JPH04129068U - スターリング機関の熱交換器 - Google Patents

スターリング機関の熱交換器

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JPH04129068U
JPH04129068U JP3207891U JP3207891U JPH04129068U JP H04129068 U JPH04129068 U JP H04129068U JP 3207891 U JP3207891 U JP 3207891U JP 3207891 U JP3207891 U JP 3207891U JP H04129068 U JPH04129068 U JP H04129068U
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heat exchanger
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利行 栗原
信吾 伊藤
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビルマイヤサイクルやスターリングサイクル
のヒートポンプ装置に使用される熱交換器として、コン
パクトで高い伝熱性能が得られ、製造が容易で製造コス
トを下げ得る熱交換器を得る。 【構成】 1対の矩形管を異なる径で折り曲げて同心状
に配置した内側及び外側伝熱部材(2),(3)間にフ
ィン(6),(6),…を架設したユニット(1)を複
数段に積層して、伝熱部材(2),(3)内を冷媒流路
(8)とし、伝熱部材(2),(3)間をガス流路
(9)とする。また、内壁部材(11)、伝熱部材(1
2)及び外壁部材(13)を同心に配置し、内壁部材
(11)と伝熱部材(12)との間(又は伝熱部材(1
2)と外壁部材(13)との間)にメッシュ(14)を
多段に積層してガス流路(8)とし、伝熱部材(12)
と外壁部材(13)との間(又は内壁部材(11)と伝
熱部材(12)との間)に冷媒流路(9)を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ビルマイヤサイクルやスターリングサイクル等のスターリング機 関において、作動流体と冷媒とを熱交換させる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種ビルマイヤサイクルのヒートポンプ装置は例えば特開平1− 137164号公報等に開示されているように知られている。すなわち、この装 置は、図6に示すように、端部が互いに交差するようにケース(20)にて一体 に接合された高温シリンダ(21)及び低温シリンダ(22)を有し、高温シリ ンダ(21)内には高温ディスプレーサ(23)が、また低温シリンダ(22) 内には低温ディスプレーサ(24)がそれぞれ往復動可能に嵌装されている。上 記ケース(20)には図外の起動用モータに駆動連結されたクランク軸(25) が支持され、このクランク軸(25)の高温クランク部(25a)と高温ディス プレーサ(23)とはロッド(26)及びリンク(27)により、またクランク 軸(25)の低温クランク部(図示せず)と低温ディスプレーサ(24)とはロ ッド(28)及びリンク(29)によりそれぞれ連結されており、この連結によ り、両ディスプレーサ(23),(24)は所定の位相差(例えば90°)で往 復動するようになっている。
【0003】 高温シリンダ(21)内は高温ディスプレーサ(23)により上側の高温空間 (30)と下側の高温側中温空間(31)とに区画され、低温シリンダ(22) 内は低温ディスプレーサ(24)により外側(クランク軸(25)と反対側)の 低温空間(33)と内側の低温側中温空間(32)とに区画されている。高温シ リンダ(21)の中温空間(31)と低温シリンダ(22)の中温空間(32) とは中温部接続管(34)により接続され、これら高温、低温及び中温空間(3 0),(33),(31),(32)にはヘリウム等の作動ガスが充填されてい る。
【0004】 上記中温空間(31)は高温空間(30)に高温連通路(35)により、また 中温空間(32)は低温空間(33)に低温連通路(36)によりそれぞれ連通 されている。上記高温連通路(35)には熱交換器からなるヒータ(37)と、 蓄冷型熱交換器からなる高温再生器(38)と、冷却水と熱交換する中温部高温 側熱交換器(39)とが配設される。一方、低温連通路(36)には冷却水と熱 交換する熱交換器からなるクーラ(40)と、蓄冷型熱交換器からなる低温再生 器(41)と、冷却水と熱交換する中温部低温側熱交換器(42)とが配設され ている。
