JPH04187632A - 新抗腫瘍性抗生物質レゾルチオマイシン及びその製造法 - Google Patents
新抗腫瘍性抗生物質レゾルチオマイシン及びその製造法Info
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- JPH04187632A JPH04187632A JP31423190A JP31423190A JPH04187632A JP H04187632 A JPH04187632 A JP H04187632A JP 31423190 A JP31423190 A JP 31423190A JP 31423190 A JP31423190 A JP 31423190A JP H04187632 A JPH04187632 A JP H04187632A
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はストレプトミセス属に属する微生物を培養して
、その培養物から得られる新規な抗腫瘍性抗生物質レゾ
ルチオマイシンに関するもの及び本発明はレゾルチオマ
イシンの製造法に関するものである。
、その培養物から得られる新規な抗腫瘍性抗生物質レゾ
ルチオマイシンに関するもの及び本発明はレゾルチオマ
イシンの製造法に関するものである。
(従来の技術と発明が解決しようとする課題)従来、微
生物が生産する種々の抗腫瘍性抗生物質が知られている
が、ヒトの癌を制圧する有効な化学療法剤として有用で
ある抗生物質は極めて少ない。本発明者らは、それ自身
抗腫瘍作用を示しつつ、現用されている抗腫瘍剤の効果
を促進する物質が放線菌の培養液中に産生されているこ
とを発見した。その抗腫瘍性抗生物質を単離してレゾル
チオマイシン(Resorthiomycin)と命名
し、これを研究してレゾルシノールの誘導体であること
が判明したが、その構造が類似する抗生物質は未だ知ら
れていない。本発明の目的は、新規な抗腫瘍性抗生物質
レゾルチオマイシンならびにその製造法を提供すること
にある。
生物が生産する種々の抗腫瘍性抗生物質が知られている
が、ヒトの癌を制圧する有効な化学療法剤として有用で
ある抗生物質は極めて少ない。本発明者らは、それ自身
抗腫瘍作用を示しつつ、現用されている抗腫瘍剤の効果
を促進する物質が放線菌の培養液中に産生されているこ
とを発見した。その抗腫瘍性抗生物質を単離してレゾル
チオマイシン(Resorthiomycin)と命名
し、これを研究してレゾルシノールの誘導体であること
が判明したが、その構造が類似する抗生物質は未だ知ら
れていない。本発明の目的は、新規な抗腫瘍性抗生物質
レゾルチオマイシンならびにその製造法を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段)
第一の本発明の要旨とするところは、次式H・c s
、c、○ で表わされる新規な抗腫瘍性抗生物質レゾルチオマイシ
ンおよびその塩にある。
、c、○ で表わされる新規な抗腫瘍性抗生物質レゾルチオマイシ
ンおよびその塩にある。
本発明にかかる新抗生物質レゾルチオマイシンの性状は
次に示す通しである。
次に示す通しである。
レゾルチオマイシンは、無色〜淡黄色の油状物質であり
、メタノール、エタノール、酢酸エチル、クロロホルム
、及びジメチルスルホキサイドに易溶であるが、水、ヘ
キサンには不溶である。比旋光度〔α〕r=−4,34
°(c =1.19.メタノール)。
、メタノール、エタノール、酢酸エチル、クロロホルム
、及びジメチルスルホキサイドに易溶であるが、水、ヘ
キサンには不溶である。比旋光度〔α〕r=−4,34
°(c =1.19.メタノール)。
元素分析値は、C59,15%、H7,04%、022
.54%、811.27%を示しC工4H2o04Sの
理論値(C57,68%、H7,10%、023.23
%、310.76%)によく一致し、この分子式はレゾ
ルチオマイシンのEIマイスペクトルによって証明され
た。
.54%、811.27%を示しC工4H2o04Sの
理論値(C57,68%、H7,10%、023.23
%、310.76%)によく一致し、この分子式はレゾ
ルチオマイシンのEIマイスペクトルによって証明され
た。
レゾルチオマイシンのクロロホルム中で測定した赤外部
吸収曲線は添付図面の第1図に示すごとくである。紫外
部及び可視部吸収曲線は第2図に示すごとく、中性及び
酸性メタノール中で285nmに吸収極大を示し、0.
