JPH04126761A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH04126761A
JPH04126761A JP27154890A JP27154890A JPH04126761A JP H04126761 A JPH04126761 A JP H04126761A JP 27154890 A JP27154890 A JP 27154890A JP 27154890 A JP27154890 A JP 27154890A JP H04126761 A JPH04126761 A JP H04126761A
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JP
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group
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formula
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JP27154890A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyagawa
宮川 宏幸
Shoichi Hirose
広瀬 正一
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エポキシ系熱硬化性樹脂組成物に関するもの
であり、特に半導体封止用の熱硬化性樹脂組成物に関す
るものである。
〈従来の技術〉 最近、電子腕時計、カメラ、電卓、ICカード、ワープ
ロ、液晶テレビなどの電子機器が軽薄短小化、高機能化
の流れをたどるなかで、その製品の中枢部である半導体
素子の実装形態も変りつつある。
フィルムキャリヤ(TAB)実装方法は、半導体素子の
多端子化1、実装の高密度化という流れに沿ったもので
、時計、電卓、サーマルヘッド、液晶デイスプレーにお
ける半導体素子の実装に使用されており、今後の拡大が
期待されている。種々の用途でTAB実装方法の有用性
が認められながら、メモリー用途などへの本格的な普及
が遅れている理由の1つとして、トランスファーモール
ド用封止樹脂と同レベルの高信頼性を有するTAB用封
止材料が現在未だ市場に提供されていないということが
挙げられる。
従来、TAB用封止材料としては、エピビス型エポキシ
樹脂、1分子中にメトキシ基を3個有する有機ケイ素化
合物、レゾール型フェノール樹脂硬化剤、有機顔料また
は無機顔料および有機溶剤を成分とする液状エポキシ樹
脂組成物が提案されている(特公平1−36984号公
報)。
〈発明が解決しようとする課題〉 かかる液状エポキシ樹脂組成物をベースとする封止剤で
封止された半導体素子は、トランスファーモールド用の
封止樹脂で封止された半導体素子に比較すると信頼性の
点では劣るものの、電卓、液晶ディスクプレーなどの信
頼性に関する要求がメモリー用途はど厳しくない民生用
の分野ではすでに実用化されている。
しかしながら、TAB用封用材止材モリー用途を含む産
業用分野でも広く使用されるためには、より高度の信頼
性を有し、かつ大サイズチップにも適用可能な低応力タ
イプのTAB用封用材止材発が必要な状況になっている
本発明の目的は、トランスファーモールド用封止樹脂に
近い耐湿熱信頼性を有する、ベアーチップの直接封止に
適した熱硬化性樹脂組成物を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 発明者らは、従来提案されているTAB用封止剤に比較
して信頼性の面でより改善されるとともに、低応力性が
付与された新規なTAB封止剤を得るために鋭意検討を
かさねた結果、次の発明に達した。
すなわち、本発明は、 (A)下記の一般式(I)〜(至)で表わされるエポキ
シ樹脂の群から選ばれた少くとも1種以上のエポキシ樹
脂100重量部 (式中、n□、R2、R3は各々0または1〜4の整数
であって、芳香環1個当りのメチル基の平均の数が1以
上3以下であり、m□は0または1以上18以下の整数
を示す。) (式中、n4は1以上10以下の整数を示す。)(B)
1分子中にケイ素原子に直接結合した下目己の構造単位
■を含む含ケイ素エポキシ化合物1〜1.000重量部 (式中、nl5は2または3 ; R1〜R4は各々同
