JPH04211390A - β−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−マルトペンタオシドの製造法 - Google Patents
β−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−マルトペンタオシドの製造法Info
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- JPH04211390A JPH04211390A JP5084691A JP5084691A JPH04211390A JP H04211390 A JPH04211390 A JP H04211390A JP 5084691 A JP5084691 A JP 5084691A JP 5084691 A JP5084691 A JP 5084691A JP H04211390 A JPH04211390 A JP H04211390A
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- nitrophenyl
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はα−アミラーゼ活性測定
用基質として使用されているβ−(2−クロロ−4−ニ
トロフェニル)−マルトペンタオシドの新規製造法に関
する。
用基質として使用されているβ−(2−クロロ−4−ニ
トロフェニル)−マルトペンタオシドの新規製造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、α−アミラーゼ活性測定に用いら
れてきたのは主に天然のデンプンであり、アミラーゼ反
応の結果、増加する還元糖を測定するsaccharo
genic 法やヨードデンプン反応を利用し、基質の
分解により青色の色調を比色するiodometric
法などがα−アミラーゼ活性測定法として広く行なわれ
てきた。しかし、これらの方法はデンプンが水に溶けに
くいこと、デンプンの種類によって測定値が変動するこ
と、種々の干渉物質の影響を受けることなど精度、正確
性に問題を有していた。その後、色素を結合したデンプ
ンを基質とし、加水分解により遊離する色素を測定する
方法が開発されたが、この方法においても反応時間が長
く、また遠心操作を含むことから自動分析装置に適用す
ることができず、昨今のニーズに応えることができなか
った。
れてきたのは主に天然のデンプンであり、アミラーゼ反
応の結果、増加する還元糖を測定するsaccharo
genic 法やヨードデンプン反応を利用し、基質の
分解により青色の色調を比色するiodometric
法などがα−アミラーゼ活性測定法として広く行なわれ
てきた。しかし、これらの方法はデンプンが水に溶けに
くいこと、デンプンの種類によって測定値が変動するこ
と、種々の干渉物質の影響を受けることなど精度、正確
性に問題を有していた。その後、色素を結合したデンプ
ンを基質とし、加水分解により遊離する色素を測定する
方法が開発されたが、この方法においても反応時間が長
く、また遠心操作を含むことから自動分析装置に適用す
ることができず、昨今のニーズに応えることができなか
った。
【0003】そこで、これらの欠点を解消するため、α
−アミラーゼ活性を化学量論的に測定でき、レイトアッ
セイ(Rate Assay) が可能な方法が開発さ
れた。そのなかで、特開昭60−2199号公報による
β−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−マルトペン
タオシドを基質として用いる方法が優れた方法の一つと
して用いられている。このβ−(2−クロロ−4−ニト
ロフェニル)−マルトペンタオシドを合成する方法とし
ては、全工程化学合成で行なう方法と一部サイクロデキ
スキリングルカノトランスフェラーゼの分子間転位作用
を利用する方法が考えられる。前者の方法で高純度のβ
−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−マルトペンタ
オシドを得ようとした場合、特開昭60−78994号
公報、特開昭62−289595号公報によるように、
マルトペンタオースのアセチル化工程、2−クロロ−4
−ニトロフェノールとの結合工程、脱アセチル化工程、
カラムクロマトによる精製工程を経なければならず、作
業の割には収率もよいとは言えない。また特開平1−1
01894号公報による方法は、後者の方法の一つであ
るが、この方法でβ−(2−クロロ−4−ニトロフェニ
ル)−マルトペンタオシドを合成する場合、同公報の実
施例2のようにマルトヘキサオースに2−クロロ−4−
ニトロフェニル−β−グルコシドの存在下、サイクロデ
キストリングルカノトランスフェラーゼを作用させるこ
とによって糖鎖再配列反応を行なわせるが、アクセプタ
