JPH04218330A - 被覆された節類粉末およびその製造方法 - Google Patents
被覆された節類粉末およびその製造方法Info
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- JPH04218330A JPH04218330A JP3005410A JP541091A JPH04218330A JP H04218330 A JPH04218330 A JP H04218330A JP 3005410 A JP3005410 A JP 3005410A JP 541091 A JP541091 A JP 541091A JP H04218330 A JPH04218330 A JP H04218330A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は, 節類粉末を油脂類お
よび/またはワックス類で被覆して、フレーバーが安定
化された節類粉末およびその製造方法に関する。
よび/またはワックス類で被覆して、フレーバーが安定
化された節類粉末およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】「鰹節」や「さば節」などの節類はグル
タミン酸ナトリウムや5’−イノシン酸ナトリウムや5
’−グアニル酸ナトリウムなどの旨味調味料にはない独
特の風味を持っている。しかし、これらを配合した「風
味調味料類」は節類のフレーバーが非常に変質しやすい
という問題点があった。このようなフレーバーの変質を
防止する目的で水分をできるだけ低下させ、さらに吸湿
しないように、耐湿性の包装材料を用いて、密封包装さ
れている。
タミン酸ナトリウムや5’−イノシン酸ナトリウムや5
’−グアニル酸ナトリウムなどの旨味調味料にはない独
特の風味を持っている。しかし、これらを配合した「風
味調味料類」は節類のフレーバーが非常に変質しやすい
という問題点があった。このようなフレーバーの変質を
防止する目的で水分をできるだけ低下させ、さらに吸湿
しないように、耐湿性の包装材料を用いて、密封包装さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】このように節類は、
わずかな水分によってもフレーバーが変化しやすいため
に優れた調味料としての特性がありながら、水分を多く
含有する調味料との配合は非常に困難であった。たとえ
ば、風味調味料を配合したフレーバーのすぐれた「だし
入り味噌」のような食品の製造は極めて困難であった。
わずかな水分によってもフレーバーが変化しやすいため
に優れた調味料としての特性がありながら、水分を多く
含有する調味料との配合は非常に困難であった。たとえ
ば、風味調味料を配合したフレーバーのすぐれた「だし
入り味噌」のような食品の製造は極めて困難であった。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明は、節類を油脂類
および/またはワックス類で被覆することによって、耐
水性を高め、フレーバーの変質を防止改善しようとする
ものである。
および/またはワックス類で被覆することによって、耐
水性を高め、フレーバーの変質を防止改善しようとする
ものである。
【0005】本発明でいう節類とは、鰹、宗田鰹、さば
、まぐろ、いわし、あじなどの荒節、枯れ節、本節など
をいい、さらに煮ぼしおよび節類と煮ぼしとの任意の混
合物も含む。これらの節類は被覆の効率をよくするため
には、粒度はできるだけ小さい方が好ましく、200μ
m以下の微粒子が好ましい。また油脂との親和性から水
分は4%以下がのぞましい、また粉砕の方法は好ましく
は冷凍粉砕のような低温において行うほうがフレーバー
の変質が少なく、微粒子に粉砕できる。
、まぐろ、いわし、あじなどの荒節、枯れ節、本節など
をいい、さらに煮ぼしおよび節類と煮ぼしとの任意の混
合物も含む。これらの節類は被覆の効率をよくするため
には、粒度はできるだけ小さい方が好ましく、200μ