一または相異なる置換基であって、R1−R4は各々水
素原子、炭素数1〜20のアルキル基、アルコキシ基、
置換アルキル基から選ばれた基を表わす。) (C)イミダゾール化合物またはイミダゾールに基づく
付加物0.1〜100重量部 (D)1分子中にケイ素原子に直接結合した2個以上の
アルコキシ基および/または水酸基を有する有機ケイ素
化合物0.0 O1〜100重量部 を必須成分をする熱硬化性樹脂組成物である。
本発明の組成物においては、エポキシ樹脂として、上記
式(11〜画で表わされるエポキシ樹脂(A)の群から
選ばれた少くとも1種以上を用いる。
上記式(I)で表わされるエポキシ樹脂は上記式(Il
中、nl、n2、n3が各々0または4の整数であって
、芳香環1個当りメチル基の平均の数が1以上3以下で
あり、mlは0または1以上18以下の整数を示す。m
lが18を越えると、本発明の熱硬化性樹脂組成物の粘
度が高くなり、ペアチップ封止時のペーストの流れ性が
不良となり問題となる。上記式(I+においてnl、n
2、n3がともに1である場合は(芳香環1個当りのメ
チル基の平均の数が1となり)、オルソクレゾールノボ
ラック型エポキシ樹脂となり、芳香環1個当りのメチル
基の平均の数が1を越える場合は、メチル置換ノボラッ
ク型エポキシ樹脂となる。
上記式(n)で表わされるエポキシ樹脂は、トリフェニ
ルメタン骨格を有する多官能エポキシ樹脂であって、上
記式(Ifl中、n4は1以上10以下の整数を示す。
n4が10を越えると、本発明の熱硬化性樹脂組成物の
粘度が高くなるため、ペアチップ封止時のペーストの流
れ性が不良となり問題を招く。
上記大口で表わされるエポキシ樹脂は、3官能型エポキ
シ樹脂であり、たとえば三井石油化学工業■からVG3
101の商標名で市販されている。
本発明で使用される各種エポキシ樹脂については、好ま
しくはその全塩素含有量(エポキシ樹脂協会による全塩
素測定法による)が2,000 ppm以下、より好ま
しくは1,000ppm以下であるものが使用される。
本発明においては、組成物の流動性、塗布性、ディスペ
ンス性、流れ性などの向上のため、すなわち液状エポキ
シ樹脂組成物の使い易さを向上させるために、必要に応
じて、エポキシ樹脂として、上記式fI)〜側で表わさ
れるエポキシ樹脂(A)にさらに加え、下記の(a)〜
(C)から選ばれた少くとも1種以上の2官能性エポキ
シ樹脂(Dを配合する。
(a)エポキシ当量が170〜400 (g/equi
V)の範囲にありかつ下記の一般式■で示されるビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂 (式中、n6は0または1以上の整数を表わす。) (b)エポキシ当量が163〜400 (g/equi
マ)の範囲にありかつ下記の一般式(資)で示されるビ
スフェノールAD型エポキシ樹脂 h               u (式中、n7は0または1以上の整数を表わす。) (c)エポキシ当量が149〜400 (g/equi
■)の範囲にありかつ下記の一般式(至)で示されるビ
スフェノールF型エポキシ樹脂 (式中、n8は0または1以上の整数を表わす。) 上記式■で示されるビスフェノールA型エポキシ樹脂(
a)は、上記式M中、nが0または1以上10以下の整
数であり、この重合度nが一定である単分散なものであ
ってもよいが、重合度nの異なる成分の混合物であって
もよい。ここで用いるビスフェノールA型エポキシ樹脂
(a)としては、より好ましくは室温で流動性を有して
いるものがよく、そのエポキシ当量が170〜400 
(g / equiv)の範囲にあるものがより望まし
い。
上記式(資)で示されるビスフェノールAD型エポキシ
樹脂(h)は、上記式(資)中、nが0または1以上1
0以下の整数であり、この重合度nが一定な単分散なも
のであってもよいが、重合度nの異なる成分の混合物で
あってもよい。ここで用いるビスフェノールAD型エポ
キシ樹脂(b)はより好ましくは室温で流動性を有して
いるものがよく、より低粘度であるほど液状コンパウン
ドのスクリーン印刷性などの塗布適性、ディスペンス性
、流れ性の点で好ましい。そのエポキシ当量は163〜
400 (g / equiv)の範囲にあるものが望
ましい。
上記式(資)で示されるビスフェノールF型エポキシ樹
脂(C)は、上記式(資)中、nが0または1以上の整
