JPH0414646B2 - - Google Patents
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- JPH0414646B2 JPH0414646B2 JP59152704A JP15270484A JPH0414646B2 JP H0414646 B2 JPH0414646 B2 JP H0414646B2 JP 59152704 A JP59152704 A JP 59152704A JP 15270484 A JP15270484 A JP 15270484A JP H0414646 B2 JPH0414646 B2 JP H0414646B2
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- amino acids
- chain amino
- sodium
- branched chain
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- Medicinal Preparation (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
本発明は還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質
を含有する輸液剤に関するものである。更に詳し
くはアミノ酸として分岐鎖アミノ酸を使用した新
規な輸液剤に関するものである。 〔先行技術〕 術中、術後ならびに飢餓状態等の異化期におい
ては筋タンパクがカロリー源として使われるため
に、筋タンパクの崩壊が起こるという問題があ
る。筋タンパクの崩壊を抑制する為には分岐鎖ア
ミノ酸を投与するのが有効であることが知られて
いる(「外科と代謝・栄養」16巻4号、1982年12
月発行、第524頁〜第531頁参照)。また、アミノ
酸を有効に利用させて筋タンパクの崩壊を抑制す
るとともにカロリー源として優れた糖としてグリ
コース、マルトース、フルクトース等の還元糖が
ある。 さらに電解質バランスを取るのに電解質を補充
する必要がある。これら各製剤をあらかじめ配
合、滅菌して製造した場合には使用時に混合する
手間が省けるとともに混合時に菌が侵入すること
を防止することができる。しかしながら、前記各
製剤をあらかじめ配合して熱滅菌した場合、アミ
ノ酸と還元糖との間でメイラード(Maillard)
反応が起こり、着色が生じるという問題がある。 従来よりアミノ酸を含有する輸液剤としては分
岐鎖アミノ酸の他にL−メチオニン、L−フエニ
ルアラニン、L−トリプトフアン等の必須アミノ
酸が配合されたものが一般的であり、前記異化期
において有効に作用することを目的に、アミノ酸
として分岐鎖アミノ酸のみを使用若しくは分岐鎖
アミノ酸を主成分として使用した輸液剤は知られ
ていない。まして多量の分岐鎖アミノ酸をあらか
じめ還元糖と配合したうえで熱滅菌することは前
述のメイラード反応を引き起こす可能性が危惧さ
れる為、着色が生じることなく製造することは困
難であると予想されていた。 発明の目的 かかる状況下に、本発明者等は、異化期に有用
な新規輸液剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結
果、驚くべきことにアミノ酸として分岐鎖アミノ
酸のみを使用若しくは分岐鎖アミノ酸を主成分と
して使用することにより、異化期に有用であると
ともに、予想に反して熱滅菌後のメイラード反応
を抑えることが可能であることを見い出し、本発
明を完成させるに至つたものである。 従つて本発明の目的は、カロリー源として優れ
ている還元糖ならびに術中、術後等の異化期にお
ける筋タンパクの崩壊を抑制するのに効果を発揮
する分岐鎖アミノ酸、さらに電解質バランスをと
るのに補充する必要のある電解質とを好ましい組
成で同時に含むように配合するとともに熱滅菌後
に実質的に着色しない新規な輸液剤を提供するこ
とにある。 発明の具体的説明 上記目的に沿う本発明は、第1表に示す組成お
よび配合量を有することを特徴とし、熱滅菌後に
実質的に着色していない還元糖、分岐鎖アミノ酸
および電解質を含有する輸液剤である。
を含有する輸液剤に関するものである。更に詳し
くはアミノ酸として分岐鎖アミノ酸を使用した新
規な輸液剤に関するものである。 〔先行技術〕 術中、術後ならびに飢餓状態等の異化期におい
ては筋タンパクがカロリー源として使われるため
に、筋タンパクの崩壊が起こるという問題があ
る。筋タンパクの崩壊を抑制する為には分岐鎖ア
ミノ酸を投与するのが有効であることが知られて
いる(「外科と代謝・栄養」16巻4号、1982年12
月発行、第524頁〜第531頁参照)。また、アミノ
酸を有効に利用させて筋タンパクの崩壊を抑制す
るとともにカロリー源として優れた糖としてグリ
コース、マルトース、フルクトース等の還元糖が
ある。 さらに電解質バランスを取るのに電解質を補充
する必要がある。これら各製剤をあらかじめ配
合、滅菌して製造した場合には使用時に混合する
手間が省けるとともに混合時に菌が侵入すること
を防止することができる。しかしながら、前記各
製剤をあらかじめ配合して熱滅菌した場合、アミ
ノ酸と還元糖との間でメイラード(Maillard)
反応が起こり、着色が生じるという問題がある。 従来よりアミノ酸を含有する輸液剤としては分
