JPH0547865Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0547865Y2 JPH0547865Y2 JP15937587U JP15937587U JPH0547865Y2 JP H0547865 Y2 JPH0547865 Y2 JP H0547865Y2 JP 15937587 U JP15937587 U JP 15937587U JP 15937587 U JP15937587 U JP 15937587U JP H0547865 Y2 JPH0547865 Y2 JP H0547865Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- working chamber
- pressure chamber
- rotating body
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
この考案は、例えば四輪駆動車等に使用される
動力伝達装置に関する。
動力伝達装置に関する。
(従来の技術)
従来のビスカスカツプリング装置としては、例
えば特開昭61−65918号公報に記載されたような
ものがある。このビスカスカツプリング装置は、
ケース側とシヤフト側との間に形成された作動室
の一側に圧力室が形成され、該圧力室と作動室と
の間にフリーピストンを軸方向に摺動可能に嵌装
している。そして、前記圧力室に作動油が供給さ
れると、フリーピストンが作動室方向へ摺動し、
ケース側、シヤフト側のそれぞれの抵抗板の間の
間隙を小さくして伝達トルクを増大するように構
成されている。
えば特開昭61−65918号公報に記載されたような
ものがある。このビスカスカツプリング装置は、
ケース側とシヤフト側との間に形成された作動室
の一側に圧力室が形成され、該圧力室と作動室と
の間にフリーピストンを軸方向に摺動可能に嵌装
している。そして、前記圧力室に作動油が供給さ
れると、フリーピストンが作動室方向へ摺動し、
ケース側、シヤフト側のそれぞれの抵抗板の間の
間隙を小さくして伝達トルクを増大するように構
成されている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、このような従来の動力伝達装置
にあつては、圧力室に作動油を供給するためのオ
イルポンプと、このオイルポンプから供給される
作動油の圧力を調整するためのコントロールユニ
ツト等が必要となり、しかも、固定側のオイルポ
ンプと回転側のビスカスカツプリングとを配管等
を介して接続しなければならないため、装置が複
雑かつ大型化するとともにシール性等にも問題点
があつた。
にあつては、圧力室に作動油を供給するためのオ
イルポンプと、このオイルポンプから供給される
作動油の圧力を調整するためのコントロールユニ
ツト等が必要となり、しかも、固定側のオイルポ
ンプと回転側のビスカスカツプリングとを配管等
を介して接続しなければならないため、装置が複
雑かつ大型化するとともにシール性等にも問題点
があつた。
そこで、この考案はオイルポンプ等の外部装置
を省略することができるものでありながら、確実
に伝達トルクの調整を行うことができ、シール性
の信頼性も高い動力伝達装置の提供を目的とす
る。
を省略することができるものでありながら、確実
に伝達トルクの調整を行うことができ、シール性
の信頼性も高い動力伝達装置の提供を目的とす
る。
[考案の構成]
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、この考案は相対回
転可能な第1回転体及び第2回転体と、第1回転
体と第2回転体との間に形成され粘性流体を封入
した密閉状の作動室と、前記作動室内において第
1回転体と第2回転体とにそれぞれ軸方向へ移動
可能に係合して交互に配設された複数の抵抗板と
を備えてなる動力伝達装置において、前記作動室
の一側に作動流体を充填した圧力室を設け、この
圧力室に一端が臨み前記作動室に他端が臨む第1
ピストン及び第2ピストンを設け、前記圧力室に
臨む両ピストンの一端の断面積を他方の他端の断
面積よりも大きく形成した。
転可能な第1回転体及び第2回転体と、第1回転
体と第2回転体との間に形成され粘性流体を封入
した密閉状の作動室と、前記作動室内において第
1回転体と第2回転体とにそれぞれ軸方向へ移動
可能に係合して交互に配設された複数の抵抗板と
を備えてなる動力伝達装置において、前記作動室
の一側に作動流体を充填した圧力室を設け、この
圧力室に一端が臨み前記作動室に他端が臨む第1
