JPH04120035U - 印字装置 - Google Patents
印字装置Info
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- JPH04120035U JPH04120035U JP2512791U JP2512791U JPH04120035U JP H04120035 U JPH04120035 U JP H04120035U JP 2512791 U JP2512791 U JP 2512791U JP 2512791 U JP2512791 U JP 2512791U JP H04120035 U JPH04120035 U JP H04120035U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 活字ホイール式印字装置のキャリッジ本体に
設けた印字ハンマー駆動機構において、印字用カムの必
要以上の回動を無くして、印字作動制御を簡単にし、且
つ印字リボン破損等を防止する。 【構成】 印字ハンマー25が取りつく回動レバー26
にカム転子39を装着する。カム転子39が当接する印
字用カム38と印字リボン送り用カム43とを駆動軸3
4に固定する。印字用カム38のカム面を側面視略巴形
状とする。カム転子39を上昇させる印字作動区間の終
端部に突起90を設ける。これにより、印字作動の終端
で、カム転子39が前記突起90を乗り越えることを防
止できる。従って、印字用カム38が不用意に1回転す
ることも防止できる。
設けた印字ハンマー駆動機構において、印字用カムの必
要以上の回動を無くして、印字作動制御を簡単にし、且
つ印字リボン破損等を防止する。 【構成】 印字ハンマー25が取りつく回動レバー26
にカム転子39を装着する。カム転子39が当接する印
字用カム38と印字リボン送り用カム43とを駆動軸3
4に固定する。印字用カム38のカム面を側面視略巴形
状とする。カム転子39を上昇させる印字作動区間の終
端部に突起90を設ける。これにより、印字作動の終端
で、カム転子39が前記突起90を乗り越えることを防
止できる。従って、印字用カム38が不用意に1回転す
ることも防止できる。
Description
【0001】
本考案は、活字ホイール(ディジーホイール)式印字装置の構造に関し、より
詳しくは駆動モータを正転回動させて印字リボンを巻取り、印字動作を行うよう
にしたものに関する。
【0002】
印字ハンマー、印字ホイール、印字リボン及び消去リボンの駆動機構をキャリ
ッジ本体に設けて、文字の印字及び消去ができるようにした印字ホイール式の電
子タイプライターは、従来から良く知られている。
ところで、本出願人は、先にこの種の電子タイプライターをコンパクトにして
低コストで提供するため、特願平3−12949号において、以下のように新し
い構造を開発し、提案した。
【0003】
即ち、印字リボンや消去リボンを装着したホルダ部材を、プラテンの前面側に
おいて上下揺動可能となるように装着する。そして消去時には消去リボンが印字
ハンマーに対向し、また印字時には印字リボンが印字ハンマーに対向するように
ホルダ部材を消去位置と印字位置とにわたって上下位置切換するための位置切換
機構と、印字ハンマー駆動機構と、印字リボン巻取り機構と、消去リボン巻取り
機構とを、左右往復移動可能なキャリッジ本体に設けた1台の駆動モータの所定
方向への回動にて駆動するように構成したものである。
【0004】
そして、印字ハンマー駆動機構は、駆動モータにて正逆回動する駆動軸に固着
した印字用カムと、キャリッジ本体に回動可能に枢支した印字ハンマー付きの回
動レバーとにより構成する。この印字用カムには、当該印字用カムの正転回動に
て回動レバーに取りつくカム転子を上昇させて印字作動させるためのカム面を、
側面視巴形状に形成していた。
【0005】
前記先行技術において、印字ハンマーが印字ホイール及び印字リボンを介して
用紙をプラテンに押圧する区間(印字作動区間)、換言すれば、前記印字用カム
におけるカム面のうち、回動レバーに取りつくカム転子を大きく上昇させて、そ
の回動レバーを介して印字ハンマーが印字ホイールの裏面を強く押圧する区間は
