JPH04135594A - 糸通過制御可能なミシン - Google Patents

糸通過制御可能なミシン

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JPH04135594A
JPH04135594A JP25822990A JP25822990A JPH04135594A JP H04135594 A JPH04135594 A JP H04135594A JP 25822990 A JP25822990 A JP 25822990A JP 25822990 A JP25822990 A JP 25822990A JP H04135594 A JPH04135594 A JP H04135594A
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JP
Japan
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thread
tension
sewing
sewing machine
needle
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Application number
JP25822990A
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English (en)
Inventor
Masao Ogawa
小川 雅夫
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は糸通過制御可能なミシンに関し、特に1対の糸
係合体による上糸拘束の解放タイミングを縫製する縫目
模様の種類に応じて変更するようにしたものに関する。
〔従来技術〕
従来、本願出願人は特開昭63−105790号公報や
特開昭63−270089号公報などにおいて、糸駒か
ら天秤に至る上糸をミシン主軸の回転に調時して天秤の
最大糸取上位置の所定期間に解放する一方、その期間以
外の期間に拘束する機械式の糸通過制御装置を設け、布
送り動作に連動して次の縫目形成に必要な上糸を糸駒か
ら繰り出すようして、糸調子器の糸調子圧(上糸張力)
を殆ど調整することなく上糸の太さに応じた強さで上糸
を引き締めできる糸通過制御可能なミシンを提案した。
ところで、加工布に基本的な縫い目として直線縫いゃジ
グザグ縫いを施す場合に、これらの縫い目を夫々最適な
品質で縫製するためには、直線縫いゃジグザグ縫いに適
した縫製条件を夫々専用に設定するのが望ましい。
即ち、ジグザグ縫いにおいては、ジグザグ縫いの中央部
で加工布が膨らまないようにソフトな縫い目で縫製する
ために、糸調子器による上糸張力は弱い方が良(、しか
も天秤が最上位置に到達して上糸を十分に引き締めたと
きに上糸の拘束を解放するのが片締まり防止のために望
ましい。一方、直線縫いにおいては、上糸の締まり具合
を良くして上糸に張りを与えながら縫製するために、糸
調子器による上糸張力を強い目にし、しかも天秤が最上
位置に到達する以前つまり上糸の引き締めが完了する以
前のときに上糸の拘束を解放して下糸調子に補正するの
が望ましい。特に、ジグザグ纏いの縫い目や直線纏いの
縫い目の品質は天秤の位置つまり上糸の引き締め具合に
対する上糸の解放タイミングにより影響を受は易い。
従って、従来の糸通過制御可能なミシンにおいては、ジ
グザグ縫いの縫い目や直線縫いの縫い目の品質が夫々高
品質となるように、上糸の解放タイミングを微調整する
ようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述したように、従来の糸通過制御可能なミシンにおい
ては、ジグザグ縫いの縫い目や直線纏いの縫い目の品質
が夫々高品質となるように、上糸の解放タイミングを微
調整しなければならず、この調整作業に多大の労力や作
業時間が必要となるという問題がある。
更に、上糸の解放タイミングが天秤の最上位置側に遅く
なるように調節されたときには、縫い目がソフトになっ
てジグザグ纏いの縫い目の品質は良くなるが、直線縫い
目の品質が低下すること、また逆に上糸の解放タイミン
グが天秤の最下位置側に速くなるように調節されたとき
には、縫い目に張りが生じて直線の縫い目の品質は良く