岐鎖アミノ酸の他にL−メチオニン、L−フエニ
ルアラニン、L−トリプトフアン等の必須アミノ
酸が配合されたものが一般的であり、前記異化期
において有効に作用することを目的に、アミノ酸
として分岐鎖アミノ酸のみを使用若しくは分岐鎖
アミノ酸を主成分として使用した輸液剤は知られ
ていない。まして多量の分岐鎖アミノ酸をあらか
じめ還元糖と配合したうえで熱滅菌することは前
述のメイラード反応を引き起こす可能性が危惧さ
れる為、着色が生じることなく製造することは困
難であると予想されていた。 発明の目的 かかる状況下に、本発明者等は、異化期に有用
な新規輸液剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結
果、驚くべきことにアミノ酸として分岐鎖アミノ
酸のみを使用若しくは分岐鎖アミノ酸を主成分と
して使用することにより、異化期に有用であると
ともに、予想に反して熱滅菌後のメイラード反応
を抑えることが可能であることを見い出し、本発
明を完成させるに至つたものである。 従つて本発明の目的は、カロリー源として優れ
ている還元糖ならびに術中、術後等の異化期にお
ける筋タンパクの崩壊を抑制するのに効果を発揮
する分岐鎖アミノ酸、さらに電解質バランスをと
るのに補充する必要のある電解質とを好ましい組
成で同時に含むように配合するとともに熱滅菌後
に実質的に着色しない新規な輸液剤を提供するこ
とにある。 発明の具体的説明 上記目的に沿う本発明は、第1表に示す組成お
よび配合量を有することを特徴とし、熱滅菌後に
実質的に着色していない還元糖、分岐鎖アミノ酸
および電解質を含有する輸液剤である。
【表】
【表】
尚、本発明において熱滅菌とは高圧蒸気滅菌
(オートクレープ滅菌)等の加熱による滅菌を意
味する。また熱滅菌後に実質的に着色していない
とは、滅菌後、室温にて少なくとも14日経過した
後に透過率を分光光度計(420nm)で測定した
結果が少なくとも98%であること若しくは肉眼で
観察した場合に外観が実質的に無色澄明であるこ
とを言うものと定義する。 本発明の輸液剤に用いられる還元糖としてはブ
ドウ糖および/またはマルトースが好ましく用い
られる。またフルクトースも使用可能である。 本発明で使用される分岐鎖アミノ酸とは、L−
ロイシン、L−イソロイシン、およびL−バリン
のことであり、本願発明輸液剤中には、それぞれ
三者は必ず含有されており、その総量は、10〜33
g/の範囲である。 また、分岐鎖アミノ酸の配合量は下記第2表に
示す範囲とするのが好ましい。
(オートクレープ滅菌)等の加熱による滅菌を意
味する。また熱滅菌後に実質的に着色していない
とは、滅菌後、室温にて少なくとも14日経過した
後に透過率を分光光度計(420nm)で測定した
結果が少なくとも98%であること若しくは肉眼で
観察した場合に外観が実質的に無色澄明であるこ
とを言うものと定義する。 本発明の輸液剤に用いられる還元糖としてはブ
ドウ糖および/またはマルトースが好ましく用い
られる。またフルクトースも使用可能である。 本発明で使用される分岐鎖アミノ酸とは、L−
ロイシン、L−イソロイシン、およびL−バリン
のことであり、本願発明輸液剤中には、それぞれ
三者は必ず含有されており、その総量は、10〜33
g/の範囲である。 また、分岐鎖アミノ酸の配合量は下記第2表に
示す範囲とするのが好ましい。
【表】
電解質としては、無機塩あるいは/及び有機塩
が好ましく用いられる。また、亜鉛、銅、鉄、マ
ンガン、クロム、セレン、ヨウ素等を予め本発明
の輸液剤に含めさせておくことも出来る。 本発明の輸液剤に用いられる電解質のナトリウ
ム供給源の例としては水酸化ナトリウム、塩化ナ
トリウム、リン酸−水素ナトリウム、リン酸二水
素ナトリウムの如き無機塩、乳酸ナトリウム、酢
酸ナトリウムの如き有機塩があり、カリウムの供
給源としては、水酸化カリウム、塩化カリウム、
リン酸−水素カリウム、リン酸二水素カリウム、
などが使用でき、クロルの供給源としては塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化
マグネシウムなどが使用でき、カルシウムの供給
源としては塩化カルシウムなどが使用でき、リン
の供給源としてはリン酸−水素ナトリウム、リン
酸二水素ナトリウム、リン酸−水素カリウム、リ
ン酸二水素カリウムなどが使用できる。さらに本
発明の輸液剤に用いられる亜鉛、銅、鉄、マンガ
ン、クロム、セレン、ヨウ素等の供給源として
は、一般の輸液剤や注射剤の製造に用いられる化
合物であれば、いずれも好適に使用することがで
きる。 本発明の還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質
を含有する輸液剤は、驚くべきことに110℃で30
分間熱滅菌し、室温にて少なくとも14日経過した
後でも、メイラード反応が抑えられており、無色
澄明である。 本発明の輸液剤のPHは3.5〜7.0とするのが好ま
しい。また安定剤、PH調節剤等輸液剤の調製上必
要な物質を含んでいてもよい。 本発明の輸液剤は静注により未梢静脈あるいは
中心静脈より投与される。投与量は一般に成人1
日量500〜1000mlである。 以下、実施例により本発明を詳細に説明するが
