JPH04148698A - 固相化プライマーと鋳型rnaとのハイブリダイズ物を用いる逆転写酵素の測定法 - Google Patents

固相化プライマーと鋳型rnaとのハイブリダイズ物を用いる逆転写酵素の測定法

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JPH04148698A
JPH04148698A JP27275090A JP27275090A JPH04148698A JP H04148698 A JPH04148698 A JP H04148698A JP 27275090 A JP27275090 A JP 27275090A JP 27275090 A JP27275090 A JP 27275090A JP H04148698 A JPH04148698 A JP H04148698A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、被検液中の逆転写酵素の決定方法および体液
中の逆転写酵素中和抗体測定による被検者のレトロウィ
ルス感染の確認法に関する。
[従来の技術] 従来、逆転写酵素の活性測定としては、天然型RNA又
はアデニンリボポリヌクレオチド(以下、ポリAと略す
ことがある)とオリゴデオキシチミンヌクレオチド(以
下、オリゴdTと略すことがある)とを用い、基質とし
てトリチウム化デオキシチミジン5”−トリホスフェー
ト(以下、(3H)dTTPと略称することがある)を
用い、反応液中の逆転写酵素活性を利用してオリゴdT
を伸長させ、これをフィルターで濾過し、フィルター中
の放射活性を測定する方法が報告されている( Dav
id  Baltimore  Nature、 22
6.1209−1211、 (1970) ;  Ho
ward M、 Tem1n & SatoshiMi
zutani、 Nature、 226.1211−
1213.(1970))。
そして更に、上述の逆転写酵素活性の測定方法を利用し
たレトロウィルスの一種であるエイズウィルスの感染を
診断する方法が報告されている〔特開昭63−2522
53号公報〕。
従来、一般にバイオ医薬的研究及び組換えDNAテクノ
ロジーに用いられる多くの操作は、通常同位体水素(”
H)、リン(II2P)、炭素(”C)、ヨウ素(12
%工)等で放射標識されたポリヌクレオチドの使用に大
きく依存している。 そして、このような放射性化合物
は、たとえ核酸又は他の科学的註又は臨床上興昧ある分
子が極めて微量で存在していても、それらを検出し、監
視し、局在化し、又は単離することが可能であるので、
有用な指示プローブとして使用されている。
しかしながら、放射性物質の使用には厳しい制約があり
重大な欠点が伴っている。 すなわち、まず第一に、放
射性物質を取り扱う人は、潜在的に高レベルの放射線に
曝されがねない危険があるので、放射性同位体の製造、
使用、後処理の間、倉入すな安全策を請じ維持しなけれ
ばならないという問題点があった。
第二に、放射性ヌクレオチドは高価なものであり、一般
の使用においては経費が高くなるという問題がある。 
第三に、必要な感度を得るには、高い比放射能の放射性
物質を用いなければならないが、比放射能の高い放射性
物質はそれに対応して半減期が短く、貯蔵寿命が限られ
ており使用に制約が加えられるという問題があった。
そこで、放射性物質に替えて非放射性の標識物質を用い
る方法が検討されているが、例えば、鳥型ミエローマ由
来の逆転写酵素を用い、鋳型として天然型mRNA、ブ
ライマーとしてオリゴdT及び基質としてビオチン化デ
オキシウリジン5′−トリホスフェート(以下、ビオチ
ン化dUTPと略すことがある)を用いて反応せしめた
ところ、ビオチン化dUTPは何ら基質として利用され
ず、オリゴdTの伸長は見られず、逆転写酵素の活性測
定に利用し得ないことが報告されており[Penn1n
a R,Langer、 Alex A、 Waldr
op &David C,Ward Proc、 Na
tl、 Acad、 Sci、 usA。
78、6633−6637. (1981) ] 、ビ
オチン化ヌクレオチドは逆転写合成酵素の活性測定には
適用できないとされていた。
本発明者らは先に、放射性同位体を用いない逆転写酵素
活性の測定系を得べく、鋭意研究を行なった結果、特定
の鋳型DNAおよびブライマーを用いれば逆転写酵素の
存在下においてビオチン化dUTPは基質として利用さ
れ、逆転写酵素活性が容易に測定しうろことを見出した
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記の方法にもまだいくつか問題があり、その
改善が求められていた。すなわち、上記方法では操作手
順に煩雑な点があり、また、反応開始後、測定が可能と
なるまでに若干の時間がかかるという問題があり、操作
手順が簡便で、短時間で測定可能な方法の確立が求めら
れていた。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、上記問題点に鑑み更に研究を行なった結
果、固相化ブライマーを使用すれば上記の問題点を解消
することができ、簡便かつ迅速に逆転写酵素活性が測定
しうろことを見出し本発明を完成した。
即ち本発明は、少なくとも、水性媒体中で、人為的に調
製されたアデニンリボポリヌクレオチド鋳型RNAと該
アデニンリボポリヌクレオチド鋳型RNAに相補的な固
相化されたオリゴデオキシチミンヌクレオチドとをハイ
ブリダイズせしめたハイブリダイズ物と、ビオチン化デ
オキシウリジントリホスフェートとを被検液の存在下反
応せしめ、該反応の反応生成物と未反応のビオチン化デ
オキシウリジントリホスフェートを分離した後、反応生
成物もしくは未反応のビオチン化デオキシウリジントリ
ホスフェートの量を測定することを特徴とする被検液中
の逆転写酵素の決定方法である。
また本発明は、少なくとも、水性媒体中で、人為的に調
製されたアデニンリボポリヌクレオチド鋳型RNAと該
アデニンリボポリヌクレオチド鋳型RNAに相補的な固
相化されたオリゴデオキシチミンヌクレオチドとをハイ
ブリダイズせしめたハイブリダイズ物と、ビオチン化デ
オキシウリジントリホスフェートとを被検体液および逆
転写酵素の存在下反応せしめ、該反応の反応生成物と未
反応のビオチン化デオキシウリジントリホスフェートを
分離した後、反応生成物もしくは未反応のビオチン化デ
オキシウリジントリホスフェートの量を測定し、この量
から被検体液中の逆転写酵素中和抗体価を求めることを
特徴とする被検者のレトロウィルスの感染確認法である
本発明において、鋳型として用いられるRNAは、人為
的に調製されたアデニンリボポリヌクレオチドである(
以下、このようなRNAをポリAと略称することがある
)。
ポリAは、例えば、遺伝子操作技術若しくは化学合成技
術を用いて合成することにより人為的に調製され、特に
好ましい態様としては100〜500塩基からなるポリ
Aを挙げることができ、通常有利に利用できるものとし
ては、平均鎖長255塩基程度のポリAが例示される。
固相化されたオリゴデオキシチミンヌクレオチド(以下
、固相化オリゴdTと略すことがある)はプライマーと
して作用するもので、好ましい態様としては、11塩基
以上のデオキシチミジンのオリゴマーであり、長いもの
ほど好ましいが、通常有利に利用できるものとして例示
