JPH04212018A - アブソリュート直線位置検出装置 - Google Patents
アブソリュート直線位置検出装置Info
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- JPH04212018A JPH04212018A JP4101591A JP4101591A JPH04212018A JP H04212018 A JPH04212018 A JP H04212018A JP 4101591 A JP4101591 A JP 4101591A JP 4101591 A JP4101591 A JP 4101591A JP H04212018 A JPH04212018 A JP H04212018A
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Landscapes
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はアブソリュートで検出
し得る範囲を拡大したアブソリュート直線位置検出装置
に関する。
し得る範囲を拡大したアブソリュート直線位置検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】検出対象の機械的直線位置を電気信号に
変換する直線位置検出器としては、差動トランスが公知
あり、また、実開昭57−135917号公報に示され
た位相型の検出器も知られている。これらの欠点として
は、測定可能範囲が比較的狭い範囲に制限されてしまう
という点にある。そこで、実開昭58−136718号
公報においては1次コイル及び2次コイルから成るピッ
クアップ部分に対して相対的に動くコア部分において複
数個のコアを所定間隔で設け、測定可能範囲を拡大する
ようにすることが提案されている。しかし、同公報に示
されたものにおいては、測定可能範囲は拡大されるが、
個々のコア1周期内での直線位置しか検出できず、アブ
ソリュートで検出しる範囲が拡大されたわけではなかっ
た。
変換する直線位置検出器としては、差動トランスが公知
あり、また、実開昭57−135917号公報に示され
た位相型の検出器も知られている。これらの欠点として
は、測定可能範囲が比較的狭い範囲に制限されてしまう
という点にある。そこで、実開昭58−136718号
公報においては1次コイル及び2次コイルから成るピッ
クアップ部分に対して相対的に動くコア部分において複
数個のコアを所定間隔で設け、測定可能範囲を拡大する
ようにすることが提案されている。しかし、同公報に示
されたものにおいては、測定可能範囲は拡大されるが、
個々のコア1周期内での直線位置しか検出できず、アブ
ソリュートで検出しる範囲が拡大されたわけではなかっ
た。
【0003】また、特公昭50−23618号公報にお
いては、逆方向の磁化が交互になされた磁気格子(いわ
ば永久磁石の格子)を多数設けた磁気トラックからなる
磁気スケールを使用したリニア位置検出装置が示されて
おり、磁気格子の波長が異なる2個の磁気トラックを設
け、各磁気トラックの位相変調出力信号を位相比較する
ことにより、アブソリュート位置検出範囲を拡大した出
力信号を得ることが示されている。また、2個以上の磁
気トラックを設けてもよいことがそこには示されている
が、3個以上の磁気トラックを設けた場合に具体的にど
のような構成で検出範囲を拡大した出力信号を得るのか
、という点については何も示されていない。
いては、逆方向の磁化が交互になされた磁気格子(いわ
ば永久磁石の格子)を多数設けた磁気トラックからなる
磁気スケールを使用したリニア位置検出装置が示されて
おり、磁気格子の波長が異なる2個の磁気トラックを設
け、各磁気トラックの位相変調出力信号を位相比較する
ことにより、アブソリュート位置検出範囲を拡大した出
力信号を得ることが示されている。また、2個以上の磁
気トラックを設けてもよいことがそこには示されている
が、3個以上の磁気トラックを設けた場合に具体的にど
のような構成で検出範囲を拡大した出力信号を得るのか
、という点については何も示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特公昭50−23
618号公報に示されたものは、磁気トラックとして、
逆方向の磁化が交互になされた磁気格子いわば永久磁石
の格子を設けねばならないため、製造・加工が面倒であ
り、コスト高になるという問題点があった。また、使用
環境も自ずと限定されるものであった。また、2個以上
例えば3個の磁気トラックを設けた場合に具体的にどの
ような構成で検出範囲を拡大した出力信号を得るのか、
不明であるため、効率的に検出範囲を拡大することがで
きなかった。
618号公報に示されたものは、磁気トラックとして、
逆方向の磁化が交互になされた磁気格子いわば永久磁石
の格子を設けねばならないため、製造・加工が面倒であ
り、コスト高になるという問題点があった。また、使用
環境も自ずと限定されるものであった。また、2個以上
例えば3個の磁気トラックを設けた場合に具体的にどの
ような構成で検出範囲を拡大した出力信号を得るのか、
不明であるため、効率的に検出範囲を拡大することがで
きなかった。
【0005】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、検出対象の機械的変位に応じてそれぞれ異なる周期
からなる周期的な位置検出信号をそれぞれ発生する複数
のリニアセンサを使用し、その出力信号を演算すること
により、アブソリュート直線位置検出範囲を拡大した位
置検出信号を得ることができるようにしたアブソリュー
ト直線位置検出装置において、リニアセンサにおけるリ
ニアスケール部材の構成を簡単化し、コストがかからな
いようにすると共に、3個のリニアセンサを設けて検出
範囲を拡大する場合の具体的に実現策を提供することを
目的とする。
で、検出対象の機械的変位に応じてそれぞれ異なる周期
からなる周期的な位置検出信号をそれぞれ発生する複数
のリニアセンサを使用し、その出力信号を演算すること
により、アブソリュート直線位置検出範囲を拡大した位
置検出信号を得ることができるようにしたアブソリュー
ト直線位置検出装置において、リニアセンサにおけるリ
ニアスケール部材の構成を簡単化し、コストがかからな
いようにすると共に、3個のリニアセンサを設けて検出
範囲を拡大する場合の具体的に実現策を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るアブソ
リュート直線位置検出装置は、(a)透磁率の異なる2
つの物質を直線変位方向に沿って所定のピッチで交互に
繰返し配したリニアスケール部材と、このリニアスケー
ル部材に対して相対的に変位可能に配され、この変位に
応じた前記2つの物質の相対的位置関係に応じて、該リ
ニアスケール部材の1ピッチの変位を1周期とする周期
的な位置検出信号を発生する電磁的検出ヘッド部とを具
備するリニアセンサを2個設け、各リニアセンサにおけ
る前記リニアスケール部材の1ピッチはそれぞれ異なっ
ており、各リニアセンサにおける前記リニアスケール部
材又は検出ヘッド部の一方を一体的に結合して検出対象
の機械的変位に応じて一体的に直線変位させるようにし
て成り、これにより、前記検出対象の機械的直線変位に
関して夫々異なる周期で各リニアセンサから前記位置検
出信号をそれぞれ発生するようにしたこと、及び(b)
前記2つのリニアセンサに関し、第1のリニアセンサか
ら発生される第1の位置検出信号と第2のリニアセンサ
から発生される第2の位置検出信号との差を演算し、こ
の差に基づき、前記第1のリニアセンサに関する前記検
出対象の原点からの周期数を決定する演算を行ない、決
定した周期数を示す周期数信号を出力する演算手段を設
けたことからなるものである。
リュート直線位置検出装置は、(a)透磁率の異なる2
つの物質を直線変位方向に沿って所定のピッチで交互に
繰返し配したリニアスケール部材と、このリニアスケー
ル部材に対して相対的に変位可能に配され、この変位に
応じた前記2つの物質の相対的位置関係に応じて、該リ
ニアスケール部材の1ピッチの変位を1周期とする周期
的な位置検出信号を発生する電磁的検出ヘッド部とを具
備するリニアセンサを2個設け、各リニアセンサにおけ
る前記リニアスケール部材の1ピッチはそれぞれ異なっ
ており、各リニアセンサにおける前記リニアスケール部
材又は検出ヘッド部の一方を一体的に結合して検出対象
の機械的変位に応じて一体的に直線変位させるようにし
て成り、これにより、前記検出対象の機械的直線変位に
関して夫々異なる周期で各リニアセンサから前記位置検
出信号をそれぞれ発生するようにしたこと、及び(b)
前記2つのリニアセンサに関し、第1のリニアセンサか
ら発生される第1の位置検出信号と第2のリニアセンサ
から発生される第2の位置検出信号との差を演算し、こ
の差に基づき、前記第1のリニアセンサに関する前記検
出対象の原点からの周期数を決定する演算を行ない、決
定した周期数を示す周期数信号を出力する演算手段を設
けたことからなるものである。
【0007】第2の発明に係るアブソリュート直線位置
検出装置は、更に第3のリニアセンサを設け、第1のリ
ニアセンサと第3のリニアセンサの1ピッチの差は第1
及び第2のリニアセンサの1ピッチの差よりも小とし、
各リニアセンサにおける前記リニアスケール部材又は検
出ヘッド部の一方を一体的に結合して検出対象の機械的
変位に応じて一体的に直線変位させるようにして成り、
これにより、前記検出対象の機械的直線変位に関して夫
々異なる周期で各リニアセンサから前記位置検出信号を
それぞれ発生するようにしたものである。そして、第1
のリニアセンサから発生される第1の位置検出信号と第
2のリニアセンサから発生される第2の位置検出信号と
の差を第1の差として演算し、この第1の差に基づき、
前記第1のリニアセンサに関する前記検出対象の原点か
らの周期数を決定する演算を行ない、決定した周期数を
示す第1の周期数信号を出力する第1の演算手段と、第
1のリニアセンサから発生される第1の位置検出信号と
第3のリニアセンサから発生される第3の位置検出信号
との差を第2の差として演算し、この第2の差に基づき