なるが、ジグザグ縫い目の品質が低下すること、などの
問題がある。
本発明の目的は、縫い目に張りや締りを与える縫い方と
縫い目をソフトに縫う縫い方とを選択された模様に応じ
て切換えて縫製できるようにした糸通過制御可能なミシ
ンを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1請求項に係る糸通過制御可能なミシンは、糸供給源
から天秤を経て縫針の目孔に至る糸供給路のうち糸供給
源と天秤間の上糸を挟持拘束する接近位置と上糸を解放
する離隔位置とに亙って相対移動可能な1対の糸係合体
と、天秤が最大系取上位置又はその付近にある所定期間
に離隔位置となりまたそれ以外の期間に接近位置となる
ようにミシン主軸の回転に調時して両糸係合体の相対移
動を制御する糸通過制御手段とを有する糸通過制御可能
なミシンにおいて、糸通過制御手段により両糸係合体を
離隔位置に切換えるタイミングよりも所定位相角だけ速
いタイミングで両糸係合体を離隔位置に切換える解放タ
イミング切換え手段と、少なくとも直線模様を含む所定
の模様が選択されたときに外部からの指令に基いて、解
放タイミング切換え手段を駆動する駆動手段とを備えた
ものである。
第2請求項に係る糸通過制御可能なミシンは、上記第1
請求項に係る糸通過制御可能なミシンにおいて、解放タ
イミング切換え手段に作動連結された張力付与手段であ
って、解放タイミング切換え手段が駆動されたとき、糸
供給源と天秤間の上糸に設定された張力を付与する張力
付与手段を備えたものである。
〔作用〕
第1請求項に係る糸通過制御可能なミシンにおいては、
駆動手段が少なくとも直線模様を含む所定の模様が選択
されたときに外部からの指令に基いて、解放タイミング
切換え手段を駆動しないときには、1対の糸係合体は糸
通過制御手段によりミシン主軸の回転に調時して天秤の
最大系取上位置またはその付近に有る所定期間に離隔位
置となるように制御されるとともに、それ以外の期間に
接近位置となるように制御される。即ち、両糸係合体は
天秤が最上位置に到達して上糸が十分に引き締められた
ときに離隔位置に切換えられるので、ソフトな縫い目で
縫製することができる。
一方、駆動手段が所定の模様以外の模様が選択されたと
きに外部からの指令に基いて、解放タイミング切換え手
段を駆動したときには、解放タイミング切換え手段は、
糸通過制御手段により両糸係合体を離隔位置に切換える
タイミングよりも所定位相角だけ速いタイミングで両糸
係合体をH階位置に切換える。即ち、天秤が最上位置に
到達する以前であり上糸の引き締めが完了する以前に両
糸係合体が離隔位置に切換えられるので、下糸調子にな
って上糸と下糸との交絡点が下糸側に移動して、加工布
上の上糸はより直線的で外観上好ましい縫い目にするこ
とができる。
第2請求項に係る糸通過制御可能なミシンにおいては、
前記第1請求項と同様に作用するが、解放タイミング切
換え手段に作動連結された張力付与手段は、解放タイミ
ング切換え手段が駆動されたとき、糸供給源と天秤間の
上糸に設定された張力を付与するので、下糸調子になっ
て加工布上の上糸はより直線的で外観上好ましい縫い目
になるとともに、更に締り具合を向上させた縫い目にす
ることができる。
(発明の効果〕 第1請求項に係る糸通過制御可能なミシンによれば、〔
作用〕の項で説明したように、解放タイミング切換え手
段と駆動手段とを設け、両糸係合体を離隔位置に切換え
るタイミングを選択された模様に応じて、天秤が最上位
置に到達したときと到達する以前とに切り換えるように
して選択された模様に遺した縫製条件を設定するので、
直線などの所定の模様を張りのある縫い目で縫製でき、
また所定の模様以外の模様、例えばジグザグ模様をソフ
トな縫い目で縫製することができるうえ、上糸の解放タ
イミングを調整する作業がラフになり、この調整作業を
大幅に簡略化することができる。
第2請求項に係る糸通過制御可能なミシンによれば、上
記第1請求項と同様の効果が得られる。
更に、直線などの所定の模様を縫製するときには、上糸
に設定された張力を付与するので、上糸に張りを与えて
上糸をより直線的にすることができるうえ、締り具合を
向上させた縫い目で縫製することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面に基いて説明する。