本発明はこれらに何ら限定されるものではない。 実施例 1 マルトース 500.0g 塩化ナトリウム 60.0g 塩化カリウム 3.0g 塩化カルシウム(2水塩) 2.0g 乳酸ナトリウム 31.0g L−バリン 59.0g L−イソロイシン 63.0g L−ロイシン 77.0g 亜硫酸水素ナトリウム 2.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、乳酸を添加
してPHを4.9に調整する。次に蒸留水を追加して
全量を10とし、フイルター(ミリポア社製)で
濾過して、容量250mlの軟質プラスチツク製バツ
グに分注して密封後、110℃で30分間高圧蒸気滅
菌(オートクレーブ滅菌)を行ない、還元糖、分
岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸液剤を得
る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は99.8%であり、外観
は無色澄明であつた。 実施例 2 マルトース 500.0g 塩化ナトリウム 60.0g 塩化カリウム 3.0g 塩化カルシウム(2水塩) 2.0g 乳酸ナトリウム 31.0g L−バリン 28.5g L−イソロイシン 24.6g L−ロイシン 46.9g 亜硫酸水素ナトリウム 2.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、乳酸を添加
してPHを4.9に調整する。次に蒸留水を追加して
全量を10とし、フイルター(ミリポア社製)で
濾過して、容量500mlおよび1の軟質プラスチ
ツク製バツグに分注して密封後、110℃で30分間、
高圧蒸気滅菌(オートクレーブ滅菌)を行ない、
還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する
輸液剤を得る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は100.0%であり、外観
は無色澄明であつた。 実施例 3 マルトース 500.0g 塩化ナトリウム 60.0g 塩化カリウム 3.0g 塩化カルシウム(2水塩) 2.0g 乳酸ナトリウム 31.0g L−バリン 59.0g L−イソロイシン 63.0g L−ロイシン 77.0g 亜硫酸水素ナトリウム 2.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、1N水酸化
ナトリウムを添加し、PHを6.5に調整する。次に
蒸留水を追加して全量を10とし、フイルター
(ミリポア社製)で濾過して容量250mlの軟質プラ
スチツク製バツグに分注して密封後、110℃で30
分間、高圧蒸気滅菌(オートクレーブ滅菌)を行
ない、還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含
有する輸液剤を得る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は、99.3%であり、外
観は無色澄明であつた。 実施例 4 グルコース 500.0g 乳酸ナトリウム 30.3g 塩化カリウム 20.1g 塩化マグネシウム(6水塩) 3.0g リン酸−水素カリウム 2.6g L−バリン 92.6g L−イソロイシン 84.0g L−ロイシン 123.5g 亜硫酸水素ナトリウム 3.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、10%リンゴ
酸を添加し、PHを4.9に調整する。次に蒸留水を
追加して全量を10とし、フイルター(ミリポア
社製)で濾過して、容量500mlのバイアル瓶に分
注して密封後、110℃で30分間高圧蒸気滅菌(オ
ートクレーブ滅菌)を行ない、還元糖、分岐鎖ア
ミノ酸および電解質を含有する輸液剤を得る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は、99.7%であり、外
観は無色澄明であつた。 実施例 5 グルコース 750.0g 乳酸ナトリウム 30.3g 塩化カリウム 20.1g 塩化マグネシウム(6水塩) 3.0g リン酸−水素カリウム 2.6g L−バリン 83.3g L−イソロイシン 75.6g L−ロイシン 111.2g 亜硫酸水素ナトリウム 3.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、乳酸を添加
し、PHを4.6に調整する。次に蒸留水を追加して
全量を10とし、フイルター(ミリポア社製)で
濾過して、容量500mlのバイアル瓶に分注して密
封後、110℃で30分間高圧蒸気滅菌(オートクレ
ーブ滅菌)を行ない、還元糖、アミノ酸および電
解質を含有する輸液剤を得る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は99.8%であり、外観
は無色澄明であつた。 実施例 6 グルコース 2000.0g 塩化ナトリウム 41.8g 塩化マグネシウム(6水塩) 14.5g 乳酸カルシウム(5水塩) 13.2g リン酸二水素カリウム 15.7g クエン酸カリウム(1水塩) 33.9g 乳酸ナトリウム 16.0g 硫酸亜鉛(7水塩) 0.043g L−バリン 77.0g L−イソロイシン 66.4g L−ロイシン 126.6g 亜硫酸水素ナトリウム 5.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、10%リンゴ
