JPH0413582Y2 - - Google Patents

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JPH0413582Y2
JPH0413582Y2 JP1985059929U JP5992985U JPH0413582Y2 JP H0413582 Y2 JPH0413582 Y2 JP H0413582Y2 JP 1985059929 U JP1985059929 U JP 1985059929U JP 5992985 U JP5992985 U JP 5992985U JP H0413582 Y2 JPH0413582 Y2 JP H0413582Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は冷凍装置に用いられる受液器に関し、
例えば自動車用空調装置のコンデンサ側方に配置
され、コンデンサ凝縮した液冷媒を貯蔵する受液
器として用いていることである。
〔従来の技術〕
従来の自動車用の空調装置では、第3図もしく
は第4図に示すような受液器が一般液に用いられ
ていた。即ち、第3図に示すように受液器本体1
20の側壁面と底面が一体的に成形されたカツプ
状容器となつている。そして、このカツプ状容器
からなる受液器本体120の上面に蓋体部121
が設置される。なお、この蓋体部121と受液器
本体は、共にアルミニウム材料より形成され両者
間を冷間または熱間鍛造する方法によつて作成さ
れる。また、両者120,121は溶接によつて
接合し、内部に耐圧密閉空間を形成している。図
中129は溶接箇所を示す。、また、蓋体部12
1には冷媒流入通路及び冷媒流通通路が形成され
ている。そして冷媒流入通路は、蓋体部121に
形成された継手121a及び継手124を介し
て、冷媒入口側配管123と接合している。ま
た、冷媒出口通路は同じく蓋体部121に一体形
成された継手部121b及び継手126を介し
て、冷媒出口側配管125と接合している。さら
に、蓋体部121には受液器本体120内の冷媒
状態を観察するサイトグラス127及び、ガス安
全弁としてのメルトボルト128が取り付けられ
ている。
また、受液器本体内部には冷媒の吸い上げ管1
30が蓋体121にめ固定されており、この吸
い上げ管130の下方部には防塵用フイルタ13
3が配置されている。さらにフエルト製の乾燥剤
容器132に保持された乾燥剤131が受液器本
体120内に配置され、冷媒中より水分除去を行
うようになつている。
第4図のものは、受液器本体140の側壁部1
40aと頂面部140bがアルミニウム材料を鍛
造加工して一体的に作られており、かつ底面部1
40cは筒状側面部140aの下端部分をスエー
ジング加工して絞り込むことによつて、図示のよ
うに丸みをおびた密封容器としている。この第4
図のものも蓋体部140に冷媒入口側継手142
及び143が取り付け固定されている。また第4
図のものでは防塵用フイルタ146が平板状に形
成されている。
ただ、上述の第3図に示すような構造の受液器
では、蓋体121と受液器本体120とを別体で
成形しているため、蓋体121に冷媒通路や継手
121a,121b等を形成することかできる
が、冷媒通路等は複雑な形状をしているので、蓋
体121を受液器本体120と一体に形成するこ
とは本質的に達成し難いものとなつている。さら
に、第3図図示ででは、蓋体121を別体形成す
るものの、その形状が複雑なため、高価な鍛造機
を使用し、しかも幾段階かの加工工程を得なけれ
ばならないので、蓋体121成形のコストが嵩む
こととなる。また、鍛造によつて高度が高められ
た蓋体121に、さらに継手部121a,121
b等を穿設する必要があり、制作コストが更に高
まることとなる。
一方、第4図に示すような例では、頂面部14
0bを筒状側壁部140aと一体的に形成してい
るので、頂面側においては第3図図示例ほど製造
コストがかかることはないが、容器底部の絞り込