、前記第1の周期数信号の周期数を決定する演算を行な
い、決定した周期数を示す第2の周期数信号を出力する
第2の演算手段を設けたものである。
検出装置は、更に第3のリニアセンサを設け、第1のリ
ニアセンサと第3のリニアセンサの1ピッチの差は第1
及び第2のリニアセンサの1ピッチの差よりも小とし、
各リニアセンサにおける前記リニアスケール部材又は検
出ヘッド部の一方を一体的に結合して検出対象の機械的
変位に応じて一体的に直線変位させるようにして成り、
これにより、前記検出対象の機械的直線変位に関して夫
々異なる周期で各リニアセンサから前記位置検出信号を
それぞれ発生するようにしたものである。そして、第1
のリニアセンサから発生される第1の位置検出信号と第
2のリニアセンサから発生される第2の位置検出信号と
の差を第1の差として演算し、この第1の差に基づき、
前記第1のリニアセンサに関する前記検出対象の原点か
らの周期数を決定する演算を行ない、決定した周期数を
示す第1の周期数信号を出力する第1の演算手段と、第
1のリニアセンサから発生される第1の位置検出信号と
第3のリニアセンサから発生される第3の位置検出信号
との差を第2の差として演算し、この第2の差に基づき
、前記第1の周期数信号の周期数を決定する演算を行な
い、決定した周期数を示す第2の周期数信号を出力する
第2の演算手段を設けたものである。
【0008】
【作用】上記のように、各リニアセンサは、リニアスケ
ール部材と電磁的検出ヘッド部とを具備しており、各リ
ニアセンサにおけるリニアスケール部材の1ピッチはそ
れぞれ異なっている。そして、各リニアセンサにおける
リニアスケール部材又は検出部の一方を一体的に結合し
て検出対象の機械的変位に応じて一体的に直線変位され
るようになっている。電磁的検出部は、リニアスケール
部材に対して相対的に変位可能であり、この変位に応じ
た前記2つの物質の相対的位置関係に応じて、該リニア
スケール部材の1ピッチの変位を1周期とする周期的な
位置検出信号を発生する。これにより、特段の運動変速
機構を設けることなく、各リニアセンサにおけるリニア
スケール部材又は検出部の一方を一体的に結合するだけ
の極めて簡単な構成により、検出対象の機械的直線変位
に関して夫々異なる周期で各リニアセンサから位置検出
信号を発生させることができる。
ール部材と電磁的検出ヘッド部とを具備しており、各リ
ニアセンサにおけるリニアスケール部材の1ピッチはそ
れぞれ異なっている。そして、各リニアセンサにおける
リニアスケール部材又は検出部の一方を一体的に結合し
て検出対象の機械的変位に応じて一体的に直線変位され
るようになっている。電磁的検出部は、リニアスケール
部材に対して相対的に変位可能であり、この変位に応じ
た前記2つの物質の相対的位置関係に応じて、該リニア
スケール部材の1ピッチの変位を1周期とする周期的な
位置検出信号を発生する。これにより、特段の運動変速
機構を設けることなく、各リニアセンサにおけるリニア
スケール部材又は検出部の一方を一体的に結合するだけ
の極めて簡単な構成により、検出対象の機械的直線変位
に関して夫々異なる周期で各リニアセンサから位置検出
信号を発生させることができる。
【0009】例えば、検出対象の原点からの変位に対し
て、第1のリニアセンサの位置検出信号が丁度1周期分
変化したとき、別のリニアセンサの位置検出信号は丁度
1周期分の変化を示していず、各位置検出信号の間には
差が生じている。この差は検出対象の原点からの変位が
増すに従って次第に広がっていくものであり、第1のリ
ニアセンサに関する検出対象の原点からの周期数に比例
して増大する。従って、この差がどれだけあるかによっ
て、第1のリニアセンサの位置検出信号が原点から何周
期目のものであるかが判明する。従って、演算手段によ
って、第1のリニアセンサの第1の位置検出信号と第2
のリニアセンサの第2の位置検出信号との差を演算すれ
ば、この差に基づき、該第1のリニアセンサに関する検
出対象の原点からの周期数を決定することができる。こ
うして、求められた第1の周期数信号は、第1のリニア
センサの出力信号に基づく第1の位置検出信号の周期数
を示しているが故に、これら第1の位置検出信号と第1
の周期数信号との組合せは、検出対象の原点からの絶対
位置を広範囲にわたって特定するものである。
て、第1のリニアセンサの位置検出信号が丁度1周期分
変化したとき、別のリニアセンサの位置検出信号は丁度
1周期分の変化を示していず、各位置検出信号の間には
差が生じている。この差は検出対象の原点からの変位が
増すに従って次第に広がっていくものであり、第1のリ
ニアセンサに関する検出対象の原点からの周期数に比例
して増大する。従って、この差がどれだけあるかによっ
て、第1のリニアセンサの位置検出信号が原点から何周
期目のものであるかが判明する。従って、演算手段によ
って、第1のリニアセンサの第1の位置検出信号と第2
のリニアセンサの第2の位置検出信号との差を演算すれ
ば、この差に基づき、該第1のリニアセンサに関する検
出対象の原点からの周期数を決定することができる。こ
うして、求められた第1の周期数信号は、第1のリニア
センサの出力信号に基づく第1の位置検出信号の周期数
を示しているが故に、これら第1の位置検出信号と第1
の周期数信号との組合せは、検出対象の原点からの絶対
位置を広範囲にわたって特定するものである。
【0010】このように、本発明では、アブソリュート
直線位置検出範囲を拡大することができ、また、特段の
運動変速機構を設けることなく、各リニアセンサにおけ
るリニアスケール部材又は検出ヘッド部の一方を一体的
に結合するだけの極めて簡単な構成であればよいので、
構成も簡素であり、かつ全体の検出分解能は1つのリニ
アセンサの1周期分の出力信号の分解能に依存するので
極めて高分解能であり、精度がよいものとなる。また、
リニアスケール部材は、透磁率の異なる2つの物質を直
線変位方向に沿って所定のピッチで交互に繰返し配して
成るものであるから、従来のもののように、所定のパタ
ーンで交互に磁化する(永久磁石化する)処理は全く不
要であり、単に透磁率の異なる2つの物質を交互に配置
するだけでよい。従って、製造・加工が簡単であり、か
つ低コストでもある。また、使用環境の制限も受けない
。
直線位置検出範囲を拡大することができ、また、特段の
運動変速機構を設けることなく、各リニアセンサにおけ
るリニアスケール部材又は検出ヘッド部の一方を一体的
に結合するだけの極めて簡単な構成であればよいので、
構成も簡素であり、かつ全体の検出分解能は1つのリニ
アセンサの1周期分の出力信号の分解能に依存するので
極めて高分解能であり、精度がよいものとなる。また、
リニアスケール部材は、透磁率の異なる2つの物質を直
線変位方向に沿って所定のピッチで交互に繰返し配して
成るものであるから、従来のもののように、所定のパタ
ーンで交互に磁化する(永久磁石化する)処理は全く不
要であり、単に透磁率の異なる2つの物質を交互に配置
するだけでよい。従って、製造・加工が簡単であり、か
つ低コストでもある。また、使用環境の制限も受けない
。
【0011】なお、以下で説明する実施例において、第
1及び第2のリニアセンサに対応するものは符号S1,
S2で示されており、リニアスケール部材に対応するも
のは、ロッド状のコア部2−1,2−2であり、電磁的
検出部に対応するものは、ケーシング4−1内に収納さ
れた1次コイルと2次コイルの部分とそれに関連するデ
ィジタル位相差検出回路37−1,37−2の部分であ
る。また、演算手段に対応するものは演算装置COMで
ある。
1及び第2のリニアセンサに対応するものは符号S1,
S2で示されており、リニアスケール部材に対応するも
のは、ロッド状のコア部2−1,2−2であり、電磁的
検出部に対応するものは、ケーシング4−1内に収納さ
れた1次コイルと2次コイルの部分とそれに関連するデ
ィジタル位相差検出回路37−1,37−2の部分であ
る。また、演算手段に対応するものは演算装置COMで
ある。
【0012】第2の発明においては、更に、第3のリニ
アセンサを具備する。第1のリニアセンサと第3のリニ
アセンサの1ピッチの差は第1及び第2のリニアセンサ
の1ピッチの差よりも小であるから、第1のリニアセン
サから発生される第1の位置検出信号と第3のリニアセ
ンサから発生される第3の位置検出信号との差である第
2の差は、第1のリニアセンサから発生される第1の位
置検出信号と第2のリニアセンサから発生される第2の
位置検出信号との差である第1の差よりも小である。ま
た、これらの差は検出対象の原点からの変位が増すに従
って次第に広がっていくものであり、これらの差がどれ
だけあるかによって、第1のリニアセンサから発生され
る第1の位置検出信号が原点から何周期目の値であるか
が判明する。しかも、これらの差はいずれも周期性を示
す。つまり、差は検出対象の原点からの変位が増すに従
って次第に広がっていくが、位置検出信号それ自体が周
期性を持つが故に、これらの差も周期性を持つ。第1の
差の方が第2の差よりも変化率が大であるが故に、デー
タとしての精度は良好であり、第1の位置検出信号が原
点から何周期目であるかを検出するのに適している。し
かし、第1の差の周期は第2の差の周期よりも早く到来
するが故に、検出可能範囲を拡大するには、より遅い周
期を持つ第2の差を利用することが望ましい。
アセンサを具備する。第1のリニアセンサと第3のリニ
アセンサの1ピッチの差は第1及び第2のリニアセンサ
の1ピッチの差よりも小であるから、第1のリニアセン
サから発生される第1の位置検出信号と第3のリニアセ
ンサから発生される第3の位置検出信号との差である第
2の差は、第1のリニアセンサから発生される第1の位
置検出信号と第2のリニアセンサから発生される第2の
位置検出信号との差である第1の差よりも小である。ま
た、これらの差は検出対象の原点からの変位が増すに従
って次第に広がっていくものであり、これらの差がどれ
だけあるかによって、第1のリニアセンサから発生され
る第1の位置検出信号が原点から何周期目の値であるか
が判明する。しかも、これらの差はいずれも周期性を示
す。つまり、差は検出対象の原点からの変位が増すに従