、印字用カムの側面視巴形状の尾部にある。
【0006】
そして、印字ホイールにおける文字・記号部分(以下活字部分という)は、活
字の種類等により当該印字ホイールの回転中心からの半径方向の距離がまちまち
である。例えば、アンダーラインや句読点としての活字部分は、印字ホイールの
回転半径の小さな部分に形成されるし、反対にクオーテーションマークや上付き
ダッシュ記号等は印字ホイールの回転半径の大きな部分に形成される。そのよう
に形成しなければ、同じ行での所定の高さ位置に印字できないことになる。
【0007】
そうすると、所定の印字濃度で活字を印字すべく、印字ハンマーをプラテン方
向に接近させる移動量は、前記の活字の種類によって異なることになり、それに
対応して、印字用カムにおける印字作動区間もある程度の範囲を有することにな
る。
そして、印字作動区間の終端が、前記印字用カムにおける側面視巴形状の尾部
の終端近傍に位置するときには、カム転子が当該尾部の終端を越えてしまい、印
字用カムが一回転してしまうことがある。これによって次のような不都合が生じ
ていた。
【0008】
即ち、印字の濃度が略一定となるように制御するため、印字用カムが取りつく
駆動軸と一体的に回動するエンコーダーディスクにおける検出スリットの通過を
ホトインタラプタ等の非接触型光センサーにて検出している。エンコーダーディ
スクが所定の回転数で回動しているときには、検出スリットによるON・OFF
の間隔が一定である。しかし、印字ハンマーの先端が活字ホイールを介してプラ
テンの表面に押圧して、それ以上前に移動しない状態では、印字用カム、ひいて
はエンコーダーディスクも回動しないから、検出スリットによるON・OFFの
間隔が間延びすることになる。その間延びの間隔が一定時間以上存在するときに
は印字の打点押圧が完了したと判断し、駆動軸(印字用カム)は逆転回動して元
の位置に戻す。
【0009】
ところが、前述のように駆動軸ひいては印字用カムが一回転してしまうと、前
記の検出スリットによるON・OFFの間延び検出ができないから、印字のため
の打点押圧が完了したとの判断が不能になる。
その結果、印字リボン送りもしないから、そのリボンの同じ箇所(すでに印字
用インクが消耗した箇所)で打点を繰り返すことになり、印字濃度不良や印字リ
ボン破損が生じる。または、前記駆動軸または印字用カムの回り過ぎを検出する
エラー検出手段を別途付加しなければならず、制御が複雑になるしコストも上昇
する。さらに、前述のエラー検出を度々実行していると、その都度印字リボン送
りを手動で行う必要が生じて、連続して軽快な印字作業ができないという問題も
起こる。本考案は、これらの技術的課題を簡単な構成で解決することを目的とす
るものである。
【0010】
前記目的を達成するため、本考案は、プラテンに対して左右往復移動可能なキ
ャリッジ本体に、ディジーホイールと、印字ハンマー駆動機構と、印字リボン巻
取り機構とを搭載し、これらを駆動モータで正逆回動制御して成る印字装置にお
いて、印字ハンマー駆動機構を、キャリッジ本体に回動可能に枢支した印字ハン
マー付きの回動レバーと、駆動モータにて正逆回動駆動する駆動軸に固着した印
字用カムとにより構成し、この印字用カムには、当該印字用カムの回動にて回動
レバーに取りつくカム転子を昇降させて印字作動させるためのカム面を形成し、
このカム面における印字作動区間の終端部には、前記カム転子が乗り越え不能と
なる突起部を設ける。これに代えて、回動にて回動レバーに取りつくカム転子を
昇降させて印字作動させるための印字用カムにおけるカム面を、側面視略巴形状
に形成し、該カム面における略巴形状の尾部を、当該カム面における印字作動区
間の終端部にカム転子が位置するよりも適宜長さだけ延長したものである。
【0011】
次に、本考案の実施例について説明する。タイプライターにおけるケーシング
の内部の左右両端部に機枠1が各々設けられている。プラテン2は、そのプラテ
ン軸3の左右両端部近傍が左右両機枠1,1に回転可能に支持されている。プラ
テン軸3の左端部に固着した従動ギヤ(図示せず)は、同じく図示しないプラテ
