JPH04201425A - 液体流出量制御部材及びその製造方法 - Google Patents

液体流出量制御部材及びその製造方法

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JPH04201425A
JPH04201425A JP2336589A JP33658990A JPH04201425A JP H04201425 A JPH04201425 A JP H04201425A JP 2336589 A JP2336589 A JP 2336589A JP 33658990 A JP33658990 A JP 33658990A JP H04201425 A JPH04201425 A JP H04201425A
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liquid
control member
synthetic resin
resin
tube
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JP2336589A
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Nobuo Goto
宣夫 後藤
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JNC Corp
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Chisso Corp
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、薬液(液体)収納部内に収納された薬液を順
次人体内に注入する薬液持続注入器、あるいは潤滑剤、
試験液、その他の液体を所定箇所に分配するデイスペン
サー等に用いられ、液体収納部内から所定箇所に液体を
注入する際に、液体の流出量を制御する液体流出量制御
部材に関する。
〔背景技術〕
従来、人体に薬液を持続的に注入する方法としては、注
射器内に収納された薬液を注射針やカテーテルを介して
手動あるいは自動で供給するか、あるいは、点滴容器内
の薬液を自然的かあるいは自動により供給するかしてい
る。
このような薬液の持続的な注入は、数分から数時間を要
し、この間、注射針等に注射器等を接続□ しているた
め、患者に苦痛を与えたり、その行動を制限するのみな
らず、医者や看護婦等の施術者にも注射器の保持や、点
滴量のチエツク等の不都合を与えていた。
このため、患者や′施術者の行動を制限しない小型で、
取扱の簡易な薬液持続注入器や薬液持続注入カテーテル
が開発されている(特開昭56−102252号公報、
特公昭61−51901号公報、特、開昭62−114
64号公報、特開昭62−11465号公報参照)。
これらの従来の薬液持続注入器は、いずれも弾性材料か
らなるバルーン(袋)を有し、このバルーンの一端側に
は当該バルーン内に薬液を流入させる流入部が設けられ
、一方、他端側には薬液を流出させる流出部が設けられ
、かつ、前記流入部には薬液の流入方向の流れのみを許
容する逆止弁が設けられて構成されている。
このような構成において、バルーンの収縮力によって、
バルーン内に収納された薬液を流出部から流出させ、注
射針、カテーテル等の人体装着器具を介して人体に流入
させるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これらの薬液持続注入器等においては、
薬液の流出部における流量の制御が必ずしも十分には行
えず、実用上の大きな障害となっていた。
すなわち、特開昭56−102252号公報における薬
液の流出量制御は、袋の内外を連通させる流路(口腔)
に設けられたきわめて細い流量制御要素を用いて行って
いる。この流量制御要素は、比較的短寸の直線状パイプ
(詳細不明)から構成され、流出量の変更は、具体的な
記載はないが、長さと内径との変更で行っているものと
考えられる。しかし、前記流量制御要素は、流路内での
組込み状態からしてその長さを十分に大きくすることは