m以下の微粒子が好ましい。また油脂との親和性から水
分は4%以下がのぞましい、また粉砕の方法は好ましく
は冷凍粉砕のような低温において行うほうがフレーバー
の変質が少なく、微粒子に粉砕できる。
【0006】つぎに被覆剤について述べる、本発明で使
用される油脂類としては、融点が約40℃以上95℃以
下で食用に供し得るものであればいずれでもよい。該油
脂類としては、グリセリン脂肪酸エステル(モノグリセ
ライド、ジグリセライド、トリグリセライドを含む)か
らなる植物性または動物性油脂、あるいはこれらの油脂
を水素添加処理して得た油脂があげられる。この油脂類
が被覆剤の主成分で、主に使用対象食品と放出温度によ
って選択される。該油脂類の具体例としては、例えば、
牛脂硬化油、魚油硬化油、鯨油硬化油、菜種硬化油、大
豆硬化油、落花生硬化油、ヒマシ硬化油、綿実硬化油、
サフラワー硬化油、ベニバナ硬化油、米ヌカ硬化油など
があげられる。
用される油脂類としては、融点が約40℃以上95℃以
下で食用に供し得るものであればいずれでもよい。該油
脂類としては、グリセリン脂肪酸エステル(モノグリセ
ライド、ジグリセライド、トリグリセライドを含む)か
らなる植物性または動物性油脂、あるいはこれらの油脂
を水素添加処理して得た油脂があげられる。この油脂類
が被覆剤の主成分で、主に使用対象食品と放出温度によ
って選択される。該油脂類の具体例としては、例えば、
牛脂硬化油、魚油硬化油、鯨油硬化油、菜種硬化油、大
豆硬化油、落花生硬化油、ヒマシ硬化油、綿実硬化油、
サフラワー硬化油、ベニバナ硬化油、米ヌカ硬化油など
があげられる。
【0007】ワックス類としては、動物性、植物性、鉱
物性の天然ワックス類があり、具体例としては、キャン
デリラワックス、ライスブランワックス、カルナウバワ
ックス、ミツロウ、パラフィンワックスなどがある。
物性の天然ワックス類があり、具体例としては、キャン
デリラワックス、ライスブランワックス、カルナウバワ
ックス、ミツロウ、パラフィンワックスなどがある。
【0008】これらの油脂類、ワックス類は単独で使用
してもよいし、所望の融点に調節する目的で2種以上を
組み合わせてもよい。ワックス類はさきの油脂類と混合
するとち密な組織になり被覆効果を高めることができる
。
してもよいし、所望の融点に調節する目的で2種以上を
組み合わせてもよい。ワックス類はさきの油脂類と混合
するとち密な組織になり被覆効果を高めることができる
。
【0009】さらに、先に記した融点の範囲内を限度と
して、所望により、さらに本発明では高級脂肪酸類およ
び/または界面活性剤を配合させることも有効である。
して、所望により、さらに本発明では高級脂肪酸類およ
び/または界面活性剤を配合させることも有効である。
【0010】ここに言う高級脂肪酸類とは、炭素数12
以上の飽和または不飽和直鎖高級脂肪酸で、例えば、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセン酸,オレイン酸,
リノール酸,リノレン酸,アラキドン酸などが挙げられ
る。また、一部の高級脂肪酸類には油脂類の結晶転移を
防止する効果があることが知られているが、本発明者ら
の実験によると、ワックス類と同様に被覆剤の組織をち
密にし、被覆性を高める効果が顕著である。
以上の飽和または不飽和直鎖高級脂肪酸で、例えば、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセン酸,オレイン酸,
リノール酸,リノレン酸,アラキドン酸などが挙げられ
る。また、一部の高級脂肪酸類には油脂類の結晶転移を
防止する効果があることが知られているが、本発明者ら
の実験によると、ワックス類と同様に被覆剤の組織をち
密にし、被覆性を高める効果が顕著である。
【0011】またここに言う界面活性剤とは、グリセリ
ン脂肪酸エステル類(グリセリン脂肪酸エステル、グリ
セリン酢酸脂肪酸エステル、グリセリン乳酸脂肪酸エス
テル、グリセリンクエン酸脂肪酸エステル、グリセリン
コハク酸脂肪酸エステル、グリセリンジアセチル酒石酸