って次第に広がっていくが、位置検出信号それ自体が周
期性を持つが故に、これらの差も周期性を持つ。第1の
差の方が第2の差よりも変化率が大であるが故に、デー
タとしての精度は良好であり、第1の位置検出信号が原
点から何周期目であるかを検出するのに適している。し
かし、第1の差の周期は第2の差の周期よりも早く到来
するが故に、検出可能範囲を拡大するには、より遅い周
期を持つ第2の差を利用することが望ましい。
【0013】そこで、第2の演算手段により、第2の差
を求める。ここで、この第2の差に基づき、第1の位置
検出信号に関する検出対象の原点からの周期数を直接求
めたのでは、その変化率が小さいが故に、第1の差に基
づきこれを求めた場合に比べてはるかに精度が悪くなっ
てしまう。そこで、精度良く、しかも検出可能範囲を拡
大するために、どうするかと言うと、この第2の演算手
段では、この第2の差に基づき、第1の周期数信号の周
期数を決定する演算を行うのである。もとより、各検出
部の出力信号の周期に相関性があり、第1の差と第2の
差との間にも相関性があるので、第2の差に基づき、第
1の周期数信号の周期数つまりは第1の差の周期数を決
定することができるのである。こうして決定した第1の
周期数信号の周期数を示す信号を第2の周期数信号とし
て出力する。つまり、第1の周期数信号の周期自体が第
1の位置検出信号の周期に比べてはるかに長いものであ
るので、変化率の小さな第2の差に基づく第1の周期数
信号の周期数の決定は、この第2の差に基づき第1の検
出部に関する検出対象の原点からの周期数を直接求める
場合に比べて、はるかに精度良く行なえるのである。
を求める。ここで、この第2の差に基づき、第1の位置
検出信号に関する検出対象の原点からの周期数を直接求
めたのでは、その変化率が小さいが故に、第1の差に基
づきこれを求めた場合に比べてはるかに精度が悪くなっ
てしまう。そこで、精度良く、しかも検出可能範囲を拡
大するために、どうするかと言うと、この第2の演算手
段では、この第2の差に基づき、第1の周期数信号の周
期数を決定する演算を行うのである。もとより、各検出
部の出力信号の周期に相関性があり、第1の差と第2の
差との間にも相関性があるので、第2の差に基づき、第
1の周期数信号の周期数つまりは第1の差の周期数を決
定することができるのである。こうして決定した第1の
周期数信号の周期数を示す信号を第2の周期数信号とし
て出力する。つまり、第1の周期数信号の周期自体が第
1の位置検出信号の周期に比べてはるかに長いものであ
るので、変化率の小さな第2の差に基づく第1の周期数
信号の周期数の決定は、この第2の差に基づき第1の検
出部に関する検出対象の原点からの周期数を直接求める
場合に比べて、はるかに精度良く行なえるのである。
【0014】こうして、求められた第1の周期数信号は
、第1の位置検出信号の周期数を示しており、また、第
2の周期数信号は、第1の周期数信号の周期数を示して
いるが故に、これら第1の位置検出信号、第1の周期数
信号及び第2の周期数信号の3者の組合せは、検出対象
の原点からの絶対位置を広範囲にわたって且つ精密に特
定するものである。これにより、更に拡大した範囲でア
ブソリュート直線位置の検出が可能である。
、第1の位置検出信号の周期数を示しており、また、第
2の周期数信号は、第1の周期数信号の周期数を示して
いるが故に、これら第1の位置検出信号、第1の周期数
信号及び第2の周期数信号の3者の組合せは、検出対象
の原点からの絶対位置を広範囲にわたって且つ精密に特
定するものである。これにより、更に拡大した範囲でア
ブソリュート直線位置の検出が可能である。
【0015】実施例との対応を示すと、第3のリニアセ
ンサに対応するものがセンサS3であり、第2の周期数
信号を求めるための演算を行う手段に対応するものが上
述と同様に演算装置COMである。
ンサに対応するものがセンサS3であり、第2の周期数
信号を求めるための演算を行う手段に対応するものが上
述と同様に演算装置COMである。
【0016】以下添付図面を参照してこの発明の実施例
を詳細に説明しよう。最も単純な例として2個のリニア
センサを用いる例につき図1を参照して原理的に説明す
る。機械的直線変位に対して所定の周期で電気的出力信
号を発生するリニアセンサS1,S2としては、例えば
実開昭58−136718号公報に示されたような複数
のコアを所定間隔で設けたものを利用する。一方のセン
サS1の出力信号の1周期に相当する検出対象の機械的
変位量をP1とし、他方のセンサS2の出力信号の1周
期に相当する検出対象の機械的変位量をP2とする。こ
の発明では、各センサの出力信号の1周期に相当する検
出対象の機械的変位量を夫々異ならせることを特徴とし
ているため、P1≠P2である。各センサS1,S2は
各周期毎の機械的直線変位量P1,P2の範囲内ではア
ブソリュート位置(1周期内での相対的なアブソリュー
ト位置)検出が可能である。各センサでは1周期分の出
力信号とし、S1がN1,S2がN2なる値を発生する
ものとする。すなわち、ディジタル型の場合、センサS
1が1周期をN1分割した精度でアブソリュート出力信
号を発生し、S2が1周期をN2分割した精度でアブソ
リュート出力信号を発生する。
を詳細に説明しよう。最も単純な例として2個のリニア
センサを用いる例につき図1を参照して原理的に説明す
る。機械的直線変位に対して所定の周期で電気的出力信
号を発生するリニアセンサS1,S2としては、例えば
実開昭58−136718号公報に示されたような複数
のコアを所定間隔で設けたものを利用する。一方のセン
サS1の出力信号の1周期に相当する検出対象の機械的
変位量をP1とし、他方のセンサS2の出力信号の1周
期に相当する検出対象の機械的変位量をP2とする。こ
の発明では、各センサの出力信号の1周期に相当する検
出対象の機械的変位量を夫々異ならせることを特徴とし
ているため、P1≠P2である。各センサS1,S2は
各周期毎の機械的直線変位量P1,P2の範囲内ではア
ブソリュート位置(1周期内での相対的なアブソリュー
ト位置)検出が可能である。各センサでは1周期分の出
力信号とし、S1がN1,S2がN2なる値を発生する
ものとする。すなわち、ディジタル型の場合、センサS
1が1周期をN1分割した精度でアブソリュート出力信
号を発生し、S2が1周期をN2分割した精度でアブソ
リュート出力信号を発生する。
【0017】つまり、検出対象の機械的変位量がP1の
ときセンサS1はその1周期分の出力信号つまり最大出
力N1を出力し、P2のときセンサS2はその1周期分
の出力信号つまり最大出力N2を出力する。検出対象の
原点からの機械的変位量がP1もしくはP2以上となっ
たとき、センサS1,S2単独では、それらの出力信号
が原点から何周期目なのかが判らず、アブソリュート位
置は検出できない。しかし、下記のようにセンサS1,
S2の出力信号を組合せて利用すればアブソリュート位
置が判明する。
ときセンサS1はその1周期分の出力信号つまり最大出
力N1を出力し、P2のときセンサS2はその1周期分
の出力信号つまり最大出力N2を出力する。検出対象の
原点からの機械的変位量がP1もしくはP2以上となっ
たとき、センサS1,S2単独では、それらの出力信号
が原点から何周期目なのかが判らず、アブソリュート位
置は検出できない。しかし、下記のようにセンサS1,
S2の出力信号を組合せて利用すればアブソリュート位
置が判明する。
【0018】単位変位量当りのセンサS1の検出値はN
1/P1なる定数で表わすことができ、同じくセンサS
2の検出値はN2/P2なる定数で表わすことができる
。そこで、検出対象が原点(原点ではセンサS1,S2
の出力が共に0である)からP1移動したときについて
考えると、センサS1の出力はN1であり丁度1周期分
である。また、センサS2の出力は(N2・P1)/P
2である。従って、検出対象の現位置に対してセンサS
1,S2から得られる出力信号の値をD1,D2で表わ
すと、アブソリュート位置P1のときはD1,D2は次
のようになる。 D1=N1 D2=(N2・P1)/P2
…(1)
1/P1なる定数で表わすことができ、同じくセンサS
2の検出値はN2/P2なる定数で表わすことができる
。そこで、検出対象が原点(原点ではセンサS1,S2
の出力が共に0である)からP1移動したときについて
考えると、センサS1の出力はN1であり丁度1周期分
である。また、センサS2の出力は(N2・P1)/P
2である。従って、検出対象の現位置に対してセンサS
1,S2から得られる出力信号の値をD1,D2で表わ
すと、アブソリュート位置P1のときはD1,D2は次
のようになる。 D1=N1 D2=(N2・P1)/P2
…(1)
【0019】このことより、センサS1の
1周期分の直線変位P1につき、両センサS1,S2間
の出力信号の値は下記の変化分(定数)に従って順次ず
れていくことが明らかである。ここでD12=D1−D
2とする。 P1当りのD12の変化分=(N1・P2−N2・
P1)/P2 …(2)
1周期分の直線変位P1につき、両センサS1,S2間
の出力信号の値は下記の変化分(定数)に従って順次ず
れていくことが明らかである。ここでD12=D1−D
2とする。 P1当りのD12の変化分=(N1・P2−N2・
P1)/P2 …(2)
【00
20】従って、演算装置COMにおいて、検出対象の現
位置に対応する各セ,S2の出力の差「D12=D1−
D2」を求め、これを上記(2)式の定数によって下記
のように割算すれば、センサS1の現出力信号D1が原
点から数えて何周期目(Cx)のものであるのかという
ことが判明する。 Cx=D12÷(N1・P2−N2・P1)/P2
…(3)
20】従って、演算装置COMにおいて、検出対象の現
位置に対応する各セ,S2の出力の差「D12=D1−
D2」を求め、これを上記(2)式の定数によって下記
のように割算すれば、センサS1の現出力信号D1が原
点から数えて何周期目(Cx)のものであるのかという
ことが判明する。 Cx=D12÷(N1・P2−N2・P1)/P2
…(3)
【
0021】上記(3)式によって求めた周期数Cxの整
数部とセンサS1の出力信号D1とを組合せることによ
り(すなわち(3)式によって求めたCxの少数部また
