JPH0413012B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0413012B2 JPH0413012B2 JP58222536A JP22253683A JPH0413012B2 JP H0413012 B2 JPH0413012 B2 JP H0413012B2 JP 58222536 A JP58222536 A JP 58222536A JP 22253683 A JP22253683 A JP 22253683A JP H0413012 B2 JPH0413012 B2 JP H0413012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- layer
- coating layer
- composite membrane
- membrane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D67/00—Processes specially adapted for manufacturing semi-permeable membranes for separation processes or apparatus
- B01D67/0081—After-treatment of organic or inorganic membranes
- B01D67/0088—Physical treatment with compounds, e.g. swelling, coating or impregnation
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D69/00—Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
- B01D69/10—Supported membranes; Membrane supports
- B01D69/107—Organic support material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D69/00—Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
- B01D69/12—Composite membranes; Ultra-thin membranes
- B01D69/1213—Laminated layers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D69/00—Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
- B01D69/12—Composite membranes; Ultra-thin membranes
- B01D69/1216—Three or more layers
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、混合気体から特定の気体を分離濃縮
するのに用い、而も長期間安定した特性を維持で
きる気体透過複合膜に関するものである。 従来例の構成とその問題点 高分子膜を用いて混合気体から特定の気体を分
離濃縮する方法については、近年数多くの提案が
なされており、例えば工場排気や天然ガス或いは
大気中から、水素・窒素・酸素その他の有用な気
体を分離する技術等はすでに実用化されている。 しかしながら、これらの提案は混合気体を直接
膜に接触させる方法である為に、運用に際しての
環境条件は厳しく、膜の気体透過性を長期にわた
つて維持するということが重要な課題となつてい
た。 例えば特開昭51−121485号公報にはポリジメチ
ルシロキサン−ポリカーボネートの表面をもつポ
リフエニレンオキサイド/ポリジメチルシロキサ
ン・ポリカーボネートの気体透過複合膜が記載さ
れているが、本発明者らの実験によれば、上記の
複合膜を多孔質ポリプロピレンシートの上に形成
させ、この複合膜をモジユール化して工場の排気
口近くに置き、−530mmHgの圧力で吸引運用し続
けたところ、約1000時間経過した時点で上記複合
膜の気体透過流量が20〜30%低下するものがあつ
た。また、特開昭58−14926号公報に記載されて
いるポリヒドロキシスチレン−ポリスルホン−ポ
リジメチルシロキサン共重合体を用いて同様な実
験を行なつたところ、やはり約1500時間後に上記
複合膜の気体透過流量は20〜30%低下するものも
あつた。 このように、初期状態では優れた気体透過性を
示す複合膜も、実際の運用条件下では、時間の経
過に伴い、使用に値しない程に特性が劣化してし
まうのが従来の例であつた。 発明の目的 本発明は以上のような欠点を解消するためにな
されたもので、長期にわたつて高い気体透過特性