困難であり、かつ、内径も極端に細くすることは製造上
困難と考えられる。このため、薬液の種類によっては、
きわめて微量づつ長時間にわたって人体に供給する必要
があるが、このような要求に前記流量制御要素は十分に
は応えられない。
また、特公昭61−51901号における薬液の流出量
制御は、バルーンが装着される管状本体の管壁を貫通し
て形成された注入穴の径を変化させたり、バルーンの内
圧に応じて管状本体の流出部内径の面積を可変にするダ
イヤフラムを用いたりして行っている。しかし、管壁に
形成される注入穴では、管壁の厚さが薄いために十分な
流量制御ができず、一方、ダイヤフラムではその製作が
困難であって量産性に乏しく、実用的ではない。
更に、特開昭62−11464号における薬液の流出量
制御は、カテーテルの軸方向に沿って管壁に形成された
細管(細孔)の直径を変化させて行っているが、肉厚の
薄いカテーテルに軸方向に沿った細孔を開けること自体
が困難であり、精密な制御はより困難である。
また、特開昭62−11465号における流出量制御は
、薬液流出部に流量調節弁を設け、この流量調節弁の絞
り率等によって行うものであるが、この場合も精密な制
御は困難であった。
更に、本出願人は、本件の出願に先立ち、平成1年(1
989)  11月14日付けで「薬液流a量制御部材
及びその製造方法」という名称の発明を出願している(
特願平1−296353号)。この発明は、前記各公報
に記載された流出量制御部材の欠点を改善するため、流
出量制御部材を薬液の流通方向に沿って複数の部分部材
に分割するとともに、この分割面に凹溝を形成し、かつ
、これらの部分部材を密着させたものである。この発明
によれば、凹溝の形成が比較的容易なため、凹溝の断面
積及び長さを適宜に設定することによって精密な流出量
制御を行なえるものである。
このような先行出願は、従来の問題点をほぼ解決できる
ものの、より改善されたあるいは先行出願とは異なる構
成の流出量制御部材及びその製造方法が望まれている。
また、薬液の流出量制御に限らず、一般の液体の流出量
制御を行なえるものも望まれている。
本発明の目的は、液体の流圧量制御を簡易な構成で精密
に行なえる液体流出量制御部材を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る液体流出量制御部材は、液体が流通する孔
を形成するのに、細孔形成が容易な金属細管を用いる一
方、この金属細管を直接用いて所定外形形状の制御部材
を樹脂成形することは取扱いが困難なことから、金属細
管の周面に予め樹脂被覆を行ったものを用いるようにし
たものである。
具体的には、本発明は、液体の流量を所定の値に規制す
る内径及び長さを有する金属細管の周囲に合成樹脂層が
設けられて樹脂被覆金属細管とされるとともに、この樹
脂被覆金属細管の周囲に合成樹脂からなる制御部材本体
が密着して設けられ、前記金属細管の一端側が液体流入
口に、他端側か液体流出口にそれぞれ連通されたことを
特徴とする液体流出量制御部材である。
本発明に係る液体流出量制御部材の製造方法は、長尺の
金属細管の周囲に押出成形により合成樹脂層を所定厚さ
に被覆して樹脂被覆金属細管を形成し、この樹脂被覆金
属細管を所定長さに切断した後、この切断した樹脂被覆
金属細管を一端側か液体流入口に、他端側か液体流出口
にそれぞれ連通するよう射出成形金型内に配置し、この
射出成形金型内に前記合成樹脂層と密着性のある合成樹
脂を射出して制御部材本体を成形することを特徴とする
本発明に係る液体流出量制御部材の異なる製造方法は、
液体流通方向に沿って複数に分割されるとともに、少な
くとも1つの合せ面に凹溝が形成された複数の部分部材
をそれぞれ合成樹脂により形成し、これらの部分部材の
合せ面に形成される凹溝内に、合成樹脂層を被覆された
所定長さの金属細管を嵌合し、これらの各部分部材と樹
脂被覆金属細管並びに各部分部材同志を互いに密接に接
合したことを特徴とする。
〔作用〕
このように構成された本発明に係る液体流出量制御部材
は、液体流入口から流入されてくる液体が金属細管内の
断面積及び長さにより流出量を規制されて液体流出口か
ら流出する。
