JPH04120060U - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH04120060U
JPH04120060U JP2512691U JP2512691U JPH04120060U JP H04120060 U JPH04120060 U JP H04120060U JP 2512691 U JP2512691 U JP 2512691U JP 2512691 U JP2512691 U JP 2512691U JP H04120060 U JPH04120060 U JP H04120060U
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睦生 福岡
章 篠田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 活字ホイール式印字装置におけるキャリッジ
本体6等が印字作動時にガタ付くのを防止し、キャリッ
ジ本体6上の印字リボンの踊りも無くして、印字品質を
向上させる。 【構成】 キャリッジ本体6における印字ハンマー駆動
機構の支持部材9の後部と、該支持部材9の上方に位置
する印字リボンのホルダ部材20支持用のボトムフレー
ム7の後部とを、プラテン2の長手方向に沿って配設し
たガイド軸4に回動且つ左右摺動自在に支持させる。支
持部材9前部をガイド軸4と平行なガイドレール5に摺
動自在且つプラテン2に対して前後移動調節可能に当接
させる。ボトムフレーム7前部をヘッドガイド体11を
介してガイドレール5に脱落不能に支持させ、ボトムフ
レーム7と支持部材9とを付勢ばね15にて連結する。
これにより、ボトムフレーム7と支持部材9がガイドレ
ール5に対してガタ付なく遊びを規制することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、活字ホイール式印字装置の構造に関し、より詳しくはキャリッジ本 体に設けた駆動モータを正転回動させて印字リボンを巻取り、印字動作を行うよ うにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
印字ハンマー、印字ホイール、印字リボン及び消去リボンの駆動機構をキャリ ッジ本体に設けて、文字の印字及び消去ができるようにした印字ホイール式の電 子タイプライターは、従来から良く知られている。 ところで、本出願人は、先に、この種の電子タイプライターをコンパクトにし て低コストで提供するため、特願平3−12949号の明細書及び図面において 以下のように新しい構造を開発し、提案した。
【0003】 即ち、タイプライタの左右機枠の後部間に配設したプラテンの前面側(以下タ イプライタのキーボード操作側を前という)下部に、断面円形の左右長手のガイ ド軸を同じく機枠に固定し、これと平行状に機枠前部寄り部位間でガイドレール を固定する。そして、前記ガイド軸には、前述の印字ハンマーや印字リボン巻取 り用の駆動機構を搭載したキャリッジ本体における支持部材の後部を上下回動可 能、且つ左右摺動自在に装着する。この支持部材の自重にて、当該支持部材が前 下向きに傾いた姿勢を保持するため、該支持部材の前部寄り部位に前向きに突設 した当接部材を介して前記ガイドレールの後面と下面とに常時摺動自在に当接す るように構成し、さらに、印字ハンマー先端とプラテン表面との隙間寸法を広狭 自在に調節する機構を前記当接部材とキャリッジ本体との間に位置させるように 構成した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この構成によれば、印字リボンの巻取り時や印字ハンマーの作動時に、それら の機構の反作用により、キャリッジ本体における支持部材が前記機枠前寄り部位 のガイドレールに対して押圧する動きと、離れる動きとを交互に採ることになる 。従って、キャリッジ本体とガイドレールとの間に少しでも隙間があると、前記 の動きにてキャリッジ本体が前記ガイド軸を中心にして微小ながらも前後動する ことになる。騒音(異音)の発生原因となる。また、印字リボンや消去リボンを 装着するためのホルダ部材を、キャリッジ本体の前端部寄り部位を中心にして上 下揺動可能となるように装着してあると、キャリッジ本体の前後移動につれてホ ルダ部材が上下に踊る現象が発生し、これによっても騒音(異音)の発生原因と なるし、印字ハンマーの打点位置が上下する印字リボンに対して安定しないとい う問題があった。