【0005】 さらに、上記高温空間(30)内ないしヒータ(37)内の作動ガスを加熱す るバーナ(43)が設けられている。
【0006】 このヒートポンプサイクルでは、ガスの温度(T)とエントロピー(S)との 関係を示すT−S線図は図7に示すようになる。すなわち、高温側サイクルでは 、ガスは行程1→2でヒータ(37)から吸熱して等温膨張し、次の行程2→3 では熱を高温再生器(38)に与えて等積冷却される。さらに、行程3→4で、 中温部高温側熱交換器(39)を介して放熱して等温圧縮し、行程4→1では、 上記高温再生器(38)に与えた熱により等積加熱される。一方、低温側サイク ルでは、ガスは行程1′→2′で熱を低温再生器(41)に与えて等積冷却され 、行程2′→3′ではクーラ(40)から吸熱して等温膨張し、次の行程3′→ 4′では、上記低温再生器(41)に与えた熱により等積加熱され、行程4′→ 1′で、中温部低温側熱交換器(42)を介して放熱して等温圧縮する。
【0007】 一方、スターリングサイクルのヒートポンプ装置は、例えば図8に示すように 、内部にディスプレーサ(51)及びパワーピストン(52)がそれぞれ往復動 可能に嵌装されたシリンダ(50)を有する。シリンダ(50)内の空間は、デ ィスプレーサ(51)とシリンダ(50)底部との間に形成される膨張空間(5 3)と、ディスプレーサ(51)とパワーピストン(52)との間に形成される 圧縮空間(54)とに区画され、これら空間(53),(54)にはヘリウム等 の作動ガスが充填されている。上記パワーピストン(52)は、ロッド(55) 及びリンク(56)を介してケース(57)に支持したクランク軸(58)の第 1クランクアーム(58a)に連結されている。ディスプレーサ(51)は、上 記パワーピストン(52)の中心孔(52a)をロッドシール(59)を介して 気密状に摺動可能に貫通するロッド(60)、及びリンク(61)を介して上記 クランク軸(58)の第2クランクアーム(58b)に連結されている。クラン ク軸(58)は駆動用モータ(図示せず)に駆動連結され、その第1及び第2ク ランクアーム(58a),(58b)は所定角度だけ変位しており、このことに より、ディスプレーサ(51)及びパーピストン(52)を所定の位相差でもっ て往復動させるようになっている。上記膨張空間(53)と圧縮空間(54)と は連通路(62)により連通され、この連通路(62)には、膨張空間(53) から順に、熱交換器からなるクーラ(63)と、蓄冷式熱交換器からなる再生器 (64)と、熱交換器からなるヒータ(65)とが配設されている。
【0008】 そして、このサイクルでは、T−S線図は図9に示すようになる。すなわち、 サイクルの行程1→2は等温圧縮行程であり、ガスはヒータ(65)から放熱し て等温圧縮し、次の行程2→3では熱を再生器(64)に与えて等積冷却される 。さらに、行程3→4で、クーラ(63)を介して吸熱して等温膨張し、行程4 →1では、上記再生器(64)に与えた熱により等積加熱される。
【0009】 ところで、このようなスターリング機関においては、従来、上記ビルマイヤサ イクルのヒートポンプ装置における中温部高温側熱交換器(39)、中温部低温 側熱交換器(42)及びクーラ(40)、或いはスターリングサイクルのヒート ポンプ装置におけるヒータ(65)及びクーラ(63)の熱交換器として、出力 低下が少なく、しかも高い熱交換性能が得られるよう、内径が1mm程度の細管を 数百本程度用いたシェルアンドチューブ型のものが一般的に採用される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、この従来の熱交換器では、多数の細管を必要とするために、その製 造が難しくて製造コストが高くつき、スターリング機関の効率をさらに高める には熱交換性能が不十分であり、スターリング機関全体に対し熱交換器の占め る容積割合が大きく、コンパクト化することが難しい等の問題があった。
【0011】 本考案は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱交換器の構 造を変えることで、コンパクトで性能が高く、しかも製造が容易でスターリング 機関に好適な熱交換器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的の達成のため、請求項1の考案では、熱交換器を矩形管とフィンと の組合せにより構成する。