されるものは、平均鎖長15塩基ないし21塩基程度の
固相化オリゴdTである。
この固相化オリゴdTは、オリゴデオキシチミンヌクレ
オチド(オリゴdT)を同相に固定化したものである。
同相としては、特に限定はされないが、ガラス粒子、セ
ルロース、ポリスチレン等の天然または合成高分子の担
体等が用いられる。
このうち合成高分子担体の例としては、例えば、スチレ
ンや置換基としてスルホン酸基、カルボキシル基、アミ
ノ基を有するスチレン(以下、スチレン誘導体モノマー
という〉の単一重合物もしくは共重合物であるポリスチ
レンや、スチレンまたはスチレン誘導体モノマーとメチ
ルスチレン、エチルスチレン、クロルスチレン、エチレ
ン、プロピレン、アクリル酸、アクリル酸メチルエステ
ル、アクリル酸エチルエステル、メタクリル酸、メタク
リル酸メチルエステル、メタクリル酸エチルエステル、
アクリロニトリル、アクリルアミド、マレイン酸、フマ
ル酸、ブタジェン、クロルプレン、イソプレン、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ビニルトルエン、
ジビニルベンゼンなどとの共重合体、ポリビニルトルエ
ン、ポリエステル、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸
、ポリアクリロニトリル、ポリビニルピロリドン、ポリ
酢酸ビニルアクリレート、塩化ビニル−アクリレートな
どとの共重合体などが挙げられる。また、この合成高分
子担体は、その表面を非イオン界面活性剤で前処理した
ものであっても良い。
特に好ましいものとしては、スチレン、クロルスチレン
、アクリル酸、ビニルトルエン、メタクリル酸メチルエ
ステルの重合または共重合体が例示される。
これらの固相にオリゴdTを固定化する方法としては、
吸着法および化学結合法のいずれをも利用することがで
きるが、より高い感度を得られる点で化学結合法が好ま
しい。
特に、オリゴdTの5゛末端側で固相に化学結合せしめ
る方法が好ましく、例えば、アミノ基を有するポリスチ
レンやポリペプチド等のアミノ基を有するかこれを導入
した固相のアミノ基にオリゴdTの5”末端に存在する
リン#!歿基を縮合剤等の存在下活性化し、アミン基と
リン酸基を縮合する方法、例えば1−エチル−3−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩等の
縮合剤の存在下、好ましくは1−メチルイミダゾールを
添加して縮合せしめれば良い。
また、他の方法として、例えば、カルボキシル基を有す
るスチレン等のカルボキシル基を有しまたはこれを導入
した固相のカルボキシル基に対し、オリゴdTの5゛末
端のリン酸残基に上記縮合剤により予めアミノ基を結合
導入せしめ、次いで、カルボキシル基とアミノ基を脱水
縮合せしめる方法が挙げられる。
さらに、スルホン酸基や水酸基、ジメチルアミノ基等の
官能基を有するかまたはこれを導入した固相とオリゴd
TまたはオリゴdTの5°末端を適当な官能基となし、
適当なスペーサーを用いて両者を結合しても良い。
形状としても特に限定されず、ボールや粒子状、繊維状
の表面や、プレート、容器等の壁面に固相化したもので
あっても良い。
固相化オリゴdTの単位面積当たりの固相への結合量は
、好ましくは 1.2pmol/Cm2以上であればよ
く、通常は、5.0 pmol/Cm2の結合量までに
は最高の吸光度を与え、それ以上の結合量においても測
定可能であるが、結合量が多すぎると感度の面および経
済性の面から好ましくなく、好ましくは1.2〜5.0
pmol/cm2の範囲が例示される。
基質として用いられるビオチン化デオキシヌクレオシド
トリホスフェート(以下、ビオチン化dUTPあるいは
標識基質と略称することがある)は、例えば、ビオチン
基とウラシルデオキシヌクレオシド基がアリールアミン
等の適当なスペーサーを介して結合した化合物があげら
れ、具体的な化合物例としては、例えば、5− (N−
(N−ビオチニル−ε−アミノカプロイル)−3−アミ
ノアリール〕−デオキシウリジントリフオスフェート(
ピオチン化−11−dUTP)、5− (N−〔N−(
ビオチニル−ε−アミノカプロイル)−γ−アミノブチ
リル〕−3−アミノアリール〕−デオキシウリジントリ
フオスフェート(ビオチン化−16−dUTP)等のよ
うにビオチニル基が適当なスペーサーを介してdUTP
と結合された化合物である。ビオチン化−11−dUT
P及びピオチン化−16−dUTPは、市販されている
化合物であり、また、それ以外の化合物も特開昭57−
209297号公報等の公知文献に記載の方法に準じて
容易に調製される。
ビオチン量測定のために用いられる試薬およびその組成
物としては、一般にビオチン量を測定するために用いら
れるものを採用することができ、例えばFITC(フル
オレラセンイソチオシアネート)蛍光検出用組成物、パ
ーオキシダーゼ検出用組成物、酸性ホスファターゼ検出
用組成物、アルカリホスファターゼ検出用組成物、β−
ガラクトシダーゼ検出用組成物等が挙げられる。
FITC蛍光検出用組成物としては、例えば、兎IgG
ビオチン抗体およびFITC結合山羊抗兎IgG抗体か
らなる組成物並びにFITC結合アビジン等が挙げられ
、また、パーオキシダーゼ検出用組成物としては、例え
ばストレプトアビジン−ビオチン化西洋わさびパーオキ
シダーゼ複合体、リン酸Ili新液等の適当な緩衝液お
よびオルトフェニレンジアミンおよび過酸化水素からな
る組成物が挙げられる。 更に、酸性ホスファターゼ検
出用組成物としては、例えばストレプトアビジン−ビオ
チン化酸性ホスファターゼ複合体、リン酸緩衝液等の適
当なm新液、パラニトロフェニルホスフェート等の発色
基質あるいは4−メチルウンベリフェリルホスフェート
等の蛍光基質からなる組成物等が、アルカリホスファタ
ーゼ検出用組成物としては、例えばストレプトアビジン
−ビオチン化アルカリホスファターゼ複合体、トリス塩
酸緩衝液等の適当なyi衝新液よびパラニトロフェニル
ホスフェート等の発色基質あるいは4−メチルウンベリ
フェリルホスフェート等の蛍光基質からなる組成物、ス
トレプトアビジン化アルカリホスファターゼ、トリス−
塩酸緩衝液等の適当な!!衝新液よびパラニトロフェニ
ルホスフェート等の発色基質あるいは4−メチルウンベ
リフェリルホスフェート等の蛍光基質からなる組成物が
、また、β−ガラクトシダーゼ検出用組成物としては、
例えば、ストレプトアビジン−β−ガラクトシダーゼ結
合体、リン酸緩衝液等の適当な緩衝液および2−ニトロ
フェニル−β−ガラクトシド等の発色基質あるいは4−
メチルウンベリフェリル−β−ガラクトシド等の蛍光基
質からなる組成物等が挙げられる。
これらの組成物は、既に市販されているものを利用して
もよく、また、公知文献を参考にして、種々調製し、ビ
オチン量測定用試薬組成物としても良い。
本発明の被検液中の逆転写酵素を決定する方法を実施す
るには、まず、ポリAと固相化オリゴdTとをハイブリ
ダイズせしめ、次いで充分洗浄せしめて調製したハイブ
リダイズ物を用い、該ハイブリダイズ物とビオチン化d
UTPとを被検液の存在下反応させ、未反応のビオチン
化dUTPを除去した後、ビオチン化dUTP量を測定
すればよい。
ポリA(平均鎖長:255塩基)と固相化オリゴdT(
平均鎖長: 21.5塩基)の量的関係は、固相化オリ
ゴdTを1(モル比)としたときに、ポリAを3〜0.