ン駆動モータ及びプラテン駆動機構により回転駆動される。
【0012】
前記左右一対の機枠1,1間には、ガイド軸4と側面視略横向きU字状のガイ
ドレール5とがプラテン2の長手方向に沿って平行状に配設されている。後述す
るキャリッジ本体6は、ガイド軸4とガイドレール5とに左右方向(プラテン2
の長手方向)に移動可能に支持されている。
キャリッジ本体6は、ボトムフレーム7と、左右一対のメインフレーム8a,
8bと、合成樹脂製等の平面視略T字型の支持部材9と、補助フレーム10とを
含む。ボトムフレーム7及び支持部材9の後端部(プラテン2に近い端部)は各
々ガイド軸4に回動自在に枢支されている。ボトムフレーム7の前端壁板7a内
面に前向きに突設した合成樹脂製等のヘッドガイド体11の凹部がガイドレール
5の前端縁に脱落不能に係合する一方、支持部材9における第1支持部12の係
止部13とボトムフレーム7の底板7bの係止フック14との間に挟持付勢用引
張ばね15を装架する。
【0013】
左右一対のメインフレーム8a,8bは、支持部材9における第1支持部12
と第2支持部16とに、ピン17,18を介して固着され、前記第1支持部12
及び第2支持部16は左右一対のメインフレーム8a,8bの左右間隔を保持す
るスペーサとしての機能を果たす。
前記キャリッジ本体6におけるホルダ部材20には、印字リボンを収納したリ
ボンカセット19を着脱自在に保持する。ホルダ部材20の前端部を、ボトムフ
レーム7の前端上部の左右両舌片21,21に各々ピン22を介して上下回動自
在に枢着し、ホルダ部材20の後端部は後述の上下位置切換機構23を介して昇
降揺動するように構成されている。
【0014】
次に、図2〜図5及び図10,図11に従って印字駆動機構24について説明
する。図2において、左右一対のメインフレーム8a,8b間に配設した印字ハ
ンマー25の駆動駆動機構は、側面視略く字状の左右一対の回動レバー26,2
6と、左右一対のリンク27,27とから成る4節リンク機構である。即ち、印
字ハンマー25の前後部位を回動レバー26,26及びリンク27,27の上端
部にピン28,29を介して枢着され、回動レバー26,26の長手中途部を、
左右各メインフレーム8a,8bに取りつく枢支軸30,30にて回動自在に軸
支する。リンク27,27の下端部を各々左右一対のメインフレーム8a,8b
に貫通させた一本の枢支軸31にて回動自在に軸支する。
【0015】
キャリッジ本体6に搭載する1台の直流の駆動モータ32は、図2における右
側メインフレーム8bより右外側に配設する。該駆動モータ32の主軸33に固
着した駆動軸34は、前記左右一対のメインフレーム8a,8bに貫通させると
共に、図2でみての左側メインフレーム8aより左位置に配設した補助フレーム
10まで延びる。駆動軸34を前記右側のメインフレーム8bと補助フレーム1
0とに各々含油軸受け35,36の軸受けにて、いわゆる両端支持状に軸支し、
その左右両軸受け間に、駆動軸34の軸線に略直角に荷重が掛かるカム等の回動
負荷部品、例えば、後述の印字駆動機構24における印字用カム38と、印字リ
ボン巻取り駆動機構37におけるリボン送り用カム43と、文字消去のためのホ
ルダ部材20の上下位置切換機構23のための上昇用カム44等の回動負荷部品
を装着するものである。
【0016】
即ち、図10に示すような側面視略巴形状の印字用カム38を、前記左右一対
のメインフレーム8a,8b間にて駆動軸34に回動不能に被嵌する。印字用カ
ム38の外周面に、前記回動レバー26の下端に装着したカム転子39が常時接
当するように、回動レバー26とリンク27間にばね40を装架する。
また、左側メインフレーム8aと補助フレーム10との間にて、前記印字用カ
ム38に隣接させて、多数のスリットが外周部に穿設されたエンコーダディスク
41と、カム体42とを駆動軸34に対して回転不能に被嵌する。このカム体4
2の片面には、印字リボンをステップ送りするためのリボン送り用カム43を形
成し、ホルダ部材20を文字消去位置に上昇させるための上昇用カム44を、前
記カム体42の他面に形成する。実施例では、合成樹脂にてカム体42を一体的
に形成する。
【0017】
