JPH04213048A - 小型ガラス電極とその製造方法 - Google Patents
小型ガラス電極とその製造方法Info
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- JPH04213048A JPH04213048A JP2400550A JP40055090A JPH04213048A JP H04213048 A JPH04213048 A JP H04213048A JP 2400550 A JP2400550 A JP 2400550A JP 40055090 A JP40055090 A JP 40055090A JP H04213048 A JPH04213048 A JP H04213048A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- substrate
- reference electrode
- electrolyte
- electrode
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型ガラス電極とその製
造方法に関する。ガラス電極は水溶液中の水素イオン(
H+ ) 濃度を定量するセンサとして使い易く、広く
一般に使用されている。こゝで、H+ 濃度の定量はご
く一般的な化学実験の現場だけでなく、醗酵制御や医療
方面でも必要である。また、ガラス電極は酵素と組合せ
て酵素電極を形成し、糖やアルコールなどの濃度測定に
用いることもできる。
造方法に関する。ガラス電極は水溶液中の水素イオン(
H+ ) 濃度を定量するセンサとして使い易く、広く
一般に使用されている。こゝで、H+ 濃度の定量はご
く一般的な化学実験の現場だけでなく、醗酵制御や医療
方面でも必要である。また、ガラス電極は酵素と組合せ
て酵素電極を形成し、糖やアルコールなどの濃度測定に
用いることもできる。
【0002】例えば、グルコーズはグルコーズオキシダ
ーゼと云う酵素を触媒とし、溶存酸素と反応してグルコ
ノラクトンに酸化するが、この反応に際して生ずるH+
濃度の変化を測定し、この変化量からグルコーズ濃度
を測定することができる。また、同様な原理により尿素
濃度を測定することができる。
ーゼと云う酵素を触媒とし、溶存酸素と反応してグルコ
ノラクトンに酸化するが、この反応に際して生ずるH+
濃度の変化を測定し、この変化量からグルコーズ濃度
を測定することができる。また、同様な原理により尿素
濃度を測定することができる。
【0003】本発明の小型ガラス電極は従来のガラス電
極と同様に各種の分野に使用できるが、小型で安価であ
るために微小な箇所のH+ 濃度を測定することができ
、また使い捨ても可能である。
極と同様に各種の分野に使用できるが、小型で安価であ
るために微小な箇所のH+ 濃度を測定することができ
、また使い捨ても可能である。
【0004】
【従来の技術】ガラス電極はガラスの電導性を利用して
H+ 濃度を測定するもので、厚さが約100μm で
電気抵抗が数MΩのガラス薄膜を溶液に入れると溶液の
pHに応じて電位差を生ずる現象を利用するものである
。
H+ 濃度を測定するもので、厚さが約100μm で
電気抵抗が数MΩのガラス薄膜を溶液に入れると溶液の
pHに応じて電位差を生ずる現象を利用するものである
。
【0005】図4は従来のガラス電極の感応部の構成を
示すもので、銀/塩化銀(Ag/AgCl ) よりな
る参照極1と一定濃度の塩化カリ(KCl ) 溶液な
どの内部液2が入っており、先端部は球状をしたガラス
感応膜3から構成されている。かゝるガラス電極をH+
を含む液に浸漬すると、H+ の活量(ai ) に
対してE=const +(RT/F)ln ai
…(1) こゝで、 Eはガラス電極の電位 Rはガス定数 Tは絶対温度 Fはファラデー定数 のネルンストの式に従う電位が発生するので、これによ
りH+ 濃度を測定することができる。然し、市販のガ