【0005】 本考案は、前記の技術的課題を解決して、静粛で且つ印字品質の安定した印字 装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本考案は、プラテンに対して左右往復移動可能な キャリッジ本体に、駆動モータにて駆動する少なくとも印字ハンマー駆動機構と 、印字リボン巻取り機構と、印字リボンのホルダ部材とを設けて成る印字装置に おいて、キャリッジ本体における印字ハンマー駆動機構の支持部材の後部と、該 支持部材の上方に位置する印字リボンのホルダ部材支持用のボトムフレームの後 部とを、プラテンの長手方向に沿って配設したガイド軸に回動且つ左右摺動自在 に支持させ、支持部材前部を前記ガイド軸と平行なガイドレールに摺動自在且つ プラテンに対して前後移動調節可能に当接させる一方、前記ボトムフレーム前部 をヘッドガイド体を介してガイドレールに脱落不能に支持させ、該ボトムフレー ムと支持部材とを、その両者が互いに近づく方向に弾力付勢する付勢ばねにて連 結したものである。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の実施例について説明する。タイプライターにおけるケーシング の内部の左右両端部に機枠1が各々設けられている。プラテン2は、そのプラテ ン軸3の左右両端部近傍が左右両機枠1,1に回転可能に支持されている。プラ テン軸3の左端部に固着した従動ギヤ(図示せず)は、同じく図示しないプラテ ン駆動モータ及びプラテン駆動機構により回転駆動される。
【0008】 前記左右一対の機枠1,1間には、ガイド軸4と側面視略横向きU字状のガイ ドレール5とがプラテン2の長手方向に沿って平行状に配設されている。後述す るキャリッジ本体6は、ガイド軸4とガイドレール5とに左右方向(プラテン2 の長手方向)に移動可能に支持されている。 キャリッジ本体6は、ボトムフレーム7と、左右一対のメインフレーム8a, 8bと、合成樹脂製等の平面視略T字型の支持部材9と、補助フレーム10とを 含む。ボトムフレーム7の後端部及び支持部材9の後端部(プラテン2に近い端 部)は各々ガイド軸4に回動自在に枢支されている。
【0009】 左右一対のメインフレーム8a,8bは、支持部材9における第1支持部12 と第2支持部16とに、ピン17,18を介して固着され、前記第1支持部12 及び第2支持部16は左右一対のメインフレーム8a,8bの左右間隔を保持す るスペーサとしての機能を果たす。 次に、支持部材9の前端部は、後述するように、キャリッジ本体6を前後移動 調節して印字ハンマー25先端からプラテン2間の距離を調節し、その後その位 置を保持するための位置調節保持機構を介してガイドレール5に摺動自在に当接 支持させる。
【0010】 即ち、左右一対のメインフレーム8a,8bの上端部外側に前後長手の調節用 プレート70,70が各々配設されている。左右両調節用プレート70の前端部 には各メインフレームに穿設された長円孔71に挿通した支軸72が固着されて いる。各調節用プレート70の後端部に穿設された長円孔73を介して各メイン フレーム8a,8bにビス74止めする。一方、前記支軸72には当接部材75 の後端部を回動可能に枢支し、当接部材75の前端に取りつく側面視L字状の係 合片76をガイドレール5の後端部及び下面に摺接自在となるように係合する。
【0011】 そして、メインフレーム8a,8bに穿設する等した目印77が調節用プレー ト70に形成した矩形状の切欠き部78の前後中央位置にあるとき、ストローク (隙間寸法)の基準位置となるように設定する。ビス74を一旦緩めて、印字ハ ンマー25先端からプラテン2までのストロークを適宜調節したのち、ビス74 を締着し直す。メインフレーム8a,8bひいてはキャリッジ本体6はガイド軸 4を中心にして回動可能であるので、前記ストロークを長短調節することができ る。