本実施例は糸通過制御装置を備えたミシンに本発明を適
用した場合のものである。
先ず、ミシンMのアーム部1の頭部2に設けられた針棒
上下駆動機構と天秤上下駆動機構とについて、第1図に
基いて説明する。
頭部2には針棒4と押え棒10とが夫々上下方向に配設
され、この針棒4の下端には縫針5が取付けられ、押え
棒10の下端には押え足11が着脱可能に取付けられて
いる。前記針棒4は針棒支持体7に上下動可能に装着さ
れ、針棒支持体7の上端部は機枠9にビン8を介して枢
着され、針棒4は針棒支持体7とともにビン8を中心と
して左右方向に揺動可能であり、また針棒4は針棒支持
体7に対して上下動可能になっている。尚、図示してい
ないが針棒4を揺動させる針棒揺動機構が設けられてい
る。
前記押え棒10は図示外の機構により機枠9に装着され
、操作レバー23の操作により上昇位置と下降位置とに
亙って位置切換えされ、下降位置のときには加工布を針
仮に押圧するようになっている。
一方、機枠9に回転自在に支持されたミシン主軸(以下
、主軸という)13の斜め上の後方で主軸13と平行に
配設された天秤支え軸14は機枠9に取付けられている
。この天秤支え軸14に揺動レバー15の基端部が回動
自在に連結され、この揺動レバー15は基端部から主軸
13の左端部に固着された天秤クランク1日の左端面側
に延び、天秤クランク18のクランクビン19は揺動レ
ハ−15に形成された細長いカム孔16を挿通して左方
へ延びてその左端部には連結板20が固着されている。
更に、連結板20には段付きボルト21で針棒クランク
22の上端部が回転自在に連結され、針棒クランク22
の下端部が針棒4の中段部に連結されている。
揺動レバー15の前部の上端部には、クランク状に上方
へ延びる天秤17が一体的に形成され、この天秤17の
上端部には糸保持部17aが形成されている。
前記揺動レバー15のカム孔16は、クランクピン19
の回転軌跡と同半径で且つ最上位置付近にあるクランク
ピン19が約74°回転するのを許す円弧孔16aとそ
の円弧孔16aの両端部から真っ直ぐに延びる短い直孔
16bとから構成されている。
従って、主軸13の回転により天秤クランク18とクラ
ンクピン19とが主軸13回りに回転すると、揺動レバ
ー15は天秤支え軸14を揺動中心として上下に往復揺
動するとともに、天秤17の最上位置が所定期間に亙っ
て保持されるので、主軸13の回転位相角をパラメータ
とする天秤17の運動曲線MAは第7図に示すようにな
る。
このとき、針棒4は第7図に針棒運動曲線MBで示すよ
うに、主軸13の回転に同期して針棒クランク22とク
ランクピン19とを介して上下に往復運動する。尚、第
7図における位相角は針棒4の最上位置をOoとしたも
のである。
次に、糸駒から天秤17に至る上糸Nsに張力を付与す
る糸調子器51について、第1図〜第4図に基いて説明
する。尚、この糸調子器51は通常のものと同様の構成
なので簡単に説明する。
前記天秤17の直く右側で且つ針棒クランク22の直ぐ
左側には機枠9の一部である糸道体63が上下方向に配
設され、この糸道体63の上端部分の後端部には糸調子
器51の調節ダイヤル52を支持する支持部材64が一
体に形成されている。
糸道体63の上端近傍部には左右方向向きに配設された
支軸53の左端部が固着され、この支軸53には左側か
ら1対の糸調子皿54・55、バネ受は具56、圧縮バ
ネ57、筒状のハネ受は具58が順次外嵌されており、
ハネ受は具58の外周に形成された甥子にはハネ受は具
58と一体的に左右方向へ移動して圧縮バネ57のバネ
力を変更する作動部材59が螺合されている。更に、支
持部材64に段付きビス60で調節ダイヤル52が回転
可能に取付けられ、この調節ダイヤル52の中心部で前
方突出状に形成された偏心カム61が作動部材59の右
端面に当接している。
従って、調節ダイヤル52を第2図にて時計方向へ回転
操作することにより、偏心カム61による作動部材59
の左方への移動で圧縮バネ57のバネ力が大きくなり、
1対の糸調子皿54・55間の上糸Nsに大きな張力が
作用し、また調節ダイヤル52を第2図にて反時計方向
へ回転操作することにより、作動部材59の右方への移
動で圧縮ハネ57のバネ力が小さくなり、1対の糸調子
皿54・55間の上糸Nsに小さな張力が作用する。尚