07の比とすることが好ましく、適宜、固相化オリゴd
Tの単位表面積当たりの結合量において好ましいポリA
の量とすれば良い。
ハイブリダイズは、pH4〜9、好ましくは5〜8に調
整した各種緩衝液や生理食塩水等の水性媒体中で行なわ
れるが、これに塩等を添加しても良く、又ハイブリダイ
ズを阻害′せしぬない限りホルムアミド等の有機溶媒を
添加しても良い。さらに、ハイブリダイズせしめやすい
という点で、水性媒体中の各種電解質の温度は高いほう
が好ましい。
また、ハイブリダイズに要する処理時間は、通常は1〜
24時間、十分にハイブリダイズせしめるためには10
時間以上が好ましく、より好ましくは15〜24時間程
度であり、ハイブリダイズ温度は、通常、凍結しない温
度以上であり、約50℃以下程度、好ましくは4〜42
℃程度とされる。
ハイブリダイズ生成物の洗浄には、各種緩衝液、生理食
塩水等の水性媒体が用いられ、その電解質濃度はその後
の逆転写酵素測定液の濃度と同じか又はそれ以上である
ことが好ましい。本発明においては固相化ブライマーを
使用していることからハイブリダイズ物の洗浄は濾過、
遠心分離、デカンテーション等により容易に実施するこ
とが出来、洗浄回数は、通常、十分量で3〜5回程度と
され、十分に洗浄される量と回数で行なわれれば良い。
反応は、被検液、上記ポリA−固相化オリゴdTハイブ
リダイズ物および標識基質としてのビオチン化dtJT
Pを、pH6,5〜8に調整したトリス−塩酸緩衝液、
リン酸緩新液等ノvIi衛液中、37°C付近で0.5
〜24時間インキュベートし、系中に存在する逆転写酵
素の作用により、前記ビオチン化dUTPをポリA−固
相化オリゴdTハイブリダイズ物のブライマ一部に結合
せしめる。
被検液としては、逆転写酵素の存在、非存在または逆転
写酵素の酵素活性を測定しようとする検液であれば良く
、例えば、レトロウィルス感染細胞の培養液を挙げるこ
とができる。
更に、ポリA−固相化オリゴdTハイブリダイズ物と結
合したビオチン化dUTP (以下、反応生成物という
ことがある)と未反応のビオチン化dUTPとの分離は
、固相化オリゴdTを用いているので、濾過、遠心分離
、デカンテーション等により容易に実施することができ
る。
基質として利用されたビオチン化デオキシウリジンの量
、すなわち反応ピオチン化dUTP量は、伸長工程を経
てブライマーに結合したビオチン化デオキシウリジンの
ビオチン量をビオチンの測定用試薬を用いて測定すれば
良く、例えば、ビオチン含量の測定用試薬として、スト
レプトアビジン化アルカリホスファターゼ、トリス−塩
酸緩衝液、パラニトロフェニルホスフェートからなる組
成物を用いた場合には、次の様にして実施される。
すなわち、0.15〜0.5MのNaC1を含むpH7
,5〜9.5に調整したトリス塩酸緩衝液に0.05〜
10 、ug/mH!度のストレプトアビジン化アルカ
リフォスファターゼを含有させて得た溶液に、ビオチン
化dUTPの反応した固相担体を10〜60分程度浸漬
させる。十分量の上述l1m液で少なくとも3回以上同
相担体を洗浄し、次に例えば1 mM Mg C12を
含む50mMジエタノ−ルアミンー塩酸緩lti澄(p
H9,5〜10)に1mg/mlのパラニトロフェニル
ホスフェートを溶解させて得た溶液に、固相担体を 0
.1〜2時間浸漬させて発色せしめる。発色量の定量は
、波長405nmの吸光度を測定すれば良い。
かくして測定されたビオチン化dUTPの結合量は、系
中の逆転写酵素量、すなわち被検液中の逆転写酵素量を
反映するものであるので、これから逆転写酵素量等を決
定することができる。
さらに、より検出感度を上げるために標識基質の他に、
基質としてデオキシチミジントリホスフェート(以下、
dTTPと略すこともある)を加えることができる。こ
のような目的のために使用されるdTTPO量は、通常
、標識基質であるビオチン化dUTP量に比して、モル
比で2〜20倍、好ましくは3〜4倍である。
本願方法による逆転写酵素量の決定は、通常0.000
05〜1ユニット程度の逆転写酵素が決定しうる感度の
良いものである。
また、本発明の体液中の逆転写酵素中和抗体検出による
被検者のレトロウィルス感染の確認法を行なうに際して
は、被検体液および逆転写酵素存在下、基質として少な
くともビオチン化dUTPを用い、これをポリ人および
固相化オリゴdTのハイブリダイズ物と反応させる。こ
の工程は、予め酵素活性を測定した逆転写酵素含有溶液
を通常0.001〜1ユニツト、好ましくは0.001
〜0.01ユニツトに調製し、これと被検体液とを混合
し、約4°Cで通常0.1〜2時間、好ましくは 10
〜60分間ブレインキュベートした後、更に基質として
のビオチン化dUTPを通常0.5〜100μM、好ま
しくは1〜5μM含有する、pH6,5〜8に調整した
トリス−塩12m5液等の11面溶液が存在するポリA
および固相化オリゴdTのハイブリダイズ物へ加え、約
37°Cで0.5〜24時間程度インキュベートする。
逆転写酵素としては、ヒト免疫不全ウィルス1型(H工
■)、ヒト免疫不全ウィルス2型、アカゲザル免疫不全
ウィルス、マウス乳腺腫ウィルス、ヒトT細胞白血病ウ
ィルス丁型、ラウス株トリ肉腫ウィルス、ラウス関連ウ
ィルス2型、B型肝炎ウィルス(HBV)などのレトロ
ウィルス等のウィルス粒子を非イオン性界面活性剤、例
えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(
トリトンX−100,NP−40)で溶解処理して得た
ものを使用することができる。
また、被検体液としては、逆転写酵素に対する抗体をも
つ人体に含有されまたは産生される任意の体液であれば
よく、好ましくは血清である。
血清は、30〜50%飽和硫安で沈澱させたもの、ある
いはDEAE、QAE−セファデックス等陽イオン交換
