JPH0420429B2 - - Google Patents
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- JPH0420429B2 JPH0420429B2 JP59080130A JP8013084A JPH0420429B2 JP H0420429 B2 JPH0420429 B2 JP H0420429B2 JP 59080130 A JP59080130 A JP 59080130A JP 8013084 A JP8013084 A JP 8013084A JP H0420429 B2 JPH0420429 B2 JP H0420429B2
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- culture
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は新規抗生物質SF−2312物質及びその
製造法に関する。更に詳しく述べれば、放線菌を
培養することにより得られる新抗生物質SF−
2312物質又はその塩及びそれらの製造法に関する
ものである。 発明に到る経緯 本発明者らは種々のグラム陽性菌及び陰性菌に
抗菌活性を有する新規かつ有用な抗生物質を探索
した結果、ミクロモノスポーラ属に属する放線菌
を栄養培地中に培養することによつて新抗生物質
SF−2312物質が発酵的に生産されることを見い
出し、SF−2312物質を単離し、その理化学的性
状、生物学的性状を確定した。さらには本菌を培
養する際に培地中にビタミンB12を添加すること
によりSF−2312物質の生産を著しく増大させる
ことを見い出した。本発明は上記の知見に基づい
て完成されたものである。 発明の要旨 したがつて第一の本発明は下記の式:、 で表わされる新抗生物質SF−2312物質及びその
塩を提供するものである。 さらに第二の本発明は、ミクロモノスポーラ属
に属するSF−2312物質生産菌を培養し、培養物
からSF−2312物質又はその塩を採取することを
特徴とする新抗生物質SF−2312物質又はその塩
の製造法を提供する。 発明の詳細な開示 本発明の方法で使用される新抗生物質SF−
2312物質生産菌の一例としては、本発明者らによ
り静岡県清水市の土壌より新たに分離されたSF
−2312株がある。SF−2312株の菌学的性状は下
記のとおりである。 形 態 基生菌糸は長く伸長、分枝し、その直径は約
0.5μmである。気菌糸は通常放線菌の培養に用い
られている各種の寒天培地上で形成されない。ま
れに、胞子と思われる形態が基生菌糸上に1個ず
つ観察されるが(光学顕微鏡観察)、その形成は
寒天培養、振盪培養のいずれにおいても極めて貧
弱であり、現在までのところ、それを電子顕微鏡
で確認するに至つていない。胞子のう、鞭毛胞
子、菌核は調べた範囲では観察されない。 各種培地上の生育状態 SF−2312株の各種寒天培地上の生育状態は次
表に示すとおりである。色の記載について〔 〕
内に示す標準はContainer Corporation of
America社製の「Color Harmony Manual」を
用いた。観察は28℃、14〜21日培養後に行つた。
製造法に関する。更に詳しく述べれば、放線菌を
培養することにより得られる新抗生物質SF−
2312物質又はその塩及びそれらの製造法に関する
ものである。 発明に到る経緯 本発明者らは種々のグラム陽性菌及び陰性菌に
抗菌活性を有する新規かつ有用な抗生物質を探索
した結果、ミクロモノスポーラ属に属する放線菌
を栄養培地中に培養することによつて新抗生物質
SF−2312物質が発酵的に生産されることを見い
出し、SF−2312物質を単離し、その理化学的性
状、生物学的性状を確定した。さらには本菌を培
養する際に培地中にビタミンB12を添加すること
によりSF−2312物質の生産を著しく増大させる
ことを見い出した。本発明は上記の知見に基づい
て完成されたものである。 発明の要旨 したがつて第一の本発明は下記の式:、 で表わされる新抗生物質SF−2312物質及びその