数であり、この重合度nが一定な単分散なものであって
もよいが、重合度nの異なる成分の混合物であってもよ
い。このエポキシ樹脂(C)のエポキシ当量は163〜
400(g/equiv)の範囲にあるものが好ましい
。エポキシ当量が400を越えると、本発明の熱硬化性
樹脂組成物からのペーストの塗布適性、流れ性が悪化し
好ましくない。
この2官能性エポキシ樹脂(E)の配合量は、上記式(
Il〜皿で表わされるエポキシ樹脂(A)100重量部
に対して10〜1.9000重量部であることが好まし
い。この2官能エポキシ樹脂(E)の配合量が10重量
部未満では本発明の熱硬化性樹脂組成物の塗布適性、流
れ性などの特性が不良となり、1.900重量部を越え
ると本発明の組成物から得られた硬化物において半導体
封止用に必要な耐湿熱信頼性が得られる。
本発明においては、1分子中にケイ素原子に直接結合し
た上記の構造単位■を含む含ケイ素エポキシ化合物(B
)を配合することが重要である。この含ケイ素エポキシ
化合物(B)はケイ素原子に直接結合した上記の構造単
位■を1分子中に少くとも1個以上含む化合物であり、
低応力化剤として用いる。上記構造単位■においてnは
2または3を示し、R□〜R4は各々同一または相異な
る置換基であって、R1−R4は各々水素原子、炭素数
1〜20のアルキル基、アルコキシ基、置換アルキル基
から選ばれた基を表わす。ここで、R□〜R4の好まし
い具体例としては、たとえば、水素原子、メチル基、エ
チル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、メトキシ
基、エポキシ基などが挙げられる。
本発明で使用する含ケイ素エポキシ化合物(B)は、分
子内に5i−H基を有するポリオルガノシロキサンオリ
ゴマーとアリルまたはビニル基を含するフェニルグリシ
ジルエーテル誘導体から下記反応式■または閃に例示す
るような反応によって容易に合成することができる。
(式中、m2は2または3;nは1以上の整数;R8、
R1゜は有機基;R1,は−CH=CH2基または−C
H2−CH=CH2基を示す。)(式中、m3は、2ま
たは3;に、gは1以上の整数、R1,は前記と同様の
ものを示す。)本発明で使用する含ケイ素エポキシ化合
物TB)の具体的な例としては、下記式で示された化合
物を挙げることができるが特にこれらに限られた訳では
ない。
(nは1以上の整数を示す。以下の式も同じ。)(m4
=0. 1. 2. 3) (m5=3. 4. 5. 6) これらの化合物の中でも特に好ましく使用されるのは下
記式で示される化合物である。
本発明の熱硬化性樹脂組成物中の含ケイ素エポキシ化合
物(B)の配合量は、上記式(11〜画で表わされるエ
ポキシ樹脂(^)100重量部に対して1〜1.000
重量部である。
この含ケイ素エポキシ化合物(B)の配合量が1、00
0重量部を越えると、本発明の熱硬化性樹脂組成物から
得られた硬化物のガラス転移温度がその配合量がi、 
o o o重量部以下の場合に比較して著しく低下する
ため好ましくない。
本発明で使用するイミダゾール化合物またはイミダゾー
ルに基づく付加物(C)としては、1液型エポキシ樹脂
コンパウンド、接着剤、フェスの製造に使用される潜在
型硬化剤として知られているものが挙げられる。その代
表的な例としては下記式で示される化合物が挙げられる
2 H20・・・・・・(XXII) 別のイミダゾールに基づく付加物の例としては、下記の
一般式(至)で示されるイミダゾール・酸付加塩が好ま
しく挙げられる。
(式中、R6は水素原子、炭素数1〜18のアルキル基
、ベンジル基、−CH2C82CN基から選ばれ元基;
R6は水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、フェニ
ル基、置換フェニル基から選ばれた基;R7、R8は各
々水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、フェニル基
、ベンジル基、−CH20H基から選ばれた基を示し、
n、は1または2の整数を示す。)これらの中で最も好
ましい化合物としては、上記式(XX■)で示される化
合物、2−フェニル−4−メチルイミダゾールの2.6
−ジヒドロキシ安息香酸付加塩、2−フェニル−4−メ
チルイミダゾールの3,5−ジヒドロキシ安息香酸付加
塩などが挙げられる。
本発明で使用するイミダゾール化合物またはイミダゾー