脂肪酸エステル、グリセリン酢酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン
酸エステルを含む)、ショ糖脂肪酸エステル類(ショ糖
脂肪酸エステル類、ショ糖酢酸イソ酪酸エステル類を含
む)、ソルビタン脂肪酸エステル類およびレシチン(ホ
スファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン
、ホスファチジルイノシトールその他を含むリン脂質類
)でこれらの界面活性剤は上記の粉末節類分散液の粘度
を低下させて作業性を改善することができるが、添加量
が増すと被覆効果が低下しやすいので先の高級脂肪酸類
およびワックス類とのバランスが重要である。
ン脂肪酸エステル類(グリセリン脂肪酸エステル、グリ
セリン酢酸脂肪酸エステル、グリセリン乳酸脂肪酸エス
テル、グリセリンクエン酸脂肪酸エステル、グリセリン
コハク酸脂肪酸エステル、グリセリンジアセチル酒石酸
脂肪酸エステル、グリセリン酢酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン
酸エステルを含む)、ショ糖脂肪酸エステル類(ショ糖
脂肪酸エステル類、ショ糖酢酸イソ酪酸エステル類を含
む)、ソルビタン脂肪酸エステル類およびレシチン(ホ
スファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン
、ホスファチジルイノシトールその他を含むリン脂質類
)でこれらの界面活性剤は上記の粉末節類分散液の粘度
を低下させて作業性を改善することができるが、添加量
が増すと被覆効果が低下しやすいので先の高級脂肪酸類
およびワックス類とのバランスが重要である。
【0012】高級脂肪酸類と同様にワックス類の添加に
よっても粉末節類懸濁分散液の粘度が増加するが経時的
に増加するようなことはないので粘度の調整に利用でき
る。被覆効果の強化および粘度の調整のためには、粉末
節類、油脂類および/またはワックス類、さらに所望に
より界面活性剤を混合分散した後に、高級脂肪酸類を所
要量添加するのが粘度の調整には最も有効である。
よっても粉末節類懸濁分散液の粘度が増加するが経時的
に増加するようなことはないので粘度の調整に利用でき
る。被覆効果の強化および粘度の調整のためには、粉末
節類、油脂類および/またはワックス類、さらに所望に
より界面活性剤を混合分散した後に、高級脂肪酸類を所
要量添加するのが粘度の調整には最も有効である。
【0013】これら被覆剤の比率は被覆方法、使用目的
によって、適宜目的にかなった融点になるように自由に
組み合わすことができる。特に後述するスプレーチリン
グ法やフローコーティング法による場合は、分散液の粘
度と被覆効率の点から、油脂類100重量部に対して、
ワックス類0.05から1.2重量部、界面活性剤0.
01から0.5重量部、高級脂肪酸類0.01から5.
0重量部の組み合わせが好ましい。これら被覆剤の使用
量は粉末節類が無水物として20から80重量%になる
ような範囲から選択される。さらに各被覆方法における
被覆剤の使用量は、スプレーチリング法やフローコーテ
ィング法の場合は粉末節類が無水物として20から60
重量%、好ましくは30から50重量%となるような範
囲から、溶解した被覆剤に粉末節類を懸濁固化後に粉砕
する方法の場合は粉末節類が無水物として30から80
重量%、好ましくは40から70重量%となるような範
囲より選択される。被覆剤の量がこれより少ないと被覆
効果が小さく、耐水性が減少し、多すぎると食品に添加
した際の油脂類および/またはワックス類が白い斑点と
なって残ることがあり好ましくない場合が多い。
によって、適宜目的にかなった融点になるように自由に
組み合わすことができる。特に後述するスプレーチリン
グ法やフローコーティング法による場合は、分散液の粘
度と被覆効率の点から、油脂類100重量部に対して、
ワックス類0.05から1.2重量部、界面活性剤0.
01から0.5重量部、高級脂肪酸類0.01から5.