本発明に用いられる金属細管は、ステンレスパイプ等を
順次小径のダイスに通すことによって、内径が数10μ
m程度の小径に形成できる。この金属細管を合成樹脂で
被覆して用いることで合成樹脂からなる制御部材本体と
容易に接合でき、量産化と品質の安定化を図れる。また
、樹脂被覆金属細管は、その形状を直線状は勿論、U字
状、ジグザグ状等、適宜な形状に折曲させることもでき
、その内径を所定の直径及び長さにすることによって、
薬液等の液体の流出量の制御をきわめて容易に行える。
5実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図には、本発明に係る液体流出量制御部材
を薬液持続注入器に適用した一実施例か示されている。
全体構成を示す第1図において、本実施例に係る薬液持
続注入器10は、合成樹脂からなる略円柱状の液体流出
量制御部材20を備えている。この制御部材20は、透
明あるいは半透明の材質から構成されることが、内部を
視認する上で好ましい。
液体流出量制御部材20の一端、図中右端には、液体供
給手段としてのシリンジ12を装着可能な液体注入部1
3が設けられている。この液体注入部13内には、シリ
ンジ12から制御部材20内へ注入された薬液が液体注
入部13から流出するのを防止する液体流出防止手段1
4が密着固定されている。この液体流出防止手段14は
、矢印P方向の薬液の流れのみを許容する逆止弁あるい
は液体注入部13の流路13Aを開閉可能なコック等か
らなり、これらの逆止弁あるいはコックは、市販のもの
を用いることができる。
液体流出量制御部材20は、合成樹脂等からなる制御部
材本体21と、この本体21の内部に一体に設けられた
流量制御用の樹脂被覆金属細管70とを含んで構成され
ている。この細管70の一端、第1図中左方字状に曲げ
られた上側先端は、゛ 前記液体注入部13に連通する
大径の流通路27を介して液体流入口22に連通され、
他端、第1図中左方に位置する先端は、細管自身の端部
がそのまま液体流出口23とされている。
前記細管70は;例えば、図示のように略U字状に折曲
されて所定長さが確保されるとともに、細管70の内直
径は、例えば数10.czmから数100μm程度とさ
れ、この長さと内径とを適宜に選択することで、細管7
0内を流通する薬液の流出量を制御できるようになって
いる。
前記樹脂被覆金属細管70は、第2図に示されるように
、ステンレス、クロム鋼、その他の金属材からなる金属
細管71の周面に所定厚さの合成樹脂層72が押出成形
等により被覆されて構成されている。
前記樹脂層72及び制御部材本体21用の合成樹脂とし
ては、シリコン樹脂、アクリル、ポリカーボネート(P
C) 、ポリエチレン(PE) 、ポリプロピレン(P
P) 、ポリアセタール(POM) 、ポリアミド(P
A) 、ふっ素樹脂、ベークライト、その他の熱可塑性
、熱硬化性樹脂を用いることができるが、熱可塑性であ
って射出成形性、押出成形性が良好で、薬液等の液体に
対して安定であり、多少の透光性を有する材料、例えば
、ポリカーボネートが好ましい。また、合成樹脂層72
と制御部材本体21とは、制御部材21の成形時に互い
に溶着性を有する樹脂であることが好ましく、両者が同
一の樹脂であることがより好ましい。更に、樹脂被覆金
属細管70が、第1図のように折曲形成される場合には
、柔軟性のある樹脂であることがより好ましい。
前記流通路27には、液体流出量制御部材20の外面に
連通ずる複数の連通孔24か形成されている。これらの
連通孔24の外周開口部位置には、それぞれ全周溝25
が形成され、連通孔24を介しての薬液の流出入が容易
にできるようになっている。
なお、連通孔24のうち、図中左端の連通孔24Lは、
大径に設けられている。これにより、制御部材本体21
を金型(図示せず)で前記樹脂被覆細管70と一体成形
する際、本体21内にインサートされる樹脂被覆金属細
管70の上側先端を金型内で保持するためのホルダ(図
示せず)がこの大径の連通孔24Lを介して挿入できる
ようになっている。
前記制御部材20の外周には、制御部材20の全ての連
通孔24を被覆するように、筒状のゴム様弾性膜31が