ピストン及び第2ピストンを設け、前記圧力室に
臨む両ピストンの一端の断面積を他方の他端の断
面積よりも大きく形成した。
(作用)
上記構成によれば粘性流体膨張時、作動室内の
内圧上昇と両ピストンの作動室側断面積の相違と
により第1ピストン及び第2ピストンが軸方向へ
相対移動し、一方のピストンが作動室方向へ移動
する。従つて作動室内の抵抗板は該ピストンによ
つて押圧され抵抗板間の間隙が狭められ、トルク
伝達力が増大する。
内圧上昇と両ピストンの作動室側断面積の相違と
により第1ピストン及び第2ピストンが軸方向へ
相対移動し、一方のピストンが作動室方向へ移動
する。従つて作動室内の抵抗板は該ピストンによ
つて押圧され抵抗板間の間隙が狭められ、トルク
伝達力が増大する。
(実施例)
以下、この考案の一実施例を第1図に基づいて
説明する。
説明する。
第1図はこの考案の動力伝達装置の一実施例に
係るいわゆるビスカスカツプリング装置の断面図
を示す。このものにおいては、例えば四輪駆動車
の前後輪一方の駆動系に装着されるものである。
係るいわゆるビスカスカツプリング装置の断面図
を示す。このものにおいては、例えば四輪駆動車
の前後輪一方の駆動系に装着されるものである。
回転入力を受ける第1回転体たる入力部材1は
トランスフアの出力軸3にスプライン係合されて
いる。前記入力部材1の一端にはハウジング5が
スプラインによつて嵌着されており、このハウジ
ング5の内部には第2回転体たる出力部材7が相
対回転可能に嵌合されている。そして、前記ハウ
ジング5と出力部材7との間には、密閉状に形成
された作動室9が設けられている。
トランスフアの出力軸3にスプライン係合されて
いる。前記入力部材1の一端にはハウジング5が
スプラインによつて嵌着されており、このハウジ
ング5の内部には第2回転体たる出力部材7が相
対回転可能に嵌合されている。そして、前記ハウ
ジング5と出力部材7との間には、密閉状に形成
された作動室9が設けられている。
前記作動室9内には、シリコンオイル等の粘性
流体が封入されている。この作動室9内には、ハ
ウジング5の内周に形成されたスプラインに噛合
つて円周方向に係合され軸方向に移動可能な複数
の第1抵抗板11と出力部材7の外周に形成され
たスプラインに噛合つて円周方向に係合され軸方
向に移動可能な第2抵抗板13とが交互に配設さ
れている。
流体が封入されている。この作動室9内には、ハ
ウジング5の内周に形成されたスプラインに噛合
つて円周方向に係合され軸方向に移動可能な複数
の第1抵抗板11と出力部材7の外周に形成され
たスプラインに噛合つて円周方向に係合され軸方
向に移動可能な第2抵抗板13とが交互に配設さ
れている。
前記第1抵抗板の間には環状の皿ばね15が介
挿されている。この皿ばね15は第1抵抗板11
と第2抵抗板13とを押し離すように設けられ、
両抵抗板11,13の間に一定間隙を保持させて
いる。前記皿ばね15は、ウエブワツシヤ又はゴ
ム等の弾性体で形成することもできる。また、皿
ばね15は、第2抵抗板13の間に介挿してもよ
く、第1抵抗板11の間及び第2抵抗板13の間
の両方に介挿してもよい。
挿されている。この皿ばね15は第1抵抗板11
と第2抵抗板13とを押し離すように設けられ、
両抵抗板11,13の間に一定間隙を保持させて
いる。前記皿ばね15は、ウエブワツシヤ又はゴ
ム等の弾性体で形成することもできる。また、皿
ばね15は、第2抵抗板13の間に介挿してもよ
く、第1抵抗板11の間及び第2抵抗板13の間
の両方に介挿してもよい。
前記入力部材1には環状の圧力室17が形成さ
れており、該圧力室17内にはそれぞれ軸方向に
移動可能な第1ピストン19と第2ピストン21
とが嵌装されている。従つて、作動室9の一側に
圧力室17が設けられた構成となり、圧力室17
内には作動流体としてのオイルが充填されてい
る。前記第1ピストン19は内径の小さな大断面
積部19aと内径の大きな小断面積部19bとを
有する断面逆L字状の環状体で形成され、大断面
積部19aを前記作動室9側に、小断面積部19
bを圧力室17側に向けて配設されている。ま
た、前記第2ピストン21は外径の異なる大径部
21aと小径部21bとを有する断面L字状の環
状体で形成され、大径部21aを圧力室17側
に、小径部21bを作動室9側に向けて配設され
ている。従つて、圧力室17に一端が臨み、作動
室9に他端が臨む第1ピストン19及び第2ピス
トン21が設けられた構成となり、作動室9に臨
む両ピストン19,21の一方の他端断面積を他
方の他端断面積よりも大きく形成した構成となつ
ている。