を維持し、真に実用に適した気体透過複合膜を提
供することを目的とする。 発明の構成 この目的を達成するために本発明は、多孔質支
持体上に、混合気体から特定の気体を分離濃縮す
るための少くとも一層からなる気体選択性膜層
と、前記気体選択性膜層上に形成された被覆層と
を備え、前記被覆層が臨界表面張力γoが30dyn・
cm-1以下の高分子からなる気体透過複合膜を提供
するものである。 本発明者らの実験によれば、気体透過複合膜の
経時劣化の主たる原因は、混合気体を膜表面に直
接触れさせるものであるために、気体中の除去不
可能な微粒子(直径≒1μ〜0.1μの油滴やミクロゾ
ル)が膜表面に付着してしまうためであると考え
られた。一般に表面エネルギーの小さい物質を用
いると、撥水性、撥油性表面を作ることができる
が、気体透過性は小さい。そこで、このような物
質で膜表面を被覆し、その厚さを200Å以下に抑
えたところ、心配された気体透過流量はあまり変
化しなかつた。これは上記の被覆膜が緻密ではな
く、まばらにピンホールを生じているため、微粒
子は付着しにくく且つ気体透過性も良い表面が得
られたものと考えられる。この効果は臨界表面張
力γcが30dyn・cm-1以下の高分子について見られ、
詳しくはγcが25dyn・cm-1以下のものが著しくγc
が35dyn・cm-1以上の高分子になると発揮されな
かつた。従つて被覆膜としては臨界表面張力γcが
30dyn・cm-1以下であることが望ましく、さらに
好ましくは25dyn・cm-1以下あることが望まし
い。 よつて前記表面膜材料としては、表面の化学構
造式が −CF3+−CF2−,−CF2−,−CF2−CFH−,−
CF2−CFCl,CF2−CH2−,−CFH−CH2−,
するのに用い、而も長期間安定した特性を維持で
きる気体透過複合膜に関するものである。 従来例の構成とその問題点 高分子膜を用いて混合気体から特定の気体を分
離濃縮する方法については、近年数多くの提案が
なされており、例えば工場排気や天然ガス或いは
大気中から、水素・窒素・酸素その他の有用な気
体を分離する技術等はすでに実用化されている。 しかしながら、これらの提案は混合気体を直接
膜に接触させる方法である為に、運用に際しての
環境条件は厳しく、膜の気体透過性を長期にわた
つて維持するということが重要な課題となつてい
た。 例えば特開昭51−121485号公報にはポリジメチ
ルシロキサン−ポリカーボネートの表面をもつポ
リフエニレンオキサイド/ポリジメチルシロキサ
ン・ポリカーボネートの気体透過複合膜が記載さ
れているが、本発明者らの実験によれば、上記の
複合膜を多孔質ポリプロピレンシートの上に形成
させ、この複合膜をモジユール化して工場の排気
口近くに置き、−530mmHgの圧力で吸引運用し続
けたところ、約1000時間経過した時点で上記複合
膜の気体透過流量が20〜30%低下するものがあつ
た。また、特開昭58−14926号公報に記載されて
いるポリヒドロキシスチレン−ポリスルホン−ポ
リジメチルシロキサン共重合体を用いて同様な実
験を行なつたところ、やはり約1500時間後に上記
複合膜の気体透過流量は20〜30%低下するものも
あつた。 このように、初期状態では優れた気体透過性を
示す複合膜も、実際の運用条件下では、時間の経
過に伴い、使用に値しない程に特性が劣化してし
まうのが従来の例であつた。 発明の目的 本発明は以上のような欠点を解消するためにな
されたもので、長期にわたつて高い気体透過特性
を維持し、真に実用に適した気体透過複合膜を提
供することを目的とする。 発明の構成 この目的を達成するために本発明は、多孔質支
持体上に、混合気体から特定の気体を分離濃縮す
るための少くとも一層からなる気体選択性膜層
と、前記気体選択性膜層上に形成された被覆層と
を備え、前記被覆層が臨界表面張力γoが30dyn・
cm-1以下の高分子からなる気体透過複合膜を提供
するものである。 本発明者らの実験によれば、気体透過複合膜の
経時劣化の主たる原因は、混合気体を膜表面に直
接触れさせるものであるために、気体中の除去不
可能な微粒子(直径≒1μ〜0.1μの油滴やミクロゾ
ル)が膜表面に付着してしまうためであると考え
られた。一般に表面エネルギーの小さい物質を用
いると、撥水性、撥油性表面を作ることができる
が、気体透過性は小さい。そこで、このような物
質で膜表面を被覆し、その厚さを200Å以下に抑
えたところ、心配された気体透過流量はあまり変
化しなかつた。これは上記の被覆膜が緻密ではな
く、まばらにピンホールを生じているため、微粒
子は付着しにくく且つ気体透過性も良い表面が得
られたものと考えられる。この効果は臨界表面張
力γcが30dyn・cm-1以下の高分子について見られ、
詳しくはγcが25dyn・cm-1以下のものが著しくγc
が35dyn・cm-1以上の高分子になると発揮されな
かつた。従つて被覆膜としては臨界表面張力γcが
