JPH04131967U - 印刷配線板における導体パターン構造 - Google Patents

印刷配線板における導体パターン構造

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JPH04131967U
JPH04131967U JP4773491U JP4773491U JPH04131967U JP H04131967 U JPH04131967 U JP H04131967U JP 4773491 U JP4773491 U JP 4773491U JP 4773491 U JP4773491 U JP 4773491U JP H04131967 U JPH04131967 U JP H04131967U
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conductor pattern
spare
parts
lands
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健史 山内
和義 野口
昭夫 梅村
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搭載が未定の予備部品を搭載するために、印
刷配線板の一部に設けた予備スペースの導体パターン
を、搭載の有無にかかわらずに、同一の導体パターンで
対応可能として、容易に、かつ高品質に電気的接続を確
保できるようにする。 【構成】 搭載未定の予備部品用の搭載スペースに、予
備部品と対応する複数対の予備ランドを形成し、搭載部
品の有無に係わらず、予備ランド間の回路を構成するた
めに、前記予備部品が搭載されようとしている一対の予
備ランドの間に、互いの予備ランドから相手方の予備ラ
ンド方向に延在させて導体パターンを形成し、かつその
導体パターンの一部あるいは複数部に、所定の間隔を確
保した間隙を設けることとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子機器や装置等に用いられ、複数の電子部品を実装して成る印刷 配線板に関し、特にこの印刷配線板へ搭載が未定だった予備部品を、予め確保さ れている予備エリアにと搭載可能とするための印刷配線板における導体パターン 構造に関するものである
【0002】
【従来の技術】
従来、電子機器や装置等に用いられる印刷配線板は、搭載が決定されている複 数の電子部品の数に合わせて、該電子部品を取り付けるためのランドやスルーホ ールの数が決定されていた。ところが、近年、この印刷配線板を用いる製品が多 様化されてきており、この多様化に対応するため、一旦、設計が決定して形成さ れた印刷配線板を、再度設計し直さなくとも、多少の手を加えることで使用する ことができるようにする要求が多くなってきている。 そこで、このような、すでに設計が終了している印刷配線板を、多様化した他 の製品にも対応できるようにするために、印刷配線板を最初に設計する段階で、 後に必要となるかもしれない、搭載が未定の予備部品を搭載するための予備スペ ースを確保し、ここに予備ランドを形成して、回路構成による予備部品を搭載し たり、あるいは搭載しなかったりすることにより対処していた。
【0003】 以下、図11〜図14により従来の導体パターンの構造について説明する。 図11は予備部品が搭載される確率が少ない場合、つまり予備部品が搭載され ないと仮定した場合の予備ランドの導体パターン形状を示した平面図、図12は 予備部品が搭載される確率が多い場合、つまり予備部品が搭載されると仮定した 場合の予備ランドの導体パターン形状を示した平面図、図13は図11の導体パ ターン形状において、仮定に反して予備部品が搭載されることになった場合の導 体パターンの形状を示す平面図、図14は図12の導体パターン形状において、 仮定に反して予備部品が搭載されることになった場合の電気的接続状態を示す平 面図である。
【0004】 なお、電子部品には、印刷配線板に形成されたスルーホールへ電子部品のリー ドを挿入し、裏面側から半田層に浸して半田付けする(半田ディップ処理)こと により固定する挿入型の部品と、印刷配線板面上に導体からなるランドを形成し 、このランド上にリードを載置し、ランド面に塗布しておいたクリーム半田を溶 融し、再び固める(リフロー式半田処理)ことで固定する表面実装型の部品とが あるが、ここでは表面実装型であるチップ部品の場合を例にとって説明する。
【0005】 図5〜図8において、1と2は、実装しようとする電子部品の電極部(図示し ない)を載置するため、導体材により印刷配線板上に所定の厚みで形成されたラ ンドであり、これらは電子部品の電極部の位置と対応するように所定の間隔で配 置されている。 3は前記ランド1及び2間を接続している導体パターンであり、予備部品が搭 載されることを仮定している図6のランド1,2間には形成されていない。つま り、このランド1,2間は電気的な接続は行われていない。 なお、ランド1及び2を囲んでいる破線は、印刷配線板を製造する際に配線に あたる必要部分をエッチング剤の作用を受けないよう保護するために塗布される レジストの有無の境界線を示しており、破線の内側には塗布されていないように なっている。