塩を提供するものである。 さらに第二の本発明は、ミクロモノスポーラ属
に属するSF−2312物質生産菌を培養し、培養物
からSF−2312物質又はその塩を採取することを
特徴とする新抗生物質SF−2312物質又はその塩
の製造法を提供する。 発明の詳細な開示 本発明の方法で使用される新抗生物質SF−
2312物質生産菌の一例としては、本発明者らによ
り静岡県清水市の土壌より新たに分離されたSF
−2312株がある。SF−2312株の菌学的性状は下
記のとおりである。 形 態 基生菌糸は長く伸長、分枝し、その直径は約
0.5μmである。気菌糸は通常放線菌の培養に用い
られている各種の寒天培地上で形成されない。ま
れに、胞子と思われる形態が基生菌糸上に1個ず
つ観察されるが(光学顕微鏡観察)、その形成は
寒天培養、振盪培養のいずれにおいても極めて貧
弱であり、現在までのところ、それを電子顕微鏡
で確認するに至つていない。胞子のう、鞭毛胞
子、菌核は調べた範囲では観察されない。 各種培地上の生育状態 SF−2312株の各種寒天培地上の生育状態は次
表に示すとおりである。色の記載について〔 〕
内に示す標準はContainer Corporation of
America社製の「Color Harmony Manual」を
用いた。観察は28℃、14〜21日培養後に行つた。
【表】
生理的性質
(1) 生育温度:
15〜38℃の温度範囲で生育し、至適温
度は26〜30℃である。 (2) ゼラチンの液化:陽性 (3) スターチの加水分解:陽性 (4) 硝酸塩の還元:陰性 (5) 脱脂乳のペプトン化:陰性 〃 の凝固:陰性 (6) 耐塩性:1.5%の食塩存在下で生育するが、
3.0%以上では生育しない。 (7) メラニン様色素の生成:陰性 炭素源の利用性 基本培地:イーストエキス(Difco) 1.0g CaCO3 0.2g 寒 天(Difco) 15g 蒸 留 水 1000ml (1) 利用する:D−グルコース、D−キシロ−
ス、グリセロール (2) 利用しない:L−アラビノース、L−ラム
ノース、i−イノシトール、 (3) 利用が疑わしい:D−フラクトース、D−
マンニトール、シユクロース、ラフイ
ノース 細胞壁組成 Lechervalierら(Intern.J.Syst.Bact.20:435〜
443、1970)の分類によると、SF−2312株の細胞
壁成は型で糖パターンはD型である。 以上より、SF−2312株は細胞壁組成が型、
糖パターンがD型の放線菌であり、中温菌で気菌
糸を形成せず、基生菌糸に胞子を1個ずつ形成す
ることから、Micromonospora属に属すると思わ
れる。しかしながら、胞子形成が貧弱なため、電
子顕微鏡による胞子の確認はまだなされていな
い。従つて、属の決定にはさらに検討が必要であ
るが、現時点では、本菌をミクロモノスポラ・エ
スピー・SF−2312(Micromonospora ap.SF−
2312)と称することにした。 本菌株は工業技術院微生物工業技術研究所に
1984年3月2日以来、微工研菌寄第7492号
(FERM−P 7492)として受託されている。 他の微生物の場合と同様、抗生物質SF−2312
を生産する菌株、SF−2312株はその性質が変化
しやすい。例えばSF−2312株の、またはこの株
に由来する、突然変異株(自然発生または誘発
性)、形質接合体または遺伝子組換え体であつて
も抗生物質SF−2312を生産するものはすべて本
発明に使用できる。 本発明の方法では前記菌株を通常の微生物が利
用しうる栄養物を含有する培地で培養する。栄養
源としては、従来放線菌の培養に利用されている
公知のものが使用できる。例えば、炭素源として
グルコース、グリセロール、澱粉、水あめ、シユ
クロース、デキストリン、糖みつ、植物油、動物
油等が使用できる。又、窒素源としては、大豆
粉、小麦胚芽、肉エキス、ペプトン、イーストエ
キス、コーンステイープリカー、綿実かす、魚
粉、硫安、硝酸ソーダ、尿素等を使用できる。そ
の他、必要に応じて、ナトリウム、カリウム、マ
グネシウム、カルシウム、コバルト、塩素、燐