30dyn・cm-1以下であることが望ましく、さらに
好ましくは25dyn・cm-1以下あることが望まし
い。 よつて前記表面膜材料としては、表面の化学構
造式が −CF3+−CF2−,−CF2−,−CF2−CFH−,−
CF2−CFCl,CF2−CH2−,−CFH−CH2−,
【式】
(但しRFは、−CF3,−CH2−CF3,−CH2−
CH2−CF3 の中から選ばれる。)などで表わさ
れるフツ素系の高分子またはポリブテン、ポリイ
ソブテン、ポリペンテン、ポリメチルペンテン、
ポリヘキセン、ポリメチルヘキセン、ポリヘプテ
ン、ポリシクロヘキシルペンテン、ポリスチレ
ン、ポリa−メチルスチレン、ポリブタジエン、
ポリイソプレン、ポリシクロオクタジエンなどの
ポリオレフインまたはジエンポリマーまたはポリ
オルガノシロキサン等から、γcが30dyn・cm-1以
下のものを選べば良い。特にポリフツ化アルキル
メタアクリレート、ポリ−4−メチルペンテン−
1、及びポリメチルフツ化アルキルシロキサンは
防護作用に優れ、長期にわたつて高い気体透過特
性を維持することができた。 上記被覆材料は希薄溶液を調整し、水面に展
開、脱溶媒の後に表面エネルギーの小さい平膜を
得ることができた。またポリオルガノシロキサン
で低重合度のもの等のように常温で液体の高分子
被覆材料は、上記気体選択性膜に直接スプレーし
て被覆層を形成することができる。 また気体選択性膜層としては、少なくとも1層
からなつていれば良く、被覆層と接着する層がポ
リヒドロキシスチレン−ポリスルホン−ポリジメ
チルシロキサン共重合体を少なくとも含むものに
ついては良好な結果が得られている。 実施例の説明 以下本発明の一実施例について図面に基づいて
説明する。第1図は本発明の各実施例における気
体透過複合膜の構成を示す断面図である。1は被
覆層、2は気体選択性膜層、3は多孔質支持体で
ある。第2図は各実施例と従来例の気体透過流量
変化を示すグラフである。 〈実施例 1〉 被覆層1を構成する高分子として、γcが
11dyn・cm-1のポリフツ化アルキルメタアクリレ
ートを用い、2〜4重量%ダイフロンS3(住友化
学工業社製)溶液を被覆層1の展開液とし、気体
選択性膜層2を構成する高分子としてポリヒドロ
キシスチレン−ポリスルホン−ポリジメチルシロ
キサン共重合体を用い、2〜4重量%ベンゼン溶
液を気体選択性膜層2の展開液とし、それぞれの
展開液は、水面に滴下、高分子膜を形成した。こ
れらの膜を支持体3ジユラガード2400(ポリプラ
スチツク社製)の上に気体選択性膜層2、被覆層
1の順で接着し、第1図の気体透過複合膜を構成
した。 次に上記の複合膜を、30cm×30cmのモジユール
に組み、工場の排気口近くに置いて真空ポンプで
−530mmHgまで減圧連続運転し、複合膜の気体
透過流量の変化を調べた。本実施例では、第2図
イに示したように気体透過流量の経時変化が殆ど
無く、10000時間経ても約5%しか低下しなかつ
たが、一方第2図ロに示した被覆層の無い従来の
膜は、1000時間で既に約30%も低下してしまう。
以上のように本実施例は、表面張力が小さい
(30dyn・cm-1以下)の高分子で構成された被覆
層1で気体選択性膜層2の表面を被覆したことに
より、長期運用による劣化に対し大いに有効であ
ることがよくわかる。 また、上記のように水面展開法は、一度に大面
積の膜を形成することができる。 〈実施例 2〉 実施例1において、被覆層1を構成する高分子
としてγcが25dyn・cm-1のポリ−4−メチルペン
テン−1を用いて複合膜を構成した。本実施例の
構成は第2図ハに示したように、気体透過流量の
経時変化が小さく、10000時間後も約10%しか低
下しなかつた。 〈実施例 3〉 実施例1において被覆層1を構成する高分子と
してγcが21dyn・cm-1のポリメチルフルオロシロ
キサンを希釈せずに用い、支持体3の上に接着し
た気体選択性膜層2の上にスプレーして被覆層1
を形成した。本実施例の構成は第2図ニに示した
ように透過流量の経時変化が小さく、10000時間
後も約8%しか低下しなかつた。本実施例で用い
た膜材料は、常温で液体であるので、スプレー法
に適しており、製膜作業が極めて簡単になつた。 〈実施例 4〉 実施例1において気体選択性膜層を構成する高
分子として、ポリフエニレンオキサイド/ポリジ
メチルシロキサン−ポリカーボネート共重合体を
用いて複合膜を構成した。本実施例も第2図イに
示したように実施例1と同等の結果を得られた。 これら実施例においては被覆層1として三例、
気体選択性膜層として二例のみ示したが、先に述
べたこの他の高分子についても同様に、10000時
間経過後も気体透過流量変化が5〜10%程度とい
う良い結果が得られている。また気体選択性膜層
は、実施例1のように一種類でも良いし、二種類
以上の高分子の膜積層体でも良い。 発明の効果 以上のように本発明は、混合気体から特定の気
体を分離濃縮するための少なくとも一層からなる