駆動軸34に対する前記印字用カム38やエンコーダディスク41やカム体4
2等の各取付け位相のずれ(ガタつき)をなくするため、また、駆動軸34の長
手方向に対する前記印字用カム38やエンコーダディスク41やカム体42等の
取付け位置のずれを無くするため、次のように構成する。
図6〜図10で示すように、駆動軸34は、その中途部における外周一側を平
坦に切欠いて断面D字状に形成する。
【0018】
右側メインフレーム8bの軸受け35に嵌合する駆動軸34の根本部分34a
は断面円形で、且つ大径とする。軸受け35と駆動モータ32との間には圧縮ば
ね45を介挿し、印字用カム38及びカム体42には前記駆動軸34の断面D字
状の部分に回転不能に被嵌するよう同じく断面D字状の貫通孔を穿設する。印字
用カム38の端面を軸受け35の端面に接当させるように差し込む。
【0019】
エンコーダディスク41を印字用カム38の他側端面に接当させて、カム体4
2の一側端面の間で挟持する。印字用カム38の他側端面に突設した複数の位置
決め突起46に前記エンコーダディスク41の取付け孔を嵌合して回転位相が決
められる(図10参照)。
また、前記カム体42と印字用カム38との回転位相を合わせ、且つガタつき
を防止するため、印字用カム38の内径部に穿設した矩形溝47内に、カム体4
2の一側端面から突出した回り止め突起48を嵌合する(図8参照)。
【0020】
駆動軸34の他端部(自由端部)側では、カム体42と軸受け36との間に抜
け止めリング49を被嵌し、前記圧縮ばね45による押圧力で、印字用カム38
及びカム体42の駆動軸34の長手方向に対する位置ずれを防止する。
前記駆動モータ32に取りつくトルクプレート50には回り止め用切欠き溝5
1を形成し、右側のメインフレーム8bに突設した係止ピン52を前記切欠き溝
51に係合して駆動モータ32の取付け位相の設定と当該駆動モータ32が反動
回転するのを防止する。また、トルクプレート50と右側のメインフレーム8b
とに強固なばね53を装架し、前記切欠き溝51と係止ピン52との隙間が存在
することにより、正逆駆動時の駆動モータ32の振動またはガタつきを防止する
構成である。
【0021】
前記ばね53の装架方向は、駆動モータ32の回転接線方向とすることにより
、駆動軸34に曲げ力を作用させないようにする。
また、符号55は、前記エンコーダディスク41のスリット部分を表裏から挟
むにように配設して回動位相を検出するためのホトインタラプタ、符号56は、
図示しないホイール駆動モータ及びホイール駆動機構(共にキャリッジ本体に搭
載されている)により回転駆動されるディジーホイール(印字ホイール)で、デ
ィジーホイール56のボス部から放射状に突出する多数の弾性片の自由端側後面
には、プラテン2表面と対面するように活字が突出形成されている。
【0022】
なお、図10における印字用カム38とカム転子39との位置関係は、図示の
便宜上カム転子39を移動させて開示しているが、実際は印字用カム38が駆動
軸34と一体的に正逆回動することにより、その側面視略巴形状のカム面38a
に当接するカム転子39が昇降するのである。そして、図10に一点鎖線で示す
カム転子39の位置は、前記印字ハンマー25がプラテン2から大きく離れて後
退した位置で静止した位置(以下、基準位置(ホームポジション))にあるとき
を示し、二点鎖線で示すカム転子39の位置は、電源投入時におけるカム体42
を位相を原点に設定した状態(印字用カム38も同じく一体的に実行される)で
の位置関係を示す。
【0023】
図11は、印字用カム38の回動によるカム転子39と昇降変位(リフト)を
示すカム変位曲線で、横軸に印字用カム38の回動角度θ(度で示す)を採り、
縦軸にリフトYをミリメートルで示す。図10に二点鎖線で示すカム転子39の
位置(原点)のときを0°とする。そして正転回動方向に90°回動したときを
前記の基準位置(ホームポジション)とする。図11における符号PPの区間を
印字作動区間(印字ハンマー25が活字ホイール56をプラテン2の表面に押圧
している区間)とする。この印字作動区間PPの終端に図11に示すように急速