装着されている。このゴム様弾性膜31の両端部31A
は、接着剤等により制御部材20の外周に気密に固定さ
れ、その中間部31Bは、制御部材20の外周から離隔
可能にされている。ゴム様弾性膜31は、伸縮性に富み
、外部からの作用によっても容易に損傷しない耐磨耗性
、高靭性の材料から作られることが好ましく、特に、透
明あるいは半透明の材料のものが好ましい。このような
ゴム様弾性膜31の材料としては、例えば、市販のシリ
コンゴムあるいはラテックスゴム等が好適である。
ゴム様弾性膜31は、連通孔24を介しての薬液の流入
により、第1図に2点鎖線で示されるように、膨張可能
にされている。この膨張したゴム様弾性膜(バルーン)
31により薬液(液体)の加圧手段が構成されるととも
に、この膨張したゴム様弾性膜31内及び制御部材20
内により液体収納部35が構成されている。
液体流出量制御部材20の他端には、開閉手段としての
コック40が着脱可能に取付けられている。このコック
40は、制御部材20の他端に装着されるとともに液体
流出口23に連通する流路41Aを有するコック本体4
1と、このコック本体41に回動可能に装着されるとと
もに前記流路41Aと連通可能な連通孔42Aを有する
つまみ42とから構成されている。
従って、つまみ42を回動操作することにより、流路4
1Aの遮断あるいは連通孔42Aを介しての連通を行な
えるようになっている。なお、第1図の図示状態におい
ては、連通孔42Aは流路4IAと直交方向に配置され
、流路41Aは遮断状態とされ、つまみ42を図示状態
から90度回動することにより、流路41Aは開通され
るようになっている。
コック本体41には、両端にそれぞれコネクタ45.4
6を有する可撓性の連結チューブ47を介して人体装着
器具としての注射針50が着脱可能に装着されている。
この注射針50は、市販のもので、連結チューブ47の
一方のコネクタ46に取付可能な取付部51と、この取
付部51に植設された針先52とから構成されている。
なお、第1図において、球状に膨張したゴム様弾性膜3
1の外径を覆うように必要に応じて透明のカバー38が
装着され、このカバー38は患者の腕等に取付けられる
バンド39を備えており、膨張状態のゴム様弾性膜31
の保護と、患者への装着とを行なえるようになっている
次に、本実施例の製造方法の一例について説明する。
前記金属細管71は、金属細管71用の素材管を順次孔
径の小さくなるダイス内に通すことにより、所定の内径
まで細くして製造される。この金属細管71は、市販の
ものを用いることができる。
また、樹脂被覆金属細管70の製造には、例えば、第3
図に示されるような所謂クロスヘツド型の押出成形機8
0が用いられる。この押出成形機80は、クロスヘツド
81を備え、このクロスヘツド81内には、金属細管7
1を保持するニップル82及びこのニップル82を保持
するニップルホルダ83が設けられ、一方、ニップル8
2に対向してダイ84がクロスヘツド81に取付けられ
ている。
前記クロスヘツド81内には、ブレーカプレート85を
介して押出機本体86のスクリュウ87側から溶融樹脂
88が供給され、この溶融樹脂88が、順次移送される
金属細管71の周面にダイ84内で被覆されて合成樹脂
層72となり、連続した樹脂被覆金属細管70となるよ
うにされている。
なお、金属細管71と合成樹脂層72との溶着強度を大
きくするため、金属細管71の表面に、ローレット加工
やサンドブラスト等による粗面化処理、あるいは、エポ
キシ処理等の金属−樹脂接着に関する公知の方法を施し
てもよい。
前述のようにして形成された連続した長尺の樹脂被覆金
属細管70は、所定長さに切断された後、必要に応じて
所定形状に折曲加工される。この加工された細管70は
、図示しない射出成形、注入成形用等の金型内に、各端
部から樹脂が流入しない状態で保持される。この状態で
金型内に前述の合成樹脂が射出あるいは注入されること
により、制御部材本体21が合成樹脂層72を有する樹
脂被覆金属細管70と一体に成形され、液体流出量制御
部材20が製造される。
前記液体流出量制御部材20の周面には、ゴム様弾性部
材31が嵌合されて両端部31Aが制御部材20に固定
