JPH04166079A - 血中アンモニア低下剤 - Google Patents
血中アンモニア低下剤Info
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- JPH04166079A JPH04166079A JP2288308A JP28830890A JPH04166079A JP H04166079 A JPH04166079 A JP H04166079A JP 2288308 A JP2288308 A JP 2288308A JP 28830890 A JP28830890 A JP 28830890A JP H04166079 A JPH04166079 A JP H04166079A
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- bifidobacterium
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- nitrogen
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、アンモニア型窒素を資化する能力が特異的に
高いビフィドバクテリウム属細菌およびそれを用いた血
中アンモニア低下剤に関するものである。
高いビフィドバクテリウム属細菌およびそれを用いた血
中アンモニア低下剤に関するものである。
特公平1−31487号公報にはビフィドバクテリウム
菌を利用した血中アンモニア低下剤、すなわち−般式G
a1−(Gal)n−n (但し式中Ga1はガラクト
ース残基、nはグルコース残基、nは1〜4の整数を表
す。)で示されるオリゴ糖およびビフィドバクテリウム
属細菌を有効成分とする血中アンモニア低下剤が記載さ
れている。
菌を利用した血中アンモニア低下剤、すなわち−般式G
a1−(Gal)n−n (但し式中Ga1はガラクト
ース残基、nはグルコース残基、nは1〜4の整数を表
す。)で示されるオリゴ糖およびビフィドバクテリウム
属細菌を有効成分とする血中アンモニア低下剤が記載さ
れている。
腸管に排泄された尿素やアミノ酸が腸内細菌によりアン
モニアまで分解されて腸から吸収されるとその大部分は
肝臓に入ったりして種々の障害を起こすことが知られて
いるが、上記血中アンモニア低下剤は、その中のビフィ
ドバクテリウム菌が腸管内で増殖して有機酸を生産し、
腸管内pHを下げることによりアンモニア生産菌の活動
を抑制するとともに、ビフィドバクテリウム菌自身がア
ンモニア生産菌由来の腸管内アンモニア型窒素を栄養源
の一部として取り込むことにより、血中アンモニア濃度
の上昇を防止すると考えられている。
モニアまで分解されて腸から吸収されるとその大部分は
肝臓に入ったりして種々の障害を起こすことが知られて
いるが、上記血中アンモニア低下剤は、その中のビフィ
ドバクテリウム菌が腸管内で増殖して有機酸を生産し、
腸管内pHを下げることによりアンモニア生産菌の活動
を抑制するとともに、ビフィドバクテリウム菌自身がア
ンモニア生産菌由来の腸管内アンモニア型窒素を栄養源
の一部として取り込むことにより、血中アンモニア濃度
の上昇を防止すると考えられている。
しかしながら、ビフィドバクテリウム菌はアンモニア型
の無機窒素化合物だけを資化するわけではな(、アミノ
酸、ペプタイドなど、多くの有機窒素化合物を資化し、
しかも生育に必須のアミノ酸もあるから、培地中に有機
窒素化合物とアンモニウム塩とが共存する場合において
は有機窒素化合物のほうを優先的に資化する菌株が多い
。従来公知のビフィドバクテリウム菌でアンモニア型窒
素を優先的に資化するものはまれであり、あっても、ア
ンモニア型窒素取り込み率(培養菌体について定量され
る全窒素量中アンモニア型窒素に由来するものの割合)
は、せいぜい70%であった(本発明者らによる実測値
)。
の無機窒素化合物だけを資化するわけではな(、アミノ
酸、ペプタイドなど、多くの有機窒素化合物を資化し、
しかも生育に必須のアミノ酸もあるから、培地中に有機