樹脂を通過させたものが通常用いられる。
反応および未反応ビオチン化dUTPの分離およびそれ
らの量を測定する方法も、前述の逆転写酵素の決定方法
に準じれば良い。
かくして測定系中の反応または未反応ピオチン化dUT
P量が求められるのであるが、系中の逆転写酵素は被検
体液由来の抗体により失活され、この結果、反応ピオチ
ン化dUTP量が減少する。 従って、陽性体液コント
ロールおよび陰性体液コントロールを指標とすることに
より体液中の逆転写酵素中和抗体価を測定することがで
き、この抗体価はその被検体液を持つ被検者のレトロウ
ィルス感染の有無のN、認の指標となる。
本発明においても、ポリA(平均鎖長:255塩基)と
固相化オリゴdT(平均鎖長: 21.5塩基)の量的
関係は、固相化オリゴdTを1(モル比)としたときに
、ポリAを3〜0.07の比とすることが好ましく、適
宜、固相化オリゴdTの単位表面積出たりの結合量にお
いて好ましいポリAの量とすれば良い。
また、より検出感度を上げるために標識基質のほか更に
基質としてdTTPを加えることができる。 このよう
な目的のために使用されるdTTPの量は、通常標識基
質であるピオチン化dUTP量に比しモル比で2倍〜2
0倍、好ましくは3〜4倍である。
本発明方法を有利に実施するためには、例えば ■人為的に調製されたアデニンリボポリヌクレオチド鋳
型RNAと鋳型RNAに相補的な固相化オリゴデオキシ
チミンヌクレオチドのハイブリダイズ物 ■ピオチン化デオキシウリジントリホスフェート、およ
び ■ピオチン量測定用試薬、 を含有してなる逆転写酵素測定用キットを利用すること
ができる。
これらキットは、溶液状態のものであっても良いが、使
用時に脱イオン水、生理食塩水、各種緩衝液等で溶解す
るような凍結乾燥試薬とすることもできる。
[発明の効果] 本発明方法により、例えばHIVの保持者のリンパ球培
養土清中の逆転写酵素活性を放射性標識を使わずに検出
することが可能となった。また、AIDS発症と密接に
関連のある抗進転写酵素中和抗体量も放射性物質を使用
せず測定できるようになったので、HIVキャリヤーの
発症の可能性等を容易に監視することができる。
特に本発明方法では、固相化オリゴdTとポリA−固相
化オリゴdTハイブリダイズ物を使用するので、反応時
間が短くてすみ、また、反応生成物と未反応物の分離が
極めて容易であるので、測定時間の短縮、多数のサンプ
ル数を処理すること等が可能となり、機械化に好都合で
ある。
また、オリゴdTを1(モル比)としてポリAを0.0
7〜3の比とした場合には感度良く、さらにポリAtt
O,5〜2.6とした場合には更に好ましく測定するこ
とが可能となった。
[実施例] 以下、実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に説明するが
、本発明は何らこれに限定されるものではない。
実施例 1 予め調製した鋳型ポリAと固相化オリ ゴdT12−+sのハイブリダイズ物による逆転写酵素
反応と液相系逆転写酵素 反応との反応速度の比較: (1)オリゴd T 、、、!lのアミノ化プレートへ
の固定 100mM  1−−Cチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(CDIと略す;ペ
プチド研究所説)と100mM  1−メチル−イミダ
ゾール−塩酸緩衝液(pH7,0、IMDと略す;SI
GMA社製)を含む水溶液に“、オリゴdT+2−+s
(平均鎖長:15塩基、平均分子量:4,950ダルト
ン;ファルマシア社製)を200 n g 750μl
となるように溶解し、その50μmずつをアミノプレー
ト(底面積0.32cm”;住人ベークライト社製)の
ウェルに分注(反応液が接触するウェルの表面積は0.
63cm’) し、室温で24時間反応させた。反応後
、この溶液を捨て、0.15M NaC1を含む0.1
M  トリス−塩酸緩衝液(pH7,5;以下、TBS
と呼ぶ)の200μmでウェルを洗浄し、同じく2回、
緩衝液200μmでウェルを洗浄し、同じく2回TBS
200μmで洗浄し、これを固相化プライマー(オリゴ
dT+2−to固定プレート)とした。
(2)鋳型ポリAと固相化プライマーのハイブリダイゼ
ーション 0.5MNaC1を含む0.1Mトリス−塩酸緩衝液(
pH7,5;以下高塩濃度TBSと呼ぶ)にて100 
n g / 50μlとなるように調製したポリA(平
均鎖長:255塩基、平均分子量:86,700ダルト
ン;ファルマシア社製)50μmを上記(1)で調製し
たオリゴdT+2−+e固定プレートに添加し、4°C
で18時間ハイブリダイズせしめた後、高塩濃度TBS
にて5回洗浄した。
(3)逆転写酵素反応 逆転写酵素によるDNA鎖伸長反応を行なわせるのに、
2箔製度の反応緩ff1li液(100mM  トリス
−塩酸緩衝液(pH7,8)、24mMジチオスレイト
ール、2.4mM還元型グルタチオン、20 m M 
k(g C12,320mM KCI、2mM xチレ
ングリコール四酢酸、0.4% トリトンX−100,
4%エチレンゲルコールからなる緩衝液)の50μmに
 0.4nmolのビオチン化−11−dUTP (エ
ンゾ社製)を添加し、これを上記(2)に記載の如くし
て得られた固相化ブライマーとポリAがハイブリダイズ
したウェルに分取した。次にリン酸!!衛生理食塩水(
pH7,4、以下、PBSと呼ぶ)にて15mU150
μlに調製した逆転写酵素(ラウス関連ウィルス2型(
RAV−2)由来、宝酒造製)を50μmウェルに加え
、混合した後、37°Cで1.2.3および24時間作
用せしめた。
(4)酵素反応生成物(ビオチン化DNA)の定量 上記(3)に記載の如くして得られたそれぞれの反応液
に10μmの5M NaC1を添加し、5分間放M後、
0.5MNaC1と0.05M MgC1゜を含む0.