0IN水酸化ナトリウム含有メタノール中では350n
mに吸収極大を示した。重クロロホルム中で測定した1
H核磁気共鳴スペクトルは第3図に示すごときシグナル
を示し、13C核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム
中)は第4図のごとくであった。
吸収曲線は添付図面の第1図に示すごとくである。紫外
部及び可視部吸収曲線は第2図に示すごとく、中性及び
酸性メタノール中で285nmに吸収極大を示し、0.
0IN水酸化ナトリウム含有メタノール中では350n
mに吸収極大を示した。重クロロホルム中で測定した1
H核磁気共鳴スペクトルは第3図に示すごときシグナル
を示し、13C核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム
中)は第4図のごとくであった。
レゾルチオマイシンの構造は実施例2に示した方法で得
たサンプルを用い、上記核磁気共鳴及び他の物理化学的
測定により、S−メチル 2,4−ジヒドロキシ−3,
6−シメチルー5−(3−ヒドロキシブチル)チオベン
ゾエートと決定された。この物質は新規抗生物質である
ことが確認された。
たサンプルを用い、上記核磁気共鳴及び他の物理化学的
測定により、S−メチル 2,4−ジヒドロキシ−3,
6−シメチルー5−(3−ヒドロキシブチル)チオベン
ゾエートと決定された。この物質は新規抗生物質である
ことが確認された。
レゾルチオマイシンは、栄養寒天培地中で黄色ブドー球
菌、枯草菌、その他のグラム陽性細菌。
菌、枯草菌、その他のグラム陽性細菌。
大腸菌、サルモネラ菌その他のグラム陽性細菌、及び酵
母菌、カンジダなどのカビ類の増殖を100μg/mQ
で全く抑制しなかったが、後記の試験例で示す如く、マ
ウス白血病L5178Y細胞の増殖を15.5μg/m
Qで50%抑制した。また、40μg/mΩのレゾルチ
オマイシンはチャイニーズハムスターV79細胞に対す
るビンクリスチンやアクチノマイシンDの作用を3倍増
強した。従って、レゾルチオマイシンは抗腫瘍剤および
併用による抗腫瘍剤の効果増強剤としての用途が考えら
れる。
母菌、カンジダなどのカビ類の増殖を100μg/mQ
で全く抑制しなかったが、後記の試験例で示す如く、マ
ウス白血病L5178Y細胞の増殖を15.5μg/m
Qで50%抑制した。また、40μg/mΩのレゾルチ
オマイシンはチャイニーズハムスターV79細胞に対す
るビンクリスチンやアクチノマイシンDの作用を3倍増
強した。従って、レゾルチオマイシンは抗腫瘍剤および
併用による抗腫瘍剤の効果増強剤としての用途が考えら
れる。
本発明の第二の要旨とするところは、ストレプトミセス
属に属するレゾルチオマイシン生産菌を培養してレゾル
チオマイシンを蓄積せしめ、その培養物からレゾルチオ
マイシンを採取するレゾルチオマイシンの製造法にある
。
属に属するレゾルチオマイシン生産菌を培養してレゾル
チオマイシンを蓄積せしめ、その培養物からレゾルチオ
マイシンを採取するレゾルチオマイシンの製造法にある
。
レゾルチオマイシン生産菌の一例は、昭和59年神奈川
県伊勢原市において採取した土壌より分離された放線菌
で458−6の菌株番号が付された菌株がある。
県伊勢原市において採取した土壌より分離された放線菌
で458−6の菌株番号が付された菌株がある。
この458−6の菌学的性状は下記の通りである。
1、形 態
45H−6株は、顕微鏡下で分枝した基生菌糸よりほぼ
まっすぐで先が小さな螺旋状の気菌糸を形成し、輪生波
は認められない。成熟した胞子は10〜20個ぐらい連
鎖し、先の方は小さな螺旋状を描いている。胞子の大き
さは0.5〜0.9 X O,8〜1.0μmぐらいの
円筒状であり、表面は平滑である。
まっすぐで先が小さな螺旋状の気菌糸を形成し、輪生波
は認められない。成熟した胞子は10〜20個ぐらい連
鎖し、先の方は小さな螺旋状を描いている。胞子の大き
さは0.5〜0.9 X O,8〜1.0μmぐらいの
円筒状であり、表面は平滑である。
2、各培地における生育状態(27°Cで培養して2週
間後の観察) 気菌糸はほとんどの培地において灰色を呈したが、未成
熟な気菌糸は赤味もしくは黄味を呈する場合があった。
間後の観察) 気菌糸はほとんどの培地において灰色を呈したが、未成
熟な気菌糸は赤味もしくは黄味を呈する場合があった。
コロニーの裏面はうすい黄色〜黄茶色もしくは灰黄茶色
を呈した。
を呈した。
(1)シュクロース・硝酸塩寒天培地
発育は僅かである。明るい褐灰色の気菌糸を中程度に着
生し、溶解性色素は認められない。
生し、溶解性色素は認められない。
(2)グルコース・アスパラギン寒天培地発育は中程度
である。淡褐色の気菌糸を良好に着生し、淡黄褐色の溶
解性色素を認める。
である。淡褐色の気菌糸を良好に着生し、淡黄褐色の溶
解性色素を認める。
(3)グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP−培
地5) 発育は中程度である。褐灰色の気菌糸を中程度に着生し
、淡橙色の溶解性色素を認める。
地5) 発育は中程度である。褐灰色の気菌糸を中程度に着生し
、淡橙色の溶解性色素を認める。
(4)スターチ・無機塩寒天培地(ISP−培地4)発
育は良好である。褐灰色の気菌糸を豊富に着生し、淡褐
色の溶解性色素を認める。
育は良好である。褐灰色の気菌糸を豊富に着生し、淡褐
色の溶解性色素を認める。
(5)チロシン寒天培地(ISP−培地7)発育は中程
度である。茶色の気菌糸を良好に着生し、溶解性色素は
認められない。
度である。茶色の気菌糸を良好に着生し、溶解性色素は
認められない。
(6)栄養寒天培地
発育は僅かである。気菌糸も生ぜず、溶解性色素も認め
られない。
られない。
(7)イースト・麦芽寒天培地(ISP−培地2)発育
は良好である。褐灰色の気菌糸を豊富に着生し溶解性色
素は認められない。
は良好である。褐灰色の気菌糸を豊富に着生し溶解性色
素は認められない。
(8)オートミール寒天培地(l5P−培地3)発育は
良好である。褐灰色の気菌糸を良好に着生し、淡黄褐色
の溶解性色素を認める。
良好である。褐灰色の気菌糸を良好に着生し、淡黄褐色
の溶解性色素を認める。
3、生理・生化学的性質
(1)ゼラチンの液化
グルコース・ペプトン・ゼラチン培地でゼラチンの液化
が認められる。
が認められる。
(2)スターチの加水分解
スターチ・無機塩寒天培地でスターチの加水分解が認め
られる。
られる。
(3)脱脂牛乳の凝固・ペプトン化
明らかな凝固は認められず、ペプトン化が認められる。
(4)メラニン様色素の生成
チロシン・イーストエキス培地、千ロジン寒天培地及び
ペプトン・イーストエキス・鉄寒天培地でメラニン様色
素の生成が認められる。
ペプトン・イーストエキス・鉄寒天培地でメラニン様色
素の生成が認められる。
(5)炭素源の利用性
炭素源の資化性はプリドハム・ゴトリーブの基礎培地N
a 9を用いて27℃で14日間培養して判定した。D
−グルコース、叶キシロース、L〜アラビノース、し−
ラムノース、D−フルクトース、ラフィノース、D−マ
ンニトール、イノシトールを利用して良く発育したが、
シュクロースは利用しなかった。
a 9を用いて27℃で14日間培養して判定した。D
−グルコース、叶キシロース、L〜アラビノース、し−
ラムノース、D−フルクトース、ラフィノース、D−マ
ンニトール、イノシトールを利用して良く発育したが、
シュクロースは利用しなかった。
なお、細胞壁成分は、全菌体を用いて分析したところ、
LL−ジアミノピメリン酸が検品された。
LL−ジアミノピメリン酸が検品された。
(6)生育温度
イースト・麦芽寒天培地及びオートミール寒天培地にお
いて20〜40℃の範囲で生育し、至適温度は前者で2
7〜37℃、後者では27〜30℃であった。
いて20〜40℃の範囲で生育し、至適温度は前者で2
7〜37℃、後者では27〜30℃であった。
以上、45H−6株は、その形態学的特徴と細胞壁タイ
プよりストレプトミセス属に帰属する。さらに、形態、
培養性状、生理・生化学的性状などの特徴から、45H
−6株はストレプトミセス・コリナスであることが判定
される。
プよりストレプトミセス属に帰属する。さらに、形態、
培養性状、生理・生化学的性状などの特徴から、45H
−6株はストレプトミセス・コリナスであることが判定
される。
なお、45H−6株は、工業技術院微生物工業技術研究
所に平成元年5月31日寄託申請し、受託番号は微工研
菌寄第10753号である。
所に平成元年5月31日寄託申請し、受託番号は微工研
菌寄第10753号である。
45H−6株は、他の放線菌の多くの菌株の場合にみら
れるように、その性質が変化しやすく、例えば紫外線、
エックス線、放射線、薬品などを用いる人工的変異手段
で変異しうるものであるが、いずれの変異株であっても
抗生物質レゾルチオマイシン生産能を有するものはすべ
て本発明の方法に使用することができる。
れるように、その性質が変化しやすく、例えば紫外線、
エックス線、放射線、薬品などを用いる人工的変異手段
で変異しうるものであるが、いずれの変異株であっても
抗生物質レゾルチオマイシン生産能を有するものはすべ
て本発明の方法に使用することができる。
本発明のレゾルチオマイシンの製造法を実施するに当た
っては、レゾルチオマイシン生産菌、例えばストレプト
ミセス・コリナス45H−6株を栄養源含有培地に接種
して好気的に培養して発育させることによってレゾルチ
オマイシンを含む培養物を得る。用いる培地中の栄養源
としては、放線菌の栄養源として用いられる公知のもの
が使用できる。例えば、市販されているペプトン、肉エ
キス。
っては、レゾルチオマイシン生産菌、例えばストレプト
ミセス・コリナス45H−6株を栄養源含有培地に接種
して好気的に培養して発育させることによってレゾルチ
オマイシンを含む培養物を得る。用いる培地中の栄養源
としては、放線菌の栄養源として用いられる公知のもの
が使用できる。例えば、市販されているペプトン、肉エ
キス。
コーン・スチープ・リカー、綿実粉、落花生粉、大豆粉
、酵母エキス、NZ−アミン、カゼインの氷解物、魚粉
、硝酸ソーダ、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウムな
どの窒素源、および市販されているグリセリン、蔗糖、
澱粉、グルコース、マルトース、糖蜜などの炭水化物、
あるいは脂肪などの炭素源を使用できる。また、食塩、
リン酸塩。
、酵母エキス、NZ−アミン、カゼインの氷解物、魚粉
、硝酸ソーダ、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウムな
どの窒素源、および市販されているグリセリン、蔗糖、
澱粉、グルコース、マルトース、糖蜜などの炭水化物、
あるいは脂肪などの炭素源を使用できる。また、食塩、
リン酸塩。
炭酸カルシウム、硫酸マグネシウムなどの無機塩を添加
できる。その他、必要に応じて微量の金属塩を添加する
こともできる。これらのものは生産菌が利用し、レゾル
チオマイシンの生産に役立つものであればよく、公知の
放線菌の培養材料はすべて用いることができる。
できる。その他、必要に応じて微量の金属塩を添加する
こともできる。これらのものは生産菌が利用し、レゾル
チオマイシンの生産に役立つものであればよく、公知の
放線菌の培養材料はすべて用いることができる。
本発明によって得られる培養物から、例えば培養濾液か
らレゾルチオマイシンを採取するに当たっては、レゾル
チオマイシンの性状を利用した通常の分離手段、例えば
溶剤抽出法、イオン交換樹脂法、吸着または分配クロマ
ト法、沈澱法などの操作を単独又は適宜組合わせて抽出
精製することができる。また、遊離の形で得られたレゾ
ルチオマイシンの溶液を、塩基、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属化合物、水酸化
カルシウム、水酸化マグネシウムなどのアルカリ土類金
属化合物、アンモニウム塩などの無機塩基、エタノール
アミンなどの有機塩基により処理すれば、レゾルチオマ
イシンはそれら用いた塩基の塩類の形で分離することが
できる。
らレゾルチオマイシンを採取するに当たっては、レゾル
チオマイシンの性状を利用した通常の分離手段、例えば
溶剤抽出法、イオン交換樹脂法、吸着または分配クロマ
ト法、沈澱法などの操作を単独又は適宜組合わせて抽出
精製することができる。また、遊離の形で得られたレゾ
ルチオマイシンの溶液を、塩基、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属化合物、水酸化
カルシウム、水酸化マグネシウムなどのアルカリ土類金
属化合物、アンモニウム塩などの無機塩基、エタノール
アミンなどの有機塩基により処理すれば、レゾルチオマ
イシンはそれら用いた塩基の塩類の形で分離することが
できる。
以下に実施例を示すが、レゾルチオマイシンの性状と化
学構造が本発明によって明らかになったので、その性状
に基づきレゾルチオマイシンの製造法を種々考案するこ
とができる。従って、本発明は実施例に限定されるもの
ではなく、実施例の修飾手段は勿論、本発明によって明
らかにされたレゾルチオマイシンの性状に基づいて公知
の手段を施してレゾルチオマイシンを生産、濃縮、抽出
。
学構造が本発明によって明らかになったので、その性状
に基づきレゾルチオマイシンの製造法を種々考案するこ
とができる。従って、本発明は実施例に限定されるもの
ではなく、実施例の修飾手段は勿論、本発明によって明
らかにされたレゾルチオマイシンの性状に基づいて公知
の手段を施してレゾルチオマイシンを生産、濃縮、抽出
。
精製する方法をすへて包括する。
実施例1
オートミール寒天培地(1リツトルの培地中オートミー
ル20g、イーストエキス1g、寒天15g)の寒天斜
面培地に培養したストレプトミセス45H−6株(微工
研菌寄第10753号)を、同し組成の液体培地100
mQを含む坂ロフラスコに接種し、27℃、4日間振盪
培養を行なった。培養液4リツトルを遠心(毎分1万回
転、15分)により上清と菌体とに分けたのち、上清に
ダイヤイオンHP−20樹脂(三菱化成社製)400m
12を加え吸着させ、その後、樹脂を水洗し、メタノー
ル4リツトルで溶出、溶出した液を減圧濃縮後、水に溶
解させた。これをIN塩酸でpH3にし、酢酸エチル6
40mQで3回に分けて抽出、酢酸エチル層を減圧濃縮
乾固の後、クロロホルム層に溶解させ、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィを行なった。クロロホルム−メタノ
ール(20(1: l)で溶出して得られた活性成分を
減圧濃縮乾固後、メタノールに溶解し、ODS逆相高速
液体クロマトグラフィにかけたところ、保持時間24分
に均一な活性のピークが現れた。活性画分を集めて減圧
下に濃縮乾固したところ、 2.5■のレゾルチオマイ
シンが得られた。〔α)6’ =−4,34°(C=1
.19.メタノール)。
ル20g、イーストエキス1g、寒天15g)の寒天斜
面培地に培養したストレプトミセス45H−6株(微工
研菌寄第10753号)を、同し組成の液体培地100
mQを含む坂ロフラスコに接種し、27℃、4日間振盪
培養を行なった。培養液4リツトルを遠心(毎分1万回
転、15分)により上清と菌体とに分けたのち、上清に
ダイヤイオンHP−20樹脂(三菱化成社製)400m
12を加え吸着させ、その後、樹脂を水洗し、メタノー
ル4リツトルで溶出、溶出した液を減圧濃縮後、水に溶
解させた。これをIN塩酸でpH3にし、酢酸エチル6
40mQで3回に分けて抽出、酢酸エチル層を減圧濃縮
乾固の後、クロロホルム層に溶解させ、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィを行なった。クロロホルム−メタノ
ール(20(1: l)で溶出して得られた活性成分を
減圧濃縮乾固後、メタノールに溶解し、ODS逆相高速
液体クロマトグラフィにかけたところ、保持時間24分
に均一な活性のピークが現れた。活性画分を集めて減圧
下に濃縮乾固したところ、 2.5■のレゾルチオマイ
シンが得られた。〔α)6’ =−4,34°(C=1
.19.メタノール)。
実施例2
大量のレゾルチオマイシンを得るために、ジャー培養器
2基にオートミール・イーストエキス培地をそれぞれ3
0リットル入れ、種培養液(坂ロフラスコによる培養)
600mRずつ加え、さらに27℃、120時間培養
した(毎分200回転、通気量毎分10リツトル)。培
養液60リツトルはセライト(ジョンス・マンビル社製
)を加えて吸引濾過したのち、上清をpH3に合わせ、
これを酢酸エチル100リツトルで抽出した。その後は
、実施例1と同様にして分離精製を行ない、高速液体ク
ロマトグラフィによる分画により39.1■のレゾルチ
オマイシンを得た。
2基にオートミール・イーストエキス培地をそれぞれ3
0リットル入れ、種培養液(坂ロフラスコによる培養)
600mRずつ加え、さらに27℃、120時間培養
した(毎分200回転、通気量毎分10リツトル)。培
養液60リツトルはセライト(ジョンス・マンビル社製
)を加えて吸引濾過したのち、上清をpH3に合わせ、
これを酢酸エチル100リツトルで抽出した。その後は
、実施例1と同様にして分離精製を行ない、高速液体ク
ロマトグラフィによる分画により39.1■のレゾルチ
オマイシンを得た。
次に、試験例によって、本発明によるレゾルチオマイシ
ンは、癌細胞の増殖を抑制する作用をもつこと(試験例
1)及び抗癌剤の効果を増強する作用をもつこと(試験
例2)を例証する。
ンは、癌細胞の増殖を抑制する作用をもつこと(試験例
1)及び抗癌剤の効果を増強する作用をもつこと(試験
例2)を例証する。
試験例1
マウス白血病L5178Y細胞をウシ胎児血清10%を
含むRPM11640培地で37℃で3日間培養すると
、15.000個/mQの細胞が98万個/mQに増え
た。このとき、レゾルチオマイシンを種々な濃度で培地
中に加えておくと、その濃度に応じて細胞の増殖は阻害
され、15.5μg/vnQのレゾルチオマイシン濃度
で細胞の増殖の50%阻害(IC5゜)が観察された。
含むRPM11640培地で37℃で3日間培養すると
、15.000個/mQの細胞が98万個/mQに増え
た。このとき、レゾルチオマイシンを種々な濃度で培地
中に加えておくと、その濃度に応じて細胞の増殖は阻害
され、15.5μg/vnQのレゾルチオマイシン濃度
で細胞の増殖の50%阻害(IC5゜)が観察された。
試験例2
チャイニーズハムスターV79細胞を、10%コウシ血
清を含むイーグルMEM培地中に200〜300細胞/
プレートの細胞濃度でまき、20時間後に抗腫瘍剤とし
て知られるビンクリスチンを培地に添加し37℃で7〜
8日間培養した。その後、プレート上の細胞を10%ホ
ルマリン溶液で固定、クリスタルバイオレットで染色し
、コロニーの数を数えたところ、ビンクリスチンのIC
,、は17.3ng/mΩであったが、ビンクリスチン
とともにレゾルチオマイシンを40μg/n+Q添加す
ると、ビンクリスチンのIC5oは5.1ng/−Qと
なり、ビンクリスチンの抗癌効果を3.4倍増強した。
清を含むイーグルMEM培地中に200〜300細胞/
プレートの細胞濃度でまき、20時間後に抗腫瘍剤とし
て知られるビンクリスチンを培地に添加し37℃で7〜
8日間培養した。その後、プレート上の細胞を10%ホ
ルマリン溶液で固定、クリスタルバイオレットで染色し
、コロニーの数を数えたところ、ビンクリスチンのIC
,、は17.3ng/mΩであったが、ビンクリスチン
とともにレゾルチオマイシンを40μg/n+Q添加す
ると、ビンクリスチンのIC5oは5.1ng/−Qと
なり、ビンクリスチンの抗癌効果を3.4倍増強した。
同様の実験で、レゾルチオマイシン40μg/mQはア
クチノマイシンDの効果を3.3倍増強した。
クチノマイシンDの効果を3.3倍増強した。
添付図面の第1図はレゾルチオマイシンのクロロホルム
中で測定した赤外部吸収曲線を示す。第2図は中性・酸
性メタノール中および0.01 N水酸化ナトリウム含
有メタノール中で測定したレゾルチオマイシンの紫外部
および可視部吸収曲線を示す。第3図は重クロロホルム
中で測定したレゾルチオマイシンの1H核磁気共鳴スペ
クトル(5001’1Hz)であり、第4図はその13
C核核気共鳴スペクトル(100M七)である。 り明伺
中で測定した赤外部吸収曲線を示す。第2図は中性・酸
性メタノール中および0.01 N水酸化ナトリウム含
有メタノール中で測定したレゾルチオマイシンの紫外部
および可視部吸収曲線を示す。第3図は重クロロホルム
中で測定したレゾルチオマイシンの1H核磁気共鳴スペ
クトル(5001’1Hz)であり、第4図はその13
C核核気共鳴スペクトル(100M七)である。 り明伺
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる抗腫瘍性抗生物質レゾルチオマイシンおよ
びその塩。 2、ストレプトミセス属に属するレゾルチオマイシン生
産菌を、栄養源を含有する培地中で培養し、その培養物
からレゾルチオマイシンを採取することを特徴とするレ
ゾルチオマイシンの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31423190A JPH04187632A (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 新抗腫瘍性抗生物質レゾルチオマイシン及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31423190A JPH04187632A (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 新抗腫瘍性抗生物質レゾルチオマイシン及びその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04187632A true JPH04187632A (ja) | 1992-07-06 |
Family
ID=18050865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31423190A Pending JPH04187632A (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 新抗腫瘍性抗生物質レゾルチオマイシン及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04187632A (ja) |
-
1990
- 1990-11-21 JP JP31423190A patent/JPH04187632A/ja active Pending
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