窒素化合物とアンモニウム塩とが共存する場合において
は有機窒素化合物のほうを優先的に資化する菌株が多い
。従来公知のビフィドバクテリウム菌でアンモニア型窒
素を優先的に資化するものはまれであり、あっても、ア
ンモニア型窒素取り込み率(培養菌体について定量され
る全窒素量中アンモニア型窒素に由来するものの割合)
は、せいぜい70%であった(本発明者らによる実測値
)。
そこで、より強いアンモニア型窒素取り込み能を有し、
有機型窒素化合物の豊富な腸管内において活発に機能し
て強い血中アンモニア低下作用を発現するビフィドバク
テリウム菌の検索が行われている。
有機型窒素化合物の豊富な腸管内において活発に機能し
て強い血中アンモニア低下作用を発現するビフィドバク
テリウム菌の検索が行われている。
本発明の目的は、上記血中アンモニア低下剤構成菌とし
てよりすぐれた作用が期待されるアンモニア型窒素取り
込み能力の高いビフィドバクテリウム菌を提供すること
、および、該アンモニア型窒素取り込み能力の高いビフ
ィドバクテリウム菌を用いて効力を向上させた血中アン
モニア低下剤を提供することにある。
てよりすぐれた作用が期待されるアンモニア型窒素取り
込み能力の高いビフィドバクテリウム菌を提供すること
、および、該アンモニア型窒素取り込み能力の高いビフ
ィドバクテリウム菌を用いて効力を向上させた血中アン
モニア低下剤を提供することにある。
本発明者らは、多くのビフィドバクテリウム菌のアンモ
ニア型窒素取り込み能を調べた結果、資化可能な窒素化
合物としてアン羊ニウム塩とアンモニウム塩以外の窒素
化合物とが共存する合成培地X(組成後記)より75%
以上の取り込み率でアンモニア型窒素ヲ優先的に資化す
る能力を有するビフィドバクテリウム菌が存在すること
を見いだした。
ニア型窒素取り込み能を調べた結果、資化可能な窒素化
合物としてアン羊ニウム塩とアンモニウム塩以外の窒素
化合物とが共存する合成培地X(組成後記)より75%
以上の取り込み率でアンモニア型窒素ヲ優先的に資化す
る能力を有するビフィドバクテリウム菌が存在すること
を見いだした。
本発明は、上記アンモニア型窒素取り込み率が特異的に
高いビフィドバクテリウム菌を提供するものである。本
発明はまた、ビフィドバクテリウム菌増殖促進作用のあ
るオリゴ糖と上記本発明のビフィドバクテリウム菌を有
効成分とする血中アンモニア低下剤を提供するものであ
る。
高いビフィドバクテリウム菌を提供するものである。本
発明はまた、ビフィドバクテリウム菌増殖促進作用のあ
るオリゴ糖と上記本発明のビフィドバクテリウム菌を有
効成分とする血中アンモニア低下剤を提供するものであ
る。
ここで、アンモニア型窒素の取り込み率は下記の方法で
測定される値である。
測定される値である。
〔アンモニア型窒素取り込み率測定法〕アンモニウムイ
オンを構成する窒素原子が質量数15の安定同位体”N
である酢酸アンモニウムを唯一のアンモニウム化合物と
して含有する下記組成の合成培地Xを用い、37℃で2
4時間、ビフィドバクテリウム菌を培養する。
オンを構成する窒素原子が質量数15の安定同位体”N
である酢酸アンモニウムを唯一のアンモニウム化合物と
して含有する下記組成の合成培地Xを用い、37℃で2
4時間、ビフィドバクテリウム菌を培養する。
培地X組成: D−(+)ラクトース97.10mM、
” N−酢酸アンモニウム25.95mM、 リン
酸二カリウム14.35mM、 リボフラビン1.3
3nM、 D−パンテティン90nM、 ビオチン2
.05nM。
” N−酢酸アンモニウム25.95mM、 リン
酸二カリウム14.35mM、 リボフラビン1.3
3nM、 D−パンテティン90nM、 ビオチン2
.05nM。
ピルビン酸カリウム27.25mM、 L−システィン
5.25mM。
5.25mM。
塩化マグネシウム0.5mM、塩化第一鉄1 mM、塩
化マンガン0.5μM、塩化カルシウム50μM、レサ
ズリン4.36μM。
化マンガン0.5μM、塩化カルシウム50μM、レサ
ズリン4.36μM。