酸、硫酸およびその他のイオンを生成することが
できる可溶性無機塩類を添加することは有効であ
る。 さらに、菌の発育を助け、抗生物質SF−2312
の生産を促進するような有機及び無機物を適当に
添加することができる。例えば、ビタミンB12は
SF−2312株の生育を促進し、抗生物質SF−2312
の生産を著しく高めるのに極めて有効である。 培養法としては好気的条件下での培養法、特に
深部培養法が最も適している。培養に適当な温度
は15〜38℃であるが、多くの場合、26〜30℃付近
で培養する。抗生物質SF−2312の生産は培地や
培養条件により異なるが、振盪培養、タンク培養
ともに通常2〜10日の間でその蓄積が最高に達す
る。 SF−2312物質の検定にあたつては、次の方法
が用いられる。検定用培地としてマイシン寒天を
用いる。検定菌としてはセラチア・マルセツセン
ス(Serratia marcescens)を用いる。SF−2312
物質はこれを用いた検定において1000μg/ml〜
250μg/mlにおいて濃度の対数と阻止円径との関
係は直線関係を示し、それぞれ23.2〜15.8mmの阻
止円径を与える(ペーパーデイスク平板法)。 本発明により得られるSF−2312物質は水溶性
酸性物質である。これを培養物より採取するに当
つてその抽出精製には炭末、ダイヤイオンHP−
20等の吸着剤、ダイヤイオンWA−10、ダウエツ
クス1×2等の陰イオン交換樹脂、セフアデツク
スG−10等のゲル過剤等によるクロマトグラフ
イーが使用されるが以下に示す採取方法が効率的
である。 すなわち培養液より菌体その他の固形物を珪藻
土等の過助剤を用いて別し、次いで液中の
有効成分をダイヤイオンWA−10に吸着させる。
樹脂部を水洗後、1規定アンモニア水で溶出させ
る。この溶出液を減圧濃縮し、さらに炭末、ダウ
エツクス50W×2(H+)、セフアデツクスG−10
等のカラムクロマトグラフイーを適宜組み合わせ
ることにより高純度のSF−2312物質を遊離酸又
はNa塩として得ることができる。SF−2312物質
Na塩は温和な条件下に酸で加水分解すると、遊
離酸として収得できる。常法で塩基と反応させる
と、SF−2312物質の塩が得られる。この塩とし
ては、例えば、アルカリ金属塩、アンモニウム
塩、アルカリ土類金属塩がある。 以下にSF−2312物質(Na塩)の理化学的性状
を示す。 1 外 観 白色の無定形粉末 2 融点 160℃付近より徐々に褐変するが、明
瞭な融点を示さない。 3 元素分析値 C21.12%、H 3.38%、 N 5.97% 4 紫外部吸収スペクトル 220nm〜370nmで特徴的吸収を示さない。 5 赤外部吸収スペクトル 臭化カリウム錠中で測定したスペクトルを第1
図に示す。 6 分子量 質量分析(SI−MS)よりSF−2312
物質(Na塩)の分子量は219である。 7 分子式 核磁気共鳴スペクトル、質量分析、
元素分析値による分子式はC4H7NO6PNaであ
る。 8 水素核核磁気共鳴スペクトル SF−2312物質(遊離酸)の重水中で測定した
400MHz、1H NMRのスペクトルを第2図に示
す。 9 比旋光度 〔α〕20 D=+12゜(cl.H2O) 10 溶解性 水に可溶であるが、ベンゼン、アル
コール、例えばメタノール、酢酸エチル、クロ
ロホルム等の有機溶媒には難溶又は不溶であ
る。 11 呈色反応 陽性:レミユー、硫酸、塩化第二鉄、塩化第二
鉄−スルホサリチル酸試薬 陰性:ニンヒドリン試薬 12 シリカゲル薄層クロマトグラフイーのRf値 (メルク社製F254) Rf 70%エタノール水 0.32 n−プロパノール−酢酸−水(15:10:3:
12) 0.58 アセトニトリル−水(7:3) 0.26 13 高電圧紙電気泳動のRm値 Rm(グルタミン酸)1.07 ピリジン−酢酸緩衝液PH6.4. 3500V、15分間 Rm(フスフオマイシン)0.74 蟻酸−酢酸緩衝液PH1.8. 3500V、15分間 14 安定性 酸性、中性及びアルカリ性条件下に
おいて比較的安定である。 次にSF−2312物質(Na塩)の各種微生物に対
する抗菌活性を第1表に示す。
度は26〜30℃である。 (2) ゼラチンの液化:陽性 (3) スターチの加水分解:陽性 (4) 硝酸塩の還元:陰性 (5) 脱脂乳のペプトン化:陰性 〃 の凝固:陰性 (6) 耐塩性:1.5%の食塩存在下で生育するが、
3.0%以上では生育しない。 (7) メラニン様色素の生成:陰性 炭素源の利用性 基本培地:イーストエキス(Difco) 1.0g CaCO3 0.2g 寒 天(Difco) 15g 蒸 留 水 1000ml (1) 利用する:D−グルコース、D−キシロ−
ス、グリセロール (2) 利用しない:L−アラビノース、L−ラム
ノース、i−イノシトール、 (3) 利用が疑わしい:D−フラクトース、D−
マンニトール、シユクロース、ラフイ
ノース 細胞壁組成 Lechervalierら(Intern.J.Syst.Bact.20:435〜
443、1970)の分類によると、SF−2312株の細胞
壁成は型で糖パターンはD型である。 以上より、SF−2312株は細胞壁組成が型、
糖パターンがD型の放線菌であり、中温菌で気菌
糸を形成せず、基生菌糸に胞子を1個ずつ形成す
ることから、Micromonospora属に属すると思わ
れる。しかしながら、胞子形成が貧弱なため、電
子顕微鏡による胞子の確認はまだなされていな
い。従つて、属の決定にはさらに検討が必要であ
るが、現時点では、本菌をミクロモノスポラ・エ
スピー・SF−2312(Micromonospora ap.SF−
2312)と称することにした。 本菌株は工業技術院微生物工業技術研究所に
1984年3月2日以来、微工研菌寄第7492号
(FERM−P 7492)として受託されている。 他の微生物の場合と同様、抗生物質SF−2312
を生産する菌株、SF−2312株はその性質が変化
しやすい。例えばSF−2312株の、またはこの株
に由来する、突然変異株(自然発生または誘発
性)、形質接合体または遺伝子組換え体であつて
も抗生物質SF−2312を生産するものはすべて本
発明に使用できる。 本発明の方法では前記菌株を通常の微生物が利
用しうる栄養物を含有する培地で培養する。栄養
源としては、従来放線菌の培養に利用されている
公知のものが使用できる。例えば、炭素源として
グルコース、グリセロール、澱粉、水あめ、シユ
クロース、デキストリン、糖みつ、植物油、動物
油等が使用できる。又、窒素源としては、大豆
粉、小麦胚芽、肉エキス、ペプトン、イーストエ
キス、コーンステイープリカー、綿実かす、魚
粉、硫安、硝酸ソーダ、尿素等を使用できる。そ
の他、必要に応じて、ナトリウム、カリウム、マ
グネシウム、カルシウム、コバルト、塩素、燐
酸、硫酸およびその他のイオンを生成することが
できる可溶性無機塩類を添加することは有効であ
る。 さらに、菌の発育を助け、抗生物質SF−2312
の生産を促進するような有機及び無機物を適当に
添加することができる。例えば、ビタミンB12は
SF−2312株の生育を促進し、抗生物質SF−2312
の生産を著しく高めるのに極めて有効である。 培養法としては好気的条件下での培養法、特に
深部培養法が最も適している。培養に適当な温度
は15〜38℃であるが、多くの場合、26〜30℃付近
で培養する。抗生物質SF−2312の生産は培地や
培養条件により異なるが、振盪培養、タンク培養
ともに通常2〜10日の間でその蓄積が最高に達す
る。 SF−2312物質の検定にあたつては、次の方法
が用いられる。検定用培地としてマイシン寒天を
用いる。検定菌としてはセラチア・マルセツセン
ス(Serratia marcescens)を用いる。SF−2312
物質はこれを用いた検定において1000μg/ml〜
250μg/mlにおいて濃度の対数と阻止円径との関
係は直線関係を示し、それぞれ23.2〜15.8mmの阻
止円径を与える(ペーパーデイスク平板法)。 本発明により得られるSF−2312物質は水溶性
酸性物質である。これを培養物より採取するに当
つてその抽出精製には炭末、ダイヤイオンHP−
20等の吸着剤、ダイヤイオンWA−10、ダウエツ
クス1×2等の陰イオン交換樹脂、セフアデツク
スG−10等のゲル過剤等によるクロマトグラフ
イーが使用されるが以下に示す採取方法が効率的
である。 すなわち培養液より菌体その他の固形物を珪藻
土等の過助剤を用いて別し、次いで液中の
有効成分をダイヤイオンWA−10に吸着させる。
樹脂部を水洗後、1規定アンモニア水で溶出させ
る。この溶出液を減圧濃縮し、さらに炭末、ダウ
エツクス50W×2(H+)、セフアデツクスG−10
等のカラムクロマトグラフイーを適宜組み合わせ
ることにより高純度のSF−2312物質を遊離酸又
はNa塩として得ることができる。SF−2312物質
Na塩は温和な条件下に酸で加水分解すると、遊
離酸として収得できる。常法で塩基と反応させる
と、SF−2312物質の塩が得られる。この塩とし
ては、例えば、アルカリ金属塩、アンモニウム
塩、アルカリ土類金属塩がある。 以下にSF−2312物質(Na塩)の理化学的性状
を示す。 1 外 観 白色の無定形粉末 2 融点 160℃付近より徐々に褐変するが、明
瞭な融点を示さない。 3 元素分析値 C21.12%、H 3.38%、 N 5.97% 4 紫外部吸収スペクトル 220nm〜370nmで特徴的吸収を示さない。 5 赤外部吸収スペクトル 臭化カリウム錠中で測定したスペクトルを第1
図に示す。 6 分子量 質量分析(SI−MS)よりSF−2312
物質(Na塩)の分子量は219である。 7 分子式 核磁気共鳴スペクトル、質量分析、
元素分析値による分子式はC4H7NO6PNaであ
る。 8 水素核核磁気共鳴スペクトル SF−2312物質(遊離酸)の重水中で測定した
400MHz、1H NMRのスペクトルを第2図に示
す。 9 比旋光度 〔α〕20 D=+12゜(cl.H2O) 10 溶解性 水に可溶であるが、ベンゼン、アル
コール、例えばメタノール、酢酸エチル、クロ
ロホルム等の有機溶媒には難溶又は不溶であ
る。 11 呈色反応 陽性:レミユー、硫酸、塩化第二鉄、塩化第二
鉄−スルホサリチル酸試薬 陰性:ニンヒドリン試薬 12 シリカゲル薄層クロマトグラフイーのRf値 (メルク社製F254) Rf 70%エタノール水 0.32 n−プロパノール−酢酸−水(15:10:3:
12) 0.58 アセトニトリル−水(7:3) 0.26 13 高電圧紙電気泳動のRm値 Rm(グルタミン酸)1.07 ピリジン−酢酸緩衝液PH6.4. 3500V、15分間 Rm(フスフオマイシン)0.74 蟻酸−酢酸緩衝液PH1.8. 3500V、15分間 14 安定性 酸性、中性及びアルカリ性条件下に
おいて比較的安定である。 次にSF−2312物質(Na塩)の各種微生物に対
する抗菌活性を第1表に示す。
【表】
寒天希釈法
培地:ニユートリエントアガー(Nutrientagar)
第1表に示すごとく、SF−2312物質はグラム
陰性菌に抗菌力を有している。 以上の理化学的、生物学的性状を有すSF−
2312物質は文献上、これに該当するものがなく新
規物質と判定するに至つた。 すなわち、りんを含む水溶性酸性物質の抗生物
質としてはフオスフオマイシン
(Phosphomycin)(The Journal of Antibiotics
23:336〜347、1970)、フオスフオノクロリン
(Fosfonochlorin)(特開昭58−209986号公報)、
FR−31564(Fosmidomycin)(The Journal of
Antibioties 33:24〜35.1980)等が報告されてい
るが、SF−2312物質はこれらのいずれとも異な
り、新規抗生物質であることが明白となつた。 実施例 以下に本発明の実施例を示すがこれらは単なる
一例示であつて本発明を限定するものではない。 実施例 1 イースト麦芽寒天スラントに充分生育したミク
ロモノスポラ・エスピー・SF−2312株(微工研
菌寄第7492号)をグルコース1.0%、スターチ1.0
%、ポリペプトン0.5%、肉エキス0.2%、イース
トエキス0.3%、大豆粉0.2%、炭酸カルシウム0.2
%、PH7.0(殺菌前)の組成からなる種培地20ml
(100ml容三角フラスコ使用)に3白金耳接種し、
28℃で5日間振盪培養し、これを種培養とした。 生産培地として、水あめ2.0%、大豆油0.15%、
大豆粉1.0%、綿実かす0.5%、デイステイラー
ズ・ソリユーブル0.25%、炭酸カルシウム0.1%、
硫酸第1鉄0.0005%、塩化コバルト0.00005%、
塩化ニツケル0.00005%、PH7.0(殺菌前)の組成
の培地を用いた。 この生培地80ml(500ml容三角フラスコ使用)
に別殺菌したビタミンB12を濃度を変えて無菌的
に添加し、そこへ前述の種培養を5%の割合で接
種し、28℃で6日間振盪培養した。その結果は次
表のとおりである。
陰性菌に抗菌力を有している。 以上の理化学的、生物学的性状を有すSF−
2312物質は文献上、これに該当するものがなく新
規物質と判定するに至つた。 すなわち、りんを含む水溶性酸性物質の抗生物
質としてはフオスフオマイシン
(Phosphomycin)(The Journal of Antibiotics
23:336〜347、1970)、フオスフオノクロリン
(Fosfonochlorin)(特開昭58−209986号公報)、
FR−31564(Fosmidomycin)(The Journal of
Antibioties 33:24〜35.1980)等が報告されてい
るが、SF−2312物質はこれらのいずれとも異な
り、新規抗生物質であることが明白となつた。 実施例 以下に本発明の実施例を示すがこれらは単なる
一例示であつて本発明を限定するものではない。 実施例 1 イースト麦芽寒天スラントに充分生育したミク
ロモノスポラ・エスピー・SF−2312株(微工研
菌寄第7492号)をグルコース1.0%、スターチ1.0
%、ポリペプトン0.5%、肉エキス0.2%、イース
トエキス0.3%、大豆粉0.2%、炭酸カルシウム0.2
%、PH7.0(殺菌前)の組成からなる種培地20ml
(100ml容三角フラスコ使用)に3白金耳接種し、
28℃で5日間振盪培養し、これを種培養とした。 生産培地として、水あめ2.0%、大豆油0.15%、
大豆粉1.0%、綿実かす0.5%、デイステイラー
ズ・ソリユーブル0.25%、炭酸カルシウム0.1%、
硫酸第1鉄0.0005%、塩化コバルト0.00005%、
塩化ニツケル0.00005%、PH7.0(殺菌前)の組成
の培地を用いた。 この生培地80ml(500ml容三角フラスコ使用)
に別殺菌したビタミンB12を濃度を変えて無菌的
に添加し、そこへ前述の種培養を5%の割合で接
種し、28℃で6日間振盪培養した。その結果は次
表のとおりである。
【表】
以上の結果より、ビタミンB12がSF−2312株の
抗生物質SF−2312生産を著しく高めることは明
らかである。 実施例 2 種培地としてスターチ2.0%、グルコース1.0
%、小麦胚芽0.6%、ペプトン0.5%、イーストエ
キス0.3%、大豆粉0.2%、炭察カルシウム0.1%を
含む培地を用いた。また生産培地として水飴2.0
%、小麦胚芽1.3%、綿実粕0.75%、コーンスチ
ープリカー1.0%、ビタミンB120.0001%(別殺
菌)を含む培地を用いた。殺菌前PHは種培地を
7.0、生産培地を7.5に調節し、使用した。 イースト・麦芽寒天スラントに充分生育したミ
クロモノスポラ・エスピー・SF−2312株(微工
研菌寄第7492号)を前記殺菌済の種培地20mlずつ
を分注した100ml容三角フラスコ2本に3〜4白
金耳接種し、28℃で4日間培養し、第一種培養と
した。ついで、種培地80mlずつを分注した500ml
容の三角フラスコ2本に前記の第一種培養4mlず
つを接種し、28℃で3日間振盪培養し、これを第
二種培養した。 ついで、種培地1ずつを分注した5容の三
角フラスコ2本に前記の第二種培養80mlずつを接
種し、28℃で2日間振盪培養し、これを第三種培
養とした。 ついで、この第三種培養を35の殺菌済生産培
地を含む50容のジヤーフアーメンター2基に接
種し、28℃で7日間通気、撹拌培養した(通気量
35/min、回転数は初期300rpm、41時間目から
500rpm)。 培養終了後、珪藻土を用いて過し、培養液
52を得た。 実施例 3 SF−2312物質の採取 実施例2で得られた培養液52をダイヤイオ
ンWA−10(OH-)(三菱化成社製)5の塔に通
し有効成分を吸着させる。20の水で洗浄後、1
規定アンモニア水で溶離すると、2分画でフラ
クシヨン1〜3に活性物質が溶出されてくる。こ
の活性画分6を濃縮して1とし、次に炭末1
の塔に通し、有効成分を通過させる。この通過
液を減圧下で濃縮して凍結乾燥するとSF−2312
物質の粗粉末が32g得られた。次にこの粗粉末の
16gを予め90%エタノール水で充填したシリカゲ
ルC−200(和光純薬製)1の塔に付し、90%エ
タノール水2で洗浄した後、60%エタノール水
で溶離すると80ml分画でフラクシヨン4〜12に
活性画分が得られた。これを減圧下で濃縮し、凍
結乾燥するとSF−2312物質の粗粉末が5.6g得ら
れた。次にこの粗粉末5.6gを5mlの水に溶解さ
せ、塩酸にてPH2.0に調整し、予め水で充填した
炭末700mlの塔に付し、1.2の水で洗浄後、1規
定アンモニア水とアセトン(1:1)の溶媒で展
開すると、60ml分画でフラクシヨン8〜14に活
性画分が得られ、これを減圧下で濃縮し、凍結乾
燥してSF−2312物質の粗粉末1.2g(純度約20
%)を得た。 さらにこの粗粉末1.2gを少量の水で溶解した
後、予め水で充填したセフアデツクスG−10(フ
アルマシア社製)(800ml)の塔に付し水で展開す
ると、20ml分画でフラクシヨン18〜24に活性
画分を得、これを減圧下で濃縮凍結乾燥して520
mgの粗粉末を得た。次に、この粗粉末520mgを少
量の水に溶解し、予め水で充填したダウエツクス
50W×2(H+、100〜200メツシユ、500ml)(ダウ
ケミカル社製)の塔に付し水で展開すると、10ml
分画でフラクシヨン21〜25に活性画分を得、
これを2規定苛性ソーダでPH6.2に調整後、減圧
下で濃縮凍結乾燥することによりSF−2312物質
のナトリウム塩120mgが得られた。このものは前
記薄層クロマトグラフイーで単一のスポツトを与
えた。
抗生物質SF−2312生産を著しく高めることは明
らかである。 実施例 2 種培地としてスターチ2.0%、グルコース1.0
%、小麦胚芽0.6%、ペプトン0.5%、イーストエ
キス0.3%、大豆粉0.2%、炭察カルシウム0.1%を
含む培地を用いた。また生産培地として水飴2.0
%、小麦胚芽1.3%、綿実粕0.75%、コーンスチ
ープリカー1.0%、ビタミンB120.0001%(別殺
菌)を含む培地を用いた。殺菌前PHは種培地を
7.0、生産培地を7.5に調節し、使用した。 イースト・麦芽寒天スラントに充分生育したミ
クロモノスポラ・エスピー・SF−2312株(微工
研菌寄第7492号)を前記殺菌済の種培地20mlずつ
を分注した100ml容三角フラスコ2本に3〜4白
金耳接種し、28℃で4日間培養し、第一種培養と
した。ついで、種培地80mlずつを分注した500ml
容の三角フラスコ2本に前記の第一種培養4mlず
つを接種し、28℃で3日間振盪培養し、これを第
二種培養した。 ついで、種培地1ずつを分注した5容の三
角フラスコ2本に前記の第二種培養80mlずつを接
種し、28℃で2日間振盪培養し、これを第三種培
養とした。 ついで、この第三種培養を35の殺菌済生産培
地を含む50容のジヤーフアーメンター2基に接
種し、28℃で7日間通気、撹拌培養した(通気量
35/min、回転数は初期300rpm、41時間目から
500rpm)。 培養終了後、珪藻土を用いて過し、培養液
52を得た。 実施例 3 SF−2312物質の採取 実施例2で得られた培養液52をダイヤイオ
ンWA−10(OH-)(三菱化成社製)5の塔に通
し有効成分を吸着させる。20の水で洗浄後、1
規定アンモニア水で溶離すると、2分画でフラ
クシヨン1〜3に活性物質が溶出されてくる。こ
の活性画分6を濃縮して1とし、次に炭末1
の塔に通し、有効成分を通過させる。この通過
液を減圧下で濃縮して凍結乾燥するとSF−2312
物質の粗粉末が32g得られた。次にこの粗粉末の
16gを予め90%エタノール水で充填したシリカゲ
