JPH04140482A - 容量可変型斜軸式液圧機械 - Google Patents

容量可変型斜軸式液圧機械

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JPH04140482A
JPH04140482A JP2263574A JP26357490A JPH04140482A JP H04140482 A JPH04140482 A JP H04140482A JP 2263574 A JP2263574 A JP 2263574A JP 26357490 A JP26357490 A JP 26357490A JP H04140482 A JPH04140482 A JP H04140482A
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JP
Japan
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static pressure
casing
bearing
drive disk
radial
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Pending
Application number
JP2263574A
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English (en)
Inventor
Yoshimichi Akasaka
赤坂 吉道
Ichiro Nakamura
一朗 中村
Yasuharu Goto
後藤 安晴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は容量可変型の斜軸式油圧ポンプまたは油圧モー
タ等として用いられる容量可変型斜軸式液圧機械に関し
、特に部分静圧軸受支持あるいは全静圧軸受支持によっ
て回転軸を支持するようにした形式の容量可変型斜軸式
液圧機械に関する。
〔従来の技術〕
一般に、斜軸式液圧機械は回転軸のドライブディスクと
シリンダブロックとが、該シリンダブロックに往復動可
能に設けられたピストンを介して連結されている。この
ため、斜軸式液圧機械を油圧ポンプとして適用する場合
には、吐出行程で高圧側のピストンに作用する油圧反力
をドライブディスクを介して回転軸で受承し、同様に油
圧モータとして適用する場合には、吸込(供給)行程で
高圧側のピストンに作用する油圧反力をドライブディス
クを介して回転軸で受承するようになっている。
従って、この種の斜軸式液圧機械は、回転軸に油圧反力
によるラジアル荷重、スラスト荷重が作用するものであ
るから、該回転軸はこれらの荷重を支持しつる状態で軸
支する必要がある。
このため、従来技術においては、ラジアル荷重、スラス
ト荷重を受承可能なコロ軸受、玉軸受等の転がり軸受を
介して回転軸を回転自在にメカニカル支持するメカニカ
ル支持形、ラジアル荷重、スラスト荷重のうちの一方の
荷重を転がり軸受でメカニカル支持し、他方の荷重を静
圧軸受で液圧支持する部分静圧軸受支持形、全荷重を制
圧軸受で液圧支持する全静圧軸受支持型等が知られてい
る。
これら各軸受支持形式のうち、部分静圧軸受支持形また
は全静圧軸受支持形の液圧機械では、ラジアル静圧軸受
またはスラスト静圧軸受をケーシング側に穿設したシリ
ンダ穴と、ロッド部が該シリンダ穴に摺動可能に挿嵌さ
れ、パッド部の摺動面側が回転軸と一体のドライブディ
スク側に摺接すると共に、反摺動面側がケーシングに当
接する静圧パッドと、該静圧パッドのパッド部の摺動面
側に凹設され、軸受制御圧が供給される圧力室とから構
成している。そして、液圧機械として吸排される高圧油
の一部を軸受制御圧として圧力室に導き、パッド部の摺
動面とドライブディスクとの間に形成される油膜を介し
て、ドライブディスクに作用するピストン油圧反力によ
るラジアル荷重、スラスト荷重を反摺動面側とケーシン
グの間で受承するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
然るに、従来技術では静圧軸受部、特に静圧パッドのロ
ッド部とシリンダ穴との間の隙間から発生する漏れ流量
を最小限に抑制する手段として、ロッド部の外周部にO
リングまたはピストンリング等の軸封止部材を設けてい
る。また、静圧パッドのロッド部とシリンダ穴とのシー
ルを両部材が形成する隙間寸法を所定値に規制する方法
による場合もある。
しかし、前者の従来技術のうち0リングシールにおいて
は、シール長が短く、しかも高温で、かつ変動荷重の支
持を想定した場合、本密封方法ではシールの確実さ及び
長期使用に対する耐久性確保という点において問題点を
有している。また、ピストンリングシールの場合には、
変動荷重付加状態で長期間使用すると、ピストンリング
の外周部が摩耗し、シールが確実に行えなくなるなどの
問題点を有している。
一方、後者の従来技術では静圧軸受の製造に際して、静
圧パッドのロッド部とシリンダ穴との間の隙間寸法にバ
ラツキが発生することがある。これより、寸法のバラツ
キの影響を受けずに、確実なシールを実現するという観
点からみれば、不安が残されている。
このため、使用する軸受制御圧、シリンダブロックの傾
転角の増大に比例して漏れ流量が増大し、この結果、漏
れ流量によって動力損失が増大するという問題点がある
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたも
ので、静圧パッドのロッド部とシリンダ穴との間の隙間
寸法のバラツキの影響を受けずに、しかも従来の軸封止
部材、例えば、Oリングやピストンリング等によること
なく、静圧パッドのロッド部とシリンダ穴との間の隙間
から発生する漏れ流量を最小限に保持できるようにした
容量可変型斜軸式液圧機械を提供することを目的とする
〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本発明は、吸排通路を有する
ヘッドケーシングが設けられた筒状のケーシングと、該
ケーシングに回転自在に設けられ、該ケーシング内への
挿入側先端部がドライブディスクとなった回転軸と、前
記ケーシング内に配設され、軸方向に複数のシリンダが
穿設されたシリンダブロックと、該シリンダブロックの
各シリンダに往復動可能に設けられ、一端側が前記ドラ
イブディスクに揺動可能に支持された複数のピストンと
、一対の吸排ポートを有し、−側端面が前記シリンダブ
ロックに摺接すると共に、他側端面が前記ヘッドケーシ