み形成が鍛造法以上に加工設備費と加工の手間が
かかり、結果としてさらに高価なものとなつてし
まう。しかも、容器底部をスウエージング加工に
より形成するため、その加工に伴いアルミニウム
材の組織内の発生する応力により、アルミニウム
材が微細辺状をなして表面から剥離してしまう恐
れがある。このようにアルミニウム材が表面から
剥離した場合には、制作の過程において受液器本
体内に微細片が閉じ込められることとなり、冷凍
装置に組み込まれて用いられた時にその微細片が
異物として減圧手段等の作動を阻害することとな
る。
そこで、本考案では受液器本体の底部材を側壁
部とは別体に形成し、この底部材を受液器本体底
部に取り付けることで、全体としての受液器制作
コストを低減させるようにした。
〔考案が解決しようとする問題点) ただ、このように底部材を別体に形成すること
は、例えば実開昭59−195473号公報、実開昭57−
179084号公報、実開昭49−27762号公報、及び特
開昭54−150761号公報に開示されている。
本考案者らが、このような従来技術に示される
底部材を別体形成した受液器につき検討したとこ
ろ、従来の形式の受液器では、いずれも底部材の
耐圧性が十分確保されていないという問題が明ら
かとなつた。
本考案は上記点に鑑みて案出されたもので、受
液器本体として底部材を別体形成しこれを受液器
本体側壁部に接合することで、全体の製造コスト
を低減させることを前提としつつ、さらに別体形
成した底部材の耐圧強度を高めることを目的とす
る。
本考案者等は、この目的の下従来の受液器につ
き検討を進めた。その結果、実開昭59−195473号
公報や実開昭49−27762号公報にて記載されたも
のでは、底部材がその外周が上方向に折り曲げら
れた皿形状となつており、その底部材の内周に受
液器本体の側壁部が嵌まり込む構造となつている
ため、底部材と受液器本体側壁部との接合共同が
弱くなつていることが突き止められた。即ち、上
述の如く底部材の端部は上方向に折れ曲がり、受
液器本体側壁部外周に位置することになるので、
このような状態で、底部材と受液器本体側壁部と
を溶接により接合することは基本的に不可能であ
る。即ち、溶接とした場合に受液器本体側壁部が
溶解することになり、側壁部に十分な厚みがなけ
ればこの溶接部より穴が開く恐れが生じるからで
ある。
また、実開昭57−179084号公報に記載されたも
のでは、底部材がその外周を上方向に屈曲した皿
形状となつており、この底部材がOリングを介し
て受液器本体の側液部内面に係合するようになつ
ている。そのため、底部材と受液器本体側壁部と
を溶接により一体的に接合することは本来的に不
可能な構造となつている。さらに、この従来のも
のでは底部材が平板状をなしているため、内部圧
力に応じて底部材が膨らむように変形しやすく、
耐圧構造が十分得られないものとなつている。
また、特開昭54−150761号公報記載のもので
は、底部材に溝が設けられ、この溝内に受液器本
体側壁部の下方端を挿入し、側壁下方端と底部材
とを結合する構造となつている。そのため、底部
材には溝部を形成できるための肉厚が必要で、底
部材の不必要な厚み及び重量増を来すことにな
る。さらに、底部材が平板状をしているため、耐
圧性がでにくい構造となつている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記従来技術の欠点に鑑み、別体形成
した底部材を受液器本体側壁部と溶接接合するこ
とで、底部材の接合共同を確保するようにする。
しかも、本願考案では、底部材を底板部分の周
囲により上方へ一旦折り曲げ形成され、かつ連続
的に下方へ折り曲げ形成される補強用折り曲げ加
工部を有する形状とし、このような形状とするこ
とで、底部材の耐圧強度を大幅に向上できるよう
にする。
しかも、本考案では折り曲げ加工部の端部を受
液器本体の下方端の内側に重合するようにし、こ
の状態で底部材と受液器本体とを溶接接合するよ
うにし、溶接箇所が底部材及び受液器本体側壁共