は余りを切捨て、D1を少数部として用いる)、検出対
象の直線位置をアブソリュートで特定することができる
。 尚、S1とS2の周期のずれによりD1がD2よりも小
さくなることがあるが、その場合はD1の値にN1を加
算してD12を求めるものとする。
0021】上記(3)式によって求めた周期数Cxの整
数部とセンサS1の出力信号D1とを組合せることによ
り(すなわち(3)式によって求めたCxの少数部また
は余りを切捨て、D1を少数部として用いる)、検出対
象の直線位置をアブソリュートで特定することができる
。 尚、S1とS2の周期のずれによりD1がD2よりも小
さくなることがあるが、その場合はD1の値にN1を加
算してD12を求めるものとする。
【0022】位相シフト型直線位置検出器によってセン
サS1,S2を構成した一例を図2に示す。まず、セン
サS1について説明すると、センサS1は、ケーシング
4−1内に所定の配置で収納された1次コイル及び2次
コイルと、これらのコイル内に直線移動可能に挿入され
た長尺のコア部2−1とを含んでいる。コア部2−1は
、軸方向に所定間隔で配された複数個のコア3−1と、
各コア3−1の間に設けられたスペーサ5−1と、これ
らコア3−1及びスペーサ5−1の周囲を蓋つたスリー
ブ6−1とを含んでいる。コア3−1は磁性体、スペー
サ5−1は空気その他の非磁性体である。このコア部2
−1は、検出対象として外部から与えられる直線運動に
応じて直線変位する。一例として、各コア3−1は所定
長さ「P1/2」(P1は任意の数)の円筒形状であり
、スペーサ5−1の長さはコア3−1の長さにほぼ等し
い。従って、コア3−1の配列における1ピッチ分の距
離は「P1」である。この実施例において、コイルは4
つの相で動作するように設けられている。これらの相を
便宜上A,B,C,Dなる符号を用いて区別する。コア
3−1の位置に応じて各相A〜Dに生じるリラクタンス
が90度づつずれるようになっており、例えばA相をコ
サイン相とすると、B相はサイン相、C相はマイナスコ
サイン相、D相はマイナスサイン相、となるようになっ
ている。
サS1,S2を構成した一例を図2に示す。まず、セン
サS1について説明すると、センサS1は、ケーシング
4−1内に所定の配置で収納された1次コイル及び2次
コイルと、これらのコイル内に直線移動可能に挿入され
た長尺のコア部2−1とを含んでいる。コア部2−1は
、軸方向に所定間隔で配された複数個のコア3−1と、
各コア3−1の間に設けられたスペーサ5−1と、これ
らコア3−1及びスペーサ5−1の周囲を蓋つたスリー
ブ6−1とを含んでいる。コア3−1は磁性体、スペー
サ5−1は空気その他の非磁性体である。このコア部2
−1は、検出対象として外部から与えられる直線運動に
応じて直線変位する。一例として、各コア3−1は所定
長さ「P1/2」(P1は任意の数)の円筒形状であり
、スペーサ5−1の長さはコア3−1の長さにほぼ等し
い。従って、コア3−1の配列における1ピッチ分の距
離は「P1」である。この実施例において、コイルは4
つの相で動作するように設けられている。これらの相を
便宜上A,B,C,Dなる符号を用いて区別する。コア
3−1の位置に応じて各相A〜Dに生じるリラクタンス
が90度づつずれるようになっており、例えばA相をコ
サイン相とすると、B相はサイン相、C相はマイナスコ
サイン相、D相はマイナスサイン相、となるようになっ
ている。
【0023】図2においては、各相A〜D毎に個別に1
次コイル7,8,9,10および2次コイル11,12
,13,14が設けられている。各相A〜Dの2次コイ
ル11〜14は各々に対応する1次コイル7〜10の外
側に夫々巻かれている。各コイルの長さはコア3−1の
長さにほぼ等しく、「P1/2」である。図2の例では
、A相のコイル7,11とC相のコイル9,13とが隣
合って設けられており、B相のコイル8,12とD相の
コイル10,14も隣合って設けられている。また、A
相とB相またはC相とD相のコイルの間隔は「P1{n
±(1/4)}」(nは任意の自然数)である。これに
より、A,C相における磁気回路のリラクタンス変化に
対してB,D相における磁気回路のリラクタンス変化の
位相を90度(1ピッチP1の1/4)ずらすことがで
きる。
次コイル7,8,9,10および2次コイル11,12
,13,14が設けられている。各相A〜Dの2次コイ
ル11〜14は各々に対応する1次コイル7〜10の外
側に夫々巻かれている。各コイルの長さはコア3−1の
長さにほぼ等しく、「P1/2」である。図2の例では
、A相のコイル7,11とC相のコイル9,13とが隣
合って設けられており、B相のコイル8,12とD相の
コイル10,14も隣合って設けられている。また、A
相とB相またはC相とD相のコイルの間隔は「P1{n
±(1/4)}」(nは任意の自然数)である。これに
より、A,C相における磁気回路のリラクタンス変化に
対してB,D相における磁気回路のリラクタンス変化の
位相を90度(1ピッチP1の1/4)ずらすことがで
きる。
【0024】また、センサ1における各相A〜Dのコイ
ルの配置は図1に示すものに限定されない。すなわち、
コア部2−1の直線変位に応じて各相A〜Dにおける磁
気回路のリラクタンスが変化し、しかもそのリラクタン
ス変化の位相は各相毎に90度づつずれる(従ってA相
とC相とでは180度ずれ、B相とD相とでも180度
ずれる)ようになっているため、そのようなリラクタン
ス変化をもたらすものでありさえすればよい。
ルの配置は図1に示すものに限定されない。すなわち、
コア部2−1の直線変位に応じて各相A〜Dにおける磁
気回路のリラクタンスが変化し、しかもそのリラクタン
ス変化の位相は各相毎に90度づつずれる(従ってA相
とC相とでは180度ずれ、B相とD相とでも180度
ずれる)ようになっているため、そのようなリラクタン
ス変化をもたらすものでありさえすればよい。
【0025】図2における1次コイル7〜10及び2次
コイル11〜14の結線形式は例えば図3のようにする
。図3は、A相とC相の1次コイル7及び9を正弦信号
sinωtによって互いに逆相で励磁し、2次コイル1
1及び13の出力を同相で加算するようにした結線形式
を示すものである。B相とD相も上述と同様に、1次コ
イル8,10を余弦信号cosωtで逆相励磁し、2次
コイル12,14の出力を同相加算する。
コイル11〜14の結線形式は例えば図3のようにする
。図3は、A相とC相の1次コイル7及び9を正弦信号
sinωtによって互いに逆相で励磁し、2次コイル1
1及び13の出力を同相で加算するようにした結線形式
を示すものである。B相とD相も上述と同様に、1次コ
イル8,10を余弦信号cosωtで逆相励磁し、2次
コイル12,14の出力を同相加算する。
【0026】図3の結線形式は要するに次のように表現
できる。すなわち、リラクタンス変化が180度ずれた
2つの相(AとCあるいがBとD)を互いに逆相で動作
させ、かつ、リラクタンス変化が90度ずれた2つの対
(AとCの対とBとDの対)の一方を正弦信号sinω
tによって励磁し、他方を余弦信号cosωtによって
励磁する。換言すれば、2つの対(AとCの対及びBと
Dの対)は、そのリラクタンス変化の位相が90度ずれ
た2つの作動トランスと同じものであり、そのリラクタ
ンス変化の位相ずれに応じた電気的位相ずれを有する2
種類の交流信号(sinωt,cosωt)によって各
々を個別に励磁するのである。A,C相の対とB,D相
の対の2次コイル出力を加算したものがセンサS1の2
次側出力信号Y1となる。この出力信号Y1は、コア部
2−1の直線位置に応じた位相角φ1だけ基準交流信号
(sinωtまたはcosωt)を位相シフトしたもの
となる。その理由は、各相A〜Dのリラクタンスが90
度づつずれており、かつ一方の対(A,C)と他方の対
(B,D)の励磁信号の電気的位相が90度ずれている
ためである。この点を略式で示すと次の通りである。
できる。すなわち、リラクタンス変化が180度ずれた
2つの相(AとCあるいがBとD)を互いに逆相で動作
させ、かつ、リラクタンス変化が90度ずれた2つの対
(AとCの対とBとDの対)の一方を正弦信号sinω
tによって励磁し、他方を余弦信号cosωtによって
励磁する。換言すれば、2つの対(AとCの対及びBと
Dの対)は、そのリラクタンス変化の位相が90度ずれ
た2つの作動トランスと同じものであり、そのリラクタ
ンス変化の位相ずれに応じた電気的位相ずれを有する2
種類の交流信号(sinωt,cosωt)によって各
々を個別に励磁するのである。A,C相の対とB,D相
の対の2次コイル出力を加算したものがセンサS1の2
次側出力信号Y1となる。この出力信号Y1は、コア部
2−1の直線位置に応じた位相角φ1だけ基準交流信号
(sinωtまたはcosωt)を位相シフトしたもの
となる。その理由は、各相A〜Dのリラクタンスが90
度づつずれており、かつ一方の対(A,C)と他方の対
(B,D)の励磁信号の電気的位相が90度ずれている
ためである。この点を略式で示すと次の通りである。
【0027】すなわち、コア部2−1の直線位置に対応
する位相をφ1とすると、直線位置に応じたリラクタン
ス変化の関数は、A相がcosφ1、B相がsinφ1
、C相が−cosφ1、D相が−sinφ1なる略式で
示すことができる。A相とC相を正弦信号sinωtに
よって互いに逆相で動作させ、かつB相とD相を余弦信
号cosωtによって互いに逆相で動作させ、その結果
生じた2次コイル出力を加算的に合成するので、出力信
号Y1は次のような略式で実質的に表現することができ
る。 Y1=sinωtcosφ1−(−sinωtcosφ
1)+cosωtsinφ1−(−cosωtsinφ
1) =2sinωtcosφ1+2cosωts
inφ1 =2sin(ωt+φ1)
する位相をφ1とすると、直線位置に応じたリラクタン
ス変化の関数は、A相がcosφ1、B相がsinφ1
、C相が−cosφ1、D相が−sinφ1なる略式で
示すことができる。A相とC相を正弦信号sinωtに
よって互いに逆相で動作させ、かつB相とD相を余弦信
号cosωtによって互いに逆相で動作させ、その結果
生じた2次コイル出力を加算的に合成するので、出力信