【0006】 上記形状による導体パターンが、それぞれ仮定とは異なった状態となった時、 つまり図5においては予備部品の搭載が必要となった場合、そして、図6におい ては予備部品の搭載が不要となった場合の処理を説明する。 まず、図5に示す予備部品を搭載しないと仮定した予備ランドに部品を搭載す る場合は、図7に示すように導体パターン3の一部を切断し、隙間4を設けたう えで、図示しない予備部品を、該予備部品の電極部をランド1,2上に載置した 後、半田付けすることで搭載し、これによりランド1,2と予備部品とを電気的 に接続して、回路を構成していた。
【0007】 また、図6に示す予備部品が搭載されるものと仮定して形成された予備ランド に、予備部品を搭載しないことになった場合は、図8に示すようにジャンパー線 5を用い、このジャンパー線5の両端をランド1,2とに、それぞれ半田6によ り半田付けして固定することで、ランド1,2間の電気的接続を図り、回路を構 成していた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上述した従来の技術においては、予備部品の搭載を、予め搭載さ れるか、あるいは搭載されないかを仮定し、その仮定に基づいて導体パターンを 形成するため、この仮定に反して、搭載されないと仮定した箇所に搭載する必要 が生じたり、あるいは搭載と仮定した箇所に搭載不要となった場合は、これら仮 定とは反した状態に対応するべく、それぞれの処理を行わなければならないとい う問題が生じる。 つまり、図5および図7に示したように予備部品は搭載されないと仮定したも のについて、二つのランドを接続している導体パターンの一部を切断する作業が 必要となり、また図6および図8に示したように予備部品は搭載されると仮定し たものには、二つのランドを電気的に接続するため、ジャンパー線等を半田付け する作業が必要となり、作業が煩雑になるという問題があり、作業工数も増加す るため、品質的にも満足できるものではなかった。
【0009】 本考案は上述した問題点を解決するためになされたものであり、予備部品を搭 載するために設けられた予備ランド及び導体パターン上に、予備部品が搭載され ても、されなくても導体パターンを切断したり、ジャンパー線を半田付けしなく とも、どの予備ランド間にも容易に、かつ高品質に回路を構成することができる 印刷配線板における導体パターン構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために本考案は、搭載が未定の予備部品を搭載可能と するため印刷配線板の一部に設けた予備スペースに、予備部品の両端の電極と対 応する間隔にて複数対の予備ランドを形成し、この予備ランド上に前記予備部品 を搭載したり、あるいは搭載しない場合における前記予備ランド間の回路を構成 する印刷配線板における導体パターン構造において、前記予備部品が搭載されよ うとしている一対の予備ランドの間に、互いの予備ランドから相手方の予備ラン ド方向に延在させて導体パターンを形成し、かつその導体パターンの一部あるい は複数部に、所定の間隔を確保した間隙を設けることにしたものである。
【0011】 また、前記導体パターンの一部あるいは複数部に設けた間隙に対向する導体パ ターンの各端部の幅を、端部以外の導体パターンの幅より広くしたり、前記導体 パターンに設ける間隙を、該導体パターンの各端部を平行に配置させることで形 成し、かつこの平行に対向している導体パターンの長さを、導体パターンの幅よ り長くする。 さらには、前記導体パターンの一部あるいは複数部に設けた間隙に、どの導体 パターンとも接続しない独立したスルーホールを設け、そのスルーホールの周囲 を取り囲むようにして前記導体パターンを配置するようにしたものである。
【0012】
【作用】
上述した構成によれば、予備部品を搭載しないことになった場合は、予備スペ ースではなく、最初から搭載が決定していた電子部品を半田付け作業を行う際に 、同時に半田付け処理されると、導体パターン間に形成された間隙には、半田が 供給されて、間隙は半田によって埋められてしまい、電気的に接続されていなか った導体パターン間、つまり一対の予備ランド間を電気的に接続し、これにより 回路を構成する。 一方、予備部品を搭載することになった場合は、絶縁性の接着剤を、前記間隙 に塗布することでその間隙をふさぎ、導体パターン間を絶縁すると同時に、半田 付け処理を行うまえに、予備部品を所定の予備ランド上に固着する。 この後、半田ディップ処理等により半田付けを行うと、半田は予備部品の電極 をそれぞれ対応する予備ランドとを覆って固化する。これにより、予備部品は予 備ランドと電気的接続が確保されることになり、予備部品を含めた回路が構成さ れる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案に係わる幾つかの実施例を図面を用いて説明する。 図1は第一の実施例の導体パターンの形状を示す平面図であり、図2はこの図 1のA−A線断面図である。 図1〜図2において、1と2は実装しようとする電子部品の電極部(図示しな い)を載置するため、導電材により印刷配線板上に所定の厚みで形成された矩形 のランドであり、これらは電子部品の電極部の位置と対応するように所定の間隔 で配置されている。 7a,7b,7cはこのランド1及び2間に形成された導体パターンであり、 7aはランド1から対向するランド2方向に所定の長さで延在して形成されてお り、7bは反対にランド2から対向するランド1方向に所定の長さで延在して形 成されており、さらにこの対向する導体パターン7a,7bの間に、所定の間隙 8a.8bを介して、導体パターン7cが形成されている。つまり、ランド1, 2は、2つの間隙8a.8bによって電気的な接続がなされていない構造に形成 されている。
【0014】 9はこれらランド1,2、および導体パターン7a,7b,7cが、上面に形 成されている印刷配線板であり、絶縁性を有する薄板から成っている。 また、10は耐酸性、非伝導性の被覆材からなるレジストであり、前記印刷配 線板9を製造する際に配線にあたる必要部分、つまり導体パターン7a,7b, 7c等がエッチング剤の作用を受けないよう保護するために、その部分を覆うよ うに全体に塗布してあるものであり、図中、破線はそのレジスト10の塗布の有 無を示す境界線であり、この破線にて示した内側にはレジスト10は塗布されて いない。
【0015】 上述した構造において、予備部品が搭載されない場合と、予備部品が搭載され る場合の処理を、図3及び図4に基づいて説明する。 図3は前記図1に示す導体パターン形状において予備部品を搭載しなかった場 合を示す断面図、図4は同じく図1に示す導体パターン形状において予備部品を 搭載した場合を示す断面図であり、図3及び図4において、11は導体パターン 7a,7b,7c同志を、また電子部品である予備部品12とランド1,2とを 電気的に接続している半田部、13はランド1,2間に形成された導体パターン 7a,7b,7c間の間隙8a.8bに供給された接着剤であり、導体パターン 7a,7b,7c間、つまりランド1,2間を絶縁する。
【0016】 上記構造において、図3に示すように予備部品を搭載しない場合は、他の実装 部品を半田付けするための半田ディップ作業が行われると、この作業に伴い予備 部品を搭載するために設けられた予備スペースにも半田が付着されることになる 。そして、このとき、予備スペースの導体パターンが上述したように形成されて いる場合は、レジスト10が塗布されていない部分に半田が入り込むので、導体 パターン7aと7c、および導体パターン7bと7cの間に形成されている間隙 8a.8bに、半田の表面張力により、半田部11a及び11bが形成される。 これにより、導体パターン7aと7cは半田部11aにより、また導体パターン 7bと7cとは半田部11bにて電気的に接続されて、回路が構成されることに なる。
【0017】 なお、前記間隙8a.8bは、半田ディップ作業時に使用する半田やフラック スの成分により、その長さ(間隔)は異なり、それぞれの材質に最適の長さとな るように設定する必要があるが、いずれにしても半田の表面張力により導体パタ ーン7aと7c、および導体パターン7bと7cが接続されるような距離であれ ば良い。
【0018】 また、図4に示すように予備部品を搭載する場合は、上記と同様に搭載部品を 半田固定するための半田ディップ作業を行うが、この半田ディップ作業を行う前 に予備部品12を印刷配線板9面上に固着する必要がある。通常は、熱硬化性を 有し、かつ絶縁性を有する接着剤13を塗布し、予備部品12をその接着剤上に 配置後、熱を加えて基板を固着させるものであるが、本実施例においては、この 接着剤13を、導体パターン7a,7b,7c間に形成された間隙8a.8b上 に、該間隙8a.8bを埋設するように塗布する。これにより導体パターン7a ,7b,7cの間を確実に絶縁する。
【0019】 この後、両端部に電極部12aと12bとを備えた予備部品12を、一端の電 極部12aがランド1に、他端の電極部12bがランド2に対応するように載置 すると、予備部品12はその下面が、間隙8a.8b上に塗布された接着剤13 により構成される。 この状態で半田ディップ作業を行えば、図4に示すように予備部品12の電極 12aはランド1と半田部11cをもって接続し、また、電極12bは半田部1 1dをもってランド2と接続され、この印刷配線板9上には予備部品12を含ん で、回路が正常に形成されることになる。
