実施例2 実施例1において、第4図に示すように反応器の型式を
、熱交換機能のない断熱系の単管円筒型反応器(内径2
20闘、高さ10rn、ただし、触媒層高は8m)とし
、廃水量を0.9m3/hr、空気量を112Nm3/
hr  (ライン79経由)、実ガス線速2. 1cm
/secとした以外は同様にして処理した結果は、表2
のとおりであった。
実施例3 実施例2において、空気量を216Nm3/hr(ライ
ン80を経由)、実ガス線速4 、 0 cm/sec
とする以外は、同様にして処理した結果は、表2のとお
りであった。
実施例4〜6 実施例1において触媒を変え、アクリル酸製造プラント
廃水を処理した。このときの触媒組成および結果を表3
に示す。
表3 実施例4  実施例5  実施例6 触媒組成 Rh(0,6!it%)  Ru(1,5!
i!%)  I)d(2,5ii%)−TZ     
−TZ     −Tf 02処相率(%) 61酸    99.6   9g、1   94.5
アクリル酸        100         
100          100ホルムアルデヒド 
   100         100       
   100そのaのNIII     100   
       99           98TZ:
チタンおよびジルコニウムの複合酸化物担体(T i 
02 /Z r 02 =60/40重量%)Ti02
:チタニア担体 実施例7 実施例2において、反応器を内径500mm、高さ3 
m s触媒層高1.55mとし、実ガス線速0゜4cm
/seeとした以外は同様にして処理したところ、酢酸
の処理効率は95.8%であった。
実施例8 実施例3において、反応器を内径8011II11、高
さ12m、触媒層高10mのものを6本直列に用い、実
ガス線速30 cm / seeとした以外は同様にし
て処理したところ、酢酸の処理効率は98.2%であっ
た。ただし、触媒層における圧力損失は11kg / 
cLllとなり著しく増加した。
実施例9 実施例2において触媒層の人口から30%の位置におい
て液をサンプリングし、処理効率を求めたところ、酢酸
が79%、アクリル酸が92%、ホルムアルデヒドが1
00%、かつその他の有機物質が89%であった。
(発明の効果) 本発明ではアクリル酸製造プラント廃水が高度に酸化処
理されているので、該被処理水をブラント用水として再
利用することが可能となる。プ。
ピレンの接触気相の酸化によるアクリル酸製造プラント
構造上大きく酸化系、精製系の2つに分けられるが、装
置の随所にわたり水を使用している。
なかでも、アクリル酸吸収塔、蒸留塔においては多量の
水を使用しており湿式酸化した後の被処理水を再循環使
用することでユーティリティー面で大幅な削減につなが
り、アクリル酸製造コストも更に安価になる。
本発明のアクリル酸製造プラント廃水を湿式酸化した後
の被処理水は、高処理量運転においては、酢酸を微m含
む特徴があるが、本発明者はこれがアクリル酸製造プラ
ントに影響なく利用できることより、アクリル酸製造プ
ラントのクローズド化を可能とする廃水処理法であるこ
とを見い出した。
この組み合わせにより、廃水排出のないアクリル酸製造
プラントを可能とすることができる。
従来、アクリル酸製造プラント廃水は、活性汚泥処理を
行なうには、有機物質濃度が高すぎて高倍率の希釈が必
要であり、一方、燃焼処理をするにはa機物質濃度が低
すぎるため、補助燃料を多量に必要とするという問題点
があった。これに対し、本発明による湿式酸化は、廃水
を直接効率よく処理できるので、アクリル酸製造プラン
ト廃水の処理には極めて適した方法である。
また、アクリル酸捕集装置の吸収水中の酢酸濃度が高ま
ると、原料系へ戻している未反応オレフィン等の原料ガ
ス含G廃ガス中の酢酸濃度が高まり、アクリル酸製造触
媒へ悪影響を与える。これに対し、本発明による湿式酸
化処理においては、処理後の水には酢酸がほとんどSま
れないので、循環して吸収水として利用することにより
アクリル酸の製造効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明によるアクリル酸製造プラント廃水
の処理方法の概略を示すフローシートであり、また、第
5図は本発明によるアクリル酸の製造方法の概略を示す
フローシートである。 1.21a、21b、49.61−=反応器、13.3