、この糸調子器51による上糸Nsに付与する張力は、
後述する糸通過制御機構を設けているので、上糸Nsの
拘束が解放されたときに上糸Nsに弱い張力を付与する
だけでよく、圧縮バネ57のハネ力は小さく設定されて
いる。
更に、第3図に示すように前記糸調子皿55とバネ受は
具56との間には、糸調子皿55を傾動させて上糸Ns
に張力を作用させないようにするための平面視略クラン
ク状の張力解放レバー62の作動部62aが設けられる
とともに、張力解放レバー62の屈曲部62bが糸調子
皿55の後端部に右側から当接している。従って、張力
解放レバー62の駆動部62cを実線で示す不作動位置
から2点鎖線で示す作動位置へ回動させることにより、
テコの原理により作動部62aで圧縮バネ57のバネ力
を除去するように作用するとともに、屈曲部62bによ
り糸調子皿55はその後端部を支点としてその前端側か
糸調子皿54より離間するようになっている。
次に、操作レバー23を操作して押え棒10を上昇位置
に移動させたとき、糸調子器51により上糸Nsに付与
される張力を解放する糸緩め機構110について、第1
図〜第4図に基いて説明する。
前記操作レバー23は、頭部2の機枠9に固着した枢支
ビン111に回動可能に枢支され、第2図に実線で示す
下降回動位置とこの位置から反時計方向に約90’回動
させた2点鎖線で示す上昇回動位置とに亙って切換え可
能である。この枢支ビン111には操作レバー23と一
体化された操作カム112が取付けられ、この操作カム
112の外周部の一部に作動カム部112aが形成され
ている。一方、この操作レバー23の位置から上方へ延
びる糸緩めリンク113が配設され、この糸緩めリンク
113はその略中段の位置でビン114で機枠9に回動
自在に枢支され、一端が機枠9に取付けられた引っ張り
バネ115でビン114を中心として第2図にて常に時
計回転方向に弾性付勢され、その下端部は作動カム11
2に常に右方から押圧している。更に、糸緩めリンク1
13の上端部分はクランク状に屈曲され、その上端部に
切欠部113aが形成され、この切欠部113aに前記
張力解放レバー62の駆動部62cの後端部が係合して
いる。従って、操作レバー23が下降回動位置のときに
は糸緩めリンク113は実線で示す張力付与位置に位置
しているが、操作レバー23を上昇回動位置に切換えた
ときには、作動カム112の作動カム部112aにより
糸緩めリンク113の下端部が右方へ移動して糸緩めリ
ンク113は2点鎖線で示す糸緩め位置に回動する。そ
の結果、切欠部113aに係合している駆動部62cが
作動位置へ移動させるので、前述したように屈曲部62
bにより糸調子皿55はその後端部を支点としてその前
端側か糸調子皿54より離間し、上糸Nsの張力が解放
される。
次に、糸通過制御機構について第1図〜第5図に暴いて
説明する。
糸駒(図示路)から天秤17の糸保持部17aを経て縫
針5の目孔6に至る上糸供給路のうち、糸駒から糸保持
部17aに至る上糸Nsを主軸13に調時して拘束した
り解放したりできるように、糸道規制板(糸係合体)7
0と可動輪(糸係合体)71及びこれらの接近・離隔を
制御する糸通過制御装置72が次のように設けられてい
る。
前記糸道体63の下端近傍部には、その左側面に糸道規
制板70が固着されるとともに、左右方向に延びる枢支
ビン73がその右端部で固着されている。この枢支ビン
73には正面視略コ字状の第1可動部材74が回動自在
に枢支され、更に第1可動部材74の内側には正面視略
コ字状の第2可動部材75が枢支ビン73に回動自在に
枢支されている。この第1可動部材74の右側壁74b
には、糸道規制板70の規制部70aに下方より当接す
る可動輪71が回転自在に枢着されている。
即ち、糸調子器51を経て来た上糸Nsを規制部70a
と可動輪71との間で挟持拘束し得るようになっている
前記枢支ビン73には捻じりハネ76が装着され、その
捻じりバネ76の一端部が第1可動部材74のバネ受は
部74aに係合され、他端部が第2可動部材75のバネ
受は部75aに係合されている。従って、第4図におい
て第1可動部材74は第2可動部材75に対して反時計
方向に弾性付勢され且つ第2可動部材75は第1可動部
材74に対して時計方向に弾性付勢されている。更に、
第2可動部材75の左側壁75cと右側壁75bとにビ