【0013】 具体的には、この考案では、図1及び図2に示す如く、スターリング機関にお ける作動ガスと冷媒との間で熱交換させる熱交換器として、各々互いに異なる径 で円形に折り曲げられ、かつ所定の間隔をあけて同心状に配置された1対の断面 矩形状の矩形管からなる内側及び外側伝熱部材(2),(3)と、この内側伝熱 部材(2),(3)の外面及び外側伝熱部材(2),(3)の内面の間に、円周 方向に間隔をあけて架設された多数枚のフィン(6),(6),…とを備え、上 記内側及び外側伝熱部材(2),(3)の一端同士及び他端同士が互いに接続さ れてそれぞれ冷媒入出口(4),(5)とされた熱交換器ユニット(1)を、内 側及び外側伝熱部材(2),(3)同士が気密状に接合された状態で多段に同心 状に積層してなるものとする。
【0014】 そして、上記各熱交換器ユニット(1)の冷媒入出口(4),(5)を上下に 隣接する熱交換器ユニット(1)の冷媒入出口(4),(5)に直列に接続して 一連の冷媒流路(8)とし、両伝熱部材(2),(3)間をガス流路(9)とす る構成とする。
【0015】 また、請求項2の考案では、円筒状の筒体とメッシュとの組合せにより熱交換 器を構成する。
【0016】 すなわち、この考案では、図3及び図4に示す如く、スターリング機関におけ る熱交換器は、円筒状の内壁部材(11)と、この内壁部材(11)の外側に所 定の間隔をあけて同心状に配置され、内壁部材(11)よりも大きい内径を有す る円筒状の伝熱部材(12)と、この伝熱部材(12)の外側に所定の間隔をあ けて同心状に配置され、伝熱部材(12)よりも大きい内径を有する円筒状の外 壁部材(13)とが一体的に結合されてなるハウジング(10)を有するものと する。
【0017】 そして、上記内壁部材(11)と伝熱部材(12)との間には多数の円環状の メッシュ(14),(14),…が多段に積層固定され、上記内壁部材(11) と伝熱部材(12)との間がガス流路(9)とされ、伝熱部材(12)と外壁部 材(13)との間が冷媒流路(8)とされていることを特徴とする。
【0018】 請求項3の考案では、上記請求項2の考案とは異なり、伝熱部材と外壁部材と の間をガス流路とした。
【0019】 すなわち、この考案では、図5に示すように、熱交換器は、円筒状の内壁部材 (11)と、この内壁部材(11)の外側に所定の間隔をあけて同心状に配置さ れ、内壁部材(11)よりも大きい内径を有する円筒状の伝熱部材(12)と、 この伝熱部材(12)の外側に所定の間隔をあけて同心状に配置され、伝熱部材 (12)よりも大きい内径を有する円筒状の外壁部材(13)とが一体的に結合 されてなるハウジング(10)を有するものとし、上記伝熱部材(12)と外壁 部材(13)との間には多数の円環状のメッシュ(14),(14),…が多段 に積層固定され、内壁部材(11)と伝熱部材(12)との間が冷媒流路(8) とされ、伝熱部材(12)と外壁部材(13)との間がガス流路(9)とされて いることを特徴とする。
【0020】
【作用】
請求項1の考案では、熱交換器は、矩形管からなる内側及び外側伝熱部材(2 ),(3)間にフィン(6),(6),…を架設したユニット(1)を複数段に 積層してなるものであり、両伝熱部材(2),(3)間のガス流路(9)を流れ る作動ガスと、各伝熱部材(2),(3)内を流れる冷媒との間で伝熱が行われ る。この構造では、フィン(6),(6),…による高い伝熱性能が得られるの で、従来のものに比べコンパクトで熱交換性能も高くなり、スターリング機関の 効率を向上させて、そのコンパクトを図ることができる。また、多数本の細管が 不要であるので、容易に製造して製造コストを下げることができる。
【0021】 また、請求項2の考案では、作動ガスは内壁部材(11)と伝熱部材(12) との間のガス流路(9)を流れ、冷媒は伝熱部材(12)と外壁部材(13)と の間の冷媒流路(8)を流れる。また、請求項3の考案では、作動ガスは伝熱部 材(12)と外壁部材(13)との間のガス流路(9)を流れ、冷媒は内壁部材 (11)と伝熱部材(12)との間の冷媒流路(8)を流れる。いずれのもので も、両流路(8),(9)は伝熱部材(12)を介して隣接しているので、作動 ガスと冷媒との間で良好な熱交換が行われる。このとき、メッシュ(14),( 14),…を介して伝熱が行われるので、単位面積当たりの伝熱面積を大きく確 保することができ、高い伝熱性能が得られる。よって、従来のシェルアンドチュ ーブ型のものに比べコンパクトで熱交換性能も高くなり、よって請求項1の考案 と同様の作用効果が得られる。