ーの2−クロロ−4−ニトロフェニル−β−グルコシド
の水に対する溶解度が25℃で1%未満であるため、効
率が非常に悪く工業的でない。また、同公報の明細書に
記載はないが、仮にサイクロデキストリングルカノトラ
ンスフェラーゼによる糖鎖再配列反応を水と水可溶性有
機溶媒との混合溶媒中で行なうことによって容積効率を
ある程度は上げることができたとしても、現時点ではマ
ルトヘキサオースはマルトペンタオースと比較してかな
り高価であるため、この方法は経済的とは言えない。
−アミラーゼ活性を化学量論的に測定でき、レイトアッ
セイ(Rate Assay) が可能な方法が開発さ
れた。そのなかで、特開昭60−2199号公報による
β−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−マルトペン
タオシドを基質として用いる方法が優れた方法の一つと
して用いられている。このβ−(2−クロロ−4−ニト
ロフェニル)−マルトペンタオシドを合成する方法とし
ては、全工程化学合成で行なう方法と一部サイクロデキ
スキリングルカノトランスフェラーゼの分子間転位作用
を利用する方法が考えられる。前者の方法で高純度のβ
−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−マルトペンタ
オシドを得ようとした場合、特開昭60−78994号
公報、特開昭62−289595号公報によるように、
マルトペンタオースのアセチル化工程、2−クロロ−4
−ニトロフェノールとの結合工程、脱アセチル化工程、
カラムクロマトによる精製工程を経なければならず、作
業の割には収率もよいとは言えない。また特開平1−1
01894号公報による方法は、後者の方法の一つであ
るが、この方法でβ−(2−クロロ−4−ニトロフェニ
ル)−マルトペンタオシドを合成する場合、同公報の実
施例2のようにマルトヘキサオースに2−クロロ−4−
ニトロフェニル−β−グルコシドの存在下、サイクロデ
キストリングルカノトランスフェラーゼを作用させるこ
とによって糖鎖再配列反応を行なわせるが、アクセプタ
ーの2−クロロ−4−ニトロフェニル−β−グルコシド
の水に対する溶解度が25℃で1%未満であるため、効
率が非常に悪く工業的でない。また、同公報の明細書に
記載はないが、仮にサイクロデキストリングルカノトラ
ンスフェラーゼによる糖鎖再配列反応を水と水可溶性有
機溶媒との混合溶媒中で行なうことによって容積効率を
ある程度は上げることができたとしても、現時点ではマ
ルトヘキサオースはマルトペンタオースと比較してかな
り高価であるため、この方法は経済的とは言えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、β−(2−ク
ロロ−4−ニトロフェニル)−マルトペンタオシドの効
率的な製造方法の開発が望まれている。
ロロ−4−ニトロフェニル)−マルトペンタオシドの効
率的な製造方法の開発が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、α−アミラ
ーゼ活性測定用基質として有用なβ−(2−クロロ−4
−ニトロフェニル)−マルトペンタオシドを効率よく得
る経済性を備えた製造法を開発することを目的として、
サイクロデキストリングルカノトランスフェラーゼを用
いる生化学的合成法について鋭意検討を行なったところ
、アクセプターとして2−クロロ−4−ニトロフェニル
−β−マルトシドを用い、水と水可溶性有機溶媒との混
合溶媒中で、サイクロデキストリングルカノトランスフ
ェラーゼをマルトペンタオースに作用させ糖転位反応を
行なうと、効率よく目的物が得られることを見出し、本
発明を完成した。
ーゼ活性測定用基質として有用なβ−(2−クロロ−4
−ニトロフェニル)−マルトペンタオシドを効率よく得
る経済性を備えた製造法を開発することを目的として、
サイクロデキストリングルカノトランスフェラーゼを用
いる生化学的合成法について鋭意検討を行なったところ
、アクセプターとして2−クロロ−4−ニトロフェニル
−β−マルトシドを用い、水と水可溶性有機溶媒との混
合溶媒中で、サイクロデキストリングルカノトランスフ
ェラーゼをマルトペンタオースに作用させ糖転位反応を
行なうと、効率よく目的物が得られることを見出し、本
発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は(1)式
【化4】
で表わされるマルトペンタオースと式
【化5】
で表わされる2−クロロ−4−ニトロフェニル−β−マ
ルトシドとに、サイクロデキストリングルカノトランス
フェラーゼを作用させることを特徴とする式
ルトシドとに、サイクロデキストリングルカノトランス
フェラーゼを作用させることを特徴とする式
【化6】
で表わされるβ−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)
−マルトペンタオシドの製造法、