ルに基づく付加物(C)の配合量は、上記式(Il〜唾
で表わされるエポキシ樹脂(^)100重量部に対して
0.1〜100重量部である。
このイミダゾール化合物またはイミダゾールに基づく付
加物(C)の配合量が0.1重量部未満では、樹脂組成
物の硬化速度が遅いために信頼性の優れた封止が樹脂が
得られず、その量が100重量部を越えると得られた樹
脂硬化物の耐湿熱信頼性が著しく低下する。
本発明において使用される1分子中にケイ素原子に直接
結合した2個以上のアルコキシ基および/または水酸基
を有する有機ケイ素化合物(D)としては、次の例示す
るような化合物が使用されるが、特にこれに限られる訳
ではない。
H2N (CH2) 2NH(CH2) 3 S i 
(OCHa) 3、H2N (CH2) 3s! (O
C2H5) 3H2N (CH2) 2NH(CH2)
 aSi (CH3) (OCHa) a、(CH3)
3SiC2C4Si(OCH3)3、ClCH2CH2
CH251(OCHa) 3、CF 3CH2CH2S
 l (OCH3) 3、(t=0.1以上の整数) ■ CH3−81−CH3 0CH3C6H5 ll し6ti5  Jti3  uti CH2=CHSi (OC2H5) 3、C2H50C
ONHC3’HeS i (OCH3)3、R I (R=−CH2CH2CH3、CaH5)、(Jti 
        Ut1 本発明で使用する有機ケイ素化合物(D)の配合量は、
上記式(I)〜面で表わされるエポキシ樹脂(^)10
0重量部に対して0.001〜100重量部である。
この有機ケイ素化合物(D)の配合量が0.001重量
部未満では、樹脂硬化物の半導体素子への密着性の向上
による耐湿熱信頼性向上の効果が発現せず、100重量
部を越えると樹脂硬化物がもろくなり、機械的特性が著
しく低下するので実用的ではない。
本発明の熱硬化性樹脂組成物には、公知の硬化促進剤ま
たは他の硬化剤を必要に応じて添加することができる。
硬化促進剤の具体例としては、たとえばトリフェニルホ
スフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、ビス(ジフ
ェニルホスフィン)メタン、トリス(2,6−シメトキ
シフエニル)ホスフィン、トリフェニルホスフィン−ト
リフェニルボラン、テトラフェニルホスホニウムテトラ
フェニルボレートなどのホスフィン化合物、トリエチル
アンモニウムーテトラフェニルボレート、ピリジニウム
−テトラフェニルボレートなどの含ホウ素化合物、アル
ミニウムアセチルアセトナート、コバルトアセチルアセ
トナートなどの金属アセチルアセトナート類が挙げられ
る。
その他の硬化剤の具体例としては、フェノールノボラッ
ク樹脂、ビスフェノールA、4.4’−ジヒドロキシビ
フエニルなどの多価フェノール類、イソフタル酸ジヒド
ラジドなどのヒドラジド類などが挙げられる。
上記の硬化促進剤またはその他の硬化剤を本発明の熱硬
化性樹脂組成物に添加する場合には、通常、エポキシ基
を含む化合物の総重量100重量部に対して0.1〜1
00重量部添加される。
本発明の熱硬化性樹脂組成物には、他のエポキシ樹脂を
添加してもよい。その添加量は、上記式(I)〜(2)
で表わされるエポキシ樹脂(A)、含ケイ素エポキシ化
合物(B)およびイミダゾール化合物またはイミダゾー
ルに基づく付加物(C)の総重量100重量部に対して
100重量部以下であることが好ましい。
他のエポキシ樹脂としては1分子当り1個以上のエポキ
シ基を有する化合物であれば特に制限はなく、たとえば
、フェノールノボラックポリグリシジルエーテル、レゾ
ルシンジグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエー
テル、p−terl−ブチルグリシジルエーテル、ビニ
ルシクロヘキセンオキシドなどが挙げられる。
本発明の組成物には、必要に応じて希釈剤を添加するこ
とができる。その例としては、メチルセロソルブ、エチ
ルセロソルブ、ブチルセロソルブアセテート、エチルカ
ルピトール、ブチルカルピトール、エチルカルピトール
アセテート、γ−ブチロラクトン、4−バレロラクトン
、炭酸プロピレン、キシレン、トルエン、酢酸エチル、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどが挙
げられる。
本発明の組成物には必要に応じて、無機充填材、顔料、