【0022】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。尚、ビルマイヤサイクル又 はスターリングサイクルのヒートポンプ装置についてはそれぞれ図6及び図8に より説明したので、図6及び図8と同じ部分については同じ符号を付してその詳 細な説明は省略する。
【0023】 (実施例1) 図1及び図2は本考案の実施例1に係る熱交換器を示す。この熱交換器は、図 6に示すビルマイヤサイクルヒートポンプ装置の中温部高温側熱交換器(39) 、中温部低温側熱交換器(42)又はクーラ(40)、或いは図8に示すスター リングサイクルヒートポンプ装置のヒータ(65)やクーラ(63)等、そのシ リンダ(21),(22),(50)周りに配設されて、作動ガスと冷却水(冷 媒)との間で熱交換させる熱交換器として使用される。
【0024】 これらの図に示すように、熱交換器は複数の熱交換器ユニット(1),(1) ,…で構成されている。各熱交換器ユニット(1)は、互いに同心状に配置され た内側及び外側伝熱部材(2),(3)を有し、内側伝熱部材(2)の内部に、 図示していないが上記シリンダ(21),(22),(50)が嵌装される。こ れら伝熱部材(2),(3)は、いずれも、銅やアルミニウム等の熱伝導率の高 い材料からなる断面矩形状の矩形管をシリンダ(21),(22),(50)よ りも大きい径で円形状に折り曲げたもので、外側伝熱部材(3)の径は内側伝熱 部材(2)よりも大きくされ、両伝熱部材(2),(3)間には所定の間隔があ けられている。上記内側伝熱部材(2)の端部は直径方向に平行に延びる直線部 (2a),(2a)とされ、両直線部(2a),(2a)同士は互いに接合され て一体化されている。また、外側伝熱部材(3)の端部はそれぞれ上記内側伝熱 部材(2)の直線部(2a),(2a)の外面に連通状態で接続されており、こ の構造により、内側及び外側伝熱部材(2),(3)の一端同士及び他端同士が 互いに接続され、その一方が冷却水入口(4)に、また他方が冷却水出口(5) にそれぞれ構成されている。
【0025】 また、上記内側伝熱部材(2)の外面と外側伝熱部材(3)の内面との間には 半径方向に延びる多数枚のフィン(6),(6),…が円周方向に略等間隔をあ けて架設され、このフィン(6),(6),…は銅やアルミニウム等の熱伝導率 の高い材料からなる。
【0026】 そして、各熱交換器ユニット(1)は、各々の内側及び外側伝熱部材(2), (3)同士が接合された状態で同心状に上下に多段に積層されている。また、各 熱交換器ユニット(1)の冷却水入口(4)及び冷却水出口(5)はそれぞれ該 ユニット(1)に上下に隣接する熱交換器ユニット(1)の冷却水出口(5)及 び冷却水入口(4)に連絡管(7)により直列に接続されており、このことで各 熱交換器ユニット(1)の内側伝熱部材(2)及び外側伝熱部材(3)は内部に 一連の冷却水流路(8)を構成するように接続されている。また、各熱交換器ユ ニット(1)における両伝熱部材(2),(3)間、つまりフィン(6),(6 ),…の配設されるスペースがガス流路(9)とされている。
【0027】 この実施例では、熱交換器の各熱交換器ユニット(1)において、内側及び外 側伝熱部材(2),(3)内の冷却水流路(8)を冷却水が流れ、両伝熱部材( 2),(3)間のガス流路(9)を作動ガスが流れ、このガス流路(9)を流れ る作動ガスと、各伝熱部材(2),(3)内を流れる冷却水との間で伝熱されて 熱交換が行われる。
【0028】 このとき、熱交換器は、矩形管からなる内側及び外側伝熱部材(2),(3) 間にフィン(6),(6),…を架設した熱交換器ユニット(1)を複数段に積 層してなるものであるので、フィン(6),(6),…による高い伝熱性能が得 られる。その結果、従来のシェルアンドチューブ型の熱交換器に比べコンパクト で熱交換性能も高くなり、よってスターリング機関の効率を向上させ、そのコン パクトを図ることができる。
【0029】 しかも、多数本の細管が不要であるので、容易に製造して製造コストを下げる ことができる。
【0030】 (実施例2) 図3及び図4は本考案の実施例2を示す。この実施例では、熱交換器は円筒状 の内壁部材(11)、伝熱部材(12)及び外壁部材(13)を備えたハウジン グ(10)を有してなり、これら部材(11)〜(13)は図示していないが端 部で一体に結合されている。上記内壁部材(11)は、その内部を上記シリンダ (21),(22),(50)が嵌挿可能な円筒状のものである。上記伝熱部材 (12)は、銅やアルミニウム等の熱伝導率の高い材料からなり、上記内壁部材 (11)の外側に所定の間隔をあけて同心状に配置され、内壁部材(11)より も大きい内径を有する。また、外壁部材(13)は、上記伝熱部材(12)の外 側に所定の間隔をあけて同心状に配置され、伝熱部材(12)よりも大きい内径 を有する。