ン77が挿通され、このビン77の右端部には円筒状の
回転規制部材78が固着され、右側壁74bから突出し
た規制部74dがこの回転規制部材78に当接すること
により、第1可動部材74と第2可動部材75とは所定
の位置間係で弾性的に一体化されている。また、右側壁
75bには後方で斜め上方に延びる駆動アーム79が設
けられている。つまり、この駆動アーム79が第4図に
2点鎖線で示すように時計方向に回動したときには、第
1可動部材74と第2可動部材75とが時計方向に回動
して上糸Nsの拘束が解除され、また駆動アーム79が
反時計方向に実線で示す位置まで回動したときには、第
1可動部材74と第2可動部材75とが反時計方向に回
動して上糸NSが拘束される。
前記可動輪71の周面には環状の■溝71aが形成され
、規制部70aは可動輪71の上半部の■溝71aに上
方から係合するように側面視にて逆U字形に形成され、
この規制部70aは断面U形の突曲面状に形成されてい
る。従って、糸駒からの上糸Nsは糸調子器51を経て
規制部70aでU字状に屈曲して糸保持部17aを経由
して目孔6に延びているので、上糸Nsは可動輪71と
規制部70aとで確実に拘束される。
そして、主軸13の回転に調時して上糸Nsの拘束と解
放を所定のタイミングで実行させるために、主軸13に
は回転カム80が固着され、この回転カム80には第4
図・第6図に示すように、可動輪71を規制部70aか
ら離隔させるとともに接近させるために略楕円状のカム
溝の一部分である楕円溝81と可動輪71を規制部70
aに接近させた状態を保持するために円形のカム溝の一
部分である円満82とを組み合わせたカム溝83が形成
されている。但し、円満82の略後半部分の溝幅が拡大
されるとともに、この拡大された溝幅は楕円溝81の約
2/3に亙って所定の溝幅に徐々に狭くなっている。
前記天秤支え軸14の直ぐ上方にはこの回転カム80に
対応する位置から糸道体63に対応する位置に亙って揺
動リンク84が左右方向向きに配設され、この揺動リン
ク84はその右端部に固着された第1アーム85とその
左端部に固着された第2アーム87とに天秤支え軸14
を押通させて天秤支え軸14に回転可能に支持されてい
る。そして、第1アーム85の先端の接触子86がカム
溝83に係合され、第2アーム87の先端に固着したピ
ン88は駆動アーム79の上端に回動可能に連結されて
いる。尚、揺動リンク84は第4図に示すように、一端
を機枠9に固着した引っ張りハネ89により常に時計回
転方向に弾性付勢されており、接触子86が常にカム溝
83の内側壁に当接するようになっている。
以上の糸通過制御装置72において、主軸13の回転に
より回転カム80が回転し、カム溝83を介して第1ア
ーム85が揺動し、揺動リンク84を介して第2アーム
87が揺動して駆動アーム79が揺動する。その結果、
前述したように、揺動リンク84が第4図にて反時計方
向に揺動したときには上糸Nsの拘束状態が解放され、
揺動リンク84が時計方向に揺動したときには上糸Ns
が挟持拘束される。このように、回転カム8oのカム溝
83に応じて上糸Nsを解放したり拘束するジグザグ縫
い時の可動輪71の移動曲線MCを第7図に示す。
第7図から判るように、天秤17が最上位置がら最上位
置まで上昇する上糸Nsの引き締め時には、糸道規制板
70と可動輪71により上糸Nsが拘束されているので
上糸Nsの引き締めが確実に実行される。一方、位相角
が約28°となって天秤17が最上位置に到達して引き
締めが完了したときには、布送り動作と連動して上糸N
sを供給するため糸道規制板70と可動輪71による拘
束が解除され(以下、この解放タイミングをジグザグ縫
い時の解放タイミングSzという)、必要量の上糸Ns
が糸駒から天秤17の方へ供給される。
このとき、細い上糸Nsの場合には点F1の時点で解放
されまた点CIの時点で拘束されるのに対して、太い上
糸Nsの場合には点F1よりもかなり遅い点F2の時点
で解放されまた点C1に近い点C2の時点で拘束される
。従って、上糸Nsが解放されるときまでに細い上糸N
sではそれに適した弱い張力で上糸Nsが引き締められ
、また太い上糸Nsではそれに適した強い張力で上糸N
sが引き締められる。
次に、直線縫い時に上糸Nsを解放するタイミングをジ
グザグ縫い時の解放タイミングより速くする解放タイミ