れており、該圧力室17内にはそれぞれ軸方向に
移動可能な第1ピストン19と第2ピストン21
とが嵌装されている。従つて、作動室9の一側に
圧力室17が設けられた構成となり、圧力室17
内には作動流体としてのオイルが充填されてい
る。前記第1ピストン19は内径の小さな大断面
積部19aと内径の大きな小断面積部19bとを
有する断面逆L字状の環状体で形成され、大断面
積部19aを前記作動室9側に、小断面積部19
bを圧力室17側に向けて配設されている。ま
た、前記第2ピストン21は外径の異なる大径部
21aと小径部21bとを有する断面L字状の環
状体で形成され、大径部21aを圧力室17側
に、小径部21bを作動室9側に向けて配設され
ている。従つて、圧力室17に一端が臨み、作動
室9に他端が臨む第1ピストン19及び第2ピス
トン21が設けられた構成となり、作動室9に臨
む両ピストン19,21の一方の他端断面積を他
方の他端断面積よりも大きく形成した構成となつ
ている。
そして、第1ピストン19の大断面積部19a
内周と第2ピストン21の小径部21b外周を、
第1ピストン19の小断面積部19b内周と第2
ピストン21の大径部21a外周をそれぞれ摺接
し、第1ピストン19の外周を圧力室17の内周
に第2ピストン21の内周を圧力室17の外周に
摺接し、それぞれシール用Oリング23により液
密に保持されている。
内周と第2ピストン21の小径部21b外周を、
第1ピストン19の小断面積部19b内周と第2
ピストン21の大径部21a外周をそれぞれ摺接
し、第1ピストン19の外周を圧力室17の内周
に第2ピストン21の内周を圧力室17の外周に
摺接し、それぞれシール用Oリング23により液
密に保持されている。
前記入力部材1と第1ピストン19には、該第
1ピストン19と第2ピストン21との間に形成
される空間部24に連通する空気孔25a,25
bが設けられている。
1ピストン19と第2ピストン21との間に形成
される空間部24に連通する空気孔25a,25
bが設けられている。
また、前記ピストン19,21と作動室9内の
一側の第1抵抗板11との間には押圧体27が軸
方向へ移動自在に介装されている。
一側の第1抵抗板11との間には押圧体27が軸
方向へ移動自在に介装されている。
29は耐圧性の高いシールとして用いたXリン
グである。
グである。
つぎに、上記一実施例の作用について述べる。
出力軸3から入力部材1に入力される回転力は
ハウジング5に伝わり、さらにハウジング5と一
体的に回転する第1抵抗板11と、ハウジング5
の作動室9内に封入された粘性流体の粘性抵抗と
から第2抵抗板13に伝わり、第2抵抗板13と
一体的に回転する出力部材7に伝達される。
ハウジング5に伝わり、さらにハウジング5と一
体的に回転する第1抵抗板11と、ハウジング5
の作動室9内に封入された粘性流体の粘性抵抗と
から第2抵抗板13に伝わり、第2抵抗板13と
一体的に回転する出力部材7に伝達される。
このようにして行なわれるトルク伝達において
入力部材1と出力部材7との長時間差動回転時に
は作動室9内の液温が上昇し、このこの液温の上
昇に伴つて液圧が上昇する。そして、この液圧が
第1ピストン19及び第2ピストン21に作用す
るが、第1ピストン19の方が第2ピストン21
に対して液圧の作用面積が大きいため、第1ピス
トン19が圧力室17方向へ摺動される。この第
1ピストン19の摺動によつて圧力室17内の液
圧が上昇され、その液圧によつて第2ピストン2
1が作動室9方向へ摺動され、押圧板27を介し
て第1抵抗板11及び第2抵抗板13を押圧し、
皿ばね15の弾力に抗して第1抵抗板11及び第
2抵抗板13の間の間隙を小さくする。その結
果、伝達トルクが増大すると共に作動室9の内圧
上昇を抑制できる。従つて、出力軸3からの入力
回転が低いときは、トルク伝達力を低く設定し、
車庫入れ等のタイトコーナーブレーキング現象が
防止できる。しかも、悪路走行時等には長時間差
動回転によつて液圧が上昇し上記作用によつて確
実なトルク伝達で安定した走行ができる。
入力部材1と出力部材7との長時間差動回転時に
は作動室9内の液温が上昇し、このこの液温の上
昇に伴つて液圧が上昇する。そして、この液圧が
第1ピストン19及び第2ピストン21に作用す
るが、第1ピストン19の方が第2ピストン21
に対して液圧の作用面積が大きいため、第1ピス
トン19が圧力室17方向へ摺動される。この第
1ピストン19の摺動によつて圧力室17内の液
圧が上昇され、その液圧によつて第2ピストン2
1が作動室9方向へ摺動され、押圧板27を介し
て第1抵抗板11及び第2抵抗板13を押圧し、