−マルトペンタオシドの製造法、
【0007】(2)サイクロデキストリングルカノトラ
ンスフェラーゼによる糖転位反応を水と水可溶性有機溶
媒との混合溶媒中で行なうことを特徴とする前記(1)
記載の製造法、および
ンスフェラーゼによる糖転位反応を水と水可溶性有機溶
媒との混合溶媒中で行なうことを特徴とする前記(1)
記載の製造法、および
【0008】(3)水可溶性有機溶媒が低級アルコール
、極性非水溶媒、エチレングリコールエーテル類または
グリコール類であることを特徴とする前記(1)または
(2)記載の製造法に関する。
、極性非水溶媒、エチレングリコールエーテル類または
グリコール類であることを特徴とする前記(1)または
(2)記載の製造法に関する。
【0009】本発明で使用されるサイクロデキストリン
グルカノトランスフェラーゼは起源、由来に特に限定は
なく、バチルス マセランス(Bacillus m
acerans) 、バチルス メガテリウム(Ba
cillus megaterium) 、バチルス
ステアロサーモフィラス(Bacillus ste
arothermophilis) 等を由来とする酵
素を用いることができる。
グルカノトランスフェラーゼは起源、由来に特に限定は
なく、バチルス マセランス(Bacillus m
acerans) 、バチルス メガテリウム(Ba
cillus megaterium) 、バチルス
ステアロサーモフィラス(Bacillus ste
arothermophilis) 等を由来とする酵
素を用いることができる。
【0010】本発明で用いられる水と水可溶性有機溶媒
との混合溶媒とは、pH5〜8の緩衝液と水可溶性有機
溶媒との混合液のことであり、緩衝液の種類については
特に指定はなく、酢酸緩衝液、リン酸緩衝液、グッドの
緩衝液等が挙げられる。水可溶性有機溶媒とはメタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコー
ル等の低級アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド
、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルアミド
等の極性非水溶媒、β−オキシエチルメチルエーテル、
β−オキシエチルエーテル等のエチレングリコール類、
エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコ
ール類であり、中でも低級アルコールが望ましい。 混合液中でのこれら水可溶性有機溶媒の濃度は30〜7
0%が望ましい。
との混合溶媒とは、pH5〜8の緩衝液と水可溶性有機
溶媒との混合液のことであり、緩衝液の種類については
特に指定はなく、酢酸緩衝液、リン酸緩衝液、グッドの
緩衝液等が挙げられる。水可溶性有機溶媒とはメタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコー
ル等の低級アルコール、N,N−ジメチルホルムアミド
、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルアミド
等の極性非水溶媒、β−オキシエチルメチルエーテル、
β−オキシエチルエーテル等のエチレングリコール類、
エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコ
ール類であり、中でも低級アルコールが望ましい。 混合液中でのこれら水可溶性有機溶媒の濃度は30〜7
0%が望ましい。
【0011】本反応中でのマルトペンタオースと2−ク
ロロ−4−ニトロフェニル−β−マルトシドのモル比率
は前者1に対し後者1.1〜5が望ましく、サイクロデ
キストリングルカノトランスフェラーゼの使用量は、マ
ルトペンタオース1モルに対し100000ユニット〜
30000ユニットが望ましい。また、反応は30〜5
0℃の温度で行なわれる。
ロロ−4−ニトロフェニル−β−マルトシドのモル比率
は前者1に対し後者1.1〜5が望ましく、サイクロデ
キストリングルカノトランスフェラーゼの使用量は、マ
ルトペンタオース1モルに対し100000ユニット〜
30000ユニットが望ましい。また、反応は30〜5
0℃の温度で行なわれる。
【0012】反応終了後は反応液を酢酸でpH4.0以
下に調整して酵素を失活させ、逆層クロマトグラフィー
により精製を行なうことによって目的物を得ることがで
きる。
下に調整して酵素を失活させ、逆層クロマトグラフィー
により精製を行なうことによって目的物を得ることがで
きる。
【0013】なお、本発明で用いられるマルトペンタオ
ースは安価な市販品を用いることができる。また、アク
セプターとしての2−クロロ−4−ニトロフェニル−β
−マルトシドはB.Helferich によるβ−
D−グリコシド(β−D−glycosides)の合
成報告〔Ber.77 ,194(1944); Z.