トリプチケース0.5g、酵母エキス0.5g;以上を
蒸留水に溶かし全量を1.Aとする。pH6,6゜培養
終了後、培養液を遠心分離して菌体を集め、得られた菌
体をリン酸緩衝液で2回洗浄する。洗浄した菌体1.O
gに4%(w/v) K2S2084m1を添加して1
200Cで30分間反応させ、菌体中の窒素を硝酸態窒
素に変換する。反応液を室温まで冷却した後0.14%
硫酸銀(硫酸溶液)7m1を加え、十分に冷却してから
2−sec−ブチルフェノールの5%エタノール溶液Q
、1mlを加え、室温で15分間振とうして反応させる
。反応液を50耐容分液ロートに移し、クロロポルム1
0m]を加えて5分間振とうして静置する。クロロポル
ム層を採取して水で2回洗浄し、硫酸ソーダで脱水後、
ロータリーエバポレーターで溶媒を留去する。残渣をア
セトン1mlに溶解し、N、0−ビストリメチルシリル
アセトアミド50μlを加え、15分間激しく振とうし
て反応させる。以上の処理により、硝酸型窒素は4−N
O2−2−sec−ブチルフェノールトリメチルシリル
エステルとして固定される。得られた反応液について下
記条件のGCMF法(マスフラグメントグラフィー)法
による分析を行い、14Nの量を示すm/Z238のピ
ークと15Nの量を示すm/z239のピークの比より
全窒素中の15Nの割合(%)を求め、それをアンモニ
ア型窒素取り込み率とする。
蒸留水に溶かし全量を1.Aとする。pH6,6゜培養
終了後、培養液を遠心分離して菌体を集め、得られた菌
体をリン酸緩衝液で2回洗浄する。洗浄した菌体1.O
gに4%(w/v) K2S2084m1を添加して1
200Cで30分間反応させ、菌体中の窒素を硝酸態窒
素に変換する。反応液を室温まで冷却した後0.14%
硫酸銀(硫酸溶液)7m1を加え、十分に冷却してから
2−sec−ブチルフェノールの5%エタノール溶液Q
、1mlを加え、室温で15分間振とうして反応させる
。反応液を50耐容分液ロートに移し、クロロポルム1
0m]を加えて5分間振とうして静置する。クロロポル
ム層を採取して水で2回洗浄し、硫酸ソーダで脱水後、
ロータリーエバポレーターで溶媒を留去する。残渣をア
セトン1mlに溶解し、N、0−ビストリメチルシリル
アセトアミド50μlを加え、15分間激しく振とうし
て反応させる。以上の処理により、硝酸型窒素は4−N
O2−2−sec−ブチルフェノールトリメチルシリル
エステルとして固定される。得られた反応液について下
記条件のGCMF法(マスフラグメントグラフィー)法
による分析を行い、14Nの量を示すm/Z238のピ
ークと15Nの量を示すm/z239のピークの比より
全窒素中の15Nの割合(%)を求め、それをアンモニ
ア型窒素取り込み率とする。
アンモニア型窒素取り込み率が特異的に高い本発明のビ
フィドバクテリウム菌は、新生児、乳児、幼児、成人等
の糞便から分離した多数のビフィドバクテリウム属菌株
の中から分離された。
フィドバクテリウム菌は、新生児、乳児、幼児、成人等
の糞便から分離した多数のビフィドバクテリウム属菌株
の中から分離された。
アンモニア型窒素取り込み率が75%以上であるビフィ
トバクテリウム菌は、ビフィドバクテリウム・ビフィダ
ムに属するもの2株(YIT4069およびY丁T40
70)が発見されている。これらの菌株は、微生物工業
技術研究所に微工研菌寄第11788号および同第11
791号として寄託済みである。
トバクテリウム菌は、ビフィドバクテリウム・ビフィダ
ムに属するもの2株(YIT4069およびY丁T40
70)が発見されている。これらの菌株は、微生物工業
技術研究所に微工研菌寄第11788号および同第11
791号として寄託済みである。
上記2株および代表的な公知ビフィドバクテリウム菌菌
株のアンモニア型窒素取り込み率測定結果を表1に示す
。
株のアンモニア型窒素取り込み率測定結果を表1に示す
。
表1
菌 株 アンモニア型N取込率(%)本発
明菌株 B、ビフィダム YIT4069 87
.80B、ビフィダム YIT4070
81.36公知株 B、ブレベYIT4006 45 、