ングの傾転摺動面に摺接する弁板と、前記シリンダブロ
ックと共に該弁板を傾転させる傾転機構と、前記ドライ
ブディスクに作用するラジアル方向、スラスト方向の油
圧反力のうち少なくとも一方の荷重を受承するため、前
記ドライブディスクとケーシングとの間に位置して設け
られたラジアル静圧軸受、スラスト静圧軸受のうちの少
なくとも一方の静圧軸受とからなる容量可変型斜軸式液
圧機械において、前記静圧軸受は、ケーシング側に穿設
したシリンダ穴と、ロッド部が該シリンダ穴に摺動可能
に挿嵌され、パッド部の摺動面側がドライブディスク側
に摺接すると共に反摺動面側かケーシングに当接する静
圧パッドと、該静圧パッドのパッド部の摺動面側に凹設
され、軸受制御圧が供給される圧力室とからなる固定型
静圧軸受であり、がつ前記静圧パッドのロッド部は中空
円筒状に形成し、該ロッド部の内周側は先端から根元に
かけて連続的に縮径するようなテーパ面部として形成し
たことを特徴とするものである。
また、本発明は、前述した容量可変型斜軸式液圧機械に
おいて、前記静圧軸受は、ケーシング側に穿設したシリ
ンダ穴と、ロッド部が該シリンダ穴に摺動可能に挿嵌さ
れ、パッド部の摺動面側がドライブディスク側に摺接す
ると共に反摺動面側がケーシングに当接する静圧パッド
と、該静圧パッドのパッド部の摺動面側に凹設され、軸
受制御圧が供給される圧力室とからなる固定型静圧軸受
であり、かつ前記静圧パッドのロッド部は先端側が大径
で根元側が小径となった外径寸法の異なる段付中空円筒
状に形成し、しかも該ロッド部の内周側は先端側に位置
して漸次縮径するテーパ面部と根元側に位置するストレ
ート面部とが連続的につながるように形成したことを特
徴とする。
ここで、前記静圧軸受は複数の固定型ラジアル静圧軸受
であり、該各ラジアル静圧軸受は前記ドライブディスク
に作用するラジアル方向の平均油圧反力の合力の着力点
に回転軸まわりのモーメントがバランスする位置に配設
することができる。
さらに、前記複数の静圧パッドから構成される静圧軸受
のうちの少なくとも一つの静圧軸受は、浮動型静圧軸受
とすることができる。この場合には、浮動型静圧軸受は
油圧反力が作用する方向に設けることができる。
さらにまた、本発明による容量可変型斜軸式液圧機械は
、建設機械の油圧システムにおいて、主油圧源用ポンプ
または駆動モータとして適用しつる。
〔作用〕
このようにラジアル静圧軸受またはスラスト静圧軸受を
構成する静圧パッドのロッド部の構造は、先端面が開放
の中空円筒形状とし、その内周側は先端から根元にかけ
て縮径するようにテーパ面状に形成することにより、該
中空円筒部の肉厚がロッド開放側先端から根元にかけて
連続的に厚くなるように変化している。
このため、ロッド部の内周側には一定の軸受制御圧力が
作用し、外周側には先端から根元にかけて減少する圧力
勾配をもった軸受制御圧力が作用しても、該ロッド部の
内外周間の差圧の大きさに依存することなく、該ロッド
部はその全長にわたって、しかも−様に弾性変形するこ
とができ、シール長さを長くとることができ、該ロッド
部とシリンダ穴との間のシール性能を向上させることが
できる。
この結果、ケーシングに対して独立に配設された複数の
静圧軸受のロッド部とシリンダ穴との間の隙間を同時に
なくすることにより、前記静圧パッドのロッド部からの
漏れ流量を最小限に抑制することができる。
一方、静圧パッドのロッド部の構造を、先端側が大径で
根元側が小径となった外径寸法の異なる段付中空円筒状
に形成し、しかもその内周側は先端側に位置して漸次縮
径するテーパ面部と根元側に位置するストレート面部と
が連続的につながるように形成することにより、前述し
たようにその全長にわたってシール性能を向上すること
ができるばかりでなく、静圧パッドが傾いた場合でも、
テーパ面部となった大径な先端側が局部的に弾性変形す
ることで、漏れ流量を最小限に抑制することができる。
一方、ドライブディスクに作用するピストン油圧反力は
、その平均油圧反力の合力の着力点を中心として「■」
の字を描くように変動する。そこで、複数個の固定型静
圧軸受をラジアル静圧軸受として使用し、これら各固定
型ラジアル静圧軸受を、ドライブディスクに作用するラ
ジアル方向の平均油圧反力の合力の着力点に回転軸まわ
りのモーメントがバランスする位置に配設しておくこと
により、この回転モーメントをバランスさせることがで
きる。
さらに、ラジアル方向の油圧反力が作用する箇所に設け
られた複数の静圧軸受のうち、少なくとも1個の静圧軸
受を油圧反力が作用する方向に設けた浮動型静圧軸受と
し、該浮動型静圧軸受の静圧パッドのパッド部の反摺動
面が固定側のケーシングから離れてドライブディスクに
追従することにより静圧軸受支持機能を発揮する場合で
も、ロッド部の構造を前記固定型静圧軸受の場合と同様
にすることによって、前記固定型静圧軸受を含めた全静
圧軸受のロッド部外周からの漏れ流量を最小限に抑制す
ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を容量可変型油圧ポンプを例に挙
げ、添付図面を参照しつつ、詳細に説明する。
第1図ないし第5図は本発明の第1の実施例を示す。
図面において、1はケーシングを示し、該ケーシング1
は小径筒部2Aと大径な傾斜筒部2Bとからなる円筒状
のケーシング本体2と、該ケーシング本体2の傾斜筒部
2B開口側を閉塞するヘッドケーシング3とから構成さ
れている。
4はケーシング本体2の小径筒部2A内に設けられ、ケ
ーシング1の一部を構成する支持部材としての軸受スリ
ーブで、該軸受スリーブ4は後述する回転軸5の軸部5
Aとドライブディスク6の円筒部6Bとの間の空間内に
位置するスリーブ部4Aと、該スリーブ部4Aの外周に
位置し、小径筒部2Aの内側段部2Cに当接して支持さ
れる鍔部4Bとから構成されている。
5は軸部5Aが軸受スリーブ4を貫通して設けられた回
転軸で、該回転軸5のケーシング1内先端は該回転軸5
と一体成形された断面が略逆コ字状のドライブディスク
6となっている。ここで、前記ドライブディスク6は大
径な円板部6Aと、該円板部6Aの外周から軸受スリー
ブ4の鍔部4Bに向けて伸長する円筒部6Bとから構成
されている。そして、前記回転軸5は軸受7を介して軸
受スリーブ4に軸支持され、またドライブディスク6は
後述のラジアル静圧軸受20,25、スラスト静圧軸受
30を介してピストン油圧反力を受承するようになって
いる。
8はケーシング1内に設けられ、回転軸5と一体回転す
るシリンダブロックで、該シリンダブロック8には軸方