ラス電極は図4に示すように大きさが万年筆程度でガラ
ス細工で作られており、価格は数万円と高い。
示すもので、銀/塩化銀(Ag/AgCl ) よりな
る参照極1と一定濃度の塩化カリ(KCl ) 溶液な
どの内部液2が入っており、先端部は球状をしたガラス
感応膜3から構成されている。かゝるガラス電極をH+
を含む液に浸漬すると、H+ の活量(ai ) に
対してE=const +(RT/F)ln ai
…(1) こゝで、 Eはガラス電極の電位 Rはガス定数 Tは絶対温度 Fはファラデー定数 のネルンストの式に従う電位が発生するので、これによ
りH+ 濃度を測定することができる。然し、市販のガ
ラス電極は図4に示すように大きさが万年筆程度でガラ
ス細工で作られており、価格は数万円と高い。
【0006】一方、小型のH+ 濃度センサとしてイオ
ン感応性電界効果トランジスタ( 略称ISFET )
が開発されており、これは半導体の写真蝕刻技術( フ
ォトリソグラフィ) を用いて形成するために小型化が
可能である。然し、ISFETのように水溶液に浸漬し
て使用するデバイスは基板の絶縁が重要である。
ン感応性電界効果トランジスタ( 略称ISFET )
が開発されており、これは半導体の写真蝕刻技術( フ
ォトリソグラフィ) を用いて形成するために小型化が
可能である。然し、ISFETのように水溶液に浸漬し
て使用するデバイスは基板の絶縁が重要である。
【0007】そのため、シリコン(Si)基板上に形成
した多数の素子をダイシングしてチップとした後、この
チップの周辺に窒化シリコン( Si3N4 ) 膜を
形成して絶縁するか、或いはSOS (Silicon
on Sapphire)基板を用いるか、またはガ
ラス基板上にTFT(Thin Film Trans
istor) の形で形成するなどの方法がとられてい
る。然し、そのために価格の上昇は避けられず、数10
〜数100 円の価格で製造することは困難である。
した多数の素子をダイシングしてチップとした後、この
チップの周辺に窒化シリコン( Si3N4 ) 膜を
形成して絶縁するか、或いはSOS (Silicon
on Sapphire)基板を用いるか、またはガ
ラス基板上にTFT(Thin Film Trans
istor) の形で形成するなどの方法がとられてい
る。然し、そのために価格の上昇は避けられず、数10
〜数100 円の価格で製造することは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ガラス電極として従来
より存在するガラス細工によるものは大型であると共に
価格が高く、またSi基板に写真蝕刻技術を施して形成
したISFETは基板の絶縁が必要で、絶縁性保持のた
めに価格の上昇を招くなどの問題があり、低価格化は容
易ではない。そこで、別の方法により小型で低価格のガ
ラス電極を実用化することが課題である。
より存在するガラス細工によるものは大型であると共に
価格が高く、またSi基板に写真蝕刻技術を施して形成
したISFETは基板の絶縁が必要で、絶縁性保持のた
めに価格の上昇を招くなどの問題があり、低価格化は容
易ではない。そこで、別の方法により小型で低価格のガ
ラス電極を実用化することが課題である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題はAg/Ag
Cl よりなる参照極と、Auよりなり参照極を回路接
続するパッドが埋め込み形成されているガラス基板と、
マイクロマシン技術を用いて(100)面を選択エッチ
ングし、KCl 緩衝液よりなる電解液の注入溝と、電
解液の保持穴と、参照極の対応部にガラス薄膜よりなる
H+ 透過膜とを設けたSi基板と、が貼り合わされて
おり、Si基板に設けた注入溝より電解液の保持穴に電
解液を注入してガラス電極を構成することにより解決す
ることができる。
Cl よりなる参照極と、Auよりなり参照極を回路接