【0031】 さらに、上記内壁部材(11)と伝熱部材(12)との間には、銅やアルミニ ウム等の熱伝導率の高い材料からなる多数の円環状のメッシュ(14),(14 ),…が内外のスペーサ(15),(16)を介して多段に積層固定されている 。上記内側スペーサ(15)は、上記内壁部材(11)の外径よりも若干大きい 内径を有する細いリング状のもので、各メッシュ(14)の内縁部を支持する。 一方、外側スペーサ(16)は、上記伝熱部材(12)の内径よりも若干小さい 外径を有する細いリング状のもので、各メッシュ(14)の外縁部を支持する。 各メッシュ(14)は、その内周縁が内壁部材(11)の外面に、また外周縁が 伝熱部材(12)の内面にそれぞれろう付されて一体に固定されている。尚、こ の場合、メッシュ(14)の内外縁部にろう材を付着させておき、これらの全体 を加熱することで、メッシュ(14)を一体にろう付固定する。
【0032】 そして、上記内壁部材(11)と伝熱部材(12)との間がガス流路(9)と され、伝熱部材(12)と外壁部材(13)との間が冷却水流路(8)とされて いる。
【0033】 したがって、この実施例では、作動ガスは内壁部材(11)と伝熱部材(12 )との間のガス流路(9)を流れ、冷却水は伝熱部材(12)と外壁部材(13 )との間の冷却水流路(8)を流れる。両流路(8),(9)は熱伝導率の高い 材料からなる伝熱部材(12)を介して隣接しているので、作動ガスと冷却水と の間で良好な熱交換が行われる。しかも、伝熱性材料からなるメッシュ(14) ,(14),…を介して伝熱が行われるので、単位面積当たりの伝熱面積を大き く確保することができ、高い伝熱性能が得られる。よって、従来のシェルアンド チューブ型のものに比べコンパクトで熱交換性能も高くなり、上記実施例1と同 様の作用効果が得られる。
【0034】 (実施例3) 図5は実施例3を示し(尚、図3及び図4と同じ部分については同じ符号を付 してその詳細な説明は省略する)、上記実施例2の構成において、冷却水流路( 8)を内側に変えたものである。
【0035】 すなわち、この実施例では、内壁部材(11)、伝熱部材(12)及び外壁部 材(13)の配置構成は実施例2と同様である。そして、伝熱部材(12)と外 壁部材(13)との間に、多数の円環状のメッシュ(14),(14),…が内 外のスペーサ(図示せず)を介して多段に積層固定されており、上記内壁部材( 11)と伝熱部材(12)との間が冷却水流路(8)とされ、伝熱部材(12) と外壁部材(13)との間がガス流路(9)とされている。
【0036】 したがって、この実施例では、作動ガスは伝熱部材(12)と外壁部材(13 )との間のガス流路(9)を流れ、冷却水は内壁部材(11)と伝熱部材(12 )との間の冷却水流路(8)を流れる。この場合においても、両流路(8),( 9)は熱伝導率の高い伝熱部材(12)を介して隣接しているので、作動ガスと 冷却水との間で良好な熱交換が行われ、また、伝熱性材料からなるメッシュ(1 4),(14),…を介して伝熱が行われるので、高い伝熱性能が得られる。よ って、上記実施例2と同様の作用効果が得られる。
【0037】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1の考案では、1対の矩形管を異なる径で同心状 に折り曲げてなる内側及び外側伝熱部材間にフィンを架設したユニットを複数段 に積層して熱交換器を構成した。請求項2の考案では、同心に配置した内壁部材 と伝熱部材との間にメッシュを多段に積層してガス流路とし、伝熱部材とその外 側に配置した外壁部材との間に冷媒流路を形成して熱交換器を構成した。また、 請求項3の考案では、同心に配置した伝熱部材と外壁部材との間にメッシュを多 段に積層してガス流路とし、伝熱部材とその内側に配置した内壁部材との間に冷 媒流路を形成して熱交換器を構成した。従って、これらの考案によると、熱交換 器は、フィンやメッシュによる高い伝熱性能が得られるので、従来のものに比べ コンパクトで熱交換性能も高く、スターリング機関の効率の向上及びそのコンパ クトを図ることができる。また、多数本の細管が不要であるので、製造が容易と なり、製造コストのコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1に係る熱交換器の全体斜視図