71B、ブレベATCC1570038、15B、ロン
ガムATCC1570739、03B、アドレスセンチ
イスATCC]、5703 68 、60B、イ
ンファンティスATCC1569746、93B、ビフ
ィダムYIT4007 71 、93十
分量の有機窒素化合物が存在する培地による培養におい
てアンモニア型窒素取り込み率が75%をこえる選択的
資化が行われることは、ビフィドバクテリウム菌の栄養
要求性に関する従来の常識からすれば驚くべきことであ
る。
明菌株 B、ビフィダム YIT4069 87
.80B、ビフィダム YIT4070
81.36公知株 B、ブレベYIT4006 45 、
71B、ブレベATCC1570038、15B、ロン
ガムATCC1570739、03B、アドレスセンチ
イスATCC]、5703 68 、60B、イ
ンファンティスATCC1569746、93B、ビフ
ィダムYIT4007 71 、93十
分量の有機窒素化合物が存在する培地による培養におい
てアンモニア型窒素取り込み率が75%をこえる選択的
資化が行われることは、ビフィドバクテリウム菌の栄養
要求性に関する従来の常識からすれば驚くべきことであ
る。
なお、分離した菌株の同定は、光間らの糖発酵試験法(
腸内菌の世界一嫌気性菌あ分離と同定;叢文社)に準拠
して行なった。
腸内菌の世界一嫌気性菌あ分離と同定;叢文社)に準拠
して行なった。
上記2菌株はいずれも次のような菌学的性質を有し、そ
れにより、ビフィドバクテリウム・ビフィダムに属する
菌株であると同定された。
れにより、ビフィドバクテリウム・ビフィダムに属する
菌株であると同定された。
グラム陽性無芽胞桿菌。顕微鏡観察では桿棒状の短桿菌
でしばしば分岐したものが認められる。
でしばしば分岐したものが認められる。
VL−G液体培地で培養すると主に酢酸と乳酸を産生ず
る。
る。
好気条件での発育(−)、カタラーゼ(=)、ミルク凝
固性(十)、ゼラチン液化性(−)、硫化水素産生(−
)、インドール産生(−)、硝酸還元性(−)、炭酸ガ
ス産生(−)。
固性(十)、ゼラチン液化性(−)、硫化水素産生(−
)、インドール産生(−)、硝酸還元性(−)、炭酸ガ
ス産生(−)。
増殖可能条件は、温度25〜45℃、pH5〜7であり
、最適増殖条件は36〜38℃、pH6〜7である。
、最適増殖条件は36〜38℃、pH6〜7である。
〔糖発酵性)(ILSベース;流動パラフィン重層法)
アラビノース(−)、キシロース(−)、フラクトース
(+)、ガラクトース(+)、マルトース(−)、セロ
ヒオース(−)、ラクトース(十)、ラフィノース(−
)、グルコース(+)、無糖条件(−)。
アラビノース(−)、キシロース(−)、フラクトース
(+)、ガラクトース(+)、マルトース(−)、セロ
ヒオース(−)、ラクトース(十)、ラフィノース(−
)、グルコース(+)、無糖条件(−)。
本菌株の培養液を300Orpmで20分間遠心分離し
て得られた」1清に25%メタリン酸(5N−硫酸中)
を10%加えて除蛋白し、遠心分離して、その上清中の
揮発性脂肪酸の組成についてガスクロマトグラフィーに
よる分析を行なった。その結果、揮発性脂肪酸としては
酢酸だけを産生ずることが確認された。
て得られた」1清に25%メタリン酸(5N−硫酸中)
を10%加えて除蛋白し、遠心分離して、その上清中の
揮発性脂肪酸の組成についてガスクロマトグラフィーに
よる分析を行なった。その結果、揮発性脂肪酸としては
酢酸だけを産生ずることが確認された。
」二連のようなビフィドバクテリウム菌と共に本発明の
血中アンモニア低下剤を構成するオリゴ糖としては、ガ
ラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、コンニャクマンナ
ンオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、アセチルグルコサミ
ンオリゴ糖、およびこれらの糖アルコール誘導体などが
ある。中でも、一般式Ga1−(Gal)n−nのオリ