続するパッドが埋め込み形成されているガラス基板と、
マイクロマシン技術を用いて(100)面を選択エッチ
ングし、KCl 緩衝液よりなる電解液の注入溝と、電
解液の保持穴と、参照極の対応部にガラス薄膜よりなる
H+ 透過膜とを設けたSi基板と、が貼り合わされて
おり、Si基板に設けた注入溝より電解液の保持穴に電
解液を注入してガラス電極を構成することにより解決す
ることができる。
【0010】
【作用】発明者等は既にマイクロマシン技術をSi基板
に適用して小型のクラーク型酸素電極を実用化している
。 ( 特願昭62−71739号) このような小型の酸
素電極は医療に用いられる機会が多いが、その場合、酸
素濃度だけを単独に測定する場合よりも、H+ 濃度な
どと関連させて測定することが多い。そこで、マイクロ
マシン技術を用いて小型ガラス電極の実用化を行った。
に適用して小型のクラーク型酸素電極を実用化している
。 ( 特願昭62−71739号) このような小型の酸
素電極は医療に用いられる機会が多いが、その場合、酸
素濃度だけを単独に測定する場合よりも、H+ 濃度な
どと関連させて測定することが多い。そこで、マイクロ
マシン技術を用いて小型ガラス電極の実用化を行った。
【0011】この実用化に当たって発明者等は次のよう
な方針を立てた。■ H+ 濃度センサとして現在使
用されており、確実に動作することが判っているガラス
電極を小型化する。■ 電解液を蓄える容器としては
Si基板に異方性エッチングを施して形成する穴を使用
する。■ H+ に感応する感応膜としては熱酸化ま
たはスパッタにより形成したガラス薄膜を使用する。■
参照極はガラス基板上に形成し、ガラス基板とSi
基板とは陽極接合法により貼り合わせて一体化する。■
Ag/AgCl よりなる参照極, 引出し導線お
よびパッドはガラス基板上に埋め込み形成する。
な方針を立てた。■ H+ 濃度センサとして現在使
用されており、確実に動作することが判っているガラス
電極を小型化する。■ 電解液を蓄える容器としては
Si基板に異方性エッチングを施して形成する穴を使用
する。■ H+ に感応する感応膜としては熱酸化ま
たはスパッタにより形成したガラス薄膜を使用する。■
参照極はガラス基板上に形成し、ガラス基板とSi
基板とは陽極接合法により貼り合わせて一体化する。■
Ag/AgCl よりなる参照極, 引出し導線お
よびパッドはガラス基板上に埋め込み形成する。
【0012】こゝで、Si基板と貼り合わせるガラス基
板は約250℃で陽極接合処理を行ってから常温までの
冷却過程は勿論、使用環境を通じてSi基板と密着して
いることが必要であり、そのためには、■ Siと熱
膨張係数が近似していること、■ 軟化点の低いガラ
スであること、■ 熱応力に対し強いこと、などが必
要で、これに適するガラスとしてはパイレックスガラス
や鉛ガラスが適しており、これを単独に基板として用い
てもよく、また他のガラス基板やSi基板に貼り合わせ
て使用してもよい。本発明はかゝる観点にたち、マイク
ロマシン技術を用いてガラス電極を形成したものである
。
板は約250℃で陽極接合処理を行ってから常温までの
冷却過程は勿論、使用環境を通じてSi基板と密着して
いることが必要であり、そのためには、■ Siと熱
膨張係数が近似していること、■ 軟化点の低いガラ
スであること、■ 熱応力に対し強いこと、などが必
要で、これに適するガラスとしてはパイレックスガラス
や鉛ガラスが適しており、これを単独に基板として用い
てもよく、また他のガラス基板やSi基板に貼り合わせ
て使用してもよい。本発明はかゝる観点にたち、マイク
ロマシン技術を用いてガラス電極を形成したものである
。
【0013】
【実施例】図1は本発明に係るガラス電極の構成を示す
平面図であり、同図Aはガラス基板4、同図BはSi基
板5また同図Cはガラス基板4の上にSi基板5を裏返
しにして接合した状態を示している。
平面図であり、同図Aはガラス基板4、同図BはSi基