酸を添加し、PHを4.3に調整する。次に蒸留水を
追加して全量を10とし、フイルター(ミリポア
社製)で濾過して、容量が1の軟質プラスチツ
ク製バツクに分注して、密封後、110℃で30分間
高圧蒸気滅菌(オートクレーブ滅菌)を行ない、
還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する
輸液剤を得る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は98.3%であり、外観
は無色澄明であつた。 実施例 7 グルコース 2800.0g 塩化ナトリウム 41.8g 塩化マグネシウム(6水塩) 14.5g 乳酸カルシウム 13.2g リン酸二水素カリウム 15.7g クエン酸カリウム 33.9g 乳酸ナトリウム 16.0g 硫酸亜鉛 0.043g L−バリン 28.5g L−イソロイシン 24.6g L−ロイシン 46.9g 亜硫酸水素ナトリウム 3.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、乳酸を添加
し、PHを4.6に調整する。次に蒸留水を追加して
全量を10とし、フイルター(ミリポア社製)で
濾過して、容量が1の軟質プラスチツク製バツ
クに分注して、密封後、110℃で30分間高圧蒸気
滅菌(オートクレーブ滅菌)を行ない、還元糖、
分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸液剤を
得る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は99.4%であり、外観
は無色澄明であつた。 発明の効果 以上述べたように本発明によれば還元糖、分岐
鎖アミノ酸および電解質を含有する新規な輸液剤
が提供される。 本発明に係る輸液剤はアミノ酸として分岐鎖ア
ミノ酸のみ若しくは分岐鎖アミノ酸を主成分とし
て使用するものであるから術中、術後等の異化期
における筋タンパクの崩壊を抑制することができ
る。 また、熱滅菌後に時間が経過しても実質的に着
色することがないから、着色に伴うアミノ酸の減
少、栄養価の低下等を防止することができる。 また、本発明によれば還元糖、アミノ酸および
電解質をあらかじめ配合し、滅菌された状態で提
供されるから、使用時に各製剤を混合する手間が
省けるとともに菌による汚染の問題もない。
が好ましく用いられる。また、亜鉛、銅、鉄、マ
ンガン、クロム、セレン、ヨウ素等を予め本発明
の輸液剤に含めさせておくことも出来る。 本発明の輸液剤に用いられる電解質のナトリウ
ム供給源の例としては水酸化ナトリウム、塩化ナ
トリウム、リン酸−水素ナトリウム、リン酸二水
素ナトリウムの如き無機塩、乳酸ナトリウム、酢
酸ナトリウムの如き有機塩があり、カリウムの供
給源としては、水酸化カリウム、塩化カリウム、
リン酸−水素カリウム、リン酸二水素カリウム、
などが使用でき、クロルの供給源としては塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化
マグネシウムなどが使用でき、カルシウムの供給
源としては塩化カルシウムなどが使用でき、リン
の供給源としてはリン酸−水素ナトリウム、リン
酸二水素ナトリウム、リン酸−水素カリウム、リ
ン酸二水素カリウムなどが使用できる。さらに本
発明の輸液剤に用いられる亜鉛、銅、鉄、マンガ
ン、クロム、セレン、ヨウ素等の供給源として
は、一般の輸液剤や注射剤の製造に用いられる化
合物であれば、いずれも好適に使用することがで
きる。 本発明の還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質
を含有する輸液剤は、驚くべきことに110℃で30
分間熱滅菌し、室温にて少なくとも14日経過した
後でも、メイラード反応が抑えられており、無色
澄明である。 本発明の輸液剤のPHは3.5〜7.0とするのが好ま
しい。また安定剤、PH調節剤等輸液剤の調製上必
要な物質を含んでいてもよい。 本発明の輸液剤は静注により未梢静脈あるいは
中心静脈より投与される。投与量は一般に成人1
日量500〜1000mlである。 以下、実施例により本発明を詳細に説明するが
本発明はこれらに何ら限定されるものではない。 実施例 1 マルトース 500.0g 塩化ナトリウム 60.0g 塩化カリウム 3.0g 塩化カルシウム(2水塩) 2.0g 乳酸ナトリウム 31.0g L−バリン 59.0g L−イソロイシン 63.0g L−ロイシン 77.0g 亜硫酸水素ナトリウム 2.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、乳酸を添加
してPHを4.9に調整する。次に蒸留水を追加して
全量を10とし、フイルター(ミリポア社製)で
濾過して、容量250mlの軟質プラスチツク製バツ
グに分注して密封後、110℃で30分間高圧蒸気滅
菌(オートクレーブ滅菌)を行ない、還元糖、分
岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸液剤を得
る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は99.8%であり、外観