Physiol.Chem., 283,179(19
48) 〕を参考に、それに改良を加えて安価に入手可
能なマルトースより合成することができる。マルトース
のアセチル化工程、2−クロロ−4−ニトロフェノール
との結合工程、それに引続く脱アセチル化工程は経なく
てはならないが、カラムクロマトに依らなくても2回の
再結晶操作で効率よく純品が得られる。この原料化合物
の製造方法は、後述の参考例により説明する。
ースは安価な市販品を用いることができる。また、アク
セプターとしての2−クロロ−4−ニトロフェニル−β
−マルトシドはB.Helferich によるβ−
D−グリコシド(β−D−glycosides)の合
成報告〔Ber.77 ,194(1944); Z.
Physiol.Chem., 283,179(19
48) 〕を参考に、それに改良を加えて安価に入手可
能なマルトースより合成することができる。マルトース
のアセチル化工程、2−クロロ−4−ニトロフェノール
との結合工程、それに引続く脱アセチル化工程は経なく
てはならないが、カラムクロマトに依らなくても2回の
再結晶操作で効率よく純品が得られる。この原料化合物
の製造方法は、後述の参考例により説明する。
【0014】
【作用】本発明方法においては、水と低級アルコール等
の水可溶性有機溶媒との混合液を用いることにより、ア
クセプターの2−クロロ−4−ニトロフェニル−β−マ
ルトシドを10%以上の濃度で完全に溶解させることが
できるため、効率のよい高濃度反応が可能となり、さら
に、原料化合物の加水分解反応が抑制され、サイクロデ
キストリングルカノトランスフェラーゼによる糖転位反
応が著しく促進される。これらの効果は50%プロパノ
ール液で最も発揮された。また、原料化合物であるマル
トペンタオースは純度99%の高純度品がマルトヘキサ
オース、マルトテトラオース等、他のマルトオリゴ糖と
比較してかなり安価に入手できるので、従来の方法より
も経済的である。
の水可溶性有機溶媒との混合液を用いることにより、ア
クセプターの2−クロロ−4−ニトロフェニル−β−マ
ルトシドを10%以上の濃度で完全に溶解させることが
できるため、効率のよい高濃度反応が可能となり、さら
に、原料化合物の加水分解反応が抑制され、サイクロデ
キストリングルカノトランスフェラーゼによる糖転位反
応が著しく促進される。これらの効果は50%プロパノ
ール液で最も発揮された。また、原料化合物であるマル
トペンタオースは純度99%の高純度品がマルトヘキサ
オース、マルトテトラオース等、他のマルトオリゴ糖と
比較してかなり安価に入手できるので、従来の方法より
も経済的である。
【0015】
【実施例】以下、本発明を参考例、実施例によってさら
に詳しく説明するが、本発明はこれらによって何ら限定
されるものではない。
に詳しく説明するが、本発明はこれらによって何ら限定
されるものではない。
【0016】参考例1:2−クロロ−4−ニトロフェニ
ル−β−マルトシドの合成マルトース56g、無水酢酸
590mlおよび無水酢酸ナトリウム45.8gの混合
物を125〜130℃で2時間攪拌する。次いで、トル
エン1リットル、10%食塩水を加え、分液操作を行な
う。トルエン層を10%食塩水600mlで5回、さら
に蒸留水600mlで1回洗浄する。トルエン層を濃縮
乾固するとオクタアセチルマルトース108.9gを得