板5また同図Cはガラス基板4の上にSi基板5を裏返
しにして接合した状態を示している。
【0014】こゝで、ガラス基板4の上にはAg/Ag
Cl よりなる参照極6とAuからなる引出し導線7と
Auよりなるパッド8がそれぞれ埋め込み形成されてい
る。また、Si基板5の基板面は(100)であり、こ
れを異方性エッチングすることにより電解液の注入溝9
と電解液の保持穴10とこの一部にH+ 透過膜11が
形成されている。また、同図Cにおいて、破線は内部の
ガラス電極形成領域を示しており、Si基板5の側には
パッド8とH+ 透過膜11が現れている。また、図2
は第1図CのX−X´線における断面図を示すもので、
同図(A)はH+ 透過膜11をエッチングしたSi基
板5の底部に設けたものであり、また同図(B)は底部
方向からもエッチングを行い、H+ 透過膜11を少し
内側に形成した状態を示している。
Cl よりなる参照極6とAuからなる引出し導線7と
Auよりなるパッド8がそれぞれ埋め込み形成されてい
る。また、Si基板5の基板面は(100)であり、こ
れを異方性エッチングすることにより電解液の注入溝9
と電解液の保持穴10とこの一部にH+ 透過膜11が
形成されている。また、同図Cにおいて、破線は内部の
ガラス電極形成領域を示しており、Si基板5の側には
パッド8とH+ 透過膜11が現れている。また、図2
は第1図CのX−X´線における断面図を示すもので、
同図(A)はH+ 透過膜11をエッチングしたSi基
板5の底部に設けたものであり、また同図(B)は底部
方向からもエッチングを行い、H+ 透過膜11を少し
内側に形成した状態を示している。
【0015】次に、図3は本発明に係るガラス電極の製
造工程を説明する断面図であり、以下、これを用いて本
発明の実施法を説明する。直径2インチのパイレックス
ガラス基板(岩城7740) の表面にネガ型のフォト
レジストをスピンコートし、150 ℃で30分に亙っ
て加熱乾燥した後、写真蝕刻技術( フォトリソグラフ
ィ) を用いて数多くの参照極6,引出し導線7および
パット8の形成領域を窓開けして露出させた後、裏面に
も同じレジストを同様に塗布し被覆して乾燥した。次に
、このガラス基板を50%弗酸(HF):濃硝酸(HN
O3):弗化アンモニウム(NH4)F=1:1:8の
混合溶液中に80分浸漬して3μm の厚さにエッチン
グした。次に、レジストを硫酸(H2SO4): 過酸
化水素(H2O2)=2:1の混合溶液を用いて剥離し
た。(以上図3A)次に、ガラス基板4をH2O2とア
ンモニア(NH4OH)の混合溶液と純水を用いて充分
に洗浄した後に乾燥させた。次に、このガラス基板4の
上に真空蒸着法によりAu薄膜を形成した。なお,Au
とガラスは密着性が非常に悪いので、予め基板上に薄く
クロム(Cr)膜を蒸着して密着性を向上した。膜厚は
Crが400 Å,Auが4000Åである。次に、こ
の上にポジ型レジスト膜(OFPR−5000,東京応
化製)をスピンコートし、写真蝕刻技術を用いて参照極
6,引出し導線7およびパット8形成領域にレジストを
被覆し、Au膜とCr膜を選択エッチングして参照極6
,引出し導線7およびパット8よりなる参照極パターン
を形成した。こゝで、AuとCrのエッチング液は次の
ようである。Auのエッチング液: 4 g のKI
と 1 gの I2 を40 ml の水に溶かしたも
の、Crのエッチング液:0.5 g のNaOHと
1 gの K3Fe(CN)6を4 mlの水に溶かし
たものである。次に、参照極6の形成部に銀(Ag)を
蒸着し、先と同様にポジ型レジストを塗布, 加熱乾燥
, 露光, 現像を行い、参照極形成部のみにレジスト
を被覆した。そして、Agのエッチングを行い、次に、
レジストを溶解除去することにより参照極形成部に銀膜
を形成した。こゝで、Agのエッチング液の組成は29
% NH4OH: 31%H2O2:純水=1:1:2
0である。次に、基板全体を純水で十分洗浄後, 0.
1 M FeCl3 溶液中に10分間浸漬し,Agの
表面に薄い AgCl 層を形成した。次に、基板全体
を純水で十分洗浄し、これにより参照極6,引出し導線
7およびパット8が完成した。( 以上図3B)厚さが
350 μm で(100) 面を基板面とする径2イ
ンチのSi基板5を用意し,これをH2O2とNH4O
Hの混合溶液と純水を用いて充分に洗浄した後に乾燥さ
せた。次に、このSi基板5を1050℃,200分の
条件でウエット酸化し,全面に膜厚1μm のSiO2
膜12を形成した。次に、Si基板面に粘度が60 c
Pのネガ型レジスト(OMR−83, 東京応化製)を
塗布した後,露光・現像とリンスを行い,基板上にレジ
ストパターンを形成した。次に、Si基板5を50%
HF: 40% NH4F=1:6混合溶液中に浸漬し
てSiO2の露出部分をエッチングして除去した。(
以上図3C)次に、レジスト膜を硫酸: 過酸化水素=
2:1混合溶液中で剥離した。次に、Si基板5を80
℃の35% KOH 中に浸漬し,シリコンの異方性エ
ッチングを行い、参照極部分に電解液を蓄える保持穴1
3を形成した。なお、保持穴の底部にはウエット酸化で
形成した厚さが1μm のSiO2膜12だげが残って
いる。 なお、Si基板5の表面にマスクとして使用したSiO
2膜12が残っていると,陽極接合の際より高い温度を
必要とするため,H2SO4 :H2O2=2:1混合
溶液を用い、H+ 透過膜11として働く感応部以外の
SiO2を写真蝕刻技術を用いて除去し、これにより,
電解液を蓄える容器部分が完成した。 (図3D)次に
、このようにして形成したガラス基板4とSi基板5と
を純水に浸漬して充分に超音波洗浄して乾燥した後、両
者を接合し、Si基板5を正極側とし、ガラス基板4を
負極側とし、 250℃の温度で基板間に1200 V
を印加することにより, ガラス基板とシリコン基板を
陽極接合した。(以上図3E)基板上にこのようにして
多数形成された素子をダイシングソーを用いてチップ状
に切りだした後、ビーカー中に0.1 モルの塩化カリ
(KCl ) に燐酸緩衝液を添加した電解液14を
入れ, この中に多数の素子を丸ごと浸漬し,ビーカー
を含む全体を密封容器の中に入れ, 真空ポンプで脱気
した。次に、電解液14の注入孔9から気泡が出なくな
ってから、容器内に空気を導入する。この操作により電
解液が電極内部の空間に入り、これにより小型ガラス電
極が得られた。 (図3F)
造工程を説明する断面図であり、以下、これを用いて本
発明の実施法を説明する。直径2インチのパイレックス
ガラス基板(岩城7740) の表面にネガ型のフォト
レジストをスピンコートし、150 ℃で30分に亙っ
て加熱乾燥した後、写真蝕刻技術( フォトリソグラフ
ィ) を用いて数多くの参照極6,引出し導線7および
パット8の形成領域を窓開けして露出させた後、裏面に
も同じレジストを同様に塗布し被覆して乾燥した。次に
、このガラス基板を50%弗酸(HF):濃硝酸(HN
O3):弗化アンモニウム(NH4)F=1:1:8の
混合溶液中に80分浸漬して3μm の厚さにエッチン
グした。次に、レジストを硫酸(H2SO4): 過酸
化水素(H2O2)=2:1の混合溶液を用いて剥離し
た。(以上図3A)次に、ガラス基板4をH2O2とア
ンモニア(NH4OH)の混合溶液と純水を用いて充分
に洗浄した後に乾燥させた。次に、このガラス基板4の
上に真空蒸着法によりAu薄膜を形成した。なお,Au
とガラスは密着性が非常に悪いので、予め基板上に薄く
クロム(Cr)膜を蒸着して密着性を向上した。膜厚は
Crが400 Å,Auが4000Åである。次に、こ
の上にポジ型レジスト膜(OFPR−5000,東京応
化製)をスピンコートし、写真蝕刻技術を用いて参照極
6,引出し導線7およびパット8形成領域にレジストを
被覆し、Au膜とCr膜を選択エッチングして参照極6
,引出し導線7およびパット8よりなる参照極パターン
を形成した。こゝで、AuとCrのエッチング液は次の
ようである。Auのエッチング液: 4 g のKI
と 1 gの I2 を40 ml の水に溶かしたも
の、Crのエッチング液:0.5 g のNaOHと
1 gの K3Fe(CN)6を4 mlの水に溶かし
たものである。次に、参照極6の形成部に銀(Ag)を
蒸着し、先と同様にポジ型レジストを塗布, 加熱乾燥
, 露光, 現像を行い、参照極形成部のみにレジスト
を被覆した。そして、Agのエッチングを行い、次に、
レジストを溶解除去することにより参照極形成部に銀膜
を形成した。こゝで、Agのエッチング液の組成は29
% NH4OH: 31%H2O2:純水=1:1:2
0である。次に、基板全体を純水で十分洗浄後, 0.
1 M FeCl3 溶液中に10分間浸漬し,Agの
表面に薄い AgCl 層を形成した。次に、基板全体
を純水で十分洗浄し、これにより参照極6,引出し導線
7およびパット8が完成した。( 以上図3B)厚さが
350 μm で(100) 面を基板面とする径2イ
ンチのSi基板5を用意し,これをH2O2とNH4O
Hの混合溶液と純水を用いて充分に洗浄した後に乾燥さ
せた。次に、このSi基板5を1050℃,200分の
条件でウエット酸化し,全面に膜厚1μm のSiO2
膜12を形成した。次に、Si基板面に粘度が60 c
Pのネガ型レジスト(OMR−83, 東京応化製)を
塗布した後,露光・現像とリンスを行い,基板上にレジ
ストパターンを形成した。次に、Si基板5を50%
HF: 40% NH4F=1:6混合溶液中に浸漬し
てSiO2の露出部分をエッチングして除去した。(
以上図3C)次に、レジスト膜を硫酸: 過酸化水素=
2:1混合溶液中で剥離した。次に、Si基板5を80
℃の35% KOH 中に浸漬し,シリコンの異方性エ
ッチングを行い、参照極部分に電解液を蓄える保持穴1
3を形成した。なお、保持穴の底部にはウエット酸化で
形成した厚さが1μm のSiO2膜12だげが残って
いる。 なお、Si基板5の表面にマスクとして使用したSiO
2膜12が残っていると,陽極接合の際より高い温度を
必要とするため,H2SO4 :H2O2=2:1混合
溶液を用い、H+ 透過膜11として働く感応部以外の
SiO2を写真蝕刻技術を用いて除去し、これにより,
電解液を蓄える容器部分が完成した。 (図3D)次に
、このようにして形成したガラス基板4とSi基板5と
を純水に浸漬して充分に超音波洗浄して乾燥した後、両
者を接合し、Si基板5を正極側とし、ガラス基板4を
負極側とし、 250℃の温度で基板間に1200 V
を印加することにより, ガラス基板とシリコン基板を
陽極接合した。(以上図3E)基板上にこのようにして
多数形成された素子をダイシングソーを用いてチップ状
に切りだした後、ビーカー中に0.1 モルの塩化カリ
(KCl ) に燐酸緩衝液を添加した電解液14を
入れ, この中に多数の素子を丸ごと浸漬し,ビーカー
を含む全体を密封容器の中に入れ, 真空ポンプで脱気
した。次に、電解液14の注入孔9から気泡が出なくな
ってから、容器内に空気を導入する。この操作により電
解液が電極内部の空間に入り、これにより小型ガラス電
極が得られた。 (図3F)
【0016】
【発明の効果】本発明によれば,マイクロマシン技術を
用い、ウエハー状で最初から最後まで一括して微小なガ
ラス電極を製造することができるのでコストダウンが可
能になる。また,乾燥状態でも保存が可能なため,長期
の保存が可能である。
用い、ウエハー状で最初から最後まで一括して微小なガ
ラス電極を製造することができるのでコストダウンが可
能になる。また,乾燥状態でも保存が可能なため,長期
の保存が可能である。
【図1】本発明に係るガラス電極の構成を示す平面図
【
図2】本発明に係るガラス電極の断面図
図2】本発明に係るガラス電極の断面図
【図3】実施例
の工程を示す断面図
の工程を示す断面図
【図4】従来のガラス電極の断面図
4 ガラス基板
5 Si基板
6 参照極
7 引出し導線
8 パッド
9 注入溝
10 保持穴
11 H+ 透過膜
12 SiO2膜
14 電解液
Claims (2)
- 【請求項1】 銀/塩化銀よりなる参照極(6)と、
金よりなり該参照極(6)と回路接続したパッド(8)
とが埋め込み形成されているガラス基板(4)と、マイ
クロマシン技術を用いて(100)面を選択エッチング
し、塩化カリ緩衝液よりなる電解液(14)の注入溝(
9)と、該電解液(14)の保持穴(10)と、前記参
照極(6)の対応部にガラス薄膜よりなる水素イオン透
過膜(11)とを設けたシリコン基板(5)と、が貼り
合わされており、前記注入溝(9)より電解液の保持穴
(10)に電解液(14)を注入されてなることを特徴
とした小型ガラス電極。 - 【請求項2】 ガラス基板(4)を選択エッチングし
、該エッチング部に銀/塩化銀よりなる参照極(6)と
、金よりなり該参照極(6)と回路接続したパッド(8
)とを形成する工程と、(100)面を基板面とするシ
リコン基板(5)を異方性エッチングして電解液(14
)の注入溝(9)と、電解液(14)の保持穴(10)
と、ガラス薄膜よりなる水素イオン透過膜(11)とを
形成する工程と、パターン形成したガラス基板(4)と