染料、離型剤、酸化防止剤、難燃剤、ゴムなどの各種可
撓性付与剤などを添加してもよい。無機充填剤の例とし
ては、結晶性シリカ、非結晶性シリカなどの天然シリカ
、合成高純度シリカ、合成球状シリカ、タルク、マイカ
、炭酸カルシウム、窒化ケイ素、ボロンナイトライド、
アルミナなどから1種または2種以上を適宜使用するこ
とができる。
本発明の組成物の混合方法としては、必要に応じて高温
において溶融させる方法あるいは室温ないし150℃以
下の温度で二〜ダー、プラネタリ−ミキサー、3本ロー
ル、1軸または2軸の押出機などを使用して混練する方
法が適用される。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、実施例における特性は次の評価方法によるもので
ある。
(1)ガラス転移温度 試験片(5+nmX 5mmX 10mm)を作成し、
熱機械的分析装置(セイコー電子工業■TMAIO型)
を用いて、30〜330℃までlO℃/分で昇温したと
きの変位−温度曲線における変曲点を測定してガラス転
移温度とした。
(ii)吸水率 成形板(5rnrnφX3mm厚)をプレッシャー・ク
ツカーテスト装置(PCT)を用いて121℃、相対湿
度100%、100時間吸水させた後の重量増かを測定
して、吸水率を算出した。
(j)絶縁抵抗 アルミナ基板上に、銅膜厚30umのクシ型電極(夏P
C−3M−840B型)を作成し、フェスを塗布、硬化
させた後、極限絶縁計(東亜電波工業@)SM−10E
型)を用い、直流100vの電圧を印加し、1分後の抵
抗値を測定して絶縁抵抗値とした。
実施例1 オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本火薬
工業■製、“EOCN”1020)90重量部、上記式
(XX)で示されるケイ素エポキシ化合物(以下、含ケ
イ素エポキシ化合物Exsi14s−Lと略称する)1
0重量部。2−フェニル−4−メチイルイミダゾールの
2.6−ジヒドロキシ安息香酸付加塩3重量部、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン1重量部を計量
混合し、3本ロールで1時間混練を行い、ペースト状の
熱硬化性樹脂組成物(イ)を得た。
この組成物(句を真空脱気した後、金型に流し込み、1
20℃にて1時間、150℃にて3時間加熱して硬化さ
せ、物性試験用の試験片を得た。
TMA法によるガラス転移温度は150℃であり、PC
T試験(121℃、相対湿度100%、100時間)後
には134℃に低下した。
吸水率は3.1重量%であった。
上記のペースト状の熱硬化性樹脂組成物(イ)40重量
部に60重量部のメチルセロソルブを加え、均一に溶解
した。このワニスをクシ型電極上に塗布しく硬化後の膜
厚:10100u、PCT試験(121℃、相対湿度1
00%、100時間)前後の線間の絶縁抵抗を評価した
PCT試験前の絶縁抵抗は2.0X10”Ω、PCT試
験後の絶縁抵抗は3.lX1010Ωであった。
このワニスを、片面タイプのフィルムキャリア(Kap
jonの膜厚50um、接着剤厚20+un、銅箔厚3
5ua)にインナーリードボンディングされた模擬素子
(線幅、線間81jJl[11パツシベーシヨン膜なし
、ピン数220本)に塗布し、80℃にて50分、11
0℃にて20分、150℃にて3時間加熱し、硬化させ
た。
PCT試験(121℃、相対湿度100%)後の断線不
良率を1. OO0時間まで追跡し、その結果をWet
bullプロットで整理したところ、10%不良発生時
間は160時間、50%不良発生時間は750時間であ
った。
実施例2 メチル置換ノボラック型エポキシ樹脂(日本火薬工業■
製” E OCN ” 5200 ) 90重量部、含
ケイ素エポキシ化合物Exsi14S−LIO重量部、
2−フェニル−4−メチルイミダゾールの2.6−ジヒ
ドロキシ安息香酸付加塩3重量部、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン1重量部を計量混合し、実施
例1と同様の手順でペースト状の熱硬化性樹脂組成物(
ロ)を得た。
この組成物(ロ)から実施例1と同様にして物性試験用
の試験片を得た。
TMA法によるガラス転移温度は155℃であり、PC
T試験(121℃、相対湿度100%、100時間)後
には138℃に低下した。