に下方端でなされるようにする。これにより、溶
接により受液器本体側壁に穴が開くことがないよ
うな構造とする。
〔作用〕
本考案は上記構成としたため、底部材を折り曲
げ加工にて成形することができ、安価なプレス成
形で構成することができる。しかも、底部材の形
状を一旦上方に折り曲げた後、引続き下方に折り
曲がる形状とすることで、十分な耐圧性を得る補
強構造とすることができる。さらに、底部材の外
周は上方側から下方側に折り曲がつた折り曲げ加
工部となつているため、底部材を受液器本体の下
方より組み込むに際し、この折り曲げ補強部が嵌
入ガイドとして働き、底部材に組み付け性を良好
ならしめることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の1実施例を図に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の第1実施例として自動車の冷
房用冷凍器に用いられる受液器を示す。この受液
器は自動車用冷凍器においてはエンジンルームの
前方に配置された冷媒凝縮器より液冷媒を導入
し、気液分離後、液冷媒のみ膨張弁側へ導出する
ものとして用いられる。また受液器は、凝縮器の
側方に取り付けられる。受液器本体101はアル
ミニウム材を深絞り成形して筒壁分101aと筒
頂部101bとが一体的に形成される。図より明
らかなように筒頂部101bの肉厚は筒壁部10
1aに比べて厚くなつている。そして筒頂部10
1bには冷媒流入孔101g及び冷媒流出孔10
1hが形成される。さらに筒頂部101bの中央
部には円筒上の継手部101iが下方へ向け突出
形成されている。そして、この継手部101iに
冷媒吸い上げ管103がめ固定されるようにな
つている。即ち吸い上げ管103はその端部に膨
出部103aがバルジ加工されており、この膨出
部103aを継手部101iがめ固定すること
となる。尚、104はOリングであり、吸い上げ
管103と継手部101iとの気密がOリング1
04により保たれる。
ここで、筒頂部101bは第9図イ及び第9図
ロに示されるように、冷媒流入孔101g及び冷
媒流出孔101hの周囲が平坦部に形成されてい
る。そしてこの平坦部にはそれぞれ冷媒流入孔1
01g及び冷媒流出孔101hに隣接してねじ穴
6a及び7aが形成されている。
第7図イ及びロはそれぞれ流入孔101g側の
頂部平坦部に取り付けられるブロツクジヨイント
4を示す正面図及び平面図である。このブロツク
ジヨイント4にはねじ穴6aと対抗する位置にボ
ルト通し穴4aが形成されている。ブロツクジヨ
イント4はアルミニウム合金製で、L字状のアル
ミニウム製冷媒配管がジヨイント4を貫通するよ
うに配設されている。冷媒配管の先端はブロツク
ジヨイントより下方に突出し、先端2′が冷媒流
入孔101gに間〓する構造となつている。尚、
第7図中13はOリングであり、冷媒配管の先端
2′が流入孔101gに嵌入した状態で冷媒配管
との間の気密を保つものである。
第8図イ及びロはそれぞれ流出側冷媒孔101
hに取り付けられる流出側のブロツクジヨイント
5を示す。このブロツクジヨイントはその下部が
孔101hに嵌入するよう突出部16として形成
されている。そしてこの突出部16と対向する位
置は凹部が形成されており、この凹部にサイトグ
ラス8が取り付けられている。尚、ブロツクジヨ
イント5もアルミニウム合金製よりなり、サイト
グラス8はブロツクジヨイント5にめ結合さて
いる。また、ブロツクジヨイント5の内部は冷媒
通路5b,5cが形成されており、この冷媒通路
に突出側冷媒配管3が結合する。この冷媒配管3
は端部に係止部がバルジ加工されており、ブロツ
クジヨイント5はこの係止部にめ結合される。
第8図中15はメルトボルトで、内部の冷媒温
度が所定値以上高くなつた時にメルトボルト内部
の溶融金属が溶け、冷媒を大気中に放出すること
で、受液器内部の圧力が異常上昇するのを防止す
るものである。また、ブロツクジヨイント5には