され、更に、この制御部材20には液体注入部13が取
付けられて薬液持続注入器10が完成される。
次に、本実施例の動作につき説明する。
薬液持続注入器10の制御部材20の一端に開閉手段と
してのコック40を取付け、このコック40のつまみ4
2を第1図図示のように操作して閉止状態にする。この
状態で、制御部材20の液体注入部13に液体供給手段
としてのシリンジ12を装着し、予めシリンジ12内に
計量されて収納されている薬液を矢印P方向に注入する
注入された薬液は、液体流出防止手段14を介して制御
部材20の液体流入口22から流通路27内に流入する
。この際、制御部材20の液体流出口23側に装着され
たコック40は閉止状態にあるため、液体流出口23か
らの薬液の流出が止められている。従って、薬液は、流
出量制御部材20の液体流入口22を介して流通路27
に形成された各連通孔24からゴム様弾性膜31内に流
入し、ゴム様弾性膜31を球状に膨張させる。これによ
り、ゴム様弾性膜31は、その膨張による反力としての
収縮力により、加圧手段として薬液に所定圧力を加える
とともに、制御部材20の内部及び膨張したゴム様弾性
膜31の内部が液体収納部35とされる。
また、ゴム様弾性膜31内に充満された薬液は、液体注
入部13に設けられた液体流出防止手段14の作用によ
り、液体注入部13から逆流することはない。
液体流出量制御部材20及びゴム様弾性膜31内にエア
が混入することを防止する必要がある場合には、制御部
材20内に予め同種の薬液もしくは生理食塩水あるいは
所定の液体を注入しておくか、液体注入後、液体注入部
13を上方にして制御部材20を直立させれば、ゴム様
弾性膜31及び制御部材20内の気泡は、制御部材20
の液体注入部13側に浮上する。このため、液体注入部
13内に図示しない空気抜き細管を差し込んで液体流出
防止手段14を開放してやれば、エアを容易に排出でき
る。
前述のようにして薬液持続注入器10内に所定量の薬液
を注入した後、必要に応じてコック40に連結チューブ
45を介して人体装着器具としての注射針50を取付け
、この注射針50を人体内に挿入して人体への薬液の注
入の開始準備が完了する。
注射針50の人体への挿入にあたり、この挿入前に必要
に応じて薬液を注射針50から流出させ、通常のエア抜
き動作を行う。
注射針50の人体への挿入後、コック40のつまみ42
を回転して連通孔42Aを介して流路41Aを開通させ
ると、液体収納部35内に収納され、加圧手段としての
ゴム様弾性膜31により加圧された薬液は、全周溝25
、連通孔24及び流通孔27を介して液体流出量制御部
材20の樹脂被覆金属細管70の内部に流入する。この
液体流出量制御部材20内に流入した薬液は、樹脂被覆
金属細管70の内径及びその長さにより、その流出速度
、換言すると流出量を制御されてコック40の流路41
A内に入り、矢印T方向に流出し、更に、連結チューブ
47及び注射針50を介して人体(図示せず)内に流入
する。この際、薬液は、液体流出量制御部材20により
その流出量を制御されているため、膨張したゴム様弾性
膜31の加圧力にも拘らず、所定の流出時間が維持され
ることとなる。
薬液の流出時間は、薬液の注入量、粘度、ゴム様弾性膜
31の弾性特性、液体流出量制御部材20の樹脂被覆金
属細管70の内径及び長さ、注入される人体内の圧力等
によって定まる。実際には、各薬液持続注入器10につ
いての所定の薬液での流出時間を実測してその値を定め
ている。
前述のような本実施例によれば、次のような効果がある
すなわち、本実施例に係る液体流出量制御部材20は、
ダイスによる精密成形によって内径寸法が精密に管理さ
れている樹脂被覆金属細管70を含んで構成されている
から、細管70の内径寸法及び長さを適宜に設定するこ
とにより、きわめて正確な薬液の流出量の制御を行うこ
とかできる。
また、細管70の内径及び長さの設定は、金属細管71
の素材の選択及び切断加工で行なえるから、きわめて容
易に量産化でき、薬液持続注入器lOそのものを安価に
製造できる。
更に、細管71の長さは、折曲形成す゛ることにより長
く形成できるから、同一の流出量の制御に対し、長さが