にリフトYが大きくなるようなストッパ区間SPを設けるのである。そのため、
図10に示すように、印字用カム38の側面視略巴形状の尾部3bの終端にリフ
トYが急増するような突起90を設けるのである。実施例では、前記印字作動区
間PP区間におけるリフト増大の傾斜程度は、0.023 mm/ 度であるのに対して、
ストッパ区間SPでは1 mm/10 度とし、突起90の高さ寸法を1〜3mm程度に設
定する。
【0024】
この構成において、印字用カム38の所定位相角度の回動にて、カム転子39
を介して回動レバー26を回動させる。該回動レバー26の先端(上端)の印字
ハンマー25にてディジーホイール56をプラテン2に押しつけ、印字リボンを
介して用紙(図示せず)に印字することになる。そして、前記突起90にカム転
子39が衝突すれば、カム圧力角が増大し、カム転子39が突起90を乗り越え
ることを防止できるのである。
【0025】
なお、この突起90に代えて、前記印字用カム38における側面視略巴形状の
カム面38aの尾部38bを適宜寸法だけ延長し、カム転子39が前記印字作動
区間PPの終端を若干越えた状態まで印字用カム38が正転回動しても、カム転
子39が尾部38bから落下して基準円38cの高さまで急速に落ち込まないよ
うにするようにしても良いのである。
【0026】
次に、図3、図6、図8、図13〜図17に基づき、印字リボンの巻取り駆動
機構37について簡単に説明する。
ホルダ部材20の左側下面側に取りつくブラケット57には、多数の歯を有す
るラチェット車58がピン59にて回転可能に枢支されている。このピン59に
は、押し爪60aを有する爪レバー60と引き爪61bを有する爪レバー61と
を回転可能に支持する。ホルダ部材20の下面に回動自在に軸支された連動揺動
アーム62と前記爪レバー60とをピン63連結する。この連動揺動アーム62
は引きばね64にて、図12の反時計回転方向に付勢されている。またリボンカ
セット19に対する巻取りスプール65は前記ピン59に固着されて一体的に回
動する。
【0027】
左側のメインフレーム8aに取りつく枢支ピン66に基端を回動自在に枢支さ
れた揺動アーム67は、その先端を前記連動揺動アーム62の背面に接当させる
ように巻きバネ68にて付勢する。揺動アーム67の中途部の略小判形の窓孔6
9内には前記駆動軸34に被嵌したリボン送り用カム43を位置させる。このリ
ボン送り用カム43は側面視が図8及び図17に示されるように略巴形状に形成
してある。また、リボン送り用カム43の回動端面が窓孔69内の突起69aに
常に当接するように構成する。
【0028】
そして、印字ハンマー25が後退した静止位置(この位置をホームポジション
という)のとき、カム転子39が印字用カム38に当接する位置を、図16のA
点で示し、それに対応した位置でのリボン送り用カム43に当接する突起69a
の位置をA′で示す。
この印字リボンの送りタイミングは、前記印字駆動機構24により印字ハンマ
ー25がディジーホイール56の活字面と印字リボンとをプラテン2に向かって
押圧するより前であるように、リボン送り用カム43と印字用カム38との回動
位相差をセットする。
【0029】
そして、実施例では、前記A′点から駆動軸34の回動角度にして略130°
のC′点まで、リボン送り用カム43の半径が増大し、その後は等半径であるよ
うに、変位曲線を設定するのである(図17参照)。
ホームポジションに対応する側面図は図16であり、この場合揺動アーム67
の先端は連動揺動アーム62の背面を押圧しないように退避しており、この状態
を平面図で示すと、図13となる。
【0030】
次いで、駆動モータ32が印字方向Pに回動(正転回動)したとき、リボン送
り用カム43の形状に応じて揺動アーム67の先端は連動揺動アーム62の背面
を押圧するように回動するので(図14及び図15の反時計回転方向参照)、こ
の連動揺動アーム62及び爪レバー60を介してラチェット車58を1ピッチだ
け回動送りし、印字リボンを所定寸法だけステップ送りを完了させる。次いで印
字ハンマー25が、ディジーホイール56の活字面と前記停止した印字リボンと
をプラテン2表面の用紙に強く押しつけて印字するのである。