ルC−200(和光純薬製)1の塔に付し、90%エ
タノール水2で洗浄した後、60%エタノール水
で溶離すると80ml分画でフラクシヨン4〜12に
活性画分が得られた。これを減圧下で濃縮し、凍
結乾燥するとSF−2312物質の粗粉末が5.6g得ら
れた。次にこの粗粉末5.6gを5mlの水に溶解さ
せ、塩酸にてPH2.0に調整し、予め水で充填した
炭末700mlの塔に付し、1.2の水で洗浄後、1規
定アンモニア水とアセトン(1:1)の溶媒で展
開すると、60ml分画でフラクシヨン8〜14に活
性画分が得られ、これを減圧下で濃縮し、凍結乾
燥してSF−2312物質の粗粉末1.2g(純度約20
%)を得た。 さらにこの粗粉末1.2gを少量の水で溶解した
後、予め水で充填したセフアデツクスG−10(フ
アルマシア社製)(800ml)の塔に付し水で展開す
ると、20ml分画でフラクシヨン18〜24に活性
画分を得、これを減圧下で濃縮凍結乾燥して520
mgの粗粉末を得た。次に、この粗粉末520mgを少
量の水に溶解し、予め水で充填したダウエツクス
50W×2(H+、100〜200メツシユ、500ml)(ダウ
ケミカル社製)の塔に付し水で展開すると、10ml
分画でフラクシヨン21〜25に活性画分を得、
これを2規定苛性ソーダでPH6.2に調整後、減圧
下で濃縮凍結乾燥することによりSF−2312物質
のナトリウム塩120mgが得られた。このものは前
記薄層クロマトグラフイーで単一のスポツトを与
えた。
第1図はSF−2312物質ナトリウム塩のKBr錠
中で測定した赤外部吸収スペクトルである。第2
図は重水中で測定したSF−2312物質遊離酸の
400MHz水素核核磁気共鳴スペクトルである。
中で測定した赤外部吸収スペクトルである。第2
図は重水中で測定したSF−2312物質遊離酸の
400MHz水素核核磁気共鳴スペクトルである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の式: で表わされる新抗生物質SF−2312物質及びその
塩。 2 ミクロモノスポーラ属に属するSF−2312物
質生産菌を培養し、培養物からSF−2312物質又
はその塩を採取することを特徴とする新抗生物質
SF−2312物質又はその塩の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59080130A JPS60224493A (ja) | 1984-04-23 | 1984-04-23 | 新抗生物質sf−2312物質及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59080130A JPS60224493A (ja) | 1984-04-23 | 1984-04-23 | 新抗生物質sf−2312物質及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60224493A JPS60224493A (ja) | 1985-11-08 |
| JPH0420429B2 true JPH0420429B2 (ja) | 1992-04-02 |
Family
ID=13709642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59080130A Granted JPS60224493A (ja) | 1984-04-23 | 1984-04-23 | 新抗生物質sf−2312物質及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60224493A (ja) |
-
1984
- 1984-04-23 JP JP59080130A patent/JPS60224493A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60224493A (ja) | 1985-11-08 |
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