JPH041409Y2 - - Google Patents

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JPH041409Y2
JPH041409Y2 JP1986125272U JP12527286U JPH041409Y2 JP H041409 Y2 JPH041409 Y2 JP H041409Y2 JP 1986125272 U JP1986125272 U JP 1986125272U JP 12527286 U JP12527286 U JP 12527286U JP H041409 Y2 JPH041409 Y2 JP H041409Y2
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pressure
side portion
receiving groove
groove
end surface
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JP1986125272U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、第1部材と、この第1部材を貫通
してこれと相対回転する第2部材との間に介装さ
れ、密閉室内の流体圧力を受けるシール部材の改
良に関する。
(従来技術) 従来のシール部材としては、例えば第3図に示
すようなものが知られている(実開昭57−179649
号公報参照)。第3図において1はケーシング等
の一部である第1部材であり、この第1部材1に
は出力軸等の一部である第2部材2が貫通してお
り、第2部材2は第1部材1に回転可能に支持さ
れて、両部材1,2間に例えば粘性流体が封入さ
れた密閉室が形成されている。第1部材1と第2
部材2との間には前記密閉室を区画するシール部
材3が介装され、すなわち、第1部材1の内周壁
に形成された円周溝4にシール部材3が嵌入され
ている。シール部材3の両端面のうち粘性流体の
圧力を受ける端面(第3図中右端面)には受圧溝
5が形成され、この受圧溝5によつてシール部材
3は第1部材側部分6と第2部材側部分7とに分
かれている。また、シール部材3の大気に解放さ
れた反対側の端面(第3図中左端面)には変形溝
8が形成されている。そして受圧溝5の底部5a
から第1部材側部分6の端面6aまでの高さHと
第2部材側部分7の端面7aまでの高さHとは等
しくなつている。
両部材1,2間を通つて密閉室内の粘性流体の
圧力Pが受圧溝5に作用すると、この圧力Pによ
つてシール部材3の受圧溝5部分は押されるが、
このとき第1部材側部分6と第2部材側部分7は
高さHの投影面積で半径方向内外に圧力を受け、
それぞれ外周側および内周側に向けて等しく押さ
れて伸展し、第1部材1と第2部材2の隙間を密
封する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のシール部材3
にあつては、受圧溝5内の圧力Pが高くなつたと
き、周方向の長さの相違はあるものの、高さHの
投影面積によつて第1部材側部分6と第2部材側
部分7とが第2部材2の回転半径方向内外へ圧力
を受けていたために、第1部材側部分6の外周側
が第1部材1に圧接すると同時に第2部材側部分
7の内周側も第2部材2と圧接していた。このた
め、第2部材2の回転時にシール部材3はこの第
2部材2とともに回転し、第1部材側部分6の外
周側は第1部材1の円周溝4壁面と摺接すること
となつていた。したがつて、第2部材側部分7の
内周側が摺接すべきであるにもかかわらず、第1
部材側部分6の外周側が摺接するために、第1部
材側部分6の外周側は第2部材側部分7の内周側
の周速より速いということにより、この外周側の
摩耗は、一層促進されることになる。また、回転
するシール部材3はその変形溝8側端面6b,7
bが受圧溝5内の粘性流体の圧力Pによつて円周
溝4内壁面に押されてこの円周溝4の内壁面と摺
接し、これらの面の間には潤滑されないこともあ
つて、この変形溝8の特に側端面6bの摩耗が促
進されることになる。その結果、受圧溝5内の作
動油の圧力Pが高くなると、シール部材3の摩耗
が促進して、シール部材3の耐久性が低下すると
いう問題点があつた。
そこでこの考案は、耐久性を向上させ得るシー
ル部材の提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) このような問題点を解決するために、この考案
は、第1部材と、この第1部材と同心上に設けら
れ第1部材と相対回転自在な第2部材と、第1部
材に形成された円周溝と、この円周溝内に装着さ
れ流体が封入された密閉室を区画するシール部材
であつて、このシール部材における前記流体の圧
力を受ける端面に形成された受圧溝と、この受圧
溝によつて分けられた第1部材側部分及び第2部
材側部分を有し、シール部材の円周溝への非装着
時に前記受圧溝の底部から前記第1部材側部分の
端面までの高さより同前記第2部材側部分の端面
までの高さを低くしたものである。
(作用) この考案に係るシール部材にあつては、受圧溝
の底部から第1部材側部分の端面までの高さよ
り、受圧溝の底部から第2部材側部分の端面まで
の高さを低くしたので、この受圧溝から第1部材
側部分の外周側に向けて投影した面積より、受圧
溝から第2部材側部分の内周側に向けて投影した
面積の方が小さくなつている。このため、受圧溝
内の流体の圧力が高くなると、第1部材側部分が
流体の圧力によつてその外周側に押される力より
も第2部材側部分がその内周側に押される力の方
が小さくなる。したがつて、シール部材は回転す
る第2部材とともに回転せずに、第1部材に固定
されて第2部材と摺接する。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はこの考案の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明する。第1図において、11は
中心孔12が形成された第1部材としてのケーシ
ングであり、この中心孔12には第2部材として
の回転軸13が同心上に嵌挿(貫通)され、回転
軸13はケーシング11に回転自在に支持されて
いる。ケーシング11内には密閉室(図示せず、
第1図中右方に位置する)が画成されており、こ
の密閉室内には例えばケーシング11と回転軸1
3とに各別に係合し相互に近接配置され複数の抵
抗板が設けられ、この密閉室にはシリコンオイル
等の粘性流体が封入されて、いわゆるビスカスカ
ツプリングを構成している。封入された粘性流体
がケーシング11と回転軸13との隙間を通つて