【0012】 このようにして、後端側がガイド軸4中心に回動自在である支持部材9は前下 向きに傾斜した状態でその前端側を、当接部材75と係合片76とを介してガイ ドレール5で摺動自在に支持することになる。 他方、ボトムフレーム7の前端壁板7a内面に前向きに突設した合成樹脂製等 のヘッドガイド体11の凹部がガイドレール5の前端縁に脱落不能に係合する一 方、支持部材9における第1支持部12の係止部13とボトムフレーム7の底板 7bの係止フック14との間に挟持付勢用の引張りの付勢ばね15を装架する。
【0013】 なお、前記キャリッジ本体6におけるホルダ部材20には、印字リボンを収納 したリボンカセット19を着脱自在に保持する。ホルダ部材20の前端部を、ボ トムフレーム7の前端上部の左右両舌片21,21に各々ピン22を介して上下 回動自在に枢着し、ホルダ部材20の後端部は後述の上下位置切換機構23を介 して昇降揺動するように構成されている。
【0014】 これにより、引張ばね15にてキャリッジ本体6における支持部材9とボトム フレーム7とが互いに近づくように引っ張られるが、支持部材9の前端側は当接 部材75がガイドレール5の後端に接当することにより下向きへの動きが規制さ れる一方、ボトムフレーム7の前端壁板7a内面に前向きに突設した合成樹脂製 等のヘッドガイド体11の凹部がガイドレール5の前端縁に同じく当接して上向 きへの動きを規制されることになる。従って、後述のように印字ハンマーの前後 往復作動や、印字リボンの巻取り作動のために、支持部材9やボトムフレーム7 が動ことうしても、当該支持部材9およびボトムフレーム7がガイドレール5に 対してガタ付くことがない。つまり、キャリッジ本体6やその上の印字リボンの ホルダ部材20が印字作動等に従って前後に動いたり、上下に動くことが無くな り、異音(騒音)が発生することもないし、印字リボンに対する打点位置も安定 するのである。
【0015】 次に、図2〜図6に従って印字駆動機構24について説明する。図2において 、左右一対のメインフレーム8a,8b間に配設した印字ハンマー25の駆動駆 動機構は、側面視略く字状の左右一対の回動リンク26,26と、左右一対の後 部リンク27,27とから成る4節リンク機構である。即ち、印字ハンマー25 の前後部位を回動リンク26,26及び後部リンク27,27の上端部にピン2 8,29を介して枢着され、回動リンク26,26の長手中途部を、左右各メイ ンフレーム8a,8bに取りつく枢支軸30,30にて回動自在に軸支する一方 、後部リンク27,27の下端部を各々左右一対のメインフレーム8a,8bに 貫通させた一本の枢支軸31にて回動自在に軸支する。
【0016】 このとき、左右一対のメインフレーム8a,8bに前後長手傾斜状の小判型の 取付け溝86,86を穿設形成し、図6に示すように、頭付き枢支軸31のねじ 部にナット87を介して取付け位置調節可能に固定する。 このように構成すれば、図4で示すように、前記4節リンク機構をメインフレ ーム8a,8bに組付けた後、枢支軸31の位置を取付け溝86,86に対して 前後移動させて、印字ハンマー25の取付け角度θを調節することができる。そ して、この印字ハンマー25先端面がプラテン2の表面に接当する状態まで接近 させその接当箇所での印字ハンマー25先端面(平面)と円弧状のプラテン2表 面との法線が略直角になるように調節する。その結果、印字濃度は活字の上下で 略一定にすることができ、印字品質を一定にする調節が至極簡単となる。
【0017】 キャリッジ本体6に搭載する1台の直流の駆動モータ32は、図2における右 側メインフレーム8bより右外側に配設する。該駆動モータ32の主軸33に固 着した駆動軸34は、前記左右一対のメインフレーム8a,8bに貫通させると 共に、図2でみての左側メインフレーム8aより左位置に配設した補助フレーム 10まで延びる。駆動軸34を前記右側のメインフレーム8bと補助フレーム1 0とに各々含油軸受け35,36の軸受けにて、いわゆる両端支持状に軸支し、 その左右両軸受け間に、駆動軸34の軸線に略直角に荷重が掛かるカム等の回動 負荷部品、例えば、後述の印字駆動機構24におけるカム38と、印字リボン巻 取り駆動機構37におけるカム43と、文字消去のためのホルダ部材20の上下 位置切換機構23のためのカム44等の回動負荷部品を装着するものである。