【0031】
次に、印字ハンマー25先端からプラテン2間の距離を調節するため、キャリ
ッジ本体6を前後移動調節して後その位置を保持するための位置調節保持機構に
ついて説明する。
左右一対のメインフレーム8a,8bの上端部外側に前後長手の調節用プレー
ト70,70が各々配設されている。左右両調節用プレート70の前端部には各
メインフレームに穿設された長円孔71に挿通した支軸72が固着されている。
各調節用プレート70の後端部に穿設された長円孔73を介して各メインフレー
ム8a,8bにビス74止めする。一方、前記支軸72には当接部材75の後端
部を回動可能に枢支し、当接部材75の前端に取りつく側面視L字状の係合片7
6をガイドレール5の後端部及び下面に摺接自在となるように係合する。
【0032】
メインフレーム8a,8bに穿設する等した目印77が調節用プレート70に
形成した矩形状の切欠き部78の前後中央位置にあるとき、ストローク(隙間寸
法)の基準位置となるように設定する。ビス74を一旦緩めて、印字ハンマー2
5先端からプラテン2までのストロークを適宜調節したのち、ビス74を締着し
直す。メインフレーム8a,8bひいてはキャリッジ本体6はガイド軸4を中心
にして回動可能であるので、前記ストロークを長短調節することができる。
【0033】
次に、印字ハンマー25の後端側に消去リボンを対向させるため、ホルダ部材
20を文字消去位置に上昇させる上下位置切換機構23について、図1〜図5,
図9,及び図12に基づいて簡単に説明する。
図12に示すように、カム体42における左側に形成された上昇用カム44に
は、その回転中心(駆動軸34の中心軸線)から等半径を有する基準カム面44
aと、この基準カム面44aから連続して半径拡大方向に延びる第1傾斜カム面
44bと、この第1傾斜カム面44bの中途部に連設し、且つ外周カム面44d
に連なる第2傾斜カム面44cと、基準カム面44aより半径外側と外周カム面
44dにわたって形成された端面44eと、前記第1傾斜カム面44bから第2
傾斜カム面44cにわたってそれらの半径外側部位で庇状に突出する庇状カム4
4fと、庇状カム44fより半径内側で第2傾斜カム面44cに隣接する肉薄部
44gに向かって徐々に肉圧が減少する案内面44hとが形成されている。
【0034】
この上昇用カム44に左側から当接する従動ピン79は、ホルダ部材20の左
側から突出するブラケット80に左右方向移動自在支持され、巻きばね81にて
常時右方に突出するように弾力付勢されている。印字開始の基準位置(ホームポ
ジション)では、図5及び図9に示す位置で、従動ピン79の先端寄り円周面が
基準カム面44aに半径外側から当接し、且つ従動ピン79の先端が端面eに当
接するように配置されて、ボルダ部材20は図1の実線状態に下降している。印
字作動時には、カム体42は印字方向Pに回動し、従動ピン79は等半径の基準
カム面44aに沿って移動するだけである。そしてカム体42を印字方向Pに略
270°程度回動させる途中、上昇用カム44の裏面側に位置する印字用カム3
8にてカム転子39を押し上げ、回動レバー26の回動にて印字ハンマー25が
プラテン2に向かって接近動して印字作動を実行することになる。
【0035】
1文字の印字終了後、駆動軸34を反印字方向HPを回動させて、カム転子3
9が印字用カム38における印字開始の基準位置(ホームポジション)に戻るよ
うにする。このような制御は、ホトインタラプタ55にて前記回動するエンコー
ダディスク41のスリットの個数を読み込んで、駆動軸34、ひいては前記各カ
ム38,43,44の回動位相(回動角度)を検出すること等により実行する。
【0036】
文字消去作動時には、まずカム体42(上昇用カム44)が反印字方向HP(
図9に点線矢印で示す)に略52°回動し、従動ピン79は、基準カム面44a
のホームポジションから第1傾斜カム面44bに沿って上昇し、次いで上昇カム
44を印字方向P(図9に実線矢印で示す)に回動させると、従動ピン79は第
2傾斜カム面44cに沿ってさらに上昇して外周カム面44dに到る。この状態
で、ホルダ部材20の後端部が印字作動時よりも所定距離だけ上昇したことにな