た(HPLC分析によりα体:β体=12:88)。 (このものはこのままで次工程に進むが、一部とり含水
エタノールから最結晶を行なうと、融点159〜160
℃のβ体の純品が得られる。)オクタアセチルマルトー
ス108.9g、2−クロロ−4−ニトロフェノール1
00gを酢酸300mlに溶解後、塩化亜鉛液(塩化亜
鉛5.75g、酢酸45ml、無水酢酸2.5mlを混
合して密栓し、一夜静置後、塩化亜鉛より水分を除去し
、溶解させた液)11mlを添加し、減圧下75℃で酢
酸を留去する。120℃に昇温し、10〜7mmHgの
減圧下で4時間反応を行なう。終了後、スラリーを酢酸
エチル900mlに溶解し、10%食塩水500mlを
加え、分液を行なう。酢酸エチル層を2.5%水酸化ナ
トリウム水670mlで4回、10%食塩水500ml
で3回、蒸留水で1回洗浄する(なお、1回の分液操作
につき、酢酸エチル層に酢酸エチル100mlを追加し
ていく)。酢酸エチル層を濃縮乾固すると粗α,β−(
2−クロロ−4−ニトロフェニル)−ヘプタアセチルマ
ルトシド124gを得た(HPLC分析によりフェニル
化率は85%)。(本品はこのままで次工程に進むが、
一部とりトルエンから再結晶すると、融点165〜16
7℃、白色のβ体の純品が得られる。)
ル−β−マルトシドの合成マルトース56g、無水酢酸
590mlおよび無水酢酸ナトリウム45.8gの混合
物を125〜130℃で2時間攪拌する。次いで、トル
エン1リットル、10%食塩水を加え、分液操作を行な
う。トルエン層を10%食塩水600mlで5回、さら
に蒸留水600mlで1回洗浄する。トルエン層を濃縮
乾固するとオクタアセチルマルトース108.9gを得
た(HPLC分析によりα体:β体=12:88)。 (このものはこのままで次工程に進むが、一部とり含水
エタノールから最結晶を行なうと、融点159〜160
℃のβ体の純品が得られる。)オクタアセチルマルトー
ス108.9g、2−クロロ−4−ニトロフェノール1
00gを酢酸300mlに溶解後、塩化亜鉛液(塩化亜
鉛5.75g、酢酸45ml、無水酢酸2.5mlを混
合して密栓し、一夜静置後、塩化亜鉛より水分を除去し
、溶解させた液)11mlを添加し、減圧下75℃で酢
酸を留去する。120℃に昇温し、10〜7mmHgの
減圧下で4時間反応を行なう。終了後、スラリーを酢酸
エチル900mlに溶解し、10%食塩水500mlを
加え、分液を行なう。酢酸エチル層を2.5%水酸化ナ
トリウム水670mlで4回、10%食塩水500ml
で3回、蒸留水で1回洗浄する(なお、1回の分液操作
につき、酢酸エチル層に酢酸エチル100mlを追加し
ていく)。酢酸エチル層を濃縮乾固すると粗α,β−(
2−クロロ−4−ニトロフェニル)−ヘプタアセチルマ
ルトシド124gを得た(HPLC分析によりフェニル
化率は85%)。(本品はこのままで次工程に進むが、
一部とりトルエンから再結晶すると、融点165〜16
7℃、白色のβ体の純品が得られる。)
【0017】粗
α,β−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−ヘプタ
アセチルマルトシド124gを45℃で無水メタノール
500mlに溶解し、28%ナトリウムメトキシド12
.1mlを加え、45℃で3時間反応を行なう。次いで
、酢酸6mlを加え中和後、濃縮乾固するとα,β−(
2−クロロ−4−ニトロフェニル)−マルトシド79.