ング切換え機構92について、第1図〜第6図に基いて
説明する。
前記主軸13には回転カム80の直(右側の位置に円形
の第1カム93と第2カム94とが近接して固着されて
いる。これらのカム93・94の半径は同一であるが、
第1カム93の外周部の一部には約160°に亙って所
定の高さを有する作動カム部93aが形成されている。
前記両カム93・94の上側の機枠9にはホルダ95が
ビス止めされ、このホルダ95の1対の枢支部95aに
は左右向きの作動ビン96が摺動自在且つ回転可能に枢
支され、この作動ビン96には両カム93・94の何れ
かに係合する側面視路く字状の係合リンク97の基端部
が固着されている。この作動ビン96には左側の枢支部
95aと係合リンク97とに亙って圧縮ハネ98が外装
されるとともに、保合リンク97の後方に延びる従動ア
ーム97aとホルダ95とに引っ張りハネ99が張架さ
れており、係合リンク97は第2図に示すように右側の
枢支部95aに当接するジグザグ縫い位置となるように
常に弾性付勢されるとともに、係合リンク97の斜め前
方で下方に延びる係合アーム97bの先端部が第2カム
94に係合するように常に弾性付勢されている。尚、こ
のときの作動ビン96の位置を基準位置という。
一方、保合アーム97bを左方へ移動して第1カム93
に係合させるために、ホルダ95には右方向向きに解放
タイミング切換え用アクチュエータ(厳密には電磁石)
100が取付けられ、この電磁アクチュエータ100の
直ぐ右側のホルダ95にはビン101、が立設され、こ
のビン101には回動部材102が回動自在に枢支され
、更にこのビン101には圧縮ハネ98のバネ力より弱
いバネ力を有するコイルバネ103が装着され、回動部
材102はその作動部102aが作動ビン96の右端面
に常に当接するように弾性付勢されている。また、回動
部材102には、1mアクチュエータ100の励磁によ
り回動部材102が第3図に実線で示す復帰位置から2
点鎖線で示す回動位置に回動し得るように、電磁アクチ
ュエータ100のプランジャーに吸着される吸着壁10
2bが設けられている。尚、回動部材102が回動位置
に回動したときの作動ビン96の位置を切換え位置とい
う。
前記第1アーム85の後端部には、第3図に示すように
第1アーム85と従動アーム97aとの距離より幾分短
い長さを有するビン104が固着されている。しかも、
このビン104と従動アーム97aの下端とには第5図
に示すように僅かな隙間が設けられている。
従って、電磁アクチュエータ100が励磁されたときに
は、回動部材102が復帰位置から回動位置に回動する
ので作動部102aの左方への移動により作動ビン96
が基準位置から切換え位置へ移動して係合リンク97が
第3図に実線で示すジグザグ縫い位置から左方の2点鎖
線で示す直線縫い位置に移動し、係合アーム97bは第
2図に2点鎖線で示すように左方へ移動して第1カム9
3に保合する。更に、このとき、従動アーム97aはビ
ン104に係合し得る位置に移動しているので、主軸1
3が回転されると、保合アーム97bは作動カム部93
aにより第5図に2点鎖線で示すように時計方向に揺動
し、従動アーム97aの時計方向への回動によりビン1
04を介して揺動リンク84が第4図にて反時計方向に
回動するので、第2アーム87、駆動アーム79、第1
可動部材74及び第2可動部材75を介して可動輪71
が糸道規制板70から離隔し、上糸Nsの拘束が解除さ
れる。
ここで、ジグザグ纏いのときつまり保合リンク97が第
2カム94に係合しているときに、回転カム80のカム
溝83により可動輪71が糸道規制板70より離間する
ジグザグ縫い時の糸解放タイミングSzより直線縫いの
ときつまり保合リンク97が第1カム93に係合して作
動カム部93aにより可動輪71が糸道規制板70より
離間する直線縫い時の糸解放タイミングSsが速くなる
ように、作動カム部93aの糸解放のためのカム形状は
、第6図に2点鎖線で示すカム溝83の糸解放のための
カム形状と等価のカム形状83Aより速く半径拡大方向
へ膨らむように形成されている。
但し、直線縫い時には、第1アーム85の接触子86は
カム溝83による揺動タイミングより速く揺動するが、
接触子86はカム溝83の溝幅拡大部分に位置している
ので、揺動リンク84は何ら回動規制を受けることがな