気体選択性膜層と、前記気体選択性膜層上に形成
された被覆層とを備え、前記被覆層が臨界表面張
力(γo)が30dyn・cm-1以下の高分子からなるこ
とを特徴とする気体透過複合膜であるため、従来
の気体透過膜よりも劣悪な運用条件に耐え、長期
にわたつて安定した気体透過特性を発揮できる真
に実用に適したものである。実施例でも述べたよ
うに、従来の気体透過膜の運用寿命は短く、せい
ぜい1000〜1500時間で、小さくとも20%大きくは
60%も気体透過流量が減少してしまうのに対し、
本発明の複合膜では、第2図イ,ハ,ニに示した
ように10000時間経過しても透過流量はほとんど
変化しない。従来の複合膜より10倍の時間を経過
してなおも透過流量の減少は1/4〜1/10に抑制で
きている。
CH2−CF3 の中から選ばれる。)などで表わさ
れるフツ素系の高分子またはポリブテン、ポリイ
ソブテン、ポリペンテン、ポリメチルペンテン、
ポリヘキセン、ポリメチルヘキセン、ポリヘプテ
ン、ポリシクロヘキシルペンテン、ポリスチレ
ン、ポリa−メチルスチレン、ポリブタジエン、
ポリイソプレン、ポリシクロオクタジエンなどの
ポリオレフインまたはジエンポリマーまたはポリ
オルガノシロキサン等から、γcが30dyn・cm-1以
下のものを選べば良い。特にポリフツ化アルキル
メタアクリレート、ポリ−4−メチルペンテン−
1、及びポリメチルフツ化アルキルシロキサンは
防護作用に優れ、長期にわたつて高い気体透過特
性を維持することができた。 上記被覆材料は希薄溶液を調整し、水面に展
開、脱溶媒の後に表面エネルギーの小さい平膜を
得ることができた。またポリオルガノシロキサン
で低重合度のもの等のように常温で液体の高分子
被覆材料は、上記気体選択性膜に直接スプレーし
て被覆層を形成することができる。 また気体選択性膜層としては、少なくとも1層
からなつていれば良く、被覆層と接着する層がポ
リヒドロキシスチレン−ポリスルホン−ポリジメ
チルシロキサン共重合体を少なくとも含むものに
ついては良好な結果が得られている。 実施例の説明 以下本発明の一実施例について図面に基づいて
説明する。第1図は本発明の各実施例における気
体透過複合膜の構成を示す断面図である。1は被
覆層、2は気体選択性膜層、3は多孔質支持体で
ある。第2図は各実施例と従来例の気体透過流量
変化を示すグラフである。 〈実施例 1〉 被覆層1を構成する高分子として、γcが
11dyn・cm-1のポリフツ化アルキルメタアクリレ
ートを用い、2〜4重量%ダイフロンS3(住友化
学工業社製)溶液を被覆層1の展開液とし、気体
選択性膜層2を構成する高分子としてポリヒドロ
キシスチレン−ポリスルホン−ポリジメチルシロ
キサン共重合体を用い、2〜4重量%ベンゼン溶
液を気体選択性膜層2の展開液とし、それぞれの
展開液は、水面に滴下、高分子膜を形成した。こ
れらの膜を支持体3ジユラガード2400(ポリプラ
スチツク社製)の上に気体選択性膜層2、被覆層
1の順で接着し、第1図の気体透過複合膜を構成
した。 次に上記の複合膜を、30cm×30cmのモジユール
に組み、工場の排気口近くに置いて真空ポンプで
−530mmHgまで減圧連続運転し、複合膜の気体
透過流量の変化を調べた。本実施例では、第2図
イに示したように気体透過流量の経時変化が殆ど
無く、10000時間経ても約5%しか低下しなかつ
たが、一方第2図ロに示した被覆層の無い従来の
膜は、1000時間で既に約30%も低下してしまう。
以上のように本実施例は、表面張力が小さい
(30dyn・cm-1以下)の高分子で構成された被覆
層1で気体選択性膜層2の表面を被覆したことに
より、長期運用による劣化に対し大いに有効であ
ることがよくわかる。 また、上記のように水面展開法は、一度に大面
積の膜を形成することができる。 〈実施例 2〉 実施例1において、被覆層1を構成する高分子
としてγcが25dyn・cm-1のポリ−4−メチルペン
テン−1を用いて複合膜を構成した。本実施例の
構成は第2図ハに示したように、気体透過流量の
経時変化が小さく、10000時間後も約10%しか低
下しなかつた。 〈実施例 3〉 実施例1において被覆層1を構成する高分子と
してγcが21dyn・cm-1のポリメチルフルオロシロ
キサンを希釈せずに用い、支持体3の上に接着し
た気体選択性膜層2の上にスプレーして被覆層1
を形成した。本実施例の構成は第2図ニに示した
ように透過流量の経時変化が小さく、10000時間
後も約8%しか低下しなかつた。本実施例で用い
た膜材料は、常温で液体であるので、スプレー法
に適しており、製膜作業が極めて簡単になつた。 〈実施例 4〉 実施例1において気体選択性膜層を構成する高
分子として、ポリフエニレンオキサイド/ポリジ
メチルシロキサン−ポリカーボネート共重合体を
用いて複合膜を構成した。本実施例も第2図イに
示したように実施例1と同等の結果を得られた。 これら実施例においては被覆層1として三例、