7gを得た。これを蒸留水240mlに加熱溶解し、室
温にもどるまで静置する。析出した結晶を氷冷下に濾過
し、冷水10mlで2回洗浄後、乾燥させると、薄黄色
の精製α,β−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−
マルトシド60.3gを得た(HPLC分析により、α
体:β体=4:96)。得られたα,β−(2−クロロ
−4−ニトロフェニル)マルトシド60.3gをメタノ
ール180mlに加熱溶解後、室温にもどるまで静置す
る。析出した結晶を氷冷下に濾過を行ない、冷却メタノ
ール10mlで2回洗浄後乾燥すると、白色の2−クロ
ロ−4−ニトロフェニル−β−マルトシドの純品41.
2gを得た(融点203〜207℃)。本品がβ体であ
ることは、α−グルコシダーゼおよびβ−グルコシダー
ゼの両酵素を作用させることにより確認した。
α,β−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−ヘプタ
アセチルマルトシド124gを45℃で無水メタノール
500mlに溶解し、28%ナトリウムメトキシド12
.1mlを加え、45℃で3時間反応を行なう。次いで
、酢酸6mlを加え中和後、濃縮乾固するとα,β−(
2−クロロ−4−ニトロフェニル)−マルトシド79.
7gを得た。これを蒸留水240mlに加熱溶解し、室
温にもどるまで静置する。析出した結晶を氷冷下に濾過
し、冷水10mlで2回洗浄後、乾燥させると、薄黄色
の精製α,β−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−
マルトシド60.3gを得た(HPLC分析により、α
体:β体=4:96)。得られたα,β−(2−クロロ
−4−ニトロフェニル)マルトシド60.3gをメタノ
ール180mlに加熱溶解後、室温にもどるまで静置す
る。析出した結晶を氷冷下に濾過を行ない、冷却メタノ
ール10mlで2回洗浄後乾燥すると、白色の2−クロ
ロ−4−ニトロフェニル−β−マルトシドの純品41.
2gを得た(融点203〜207℃)。本品がβ体であ
ることは、α−グルコシダーゼおよびβ−グルコシダー
ゼの両酵素を作用させることにより確認した。
【0018】
実施例1
プロパノール180mlと5mM塩化カルシウム含有1
00mM酢酸緩衝液(pH6.0)180mlとを混合
し、均一溶液とする。この溶液にマルトペンタオース5
8g、2−クロロ−4−ニトロフェニル−β−マルトシ
ド41gを溶解し、サイクロデキストリングルカノトラ
ンスフェラーゼ4740ユニットを加え、37℃で8時
間攪拌する。反応液を酢酸でpH4.0とし、1時間静
置後、活性炭8gを加え2時間攪拌する。濾過後、濾液
を外浴45℃で約200mlまで減圧濃縮する。
00mM酢酸緩衝液(pH6.0)180mlとを混合
し、均一溶液とする。この溶液にマルトペンタオース5
8g、2−クロロ−4−ニトロフェニル−β−マルトシ
ド41gを溶解し、サイクロデキストリングルカノトラ
ンスフェラーゼ4740ユニットを加え、37℃で8時
間攪拌する。反応液を酢酸でpH4.0とし、1時間静
置後、活性炭8gを加え2時間攪拌する。濾過後、濾液
を外浴45℃で約200mlまで減圧濃縮する。
【0019】メタノールで十分デカントしたオクタデシ
ルシリル化シリカゲル600g相当分を内径6.5cm
のカラム(約1200ml容)に充填し、カラムを蒸留
水で置換した後、濃縮液を負荷する。蒸留水5リットル
を一定流速で流して無機塩類、非フェニル化糖を除去し
た後、5%アセトニトリル水4リットルにて溶出し、黄
色を除去する。さらに10%アセトニトリル水9リット
ルで溶出し、1フラクション当り100mlずつ採取す
る。1.2リットル流したあたりからβ−(2−クロロ
−4−ニトロフェニル)−マルトペンタオシドが溶出し
始める。β−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−マ
ルトペンタオシドに富む画分を集めて減圧濃縮すると、
HPLCで純度99%のβ−(2−クロロ−4−ニトロ
フェニル)−マルトペンタオシドの白色結晶20.7g
を得た(融点192〜201℃)。本品がβ体であるこ
とは、本品に管理血清(ヒューミラーゼH)を作用させ
た後、α−グルコシダーゼおよびβ−グルコシダーゼを
作用させることにより確認した。HPLC分析条件;カ
ラムINERTSIL ODS−2,4.6×150m
m、移動相:アセトニトリル/水=17/83、温度:
40℃、流速:0.8ml/分、検出器:UV検出器(
280nm)
ルシリル化シリカゲル600g相当分を内径6.5cm
のカラム(約1200ml容)に充填し、カラムを蒸留