【0018】 即ち、側面視巴型の印字用カム38を、前記左右一対のメインフレーム8a, 8b間にて駆動軸34に回動不能に被嵌する。印字用カム38の外周面に、前記 回動リンク26の下端に装着したカム転子39が常時接当するように、回動リン ク26と後部リンク27間にばね40を装架する。 また、左側メインフレーム8aと補助フレーム10との間にて、前記印字用カ ム38に隣接させて、多数のスリットが外周部に穿設されたエンコーダディスク 41と、カム体42とを駆動軸34に対して回転不能に被嵌する。このカム体4 2の片面には、印字リボンをステップ送りするためのリボン送り用カム43を形 成し、ホルダ部材20を文字消去位置に上昇させるための上昇用カム44を、前 記カム体42の他面に形成する。実施例では、合成樹脂にてカム体42を一体的 に形成する。
【0019】 駆動軸34に対する前記印字用カム38やエンコーダディスク41やカム体4 2等の各取付け位相のずれ(ガタつき)をなくするため、また、駆動軸34の長 手方向に対する前記印字用カム38やエンコーダディスク41やカム体42等の 取付け位置のずれを無くするため、次のように構成する。 図7〜図11で示すように、駆動軸34は、その中途部における外周一側を平 坦に切欠いて断面D字状に形成する。
【0020】 右側メインフレーム8bの軸受け35に嵌合する駆動軸34の根本部分34a は断面円形で、且つ大径とする。軸受け35と駆動モータ32との間には圧縮ば ね45を介挿し、印字用カム38及びカム体42には前記駆動軸34の断面D字 状の部分に回転不能に被嵌するよう同じく断面D字状の貫通孔を穿設する。印字 用カム38の端面を軸受け35の端面に接当させるように差し込む。
【0021】 エンコーダディスク41を印字用カム38の他側端面に接当させて、カム体4 2の一側端面の間で挟持する。印字用カム38の他側端面に突設した複数の位置 決め突起46に前記エンコーダディスク41の取付け孔を嵌合して回転位相が決 められる(図11参照)。 また、前記カム体42と印字用カム38との回転位相を合わせ、且つガタつき を防止するため、印字用カム38の内径部に穿設した矩形溝47内に、カム体4 2の一側端面から突出した回り止め突起48を嵌合する(図8参照)。
【0022】 駆動軸34の他端部(自由端部)側では、カム体42と軸受け36との間に抜 け止めリング49を被嵌し、前記圧縮ばね45による押圧力で、印字用カム38 及びカム体42の駆動軸34の長手方向に対する位置ずれを防止する。 前記駆動モータ32に取りつくトルクプレート50には回り止め用切欠き溝5 1を形成し、右側のメインフレーム8bに突設した係止ピン52を前記切欠き溝 51に係合して駆動モータ32の取付け位相の設定と当該駆動モータ32が反動 回転するのを防止する。また、トルクプレート50と右側のメインフレーム8b とに強固なばね53を装架し、前記切欠き溝51と係止ピン52との隙間が存在 することにより、正逆駆動時の駆動モータ32の振動またはガタつきを防止する 構成である。
【0023】 前記ばね53の装架方向は、駆動モータ32の回転接線方向とすることにより 、駆動軸34に曲げ力を作用させないようにする。 なお、符号55は、前記エンコーダディスク41のスリット部分を表裏から挟 むように配設して回動位相を検出するためのホトインタラプタ、符号56は、図 示しないホイール駆動モータ及びホイール駆動機構(共にキャリッジ本体に搭載 されている)により回転駆動されるディジーホイール(印字ホイール)で、ディ ジーホイール56のボス部から放射状に突出する多数の弾性片の自由端側後面に は、プラテン2表面と対面するように活字が突出形成されている。印字用カム3 8の所定位相角度の回動にて、カム転子39を介して回動リンク26を回動させ る。該回動リンク26の先端(上端)の印字ハンマー25にてディジーホイール 56をプラテン2に押しつけ、印字リボンを介して用紙(図示せず)に印字する ことになる。