シリコン基板(5)とを接合した後、陽極接合法により
貼り合わせる工程と、前記電解液の注入溝(9)より電
解液(14)を注入する工程と、からなることを特徴と
するガラス電極の製造方法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2400550A JPH04213048A (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | 小型ガラス電極とその製造方法 |
| KR1019910022316A KR960010690B1 (ko) | 1990-12-06 | 1991-12-06 | 소형 유리전극 |
| US07/803,433 US5417837A (en) | 1990-12-06 | 1991-12-06 | Small glass electrode |
| EP91311390A EP0489601B1 (en) | 1990-12-06 | 1991-12-06 | Small glass electrode and process for preparation thereof |
| DE69128128T DE69128128T2 (de) | 1990-12-06 | 1991-12-06 | Kleine Glaselektrode und Verfahren für deren Herstellung |
| US08/463,925 US5660741A (en) | 1990-12-06 | 1995-06-05 | Process for preparation of small glass electrode |
| US08/598,287 US5837113A (en) | 1990-12-06 | 1996-02-08 | Small glass electrode |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2400550A JPH04213048A (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | 小型ガラス電極とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04213048A true JPH04213048A (ja) | 1992-08-04 |
Family
ID=18510449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2400550A Pending JPH04213048A (ja) | 1990-12-06 | 1990-12-06 | 小型ガラス電極とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04213048A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0599883A (ja) * | 1991-10-09 | 1993-04-23 | Fujitsu Ltd | 小型ガラス電極 |
| JP2006226797A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Japan Health Science Foundation | 薄膜電極基板及びその作製方法 |
-
1990
- 1990-12-06 JP JP2400550A patent/JPH04213048A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0599883A (ja) * | 1991-10-09 | 1993-04-23 | Fujitsu Ltd | 小型ガラス電極 |
| JP2006226797A (ja) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Japan Health Science Foundation | 薄膜電極基板及びその作製方法 |
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| A02 | Decision of refusal |
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