水で置換した後、濃縮液を負荷する。蒸留水5リットル
を一定流速で流して無機塩類、非フェニル化糖を除去し
た後、5%アセトニトリル水4リットルにて溶出し、黄
色を除去する。さらに10%アセトニトリル水9リット
ルで溶出し、1フラクション当り100mlずつ採取す
る。1.2リットル流したあたりからβ−(2−クロロ
−4−ニトロフェニル)−マルトペンタオシドが溶出し
始める。β−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−マ
ルトペンタオシドに富む画分を集めて減圧濃縮すると、
HPLCで純度99%のβ−(2−クロロ−4−ニトロ
フェニル)−マルトペンタオシドの白色結晶20.7g
を得た(融点192〜201℃)。本品がβ体であるこ
とは、本品に管理血清(ヒューミラーゼH)を作用させ
た後、α−グルコシダーゼおよびβ−グルコシダーゼを
作用させることにより確認した。HPLC分析条件;カ
ラムINERTSIL ODS−2,4.6×150m
m、移動相:アセトニトリル/水=17/83、温度:
40℃、流速:0.8ml/分、検出器:UV検出器(
280nm)
【0020】
【発明の効果】本発明方法によれば、α−アミラーゼ活
性測定用基質として有用なβ−(2−クロロ−4−ニト
ロフェニル)−マルトペンタオシドをサイクロデキスト
リングルカノトランスフェラーゼの糖転位反応により効
率よく、かつ経済的に合成することができるので、本方
法によって大幅なコストダウンが可能となる。
性測定用基質として有用なβ−(2−クロロ−4−ニト
ロフェニル)−マルトペンタオシドをサイクロデキスト
リングルカノトランスフェラーゼの糖転位反応により効
率よく、かつ経済的に合成することができるので、本方
法によって大幅なコストダウンが可能となる。
Claims (3)
- 【請求項1】 式 【化1】 で表わされるマルトペンタオースと式 【化2】 で表わされる2−クロロ−4−ニトロフェニル−β−マ
ルトシドとに、サイクロデキストリングルカノトランス
フェラーゼを作用させることを特徴とする式【化3】 で表わされるβ−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)
−マルトペンタオシドの製造法。 - 【請求項2】 サイクロデキストリングルカノトラン
スフェラーゼによる糖転位反応を水と水可溶性有機溶媒
との混合溶媒中で行なうことを特徴とする請求項1記載
の製造法。 - 【請求項3】 水可溶性有機溶媒が低級アルコール、
極性非水溶媒、エチレングリコールエーテル類またはグ
リコール類であることを特徴とする請求項1または2記
載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5084691A JPH04211390A (ja) | 1990-02-23 | 1991-02-22 | β−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−マルトペンタオシドの製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-42914 | 1990-02-23 | ||
| JP4291490 | 1990-02-23 | ||
| JP5084691A JPH04211390A (ja) | 1990-02-23 | 1991-02-22 | β−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−マルトペンタオシドの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04211390A true JPH04211390A (ja) | 1992-08-03 |
Family
ID=26382654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5084691A Pending JPH04211390A (ja) | 1990-02-23 | 1991-02-22 | β−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−マルトペンタオシドの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04211390A (ja) |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP5084691A patent/JPH04211390A/ja active Pending
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