ゴ糖(以下、ガラクトオリゴ糖という;特公平1−31
487号公報、特公昭58−20266号公報参
照)は腸管内におけるビフィドバクテリウム菌の増殖
を促進する作用に優れており、本発明で用いるオリゴ糖
として好ましい。
血中アンモニア低下剤を構成するオリゴ糖としては、ガ
ラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、コンニャクマンナ
ンオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、アセチルグルコサミ
ンオリゴ糖、およびこれらの糖アルコール誘導体などが
ある。中でも、一般式Ga1−(Gal)n−nのオリ
ゴ糖(以下、ガラクトオリゴ糖という;特公平1−31
487号公報、特公昭58−20266号公報参
照)は腸管内におけるビフィドバクテリウム菌の増殖
を促進する作用に優れており、本発明で用いるオリゴ糖
として好ましい。
ガラクトオリゴ糖は腸内常在性ビフィドバクテリウム菌
の増殖を促進する作用があり、したがって、これを上記
アンモニア型窒素取り込み率が特異的に高い本発明のビ
フィドバクテリウム菌と組みわせで摂取すると、該ビフ
ィドバクテリウム菌の腸内増殖が促進されて有機酸生産
量が増加し、腸管内pH低下によるアンモニア生産菌の
活動抑制が一層効果的に行われるとともに、ビフィドバ
クテリウム菌によるアンモニア型窒素の取り込み量も顕
著に増加する。
の増殖を促進する作用があり、したがって、これを上記
アンモニア型窒素取り込み率が特異的に高い本発明のビ
フィドバクテリウム菌と組みわせで摂取すると、該ビフ
ィドバクテリウム菌の腸内増殖が促進されて有機酸生産
量が増加し、腸管内pH低下によるアンモニア生産菌の
活動抑制が一層効果的に行われるとともに、ビフィドバ
クテリウム菌によるアンモニア型窒素の取り込み量も顕
著に増加する。
製剤化する場合は、オリゴ糖とビフィドバクテリウム菌
凍結乾燥菌末を好ましくは前者100重量部当たり後者
5〜30重量部程度の比率で適宜混合し、必要ならばデ
ンプン、ヒドロキシプロピルセルロースなどの賦形剤も
混合して成形する。しかしながら、オリゴ糖とビフィド
バクテリウム菌を混合して製剤化することは必ずしも必
要ではなく、それら単独の製剤を別々に服用するように
してもよい。
凍結乾燥菌末を好ましくは前者100重量部当たり後者
5〜30重量部程度の比率で適宜混合し、必要ならばデ
ンプン、ヒドロキシプロピルセルロースなどの賦形剤も
混合して成形する。しかしながら、オリゴ糖とビフィド
バクテリウム菌を混合して製剤化することは必ずしも必
要ではなく、それら単独の製剤を別々に服用するように
してもよい。
本発明の血中アンモニア低下剤は、ビフィドバクテリウ
ム菌として成人1日当たり約108〜1010個となる
ように服用することが望ましい。
ム菌として成人1日当たり約108〜1010個となる
ように服用することが望ましい。
ビフィドバクテリウム菌およびガラクトオリゴ糖からな
る本発明の血中アンモニア低下剤の安全性はラットによ
る亜急性毒性試験により確認されている。
る本発明の血中アンモニア低下剤の安全性はラットによ
る亜急性毒性試験により確認されている。
実施例1
フィッシャー系成熟雄ラットから取り出した盲腸内容物
からのアンモニア発生量に対するビフィドバクテリウム
菌およびカラクトオリゴ糖(4′−β−ガラクトシルラ
クトース)の影響を下記の方法で調べた。
からのアンモニア発生量に対するビフィドバクテリウム
菌およびカラクトオリゴ糖(4′−β−ガラクトシルラ
クトース)の影響を下記の方法で調べた。
盲腸内容物採取に用いたラットには、NMF粉末飼料に
卵白粉を20%添加した餌を10日間与えておいた。該
ラットは断首層殺して盲腸を摘出し、摘出された盲腸は
4倍量の重炭酸緩衝液(McDougallの人口唾液
;Biochem、J、 43.99〜108.194
8)に投入して盲腸内容物を緩衝液中に分散させた。得
られた盲腸内容物懸濁液0.5mlを採取し、それに下
記のとおり添加物を加えまたは加えずに、緩衝液で全量