い。この直線縫い時の可動輪71の移動曲線MDを第7
図に示す。
次に、直線纏いのときに、前記糸調子器51による張力
に加えて所定の張力を上糸Nsに追加付与する張力付与
機構120について、第1図〜第3図に基いて説明する
前記作動ピン96の左側で糸調子器51の直く後ろ側の
機枠9には補助糸調子皿121が固着され、この補助糸
調子皿121に作動ピン96と同径の支軸122の左端
部が固着され、この支軸122の右端部分は作動ピン9
6の左端部分に外嵌して固着された円筒部材123の内
部に左方から幾分挿入されており、この支軸122には
補助糸調子皿121に当接する補助糸調子皿124、圧
縮バネ125が夫々外装され、圧縮バネ125の左端部
は補助糸調子皿124に当接し、その右端部は円筒部材
123の左端面に当接している。ここで、この圧縮バネ
125のハネ力は小さく設定されておりて、作動ピン9
6が基準位置のときには上糸Nsに張力が殆ど付与され
ないが、作動ピン96が切換位置に移動したときには上
糸Nsに数グラム/ c4の弱い張力が付与される。更
に、前記張力解放レバー62に一体形成された解除アー
ム126が補助糸調子皿124の下端部に延出されてお
り、操作レバー23を上昇回動位置へ切換えて張力解放
レバー62が作動位置へ回動したときには、この解除ア
ーム126で補助糸調子皿124の下端部が左方へ移動
されるので、テコの原理により補助糸調子皿124の上
端部が補助糸調子皿121から離間して上糸Nsの張力
が解放される。
次に、ミシンMの制御系は第8図のブロック図に示すよ
うに構成されている。
縫製運転の起動・停止を指示する起動・停止スイッチ1
30、所望の縫製模様を選択するテンキーからなる模様
選択スイッチ131、主軸13の回転位相角を針棒4の
最上位置を基準として所定微小位相角毎にパルス信号を
発生するタイミング信号発生器132は制御装置Cの入
出力インターフェイス136に接続されている。更に、
入出力インターフェイス136には、駆動回路134介
して主軸13を駆動するミシンモータ133が、駆動回
路135を介して電磁アクチュエータ100が夫々接続
されている。
制御装置CはCPU138と、CPU138にデータバ
スなどのバス137を介して接続された入出力インター
フェイス136、ROM139及びRAM140とから
構成されており、ROMl39のプログラムメモリには
、ミシンM全体を制御する制御プログラム、模様選択ス
イッチ131で直線纏いが選択されたときに電磁アクチ
ュエータ100を駆動する制御プログラムなどが格納さ
れている。
以上のように構成されるミシンMにおいて、模様選択ス
イッチの操作で直線模様以外のジグザグ模様を選択した
ときには、起動・停止スイッチ110からの起動信号に
よりミシンモータ115が駆動されて主軸13が回転す
るが、t4fetアクチュエータ100は駆動されない
ので、係合リンク97は第2カム94に保合したジグザ
グ縫い位置であり、天秤17及び針棒4は第7図に示す
運動曲線により駆動されるのと同時に、天秤17による
上糸Nsの引き締めが完了する位相角約28°のジグザ
グ縫い解放タイミングSzから回転カム80により可動
輪71が糸道規制板70から離間され、位相角約113
°までに可動輪71が糸道規制板70に接近する。この
とき、上糸Nsには糸調子器51による弱い上糸張力だ
けが付与されている。
従って、ジグザグ縫い時には、上糸Nsと下糸とのバラ
ンスの良いソフトな縫い目で縫製することができる。
ところで、直線模様を選択して起動・停止スイッチ11
0を操作したときには、ミシンモータ115が駆動され
て主軸13が回転されるとともに、タイミング信号発生
器114からのタイミング信号に基いて駆動直後で保合
アーム97bが第1カム93の作動カム部93aに係合
しない位相角約300°のときに!磁アクチエエータ1
00が駆動される。従って、作動ピン96の切換位置へ
の移動により張力付与機構120による弱い張力が上糸
Nsに追加付与される一方、係合リンク97は第1カム
93に係合するので、天秤17による上糸Nsの引き締
めが完了する以前の位相角約18°の直線縫い解放タイ
ミングSsから第1カム93により可動輪71が糸道規
制板70から離間され、位相角駒113°までに可動輪
71が糸道規制板70に接近する。従って、直線縫い時