吸水率は2.6重量%であった。
また、この組成物(σ)から、実施例1と同様にしてワ
ニスを得、クシ型電極上に塗布し実施例1と同様の条件
でPCT試験前後の線間の絶縁抵抗を評価した。
PCT試験前の絶縁抵抗は2.5X10”Ω、PCT試
験後の絶縁抵抗は5.2X1010Ωであった。
このワニスを、実施例1と同様にし゛て、模擬素子に塗
布し、硬化させ、PCT試験(121℃、相対湿度10
0%)後の断線不良率を1,500時間まで追跡し、そ
の結果をWeibullプロットで整理してところ、1
0%不良発生時間は200時間、50%不良発時間は9
00時間であった。
実施例3 上記大面で示される3官能型エポキシ樹脂(三井石油化
学工業■”VG3101”)90重量部、上記式(XX
I)で示される含ケイ素エポキシ化合物(Exs i 
14s−L)10重量部、2−フェニル−4−メチルイ
ミダゾールの2.6−ジヒドロキシ安息香酸付加塩3重
量部、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン1
重量部を計量混合し、実施例1と同様の手順でペースト
状の熱硬化性樹脂組成物(ハ)を得た。
この組成物(ハ)を100℃に数分間加熱して溶融させ
た後、真空脱気した後、金型に流し込み、120℃にて
1時間、150℃にて3時間加熱して硬化させ、物性試
験用の試験片を得た。
TMA法によるガラス転移温度は161℃であり、PC
T試験(121℃、相対湿度100%、100時間)後
には144℃に低下した。吸水率は2.5重量%であっ
た。
この組成物(ハ)から、実施例1と同様にしてワニスを
得、クシ型電極上に塗布し実施例1と同様の条件でPC
T試験前後の線間の絶縁抵抗を評価した。
PCT試験前の絶縁抵抗は12.2X10”Ω、PCT
試験後の絶縁抵抗は7.3X10”Ωであった。
このワニスを、実施例1と同様にして模擬素子に塗布し
、硬化させ、PCT試験(121℃相対湿度100%)
後の断線不良率を1.500時間まで追跡し、その結果
をWeibullプロットで整理したところ、10%不
良発生時間は230時間、50%不良発生時間は1.0
50時間であった。
実施例4 オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂”EOCN
”1020 90重量部、含ケイ素エポキシ化合物Ex
s i 14S−LIO重量部、上記式(XXW)で示
される2、4−ジアミノ−6〔2′−メチルイミダゾー
ル−(1’ )]]エチルーs−トリアジンイソシアヌ
ール酸付加物(四国化成工業■、5重量部、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン1重量部を計量混合
し、実施例1と同様の手順でペースト状の熱硬化性樹脂
組成物(ニ)を得た。
この組成物(駒から実施例1と同様にして物性試験用の
試験片を得た。
TMA法によるガラス転移温度は132℃であり、PC
T試験(121℃、相対湿度100%、100時間)後
には1.10℃に低下した。
吸水率は4.7重量%であった。
この組成物(ニ)から、実施例1と同様にして、ワニス
を得、クシ型電極上に塗布し実施例1と同様の条件でP
CT試験前後の線間の絶縁抵抗を評価した。
PCT試験前の絶縁抵抗は1.7X10”Ω、PCT試
験後の絶縁抵抗は2.3X109Ωであった。
このワニスを、実施例1と同様にして模擬素子に塗布し
、硬化させ、PCT試験(121℃、相対湿度100%
)後の断線不良率を1. OO0時間まで追跡し、その
結果をWeibullプロットで整理したところ、10
%不良率発生時間は130時間、50%不良発生時間は
450時間であった。
実施例5 上記式[I)で示される多官能エポキシ樹脂(日本火薬
■製”EPPN501”)20重量部、上記式■で示さ
れるビスフェノールA型エポキシ樹脂“X−2317”
90重量部、含ケイ素えぼきす化合物Exs i 14
S−LIO重量部、2−フェニル−4−イミダゾールの
2,6−ジヒドロキシ安息香酸付加塩3重量部を計量混
合し、実施例1と同様の手順でペースト状の熱硬化性樹
脂組成物(ネ)を得た。
この組成物(ネ)から、実施例1と同様にして物性試験
用の試験片を得た。
TMA法によるガラス転移温度は168℃であり、PC
T試験(121℃、相対湿度100%、100時間)後
には147℃に低下した。
吸水率は3.8重量%であった。