【0020】 なお、上述した第1の実施例による導体パターン7a,7b,7cは、さまざ まな形状が考えられ、かつこの形状を変更することでさらなる効果を期待するこ とができるものであり、以下に上記導体パターン7a,7b,7cの形状を変更 した場合の幾つかの実施例を示す。 図5は第2の実施例の導体パターンの形状を示す平面図であり、この実施例に おいては、ランド1と2との間に形成されている導体パターン7a,7b,7c の、それぞれ間隙8a.8bを形成するために対向している部分となるそれぞれ の端部に、該導体パターン7a,7b,7cの幅より広い幅としたパターン片7 a´,7b´,7c´を形成している。
【0021】 このような形状による導体パターンを有する予備ランド上に、予備部品を搭載 しない場合、あるいは搭載する場合の処理動作は、上記第1の実施例とほぼ同様 であり、搭載しない場合においては半田ディップ処理により間隙8a.8bに半 田部を形成することでそれぞれの導体パターン7a,7b,7cを電気的に接続 し、また予備部品を搭載する場合は、半田ディップ作業まえに予備部品固着用の 接着剤を間隙8a.8bに塗布することで前記導体パターン7a,7b,7c間 を絶縁し、この後半田ディップを行うことにより予備部品を印刷配線板に取り付 けて、予備部品を含めた回路を構成するものである。
【0022】 なお、この処理作業において、上述した第1の実施例との違いは、間隙8a. 8bを形成しているパターン片7a´,7b´,7c´の幅、つまり、図5に示 す寸法mが、通常の導体パターン7a,7b,7cの幅nより数倍広い寸法に確 保されていることであり、これにより、半田ディップ作業を行った時、間隙8a .8bの間には容易に半田部(半田ブリッジ)が形成されるようになる。従って 、導体パターン7a,7b,7c間の電気的接続を確実に行うことができる。
【0023】 また、図6は第3の実施例の導体パターンの形状を示す平面図である。この図 に見られるように、第3の実施例においては、ランド1,2間に形成する導体パ ターン7d,7eを、互いの先端付近が、所定の間隙8cを確保して平行となる ように配置し、かつこの平行部分7d´,7e´の長さmを、導体パターン7d ,7eの幅nより広くして、上記第2の実施例のパターン片7a´,7b´,7 c´と同様の条件となるように設定する。 これによれば、上記第2の実施例と同様、予備部品が搭載されない場合は、こ の平行部分7d´,7e´における半田ディップによる半田部(半田ブリッジ) 形成は、容易にかつ確実に行えるようになる。
【0024】 さらに、図7〜図10は、第4の実施例を示したものであり、以下にこれらの 図に基づき、その構造を説明する。なお、この第4の実施例における、上記各第 1〜第3の実施例と異なる点は、ランド1と2との中間に、どの導体パターンと も接続されていないスルーホールを設け、この回りを取り囲むように導体パター ンを形成しているところにある。 図7は第4の実施例の導体パターンを示した平面図、図8は図7のB−B線断 面図、図9は図7に示す導体パターン形状を有する印刷配線板上に予備部品が搭 載されない状態を示す断面図、図10は同じく予備部品が搭載された状態を示す 断面図である。なお、前記第1〜第3図とほぼ同様の部位については同一の符号 を付している。
【0025】 図7〜図10において、14はスルーホールであり、ランド1と2との中間の 位置に設けられており、どの導体パターンとも接続されていない。15はこのス ルーホール14の周囲を覆うようにして導電部材により形成されているスルーホ ールランドであり、印刷配線板9面においては、スルーホール14の形状に沿っ て円形に形成されている。 そして、このスルーホールランド15を挟み付けるようにして、それぞれラン ド1及び2から導体パターン7f,7gが延在されて形成されており、かつその 先端部には、スルーホールランド15の周囲を取り囲むように円弧状のパターン 片7f´,7g´が形成されている。なお、この円弧状のパターン片7f´,7 g´の間には、それぞれ所定の間隔を保持した間隙8f.8gが形成されており 、両者は電気的な接続は成されていない。 さらにスルーホールランド15とパターン片7f´,7g´との間も、所定の 間隔を有する円弧状の間隙8hが形成されている。
【0026】 そして、こられ間隙8f.8g及び8hは、前述した第1〜第3の実施例にお ける間隙と同様の作用を果たすよう形成されたものであり、レジスト10もこの 間隙8f.8g及び8hも含めたスルーホールランド15およびパターン片7f ´,7g´の周囲を除いて塗布されている。 上記構造により、予備部品を搭載しない場合、半田ディップ処理が行われると レジスト10が塗布されていない部分に半田が供給され、ランド1,2上と共に スルーホール14周囲にも、該スルーホール14を覆うようにして半田部(半田 ブリッジ)11cが形成される。 この時、スルーホール14およびスルーホールランド15の形状が円形であり 、かつ導体パターン7f,7gのパターン片7f´,7g´が周囲を円形で囲っ ているために、半田の表面張力を利用した半田ブリッジの作成においては、この 半田ブリッジが形成され易くなるものである。
【0027】 また、スルーホール14を設けたことで、リフロー式の半田処理により搭載を 行う予備部品にも対応することができ、同様に、予備部品が搭載されない場合で も、リフロー式の半田処理時においてクリーム半田を塗布して導体パターン7f ,7gを接続することもなく、リフロー式ではない、つまり半田ディップ処理に より行う場合に、スルーホール14からの半田の吹き出しにより導体パターン7 f,7gの接続は可能である。 なお、この半田部(半田ブリッジ)11cが形成されることで、導体パターン 7f,7g、すなわちランド1,2との電気的接続が得られるのは、上記第1〜 第3の実施例と同様であるので、ここではその説明は省略する。
【0028】 次に、上記形状の導体パターン7f,7gを有するランド1,2上に予備部品 12を搭載する場合は、やはり、半田ディップ処理を行う前の処理として予備部 品12をランド1,2上に固着する処理が必要であり、接着剤13をスルーホー ル14、およびパターン片7f´,7g´の周囲に塗布することにより、間隙8 f.8g及び8hに供給し、これにより導体パターン7f,7g及びランド1, 2間を絶縁する。 そして、この接着剤13を塗布する際、図10に示すように接着剤13を積極 的にスルーホール14内にも流し込むようにすれば、パターン片7f´,7g´ における絶縁はより確実なものとなる。 また、リフロー式の半田処理による予備部品を搭載する場合においては、前述 した手順に接着剤13を塗布して絶縁するが、半田ディップ面側で、スルーホー ルをマスキングしておく必要がある。 なお、予備部品12を接着剤13により固着した後の半田付け処理については 、やはり上記第1〜第3の実施例と同様であるので、ここでは省略する。
【0029】 また、本考案は上述した各実施例だけに限られるものではなく、いくつかの変 更が可能である。たとえば、上述した第1及び第2の実施例においては、導体パ ターン間の間隙8を2か所としたが、この数は1箇所あるいは3箇所以上でも、 その効果が変わらないことは容易に判断できるものである。 さらに、上述した実施例においては、導体パターンを印刷配線板の半田ディッ プされる面に形成された場合について行ったが、半田ディップされない面に形成 された時は、予備部品が搭載されない場合には、間隙8にクリーム半田を塗布し て加熱すれば、図3にて説明したのと同様の効果が得られ、また、予備部品が搭 載される場合にも、間隙8にて絶縁されるので、図4にて説明したのと同様の効 果が得られるものである。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、搭載が未定の予備部品を搭載可能とする ため設けた印刷配線板の予備スペースに、予備部品を搭載するための複数対の予 備ランドを形成し、この予備ランド上に前記予備部品を搭載しても、あるいはし なくとも前記予備ランド間の回路を構成する印刷配線板における導体パターン構 造において、前記予備部品が搭載されようとしている一対の予備ランドの間に、 互いの予備ランドから相手方の予備ランド方向に延在させて導体パターンを形成 し、かつその導体パターンの一部あるいは複数部に、所定の間隔を確保した間隙 を設けることにした。
【0031】 このため、予備部品を搭載しない場合は、通常の部品の半田付けと同時に処理 により電気的接続が行われて回路が構成され、また予備部品を搭載する場合は、 絶縁性の接着剤を前記間隙に塗布することにより導体パターン間の絶縁を図り、 やはり通常の部品の半田付けと同時に予備部品の半田付けがなされて、予備部品 を含めた回路が構成されることになるので、従来のように、予備部品の搭載の有 無を仮定し、その仮定に基づいて複数種の導体パターンを形成したりするような ことはなくなり、予備部品搭載の有無にかかわらず、すべて一種類の導体パター ンで対応することができるようになる。 従って、前記仮定に反して搭載の有無が決定されたりすることもないので、そ れぞれの状況に対応して、導体パターンを切断したり、ジャンパー線を取り付け たり等の処理作業は一切不要となるので、作業性の向上を図ることができる。
【0032】 また、前記導体パターンの間隙に対向する導体パターンの各端部の幅を、端部 以外の導体パターンの幅より広くしたり、あるいは、前記間隙を、前記導体パタ ーンの各端部を平行に配置させることで形成し、かつこの平行に対向している導 体パターンの長さを、導体パターンの幅より長くしたり、さらには、前記間隙に はどの導体パターンとも接続しない独立したスルーホールを設け、そのスルーホ ールの周囲を取り囲むようにして前記導体パターンを配置するようにすることに より、半田付けを行った時に、間隙には容易に半田フリッジが形成されることに なり、導体パターン並びに予備ランド間の電気的接続が確実となるという効果が 得られる。
【0033】 さらに、印刷配線板は電子機器だけでなく、自動車等の、種々の分野に使用さ れており、印刷配線板を使用するすべての製品に適用することが期待できるもの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例の導体パターンの形状を示す平面
図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1に示す導体パターンにおいて予備部品を搭
載しなかった場合を示す断面図である。
【図4】同じく図1に示す導体パターンにおいて予備部
品を搭載した場合を示す断面図である。
【図5】第2の実施例の導体パターンの形状を示す平面
図である。
【図6】第3の実施例の導体パターンの形状を示す平面
図である。
【図7】第4の実施例の導体パターンを示した平面図で
ある。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】図7に示す導体パターン形状を有する印刷配線
板上に予備部品が搭載されない状態を示す断面図であ
る。
【図10】同じく予備部品が搭載された状態を示す断面
図である。
【図11】予備部品が搭載されないと仮定した場合の従
来の導体パターン形状を示した平面図である。
【図12】予備部品が搭載されると仮定した場合の従来
の導体パターン形状を示した平面図である。
【図13】図11の導体パターン形状において、予備部
品が搭載されることになった場合の導体パターンの形状
を示す平面図である。
【図14】図12の導体パターン形状において、予備部
品が搭載されることになった場合の電気的接続状態を示
す平面図である。
【符号の説明】
1 ランド 2 ランド 7a〜7g 導体パターン 7a´〜7g´ パターン片 8a.8b 間隙 9 印刷配線板 10 レジスト 11a〜11c 半田部 12 予備部品 13 接着剤 14 スルーホール

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載が未定の予備部品を搭載可能とする
    ため印刷配線板の一部に設けた予備スペースに、予備部
    品の両端の電極と対応する間隔にて複数対の予備ランド
    を形成し、この予備ランド上に前記予備部品を搭載した
    り、あるいは搭載しない場合における前記予備ランド間
    の回路を構成する印刷配線板における導体パターン構造
    において、前記予備部品が搭載されようとしている一対
    の予備ランドの間に、互いの予備ランドから相手方の予
    備ランド方向に延在させて導体パターンを形成し、かつ
    その導体パターンの一部あるいは複数部に、所定の間隔
    を確保した間隙を設けることを特徴とする印刷配線板に
    おける導体パターン構造。
  2. 【請求項2】 導体パターンの一部あるいは複数部に設
    けた間隙に対向する導体パターンの各端部の幅を、端部
    以外の導体パターンの幅より広くしたことを特徴とする
    請求項1記載の印刷配線板における導体パターン構造。
  3. 【請求項3】 導体パターンの一部あるいは複数部に設
    ける間隙を、該導体パターンの各端部を平行に配置させ
    ることで形成し、かつこの平行に対向してる導体パター
    ンの長さを、導体パターンの幅より長くしたことを特徴
    とする請求項1記載の印刷配線板における導体パターン
    構造。
  4. 【請求項4】 導体パターンの一部あるいは複数部に設
    けた間隙に、どの導体パターンとも接続しない独立した
    スルーホールを設け、そのスルーホールの周囲を取り囲
    むようにして前記導体パターンを配置したことを特徴と
    する請求項1記載の印刷配線板における導体パターン構
    造。
JP4773491U 1991-05-29 1991-05-29 印刷配線板における導体パターン構造 Pending JPH04131967U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013088493A1 (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 パイオニアデジタルデザインアンドマニュファクチャリング株式会社 回路基板、および回路基板の製造方法
JP2015065377A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 カヤバ工業株式会社 電気回路

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