0重量部の組み合わせが好ましい。これら被覆剤の使用
量は粉末節類が無水物として20から80重量%になる
ような範囲から選択される。さらに各被覆方法における
被覆剤の使用量は、スプレーチリング法やフローコーテ
ィング法の場合は粉末節類が無水物として20から60
重量%、好ましくは30から50重量%となるような範
囲から、溶解した被覆剤に粉末節類を懸濁固化後に粉砕
する方法の場合は粉末節類が無水物として30から80
重量%、好ましくは40から70重量%となるような範
囲より選択される。被覆剤の量がこれより少ないと被覆
効果が小さく、耐水性が減少し、多すぎると食品に添加
した際の油脂類および/またはワックス類が白い斑点と
なって残ることがあり好ましくない場合が多い。
【0014】また、節類の酸化による変質防止のため、
例えばビタミンE,アスコルビン酸,アスコルビン酸ナ
トリウムおよびプロトカキュ酸エチルなどの抗酸化剤を
被覆剤中に適宜配合することも有効であり、その場合の
抗酸化剤の使用量は、被覆剤の使用量に対して0.01
から5重量%の範囲から選択される。
例えばビタミンE,アスコルビン酸,アスコルビン酸ナ
トリウムおよびプロトカキュ酸エチルなどの抗酸化剤を
被覆剤中に適宜配合することも有効であり、その場合の
抗酸化剤の使用量は、被覆剤の使用量に対して0.01
から5重量%の範囲から選択される。
【0015】一般に物質を被覆する方法は従来から種々
検討されており、大別すると次に示す3通りの方法が開
発されているが、本発明で使用される被覆方法としては
いずれの方法を用いてもよい。
検討されており、大別すると次に示す3通りの方法が開
発されているが、本発明で使用される被覆方法としては
いずれの方法を用いてもよい。
【0016】第一の方法は、スプレーチリング法(また
はスプレークーリング法)とよばれるもので、溶解した
油脂類および/またはワックス類に被被覆物質(芯物質
)を懸濁させた後、スプレーまたは回転円盤によって冷
却した気流中に噴霧して造粒して被覆物を得るものであ
る。例えばあらかじめ溶解した被覆剤(油脂類、ワック
ス類、界面活性剤など)に前述の節類の微粒子を加えて
約60から105℃、好ましくは約60から95℃で分
散させたのち、高級脂肪酸類(ステアリン酸など)を添
加混合して粘度を約60〜800CPに調整し、約10
から35℃の冷却塔内に回転円盤あるいはノズルでスプ
レーして被覆造粒する。
はスプレークーリング法)とよばれるもので、溶解した
油脂類および/またはワックス類に被被覆物質(芯物質
)を懸濁させた後、スプレーまたは回転円盤によって冷
却した気流中に噴霧して造粒して被覆物を得るものであ
る。例えばあらかじめ溶解した被覆剤(油脂類、ワック
ス類、界面活性剤など)に前述の節類の微粒子を加えて
約60から105℃、好ましくは約60から95℃で分
散させたのち、高級脂肪酸類(ステアリン酸など)を添
加混合して粘度を約60〜800CPに調整し、約10
から35℃の冷却塔内に回転円盤あるいはノズルでスプ
レーして被覆造粒する。
【0017】第二の方法は、フローコーティング法とよ
ばれるもので、芯物質を装置の下部からの気流で浮上さ
せておきあるいはコーティングパンで流動させながら、
上部あるいは横からそのままあるいは溶媒に溶解した油
脂類および/またはワックス類を噴霧して、冷却あるい
は溶媒を除去することによって被覆物を得るものである
。例えば、粉末節類を気流中に流動せしめながら、液状
の被覆剤(油脂類とワックス類、高級脂肪酸類、界面活
性剤をあらかじめ90〜100℃に加熱溶解して粘度を
下げて混合したもの、あるいはこれらを60℃に暖めた
エチルアルコールのような溶剤に溶解したもの)を噴霧
して被覆造粒する方法。
ばれるもので、芯物質を装置の下部からの気流で浮上さ
せておきあるいはコーティングパンで流動させながら、
上部あるいは横からそのままあるいは溶媒に溶解した油
脂類および/またはワックス類を噴霧して、冷却あるい
は溶媒を除去することによって被覆物を得るものである
。例えば、粉末節類を気流中に流動せしめながら、液状
の被覆剤(油脂類とワックス類、高級脂肪酸類、界面活
性剤をあらかじめ90〜100℃に加熱溶解して粘度を