長くなった分、孔径を大きくでき、孔のつまり等の問題
も生じない。
また、金属細管71には合成樹脂層72が被覆されて樹
脂被覆金属細管70が構成されているから、極めて細い
金属細管71を用いても細管70は比較的太く形成でき
、その金型への装着等の取扱いを容易にできる。更に、
樹脂層72が形成されているから、制御部材本体21を
樹脂成形する際、本体21と細管70との溶着を強固に
でき、両者間での薬液の漏洩を十分防止できる。
また、本実施例の薬液持続注入器10は、薬液の収納と
加圧注入とを兼用することができるため、構造を小型、
かつ、簡単にでき、取扱も簡易となる利点がある。従っ
て、患者の行動等を規制せず、施術者の労力及び拘束時
間等を軽減できる。更に、液体注入部13には液体流出
防止手段14が設けられており、かつ、薬液持続注入器
10は全体として密閉構造であるため、注入器IO内の
エア抜きを一度行えば、ゴム様弾性膜31が完全に収縮
するまでエアの混入等が発生することがない。
また、加圧手段としてはゴム様弾性膜31が用いられて
いるため、構造が簡単となって、この点からも小型、か
つ、軽量に製造できる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく
、本発明の目的を達成できる範囲での変形は本発明に含
まれるものである。また、以下に示す本発明の変形例に
おいて、前記実施例と同一もしくは相当構成部分には、
同一符号を用い、重複部分の説明を省略もしくは簡略に
する。
例えば、液体流出量制御部材20としては、前記実施例
のように樹脂被覆金属細管70の周囲に制御部材本体2
1を直接樹脂成形するものに限らず、予め樹脂成形した
制御部材本体21と樹脂被覆金属細管70とを組合せて
作成するものでもよい。
すなわち、第4図及び第5図には、予め樹脂成形する構
造の液体流出量制御部材20の部品図及び組合せ状態の
側面図が示されている。
本実施例における液体流出量制御部材20の制御部材本
体21は、薬液流通方向すなわち矢印P方向に沿って複
数、本実施例では略等分の2つの部分部材21A、21
Bに分割され、これらの部分部材21A、21Bは、そ
れぞれ前述と同様な合成樹脂から射出成形等により独立
に形成される。
前記部分部材21A、21Bは、両部材の合せ面26に
対して対称に形成されているため、両部材の対応箇所に
それぞれ符号AまたはBを付して同時に説明する。
部分部材21A、21Bは、流通路27の形成用凹溝2
7A、27B及びU字状の樹脂被覆金属細管70を装着
するための凹溝28A、28Bをそれぞれ有するととも
に、これらの凹溝28A。
28Bの一端及び他端には液体流入口22及び液体流出
口23に対応する入口部22A、22B及び出口部23
A、23Bを有しており、更に、部分部材21A、21
Bは、連通孔24及び全周溝25を形成するための凹溝
24A、24B及び25A、25Bを有している。
前記部分部材21A、21Bは、その凹溝28A、28
Bのいずれか一方内に樹脂被覆金属細管70が適宜な接
合手段で接合される。この後、第5図に示されるように
、お互いの対称の形状が合せ面26で一致するように向
い合わされ、各部分部材21A、21Bの合せ面26A
、26Bが適宜な接合手段で接合されている。前記各接
合手段としては、超音波溶着が好ましいが、細管7o内
等への接着剤の流入を有効に防止できれば、接着等の他
の手段でもよい。
また、液体流出量制御部材20としては、細管70を装
着するのに、前記第4,5図の実施例のように各部分部
材21A、21Bの合せ面26A。
26Bの両方に凹溝28A、28Bを設けるもの゛に限
らず、第6図に示されるように、その一方、本実施例で
は部分部材2OAの合せ面26Aにのみ凹溝28Aを設
けてもよい。この際、連通孔24用の凹溝24Aも一方
の部分部材21Aにのみ設け、他方の部分部材21Bの
合せ面26Bは平面とされている。また、樹脂被覆金属
細管70の合成樹脂層71は、凹溝28Aの形状に合せ
て断面略馬蹄形とされている。このように形成すれば、
部分部材21A、21Bの片側の合せ面26Bが平面と
なるため、画部分部材21A、21Bの位置合せが容易