1M  トリス−塩酸mfi液(pH9,5、以下、洗
浄液と呼ぶ〉の200μmにてウェルを洗浄し、同じく
2回から4回洗浄液200μlで洗浄した。
次いで、洗浄液に溶解した3%牛血清アルブミンの10
0μlをウェルに分取し、37°Cで1時間インキュベ
ートした。3%牛血清アルブミン液を捨てた後、洗浄液
で1000倍に希釈したアルカリホスファターゼ標識ス
トレプトアビジン(最終濃度0.088μg/ m 1
、BRL社製)の50μmをウェルに分取し、室温で1
時間インキュベートした。
200μmの洗浄液にて同様にウェルを3回から5回洗
浄して余分なアルカリホスファターゼ標識ストレプトア
ビジンを除去した後、ウェルに残っているアルカリホス
ファターゼの酵素活性を測定することにより、ビオチン
化DNAの定量とした。
アルカリホスファターゼの酵素活性の測定は、パラニト
ロフェニルホスフェートを1m M M g C12を
含む50mM  ジェタノールアミン−塩酸緩衝液(p
H9,5)にて1m g / m 1になるよう溶解し
、その50μlを各ウェルに加え、37゛Cで30分イ
ンキュベートし、次いで、0.5規定NaOHの50μ
mをその反応液へ添加することにより酵素反応を終了さ
せ、アルカリホスファターゼ活性により呈色した吸収波
長405nmの吸光度をプレートリーダー(J−200
0型、インターメッド社製)にて測定することによって
行なった。
15mUの逆転写酵素を使用して1時間、2時間、3時
間、及び24時間反応せしめた時に得られた吸光度を第
1表に示す。
第   1   表 反応時間 (h) 吸  光  度 傘 1.0 2 5 1.938 2.2 3 3 2.7 1 2 上記結果が示すように、伸長鎖反応には時間依存性があ
った。そして、この測定法においては、吸光度0.1以
上にて信頼できる測定値が得られることが知られている
ので、本発明方法によれば、反応開始後1時間で既に定
量を行なうことができることが理解される。これに対し
、以下に示す参考例1の比較方法(液相系での反応)で
は反応開始後2時間においてやつと測定できた。
この様に固相化プライマーを使用して逆転写酵素反応さ
せる本発明方法は、液相系での反応の時よりも短い時間
で逆転写酵素の活性を測定することが出来、より優れた
ものであることが明らかである。
参考例1 液相系に於ける逆転写酵素反応生成物の経時変化 実施例1(3)に記載した2信認度の逆転写酵素反応1
衝液50μmに、1μgのオリゴdT+2−+s、0.
1μgのポリA、0.4nmolのビオチン化−11−
dUTPを添加し、そこへ 15mUのRAV−2由来
逆転写酵素を加えて全量を100μmとし、37°Cで
1.2.3および24時間の各時間作用せしめた。
この反応液に10倍量のIN塩酸と0.1Mピロリン酸
ナトリウム塩を含む溶液を添加し、撹拌混合した後、1
0分間氷冷した。
この溶液を、ナイロン膜100C璽2(日本ボール社製
:商品名バイオダイン)を装着した96穴マニホールド
(BRL社製)で吸引、濾過し、伸長操作をせしめたビ
オチン化DNA鎖をナイロン膜へと吸着せしめた。
ここで得られたビオチン化DNAを吸着したナイロン膜
に、緩衝液1 (0,1M  トリス−塩酸I!衝新液
pH7,5) 、0.15MNaC1とからなる緩衝液
)に3%BSAを添加し、65°Cで1時間インキュベ
ートした。
該溶液からビオチン化DNAを吸着したナイロン膜を取
りだし、次に緩衝液1で1000倍に希釈したアルカリ
ホスファターゼI識ストレプトアビジン溶液中に、ナイ
ロン膜100cm’当り該溶液7mlの割合で10分間
装いた。続いて、ナイロン膜を緩衝液 1100mlに
15分間曝し、同じく佳2回ビオチン化DNAgを吸着
したナイロン膜を緩衝液 1 100m1に15分間曝
し洗浄した。
更にピオチン化DNA鎖を吸着したナイロン膜を取りだ
し、緩衝液2 (0,1M  トリス−mMfiffi
液(pH9,5) 、0.1MNaC1及び50 m 
M M g Cl 2からなる緩衝液)100mlで1
0分間洗浄した。
発色は、0・33 m g / m 1のニトロブルー
テトラゾリウム(NET)と0.17mg/mlの5−
ブロモ−4−クロロ−3−インドール−リン酸塩(BC
IP)を含む緩衝液2(ナイロン膜100cm”当り7
.5mlの割合で使用する)中に30分分間−た。ナイ
ロン膜上に出現した発色スポットを、デンシトメーター
(C8−930、島原製作所製)を用い、波長550n
mで測定した。
液相系に於ける逆転写酵素反応の1.2.3および24
時間に於ける反応生成物の面積強度を第2表に示す。
第 表 反 応 時 間 面 積 強 度 2.3 7.3 9.2 この測定条件においては、面積強度が7×103以上で
信頼できる測定が可能である。
従って、液相系の逆転写酵素反応では、反応開始後1時
間ではまだ定量性のある十分な面積強度は得られず、開
始後2時間から定量可能な面積強度が得られた。
実施例2 予め調製した各量鋳型ポリAと固相化 dT+o−2□のハイブリダイズ物における逆転写酵素
反応 実施例1(1)の手法により、オリゴ d T l−24(平均鎖長: 21.5塩基、平均分
子量ニア、095ダルトン;ファルマシア社製)を固定
した固相化ブライマーに、実施例1(2)の手法に準じ
て10μg、1μg、1100n、Longおよびln
gのポリAをハイブリダイズせしめ、洗浄してハイブリ
ダイズ物を調製した。このハイブリダイズ物に、実施例
1(3)記載のピオチン化−11−dUTP含有2倍濃
度箔製転写酵素緩衝液に更に0.96nmo1のdTT
P (ベーリンガーマンハイム社製)を添加した混合液
を 50μm添加し、更に0.1mTJのRAV−2由
来逆転写酵素を37°Cで18時間作用せしめた。その
後、実施例1(4)に記載の手法で固相に伸長したビオ
チン化DNAを測定した。
参考例2 予めハイブリダイゼーションさせず、逆転写酵素反応開
始時にポリAを添加した場合の逆転写酵素反応 実施例1(3)に記載した2倍の濃度の反応緩衝液の5
0μlに、0.24nmolのピオチン化−11−dU
TPおよび0.96nmo1のdTTPと、10μg、
1μg、1100n、10ngおよびlngの各員のポ
リAとを添加し、これを実施例2で調製したオリゴd 
Tlo−2a固定化プレートの各ウェルに分取した。次
に、同様にPBSにて0゜1mU150μlに調製した
RAV−2逆転写酵素50μlを該ウェルに加え、混合
した後、37°Cで18時間インキュベートして逆転写
酵素を作用せしめた。その後、実施例1(4)に記載の
手法で、固相に伸長したビオチン化DNAを測定した。
固相化プライマーと各員のポリAを予めハイブリダイズ
物させた場合(実施例2)と逆転写酵素反応開始時に各
量ポリAを添加した場合(参考例2)とについて、0.