には、下糸調子に補正され、上糸の締まり具合を良くし
て上糸に張りを与えた縫い目で縫製することができる。
以上説明したように、上糸を解放するタイミングをジグ
ザグ縫い時と直線縫い時とで切換えるようにしたので、
上糸を解放するタイミングの調整作業を大幅に簡略化す
ることができる。
更に、ジグザグ縫い時にはソフトな縫い目で縫製でき、
直線縫い時には上糸に張りを与えて上糸をより直線的に
縫えるうえ、締まり具合を向上させた縫い目で縫製でき
る。
尚、直線纏いを基本とするU三重縫い」などの模様を選
択したときに、電磁アクチュエータ100を駆動するよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はミシンの
アーム部と頭部に組み込まれた内部機構の要部斜視図、
第2図は前記内部機構の部分正面図、第3図は内部機構
の部分平面図、第4図は内部機構の左側面図、第5図は
内部機構の右側面図、第6図は第2図Vl−VI線断面
図、第7図ミシンの各機構の動作を示すタイムチャート
、第8図はミシンの制御系のブロック図である。 M・・ミシン、  13・・ミシン主軸、  17・・
天秤、 70・・糸道規制板、 71・・可動輪、 7
2・・糸通過制御装置、 74・75・・可動部材、 
79・・駆動アーム、 80・・回転カム、  83・
・カム溝、  84・・揺動リンク、  85・・第1
アーム、  87・・第2アーム、  92・・解放タ
イミング切換え機構、93・・第1カム、 97・・係
合リンク、  100・・を磁アクチュエータ、  1
02・・回動部材、  104・・ピン、  115・
・ミシンモータ、  120・・張力付与機構、  1
21・124・・補助糸調子皿、 125・・圧縮バネ
。 特許出願人  ブラザー工業株式会社 第4図 第5 図 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)糸供給源から天秤を経て縫針の目孔に至る糸供給
    路のうち糸供給源と天秤間の上糸を挟持拘束する接近位
    置と上糸を解放する離隔位置とに亙って相対移動可能な
    1対の糸係合体と、天秤が最大系取上位置又はその付近
    にある所定期間に離隔位置となりまたそれ以外の期間に
    接近位置となるようにミシン主軸の回転に調時して両糸
    係合体の相対移動を制御する糸通過制御手段とを有する
    糸通過制御可能なミシンにおいて、 糸通過制御手段により両糸係合体を離隔位置に切換える
    タイミングよりも所定位相角だけ速いタイミングで両糸
    係合体を離隔位置に切換える解放タイミング切換え手段
    と、 少なくとも直線模様を含む所定の模様が選択されたとき
    に外部からの指令に基いて、解放タイミング切換え手段
    を駆動する駆動手段とを備えたことを特徴とする糸通過
    制御可能なミシン。
  2. (2)前記解放タイミング切換え手段に作動連結された
    張力付与手段であって、解放タイミング切換え手段が駆
    動されたとき、糸供給源と天秤間の上糸に設定された張
    力を付与する張力付与手段を備えたことを特徴とする第
    1請求項に記載の糸通過制御可能なミシン。
JP25822990A 1990-09-26 1990-09-26 糸通過制御可能なミシン Pending JPH04135594A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006141869A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Brother Ind Ltd ミシン
US7240628B2 (en) 2004-03-15 2007-07-10 Vsm Group Ab Thread feed for a sewing machine

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US7240628B2 (en) 2004-03-15 2007-07-10 Vsm Group Ab Thread feed for a sewing machine
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