は無色澄明であつた。 実施例 2 マルトース 500.0g 塩化ナトリウム 60.0g 塩化カリウム 3.0g 塩化カルシウム(2水塩) 2.0g 乳酸ナトリウム 31.0g L−バリン 28.5g L−イソロイシン 24.6g L−ロイシン 46.9g 亜硫酸水素ナトリウム 2.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、乳酸を添加
してPHを4.9に調整する。次に蒸留水を追加して
全量を10とし、フイルター(ミリポア社製)で
濾過して、容量500mlおよび1の軟質プラスチ
ツク製バツグに分注して密封後、110℃で30分間、
高圧蒸気滅菌(オートクレーブ滅菌)を行ない、
還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する
輸液剤を得る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は100.0%であり、外観
は無色澄明であつた。 実施例 3 マルトース 500.0g 塩化ナトリウム 60.0g 塩化カリウム 3.0g 塩化カルシウム(2水塩) 2.0g 乳酸ナトリウム 31.0g L−バリン 59.0g L−イソロイシン 63.0g L−ロイシン 77.0g 亜硫酸水素ナトリウム 2.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、1N水酸化
ナトリウムを添加し、PHを6.5に調整する。次に
蒸留水を追加して全量を10とし、フイルター
(ミリポア社製)で濾過して容量250mlの軟質プラ
スチツク製バツグに分注して密封後、110℃で30
分間、高圧蒸気滅菌(オートクレーブ滅菌)を行
ない、還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含
有する輸液剤を得る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は、99.3%であり、外
観は無色澄明であつた。 実施例 4 グルコース 500.0g 乳酸ナトリウム 30.3g 塩化カリウム 20.1g 塩化マグネシウム(6水塩) 3.0g リン酸−水素カリウム 2.6g L−バリン 92.6g L−イソロイシン 84.0g L−ロイシン 123.5g 亜硫酸水素ナトリウム 3.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、10%リンゴ
酸を添加し、PHを4.9に調整する。次に蒸留水を
追加して全量を10とし、フイルター(ミリポア
社製)で濾過して、容量500mlのバイアル瓶に分
注して密封後、110℃で30分間高圧蒸気滅菌(オ
ートクレーブ滅菌)を行ない、還元糖、分岐鎖ア
ミノ酸および電解質を含有する輸液剤を得る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は、99.7%であり、外
観は無色澄明であつた。 実施例 5 グルコース 750.0g 乳酸ナトリウム 30.3g 塩化カリウム 20.1g 塩化マグネシウム(6水塩) 3.0g リン酸−水素カリウム 2.6g L−バリン 83.3g L−イソロイシン 75.6g L−ロイシン 111.2g 亜硫酸水素ナトリウム 3.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、乳酸を添加
し、PHを4.6に調整する。次に蒸留水を追加して
全量を10とし、フイルター(ミリポア社製)で
濾過して、容量500mlのバイアル瓶に分注して密
封後、110℃で30分間高圧蒸気滅菌(オートクレ
ーブ滅菌)を行ない、還元糖、アミノ酸および電
解質を含有する輸液剤を得る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は99.8%であり、外観
は無色澄明であつた。 実施例 6 グルコース 2000.0g 塩化ナトリウム 41.8g 塩化マグネシウム(6水塩) 14.5g 乳酸カルシウム(5水塩) 13.2g リン酸二水素カリウム 15.7g クエン酸カリウム(1水塩) 33.9g 乳酸ナトリウム 16.0g 硫酸亜鉛(7水塩) 0.043g L−バリン 77.0g L−イソロイシン 66.4g L−ロイシン 126.6g 亜硫酸水素ナトリウム 5.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、10%リンゴ
酸を添加し、PHを4.3に調整する。次に蒸留水を
追加して全量を10とし、フイルター(ミリポア
社製)で濾過して、容量が1の軟質プラスチツ
ク製バツクに分注して、密封後、110℃で30分間
高圧蒸気滅菌(オートクレーブ滅菌)を行ない、
還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する
輸液剤を得る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は98.3%であり、外観
は無色澄明であつた。 実施例 7 グルコース 2800.0g 塩化ナトリウム 41.8g 塩化マグネシウム(6水塩) 14.5g 乳酸カルシウム 13.2g リン酸二水素カリウム 15.7g クエン酸カリウム 33.9g 乳酸ナトリウム 16.0g 硫酸亜鉛 0.043g L−バリン 28.5g L−イソロイシン 24.6g L−ロイシン 46.9g 亜硫酸水素ナトリウム 3.0g 以上を注射用蒸留水7に溶解し、乳酸を添加