である。
【図2】図1のII―II線拡大断面図である。
【図3】実施例2に係る熱交換器の横断面図である。
【図4】図3のIV―IV線断面図である。
【図5】実施例3に係る熱交換器の横断面図である。
【図6】ビルマイヤサイクルのヒートポンプ装置の断面
図である。
【図7】ビルマイヤサイクルのT−S線図である。
【図8】スターリングサイクルのヒートポンプ装置の断
面図である。
【図9】スターリングサイクルのT−S線図である。
【符号の説明】
(1)…熱交換器ユニット (2)…内側伝熱部材 (3)…外側伝熱部材 (4)…冷却水入口 (5)…冷却水出口 (6)…フィン (8)…冷却水流路(冷媒流路) (9)…ガス流路 (10)…ハウジング (11)…内壁部材 (12)…伝熱部材 (13)…外壁部材 (14)…メッシュ (21),(22)…シリンダ (39)…中温部高温側熱交換器 (40)…クーラ (42)…中温部低温側熱交換器 (50)…シリンダ (63)…クーラ (65)…ヒータ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スターリング機関に配設され、作動ガス
    と冷媒との間で熱交換させる熱交換器であって、各々互
    いに異なる径で円形に折り曲げられ、かつ所定の間隔を
    あけて同心状に配置された1対の断面矩形状の矩形管か
    らなる内側及び外側伝熱部材(2),(3)と、該内側
    伝熱部材(2)の外面及び外側伝熱部材(3)の内面の
    間に、円周方向に間隔をあけて架設された多数枚のフィ
    ン(6),(6),…とを備え、上記内側及び外側伝熱
    部材(2),(3)の一端同士及び他端同士が互いに接
    続されてそれぞれ冷媒入出口(4),(5)とされた熱
    交換器ユニット(1)を、内側及び外側伝熱部材
    (2),(3)同士が気密状に接合された状態で多段に
    同心状に積層してなり、上記各熱交換器ユニット(1)
    の冷媒入出口(4),(5)が上下に隣接する熱交換器
    ユニット(1)の冷媒入出口(4),(5)に直列に接
    続されて一連の冷媒流路(8)とされ、両伝熱部材
    (2),(3)間がガス流路(9)とされていることを
    特徴とするスターリング機関の熱交換器。
  2. 【請求項2】 スターリング機関に配設され、作動ガス
    と冷媒との間で熱交換させる熱交換器であって、筒状の
    内壁部材(11)と、該内壁部材(11)の外側に所定
    の間隔をあけて同心状に配置され、内壁部材(11)よ
    りも大きい内径を有する円筒状の伝熱部材(12)と、
    該伝熱部材(12)の外側に所定の間隔をあけて同心状
    に配置され、伝熱部材(12)よりも大きい内径を有す
    る円筒状の外壁部材(13)とが一体的に結合されてな
    るハウジング(10)を備え、上記内壁部材(11)と
    伝熱部材(12)との間には多数の円環状のメッシュ
    (14),(14),…が多段に積層固定されており、
    上記内壁部材(11)と伝熱部材(12)との間がガス
    流路(9)とされ、伝熱部材(12)と外壁部材(1
    3)との間が冷媒流路(8)とされていることを特徴と
    するスターリング機関の熱交換器。
  3. 【請求項3】 スターリング機関に配設され、作動ガス
    と冷媒との間で熱交換させる熱交換器であって、円筒状
    の内壁部材(11)と、該内壁部材(11)の外側に所
    定の間隔をあけて同心状に配置され、内壁部材(11)
    よりも大きい内径を有する円筒状の伝熱部材(12)
    と、該伝熱部材(12)の外側に所定の間隔をあけて同
    心状に配置され、伝熱部材(12)よりも大きい内径を
    有する円筒状の外壁部材(13)とが一体的に結合され
    てなるハウジング(10)を備え、上記伝熱部材(1
    2)と外壁部材(13)との間には多数の円環状のメッ
    シュ(14),(14),…が多段に積層固定されてお
    り、上記内壁部材(11)と伝熱部材(12)との間が
    冷媒流路(8)とされ、伝熱部材(12)と外壁部材
    (13)との間がガス流路(9)とされていることを特
    徴とするスターリング機関の熱交換器。
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