り、当該ホルダ部材20の後端側に配設した消去リボンが印字ハンマー25の後
端と対向する位置に来る。
【0037】
そして、前記印字作動時と同様に上昇用カム44を印字方向Pに略270°程
度回動させる途中、当該上昇用カム44の裏面側に位置する印字用カム38にて
カム転子39を押し上げ、回動レバー26の回動にて印字ハンマー25がプラテ
ン2に向かって接近動して消去リボンを介して用紙をプラテン2に押圧するので
文字消去ができる。
【0038】
従動ピン79が庇状カム44fの下端側近傍の外周カム面44dに来た時点で
、カム体42を反印字方向HPに逆回動させ、従動ピン79が外周カム面44d
を介して薄肉部44gから案内面44hを経て、庇状カム44fの内径側に導き
、第1傾斜カム面44bを越えた時点で、ホルダ部材の自重にて従動ピン79が
基準カム面44aに落ちるようにし、これにてホルダ部材20を下降させる。そ
の後、カム体42を印字方向Pに所定角度回動させてホームポジションに戻すの
である。
【0039】
次に、文字消去作動時の消去リボンを所定量だけ巻き取スプールに巻き取るた
めの、消去リボン巻取り機構を、図2,図13,図18に基づいて簡単に説明す
る。
前記ホルダ部材20の後部左側端部には消去リボンの供給スプール82を、後
部右側端部には、巻取りスプール83をそれぞれ回転可能に枢着する。この巻取
りスプール83には多数の歯を有するラチェット84が設けられ、このラチェッ
ト84の後部には、当該ラチェット84を一歯づつ回動送りさせるための送り爪
85がボトムフレーム7から立設されている。そして、前述のように、文字消去
作動にてホルダ部材20が上昇するときにはラチェット84が送り爪85から遠
ざかるように上昇し、その後ホルダ部材20が下降するのに応じて送り爪85に
てラチェット84を一歯づつ回動送りして消去リボンを所定寸法だけステップ送
りされるのである。
【0040】
前述のように、カム転子が当接する印字用カムにおけるカム面のうち、印字作
動区間の終端部には、前記カム転子が乗り越え不能となる突起部を設けたのであ
るから、従来のように、カム転子が当該尾部の終端を越えてしましことがない。
従って、印字用カムが一回転してしまうこともない。
【0041】
その結果、駆動軸を正逆回動制御も簡単となると共に、前記印字用カムの行き
過ぎを検出するための検出手段も不要となるので、コストの逓減に寄与できる。
また、印字リボン送り不良も無くなる結果、印字濃度の不良の発生や、印字リボ
ンの損傷という事故も無くなるし、印字作業連続性も確保できるという顕著な効
果を奏する。
【0042】
前記印字用カムのカム面における略巴形状の尾部を適宜長さだけ延長すれば、
このカム面における印字作動区間の終端部にてカム転子が基準位置に落ち込み不
能となるので前述と同じ作用・効果を奏することができる。
【図1】電子タイプライターの内部側面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図2の III−III 矢視図である。
【図4】図2のIV−IV矢視側面図である。
【図5】図2のV−V矢視側面図である。
【図6】図4のVI−VI矢視要部切欠き平面図である。
【図7】図6のVII −VII 矢視拡大断面図である。
【図8】図7の VIII −VIII矢視断面図である。
【図9】図7のIX−IX矢視側面図である。
【図10】図7のX−X矢視側面図である。
【図11】印字用カムの回動によるカム転子の変位曲線
を示す図である。
を示す図である。
【図12】上昇用カムの斜視図である。
【図13】ホームポジションでの印字リボン巻取り機構
の平面図である。
の平面図である。
【図14】印字リボン巻取り完了時の印字リボン巻取り
機構の平面図である。
機構の平面図である。
【図15】図14のXV−XV矢視一部切欠き側面図であ
る。
る。
【図16】図13のXVI −XVI 矢視一部切欠き側面図で
ある。
ある。
【図17】印字リボン送り用カムと印字用カムとの位相
関係を示す説明図である。
関係を示す説明図である。
【図18】図2のXVIII −XVIII 矢視図である。