号Y1は次のような略式で実質的に表現することができ
る。 Y1=sinωtcosφ1−(−sinωtcosφ
1)+cosωtsinφ1−(−cosωtsinφ
1) =2sinωtcosφ1+2cosωts
inφ1 =2sin(ωt+φ1)
【0028】上記式で便宜的に「2」と示された係数を
緒種の条件に応じて定まる定数Kで置換えると、Y1=
Ksin(ωt+φ1) と表現できる。ここで、リラクタンス変化の位相φ1は
コア部2−1の直線位置xに所定の比例係数(または関
数)に従って比例しているので、出力信号Y1における
基準信号sinωt(またはcosωt)からの位相ず
れφ1を測定することにより直線位置xを検出すること
ができる。ただし、位相ずれ量φ1が全角2πのとき、
直線位置xは前述の距離P1(コア3−1の1ピッチ長
)に相当する。すなわち、信号Y1における電気的位相
ずれ量φ1によれば、距離P1の範囲内での相対的な直
線位置が検出できるのである。
緒種の条件に応じて定まる定数Kで置換えると、Y1=
Ksin(ωt+φ1) と表現できる。ここで、リラクタンス変化の位相φ1は
コア部2−1の直線位置xに所定の比例係数(または関
数)に従って比例しているので、出力信号Y1における
基準信号sinωt(またはcosωt)からの位相ず
れφ1を測定することにより直線位置xを検出すること
ができる。ただし、位相ずれ量φ1が全角2πのとき、
直線位置xは前述の距離P1(コア3−1の1ピッチ長
)に相当する。すなわち、信号Y1における電気的位相
ずれ量φ1によれば、距離P1の範囲内での相対的な直
線位置が検出できるのである。
【0029】センサS2はS1と同一構成であるが、コ
ア部2−2におけるコア3−2及びスペーサ4−2の間
隔P2がP1とは異なっている。センサS1とS2のコ
ア部2−1,2−2は連結部材50で連結され、検出対
象の直線変位xに応じて一緒に直線移動する。そして、
コア部2−2の直線位置xに応じた電気的位相ずれφ2
を含む交流信号Y2=Ksin(ωt+φ2)がセンサ
S2の2次側から得られる。ただし、この位相ずれ量φ
2が2πのときの直線変位xはコア3−2の1ピッチ長
P2に相当する。
ア部2−2におけるコア3−2及びスペーサ4−2の間
隔P2がP1とは異なっている。センサS1とS2のコ
ア部2−1,2−2は連結部材50で連結され、検出対
象の直線変位xに応じて一緒に直線移動する。そして、
コア部2−2の直線位置xに応じた電気的位相ずれφ2
を含む交流信号Y2=Ksin(ωt+φ2)がセンサ
S2の2次側から得られる。ただし、この位相ずれ量φ
2が2πのときの直線変位xはコア3−2の1ピッチ長
P2に相当する。
【0030】両センサS1,S2の2次側出力信号Y1
,Y2を図4に示すような位相差検出回路37−1,3
7−2に与えることにより、各ピッチ長P1,P2に対
応する機械的直線変位を1周期とする周期的な電気的出
力信号D1,D2を得ることができる。
,Y2を図4に示すような位相差検出回路37−1,3
7−2に与えることにより、各ピッチ長P1,P2に対
応する機械的直線変位を1周期とする周期的な電気的出
力信号D1,D2を得ることができる。
【0031】図4において、発振部32は基準の正弦信
号sinωtと余弦信号cosωtを発生する回路、位
相差検出回路37−1は上記位相ずれφ1を、37−2
はφ2を夫々測定するための回路である。クロック発振
器33から発信されたクロックパルスCPがカウンタ3
0でカウントされる。カウンタ30は例えばモジュロM
であり、そのカウント値がレジスタ31に与えられる。 カウンタ30の4/M分周出力からは、クロックパルス
CPを4/M分周したパルスPcが取り出され、1/2
分周用のフリップフロップ34のC入力に与えられる。 このフリップフロップ34のQ出力から出たパルスPb
がフリップフロップ35に加わり、/Q出力から出たパ
ルスPaがフリップフロップ36に加わり、これら35
及び36の出力がローパスフィルタ21,22及び増幅
器23,24を経由して、余弦信号cosωtと正弦信
号sinωtが得られ、センサS1,S2に入力される
。カウンタ30におけるMカウントがこれら基準信号c
osωt,sinωtの2πラジアン分の位相角に相当
する。すなわち、カウンタ30の1カウント値は2π/
Mラジアンの位相角を示している。
号sinωtと余弦信号cosωtを発生する回路、位
相差検出回路37−1は上記位相ずれφ1を、37−2
はφ2を夫々測定するための回路である。クロック発振
器33から発信されたクロックパルスCPがカウンタ3
0でカウントされる。カウンタ30は例えばモジュロM
であり、そのカウント値がレジスタ31に与えられる。 カウンタ30の4/M分周出力からは、クロックパルス
CPを4/M分周したパルスPcが取り出され、1/2
分周用のフリップフロップ34のC入力に与えられる。 このフリップフロップ34のQ出力から出たパルスPb
がフリップフロップ35に加わり、/Q出力から出たパ
ルスPaがフリップフロップ36に加わり、これら35
及び36の出力がローパスフィルタ21,22及び増幅
器23,24を経由して、余弦信号cosωtと正弦信
号sinωtが得られ、センサS1,S2に入力される
。カウンタ30におけるMカウントがこれら基準信号c
osωt,sinωtの2πラジアン分の位相角に相当
する。すなわち、カウンタ30の1カウント値は2π/
Mラジアンの位相角を示している。
【0032】回路37−1において、センサS1の出力
信号Y1は増幅器25を介してコンパレータ26に加わ
り、該信号Yの正・負極性に応じた方形波信号が該コン
パレータ26から出力される。このコンパレータ26の
出力信号の立上りに応答して立上り検出回路28からパ
ルスTsが出力され、このパルスTsに応じてカウンタ
30のカウント値をレジスタ31にロードする。その結
果、位相ずれφ1に応じたディジタル値D1がレジスタ
31に取り込まれる。
信号Y1は増幅器25を介してコンパレータ26に加わ
り、該信号Yの正・負極性に応じた方形波信号が該コン
パレータ26から出力される。このコンパレータ26の
出力信号の立上りに応答して立上り検出回路28からパ
ルスTsが出力され、このパルスTsに応じてカウンタ
30のカウント値をレジスタ31にロードする。その結
果、位相ずれφ1に応じたディジタル値D1がレジスタ
31に取り込まれる。
【0033】もう一方の回路37−2も回路37−1と
同一構成であり、センサS2の2次出力信号Y2を増幅
器38を介してコンパレータ39に入力し、立上り検出
回路40を介してレジスタ41を制御し、位相ずれφ2
に応じたディジタル値D2をカウンタ30からレジスタ
41に取り込む。尚、位相差検出回路37−1を1個だ
けとし、レジスタ31,41のみ各センサS1,S2に
対応して設け、位相差検出回路を時分割的に利用するよ
うにしてもよい。
同一構成であり、センサS2の2次出力信号Y2を増幅
器38を介してコンパレータ39に入力し、立上り検出
回路40を介してレジスタ41を制御し、位相ずれφ2
に応じたディジタル値D2をカウンタ30からレジスタ
41に取り込む。尚、位相差検出回路37−1を1個だ
けとし、レジスタ31,41のみ各センサS1,S2に
対応して設け、位相差検出回路を時分割的に利用するよ
うにしてもよい。
【0034】以上のようにして求めた両センサS1,S
2の出力信号D1,D2を前述の通り演算COM(図1
)に供給し、前記第(3)式にしたがって演算を行なう
。但し、図4のように位相差検出回路37−1,37−
2を構成した場合、N1=N2となり、これをNで表わ
すと、第(3)式は Cx=D12÷{N(P2−P1)/P2}
…(4)となる。勿論、N
1≠N2であっても差しつかえない。
2の出力信号D1,D2を前述の通り演算COM(図1
)に供給し、前記第(3)式にしたがって演算を行なう
。但し、図4のように位相差検出回路37−1,37−
2を構成した場合、N1=N2となり、これをNで表わ
すと、第(3)式は Cx=D12÷{N(P2−P1)/P2}
…(4)となる。勿論、N
1≠N2であっても差しつかえない。
【0035】尚、図2の例において、
φ1=(x・2π)/P1,またφ2=(x・2π)/
P2であり、 P2−P1=aとすると、φ1−φ2=2πx{a/(
P1+a)}/P1であり、 これがD12=D1−D2に対応している。ここで、φ
1−φ2(つまりD12に対応する位相差)の最大値2
π(つまりD1−D2の1周期)は 2π=2πx{a/(P1+a)}/P1であり、これ
を満たすxの値XMAXは XMAX=P1{(P1+a)/a}
…(5)である。この(5)式が2個
のセンサS1,S2を用いたときの最大アブソリュート
検出可能範囲を示している。 例えばP1=10mm,a=1mmのとき、XMAXは
「110」となり、センサS1単独のアブソリュート検
出可能範囲P1(10mm)の11倍(110mm)の
範囲までアブソリュート検出範囲が拡大されることがわ
かる。
P2であり、 P2−P1=aとすると、φ1−φ2=2πx{a/(
P1+a)}/P1であり、 これがD12=D1−D2に対応している。ここで、φ
1−φ2(つまりD12に対応する位相差)の最大値2
π(つまりD1−D2の1周期)は 2π=2πx{a/(P1+a)}/P1であり、これ
を満たすxの値XMAXは XMAX=P1{(P1+a)/a}
…(5)である。この(5)式が2個
のセンサS1,S2を用いたときの最大アブソリュート
検出可能範囲を示している。 例えばP1=10mm,a=1mmのとき、XMAXは
「110」となり、センサS1単独のアブソリュート検
出可能範囲P1(10mm)の11倍(110mm)の
範囲までアブソリュート検出範囲が拡大されることがわ
かる。
【0036】このアブソリュート検出可能範囲を更に拡
大するには、センサの数を更に増加すればよい。例えば
第3のセンサS3を更に設け、機械的変位量P3(但し
、P3≠P1≠P2)を1周期とする出力信号D3を直
線変位xに応じて出力するようにする。好ましくはP1
<P3<P2とし、「D1−D3」の周期が「D1−D
2」の周期よりも長くなるようにし、「D1−D3」に