この組成物(ホ)から、実施例1と同様にして、ワニス
を得、クシ型電極上に塗布し実施例1と同様の条件でP
CT試験前後の線間の絶縁抵抗を評価した。
PCT試験前の絶縁抵抗は2.6X10”Ω、PCT試
験後の絶縁抵抗は6.lX109Ωであった。
このワニスを、実施例1と同様にして模擬素子に塗布し
、硬化させ、PCT試験(121℃、相対湿度100%
)後の断線不良率を1.000時間まで追跡し、その結
果をWeibullプロットで整理したところ、10%
不良率発生時間は140時間、50%不良発生時間は7
00時間であった。
比較例1 オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂”EOCN
”1020 100重量部、2,4−ジアミノ−6〔2
′−メチルイミダゾール−(1”) 〕〕エチルー3−
リアジン・イソシアヌール酸付加物5重量部、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン1重量部を計量混
合し、実施例1と同様の手順でペースト状の熱硬化性樹
脂組成物(へ)を得た。
この組成物(へ)から、実施例1と同様にして物性評価
用の試験片を得た。
TMA法によるガラス転移温度は162℃であり、PC
T試験(121℃、相対湿度100%、100時間)後
には122℃に低下した。
吸水率は5.5重量%であった。
この組成物(へ)から、実施例1と同様にしてワニスを
得、クシ型電極上に塗布し実施例1と同様の条件でPC
T試験前後の線間の絶縁抵抗を評価した。
PCT試験前の絶縁抵抗は1.9X10”Ω、PCT試
験後の絶縁抵抗は2.3X108Ωであった。
このワニスを、実施例1と同様にして模擬素子に塗布し
、硬化させ、PCT試験(121℃、相対湿度100%
)後の断線不良率を1.000時間まで追跡し、その結
果をWeibullプロットで整理したところ、10%
不良率発生時間は110時間、50%不良発生時間は2
50時間であった。
実施例6 実施例2において、メチル置換ノボラック型エポキシ樹
脂“EOCN”5200 90重量部に代えて、メチル
置換ノボラック型エポキシ樹脂” E OCN ” 5
200 20重量部と上記式(資)で示されるビスフェ
ノールAD型エポキシ樹脂(三井石油化学工業■製、”
 R1710”)70重量部の混合物を用いた以外は実
施例2と同様にして、熱硬化性樹脂組成物(ト)を得た
この組成物(ト)は、実施例2で得られたものに比べて
優れた流れ性を示した。
また、実施例2と同様にして特性を測定した。
結果を第1表に示す。
実施例7 実施例3において、3官能型エポキシ樹脂” V G 
3101 ” 90重量部に代えて、3官能型エポキシ
樹脂tゞV G 3101 ” 20重量部と上記式(
資)で示されるビスフェノールF型エポキシ樹脂(日本
火薬■製”RE−3048”) 70重量部の混合物を
用いた以外は実施例3と同様にして、熱硬化性樹脂組成
物(チ)を得た。
この組成物(チ)は、実施例3で得られたものに比べて
優れた流れ性を示した。
また、実施例3と同様にして特性を測定した。
結果を第1表に示す。
〈発明の効果〉 本発明においては、特定構造の多官能エポキシ樹脂、含
ケイ素エポキシ化合物、イミ、ダゾール化合物またはイ
ミダゾールに基づく付加物、有機ケイ素化合物を使用す
ることによって、従来技術に優る耐湿熱信頼性を有する
TAB用封用材止材供される。
本発明の熱硬化性樹脂組成物から得られる硬化物は、耐
湿熱性に優れるとともに、低応力性を保持していること
から、TAB方式によって実装されたデバイスの封止用
途に適している。
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、TAB以外にハイブリ
ットICなどの分野において基板上に実装されたベア・
チップの直接封止にも適している。
また、本発明の組成物に、必要に応じて液状の2官能エ
ポキシ樹脂を配合することによって、使い易さが向上し
かつ耐湿熱信頼性の優れたTAB用封用材止材組成物供
できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)下記の一般式( I )〜(III)で表わされ
    るエポキシ樹脂の群から選ばれた少くとも1種以上のエ
    ポキシ樹脂100重量部 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・( I