2 プラテン
3 プラテン軸
4 ガイド軸
5 ガイドレール
6 キャリッジ本体
7 ボトムフレーム
8a,8b メインフレーム
9 支持部材
10 補助フレーム
11 ヘッドガイド体
19 リボンカセット
20 ホルダ部材
23 上下位置切換機構
24 印字駆動機構
25 印字ハンマー
26 回動レバー
27 リンク
32 駆動モータ
33 主軸
34 駆動軸
35,36 軸受け
37 印字リボン巻取り駆動機構
38 印字用カム
38a カム面
38b 尾部
39 カム転子
41 エンコーダディスク
42 カム体
43 リボン送り用カム
44 上昇用カム
45 圧縮ばね
46 位置決め突起
47 矩形溝
48 回り止め突起
50 トルクプレート
51 切欠き溝
52 係止ピン
53 ばね
56 ディジーホイール
58 ラチェット車
60,61 爪レバー
62 連動揺動アーム
64 ひきばね
65 巻取りスプール
66 枢支ピン
67 揺動アーム
68 巻きばね
69 窓孔
69a 突起
79 従動ピン
83 巻取りスプール
84 ラチェット
85 送り爪
90 突起
Claims (2)
- 【請求項1】 プラテンに対して左右往復移動可能なキ
ャリッジ本体に、ディジーホイールと、印字ハンマー駆
動機構と、印字リボン巻取り機構とを搭載し、これらを
駆動モータで正逆回動制御して成る印字装置において、
印字ハンマー駆動機構を、キャリッジ本体に回動可能に
枢支した印字ハンマー付きの回動レバーと、駆動モータ
にて正逆回動駆動する駆動軸に固着した印字用カムとに
より構成し、この印字用カムには、当該印字用カムの回
動にて回動レバーに取りつくカム転子を昇降させて印字
作動させるためのカム面を形成し、このカム面における
印字作動区間の終端部には、前記カム転子が乗り越え不
能となる突起部を設けたことを特徴とする印字装置。 - 【請求項2】 プラテンに対して左右往復移動可能なキ
ャリッジ本体に、ディジーホイールと、印字ハンマー駆
動機構と、印字リボン巻取り機構とを搭載し、これらを
駆動モータで正逆回動制御して成る印字装置において、
印字ハンマー駆動機構を、キャリッジ本体に回動可能に
枢支した印字ハンマー付きの回動レバーと、駆動モータ
にて正逆回動駆動する駆動軸に固着した印字用カムとに
より構成し、回動レバーに取りつくカム転子を昇降させ
て印字作動させるための印字用カムにおけるカム面を、
側面視略巴形状に形成し、該カム面における略巴形状の
尾部を、当該カム面における印字作動区間の終端部にカ
ム転子が位置するよりも適宜長さだけ延長したことを特
徴とする印字装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2512791U JPH04120035U (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2512791U JPH04120035U (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 印字装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04120035U true JPH04120035U (ja) | 1992-10-27 |
Family
ID=31909925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2512791U Pending JPH04120035U (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 印字装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04120035U (ja) |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP2512791U patent/JPH04120035U/ja active Pending
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