もとづき「D1−D2」の周期数を求めるようにすれば
よい。
大するには、センサの数を更に増加すればよい。例えば
第3のセンサS3を更に設け、機械的変位量P3(但し
、P3≠P1≠P2)を1周期とする出力信号D3を直
線変位xに応じて出力するようにする。好ましくはP1
<P3<P2とし、「D1−D3」の周期が「D1−D
2」の周期よりも長くなるようにし、「D1−D3」に
もとづき「D1−D2」の周期数を求めるようにすれば
よい。
【0037】つまり、第3のリニアセンサS3を第1及
び第2のリニアセンサS1,S2と同様に一体的に直線
変位するように設けるのである。この第3のリニアセン
サS3のピッチP3は上記のような関係であるから、第
1のリニアセンサS1と第3のリニアセンサS3の1ピ
ッチの差は、第1のリニアセンサS1と第2のリニアセ
ンサS2の1ピッチの差よりも小である。従って、第1
のリニアセンサS1の位置検出信号D1と第3のリニア
センサS3の位置検出信号D3との差D1−D3の周期
はは、上述のように、D1−D2の周期よりも長い。D
1−D2の1周期当りのD1−D3の値は一定であり、
D1−D3の値はD1−D2の周期数に相関している。 従って、上述と同様に、差D1−D3を演算すれば、こ
の差D1−D3に基づき、D1−D2の周期数を求める
ことができる。従って、第1のリニアセンサS1の位置
検出信号D1と前記周期数Cxとの組合せに加えて、こ
こで求めたD1−D2の周期数(第2の周期数信号とい
う)を更に組合せれば、アブソリュート直線位置を更に
拡大した範囲で特定することができる。
び第2のリニアセンサS1,S2と同様に一体的に直線
変位するように設けるのである。この第3のリニアセン
サS3のピッチP3は上記のような関係であるから、第
1のリニアセンサS1と第3のリニアセンサS3の1ピ
ッチの差は、第1のリニアセンサS1と第2のリニアセ
ンサS2の1ピッチの差よりも小である。従って、第1
のリニアセンサS1の位置検出信号D1と第3のリニア
センサS3の位置検出信号D3との差D1−D3の周期
はは、上述のように、D1−D2の周期よりも長い。D
1−D2の1周期当りのD1−D3の値は一定であり、
D1−D3の値はD1−D2の周期数に相関している。 従って、上述と同様に、差D1−D3を演算すれば、こ
の差D1−D3に基づき、D1−D2の周期数を求める
ことができる。従って、第1のリニアセンサS1の位置
検出信号D1と前記周期数Cxとの組合せに加えて、こ
こで求めたD1−D2の周期数(第2の周期数信号とい
う)を更に組合せれば、アブソリュート直線位置を更に
拡大した範囲で特定することができる。
【0038】3つのリニアセンサS1〜S3を設けた例
を図5に示す。この場合、第3のセンサS3の具体的構
成は図2と同様であってよいのは勿論であり、各センサ
S1〜S3のコア部が連結部材50によって一体的に連
結されて、各々に対応するコイル部に対して一体的に相
対変位するようにすることは図2の説明から容易に理解
できるであろう。
を図5に示す。この場合、第3のセンサS3の具体的構
成は図2と同様であってよいのは勿論であり、各センサ
S1〜S3のコア部が連結部材50によって一体的に連
結されて、各々に対応するコイル部に対して一体的に相
対変位するようにすることは図2の説明から容易に理解
できるであろう。
【0039】第3のセンサS3の1周期分の出力信号つ
まり最大出力をN3として、前記(1)式と同様にアブ
ソリュート位置P1に対応するD3を考えると、D3=
(N3・P1)/P3
…(6)であり、D1−D3=D13として、P1当
りのD13の変化分を前記(2)式と同様に示すと、 (N1・P3−N3・P1)/P3
…(7)となる。ここで、説明の簡単化のために、
前述と同様に、N1=N2=N3=Nとおくと、上記(
7)式つまりP1当りのD13の変化分は、 {N(P3−P1)}/P3
…(8)である。
まり最大出力をN3として、前記(1)式と同様にアブ
ソリュート位置P1に対応するD3を考えると、D3=
(N3・P1)/P3
…(6)であり、D1−D3=D13として、P1当
りのD13の変化分を前記(2)式と同様に示すと、 (N1・P3−N3・P1)/P3
…(7)となる。ここで、説明の簡単化のために、
前述と同様に、N1=N2=N3=Nとおくと、上記(
7)式つまりP1当りのD13の変化分は、 {N(P3−P1)}/P3
…(8)である。
【0040】前記差D12に基づき前記(4)式により
求められる第1の周期数信号Cxは、前記(5)式より
最大値が (P1+a)/a=P2/(P2−P1) …(
9)であり、これが第1の周期数信号Cxの1周期に対
応する第1のセンサS1の出力信号の周期数である。こ
のときのD13の値は前記(8)式の値に(9)式の周
期数を掛けたものであるから、 {N(P3−P1)P2}/{P3(P2−P1)}…
(10)である。従って、D13の値を(10)式の定
数によって次式のように割れば、第1の周期数信号Cx
の周期数を示す第2の周期数信号Cyを得ることができ
る。 Cy=D13÷{N(P3−P1)P2}/{P3(P
2−P1)}…(11)
求められる第1の周期数信号Cxは、前記(5)式より
最大値が (P1+a)/a=P2/(P2−P1) …(
9)であり、これが第1の周期数信号Cxの1周期に対
応する第1のセンサS1の出力信号の周期数である。こ
のときのD13の値は前記(8)式の値に(9)式の周
期数を掛けたものであるから、 {N(P3−P1)P2}/{P3(P2−P1)}…
(10)である。従って、D13の値を(10)式の定
数によって次式のように割れば、第1の周期数信号Cx
の周期数を示す第2の周期数信号Cyを得ることができ
る。 Cy=D13÷{N(P3−P1)P2}/{P3(P
2−P1)}…(11)
【0041】演算装置COMで
は、3つのセンサS1,S2,S3の出力に基づき、前
記第1の差D12=D1−D2と第1の差D13=D1
−D3を求める演算、及び前記(4)式,(11)式に
従い第1の周期数信号Cxと第2の周期数信号Cyを求
める演算を行うようにすればよい。これにより、第1の
センサS1の出力信号D1と第1の周期数信号Cx及び
第2の周期数信号Cyの組合せにより、拡大されたアブ
ソリュート直線位置の検出がなされる。 つまり、D1は距離P1の範囲のアブソリュート直線位
置を示し、CxはD1の繰返し周期数を原点からのアブ
ソリュート値で示し(ただし、前記(9)式で示すP2
/(P2−P1)が最大値)、CyはCxの繰返し周期
数を原点からのアブソリュート値で示し、この3者の組
合せによりアブソリュート直線位置が特定される。
は、3つのセンサS1,S2,S3の出力に基づき、前
記第1の差D12=D1−D2と第1の差D13=D1
−D3を求める演算、及び前記(4)式,(11)式に
従い第1の周期数信号Cxと第2の周期数信号Cyを求
める演算を行うようにすればよい。これにより、第1の
センサS1の出力信号D1と第1の周期数信号Cx及び
第2の周期数信号Cyの組合せにより、拡大されたアブ
ソリュート直線位置の検出がなされる。 つまり、D1は距離P1の範囲のアブソリュート直線位
置を示し、CxはD1の繰返し周期数を原点からのアブ
ソリュート値で示し(ただし、前記(9)式で示すP2
/(P2−P1)が最大値)、CyはCxの繰返し周期
数を原点からのアブソリュート値で示し、この3者の組
合せによりアブソリュート直線位置が特定される。
【0042】更に、P1<…<P4<P3<P2なる関
係で複数のセンサを用いることが可能である。つまり、
第1のリニアセンサS1との1ピッチの差が更に小さな
第4のリニアセンサS4(この1ピッチをP4で示す)
を同様に設ければ、同様の理由により、D1−D3の周
期数を更に求めることができることは明らかである。こ
の考えを更に推し進めることも可能であることは上記不
等式に示されるように明らかであろう。
係で複数のセンサを用いることが可能である。つまり、
第1のリニアセンサS1との1ピッチの差が更に小さな
第4のリニアセンサS4(この1ピッチをP4で示す)
を同様に設ければ、同様の理由により、D1−D3の周
期数を更に求めることができることは明らかである。こ
の考えを更に推し進めることも可能であることは上記不
等式に示されるように明らかであろう。
【0043】ところで、単純に前記(3)式または(4
)式だけで周期数Cxを求めると、センサS1,S2の
検出分解能に起因する誤差が生じることがある。これは
、理論上「D1−D2」はD1,D2の変化に伴って連
続的に変化する数ではあるが、実際は「D1−D2」の
変化はステップ状であり、かつD1とD2の変化ステッ
プも非同期であることによる。これを図により説明する
と図6のようであり、例えば、N1=N2=N=102
4とし、P1当りのD12の変化分{N(P2−P1)
}/P2=32としたときに、第1のセンサS1の出力
信号D1の周期が1周期目から2周期目に切り換わると
きの各センサS1,S2の出力D1,D2の状態を例示
している。同図(a)は各センサ出力D1,D2に誤差
が生じていない場合を示し、同図(b)はセンサ出力D
2に進み方向に誤差が生じている場合を示し、同図(c
)はセンサ出力D2に遅れ方向に誤差が生じている場合
を示す。(a)に示すように、正常な場合でも回転数の
切換わり直前の或る範囲では「D1−D2」が「32」
となる部分が一部に生じ、この部分では前記(4)式に
よって求めた周期数Cxが「1」となってしまう。これ
は、理論上「D1−D2」はD1,D2の変化に伴って
連続的に変化する数ではあるが、「D1−D2」の変化
ステップはD1の32ステップにつき1ステップであり
、かつD1とD2の変化ステップは一致しているわけで
はなく徐々にずれてゆくため、「D1−D2」の理論上
の1変化ステップ(つまりD1の32ステップ)の間、
実際の「D1−D2」は一定値を維持するわけでなく、
理論上の値とその値に1プラスした値とを交互に繰返し
、次第に1プラスした値の方が現われる比率が高くなり
、やがて理論上の変化ステップが切換わるとき実際の「
D1−D2」も理論値(前ステップの理論値に1プラス
した値)に切換わる、ということに起因する。従って、