を1mlに調整し、37℃で培養を行なった。なお、上
記盲腸内容物の取り扱いはすべて炭酸ガス下、嫌気的に
行なった。
卵白粉を20%添加した餌を10日間与えておいた。該
ラットは断首層殺して盲腸を摘出し、摘出された盲腸は
4倍量の重炭酸緩衝液(McDougallの人口唾液
;Biochem、J、 43.99〜108.194
8)に投入して盲腸内容物を緩衝液中に分散させた。得
られた盲腸内容物懸濁液0.5mlを採取し、それに下
記のとおり添加物を加えまたは加えずに、緩衝液で全量
を1mlに調整し、37℃で培養を行なった。なお、上
記盲腸内容物の取り扱いはすべて炭酸ガス下、嫌気的に
行なった。
延四各 添加物(括弧内は培養液1ml当たり添加量
)■ ガラクトオリゴ糖(10mg) ■ ガラクトオリゴ糖(10mg) 十B、ビフィダ
ムYIT4069(109)■ ガラクトオリゴ糖(1
0mg)+B、ブレベYIT4006(109)■ 無
し 培養中、ときどき培養液の一部を採取し、アンモニア濃
度とpHの測定を行なった。
)■ ガラクトオリゴ糖(10mg) ■ ガラクトオリゴ糖(10mg) 十B、ビフィダ
ムYIT4069(109)■ ガラクトオリゴ糖(1
0mg)+B、ブレベYIT4006(109)■ 無
し 培養中、ときどき培養液の一部を採取し、アンモニア濃
度とpHの測定を行なった。
培養液のアンモニア濃度の経時的変化を図1に示す。
ガラクトオリゴ糖のみを添加した■群ではほぼ初期アン
モニア濃度のまま推移し、アンモニアの産生が抑制され
た。ガラクトオリゴ糖と本発明のビフィドバクテリウム
菌を併用した■群では培養液中のアンモニア濃度が顕著
に低下した。それに比べると、対照菌・Bブレベをガラ
クトオリゴ糖と併用した■群の場合、アンモニア濃度の
低下は僅かであった。
モニア濃度のまま推移し、アンモニアの産生が抑制され
た。ガラクトオリゴ糖と本発明のビフィドバクテリウム
菌を併用した■群では培養液中のアンモニア濃度が顕著
に低下した。それに比べると、対照菌・Bブレベをガラ
クトオリゴ糖と併用した■群の場合、アンモニア濃度の
低下は僅かであった。
培養中のpH変化は図2のとおりであった。■群と■群
において顕著なpH低下が認められ、これらの群におい
てはビフィドバクテリウム菌の増殖によりほぼ同程度の
量の有機酸が産生されたことがわかる。
において顕著なpH低下が認められ、これらの群におい
てはビフィドバクテリウム菌の増殖によりほぼ同程度の
量の有機酸が産生されたことがわかる。
これらの結果から、■群においては有機酸産生によるア
ンモニア生産菌の活動抑制と同時にビフィドバクテリウ
ム菌によるアンモニア取り込みが活発に行われてアンモ
ニア濃度の低下が起こったものと結論された。
ンモニア生産菌の活動抑制と同時にビフィドバクテリウ
ム菌によるアンモニア取り込みが活発に行われてアンモ
ニア濃度の低下が起こったものと結論された。
実施例2
フィッシャー系成熟雄ラット(1群6匹)の盲腸内に本
発明の血中アンモニア低下剤を直接投与する試験を行な
った。試験に用いたラットには、NMF粉末飼料に卵白
粉を20%添加した餌を16日間与えておいた。
発明の血中アンモニア低下剤を直接投与する試験を行な
った。試験に用いたラットには、NMF粉末飼料に卵白
粉を20%添加した餌を16日間与えておいた。
該ラットはエーテル麻酔下に開腹し、盲腸の入口と出口
を閉じ、消化管側より下記投与液2mlを注入した。
を閉じ、消化管側より下記投与液2mlを注入した。
試験区 投与液
■ 生理食塩水
■ ガラクトオリゴ糖溶液(濃度0.125g/ml)
■ ガラクトオリゴ糖溶液(濃度0.125g/ml)
十BビフィダムYIT4069(菌数5X109)−1
2= そのご開腹部位を閉じ、4時間後に解剖し、門脈血を採
集してアンモニア濃度を測定した。
■ ガラクトオリゴ糖溶液(濃度0.125g/ml)
十BビフィダムYIT4069(菌数5X109)−1
2= そのご開腹部位を閉じ、4時間後に解剖し、門脈血を採
集してアンモニア濃度を測定した。