3,53.73・・・廃水供給ライン、14.19,2
0.24.34.39,40,59.74,79.80
・・・空気供給ライン、 101・・・アクリル酸捕集装置、 102・・・共沸脱水塔、103・・・共沸剤回収塔。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酢酸およびアルデヒド類を含有するアクリル酸製
    造プラント廃水を、固体触媒を充填した湿式酸化反応器
    を用いて370℃以下の温度かつ該廃液が液相を保持す
    る圧力下に、該廃液中の有機性物質を分子状酸素を含有
    するガスの供給下に湿式酸化することを特徴とするアク
    リル酸製造プラント廃水の処理方法。
  2. (2)固体触媒がチタンを含有する酸化物を担体成分と
    する触媒である請求項1に記載のアクリル酸製造プラン
    ト廃水の処理方法。
  3. (3)固体触媒はチタンを含有する酸化物を成分とする
    担体に、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、タングス
    テン、銅、セリウムおよび銀よりなる群から選ばれた少
    なくとも1種の金属の化合物または白金、パラジウム、
    ロジウム、ルテニウムおよびイリジウムよりなる群から
    選ばれた少なくとも1種の金属よりなる触媒活性成分を
    、該担体75〜99.95重量%に対して触媒活性成分
    25〜0.05重量%の割合で担持してなるものである
    請求項2に記載のアクリル酸製造プラント廃水の処理方
    法。
  4. (4)固体触媒は、触媒活性成分が白金、ロジウム、ル
    テニウムおよびパラジウムよりなる群から選ばれた少な
    くとも1種の金属であり、かつ該金属が全触媒中0.1
    〜5重量%である請求項3に記載のアクリル酸製造プラ
    ント廃水の処理方法。
  5. (5)固体触媒を充填した湿式酸化反応器が熱交換機能
    を有してなる請求項1に記載のアクリル酸製造プラント
    廃水の処理方法。
  6. (6)廃水を湿式酸化した後の被処理水をプラント用水
    として再利用することよりなる請求項1に記載のアクリ
    ル酸製造プラント廃水の処理方法。
  7. (7)分子状酸素を含有するガスの供給が、触媒層にお
    ける実ガス線速が0.6〜20cm/secの範囲内で
    行なわれる請求項1に記載のアクリル酸製造プラント廃
    水の処理方法。
  8. (8)アクリル酸製造プラント廃水が酢酸0.04〜2
    0重量%およびアルデヒド類0.02〜4重量%を含有
    するものである請求項1に記載のアクリル酸製造プラン
    ト廃水の処理方法。
  9. (9)チタンを含有する酸化物を成分とする担体がチタ
    ニア、チタニア−シリカおよびチタニア−ジルコニアよ
    りなる群から選ばれた1種の酸化物である請求項2に記
    載のアクリル酸製造プラント廃水の処理方法。
  10. (10)酸化物がチタニア20〜90モル%およびジル
    コニア80〜10モル%からなる二元系複合酸化物であ
    る請求項9に記載のアクリル酸製造プラント廃水の処理
    方法。
  11. (11)触媒層の入口側から30%の位置においてアク
    リル酸製造プラント廃水中のアルデヒド類が50〜10
    0%酸化されてなる請求項1に記載のアクリル酸製造プ
    ラント廃水の処理方法。
  12. (12)プロピレンおよび/またはアクロレインを含有
    する原料ガスを気相接触酸化し、得られる酸化生成ガス
    を水と接触させて吸収させ、得られる水溶液からアクリ
    ル酸を分離した後の酢酸およびアルデヒド類を含有する
    廃水を、固体触媒を充填した湿式酸化反応器を用いて3
    70℃以下の温度かつ該廃水が液相を保持する圧力下に
    、該廃水中の有機性物質を分子状酸素を含有するガスの
    供給下に湿式酸化することにより浄化し、かつこのよう
    にして浄化された廃水を酸化生成ガスの吸収工程に循環
    させて該酸化生成ガスを吸収させることよりなるアクリ
    ル酸の製造方法。
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