気体選択性膜層として二例のみ示したが、先に述
べたこの他の高分子についても同様に、10000時
間経過後も気体透過流量変化が5〜10%程度とい
う良い結果が得られている。また気体選択性膜層
は、実施例1のように一種類でも良いし、二種類
以上の高分子の膜積層体でも良い。 発明の効果 以上のように本発明は、混合気体から特定の気
体を分離濃縮するための少なくとも一層からなる
気体選択性膜層と、前記気体選択性膜層上に形成
された被覆層とを備え、前記被覆層が臨界表面張
力(γo)が30dyn・cm-1以下の高分子からなるこ
とを特徴とする気体透過複合膜であるため、従来
の気体透過膜よりも劣悪な運用条件に耐え、長期
にわたつて安定した気体透過特性を発揮できる真
に実用に適したものである。実施例でも述べたよ
うに、従来の気体透過膜の運用寿命は短く、せい
ぜい1000〜1500時間で、小さくとも20%大きくは
60%も気体透過流量が減少してしまうのに対し、
本発明の複合膜では、第2図イ,ハ,ニに示した
ように10000時間経過しても透過流量はほとんど
変化しない。従来の複合膜より10倍の時間を経過
してなおも透過流量の減少は1/4〜1/10に抑制で
きている。
第1図は本発明の一実施例における気体透過複
合膜の断面図、第2図は本発明の各実施例及び比
較例の気体透過流量の減少率と経過時間との関係
を示した図である。 1……被覆層、2……気体選択性膜層、3……
多孔質支持体。
合膜の断面図、第2図は本発明の各実施例及び比
較例の気体透過流量の減少率と経過時間との関係
を示した図である。 1……被覆層、2……気体選択性膜層、3……
多孔質支持体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 多孔質支持体上に、混合気体から特定の気体
を分離濃縮するための少なくとも一層からなる気
体選択性膜層と、前記気体選択性膜層上に形成さ
れた被覆層とを備え、前記被覆層が臨界表面張力
γoが30dyn・cm-1以下の高分子からなることを特
徴とする気体透過複合膜。 2 被覆層がポリフツ化アルキルメタアクリレー
トである特許請求の範囲第1項記載の気体透過複
合膜。 3 被覆層がポリ−4−メチルペンテン−1であ
る特許請求の範囲第1項記載の電気透過複合膜。 4 被覆層がポリメチルフツ化アルキルシロキサ
ンである特許請求の範囲第1項記載の気体透過複
合膜。 5 少なくとも一層からなる気体選択性膜層の被
覆層と接着する層が、ポリヒドロキシスチレン−
ポリスルホン−ポリジメチルシロキサン共重合体
を少なくとも含むものである特許請求の範囲第1
項記載の気体透過複合膜。 6 被覆層が、被覆材料の希薄溶液を水面展開法
で形成した膜である特許請求の範囲第1項記載の
気体透過複合膜。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58222536A JPS60114324A (ja) | 1983-11-26 | 1983-11-26 | 気体透過複合膜 |
| DE8484114268T DE3482378D1 (de) | 1983-11-26 | 1984-11-26 | Zusammengesetzte, fuer selektive gastrennung geeignete folien. |
| EP84114268A EP0144054B1 (en) | 1983-11-26 | 1984-11-26 | Composite films adapted for selective gas separation |
| EP89108619A EP0337499A3 (en) | 1983-11-26 | 1984-11-26 | Method for regenerating used gas-permeable films |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58222536A JPS60114324A (ja) | 1983-11-26 | 1983-11-26 | 気体透過複合膜 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60114324A JPS60114324A (ja) | 1985-06-20 |
| JPH0413012B2 true JPH0413012B2 (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=16783970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58222536A Granted JPS60114324A (ja) | 1983-11-26 | 1983-11-26 | 気体透過複合膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60114324A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6182823A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 気体透過複合膜 |