【0024】 次に、図3、図7、図9、図13及び図14に基づき、印字リボンの巻取り駆 動機構37について簡単に説明する。 ホルダ部材20の左側下面側に取りつくブラケット57には、多数の歯を有す るラチェット車58がピン59にて回転可能に枢支されている。このピン59に は、押し爪60aを有する爪レバー60と引き爪61aを有する爪レバー61と を回転可能に支持する。ホルダ部材20の下面に回動自在に軸支された連動揺動 アーム62と前記爪レバー60とをピン63連結する。この連動揺動アーム62 は引きばね64にて、図13の反時計回転方向に付勢されている。またリボンカ セット19に対する巻取りスプール65は前記ピン59に固着されて一体的に回 動する。
【0025】 左側のメインフレーム8aに取りつく枢支ピン66に基端を回動自在に枢支さ れた揺動アーム67は、その先端を前記連動揺動アーム62の背面に接当させる ように巻きバネ68にて付勢する。揺動アーム67の中途部の略小判形の窓孔6 9内には前記駆動軸34に被嵌したリボン送り用カム43を位置させ、そのリボ ン送り用カム43の回動端面が窓孔69内の突起69aに常に当接するように構 成する。
【0026】 従って、駆動モータ32が印字方向Pに回動(正転回動)したとき、リボン送 り用カム43の形状に応じて揺動アーム67の先端は連動揺動アーム62の背面 を押圧するように回動するので(図13及び図14の反時計回転方向参照)、こ の連動揺動アーム62及び爪レバー60を介してラチェット車58を1ピッチだ け回動送りし、印字リボンを所定寸法だけステップ送りする。この印字リボンの 送りタイミングは、前記印字駆動機構24により印字ハンマー25がプラテン2 に向かって接近するより前であるように、リボン送り用カム43と印字用カム3 8との回動位相差をセットする。
【0027】 次に、印字ハンマー25の後端側に消去リボンを対向させるため、ホルダ部材 20を文字消去位置に上昇させる上下位置切換機構23について、図1〜図5, 図10,及び図12に基づいて簡単に説明する。 図12に示すように、カム体42における左側に形成された上昇用カム44に は、その回転中心(駆動軸34の中心軸線)から等半径を有する基準カム面44 aと、この基準カム面44aから連続して半径拡大方向に延びる第1傾斜カム面 44bと、この第1傾斜カム面44bの中途部に連設し、且つ外周カム面44d に連なる第2傾斜カム面44cと、基準カム面44aより半径外側と外周カム面 44dにわたって形成された端面44eと、前記第1傾斜カム面44bから第2 傾斜カム面44cにわたってそれらの半径外側部位で庇状に突出する庇状カム4 4fと、庇状カム44fより半径内側で第2傾斜カム面44cに隣接する肉薄部 44gに向かって徐々に肉圧が減少する案内面44hとが形成されている。
【0028】 この上昇用カム44に左側から当接する従動ピン79は、ホルダ部材20の左 側から突出するブラケット80に左右方向移動自在支持され、巻きばね81にて 常時右方に突出付勢するように弾力付勢されている。印字開始の基準位置(ホー ムポジション)では、図5及び図10に示す位置で、従動ピン79の先端寄り円 周面が基準カム面44aに半径外側から当接し、且つ従動ピン79の先端が端面 eに当接するように配置されて、ボルダ部材20は図1の実線状態に下降してい る。印字作動時には、カム体42は印字方向Pに回動し、従動ピン79は等半径 の基準カム面44aに沿って移動するだけである。そしてカム体42を印字方向 Pに略270°程度回動させる途中、上昇用カム44の裏面側に位置する印字用 カム38にてカム転子39を押し上げ、回動リンク26の回動にて印字ハンマー 25がプラテン2に向かって接近動して印字作動を実行することになる。