し、PHを4.6に調整する。次に蒸留水を追加して
全量を10とし、フイルター(ミリポア社製)で
濾過して、容量が1の軟質プラスチツク製バツ
クに分注して、密封後、110℃で30分間高圧蒸気
滅菌(オートクレーブ滅菌)を行ない、還元糖、
分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸液剤を
得る。 該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計
(420nm)で測定した結果は99.4%であり、外観
は無色澄明であつた。 発明の効果 以上述べたように本発明によれば還元糖、分岐
鎖アミノ酸および電解質を含有する新規な輸液剤
が提供される。 本発明に係る輸液剤はアミノ酸として分岐鎖ア
ミノ酸のみ若しくは分岐鎖アミノ酸を主成分とし
て使用するものであるから術中、術後等の異化期
における筋タンパクの崩壊を抑制することができ
る。 また、熱滅菌後に時間が経過しても実質的に着
色することがないから、着色に伴うアミノ酸の減
少、栄養価の低下等を防止することができる。 また、本発明によれば還元糖、アミノ酸および
電解質をあらかじめ配合し、滅菌された状態で提
供されるから、使用時に各製剤を混合する手間が
省けるとともに菌による汚染の問題もない。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下表に示す組成および配合量を有することを
特徴とし、熱滅菌後に実質的に着色していない還
元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸
液剤。 【表】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59152704A JPS6130523A (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | 還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸液剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59152704A JPS6130523A (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | 還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸液剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6130523A JPS6130523A (ja) | 1986-02-12 |
| JPH0414646B2 true JPH0414646B2 (ja) | 1992-03-13 |
Family
ID=15546319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59152704A Granted JPS6130523A (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | 還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸液剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6130523A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2529603B2 (ja) * | 1989-10-13 | 1996-08-28 | 株式会社大塚製薬工場 | 分岐鎖アミノ酸製剤 |
| JP2003095937A (ja) * | 2001-07-17 | 2003-04-03 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | 末梢静脈用輸液 |
| WO2004069236A1 (ja) | 2003-02-06 | 2004-08-19 | Otsuka Pharmaceutical Factory, Inc. | 周術期血糖値上昇抑制剤 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58167516A (ja) * | 1982-03-29 | 1983-10-03 | Daigo Eiyou Kagaku Kk | 糖、アミノ酸、電解質輸液の製造法 |
-
1984
- 1984-07-23 JP JP59152704A patent/JPS6130523A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6130523A (ja) | 1986-02-12 |
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| JPS6343368B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |