JPH04160131A - 強度かつ成形性に優れるAl―Mg―Si系合金板及びその製造方法 - Google Patents

強度かつ成形性に優れるAl―Mg―Si系合金板及びその製造方法

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JPH04160131A
JPH04160131A JP28643890A JP28643890A JPH04160131A JP H04160131 A JPH04160131 A JP H04160131A JP 28643890 A JP28643890 A JP 28643890A JP 28643890 A JP28643890 A JP 28643890A JP H04160131 A JPH04160131 A JP H04160131A
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rolled
temperature
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Takehiko Eto
武比古 江藤
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はアルミニウム合金板及びその製造方法に係り、
更に詳しくは、強度及び成形性に優れるA Q −Mg
 −S i系合金板及びその製造方法に関する。 (従来の技術及び解決しようとする課題)従来から、A
fl−Mg−Si系合金(6000系アルミニウム合金
)板材としては、6061合金(標準組成:Al−1,
0Mg−0,6Si−0,30Cu −0、20Cr)
が知られている(例えば、(社)軽金属協会列「アルミ
ニウムハンドブックJ)、その標準的機械的性質を第1
表に示す、同表から明らかなように、6061合金はT
4調質では耐力が150MPaと低く、伸びが22%と
高く、成彫加工に適している。成形加工後に人工時効し
。 T6ml質(標準時効時間:160℃X18hr)にす
ると、引張強さ310MPa、耐力275MPaとかな
り高くなる。本系合金は溶接性が良好なために溶接材と
しても使用され、船舶、車両、陸上構造物等に数多く使
用されている。
【以下余白】
しかしながら、近年、輸送用機器の高速化や高性能化の
要求が強くなり、素材には薄肉化が可能な高強度材の開
発が要求されてきており、前述の6061合金の強度を
、例えば50%以上向上したAM−Mg−3i系合金の
開発が強く要望されていた。 本発明は、か5る要請に応えるべくなされたものであっ
て、従来の6061系合金の強度を大幅に向上させたA
 Q −Mg −S i系合金板及びその製造方法を提
供することを目的にするものである。 (課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本発明者は、次の2点につ
き、鋭意研究開発に努めた。 (1)まず、6061合金に代表される従来のAl−M
g−Si系合金の強化機構は次のような時効硬化機構に
基づくものである。 S、S、(固溶体)→G、P、ゾーン→β′−Mg2S
j(T4状態)  (T6状態) したがって、単なるMg、Si量の増加では限界がある
ので(Mg+Si合計量で高々1%位)、別の強化機構
を付与し、複合強化を行う必要がある。 (2)成形性の目安になる伸びは、強度を極力低くする
こと、更に鋳造時に生成する晶出物(cons−tit
uents)及び構造材の結晶粒の微細化のために材料
中に生成させる金属間化合物(dispersoids
)の量を最適化し、成形加工中にこれらの硬い第2相粒
子の回りでの応力集中をできるだけ軽減し、成形中の加
工硬化を低減することが必要である。 応力集中及び加工硬化は第2相粒子の量の規制により低
減されることが知られている。 そこで、Al−Mg−Si系合金に上記2点の効果を付
与し、強度かつ成形性に優れたAl−Mg−3i系合金
を製造し得る冶金学的手段及び製造条件について鋭意研
究を重ねた結果、ここに本発明をなしたものである。 すなわち、本発明は、Mg:0.6〜1.2%、Si:
0.4−1.0%及びCu:0.5〜1.Q%を含有し
、更にCr:0.10〜0.25%、Zr:0.05〜
0.15%及びMn:0.10〜0.20%のうちの少
なくとも1種以上の遷移元素を含有し、不鈍物Feを0
.10%以下に規制し、残部が実質的にAlからなり、
遷移元素系金属間化合物の体積分率が0.05〜0.1
%に組織制御されていることを特徴とする強度かつ成形
性に優れるへ〇−Mg−Si系合金板を要旨とするもの
である。 また、その製造方法は、前記化学成分を有するアルミニ
ウム台金鋳塊を450〜560℃で均質化熱処理を行い
、250〜550℃の温度で熱間圧延し、必要に応じて
、350〜400℃の中間焼鈍を行い、冷間圧延により
圧延材とし、500〜550℃の温度で溶体化処理を行
うことにより。 遷移元素系金属間化合物の体積分率を0.05〜0.1
%に組織制御することを特徴とするものである。 以下に本発明を更に詳述する。 (作用) まず、本発明におけ暮合金の化学成分の限定理由につい
て説明する。 Mg: Mgは、それ自体の固溶体強化と、時効析出物β’ −
Mg2Si及び後述のCuと結合した時効析出物S’ 
−CuMgAl 2との析出硬化により、強度を付与す
るものである。しかし、0.6%未満では十分な強度が
得られず、また1、2%を超えて添加すると、鋳造時に
平衡相Mg2Siが晶出物として生成し、伸びの低下に
みられるように成形性が大きく低下する。よって、Mg
含有量は0.6〜1.2%の範囲とする。 Si: Siは主に時効析出物β’ −Mg2Siの析出硬化で
強度を付与するものである。しかし、0.4%未満では
十分な強度が得られず、また1、0%を超えて添加する
と平衡相Mg2Siが晶出し、伸びを大きく低下させる
。よって、Si含有量は0.4〜1.0%の範囲とする
。 Cu: Cuは時効析出物S’ −CuMgAI22により強度
を付与するものである。本発明では、MgはSiのみな
らずCuとも結合し、複合析出硬化作用をもたらしてい
る。しかし、0.5%未満では十分な強度が得られず、
また1、0%を超えて添加すると溶体化処理後に室温時
効現象が現れる。また。 鋳造時にCu2FeAl7が晶出し、伸び、成形性が大
きく低下する。よって、Cu含有量は0.5〜1゜0%
の範囲とする。 Cr、  Zr、 Mn: Cr、Zr、Mnの遷移元素は、鋳造後の均質化熱処理
時にAlと金属間化合物(dispersoids)の
Z r A (13、Cr2M gz A D 1s、
MnAn、を生成し。 構造用合金材に必要な強度、耐蝕性、疲労強度を付与す
る結晶粒の微細な材料を与えることができる。しかし、
Cr、Zr、Mnが各々0.10%、0゜05%、0.
10%未満では上記の効果が十分に得られず、また各々
0.25%−0,15%、0゜20%を超えて添加する
と粗大な金属間化合物が生成し、伸びを大きく低下させ
る。よって、Cr含有量は0.1−0.25%、Zr含
有量は0.05〜0.15%、Mn含有量は0.10〜
0.20%の範囲とする。但し、各々を少なくとも1種
以上添加すれば足りる。 Fe: Feは元来不純物としてAl地金に含有されるもので、
Fe量が0.10%より多く含有すると、Cu2FeA
l、が鋳造時に晶出し、伸びを大きく低下させる。よっ
て、不純物Fe量は0.10%以下に規制する。 次に、本発明の製造条件について説明する。 上記の化学成分を有するアルミニウム合金を鋳造して得
られた鋳塊は、内部に不均質に分布している主要元素の
均質化のため、並びに遷移元素とAlとの金属間化合物
、すなわち、 dispersoids、ZrAl3、
Cr2Mg5A Q 1.、M n A Q 6と呼ば
れる金属間化合物の直径が数100〜2000人の大き
さで、その体積分率を0.05〜0.1%に制御するた
めに、450〜560℃で均質化熱処理を施す。この温
度範囲外では上記効果が得られない。 なお、均質化熱処理時間は適宜決められるが、例えば4
50℃の低温度側では8〜12hrが必要で、高温度側
の560℃では4〜8hrで良い。金属間化合物の大き
さは低温・短時間程小さく、逆に高温・長時間程大きく
、且つ遷移元素でAl合金中の拡散係数や結晶構造が異
なるので、それぞれの大きさは、一般にはZrAl、<
Cr2MgzAlzm<MnAl、の順になる。 均質化熱処理後、550〜250℃の温度で熱間圧延を
行い、粗い鋳塊組織を展伸材組織に加工する。この際、
上記の金属間化合物dispersoidsが結晶粒の
粗大化を阻止し、未再結晶粒組織或いは細かい再結晶粒
組織を付与する。上記温度範囲外ではこのような効果が
得られない。 次いで、冷間圧延を行い、所望の板厚に加工する。この
時、必要に応じ、すなわち、圧延材に耳割れ等が発生す
る場合や結晶粒を制御したい場合は、冷間圧延開始前或
いは途中で350〜400℃の温度で中間焼鈍により軟
質材にし、再度冷間圧延を実施することができる。中間
焼鈍の温度が350℃未満では十分な軟化が得られず、
逆に400℃を超えると主要添加元素の固溶により材料
が固くなるので、上記温度が好ましい。 最後に溶体化処理を500〜550℃の温度で実施し、
主要元素を固溶させる。温度が500”C未満では主要
添加元素Mg、Si、Cuが十分固溶せず、また550
℃を超えると共晶溶融(バーニング)の恐れがあるので
、500〜550℃の範囲とする。溶体化処理時間はJ
IS等に規定の熱処理用のアルミニウム合金の例に準じ
れば良く、例えば1鳳■程度の板厚材では高々30m1
nまでで良い。なお、この溶体化処理により、冷間圧延
により導入された転位は転位密度が減少し、次の成形時
にこの材料が比較的低耐力材となり、加工に供される。 また、この工程でも前記金属間化合物disperso
idsは未再結晶或いは微細な再結晶粒組織を保持し、
成形加工中の材料の肌あれ等を防止できる。 この後、通常の工程に従い成形加工又は熱処理(調質)
を施すことにより、高強度材料が得られる。 例えば、直接或いは所望の曲げ、プレス等の成形加工を
行った後、標準的には160℃で18hr程度の時効処
理を施し、用途に供される。この時、材料中には析出強
化相であるβ’ −Mg2SiやS’−CuMgAl、
が生成し、材料に高強度が付与される。 (実施例) 次に本発明の実施例を示す。 1厳貫よ 第2表に示す成分組成を有するNn 1〜&18のアル
ミニウム合金鋳塊に480℃X12hrの均質化熱処理
を施し、450〜300℃の温度で熱間圧延を行って4
麗鳳厚の板材とした。更に冷間圧延にて1mmの板材に
仕上げた。次いで530℃×30 winの溶体化処理
を施し、水冷後、約1週間室温に放置してT4材にし、
JISS号試験片を作成して機械的性質を求めた。更に
、160℃×18hrの時効を施してT6材とし、同様
に機械的性質を求めた。また、T4材から透過電子顕微
鏡観察により、試料厚さ約2000人の部位で観察を行
い、金属間化合物の体積分率を求めた。これらの結果を
第2表に併記する。 第2表より明らかなように、本発明例&1〜Nl115
は、金属間化合物の体積分率が0.05〜0.09に制
御され、T4材の伸びは24〜26%と、6061合金
の伸び22%に比べ、高い成形性を示した。更に、T6
に時効処理したものは、耐力が348〜363MPaと
なり、6061合金の耐力275MPaを25〜30%
以上も上回る高強度を示している。 一方、比較例では、T4材の伸びで6061合金を上回
るのはNa 6、&8.11kilOのみであり、更に
これらのT6材の耐力は何れも300MPa以下であり
、高強度は得られていない。 失五員又 実施例1の&1〜&3のアルミニウム合金鋳塊を用い、
第3表に示す製造条件で最終板厚1■の冷延板にした後
、溶体化処理を施し、実施例1と同じ方法で機械的性質
及び金属間化合物の体積分率を測定した。その結果を第
3表に併記する。 第3表より明らかなように、本発明例Nα1〜Nα6は
、金属間化合物の体積分率が0.05〜0.09%に制
御され、T4材の伸びは23〜26%と、6061合金
の伸び22%に比べ、高い成形性を示した。更に、T6
に時効処理したものは、耐力が350〜360MPaで
あり、6061の耐力275MPaを27〜30%以上
も上回る高強度を示している。 一方、比較例では、T4材の伸びで6061合金と同等
のものはNα9のみであり、しかもT6材の耐力は、何
れも300MPa以下で、高強度が得られていない。
【以下余白】
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、従来の代表的A
l−Mg−Si系合金である6061合金のT4材の成
形性より同等以上に優れた成形性を有し、時効処理によ
りT6材にすると耐力で6061−T6材の25%以上
も上回る高強度を有するアルミニウム合金板材が得られ
る。したがって、高強度化、薄肉化に対して寄与する効
果が顕著である。 特許出願人  株式会社神戸製鋼所 代理人弁理士 中  村   尚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%で(以下、同じ)、Mg:0.6〜1.2
    %、Si:0.4〜1.0%及びCu:0.5〜1.0
    %を含有し、更にCr:0.10〜0.25%、Zr:
    0.05〜0.15%及びMn:0.10〜0.20%
    のうちの少なくとも1種以上の遷移元素を含有し、不純
    物Feを0.10%以下に規制し、残部が実質的にAl
    からなり、遷移元素系金属間化合物の体積分率が0.0
    5〜0.1%に組織制御されていることを特徴とする強
    度かつ成形性に優れるAl−Mg−Si系合金板。
  2. (2)前記化学成分を有するアルミニウム合金鋳塊を4
    50〜560℃で均質化熱処理を行い、250〜550
    ℃の温度で熱間圧延し、冷間圧延により圧延材とし、5
    00〜550℃の温度で溶体化処理を行うことにより、
    遷移元素系金属間化合物の体積分率を0.05〜0.1
    %に組織制御することを特徴とする強度かつ成形性に優
    れるAl−Mg−Si系合金板の製造方法。
  3. (3)冷間圧延において350〜400℃の中間焼鈍を
    行う請求項2に記載の方法。
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