ボルト通し穴5aが形成されており、この5aは
第9図のねじ穴7aと対向する位置に配置され
る。
第5図は以上説明したブロツクジヨイント4及
び5を受液器本体1の頂部1aに取り付けた状態
を示す。この第5図の例では頂部101bが受液
器本体101の側壁と別体形成されているが、頂
部101bの上面は第9図イ及びロと同様に、平
坦部に形成されている。そしてこの第5図及び第
6図より示すように、ブロツクジヨイント4はボ
ルト6により受液器の頂部101bに固定され
る。同様に、ブロツクジヨイント5もボルト7を
用いて受液器の頂部101bに固定される。
再び、第1図に戻り受液器本体1の内部構造に
基づき説明する。受液器本体の内部には冷媒中よ
り水分を除去する乾燥剤105が配置されてい
る。この乾燥剤105はその上下両側をフエルト
106により狭持され、さらにフエルト106は
穴開き止め板107及び108により保持されて
いる。そして、穴開き止め板107及び108は
その中央部に貫通穴が形成されており、内部を冷
媒吸い上げ管103が貫通するようになつてい
る。そして、これらの各位置即ち穴開き止め板1
07、フエルト106、乾燥剤層105、フエル
ト106及び穴開き止め板108は落下防止用の
プツシユナツト109により冷媒吸い上げ管10
3に固定されている。
受液器本体101の下方端101cには、底部
材102が溶接固定されている。この底部材10
2は受液器本体1の底部を覆う底板部分102a
とこの底板部分の周辺部により一旦上方に折り曲
がり形成され、その後引続き下方に折り曲がり形
成されたフランジ状補強構造部102bとを有す
る。第1図より明らかなように補強構造部102
は受液器本体101の下方端内径とほぼ一致した
円筒状をしており、補強構造部102b外周と下
方端101c内周とは互いに接触する構造となつ
ている。
そして、底板部材102は受液器本体101の
下方より受液器本体内に嵌入され、その嵌入状態
で両者接合部の下方端を溶接接合する。尚、図中
101はこの溶接接合場所を示す。
ここで、上述の如く補強構造部102bは一旦
上方に折り曲げ形成された後、引続き下方に折り
曲がるので、その上方端は滑らかに成形され、従
つて底部材102を受液器本体101の下方より
挿入する際に良好にガイドされることになる。
また、第1図より明らかなように溶接箇所10
0は補強構造部102b及び受液器本体の側壁部
101aのそれぞれの下方端であるため、溶接方
向の素材厚さは十分確保されることとなる。即
ち、溶接箇所100を所定値以上溶融したとして
もそれにより受液器本体側壁部101aに穴を開
けるものではない。換言すれば溶接部100によ
り受液器本体側壁部101aの肉圧を減少させる
ものではない。
また、本例では底部材102は底板部分102
a及び補強構造部102bが共にアルミニウム板
をプレス成形することで一体成形されている。従
つて、本例では底部材を比較的安価に成形するこ
とができる。しかも、底部材は上記の如くその外
周に補強構造部102bを備えるものであるた
め、比較的薄い肉厚のアルミニウム板を用いたと
しても、その耐圧強度を十分確保することができ
る。
次に上述の構成よりなる受液器の組付構造を説
明する。まず、第1図に示すように受液器本体の
頂部101bと側壁部101aを同時に深絞り成
形する。併せて、頂部101bに第9図に示すよ
うな冷媒入口孔101g、冷媒出口孔101h及
びねじ穴6a,7aを形成する。
その状態で冷媒入口101hに連通する継手部
101iに冷媒吸い上げ管103をめ結合す
る。このめ結合は膨出部103と継手部101
iによりOリング104を挟持した状態で継手部
101aの下端をめることによりなされる。
しかる後に、押さえ板107及び108とフエ
ルト106によつて挟持された乾燥剤105を受
液器本体101の下方より内部へ挿入し、挿入後
ブツシユナツト109で冷媒吸い上げ管103に
固定する。
乾燥剤105が受液器本体内部に取り付けられ
た後に、底部材102を受液器本体の下方端10
1側より補強構造部102bの内周が下方端10
1c内周と当接するようにして嵌入する。そし
て、その状態で底部材102と受液器本体100
とを溶接する。この溶接は、例えばTIG溶接でな
される。
上記工程で第1図図示の組付状態が達成され
る。一方、上記工程とは別に第7図イ,ロに示さ
れるようなブロツクジヨイント4を形成してお
く。このブロツクジヨイント4はアルミニウム材
を冷間もしくは熱間鍛造することで成形される。
そして、このブロツクジヨイント4にはアルミニ
ウム合金製冷媒配管2が連結結合される。一方第
8図イ,ロに示すように、冷媒流出側のブロツク
ジヨイント5も予め成形しておく。このブロツク
ジヨイント5もアルミニウム合金を冷間もしくは
熱間鍛造することで形状を成形する。そしてブロ
ツクジヨイント5にはOリングを介してサイトグ
ラス8をめ固定する。またブロツクジヨイント
5の内部冷媒通路5cに対向するようにメルトボ
ルト15をねじ止めする。併せて出口側の冷媒配
管3を冷媒通路5cと連通するようにしてめ固
定する。
このように予め形成されたブロツクジヨイント
は、第1図のように構成された受液器本体の頂部
101bの上面にボルト6及びボルト7によつて
固定される。この際ボルト締めは受液器本体1の
上側面よりなされるので、その取り付け作用は極
めて容易になしうるものとなる。
尚、第1図図示形態に受液器本体101を成形
する工程、及び第7図イ,ロ及び第8図イ,ロに
示すようなブロツクジヨイントを形成する工程は
工場内で専用設備によつてなされる。一方、第5
図及び第6図に示すように受液器本体101の頂
部101bにブロツクジヨイント4,5をねじ止
めする工程は冷凍装置を実際に取り付ける工程で
行われる。即ち、ブロツクジヨイント4及び5の
取り付けは自動車用空調装置であればエンジンル
ーム内でなされることになる。
次に上記構成よりなる受液器の作用を説明す
る。入口側配管により冷凍装置の凝縮器で凝縮し
た液冷媒が受液器本体101内に流入される。受
液器本体101内の密封空間内で液冷媒と気冷媒
に分離し、下方に液冷媒が貯留される。尚、冷媒
中に含まれた水分は乾燥剤105により除去され
る。そして水分が除去された冷媒が冷媒吸い上げ
管103により吸い上げられ、ブロツクジヨイン
ト5の冷媒通路5cを経て冷媒配管3より吐出さ
れる。この冷媒配管3は自動車車室内に配置され
た減圧手段まで導通しており、液冷媒を減圧手段
に供給することになる。
このように受液器本体は減圧手段の上流側であ
り、冷凍サイクルの高圧冷媒を溜めることにな
る。特に本例では底部材102を別体形成してい
るため、高圧を底部材102が受けた時の耐久性
が問題となる。しかしながら、本発明の底部材1
02はその周辺にフランジ状の補強部102bを
折り曲げ形成して補強しているため、内部に高圧
を受けても底部材102が変形することはない。
しかも、底部材102と受液器本体101との溶
接箇所が受液器下端部であるため、十分な溶接量
をとることができる。
尚、上述したのは本考案の望ましい例である
が、本考案は上記例以外に種々の態様がある。
第2図は本考案の他の例として受液器本体1の
下方部にテーパ部101eを形成し、底部10
2′の投影面積を減少させた例である。この第2
図の例であつても底部材102′は底板部分10
2a′より一旦上方へ折り曲がり形成し、その後再
び下方に折り曲がつて折り曲がり補強構造部10
2b′を成形する。そして、補強構造部102b′の
外周が受液器本体側壁下端内壁101c′と当接す
るようになつている。
この第2図図示例では、テーパ部101eによ
り底部材102′の投影面積を小さくするように
したため、底部材102′に加わる内圧を減少さ
せることができ、溶接部100の接合強度を第1
図図示例に比べてよりゆとりのある構造とするこ
とができる。
第10図及び第11図は、吐出側のブロツクジ
ヨイント5の他の例を示すもので、上述の第8図
図示例と同様、ボルト通し穴5aを備え、かつ冷
媒通路20dに吐出側冷媒配管3を固定する構造
である。第10図図示例ではブロツクジヨイント
端部の継手部20aをめることで冷媒配管3の
接続を行う。尚、22は気密保持用のOリングで
ある。第11図図示では更にめ部の結合共同を
補強するため、スリーブ23を用いている。
第12図イ〜ヘは冷媒配管を回動可能に取り付
けた例を示すものである。即ち、L字型をした入
口側配管2はブロツクジヨイント4に対して遊嵌
入しており、ボルト6を締め付け固定するまでは
入口側冷媒配管2とブロツクジヨイント4との相
対角度が自由に設定されることになる。そのた
め、第12図イ及びロに示すように、ブロツクジ
ヨイント4の長手方向と冷媒配管2の軸線方向を
一致させるように組み付けても良く、第12図ホ
及びヘに示すように入口側冷媒配管2を傾斜させ
て取り付けても良い。さらに第12図ハ及びニに
示すようにブロツクジヨイント4の長手方向軸線
と冷媒配管2とを直交させるようにしてもよい。
同様に第12図イ乃至ヘ図示例では、ブロツク
ジヨイント5の冷媒配管3め位置を2通りに設
定できる例を示す。これは、ブロツクジヨイント
5中に冷媒通路5cを穿設するにあたり、図中右
方向から穿設する場合と、左方向から穿設する場
合の双方を示すものである。第12図イ,ハ及び
ホは、図中左方向より冷媒配管3をブロツクジヨ
イント5に取り付ける例を示す。また、第12図
ロ,ニ及びヘは冷媒配管3をブロツクジヨイント
5の右方向よりめ固定する例を示す。
また、上述の例では出口側ブロツクジヨイント
5にサイトグラス8のみを固定していたが、第1
3図イ,ロや第14図イ,ロ、第15図、第16
図、第17図及び第18図に示すように、ブロツ
クジヨイントに圧力スイツチ31を取り付けるよ
うにしてもよい。この圧力スイツチは受液器より
吐出される冷媒の圧力即ち、冷凍サイクルにおい
て減圧手段上流の高圧圧力を測定するものであ
る。具体的には、高圧側圧力が所定値以上上昇し
た場合に電気信号を出力し、冷凍装置の保安を図
るものである。特に、第14図乃至第16図にも
のでは、この圧力スイツチ31を第1圧力スイツ
チ31の他に第2圧力スイツチ31′も用いるよ
うにしている。これにより、冷凍装置の高圧側圧
力を2段階に検出することができる。
第13図乃至第18図図示例では、特に第17
図に示すように圧力スイツチ31はブロツクジヨ
イント4に対しねじ止め固定されるようにしてい
る。尚、第17図、第18図図示例では圧力スイ
ツチ31を流入側のブロツクジヨイント4に固定
するようにしている。これは、流入側ブロツクジ
ヨイントでの冷媒圧力と流出側ブロツクジヨイン
ト5での冷媒圧力とは受液器101通路時の圧力
損失が多少あるものの、共に冷凍装置の減圧手段
上流側の高圧圧力を検知するもので、ほぼ同様の
特性を出力できるからである。
また、第15図、第16図図示例では、入口側
ブロツクジヨイント4に冷媒の補給用バルブ52
を設けた例を示す。この補給用バルブ52は、冷
凍装置の冷媒量が減少した時にこのバルブ52を
介して新たな冷媒を受液器101内に供給するの
に用いられる。
第19図は入口側冷媒配管2のみならず、出口
側冷媒配管3もL字状に形成し、配管2及び3と
のバルジ加工部を入口側ブロツクジヨイント4及
び出口側ブロツクジヨイント5で固定する構造を
示す。また、第20図は第19図図示の入口側ブ
ロツクジヨイント4及び出口側ブロツクジヨイン
ト5を示す平面図で、この第19図及び第20図
より明らかなように、ブロツクジヨイント4及び
5はそれ自体にサイトグラス等の機能部品を備え
ない構造としてもよい。そしてサイトグラス8や
圧力スイツチ31等の機能部品は別途基盤部72
にめ固定及びねじ止め固定されるようにする。
尚、第19図に基盤部72はその両端に継手部7
2a及び72bが形成され、この継手部を介して
出口側冷媒配管3及び3′をめ固定する。
第21図及び第22図はブロツクジヨイント4
及び5を受液器本体101の頂面に固定する他の
例を示すものである。この例では、スタツトボル
ト80,81を受液器の下部頂面に固定してお
き、このスタツトポルトをブロツクジヨイント4
及び5のボルト通し穴に挿入後、ナツト82及び
83にてねじ止め固定する構造である。この第2
1図及び第22図図示例であつてもナツト82及
び83の取り付け固定は受液器の上側面より行う
ことができ、冷媒配管2及び3の取り付け作業の
容易化が図れる。
第23図イ,ロ及び第24図イ,ロはそれぞれ
ブロツクジヨイント4,5に冷媒配管2,3を固
定する他の例を示す。第23図図示例では、冷媒
配管のバルジ部2aがOリング92を押圧するよ
うにしてブロツクジヨイント4に押さえ付けら
れ、その状態でクランプ体91が冷媒配管をブロ
ツクジヨイント4に固定する。即ち、クランプ材
91のめ状部分91aがブロツクジヨイントの
嵌合溝90bに嵌入する構造となつている。クラ
ンプ材91は第23図ロに示すように、コ字状を
しており、爪91aの溝91bへの嵌入はクラン
プ材91を側方よりスライドさせることで達成さ
れる。その際、配管にはクランプ材91の切り欠
き部91cにガイドされることになる。
また24図図示例では、バルジ部2aがOリン
グ92を押圧するようにブロツクジヨイント4,
5に押さえつけられ、その状態でサークリツプ9
6が係合溝95bに嵌入することで、冷媒配管
2,3の抜け防止がなされる。
第23図、第24図図示例では冷媒配管の固定
にめに変え、クランプ材91もしくはサークリ
ツプ96を用いたが、いずれにせよ本例において
は冷媒配管2,3とブロツクジヨイント4,5と
の接続は溶接等の熱を用いることなく、めやク
ランプ材のような機械的固定構造としている。そ
のため、ブロツクジヨイントにサイトグラス8や
圧力スイツチ31のような比較的熱に弱い部材を
取り付ける場合であつても、冷媒配管接続時の熱
がサイトグラス8等の機能部品に悪影響を及ぼす
ことがない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の受液器では受液
器本体の頂部に平坦面を形成し、ブロツクジヨイ
ントをボルト固定する構造としたため、しかもブ
ロツクジヨイントに予め冷媒配管を接続している
構造となつているため、冷媒配管と受液器本体と
の接続が容易となるという効果を有する。
さらに、本考案では受液器本体底面に底部材を
別体形成し、これを溶接により受液器本体側壁部
下端に固定する構造としたため、密閉容器が容易
に成形できることとなる。
特に、本考案では底部材として底板部の周囲か
ら連続的に上方に折り曲げ成形し、かつ引続き下
方に折り曲げ成形した補強用フランジ部を有する
ものとしたため、底部材の耐圧強度を高めること
ができる。特に、底部材を底板部分と補強用フラ
ンジ部分とを共にプレス成形した場合には、底部
材の製造コストを大幅に低減することができる。
また上記の如く、底部材の周囲には補強用フラ
ンジ部を設け、その端部は上方から下方へ向くよ
うに形成されており、その状態で受液器本体の下
端内周に嵌めこまれるため、底部材と受液器本体
との溶接が良好に行われることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる受液器本体を示す断面
図、第2図は本考案の受液器の他の例を示す断面
図、第3図及び第4図はそれぞれ従来の受液器を
示す断面図、第5図は本考案受液器の頂部を示す
半断面図、第6図は第5図の平面図、第7図イ,
ロは第5図図示ブロツクジヨイントの正面図及び
平面図、第8図イ,ロは第5図図示流出側ブロツ
クジヨイントの一部断面図及び側面図、第9図
イ,ロは第1図図示受液器本体の一部断面図及び
平面図、第10図及び第11図はそれぞれ本考案
受液器の用いられる流出側ブロツクジヨイントの
他の例を示す断面図、第12図イ乃至ヘはそれぞ
れ本考案受液器の冷媒配管取り付け状態の変形例
を示す平面図、第13図イ,ロはそれぞれ本考案
の受液器に用いる流出側ブロツクジヨイントの他
の例を示す一部断面図及び側面図、第14図イ,
ロはそれぞれ本考案の受液器に用いるブロツクジ
ヨイントの更に他の例を示す一部断面図及び側面
図、第15図は本考案の受液器を示す正面図、第
16図は第15図図示受液器の平面図、第17図
は本考案受液器の他の例を示す断面図、第18図
は第17図図示受液器の平面図、第19図は本考
案受液器の更に他の例を示す断面図、第20図は
第19図図示受液器の頂面を示す断面図、第21
図は本考案受液器の更に他の例を示す正面図、第
22図は第21図図示受液器の平面図、第23図
イ,ロはそれぞれ本考案の受液器に用いるブロツ
クジヨイントの配管取り付け構造の他の例を示す
断面図及び側面図、第24図イ,ロはそれぞれ本
考案に用いるブロツクジヨイントの冷媒配管取り
付け構造の更に他の例を示す断面図及び側面図で
ある。 1……受液器、2……流入側冷媒配管、3……
流出側冷媒配管、4……流入側ブロツクジヨイン
ト、5……流出側ブロツクジヨイント、100…
…溶接部、101……受液器本体、102……底
部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上下方向に伸びる筒状の密閉容器よりなる受
    液器本体と、 この受液器本体の頂部に位置し、その上方部
    に平坦部を有する蓋部材と、 この蓋部材の平坦部にボルトにより脱着自在
    に固定され、冷媒配管を介して冷媒を前記受液
    器本体内へ導く冷媒流入側ブロツクジヨイント
    と、 前記蓋部材の平坦部にボルトにより着脱自在
    に固定され、冷媒配管を介して冷媒を前記受液
    器本体外へ導く冷媒流出側ブロツクジヨイント
    と、 前記受液器本体の底部に位置し、受液器本体
    の底部を覆う底板部102aと、この底板部の
    周囲より上方に一旦折り曲げ成形され、かつ連
    続的に下方へ折り曲げ成形されて端部が前記受
    液器本体の下方端の内側に重合して溶接接合さ
    れる折り曲げ加工部102bとを有する底部材
    と、 を備えることを特徴とする冷凍装置用受液器。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の冷凍装
    置用受液器であつて、 前記底部材は前記底板部分と前記折り曲げ加
    工部とが一体的に成形加工されてなることを特
    徴とする。
JP1985059929U 1985-02-25 1985-04-22 Expired JPH0413582Y2 (ja)

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US06/831,792 US4707999A (en) 1985-02-25 1986-02-21 Receiver for refrigerant apparatus
DE19863606029 DE3606029A1 (de) 1985-02-25 1986-02-25 Behaelter zum aufnehmen des kuehlmittels eines kuehlkreislaufes
AU54056/86A AU561882B2 (en) 1985-02-25 1986-02-25 Refrigerant receiver

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JPS527886Y2 (ja) * 1972-06-09 1977-02-18
JPS5844185B2 (ja) * 1978-05-19 1983-10-01 株式会社日立製作所 冷凍サイクル用受液器及びその製造方法
JPS6240296Y2 (ja) * 1981-05-08 1987-10-15
JPS59195473U (ja) * 1983-06-15 1984-12-26 カルソニックカンセイ株式会社 リキツドタンク

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