【0029】 文字消去作動時には、まずカム体42(上昇用カム44)が反印字方向HP( 図10に点線矢印で示す)に略52°回動し、従動ピン79は、基準カム面44 aのホームポジションから第1傾斜カム面44bに沿って上昇し、次いで上昇カ ム44を印字方向P(図10に実線矢印で示す)に回動させると、従動ピン79 は第2傾斜カム面44cに沿ってさらに上昇して外周カム面44dに到る。この 状態で、ホルダ部材20の後端部が印字作動時よりも所定距離だけ上昇したこと になり、当該ホルダ部材20の後端側に配設した消去リボンが印字ハンマー25 の後端と対向する位置に来る。
【0030】 そして、前記印字作動時と同様に上昇用カム44を印字方向Pに略270°程 度回動させる途中、当該上昇用カム44の裏面側に位置する印字用カム38にて カム転子39を押し上げ、回動リンク26の回動にて印字ハンマー25がプラテ ン2に向かって接近動して消去リボンを介して用紙をプラテン2に押圧するので 文字消去ができる。
【0031】 従動ピン79が庇状カム44fの下端側近傍の外周カム面44dに来た時点で 、カム体42を反印字方向HPに逆回動させ、従動ピン79が外周カム面44d を介して薄肉部44gから案内面44hを経て、庇状カム44fの内径側に導き 、第1傾斜カム面44bを越えた時点で、ホルダ部材の自重にて従動ピン79が 基準カム面44aに落ちるようにし、これにてホルダ部材20を下降させる。そ の後、カム体42を印字方向Pに所定角度回動させてホームポジションに戻すの である。
【0032】 次に、文字消去作動時の消去リボンを所定量だけ巻き取スプールに巻き取るた めの、消去リボン巻取り機構を、図2,図13,図15に基づいて簡単に説明す る。 前記ホルダ部材20の後部左側端部には消去リボンの供給スプール82を、後 部右側端部には、巻取りスプール83をそれぞれ回転可能に枢着する。この巻取 りスプール83には多数の歯を有するラチェット84が設けられ、このラチェッ ト84の後部には、当該ラチェット84を一歯づつ回動送りさせるための送り爪 85がボトムフレーム7から立設されている。そして、前述のように、文字消去 作動にてホルダ部材20が上昇するときにはラチェット84が送り爪85から遠 ざかるように上昇し、その後ホルダ部材20が下降するのに応じて送り爪85に てラチェット84を一歯づつ回動送りして消去リボンを所定寸法だけステップ送 りされるのである。
【0033】 次に、ディジーホイール56を交換するため、キャリッジ本体6をリリース位 置に移動させるためのリリース機構について簡単に説明する。図15および図1 6に示すように、メインフレーム8bにピン91を介して前後回動自在に枢支さ れたリリースレバー92の後端部を、同じくメインフレーム8bにピン93で回 動可能に枢支された中間連動体94の基端部に上方から当接し、この中間連動体 94の先端部(前端部)が、支軸72の回りに回動し得る当接部材75の基端部 に下側から当接する。従って、図16に示すように、リリースレバー92を実線 矢印方向(反時計回り)に回動して二点鎖線で示すリリース位置にすると、中間 連動体94の先端が時計方向に回動し、これに押圧されて当接部材75の先端は 反時計方向に回動する。これにより、当接部材75における係合片76がガイド レール5の下面から離れることになるから、その離れた距離だけキャリッジ本体 6はガイド軸4の回りに時計方向に回動可能となり、リリース位置に回動できる のである。
【0034】
【考案の作用及び効果】
前述のように、キャリッジ本体6における印字ハンマー駆動機構の支持部材9 の後部と、該支持部材の上方に位置する印字リボンのホルダ部材20支持用のボ トムフレーム7の後部とを、プラテン2の長手方向に沿って配設したガイド軸4 に回動且つ左右摺動自在に支持させ、支持部材9の前部を前記ガイド軸4と平行 なガイドレール5に摺動自在で且つプラテン2に対して前後移動調節可能に当接 させる一方、前記ボトムフレーム7前部をヘッドガイド体11を介してガイドレ ール5に脱落不能に支持させ、該ボトムフレーム7と支持部材9とを、その両者 が互いに近づく方向に弾力付勢する付勢ばね11にて連結したのであるから、印 字ハンマー駆動機構を作動させる等したときにその反力で支持部材9がガイドレ ール5に対して前後に動くこと、及びボトムフレーム7が上下に踊る等の現象を 無くすることができる。その結果、ガイドレール5との衝突音やホルダ部材20 の上下動による異音の発生を無くすることができる。しかも、ボトムフレーム7 に取りつくホルダ部材20が上下等に踊ることをなくすることができるので、ホ ルダ部材20に搭載した印字リボンの上下位置が印字作動時に変化しないので、 印字品質も向上するという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子タイプライターの内部側面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図2の III−III 矢視図である。
【図4】図2のIV−IV矢視側面図である。
【図5】図2のV−V矢視側面図である。
【図6】図4のVI−VI矢視要部切欠き平面図である。
【図7】図4のVII −VII 矢視拡大断面図である。
【図8】図7の VIII −VIII矢視断面図である。
【図9】図8のIX−IX矢視側面図である。
【図10】図8のX−X矢視側面図である。
【図11】図7のXI−XI矢視一部切欠き側面図である。
【図12】上昇用カムの斜視図である。
【図13】図1のII−II矢視と同方向で見たときの印字
リボン巻取り機構の平面図である。
【図14】図13のXIV −XIV 矢視一部切欠き側面図で
ある。
【図15】図2のXV−XV矢視図である。
【図16】図15のXVI −XVI 矢視側面図である。
【符号の説明】
2 プラテン 3 プラテン軸 4 ガイド軸 5 ガイドレール 6 キャリッジ本体 7 ボトムフレーム 8a,8b メインフレーム 9 支持部材 10 補助フレーム 11 ヘッドガイド体 13 係止部 14 係止フック 15 付勢ばね 19 リボンカセット 20 ホルダ部材 23 上下位置切換機構 24 印字駆動機構 25 印字ハンマー 26 回動リンク 27 後部リンク 32 駆動モータ 33 主軸 34 駆動軸 35,36 軸受け 37 印字リボン巻取り駆動機構 38 印字用カム 39 カム転子 41 エンコーダディスク 42 カム体 43 リボン送り用カム 44 上昇用カム 56 ディジーホイール 58 ラチェット車 60 爪レバー 64 引きばね 65 巻取りスプール 72 支軸 70 調節用プレート 75 当接部材 76 係合片 79 従動ピン 83 巻取りスプール 84 ラチェット 85 送り爪 86 取付け溝 87 ナット 91,93 ピン 92 リリースレバー 94 中間連動体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 35/03 7318−2C

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに対して左右往復移動可能なキ
    ャリッジ本体に、駆動モータにて駆動する少なくとも印
    字ハンマー駆動機構と、印字リボン巻取り機構と、印字
    リボンのホルダ部材とを設けて成る印字装置において、
    キャリッジ本体における印字ハンマー駆動機構の支持部
    材の後部と、該支持部材の上方に位置する印字リボンの
    ホルダ部材支持用のボトムフレームの後部とを、プラテ
    ンの長手方向に沿って配設したガイド軸に回動且つ左右
    摺動自在に支持させ、支持部材前部を前記ガイド軸と平
    行なガイドレールに摺動自在且つプラテンに対して前後
    移動調節可能に当接させる一方、前記ボトムフレーム前
    部をヘッドガイド体を介してガイドレールに脱落不能に
    支持させ、該ボトムフレームと支持部材とを、その両者
    が互いに近づく方向に弾力付勢する付勢ばねにて連結し
    たことを特徴とする印字装置。
JP2512691U 1991-04-15 1991-04-15 印字装置 Pending JPH04120060U (ja)

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