皿ばね15の弾力に抗して第1抵抗板11及び第
2抵抗板13の間の間隙を小さくする。その結
果、伝達トルクが増大すると共に作動室9の内圧
上昇を抑制できる。従つて、出力軸3からの入力
回転が低いときは、トルク伝達力を低く設定し、
車庫入れ等のタイトコーナーブレーキング現象が
防止できる。しかも、悪路走行時等には長時間差
動回転によつて液圧が上昇し上記作用によつて確
実なトルク伝達で安定した走行ができる。
なお、第2ピストン21による作用は両抵抗板
11,13を締結するようにしてもよい。又、第
1ピストン19と第2ピストン21との間に形成
される空間部24に連通する空気孔25a,25
bは、必ずしも設ける必要はない。
11,13を締結するようにしてもよい。又、第
1ピストン19と第2ピストン21との間に形成
される空間部24に連通する空気孔25a,25
bは、必ずしも設ける必要はない。
[考案の効果]
以上の説明より明らかなように、この考案の構
成によれば、作動室内の内圧が上昇したときには
これに応じたピストンの移動でトルク伝達力を増
大すると共に内圧上昇を抑制し、液温上昇による
ビスカスカツプリング装置の性能低下を補正する
と共に耐久性を向上する。
成によれば、作動室内の内圧が上昇したときには
これに応じたピストンの移動でトルク伝達力を増
大すると共に内圧上昇を抑制し、液温上昇による
ビスカスカツプリング装置の性能低下を補正する
と共に耐久性を向上する。
しかも、作動室内の内圧を利用して抵抗板間の
間隙を小さくするため、オイルポンプ等の外部装
置を必要とせず構造を簡単にし、コンパクト化す
ることができる。
間隙を小さくするため、オイルポンプ等の外部装
置を必要とせず構造を簡単にし、コンパクト化す
ることができる。
第1図はこの考案の一実施例に係る動力伝達装
置の上半分は作動前、下半分は作動後を示す断面
図である。 1……入力部材(第1回転体)、5……ハウジ
ング、7……出力部材(第2回転体)、9……作
動室、11,13……抵抗板、17……圧力室、
19……第1ピストン、21……第2ピストン。
置の上半分は作動前、下半分は作動後を示す断面
図である。 1……入力部材(第1回転体)、5……ハウジ
ング、7……出力部材(第2回転体)、9……作
動室、11,13……抵抗板、17……圧力室、
19……第1ピストン、21……第2ピストン。
Claims (1)
- 相対回転可能な第1回転体及び第2回転体と、
第1回転体と第2回転体との間に形成され粘性流
体を封入した密閉状の作動室と、前記作動室内に
おいて第1回転体と第2回転体とにそれぞれ軸方
向へ移動可能に係合して交互に配設された複数の
抵抗板とを備えてなる動力伝達装置において、前
記作動室の一側に作動流体を充填した圧力室を設
け、この圧力室に一端が臨み前記作動室に他端が
臨む第1ピストン及び第2ピストンを設け、前記
圧力室に臨む両ピストンの一端の断面積を他方の
他端の断面積よりも大きく形成したことを特徴と
する動力伝達装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15937587U JPH0547865Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15937587U JPH0547865Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0163829U JPH0163829U (ja) | 1989-04-24 |
| JPH0547865Y2 true JPH0547865Y2 (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=31440531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15937587U Expired - Lifetime JPH0547865Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0547865Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-20 JP JP15937587U patent/JPH0547865Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0163829U (ja) | 1989-04-24 |
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