    ) (式中、n_1、n_2、n_3は各々0または1〜4
    の整数であって、芳香環1個当りのメチル基の平均の数
    が1以上3以下であり、m、は0または1以上18以下
    の整数を示す。)▲数式、化学式、表等があります▼・
    ・・・・・(II) (式中、n_4は1以上10以下の整数を示す。)▲数
    式、化学式、表等があります▼・・・・・・(III) (B)1分子中にケイ素原子に直接結合した下記の構造
    単位(IV)を含む含ケイ素エポキシ化合物1〜1,00
    0重量部 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(IV) (式中、n_5は2または3;R_1〜R_4は各々同
    一または相異なる置換基であって、 R_1〜R_4は各々水素原子、炭素数1〜20のアル
    キル基、アルコキシ基、置換アルキル基から選ばれた基
    を表わす。) (C)イミダゾール化合物またはイミダゾールに基づく
    付加物0.1〜100重量部 (D)1分子中にケイ素原子に直接結合した2個以上の
    アルコキシ基および/または水酸基を有する有機ケイ素
    化合物0.001〜100重量部 を必須成分をする熱硬化性樹脂組成物。
  2. (2)(E)下記の(a)〜(c)から選ばれた少くと
    も1種以上の2官能性エポキシ樹脂10〜1,900重
    量部 (a)エポキシ当量が170〜400(g/equiv
    )の範囲にありかつ下記の一般式(V)で示されるビス
    フェノールA型エポキシ樹脂 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(V) (式中、n_6は0または1以上の整数を表わす。) (b)エポキシ当量が163〜400(g/equiv
    )の範囲にありかつ下記の一般式(VI)で示されるビス
    フェノールAD型エポキシ樹脂 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(VI) (式中、n_7は0または1以上の整数を表わす。) (c)エポキシ当量が149〜400(g/equiv
    )の範囲にありかつ下記の一般式(VII)で示されるビ
    スフェノールF型エポキシ樹脂 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(VII
    ) (式中n_8は0または1以上の整数を表わす。)をさ
    らに加えて必須成分とする請求項1記載の熱硬化性樹脂
    組成物。
  3. (3)イミダゾールに基づく付加物が下記一般式(VII
    I)で示されるイミダゾール・酸付加物である請求項1
    記載の熱硬化性樹脂組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(VII
    I) (ただし、R_5は水素原子、炭素数1〜18のアルキ
    ル基、ベンジル基、−CH_2CH_2CN基から選ば
    れた基;R_6は水素原子、炭素数1〜18のアルキル
    基、フェニル基、置換フェニルから選ばれた基;R_7
    、R_8は各々水素原子、炭素数1〜18のアルキル基
    、フェニル基、ベンジル基、−CH_2OH基から選ば
    れた基を示し、n_9は1または2の整数を示す。)
JP27154890A 1990-06-21 1990-10-08 熱硬化性樹脂組成物 Pending JPH04126761A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170133311A (ko) * 2015-03-27 2017-12-05 가부시키가이샤 아데카 조성물

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170133311A (ko) * 2015-03-27 2017-12-05 가부시키가이샤 아데카 조성물
JPWO2016158522A1 (ja) * 2015-03-27 2018-01-18 株式会社Adeka 組成物

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