1mUのRAV−2由来逆転写酵素を37°Cで18時
間作用せしめた時に得られた吸光度を第3表に示した。
第   3   表 (ng) 実施例2 参考例2 1      0.0090    0.020010
     0.0380    0.1360100 
    0.2920    0.17351.000
     0.2g70   0.155010 00
0     0.2655   0.2325以上の結
果から、1100n以上のポリAを用いる場合には予め
固定オリゴd Tl9−14とハイブリダイズさせてお
いた実施例2の方が予めハイブリダイズせしめずに測定
を行なった参考例2より高い感度が得られた。
実施例3 実施例2により得た固相化オリゴdT 9−24に実施例1(2)の手法に準じて1100nの
ポリAをハイブリダイズせしめて洗浄し調製したハイブ
リダイズ物を用い、実施例2に従って、37°C118
時間逆転写酵素反応を行なった。
この時、RAV−2由来逆転写酵素の存在i1をO= 
0.01.0.02.0.04.0.08、o、16.
0.31、 0.63.1.25.2.5および5mU
 (以上、溶液量は各々50μl)として各々実施し、
その後、実施例1(4)に従って吸光度を測定した。
この結果は後記第4表に示す。
参考例3 実施例1(3)に記載の2箔製度の反応緩衝液50μm
に、0.24nmolのピオチン化−11−dUTP、
0.96nmolのdTTP及び1.OOOngのポリ
Aとを添加し、これを実施例2にて調製した固相化オリ
ボd T t。−24の各ウェルに分取した。これにP
BSにて 50μl溶液量としたRAV−2由来逆転写
酵素を0,0.01.0.02.0.04.0.08.
0.16.0.31.0.63.1.25.2.5およ
び5mU加え、各添加量で逆転写酵素反応を行なった。
そして実施例1(4)に従って吸光度を測定した。
実施例3および参考例3の測定結果を第4表に示すが、
同表が示すとおり、実施例3では、逆転写酵素が0.0
4mU位から測定し得るのに対し、参考例3では0.0
8mUにおいても測定しにくいという結果であった。
(以下余白) 第 表 Q         Q         00.01
     0.015    0.0130.02  
   0.021    0.0230.04    
 0.0g2    0.0270.08     0
.159    0.0650.16     0.3
51    0.1220.31     0.752
    0.3010.63     1゜167  
  0.6381.25     2.239    
1.8012.5      2.476    2.
1275       2.777    2.625
ネ λ=405nm 実施例4 逆転写酵素反応に至適な固相化オリゴ d Tl9−24量とそれにハイブリダイズするポリA
の量 逆転写酵素反応にとって最も効率の良V)プライマーと
鋳型の実質量比を決定する為に、以下の実験を行なった
(1)アミノプレートに結合する実質オリゴd T19
−24量の決定 ■オリゴd T 19−2aの標識 10μgのオリゴdTIo−2aを20μmの水に溶解
し、これに10倍の濃度のカイネーション緩衝液 (5
00mM)リス−塩酸緩衝液(pH7−,6)、100
mM MgCl2.100mM  2−メルカプトエタ
ノール)を2μl、10μCi/μlの[γ−32P]
ATPを1μl、20ユニツト/μl  T、ポリヌク
レオチドキナーゼを1μm添加し、37℃で30分イン
キュベートすることにより、オリゴd T 1G−2a
の5°末端を[γ−32P]標識した。30分後、反応
生成物のうち2ngをペーパ゛−クロマトグラフ法によ
り展開しく展開液は350tpMギ酸アンモニウム)、
濾紙を乾燥後5等分して原点に放射活性があること、即
ちオリゴdTが[γ−32p ] 標識されていること
を確認した。展開し、5等分した濾紙を原点から1.2
.3.4.5と番号をつけ、測定したそれぞれの放射活
性を第5表に示した。
第 表 展開画分番号 放  射  活 性 1(原点’)      4587 放射活性の91%は原点、即ちオリゴdT1ト24の局
在する両分にあり、オリゴdT、。
24は[γ−32P〕標識されたことが確認された。
また第5表から、 ラベル率: 91% 比活性: 2.3X10’ cpm/μgと計算された
残った反応液に更に30μlの水を加えて全量を50μ
lとし、これに等量のフェノール(予め1mMEDTA
を含む10mM  トリス−塩酸緩衝液(pH7,5)
で飽和させたもの)を加えて撹拌した後、水層を回収し
た。 これに5μlの3M酢酸ナトリウムならびに15
0μlの冷エタノールを加え、−80°Cで15分間冷
却した。遠心分wi後、上清を除き、残ったベレットを
冷75%エタノールで2回洗浄した。
■オリゴd T 19−2aのアミノ化プレートへの固
定と結合したオリゴd TlCl−24の定量残ったベ
レット(標識オリゴdT)を真空乾燥し、水で0.1μ
g/μlになる様に溶解し、これを2 、 OOOn 
g / 50 u l、200ng150μl、20n
g150μlおよび2 n g / 50μlとなるよ
うに実施例1(1)記載のCDIとIMDを含む水溶液
で希釈し、その50μmをひとつのウェルずつに分断し
たアミノブレートに分注し、室温で24時間反応させた
。反応後、実施例1(1)の記載通りに洗浄し、ウェル
に残った放射活性を測定した。各標識オリゴdT量を使
用したときにアミノブレートのウェルに残った放射活性
と標識オリゴdTの比活性(2,3xlO’cpm/μ
g)ならびに平均分子量(7,095ダルトン)から計
算されるアミノブレートへ結合したオリゴ dT+o−2a実質量(重量ならびにモル数)を第6表
に示し、またオリゴd T19−24反応液が接触する
ウェルの表面積(0,63cm2)から計算される単位
面積当りのオリゴ dT+o−24の結合量を第6表に示す。
(以下余白) 第 表 2        +、637     0.71  
   0.10020      13.003   
  5.67     0.799200     2
6.555    11.58     1.6332
、OQO47,79820J       2.933
以上の結果がら、アミノブレートの1ウエルに結合した
オリゴdT、。−24量は、添加したオリゴdT、。−
24量に比例して増加し、オリゴd Tlo−zaミラ
、000 n g添加した場合に、20 n g / 
1ウ工ル結合した。
アミノブレートの1ウエルは、底面積 0.32cm2の円柱型であって、オリゴd TIGI
−24の結合反応の総液量が50μmであることから、
オリゴdT’+o−2aが結合し得るウェル上の表面積
は0.63cm2となり、オリゴdT、。−24(平均
鎖長: 21.5塩基)の平均分子量が7.095ダル
トンであるがら、ウェル単位表面積当りの結合オリゴd
T量は、4.655pmo l/am2程度までであっ
た。
(2)固相オリゴdTにハイブリダイズするポリAの定
量 ■ポリAの[γ−32P]標識 50量gのポリAを100μlの水に溶解し、これに実