向に穿設した複数のシリンダ9゜9、・・・が設けられ
、該各シリンダ9にはそれぞれピストン10,10.・
・・が往復動可能に設けられている。そして、該各ピス
トン10の先端部には球形部10Aが形成され、該各法
形部10Aはドライブディスク6の円板部6Aに揺動自
在に連結されている。
11は正方形状の弁板を示し、該弁板11の一側端面は
シリンダブロック8の端面と摺接すると共に他側端面ば
へラドケーシング3に形成した凹円弧状傾転摺動面12
に摺接するようになっており、該弁板11の中心には後
述するセンタシャフト13と揺動ビン19の先端部が両
側からそれぞれ挿入される貫通孔11Aが穿設されてい
る。そして、前記弁板11にはシリンダブロック8の回
転によって各シリンダ9と間歇的に連通ずる一対の給排
ポート(図示せず)が穿設されており、該給排ポートは
弁板11の傾転位置に拘らず、傾転摺動面12に開口す
るようにヘッドケーシング3に設けた一対の給排通路(
図示せず)と連通ずるようになっている。
13はドライブディスク6と弁板11との間でシリンダ
ブロック8を傾転自在に支持するセンタシャフトを示し
、該センタシャフト13はその一端側に球形部13Aが
形成され、該球形部13Aはドライブディスク6の軸中
心位置に揺動自在に支持されている。一方、シリンダブ
ロック8を貫通して突出したセンタシャフト13の他端
側は、弁板11の中心位置に穿設した貫通孔11Aに回
動可能に挿入され、シリンダブロック8と弁板11のセ
ンタリングを行っている。14はシリンダブロック8と
弁板11との摺動面に予圧を与えるための圧縮ばねであ
る。
15は傾転摺動面12に沿って弁板11を傾転させるた
め、ヘッドケーシング3に設けられた傾転機構で、該傾
転機構15はヘッドケーシング3に穿設され、両端に油
通孔16A、16Bを有する段付のシリンダ穴16と、
該シリンダ穴16に摺動可能に挿嵌され、軸方向両側に
油室17A17Bを画成するサーボピストン18と、該
サーボピストン18に挿嵌され、球状先端部が弁板11
の貫通孔11Aに揺動可能に挿入された揺動ビン19と
から構成されている。そして、傾転制御弁を介して補助
ポンプ(ずれも図示せず)からの圧油を油通孔16A、
または16Bを介して油室17Aまたは17Bに供給す
ることにより、サーボピストン18を駆動し、弁板11
、シリンダブロック8を傾転駆動せしめる。
次に、本実施例による静圧軸受の構成について述べる。
2OA、20B、20Cはドライブディスク6に作用す
る平均油圧反力のうちラジアル荷重成分を受承する第1
.第2.第3の固定型ラジアル静圧軸受で、該各面定型
ラジアル静圧軸受20A〜20Gは、第2図、第3図に
示すように、ケーシングの一部をなす軸受スリーブ4の
スリーブ部4A外周側に後述する特定の位置関係をもっ
て半径方向に穿設されたシリンダ穴21A、21B、2
1Cと、小径なロッド部22A−1,22B−422C
−1と大径なパッド部22A−2,22B−2,22C
−2とからなる静圧パッド22A22B、22Cと、該
各静圧パッド22A〜22Cの大径なパッド部22A−
2〜22C−2の摺動面側に凹溝状に形成された圧力室
23A、23B、23Cと、前記シリング穴21A〜2
1C内の室を該各圧力室23A〜23Cとそれぞれ連通
するように、前記静圧パッド22A〜22Cの軸方向に
設けられた絞り通路24A、24B、24Cとから大略
構成されている。
そして、前記ロッド部22A−1〜22C−1は、中空
円筒状に形成され、その内周側は開口側先端から根元に
かけて連続的に縮径するテーパ面部22A−3,22B
−3,22C−3として形成され、シリンダ穴21A〜
2ICに対して微小間隙22A−4,22B−4,22
C−4を介してそれぞれ摺動可能に挿嵌されている。ま
た、前記パッド部22A−2〜22C−2は、その摺動
面側がドライブディスク6の円筒部6Bの内周面(軸受
案内面)6B、に油膜を介して摺接すると共に、その反
摺動面側には放射方向に複数個の逃げ溝22A−5,2
2B−5,22C−5が設けられ、かつ当該及摺動面側
が軸受スリーブ4のスリーブ部4Aの外周面4A、に当
接するようになっている。
静圧軸受を前記の如く構成することにより、ロッド部の
シール性を確保するのに、後述する理由により、従来技
術のように例えば、0リング、ピストンリング等の軸封
止部材をロッド部に設けることな(、しかもロッド部2
2A−1〜22C−1とシリンダ穴21A〜22Cの寸
法に製造上のバラツキがある場合でも、テーパ面部22
A−3〜22C−3を有するロッド部22A−1〜22
C−1がその軸方向全長にわたって均一に、しかも−様
な弾性変形をすることにより、寸法のバラツキを伴う微
小隙間をなくすことができる。
この結果、複数箇所に配設した静圧パッドの20A〜2
2Cのロッド部22A−1〜22C−1からの漏れ流量
を最小限に抑制できる。
なお、固定型ラジアル静圧軸受20A〜20C、シリン
ダ21A〜2IC5静圧パッド22A〜22C1圧力室
23A〜23C1絞り通路24A〜24C1小径なロッ
ド部22A−1〜22C−1、大径なパッド部22A−
2〜22C−2、テーパ面部22A−3〜22C−3、
微小隙間22A−4〜22C−4、逃げ溝22A−5〜
22C−5を、それぞれ全体として、固定型ラジアル静
圧軸受20、シリンダ穴21、静圧パッド22、圧力室
23、絞り通路24、ロッド部22−1、パッド部22
−2、テーパ面部22−3、微小隙間22−4、逃げ溝
22−5という。
一方、25は前記固定型ラジアル静圧軸受20と協働し
てドライブディスク6に作用するラジアル荷重成分を受
承する浮動型ラジアル静圧軸受で、該浮動型ラジアル静
圧軸受25も、第2図、第4図に示すように、軸受スリ
ーブ4Aの外周側に後述する特定位置に半径方向に穿設
されたシリンダ穴26と、小径なロッド部27−1と大
径なパッド部27−2とからなる静圧パッド27と、該
静圧パッド27の摺動面側に凹溝状に形成された圧力室
28と、前記シリンダ穴26内の室を該圧力室28と連
通ずるように静圧パッド27の軸方向に設けられた絞り
通路29とから構成されている。
そして、前記ロッド部27−1は中空円筒状に形成され
、その内周側は開口側先端から根元にかけて連続的に縮
径するテーパ面部27−3として形成され、シリンダ穴
26に対して微小間隙27−4を介して摺動可能に挿嵌
されている。また、前記パッド部27−2は、その摺動
面側がドライブディスク6の円筒部6Bの内周面6B、
に油膜を介して摺接すると共に、その反摺動面側に間隙
βをもって対面するようになっている。
ここで、各固定ラジアル静圧軸受20A〜20Cと浮動
型ラジアル静圧軸受25の特別な配置関係について述べ
る。
まず、第2図において、回転軸5の軸線に対して直交す
る軸線をX軸、y軸とし、回転軸5が矢示A方向に回転
するものとすると、高圧側に位置するピストン10によ
る平均油圧反力Fの合力の着力点はPとなり、この合力
の着力点PはX軸とy軸の交点から右方に変位した位置
にある。なお、点Pを平均油圧反力の合力の着力点と呼
ぶのは高圧側となるピストン本数に応じて油圧反力Fが
「■」の字を描くように変動するからである。
そして、シリンダブロック8の傾転角をαとした場合、
油圧反力Fによるラジアル荷重F、I、スで与えられる
もので、傾転角αが最小のときには、ラジアル荷重Fl
lは最小でスラスト荷重FTは最大となる。一方、傾転
角αが最大のときには、ラジアル荷重F1.lは最大で
、スラスト荷重FTは最小となる。
このような油圧反力Fが第2図中の矢示方向に作用した
場合、軸受スリーブ4のスリーブ部4A外周面4 A 
+と、ドライブディスク6の円筒部6B内周面6B、と
の間の隙間を見ると、y軸の正側(X軸との交点よりも
上側)では、外周面4A1と内周面6B、との間が拡大
し、y軸の負側(X軸との交点よりも下側)では、外周
面4A、と内周面6B、との間が狭まるような荷重とし
て作用する。
また、弁板11の摺動部には高圧側の吸排ポート等の形
状等に起因してサイドフォースが発生する。そして、こ
のサイドフォースはピストン10またはセンタジヨイン
ト13を介してドライブディスク6に第2図中に矢示方
向FVとして作用する。
さて、前述した各力関係に立脚して、第1の固定型ラジ
アル静圧軸受2OAは合力の着力点P側であって、かつ
「ψ」の字状に変動する合力の着力点Pの変動範囲の外
側(第2図中で合力の着力点Pの右側)に配設され、第
2固定型のラジアル静圧軸受20Bはy軸に対して合力
の着力点Pの原着力点側(第2図中でy軸の左側)であ
ってy軸より下方位置に配設され、第3のラジアル固定
型静圧軸受20Cは合力Pの原着力点側(y軸よりも左
側)であってX軸上またはその近傍に配設され、さらに
浮動型ラジアル静圧軸受25は、油圧反力Fを受承する
ため、y軸より上方であってy軸上またはその近傍に配
設されている。
このような配置関係とすることにより、第1゜第2の固
定型ラジアル静圧軸受2OA、20Bにより、ラジアル
荷重に起因する回転軸5まわりのモーメント荷重をバラ
ンスさせ、第3の固定型ラジアル静圧軸受20Cによっ
てサイドフォースF9を受承し、さらに油圧反力の合力
が変動しても、浮動型ラジアル静圧軸受25によってこ
の変動分を吸収、支持することができる。
次に、30は固定型スラスト静圧軸受を示し、該スラス
ト静圧軸受30はドライブディスク6に作用するスラス
ト荷重を受承するもので、軸受スリーブ4のスリーブ部
4Aの軸方向端面4 A zに設けられ、ドライブディ
スク6の円板部6A背面との間に配設される。ここで、
前記固定型スラスト静圧軸受30は、第1図、第5図に
示すように、前述した固定型ラジアル静圧軸受20と同
様の構成を有するもので、軸受スリーブ4のスリーブ部
4A端面4A、に軸方向に穿設されたシリンダ穴31と
、該シリンダ穴31に対して微小隙間32−4を有して
摺動可能に挿嵌され、内周側にテーパ面部32−3が形
成された小径なロッド部32−1と大径なパッド部32
−2からなる静圧パッド32と、圧力室33と、絞り通
路34と、静圧パッド32の大径なパッド部32−2の
反摺動面側に放射状に形成された複数個の逃げ溝32−
5とから構成されてる。なお、第1図では、前記固定型
スラスト静圧軸受30を代表的に1個のみ図示したが、
前述した固定型ラジアル静圧軸受20と同様に、y軸、
y軸まわりのモーメント荷重がバランスするよう軸受ス
リーブ4のスリーブ部4A周囲に複数個配設することが
でき、また浮動型スラスト静圧軸受(図示せず)と組合
わせて配設することができる。
35は前述した各ラジアル静圧軸受20,27、スラス
ト静圧軸受30に軸受制御圧を常時供給する油通路で、
該油通路35はケーシングlから軸受スリーブ4にかけ
て形成されている。そして、前記油通路35の一端は弁
板11に穿設した一対の吸排ポートのうち高圧側となる
ポートを介して吸排される高圧油を導(ように、当該高
圧側吸排ポート、ヘッドケーシング3の高圧側吸排通路
、またはケーシング1外の高圧側配管のうちいずれかの
位置で開口し、前記油通路35の他端は固定型ラジアル
静圧軸受20A〜20C1浮動型ラジアル静圧軸受25
、固定型スラスト軸受30の各シリンダ穴21A〜21
C,26,31とそれぞれ連通し、軸受制御圧を供給す
るようになっている。なお、前記油通路35はケーシン
グ1外を通る外部配管によって構成してもよい。
第1図中で、36は軸封止用シール部材で、該シール部
材41は回転軸5とケーシング本体2の小径筒部2Aと
の間に設けられている。
本実施例はこのように構成されるが次に油圧ポンプとし
て用いた場合の作動について説明する。
まず、傾転機構15により、シリンダブロック8と共に
弁板11を第1図の最大傾転位置に傾転せしめる。この
ため、補助ポンプからの圧油をシリンダ穴16の油室1
7に供給しサーボピストン18を変位させる。これによ
り、該サーボピストン18と共に揺動ビン19が変位し
、弁板11は傾転摺動面12に案内されて傾転する結果
、シリンダブロック8はセンタシャフト13と一体に傾
転し、その回転中心は回転軸5の軸線に対して傾転し、
図示の状態となる。
次に、エンジン、電動機等の駆動源によって回転軸5を
回転すると、該回転軸5のドライブディスク6はシリン
ダブロック8の各シリンダ9に挿入したピストン10と
連結されているから、回転軸5と一体にシリンダブロッ
ク8が回転せしめられる。この結果、前記シリンダブロ
ック8の回転中に、各ピストンlOがシリンダ9内を往
復動する。該各ピストン10がシリンダ9から退行する
間は、吸排通路から吸排ポートを介してシリンダ9内に
作動油を吸込む吸込行程となり、各ピストン10がシリ
ンダ9内に進入する間は、該各シリンダ9内の作動油を
加圧し、吸排ポート、吸排通路を介して吐出させる吐出
行程となる。
ここで、斜軸式油圧ポンプにおいて、吐出圧力を発生さ
せるための加圧ピストン本数(例えば、総ピストン本数
が7本の場合、最大加圧ピストン本数は4本、最小加圧
ピストン本数は3本、平均加圧ピストン本数は3.5本
)に比例して、ピストン油圧反力荷重およびモーメント
荷重が、回転軸5の回転数の2倍(1回の回転数で上死
点と下死点で脈動が発生する。)と同期し、平均油圧反
力の合力の着力点Pを中心として「ω」の字を描くよう
に、ドライブディスク6に作用する。このドライブディ
スク6に作用した荷重は、該ドライブディスク6のピス
トンロッド10の球面部10Aの支持面において半径方
向分力であるラジアル荷重FR1軸方向分力であるスラ
スト荷重FrとしてX軸、y軸方向に拡散される。
このように、X軸、y軸方向に拡散されたピストン油圧
反力、当該油圧反力によって誘起されたモーメント荷重
、およびサイドフォースFv等からなる負荷は、ケーシ
ング1の一部をなす軸受スリーブ4に設けたラジアル静
圧軸受20,25、スラスト静圧軸受30によって支持
される。即ち、これら各静圧軸受20,25.30の静
圧パッド22,27.32に設けた圧力室23,28゜
33における静圧が、流体静力学的および流体動力学的
に作用することにより、当該静圧パッド22.27.3
2がすべり軸受として作動し、ラジアル荷重、スラスト
荷重をそれぞれ支持する。
ここで、ドライブディスク6に作用する荷重のうち、ラ
ジアル荷重の支持形態について、第2図を参照しつつ検
討する。
先に述べたように、平均油圧反力の合力の着力点Pが回
転軸5の軸線に対して所定距離だけ偏心していることに
より、当該合力の着力点Pにラジアル荷重F、lが作用
したとき、回転軸まわりのモーメント荷重が合力の着力
点Pに関するモーメントとして発生する。
しかし、本実施例では平均油圧反力の合力の着力点P側
に位置して第1の固定型ラジアル静圧軸受2OAを設け
、合力の反看力点側に第2の固定型ラジアル静圧軸受2
0Bを設けているから、合力の着力点Pに関する回転軸
まわりのモーメント荷重をバランスさせた状態でラジア
ル荷重F、Iを支持させることができる。
また、弁板11の摺動部には高圧側の吸排ポート等の形
状等に起因して第2図に示す方向にサイドフォースFv
が発生し、このサイドフォースはピストン10またはセ
ンタジヨイント13を介してドライブディスク6に作用
する。ところが、本実施例では合力の原着力点側であっ
て、かつX軸上に位置して第3の固定型ラジアル静圧軸
受20Cを設け、圧力室23Cに高圧油を導入する構成
としているから、該第3のラジアル静圧軸受20Cによ
ってサイドフォースFvを支持することができる。
さらに、ピストン油圧反力Fは高圧側ピストン本数の変
化によってその合力が回転数の2倍に同期して変化し、
y軸方向(上、下方向)に変動する。しかし、本実施例
ではX軸よりも上方であって、かつy軸上に位置して浮
動型ラジアル静圧軸受25を配設する構成としている。
この結果、高圧側ピストンの本数が変化することによっ
て、油圧反力Fが変動しても、この変動分は浮動型ラジ
アル静圧軸受25で浮動的に支持することができる。即
ち、パッド部27−2の反摺動面側と軸受スリーブ4の
スリーブ部4A外周面4A、との間に隙間4を設ける構
成としているため、静圧パッド27が、ドライブディス
ク6の円筒部6B内周面6B、に摺接し、油膜を介して
該ドライブディスク6を追従支持することにより油圧反
力の上下方向の変動を確実に支持しつる。
このように、第1〜第3の固定型ラジアル静圧軸受20
A〜20Cと、浮動型ラジアル静圧軸受25は、その静
圧パッド22A〜22C,27の姿勢が常に一定に保持
され、該各静圧パッド22A〜22C,27の摺動面に
対して正常な姿勢で面圧を与えることができ、極端な傾
斜支持を防止することができる。この結果、静圧パッド
22A〜22C,27の偏摩耗を防止することができる
と共に、ドライブディスク6の円筒部6Bとの間に形成
される油膜厚さを均一に保持することができる。従って
、各静圧パッド22A〜22C,27の摺動面からの油
の漏れ流量を最小限に抑えることができ、この漏れ流量
に伴う動力損失を最小限とすることができる。
なお、前述の説明はスラスト静圧軸受30によってスラ
スト荷重F7を支持する場合についても同様である。
然るに、本実施例によれば、第1.第2.第3のラジア
ル静圧軸受2OA、20B、20Cを固定型の静圧軸受
として、静圧パッド22A〜22Cのロッド部22A−
1〜22C−1の内周面をテーパ面部22A−3〜22
C−3に形成し、しかも該ロッド部22A−1〜22C
−1はシリンダ穴21A〜21Gに対して微小隙間22
A−4〜22C−4を介して挿嵌させ、かつ、該パッド
部22A−2〜22C−2の摺動面側をドライブディス
ク6の円筒部6B内周面6B、に摺接させると共に、反
摺動面側を軸受スリーブ4のスリーブ部4A外周面4A
、に当接させ、しかもケーシング1内に開口する逃げ溝
22−5を設ける構成としている。
このことを、第3図によって具体的に説明すると、静圧
パッド22のロッド部22−1はその内周面側が先端か
ら根元にかけて縮径するようなテーパ面部22−3とな
って、該テーパ面部22−3にはその直角方向に一定圧
の軸受制御圧f、が作用している。一方、ロッド部22
−1の外周面側には微小隙間22−4を介して軸受制御
圧f2が作用しており、この軸受制御圧f2は開口側先
端から根元の逃げ溝22−5にかけて順次減少するよう
な圧力勾配をもった圧力分布となっている。従って、前
述した内周側の軸受制御圧f、と外周側の軸受制御圧f
2との差圧分がロッド部22−1に作用することになる
が、該ロッド部22−1は先端から根元にかけてこの差
圧分と対応した肉厚となっているから、この肉厚分によ
ってシール剛性を維持する。
この結果、前記静圧パッド22A〜22Cのロッド部2
2A−1〜22C−1は、その全長にわたって該ロッド
部22A−1〜22C−1内外周間の差圧に依存するこ
となく均一に、かつ−様に弾性変形することによりロッ
ド部22A−1〜22C−1とシリンダ穴21A〜21
Cとの間のシール性能の向上を図っている。これにより
、シリンダ穴21A〜21Gとロッド部22A−1〜2
2G−1との間からの油の漏洩を抑えることができ、こ
の漏れ流量による動力損失の低減を図ることができる。
なお、このことは第1〜第3の固定型ラジアル静圧軸受
20A〜20Cに限ることなく、第4図に示す浮動型ラ
ジアル静圧軸受25、第5図に示す固定型スラスト静圧
軸受30に関しても、前述と同様の理由によってシール
性能の向上を図ることができる。
次に第6図および第7図は本発明の第2の実施例を示す
なお、前述した第1の実施例と同一構成要素には同一符
号を付し、その説明を省略する。
然るに、本実施例の特徴はドライブディスクを円板状に
形成し、一方うシアル静圧軸受をケーシング側の特定位
置に設け、その静圧パッドをドライブディスクの外周面
に摺接させるようにしたことにある。
即ち、第6図において、41は本実施例のケーシングを
示し、該ケーシング41は第1の実施例と同様に小径筒
部42Aと大径な傾斜筒部42Bとからなる円筒状のケ
ーシング本体42と、該ケ−シング本体42の傾斜筒部
42B開口側を閉塞するヘッドケーシング43とから構
成されているものの、前記傾斜筒部42Bが厚肉に形成
され、その内周側に後述のラジアル静圧軸受20’、2
5′を配設しつるようになっている点で異なっている。
44はケーシング本体42の小径筒部42A内に設けら
れたケーシング41の一部をなす軸受スリーブで、該軸
受スリーブ44は第1の実施例と異なって略円筒状に形
成され、軸方向の一端は小径筒部42Aの内側段部42
Cに当接して支持されるようになっており、また第1の
実施例と同様のスラスト静圧軸受30のみが配設される
ようになっている。
45は軸部45Aが軸受スリーブ44を貫通して設けら
れた回転軸で、該回転軸45のケーシング41内先端は
ドライブディスク46となっているものの、本実施例の
ドライブディスク46は円板状に形成されている点で、
第1の実施例と異なる。そして、前記回転軸45は軸受
7を介して軸受スリーブ44に軸支持され、またドライ
ブディスク46は後述のラジアル静圧軸受20′、25
、第1の実施例によるスラスト静圧軸受30を介してピ
ストン油圧反力を受承するようになっている。
20A′、20B′、20C′は本実施例に用いる固定
型ラジアル静圧軸受(全体として、固定型ラジアル静圧
軸受20′という)、25′は同じく本実施例に用いる
浮動型ラジアル静圧軸受を示し、第1の実施例による各
ラジアル静圧軸受20.25と同一構成要素にはダッシ
ュ(′)を付し、その説明を省略するものとするに、本
実施例による各ラジアル静圧軸受20”、25’は第7
図に示す特定な配置関係で、ケーシング本体42の大径
筒部42B一端側に位置してその内周面に配設されてい
る点で異なる。
即ち、ドライブディスク46に作用するピストン油圧反
力Fは、平均油圧反力の合力の着力点Pに「■」の字を
描くように作用するが、本実施例のドライブディスク4
6は円板状に形成されているにしかすぎず、また各ラジ
アル静圧軸受20′、25′はケーシング本体42の内
周側に配設されている。このため、油圧反力Fによるラ
ジアル荷重F、lを受承する固定型ラジアル静圧軸受2
0A’、20B′をy軸の正側(X軸との交点より上方
)を挟んでその左、右位置に配設し、サイドフォースF
vを受承する固定型ラジアル静圧軸受20C’をX軸上
で合力の着力点P側に配設し、浮動型ラジアル静圧軸受
25′をy軸上の負側(X軸との交点より下方)に配設
するものである。
本実施例はこのように構成されるが、4個からなるラジ
アル静圧軸受20′、25′を、第7図に示す特定の位
置関係に配設することにより、前述した第1の実施例と
同様の作用、効果を得ることができる。
次に第8図は本発明の第3の実施例を示す。なお、前述
した第1の実施例による第3図と同一構成要素には同一
符号を付し、その説明を省略するものとする。
然るに、本実施例の特徴は静圧パッドのロッド部は外径
寸法の異なる段付形状に形成し、且つ、該ロッド部の内
周側はテーパ面部とストレート面部とが連続的につなが
るように形成し、一方うシアル静圧軸受を第2図または
第7図と同様にケーシング側の特定位置に設け、その静
圧パッドの摺動面側がドライブディスクに摺接させろよ
うにしたことにある。
ここで、本実施例による静圧軸受の構成について述べる
50はドライブディスク6に作用する平均油圧反力のう
ちラジアル荷重成分を受承するため、本実施例による複
数個の固定型ラジアル静圧軸受を示している。第8図に
示すように、該固定型ラジアル静圧軸受50は、ケーシ
ングの一部をなす軸受スリーブ4のスリーブ部4Aの外
周側に前述した特定の位置関係をもって半径方向に穿設
されたシリンダ穴51と、外径寸法の異なる段付中空円
筒状となったロッド部52−1と大径なパッド部52−
2とからなる静圧パッド52と、後述の圧力室53、絞
り通路54とから構成される装置そして、該ロッド部5
2−1の内周側は開口側先端から寸法りの範囲内で縮径
するように、異なる2個のテーパ面52−3A、52−
3Bを連続的に形成したテーパ面部52−3となり、該
テーパ面部52−3の奥部から根元までの間は同一内径
寸法をもったストレート面部52−4として形成されて
いる。また、前記ロッド部52−1の外周側は寸法りの
範囲で徐々に拡径して、先端側外周はシリンダ穴51と
摺接すると共に、先端側のテーパ面52−3Aの部位は
薄肉となり、前記ストレート面部52−4の外周側は小
径に形成され、シリンダ穴52との間は逃げ寸法dをも
った環状空間52−5となっている。
さらに、大径なパッド部52−2の摺動面側はドライブ
ディスク6の円筒部6Bの内周面(軸受案内面)6B、
に油膜を介して摺接すると共に、該パッド部52−2に
は、摺動面側に凹溝状に圧力室53が形成され、また前
記シリンダ穴52内の室を該圧力室53と連通ずるよう
に、軸方向に絞り通路54が設けられている。
本実施例の固定型ラジアル静圧軸受50を前記の如く構
成することにより、静圧パッド52及びドライブディス
ク6が荷重変動により第8図に示すように角度αだけ傾
いた場合でも、静圧パッド52のロッド部52−1とシ
リンダ穴51との間には逃げ寸法dをもった環状空間5
2−5が形成されているため、ロッド部52−1はスリ
ーブ部4Aのコーナ一部55に接触することなく、ロッ
ド部52−1のテーパ面部52−3、特にテーパ面52
−3Aが内圧により微小隙間をなくすように弾性変形す
ることにより、シリンダ穴51とロッド部52−1との
間のシール性を確保できる。
一方、静圧パッド52だけが角度αだけ傾いた場合でも
、該ロッド部52−1の寸法りの箇所は長さは短(、か
つ肉厚が薄いので局部的な弾性曲げ変形が可能である。
この結果、特定の複数箇所に配設した静圧パッド52の
ロッド部52−1からの漏れ流量を最小限に抑制できる
なお、本実施例における静圧パッド52の構造は、前述
の第4図に示した如く、浮動型ラジアル静圧軸受を構成
する静圧パッドに適用した場合に、特に顕著な効果が期
待できる。何故ならば、浮動型ラジアル静圧軸受におけ
る静圧パッドはドライブディスクからの変動の影響を受
けやすいからである。
かくして、このような場合においても上記理由により本
発明の静圧パッドはロッド部からの漏れを最小限に抑制
するように機能するからである。
さらに、第9図は前述した各実施例による容量可変型斜
軸式液圧機械を、油圧ショベル等の建設機械に適用した
場合の油圧システムの油圧回路構成図を示す。
同図において、101は駆動源としてのエンジン、10
2,103は本発明の実施例による静圧軸受支持杉油圧
ポンプ、104は該ポンプ102103からの流体動力
の供給先を抑制するコントロールバルブ群、105は旋
回モータ、106はコントロールバルブ群104からの
流体動力の中継点を示すセンタジヨイント、107.1
08は下部走行体に設けた走行用油圧モータ、109は
パケット用油圧シリンダ、110はアーム用油圧シリン
ダ、111,111はブーム用油圧シリンダ、112〜
120は前記油圧機器要素間を接続する管路である。
このように構成された建設砿械の油圧システムにおいて
、エンジン101によって油圧ポンプ102.103を
駆動して高圧流体を吐出すると、この高圧流体はコント
ロールバルブ104にて旋回系を駆動する旋回用油圧モ
ータ105、あるいは走行系を駆動する走行用油圧モー
タ107,108、さらにはブーム用、アーム用、パケ
ット用の各油圧シリンダ109,110,111にそれ
ぞれ供給され、掘削作業が行われる。
然るに、本発明の液圧機械を上記構成の建設機械の油圧
ポンプ102,103として用いた場合、走行力、掘削
力を増大させ、性能を向上させるために該油圧ポンプ1
02,103の傾転角を大としても、漏れ流量が少なく
、高安定性、高信頼性を持った油圧ポンプとすることが
できる。なお、旋回モータ105、走行用油圧モータ1
o7゜108として適用した場合も同様の効果を発揮す
る。
なお、本発明の実施例では全静圧支持形の油圧ポンプに
ついて例示したが、本発明はスラスト静圧軸受30を廃
止し、ラジアル静圧軸受20.25 (20′、25”
)とメカニカルなスラスト周転がり軸受(例えば、コロ
軸受)とを併用した部分静圧軸受支持形の液圧機械とし
て構成してもよく、逆にラジアル静圧軸受20.25 
(20′25′)を廃止し、スラスト静圧軸受30とメ
カニカルなラジアル周転がり軸受と併用した部分静圧軸
受支持としてもよく、要はラジアル静圧軸受、スラスト
静圧軸受のうち、少なくとも一方の静圧軸受を備えてい
ればよい。
また、実施例ではラジアル静圧軸受として固定型ラジア
ル静圧軸受20 (20′)と浮動型ラジアル静圧軸受
25 (25′)を併用するものとして述べたが、浮動
型ラジアル静圧軸受25 (25′)を廃止し、すべて
固定型ラジアル静圧軸受20(20′)を用いる構成と
してもよい。
また、本発明の液圧機械を正逆回転可能な油圧モータに
適用する場合には、弁板に形成した一対の吸排ポート、
ヘッドケーシングに形成した一対の吸排通路はいずれも
が高圧ポートとなるものであるから、一対の吸排ポート
間または吸排通路間にシャトル弁を設け、該シャトル弁
を介して高圧側圧力を導出し、当該高圧側圧力を軸受制
御圧として供給する構成とすればよい。
一方、実施例では傾転機構15をヘッドケーシング3に
設けるものとして述べたが、傾転機構をケーシング本体
2.(42)の側面に設け、該傾転機構により一端が耳
軸を介してケーシング内に取付けられヨークを傾転させ
、該ヨークによってシリンダブロック8、弁板11を傾
転させる構成としてもよい。
さらに、本発明の液圧機械は、前述の適用例に限らず、
圧延機の油圧圧下装置、粉末成形機、射出成形機、高温
環境下での高速鍛造機、トンネル掘進機等の油圧システ
ムにも広く適用しつるものである。
〔発明の効果〕
本発明は以上詳細に述べた如くであって、固定型または
浮動型静圧軸受を構成する静圧パッドのロッド部の内周
側を、該ロッド部の先端から根元にかけての全長にわた
ってテーパ面部として形成し、または該ロッド部の先端
個分をテーパ面部として構成することにより、複数の静
圧パッドのロッド部とシリンダ穴との間の微小隙間寸法
にバラツキがあり、かつ静圧パッド及びドライブディス
クのうち、少なくとも片方が傾いた場合でも、該ロッド
部が該ロッド部の内外間の差圧に依存することな(、−
様に、かつ均一に弾性変形することができ、シール性能
を向上させることができる。
この結果、シリンダ穴の内周面とロッド部との間からの
油の漏洩を抑えることができ、この漏れ流量に基づく動
力損失の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1の実施例に係り、第
1図は第1の実施例による容量可変型斜軸式液圧機械を
示す縦断面図、第2図は第1図中の■−■矢示方向の横
断面図、第3図は固定型ラジアル静圧軸受を示す拡大断
面図、第4図は浮動型ラジアル静圧軸受を示す拡大断面
図、第5図は固定型スラスト静圧軸受を示す拡大断面図
、第6図および第7図は本発明の第2の実施例に係り、
第6図は第2の実施例による容量可変型斜軸式液圧機械
の縦断面図、第7図は第6図中の■−■矢示方向の横断
面図、第8図は本発明の第3の実施例に係り、固定型ラ
ジアル静圧軸受を示す拡大断面図、第9図は本発明の液
圧機械を建設機械の油圧システムに適用した場合の回路
構成図である。 1.41・・・ケーシング、2,42・・・ケーシング
本体、3.43・・・ヘッドケーシング、5,45・・
・回転軸、6・・・ドライブディスク、8・・・シリン
ダブロック、9・・・シリンダ、10・・・ピストン、
11・・・弁板、12・・・傾転摺動面、13・・・セ
ンタシャフト15・・・傾転機構、20.20”、50
・・・固定型ラジアル静圧軸受、25.25′・・・浮
動型ラジアル静圧軸受、21,26,31.51・・・
シリンダ穴、22,27,32.52・・・静圧パッド
、22−1.27−1.32−1.52−1・・・ロッ
ド部22−2.27−2.32−2.52−2・・・パ
ッド部、22−3.27−3.32−3.52−3・・
・テーパ面部、52−4・・・ストレート面部、22−
4.27−4.32−4・・・微小隙間、22−5.3
2−5・・・逃げ溝、23.28,33.53・・・圧
力室、24.29,34.54・・・絞り通路、30・
・・固定型スラスト静圧軸受。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸排通路を有するヘッドケーシングが設けられた
    筒状のケーシングと、該ケーシングに回転自在に設けら
    れ、該ケーシング内への挿入側先端部がドライブディス
    クとなった回転軸と、前記ケーシング内に配設され、軸
    方向に複数のシリンダが穿設されたシリンダブロックと
    、該シリンダブロックの各シリンダに往復動可能に設け
    られ、一端側が前記ドライブディスクに揺動可能に支持
    された複数のピストンと、一対の吸排ポートを有し、一
    側端面が前記シリンダブロックに摺接すると共に、他側
    端面が前記ヘッドケーシングの傾転摺動面に摺接する弁
    板と、前記シリンダブロックと共に該弁板を傾転させる
    傾転機構と、前記ドライブディスクに作用するラジアル
    方向、スラスト方向の油圧反力のうち少なくとも一方の
    荷重を受承するため、前記ドライブディスクとケーシン
    グとの間に位置して設けられたラジアル静圧軸受、スラ
    スト静圧軸受のうちの少なくとも一方の静圧軸受とから
    なる容量可変型斜軸式液圧機械において、前記静圧軸受
    は、ケーシング側に穿設したシリンダ穴と、ロッド部が
    該シリンダ穴に摺動可能に挿嵌され、パッド部の摺動面
    側がドライブディスク側に摺接すると共に反摺動面側が
    ケーシングに当接する静圧パッドと、該静圧パッドのパ
    ッド部の摺動面側に凹設され、軸受制御圧が供給される
    圧力室とからなる固定型静圧軸受であり、かつ前記静圧
    パッドのロッド部は中空円筒状に形成し、該ロッド部の
    内周側は先端から根元にかけて連続的に縮径するような
    テーパ面部として形成したことを特徴とする容量可変型
    斜軸式液圧機械。
  2. (2)前記静圧軸受は複数の固定型ラジアル静圧軸受で
    あり、該各ラジアル静圧軸受は前記ドライブディスクに
    作用するラジアル方向の平均油圧反力の合力の着力点に
    回転軸まわりのモーメントがバランスする位置に配設し
    てなる特許請求の範囲(1)項記載の容量可変型斜軸式
    液圧機械。
  3. (3)前記静圧軸受は複数のラジアル静圧軸受であり、
    該各ラジアル静圧軸受のうち、少なくとも、1個の静圧
    軸受はケーシング側に穿設したシリンダ穴と、ロッド部
    が該シリンダ穴に摺動可能に挿嵌され、パッド部がドラ
    イブディスク側に摺接する静圧パッドと、該静圧パッド
    のパッド部の摺接面側に凹設され、軸受制御圧が供給さ
    れる圧力室とからなる浮動型静圧軸受とし、前記静圧パ
    ッドのロッド部は、中空円筒状に形成し、該ロッド部の
    内周側は先端から根元にかけて連続的に縮径するような
    テーパ面部として形成し、他の静圧軸受は前記固定型静
    圧軸受としてなる特許請求の範囲(1)または(2)項
    記載の容量可変型斜軸式液圧機械。
  4. (4)前記浮動型静圧軸受は、油圧反力が作用する方向
    に設けてなる特許請求の範囲(3)項記載の容量可変型
    斜軸式液圧機械。
  5. (5)吸排通路を有するヘッドケーシングが設けられた
    筒状のケーシングと、該ケーシングに回転自在に設けら
    れ、該ケーシング内への挿入側先端部がドライブディス
    クとなった回転軸と、前記ケーシング内に配設され、軸
    方向に複数のシリンダが穿設されたシリンダブロックと
    、該シリンダブロックの各シリンダに往復動可能に設け
    られ、一端側が前記ドライブディスクに揺動可能に支持
    された複数のピストンと、一対の吸排ポートを有し、一
    側端面が前記シリンダブロックに摺接すると共に、他側
    端面が前記ヘッドケーシングの傾転摺動面に摺接する弁
    板と、前記シリンダブロックと共に該弁板を傾転させる
    傾転機構と、前記ドライブディスクに作用するラジアル
    方向、スラスト方向の油圧反力のうち少なくとも一方の
    荷重を受承するため、前記ドライブディスクとケーシン
    グとの間に位置して設けられたラジアル静圧軸受、スラ
    スト静圧軸受のうちの少なくとも一方の静圧軸受とから
    なる容量可変型斜軸式液圧機械において、前記静圧軸受
    は、ケーシング側に穿設したシリンダ穴と、ロッド部が
    該シリンダ穴に摺動可能に挿嵌され、パッド部の摺動面
    側がドライブディスク側に摺接すると共に反摺動面側が
    ケーシングに当接する静圧パッドと、該静圧パッドのパ
    ッド部の摺動面側に凹設され、軸受制御圧が供給される
    圧力室とからなる固定型静圧軸受であり、かつ前記静圧
    パッドのロッド部は先端側が大径で根元側が小径となつ
    た外径寸法の異なる段付中空円筒状に形成し、しかも該
    ロッド部の内周側は先端側に位置して漸次縮径するテー
    パ面部と根元側に位置するストレート面部とが連続的に
    つながるように形成したことを特徴とする容量可変型斜
    軸式液圧機械。
  6. (6)前記静圧軸受は複数の固定型ラジアル静圧軸受で
    あり、該各ラジアル静圧軸受は前記ドライブディスクに
    作用するラジアル方向の平均油圧反力の合力の着力点に
    回転軸まわりのモーメントがバランスする位置に配設し
    てなる特許請求の範囲(5)項記載の容量可変型斜軸式
    液圧機械。
  7. (7)前記静圧軸受は複数のラジアル静圧軸受であり、
    該各ラジアル静圧軸受のうち、少なくとも、1個の静圧
    軸受はケーシング側に穿設したシリンダ穴と、ロッド部
    が該シリンダ穴に摺動可能に挿嵌され、パッド部がドラ
    イブディスク側に摺接する静圧パッドと、該静圧パッド
    のパッド部の摺接面側に凹設され、軸受制御圧が供給さ
    れる圧力室とからなる浮動型静圧軸受とし、前記静圧パ
    ッドのロッド部は先端側が大径で根元側が小径となった
    外径寸法の異なる段付中空円筒状に形成し、しかも該ロ
    ッド部の内周側は先端側に位置して漸次縮径するテーパ
    面部と根元側に位置するストレート面部とが連続的につ
    ながるように形成し、他の静圧軸受は前記固定静圧軸受
    としてなる特許請求の範囲(5)または(6)項記載の
    容量可変型斜軸式液圧機械。
  8. (8)前記浮動型静圧軸受は、油圧反力が作用する方向
    に設けてなる特許請求の範囲(7)項記載の容量可変型
    斜軸式液圧機械。
  9. (9)建設機械の油圧システムに用いる主油圧源用ポン
    プ、または駆動用モータとして適用してなる特許請求の
    範囲(1)項及び(5)項記載の容量可変型斜軸式液圧
    機械。
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