D12の理論値が31から32に切換わる範囲つまり「
992≦D1≦1023」の範囲では、図6(a)のよ
うにD12=32となることもある。そのため、例えば
、D1=1023,D2=991の位置は本当は1周期
目(Cx=0)の1023番地目であるが、単純に前記
(4)式を適用すると、D12=32によってRx=1
となり、2回転目の1023番地目となってしまう。ま
た、同図(b)に示すような誤差が生じている場合は、
D1=0,D2=992の位置では単純に前記(4)式
を適用してもCx=1となり、2周期目の0番地目とい
う正しい絶対位置が求まるが、D1=0,D2=993
の位置では単純に(4)式を適用するとCx=0となり
、1周期目の0番地目つまり原点という誤った位置が求
められてしまう。また、同図(c)に示すような誤差が
生じている場合は、D1=1023,D2=990の位
置では1回転目の1023番地目であるにもかかわらず
、単純に(4)式を適用するとCx=1となり、2周期
目の1023番地目になってしまう。
)式だけで周期数Cxを求めると、センサS1,S2の
検出分解能に起因する誤差が生じることがある。これは
、理論上「D1−D2」はD1,D2の変化に伴って連
続的に変化する数ではあるが、実際は「D1−D2」の
変化はステップ状であり、かつD1とD2の変化ステッ
プも非同期であることによる。これを図により説明する
と図6のようであり、例えば、N1=N2=N=102
4とし、P1当りのD12の変化分{N(P2−P1)
}/P2=32としたときに、第1のセンサS1の出力
信号D1の周期が1周期目から2周期目に切り換わると
きの各センサS1,S2の出力D1,D2の状態を例示
している。同図(a)は各センサ出力D1,D2に誤差
が生じていない場合を示し、同図(b)はセンサ出力D
2に進み方向に誤差が生じている場合を示し、同図(c
)はセンサ出力D2に遅れ方向に誤差が生じている場合
を示す。(a)に示すように、正常な場合でも回転数の
切換わり直前の或る範囲では「D1−D2」が「32」
となる部分が一部に生じ、この部分では前記(4)式に
よって求めた周期数Cxが「1」となってしまう。これ
は、理論上「D1−D2」はD1,D2の変化に伴って
連続的に変化する数ではあるが、「D1−D2」の変化
ステップはD1の32ステップにつき1ステップであり
、かつD1とD2の変化ステップは一致しているわけで
はなく徐々にずれてゆくため、「D1−D2」の理論上
の1変化ステップ(つまりD1の32ステップ)の間、
実際の「D1−D2」は一定値を維持するわけでなく、
理論上の値とその値に1プラスした値とを交互に繰返し
、次第に1プラスした値の方が現われる比率が高くなり
、やがて理論上の変化ステップが切換わるとき実際の「
D1−D2」も理論値(前ステップの理論値に1プラス
した値)に切換わる、ということに起因する。従って、
D12の理論値が31から32に切換わる範囲つまり「
992≦D1≦1023」の範囲では、図6(a)のよ
うにD12=32となることもある。そのため、例えば
、D1=1023,D2=991の位置は本当は1周期
目(Cx=0)の1023番地目であるが、単純に前記
(4)式を適用すると、D12=32によってRx=1
となり、2回転目の1023番地目となってしまう。ま
た、同図(b)に示すような誤差が生じている場合は、
D1=0,D2=992の位置では単純に前記(4)式
を適用してもCx=1となり、2周期目の0番地目とい
う正しい絶対位置が求まるが、D1=0,D2=993
の位置では単純に(4)式を適用するとCx=0となり
、1周期目の0番地目つまり原点という誤った位置が求
められてしまう。また、同図(c)に示すような誤差が
生じている場合は、D1=1023,D2=990の位
置では1回転目の1023番地目であるにもかかわらず
、単純に(4)式を適用するとCx=1となり、2周期
目の1023番地目になってしまう。
【0044】これによる誤差をなくすためには、センサ
S1の出力D1の周期が切換わる前後の所定の範囲にお
いて「D1−D2」の値に適宜の誤差修正のための修正
値を加算もしくは減算してやればよい。すなわち、第1
のセンサS1の出力信号D1の周期が切り換わる前の所
定の範囲では、D1−D2が理論値よりも大きくなるこ
とがあるため、その範囲においてその誤差分の補償を行
えばよい。そこで、第1のセンサS1の出力信号D1の
値がその周期が切り換わる直前の所定の第1の範囲に属
しているかを判定し、この範囲ではD1−D2に対して
所定の修正値を減算してやるようにすれば上記補償を行
うことができる。また、第1のセンサS1の出力信号D
1の周期が切り換わった後の所定の範囲では、D1−D
2が理論値よりも小さくなることがあるため、その誤差
分の補償を行えばよい。そこで、第1のセンサS1の出
力信号D1の値がその周期切り換わり直後の所定の第2
の範囲に属しているかを判定し、この範囲ではD1−D
2に対して所定の修正値を加算してやるようにすれば上
記補償を行うことができる。D1が所定の第1又は第2
の範囲にあるかどうかの判定と、修正値による修正用の
加減算は演算装置COMで行えばよい。この修正値は適
宜の値に定めることができる。例えば「1」とすれば、
D1−D2が±1修正されるので、D1,D2の変化ス
テップずれが1ステップ以内の場合に有効である。「2
」とすれば、D1−D2が±2修正されるので、D1,
D2の変化ステップずれが2ステップ以内の場合に有効
である。このように、この補償数値は、D1とD2の変
化ステップのずれを何ステップまで許容するか(何ステ
ップまで補償するか)に応じて設計上適宜に設定してよ
い。
S1の出力D1の周期が切換わる前後の所定の範囲にお
いて「D1−D2」の値に適宜の誤差修正のための修正
値を加算もしくは減算してやればよい。すなわち、第1
のセンサS1の出力信号D1の周期が切り換わる前の所
定の範囲では、D1−D2が理論値よりも大きくなるこ
とがあるため、その範囲においてその誤差分の補償を行
えばよい。そこで、第1のセンサS1の出力信号D1の
値がその周期が切り換わる直前の所定の第1の範囲に属
しているかを判定し、この範囲ではD1−D2に対して
所定の修正値を減算してやるようにすれば上記補償を行
うことができる。また、第1のセンサS1の出力信号D
1の周期が切り換わった後の所定の範囲では、D1−D
2が理論値よりも小さくなることがあるため、その誤差
分の補償を行えばよい。そこで、第1のセンサS1の出
力信号D1の値がその周期切り換わり直後の所定の第2
の範囲に属しているかを判定し、この範囲ではD1−D
2に対して所定の修正値を加算してやるようにすれば上
記補償を行うことができる。D1が所定の第1又は第2
の範囲にあるかどうかの判定と、修正値による修正用の
加減算は演算装置COMで行えばよい。この修正値は適
宜の値に定めることができる。例えば「1」とすれば、
D1−D2が±1修正されるので、D1,D2の変化ス
テップずれが1ステップ以内の場合に有効である。「2
」とすれば、D1−D2が±2修正されるので、D1,
D2の変化ステップずれが2ステップ以内の場合に有効
である。このように、この補償数値は、D1とD2の変
化ステップのずれを何ステップまで許容するか(何ステ
ップまで補償するか)に応じて設計上適宜に設定してよ
い。
【0045】算術上明らかなように、実際に求めた差D
1−D2に対して加算又は減算することに限らず、D1
にに対して加算又は減算しても、あるいはD2に対して
加算又は減算してもよく、またD1とD2の両方に適当
な値を加算又は減算するようにしてもよい。なお、D1
−D2に関する誤差と同様の性格の誤差はD1−D3に
関しても生じることがある。これに対しても上記と同様
に対処することにより補償を行うことが可能である。
1−D2に対して加算又は減算することに限らず、D1
にに対して加算又は減算しても、あるいはD2に対して
加算又は減算してもよく、またD1とD2の両方に適当
な値を加算又は減算するようにしてもよい。なお、D1
−D2に関する誤差と同様の性格の誤差はD1−D3に
関しても生じることがある。これに対しても上記と同様
に対処することにより補償を行うことが可能である。
【0046】尚、上述ではコア部2−1,2−2を動か
し、コイルを静止しておくように説明したが、その逆で
もよい。
し、コイルを静止しておくように説明したが、その逆で
もよい。
【0047】リニア型センサは、図2のような位相シフ
ト型のものに限らず、同図と同様に複数のコアを設けて
直線位置に応じて周期的なアナログ直流電圧を得るよう
にした差動トランス型のセンサ、などその他の任意のリ
ニアセンサを用いてよい。尚、各センサの出力にもとづ
き所定のセンサの出力の周期数(各コア3−1)に対応
する絶対番地)を求めるための演算式は上述のものに限
らず、数学的解析にもとづき任意に設定し得る。
ト型のものに限らず、同図と同様に複数のコアを設けて
直線位置に応じて周期的なアナログ直流電圧を得るよう
にした差動トランス型のセンサ、などその他の任意のリ
ニアセンサを用いてよい。尚、各センサの出力にもとづ
き所定のセンサの出力の周期数(各コア3−1)に対応
する絶対番地)を求めるための演算式は上述のものに限
らず、数学的解析にもとづき任意に設定し得る。
【0048】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、アブソ
リュート直線位置検出範囲を拡大することができ、また
、特段の運動変速機構を設けることなく、各リニアセン
サにおけるリニアスケール部材又は検出ヘッド部の一方
を一体的に結合するだけの極めて簡単な構成であればよ
いので、構成も簡素であり、かつ全体の検出分解能は1
つのリニアセンサの1周期分の出力信号の分解能に依存
するので極めて高分解能であり、精度がよいものとなる
。
リュート直線位置検出範囲を拡大することができ、また
、特段の運動変速機構を設けることなく、各リニアセン
サにおけるリニアスケール部材又は検出ヘッド部の一方
を一体的に結合するだけの極めて簡単な構成であればよ
いので、構成も簡素であり、かつ全体の検出分解能は1
つのリニアセンサの1周期分の出力信号の分解能に依存
するので極めて高分解能であり、精度がよいものとなる
。
【0049】また、この発明によれば、リニアスケール
部材は、透磁率の異なる2つの物質を直線変位方向に沿
って所定のピッチで交互に繰返し配して成るものである
から、従来のもののように、所定のパターンで交互に磁
化する(永久磁石化する)処理は全く不要であり、単に
透磁率の異なる2つの物質を交互に配置するだけでよい
。従って、製造・加工が簡単であり、かつ低コストでも
ある。また、使用環境の制限も受けない、という利点が
ある。
部材は、透磁率の異なる2つの物質を直線変位方向に沿
って所定のピッチで交互に繰返し配して成るものである
から、従来のもののように、所定のパターンで交互に磁
化する(永久磁石化する)処理は全く不要であり、単に
透磁率の異なる2つの物質を交互に配置するだけでよい
。従って、製造・加工が簡単であり、かつ低コストでも
ある。また、使用環境の制限も受けない、という利点が
ある。
【0050】また、3個のリニアセンサを設けた場合、
第1のリニアセンサと第3のリニアセンサの1ピッチの
差は第1及び第2のリニアセンサの1ピッチの差よりも
小とし、第1のリニアセンサから発生される第1の位置
検出信号と第2のリニアセンサから発生される第2の位
置検出信号との差である第1の差に基づき、第1の位置
検出信号の周期数を示す第1の周期数信号を求める一方
で、第1のリニアセンサから発生される第1の位置検出
信号と第3のリニアセンサから発生される第3の位置検
出信号との差である第2の差に基づき、第1の周期数信
号の周期数を示す第2の周期数信号を求めるようにした
ため、第1の位置検出信号、第1の周期数信号及び第2
の周期数信号の3者の組合せにより、検出対象の原点か
らの絶対位置を広範囲にわたって且つ精密に特定するこ
とができ、これにより、更に拡大した範囲でアブソリュ
ート直線位置の検出が可能となるという優れた効果を奏
する。
第1のリニアセンサと第3のリニアセンサの1ピッチの
差は第1及び第2のリニアセンサの1ピッチの差よりも
小とし、第1のリニアセンサから発生される第1の位置
検出信号と第2のリニアセンサから発生される第2の位
置検出信号との差である第1の差に基づき、第1の位置
検出信号の周期数を示す第1の周期数信号を求める一方
で、第1のリニアセンサから発生される第1の位置検出
信号と第3のリニアセンサから発生される第3の位置検
出信号との差である第2の差に基づき、第1の周期数信
号の周期数を示す第2の周期数信号を求めるようにした
ため、第1の位置検出信号、第1の周期数信号及び第2
の周期数信号の3者の組合せにより、検出対象の原点か
らの絶対位置を広範囲にわたって且つ精密に特定するこ
とができ、これにより、更に拡大した範囲でアブソリュ
ート直線位置の検出が可能となるという優れた効果を奏
する。
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】この発明で使用するセンサ部分の一例を示す断
面図。
面図。
【図3】図2の1次及び2次コイルの結線例を示す回路
図。
図。
【図4】図2の各センサから出力される交流信号に含ま
れる直線変位量に応じた位相ずれを検出するための回路
の一例を示すブロック図。
れる直線変位量に応じた位相ずれを検出するための回路
の一例を示すブロック図。
【図5】3つのセンサを用いた場合のこの発明の一実施
例を示すブロック図。
例を示すブロック図。
【図6】周期切り換わり点前後の誤差の可能性を説明す
るためにセンサ出力例を示す図。
るためにセンサ出力例を示す図。
S1,S2,S3…リニアセンサ、COM…演算装置、
2−1,2−2…コア部、3−1,3−2…コア、5−
1,5−2…スペーサ、4−1…ケーシング、7,8,
9,10…1次コイル、11,12,13,14…2次
コイル、37−1,37−2…位相差検出回路,50…
連結部材。
2−1,2−2…コア部、3−1,3−2…コア、5−
1,5−2…スペーサ、4−1…ケーシング、7,8,
9,10…1次コイル、11,12,13,14…2次
コイル、37−1,37−2…位相差検出回路,50…
連結部材。
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)透磁率の異なる2つの物質を直
線変位方向に沿って所定のピッチで交互に繰返し配した
リニアスケール部材と、このリニアスケール部材に対し
て相対的に変位可能に配され、この変位に応じた前記2
つの物質の相対的位置関係に応じて、該リニアスケール
部材の1ピッチの変位を1周期とする周期的な位置検出
信号を発生する電磁的検出ヘッド部とを具備するリニア
センサを2個設け、各リニアセンサにおける前記リニア
スケール部材の1ピッチはそれぞれ異なっており、各リ
ニアセンサにおける前記リニアスケール部材又は検出ヘ
ッド部の一方を一体的に結合して検出対象の機械的変位
に応じて一体的に直線変位させるようにして成り、これ
により、前記検出対象の機械的直線変位に関して夫々異
なる周期で各リニアセンサから前記位置検出信号をそれ
ぞれ発生するようにしたこと、及び(b)前記2つのリ
ニアセンサに関し、第1のリニアセンサから発生される
第1の位置検出信号と第2のリニアセンサから発生され
る第2の位置検出信号との差を演算し、この差に基づき
、前記第1のリニアセンサに関する前記検出対象の原点
からの周期数を決定する演算を行ない、決定した周期数
を示す周期数信号を出力する演算手段を設けたことから
なるアブソリュート直線位置検出装置。 - 【請求項2】 前記検出ヘッド部は、直線変位方向に
所定間隔でずれて配置された複数の1次コイルと、この
1次コイルに対応して設けられた2次コイルと、前記1
次コイルの各々を位相のずれた複数の基準交流信号によ
って個別に励磁し、これにより前記基準交流信号を前記
コイルに対する前記リニアスケール部材の相対的直線位
置に応じて位相シフトした出力交流信号を前記2次コイ
ルに生ぜしめる回路と、この出力交流信号と前記基準交
流信号との位相ずれを測定することにより位置検出信号
を得る回路とを有するものである特許請求の範囲第1項
記載のアブソリュート直線位置検出装置。 - 【請求項3】 (a)透磁率の異なる2つの物質を直
線変位方向に沿って所定のピッチで交互に繰返し配した
リニアスケール部材と、このリニアスケール部材に対し
て相対的に変位可能に配され、この変位に応じた前記2
つの物質の相対的位置関係に応じて、該リニアスケール
部材の1ピッチの変位を1周期とする周期的な位置検出
信号を発生する電磁的検出ヘッド部とを具備するリニア
センサを3個設け、各リニアセンサにおける前記リニア
スケール部材の1ピッチはそれぞれ異なっており、第1
のリニアセンサと第3のリニアセンサの1ピッチの差は
第1及び第2のリニアセンサの1ピッチの差よりも小で
あり、各リニアセンサにおける前記リニアスケール部材
又は検出ヘッド部の一方を一体的に結合して検出対象の
機械的変位に応じて一体的に直線変位させるようにして
成り、これにより、前記検出対象の機械的直線変位に関
して夫々異なる周期で各リニアセンサから前記位置検出
信号をそれぞれ発生するようにしたこと、及び(b)第
1のリニアセンサから発生される第1の位置検出信号と
第2のリニアセンサから発生される第2の位置検出信号
との差を第1の差として演算し、この第1の差に基づき
、前記第1のリニアセンサに関する前記検出対象の原点
からの周期数を決定する演算を行ない、決定した周期数
を示す第1の周期数信号を出力する第1の演算手段を設
けたこと(c)第1のリニアセンサから発生される第1
の位置検出信号と第3のリニアセンサから発生される第
3の位置検出信号との差を第2の差として演算し、この
第2の差に基づき、前記第1の周期数信号の周期数を決
定する演算を行ない、決定した周期数を示す第2の周期
数信号を出力する第2の演算手段を設けたことからなる
アブソリュート直線位置検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4101591A JPH0635933B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | アブソリュート直線位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4101591A JPH0635933B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | アブソリュート直線位置検出装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18886582A Division JPS5979114A (ja) | 1982-10-27 | 1982-10-27 | アブソリユ−ト直線位置検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04212018A true JPH04212018A (ja) | 1992-08-03 |
| JPH0635933B2 JPH0635933B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=12596570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4101591A Expired - Lifetime JPH0635933B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | アブソリュート直線位置検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635933B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP4101591A patent/JPH0635933B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0635933B2 (ja) | 1994-05-11 |
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