となり、接合作業を迅速にできるという利点を付加でき
る。
更に、第7図に示されるように、液体流入口22は、流
通路27に直接接続されず、流路29、液体流出量制御
部材20の外周とゴム様弾性膜31との間を通り、更に
全周溝25及び連通孔24を介して流通路27に連通さ
れるものであってもよく、このように形成しても前記第
1図の実施例と同一の効果を奏することができる。
また、加圧手段としては、ゴム様弾性膜31に限らず、
他の加圧手段であってもよい。
更に、ゴム様弾性膜31の液体流出量制御部材20への
装着位置も、制御部材20の途中に限らず、第8図に示
されるように一端部でもよい。この場合、ゴム様弾性膜
31は、合成樹脂からなる筒状の弾性膜ホルダ33に被
嵌され、この弾性膜ホルダ33には複数の連通孔24が
形成されるとともに、ホルダ33の一端に制御部材20
が、他端に液体注入部13が取付けられる。この際、制
御部材20には、全周溝及び連通孔は形成されない。
また、第8図において、弾性膜ホルダ33を取り除き、
かつ、ゴム様弾性膜31の他端側を閉じてゴム様弾性膜
31を袋状に形成する一方、液体注入部13を制御部材
20の途中から分岐して設け、流路13Aを流通路27
を介して細管70に連通ずるようにしてもよいことは勿
論である。
更に、細管70は、薬液の流量によっては、第9図に示
されるように、液体流入口22と液体流出口23とを直
線状に結ぶワンパスの溝として設けてもよく、必ずしも
U字状等に折曲する必要はない。このように直線状にす
れば、細管70の制御部材本体21内への装着が容易と
なる利点があり、かつ、細管70をインサートされた長
尺の制御部材本体21の素材を作成しておき、これを旋
盤等を用いた機械加工により所定形状に作成することも
できる。一方、第9図の実施例では、長さ寸法が大きく
なる点で不利である。
また、第10.11図には、直線状の細管70を有し、
かつ、第9図の実施例における寸法か長いという欠点を
解消した実施例が示されている。
すなわち、第10図において、制御部材本体21は、流
入口22側を細く形成されるとともに、この流入口22
側の端部には、複数、例えば、第11図にも示されるよ
うに、3つの半径方向に突出した端部保持突部218が
形成されている。この突部218の外縁には、有底円筒
状の弾性膜ホルダ33が被嵌され、この弾性膜ホルダ3
3と細径にされた制御部材本体21との間には流通路2
7が形成される。流通路27は、弾性膜ホルダ33に多
数設けられた連通孔24を介してゴム様弾性膜31の内
面と連通されている。また、弾性膜ホルダ33の円筒の
底部には、液体流出防止手段14を有する液体注入部1
3が固定されている。
このような第10.11図の実施例によれば、第9図の
実施例における寸法か長いという欠点が解消できる。
要するに、薬液等の液体の流量の規制は、細管70の内
径断面積と長さとにより決まるものであるから、製造上
の必要に応じて、細管70の断面積と長さとを定めれば
よく、その外形の形状は問わない。
また、液体流出量制御部材20による流出量の制御は、
薬液に限らず、潤滑剤、試験液、接着剤等、他のあらゆ
る液体に適用できる。
更に、液体収納部35は、膨張したゴム様弾性膜31内
と制御部材20内に限らず、要は薬液等の液体を収納で
きる場所であればよく、その形状は問わない。
また、液体流出量制御部材20の形状は、丸棒状に限ら
ず、角柱状、偏平状等の他の形状でもよい。更に、制御
部材20の分割は、前記第4,5図の実施例のように略
等分の2分割に限らず、3以上の複数の分割でもよく、
この場合、細管70は少なくとも1つの合せ面26に装
着されていれば足りるが、2以上の合せ面26に設けて
もよい。
しかし、実用上は2分割が接合の簡易な点で有利である
。また、金属細管71への樹脂被覆は、−層の合成樹脂
層72に限らず、樹脂層72を二層以上にしてもよい。
この際、金属細管71の周面に接する層として金属との
接合強度が大きい材質を選択するのがよい。
液体供給手段としては、前記実施例のようにシリンジ1
2に限らず、定量吐出ポンプ等地の手段でもよく、また
、開閉手段としてはコック40に限らず、液体流出口2
3に弾性チューブを連結し、この弾性チューブを挾持す
る単なるピンチとしてもよく、更には、一般の開閉弁等
でもよい。
更に、人体装着器具としては、前記実施例のように注射
針50に限らず、取付部51と針先52との間に可撓性
チューブを介装した構造の注射針、あるいはカテーテル
等であってもよい。このカテーテルとしては、その種類
は問わず、一般の静脈用カテーテル、泌尿器用カテーテ
ル、消化器用カテーテル、産婦人科用カテーテル、脳外
科用カテーテル等を用いることができるのは勿論である
これらの各種の人体装着器具が取付けられる位置は、薬
液持続注入器10の液体流出口23にコック40を介し
て取付けられるものに限らず、液体流出口23の外周に
直接取付けられるものであってもよく、要するに液体流
出口側であればよい。
〔発明の効果〕
上述のような本発明によれば、液体の精密な流出量制御
を量産容易な構造で行うことができるという効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る液体流出量制御部材を薬液持続注
入器に適用した一実施例を示す縦断面図、第2図は前記
実施例に用いられる樹脂被覆金属細管の一部切欠き斜視
図、第3図は樹脂被覆金属細管の製造方法の一例を示す
断面図、第4図(A)。 (B)は液体流出量制御部材の他の実施例に用いられる
部分部材の平面図、第5図は第4図の部分部材の接合状
態を示す拡大側面図、第6図は第4゜5図の実施例の変
形例を示す要部の拡大側面図、第7図ないし第1θ図は
それぞれ異なる本発明の更に他の実施例を示す断面図、
第11図は第10図のXI−XI線断面図である。 IO・・・薬液持続注入器、20・・・液体流出量制御
部材、21・・・制御部材本体、21A、21B・・・
部分部材、22・・・液体流入口、23・・・液体流出
口、24・・・連通孔、26.26A、26B・・・合
せ面、28A、28B・・・凹溝、31・・・加圧手段
としてのゴム様弾性膜、70・・・樹脂被覆金属細管、
71・・・金属細管、72・・・合成樹脂層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液体の流量を所定の値に規制する内径及び長さを
    有する金属細管の周囲に合成樹脂層が設けられて樹脂被
    覆金属細管とされるとともに、この樹脂被覆金属細管の
    周囲に合成樹脂からなる制御部材本体が密着して設けら
    れ、前記金属細管の一端側が液体流入口に、他端側が液
    体流出口にそれぞれ連通されたことを特徴とする液体流
    出量制御部材。
  2. (2)長尺の金属細管の周囲に押出成形により合成樹脂
    層を所定厚さに被覆して樹脂被覆金属細管を形成し、こ
    の樹脂被覆金属細管を所定長さに切断した後、この切断
    した樹脂被覆金属細管を一端側が液体流入口に、他端側
    が液体流出口にそれぞれ連通するよう射出成形金型内に
    配置し、この射出成形金型内に前記合成樹脂層と密着性
    のある合成樹脂を射出して制御部材本体を成形すること
    を特徴とする液体流出量制御部材の製造方法。
  3. (3)液体流通方向に沿って複数に分割されるとともに
    、少なくとも1つの合せ面に凹溝が形成された複数の部
    分部材をそれぞれ合成樹脂により形成し、これらの部分
    部材の合せ面に形成される凹溝内に、合成樹脂層を被覆
    された所定長さの金属細管を嵌合し、これらの各部分部
    材と樹脂被覆金属細管並びに各部分部材同志を互いに密
    接に接合したことを特徴とする液体流出量制御部材の製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010005191A3 (ko) * 2008-07-11 2010-03-11 Shu Hyun Bai 의료용 유량조절장치
JP2017516537A (ja) * 2014-05-29 2017-06-22 アヴェント インコーポレイテッド 患者に流体を送達するための装着可能な流量調節装置

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