測定結果は下記のとおりであって、対照群Iに比べてガ
ラクトオリゴ糖を投与するだけ(■群)でも血中アンモ
ニア濃度の低下が生じるが、さらに本発明のビフィドバ
クテリウム菌を投与することにより(■群)、血中のア
ンモニア濃度は一層低下する。
ラクトオリゴ糖を投与するだけ(■群)でも血中アンモ
ニア濃度の低下が生じるが、さらに本発明のビフィドバ
クテリウム菌を投与することにより(■群)、血中のア
ンモニア濃度は一層低下する。
級嬌z 血中アンモニア濃度(μg/di)I
429.3±109.1 n 301.4±66.0 II[274,7±38.4 実施例3 フィッシャー系成熟雄ラット(1群6匹)に本発明の血
中アンモニア低下剤を経口投与する試験を行なった。
429.3±109.1 n 301.4±66.0 II[274,7±38.4 実施例3 フィッシャー系成熟雄ラット(1群6匹)に本発明の血
中アンモニア低下剤を経口投与する試験を行なった。
試験に用いたラットには、あらかじめ12日間、NMF
粉末飼料に卵白粉を20%添加した餌を与えておき、試
験開始と同時に、■群および■群にはガラクトオリゴ糖
を10%添加した飼料を与えた。■群にはさらにビフィ
ドバクテリウム・ビフィダムYIT4069を5X10
9個/日の割合で、胃内ゾンデを使用して投与した。ほ
かに、ガラクトオリゴ糖もビフィドバクテリウム菌も投
与しない対照群・工を設けた。
粉末飼料に卵白粉を20%添加した餌を与えておき、試
験開始と同時に、■群および■群にはガラクトオリゴ糖
を10%添加した飼料を与えた。■群にはさらにビフィ
ドバクテリウム・ビフィダムYIT4069を5X10
9個/日の割合で、胃内ゾンデを使用して投与した。ほ
かに、ガラクトオリゴ糖もビフィドバクテリウム菌も投
与しない対照群・工を設けた。
4日間上記投与を続けた後、全ラットを解剖し、腹部大
動脈面および盲腸内容物を採取し、採取試料についてア
ンモニア濃度の測定を行なった。
動脈面および盲腸内容物を採取し、採取試料についてア
ンモニア濃度の測定を行なった。
測定結果は下記のとおりであって、■群は本発明のビフ
ィドバクテリウム菌とガラクトオリゴ糖を投与すること
により血中のアンモニア濃度が顕著に低下し、それが腸
内アンモニア濃度の低下に基づくものであることが確認
された。
ィドバクテリウム菌とガラクトオリゴ糖を投与すること
により血中のアンモニア濃度が顕著に低下し、それが腸
内アンモニア濃度の低下に基づくものであることが確認
された。
t[E 動脈血中濃度(μg/di) 盲腸白濃度
(μg/g)I 149.8±13.9 38
8.7±81.1m 109.5±24.0
313.1±42.7m 116.5±26.6
371.1±81,3〔発明の効果〕 上述のように、アンモニア型窒素取り込み能力が特異的
に高い本発明のビフィドバクテリウム菌は、ガラクトオ
リゴ糖と共に服用すると通常のビフィドバクテリウム菌
を用いた場合よりも顕著に腸内アンモニア濃度を低下さ
せ、それにともない血中アンモニア濃度を大幅に低下さ
せる。
(μg/g)I 149.8±13.9 38
8.7±81.1m 109.5±24.0
313.1±42.7m 116.5±26.6
371.1±81,3〔発明の効果〕 上述のように、アンモニア型窒素取り込み能力が特異的
に高い本発明のビフィドバクテリウム菌は、ガラクトオ
リゴ糖と共に服用すると通常のビフィドバクテリウム菌
を用いた場合よりも顕著に腸内アンモニア濃度を低下さ
せ、それにともない血中アンモニア濃度を大幅に低下さ
せる。
図面は実施例1の結果を示すグラフであって、図1は培
養液のアンモニア濃度の経時的変化を、図2は培養液p
Hの経時的変化を、それぞれ示す。
養液のアンモニア濃度の経時的変化を、図2は培養液p
Hの経時的変化を、それぞれ示す。
Claims (3)
- (1)資化可能な窒素化合物としてアンモニウム塩とア
ンモニウム塩以外の窒素化合物とが共存する合成培地X
より75%以上の取り込み率でアンモニア型窒素を優先
的に資化する能力を有することを特徴とするビフィドバ
クテリウム属細菌。 - (2)ビフィドバクテリウム属細菌増殖促進作用を有す
るオリゴ糖および請求項1記載のビフィドバクテリウム
属細菌を有効成分とする血中アンモニア低下剤。 - (3)オリゴ糖が一般式Ga1−(Ga1)n−G1c
(但し式中Ga1はガラクトース残基、G1cはグルコ
ース残基、nは1〜4の整数を表す。)で示されるガラ
クトオリゴ糖である請求項2記載の血中アンモニア低下
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02288308A JP3083315B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 血中アンモニア低下剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02288308A JP3083315B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 血中アンモニア低下剤 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000117418A Division JP3322663B2 (ja) | 1990-10-29 | 2000-04-19 | ビフィドバクテリウム・ビフィダム菌 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04166079A true JPH04166079A (ja) | 1992-06-11 |
| JP3083315B2 JP3083315B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=17728494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02288308A Expired - Lifetime JP3083315B2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 血中アンモニア低下剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3083315B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009102324A (ja) * | 2008-11-27 | 2009-05-14 | Morishita Jintan Kk | 乳酸菌含有血中アンモニア低減剤 |
| JP2018523978A (ja) * | 2015-06-10 | 2018-08-30 | シンロジック オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド | 高アンモニア血症に関連する疾患を治療するために操作された細菌 |
-
1990
- 1990-10-29 JP JP02288308A patent/JP3083315B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009102324A (ja) * | 2008-11-27 | 2009-05-14 | Morishita Jintan Kk | 乳酸菌含有血中アンモニア低減剤 |
| JP2018523978A (ja) * | 2015-06-10 | 2018-08-30 | シンロジック オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド | 高アンモニア血症に関連する疾患を治療するために操作された細菌 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3083315B2 (ja) | 2000-09-04 |
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