| JPS62186922A (ja) * | 1986-02-12 | 1987-08-15 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 新規複合膜 |
| US5131927A (en) * | 1991-04-22 | 1992-07-21 | Union Carbide Industrial Gases Technology Corporation | Reactive treatment of composite gas separation membranes |
| CN101080582B (zh) | 2004-12-14 | 2010-07-14 | 株式会社捷太格特 | 滚动轴承装置 |
| JP5457025B2 (ja) * | 2008-12-25 | 2014-04-02 | 三井化学株式会社 | オレフィン樹脂系塗料 |
| JP2022018727A (ja) * | 2020-07-16 | 2022-01-27 | 住友化学株式会社 | ガス分離膜及びその製造方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS594163B2 (ja) * | 1975-07-28 | 1984-01-28 | 旭化成株式会社 | ガストウカセイマク |
| JPS5791708A (en) * | 1980-11-28 | 1982-06-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Composite membrane having selective permeability to gas and method for producing the same |
| JPS5962303A (ja) * | 1982-09-30 | 1984-04-09 | Kobunshi Oyo Gijutsu Kenkyu Kumiai | 酸素分離富化膜 |
| JPS5941762B2 (ja) * | 1982-11-30 | 1984-10-09 | 宇部興産株式会社 | 酸素分離用複合膜 |
-
1983
- 1983-11-26 JP JP58222536A patent/JPS60114324A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60114324A (ja) | 1985-06-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS5935643B2 (ja) | 超薄膜構造物の製法 | |
| JPS6399246A (ja) | 膜状素材 | |
| KR950000203A (ko) | 리튬염 형태의 술폰화 방향족 중합체로부터 제조된 유체 분리 복합막 | |
| JPH0413012B2 (ja) | ||
| JPS6182823A (ja) | 気体透過複合膜 | |
| JPS5966308A (ja) | 気体透過複合膜 | |
| JPS60260019A (ja) | 液晶表示素子 | |
| JPS6256775B2 (ja) | ||
| JP3295144B2 (ja) | 気体分離複合膜 | |
| JPS61120617A (ja) | 気体分離用複合膜 | |
| JP3278953B2 (ja) | 気体分離複合膜の製造方法 | |
| JPH0421528B2 (ja) | ||
| JP3295145B2 (ja) | 気体分離複合膜 | |
| JP3244091B2 (ja) | 気体分離複合膜 | |
| JPS59301A (ja) | 選択性気体透過複合膜 | |
| JPS60227804A (ja) | 分離膜の製造方法 | |
| JPS6051505A (ja) | ガス選択性複合膜 | |
| JPS5959210A (ja) | 選択性気体透過複合膜 | |
| JP2541294B2 (ja) | 複合膜 | |
| JPH0777602B2 (ja) | 気体分離膜の製造方法 | |
| JP2002313378A (ja) | 燃料電池およびこれに好適に用いられる水蒸気透過膜 | |
| JPH0474047B2 (ja) | ||
| JPS62136224A (ja) | 気体分離用複合膜 | |
| JPS6128408A (ja) | 超薄膜の製造方法 | |
| JPS631421A (ja) | 気体透過複合膜 |