施例4(1)■に記述した10倍の濃度のカイネーショ
ン緩衝液を 10μl、10μCi/μlの[γ−”P
EATPを1μm、20ユニツト/μlのT、ポリヌク
レオチドキナーゼを2μl添加し、37℃で30分イン
キュベートすることにより、ポリAを[γ−32P]標
識した。30分律、反応生成物の25量gを実施例4(
1)■と同様にペーパークロマトグラフ法により展開し
、展開した濾紙を乾燥後、原点から1cmずつ6等分し
て原点に放射活性があること、即ちポリAが[γ−32
P]標識されていることを確認した。展開し、6等分し
た濾紙を原点から1.2.3.4.5.6と番号をつけ
、測定したそれぞれの放射活性を第7表に示した。
第 表 展開画分番号 (原点) 放 射  活  性 (c pm) 放射活性の85.8%は原点、即ちオリゴdT、。−2
4の局在する画分にあり、オリゴdTlG−2aは[γ
−32P]標識されたことが確認された。また、第7表
から、 ラベル率:  85.8% 比活性: 1.14X10’cpm/μgと計算された
残った反応液を実施例4(1)■にボした方法に従い、
除蛋白、エタノール沈澱した。
■[γ−32P]標識ポリAと固相化オリゴdTのハイ
ブリダイゼーション 実施例4(2)■により除蛋白、エタノール沈澱して得
たベレット(1!識ポリA)を真空乾燥し、水で1ag
/μmになるように溶解し、これを10μg750μl
、1ag150μm、100 n g / 50 p 
1、Long150μlおよび1 n g / 50 
μmとなるように高塩濃度TBSにて希釈した。実施例
4(1)■で判明した各員のオリゴdT、。
24が結合したプレートのウェルへ各濃度に希釈した標
識ポリAを50μl添加し、4℃で18時間ハイブリダ
イズせしめた後、実施例1(2)の手法に準じてウェル
を5回洗浄し、ウェルに残った放射活性を測定した。各
員のオリゴdT+o−2a固定プレートに各員の標識ポ
リAを用いてハイブリダイズさせたときのウェルに残っ
た放射活性と標識ポリAの比活性(1,14x 10’
c pm/μg)ならびに平均分子量(86,700ダ
ルトン)から計算される各量固相化オリゴd Tly−
2aと実際にハイブリダイズした標識ポリ重量(重量な
らびにモル数)を第8表に示し、また、ポリA液が接触
する各オリゴd T 、、2.固定プレートのウェルの
表面積(0,63cm2)から計算される単位面積当り
のポリAのハイブリダイズ量を第9表に示す。
(以下余白) (3)逆転写酵素によるDNA鎖伸長反応に於ける鋳型
と固相化プライマーの至適量の検討 実施例4(2)■で判明した各社のポリAと各固相化オ
リゴdT+o−24のハイブリダイズ物について、0.
1mUのRAV−2由来逆転写酵素を用い、実施例2の
手法により逆転写酵素を作用せしめた。実施例1(4)
の手法により伸長したビオチン化DNAを測定し、逆転
写酵素反応に対して最も感度よく測定できる至適な固定
化オリゴdT、。−24とポリAのハイブリダイズ量を
調べた。
各ポリAと固相化オリゴdT、。−24量の組み合わせ
のハイブリダイズ物のモル比と、その各モル比で、0.
1mUのRAV−2由来逆転写酵素を37°Cで18時
間作用せしめた時に得られた吸光度を第9表に示した。
以上の結果から、信頼し得る最低の吸光度(約0.1程
度)を得る為の固相化オリゴdT19−24とポリAの
至適量は、固相化オリゴd T IG−2−(平均鎖長
: 21.5塩基、平均分子量7,095ダルトン)の
量は5.6ng(1,2pmo 1/am”)から20
ng (5pmol/cm”)程度、好ましくは11.
5ng (2,6pmol/cm’)程度であった。
また、この範囲の量の固相化オリゴ dT、。−24で0.1程度の吸光度を得る為の固相化
オリゴd T 1.−24とハイブリダイズさせるポリ
A(平均鎖長:255塩基、平均分子量86,700ダ
ルトン)の量は19ng(0,3pmo 17am2)
から567ng(10pmol/cm2)で、好ましく
は82ng (1,5pmol/cm2)であった。
これらの事から、逆転写酵素反応に最も好ましい固相化
オリゴd T +o−2a :ポリAのハイブリダイズ
量は、18ng/cm”: 130n g / Cm 
2であり、モル比としてはおよそ1:  0.6であっ
た。
実施例5 ポリAならびにポリdAを鋳型とした 時の逆転写酵素反応 実施例1(1)の手順に準じて調製したオリゴdT、。
−24固定プレートに、実施例1(2)の手法に準じて
1100nのポリA、あるいはポリdAをハイブリダイ
ズせしめ、洗浄してハイブリダイズ物を調製した。この
ハイブリダイズ物を用い、実施例2に記載の手法により
1mU150.ulのRAV−2由来逆転写酵素を37
°Cで18時間作用せしめ、実施例1(4)の手法によ
り伸長したピオチン化DNAを測定した。鋳型にポリA
およびポリdAを使用して逆転写酵素を作用せしめた時
に得られた吸光度を第10表に示す。
第 表 鋳 型 吸 光 度 * ポリ A 1.53 ポリdA     O,012 この様に、ポリdAでは逆転写酵素は作用せず、鋳型を
ポリAにすることで逆転写酵素を特異的に測定すること
が出来た。
実施例 6 逆転写酵素活性阻止抗体の定量 Mo1t−4細胞(大日本製薬■より請人)をヒト免疫
不全ウィルス(Human Immunodefici
ency Virus ; HI V )に感染させ、
この細胞を10%牛脂児血清を添加したRPMI−16
40培地(ギブコ社製)中、炭酸ガス濃度5%、37°
Cで2週間前後培養した。培養上清を30,000rp
mで1時間遠心してウィルス粒子ベレット(106個)
を取得し、これを0.5% トリトンX−100,0,
8mM NaC1,0,5mM フェニルメチルスルフ
ォニルフロライド、20%グリセリン及び50mM ト
リス−塩酸(pH7゜8)とからなる緩i!i液に懸濁
し、酵素液とした。
一方、HIV感染者から得た血清を50mMエチレンジ
アミン−酢酸緩衝液(pH7,0)にて20倍に希釈し
、その1mlをQAE−セファデックスA −50カラ
ム(ゲルペット1m1)へ通し、その素通り画分4ml
を、部分精製した坑道転写酵素抗体として使用した。
最初に、25μlの上述した酵素液と25μmの抗体原
液、1/10及び1/100希釈液あるいはPBSをそ
れぞれ混合し、4°Cで30分間インキュベートした。
実施例1(1)の手順に準じて調製したオリゴdT、、
−□4固定プレートに、実施例1(2)の手法に準じて
1100n/のポリAをハイブリダイズせしめ、洗浄し
調製したハイブリダイズ物を用い、実施例2で記述した
手法に従ってこの混合液中に残存している逆転写酵素活
性を測定した。その結果、第11表に示すような吸光度
が得られ、血清中に存在する坑道転写酵素抗体が定量さ
れた。
第   11   表 抗体希釈倍率    吸光度* ×1 ×   10 × 100 (抗体なし) 0.0 2 1 0.180 0.5 6 8 1.174 * ^=405nm 実施例7 オリゴdT鎖長の違いによる逆転写酵 素反応 鎖長がそれぞれ、8.10.12.15.12〜18.
19〜24.25〜3oおよび272のオリゴdT(す
べてファルマシア社製)の200ngずつを実施例1(
1)に記載した方法でアミノプレートに固定し、実施例
1(2)の記載に準じて100nHのポリAを使用して
各固相化オリゴdTとハイブリダイズせしめ、洗浄して
それぞれハイブリダイズ物を調製した。各ハイブリダイ
ズ物について、実施例2の条件で0.1mUの逆転写酵
素を作用せしめ、実施例1(4)に記載の方法に準じて
伸長したビオチン化DNAを測定した。オリゴdTの長
さと吸光度の程度の関係を第12表に示した。オリゴd
T鎖の長さに応じて吸光度は上昇した。鎖の長さは10
以下においては好ましくはなく、12以上において好ま
しい結果であり、従って通常、鎖の長さは11以上で用
いられることが確認された。
第 表 オリゴdT 吸光度本 12〜18 19〜24 25〜30 0.0 2 9 0.0.62 0.118 0.146 0.152 0.2 9 1 0.501 0.6 2 1 実施例8 dTTP添加量によるビオチン化DN Aの検出感度の変化 実施例1(1)の記載に準じて固定したオリゴdT、。
−24固定プレートに、実施例1(2)の手法によりt
oongのポリAを使用してハイブリダイズせしめ、こ
れに実施例1(3)で記載した2倍浪度の反応緩衝液4
6μlを分取した。一方、ビオチン化−11−dUTP
とdTTPをその混合モル比でそれぞれ1:0.1:3
.1;4.1:5゜7.1:9.1 : 12.3.1
:19、1:24.1:29.1:39.1:49およ
び1:99となるように混合し、これらの混合液をビオ
チン化−11−dUTPとdTTPを併せて最終濃度が
0.3mMになる様に調製した。これらの0.3mM 
ビオチン化−11−dUTPとdTTPの混合液をそれ
ぞれ4μmずつ、前述のポリAがハイブリダイズしたオ
リゴdT’+o−2a固定プレートに加え、反応緩衝液
と混合した。更にPBSで 1mU150μmとなる様
に調製したRAV−2由来逆転写酵素の50μlを各ウ
ェルに加え、混合した後に37℃で18詩間インキュベ
ートし、実施例1(4)の記述に準じてビオチン化DN
Aを定量した。ピオチン化−11−dUTPとdTTP
の各混合モル比に於ける吸光度を第13表に示した。
ビオチン化dUTP: dTTP   吸 光 度1混
合モル比 この結果から明らかなように、ビオチン化−11−dU
TPとdTTPの混合モル比が1:4の時に最も良い感
度が得られた。
以 上 出 願 人 東洋醸造株式会社

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも、水性媒体中で、人為的に調製された
    アデニンリボポリヌクレオチド鋳型RNAと該アデニン
    リボポリヌクレオチド鋳型RNAに相補的な固相化され
    たオリゴデオキシチミンヌクレオチドとをハイブリダイ
    ズせしめたハイブリダイズ物と、 ビオチン化デオキシウリジントリホスフェートとを被検
    液の存在下反応せしめ、該反応の反応生成物と未反応の
    ビオチン化デオキシウリジントリホスフェートを分離し
    た後、反応生成物もしくは未反応のビオチン化デオキシ
    ウリジントリホスフェートの量を測定することを特徴と
    する被検液中の逆転写酵素の決定方法。
  2. (2)固相化されたオリゴデオキシチミンヌクレオチド
    が、オリゴデオキシチミンヌクレオチドの5′末端と固
    相とが化学結合している固相化されたオリゴデオキシチ
    ミンヌクレオチドである請求項第1項記載の決定方法。
  3. (3)固相化されたオリゴデオキシチミンヌクレオチド
    が、11塩基以上のヌクレオチド残基からなる請求項第
    1項記載の決定方法。
  4. (4)固相化されたオリゴデオキシチミンヌクレオチド
    が、1.2pmol/cm^2〜5.0pmol/cm
    ^2であり、アデニンリボポリヌクレオチド鋳型RNA
    が、固相化されたオリゴデオキシチミンヌクレオチドを
    1としてモル比で3〜0.07の比でハイブリダイズせ
    しめたものである請求項第1項記載の決定方法。
  5. (5)反応に際し、さらにデオキシチミジントリホスフ
    ェートを含有せしめることを特徴とする請求項第1項記
    載の決定方法。
  6. (6)少なくとも、水性媒体中で、人為的に調製された
    アデニンリボポリヌクレオチド鋳型RNAと該アデニン
    リボポリヌクレオチド鋳型RNAに相補的な固相化され
    たオリゴデオキシチミンヌクレオチドとをハイブリダイ
    ズせしめたハイブリダイズ物と、 ビオチン化デオキシウリジントリホスフェートとを被検
    体液および逆転写酵素の存在下反応せしめ、該反応の反
    応生成物と未反応のビオチン化デオキシウリジントリホ
    スフェートを分離した後、反応生成物もしくは未反応の
    ビオチン化デオキシウリジントリホスフェートの量を測
    定し、この量から被検体液中の逆転写酵素中和抗体価を
    求めることを特徴とする被検者のレトロウイルスの感染
    確認法。
  7. (7)固相化されたオリゴデオキシチミンヌクレオチド
    が、オリゴデオキシチミンヌクレオチドの5′末端と固
    相とが化学結合している固相化されたオリゴデオキシチ
    ミンヌクレオチドである請求項第6項記載の感染確認法
  8. (8)固相化されたオリゴデオキシチミンヌクレオチド
    が、11塩基以上のヌクレオチド残基からなる請求項第
    6項記載の感染確認法。
  9. (9)固相化されたオリゴデオキシチミンヌクレオチド
    が、1.2pmol/cm^2〜5.0pmol/cm
    ^2であり、アデニンリボポリヌクレオチド鋳型RNA
    が、固相化されたオリゴデオキシチミンヌクレオチドを
    1としてモル比で3〜0.07の比で混合してハイブリ
    ダイズせしめた請求項第6項記載の感染確認法。
  10. (10)反応に際し、さらにデオキシチミジントリホス
    フェートを含有せしめることを特徴とする請求項第6項
    記載の感染確認法。
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