外部(第1図中左方)に流出しないように、この
隙間には弾性体のシール部材14が介装され、す
なわちケーシング11の内周壁に形成された円周
溝15にシール部材14が嵌入されている。シー
ル部材14の粘性流体の圧力を受ける端面(第1
図中右端面)には受圧溝16が形成され、この受
圧溝16の断面形状はその外周側がこの端面に対
して垂直となつており、その内周側はゆるやかな
曲線となつて端面に続いている。受圧溝16によ
つてシール部材14は第1部材側部分17と第2
部材側部分18とに分けられ、シールの非装着時
において、受圧溝16の底部16aから第1部材
側部分11の端面17aまでの高さHaより、受
圧溝16の底部16aから第2部材側部分18の
端面18aまでの高さHbは低くなつている。こ
のため、受圧溝16から第1部材側部分17の外
周側に向けて投影した面積Aより、受圧溝16か
ら第2部材側部分18の内周側に向けて投影した
面積Bの方が小さくなつている。一方、シール部
材14の粘性流体の圧力を受ける端面の反対側の
端面(第1図中左端面)には、受圧溝16と同じ
形状の変形溝19が形成されている。
次に作用を説明する。
ビスカスカツプリングに作動回転が起き、粘性
流体の温度、圧力が高くなると、ケーシング11
と回転軸13との間から受圧溝16に流体圧Pが
作用し、受圧溝16内の流体の圧力Pによつて、
シール部材14の受圧溝16部分は押される。同
時に、第2部材側部分18は内周側に向けて押さ
れ、また第1部材側部分17も外周側に向けて押
される。このときの内周側に向けて押される力
PBは、面積A,Bの相違により外周側に向けて
押される力PAより小さい。このため、この流体
の圧力Pが上昇したときに、押される力PA−PB
の差分だけ第1部材側部分17は第2部材側部分
18より円周溝15の外周に強く圧接される。し
たがつて、回転軸13の回転時に、シール部材1
4はハウジング11の円周溝15に固定され、そ
の内周側が回転軸13と摺接することになる。そ
して、シール部材14が回転軸13とともに回転
したときのその外周側の周速よりも回転軸13の
外周の周速の方が遅いことにより、シール部材1
4の摩耗が抑制される。また、シール部材14が
円周溝15に固定されるので、大気側のシール部
材14の変形溝側端面20は、円周溝15内壁面
と摺接せずに圧接した状態となり、このためこの
端面20も摩耗することがない。その結果、受圧
溝16内の流体の圧力Pが高くなつても、シール
部材14の耐摩耗性は向上する。
なお、この実施例は第1部材を回転するケーシ
ングとし、第2部材を回転軸とした場合である
が、第1部材と第2部材とのいずれかを固定とし
た場合もこの実施例と同様に作用する。
次に、第1部材側部分21の厚さLより第2部
材側部分22の厚さlを小さくした他の実施例を
第2図に示すが、この実施例もシールの非装着時
において、受圧溝23の底部23aから第1部材
側部分21の端面21aまでの高さhaより、受
圧溝23の底部23aから第2部材側部分22の
端面22aまでの高さhbを低くした構成として
把えることができ、上記実施例と同様に作用す
る。
さらに、図示しないがシール部材の変形溝側端
面の高さを均一にした場合も上記実施例と同様に
作用する。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によればシール
の非装着時において、受圧溝の底部から第1部材
側部分の端面までの高さより、受圧溝の底部から
第2部材側部分の端面までの高さを低くしたの
で、受圧溝に流体圧を受けたときシール部材は第
1部材に固定されることになり、このシール部材
の摩耗が促進するのを防止することができる。そ
の結果、シール部材の耐摩耗性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るシール部材の一実施例
を示す断面図、第2図はこの考案に係るシール部
材の他の実施例を示す断面図、第3図は従来のシ
ール部材を示す断面図である。 11……ケーシング(第1部材)、13……回
転軸(第2部材)、14……シール部材、16,
23……受圧溝、16a,23a……底部、1
7,21……第1部材側部分、17a,21a…
…端面、18,22……第2部材側部分、18
a,22a……端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1部材と、この第1部材と同心上に設けられ
    第1部材と相対回転自在な第2部材と、第1部材
    に形成された円周溝と、この円周溝内に装着され
    流体が封入された密閉室を区画するシール部材で
    あつて、このシール部材における前記流体の圧力
    を受ける端面に形成された受圧溝と、この受圧溝
    によつて分けられた第1部材側部分及び第2部材
    側部分を有し、シール部材の円周溝への非装着時
    に前記受圧溝の底部から前記第1部材側部分の端
    面までの高さより同前記第2部材側部分の端面ま
    での高さを低くしたことを特徴とするシール部
    材。
JP1986125272U 1986-08-18 1986-08-18 Expired JPH041409Y2 (ja)

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JPS6330666U JPS6330666U (ja) 1988-02-29
JPH041409Y2 true JPH041409Y2 (ja) 1992-01-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6223633B1 (ja) * 2017-03-13 2017-11-01 Tpr株式会社 シールリングおよび密封装置

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JPS50131457U (ja) * 1974-04-18 1975-10-29

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US10760687B2 (en) 2017-03-13 2020-09-01 Tpr Co., Ltd. Seal ring and sealing device

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JPS6330666U (ja) 1988-02-29

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