下げて混合したもの、あるいはこれらを60℃に暖めた
エチルアルコールのような溶剤に溶解したもの)を噴霧
して被覆造粒する方法。
【0018】第三の方法は、油脂類および/またはワッ
クス類に、所望により脂肪酸類、界面活性剤類を加え過
熱溶解したものに芯物質を懸濁分散させた後、そのまま
冷却固化後、粉砕して被覆物を得るもので、例えば、第
一の例で示した、スプレー前の節類の分散液を一旦冷却
固化させたのち粉砕して被覆造粒する方法も採用できる
。
クス類に、所望により脂肪酸類、界面活性剤類を加え過
熱溶解したものに芯物質を懸濁分散させた後、そのまま
冷却固化後、粉砕して被覆物を得るもので、例えば、第
一の例で示した、スプレー前の節類の分散液を一旦冷却
固化させたのち粉砕して被覆造粒する方法も採用できる
。
【0019】以上の方法で被覆した上にさらに同種また
は他の種類の組成の被覆剤を用いて2重、3重に被覆し
てより被覆効果を高めることもできる。このようにして
得られる製品の粒度について言えば、粒度が大きく、被
覆剤含量が高いほど、被覆は厚くなるが、食品に添加混
合、らい潰などの作業をする場合、粒度の大きいもの程
、機械的に破壊される機会が大きくなり、実質上被覆効
率が低下する。このような点から実用的には、製品粒度
は500μm以下に、好ましくは250μm以下で15
0μm以上の範囲となるように被覆するのが望ましい。
は他の種類の組成の被覆剤を用いて2重、3重に被覆し
てより被覆効果を高めることもできる。このようにして
得られる製品の粒度について言えば、粒度が大きく、被
覆剤含量が高いほど、被覆は厚くなるが、食品に添加混
合、らい潰などの作業をする場合、粒度の大きいもの程
、機械的に破壊される機会が大きくなり、実質上被覆効
率が低下する。このような点から実用的には、製品粒度
は500μm以下に、好ましくは250μm以下で15
0μm以上の範囲となるように被覆するのが望ましい。
【0020】本発明の被覆節類は、食品の製造工程中で
加熱を付す前の適宜の混合工程で添加される。これによ
り、節類の微粒子が被覆剤で均一に被覆されているため
に、直接水分と接触せずフレーバーの変質をきたすよう
なことがない。そして、加熱によって被覆剤が溶解し、
安定な状態で保存された節類が放出され、良好な風味お
よび呈味性が発揮されるものである。本発明の被覆節類
を利用しうる食品としては喫食する際に加熱調理され、
はじめて水分と接触するような食品に適している。この
ような食品の例として、従来の「風味調味料」や「だし
入り味噌」があげられる。
加熱を付す前の適宜の混合工程で添加される。これによ
り、節類の微粒子が被覆剤で均一に被覆されているため
に、直接水分と接触せずフレーバーの変質をきたすよう
なことがない。そして、加熱によって被覆剤が溶解し、
安定な状態で保存された節類が放出され、良好な風味お
よび呈味性が発揮されるものである。本発明の被覆節類
を利用しうる食品としては喫食する際に加熱調理され、
はじめて水分と接触するような食品に適している。この
ような食品の例として、従来の「風味調味料」や「だし
入り味噌」があげられる。
【0021】なお被覆される物質(芯物質)として粉末
節類以外に所望により旨味調味料類、その他のフレーバ
ー類が配合されてもさしつかえない。
節類以外に所望により旨味調味料類、その他のフレーバ
ー類が配合されてもさしつかえない。
【0022】
【作用および実施例】次に実施例をあげて本発明をさら
に詳細に説明するが、これらにより本発明の範囲が限定
されるものではない。尚、以下に用いるパーセント(%
)は重量パーセントを示すものとする。
に詳細に説明するが、これらにより本発明の範囲が限定
されるものではない。尚、以下に用いるパーセント(%
)は重量パーセントを示すものとする。
【0023】実施例1
牛脂硬化油脂2495gをニーダー(不二パウダル(株
)製造、KDHJ−10型)であらかじめ80℃で溶解
し、これに鰹節粉末((株)村松製造、粒度80メッシ
ュ、水分5.0%)2500gおよびビタミンEオイル
((株)理研ビタミン製造)5gを加えて、10分間混
合した後、加熱を止め25℃まで撹拌混合しながら冷却
し、取り出した。ついで篩過して24メッシュから60
メッシュの粒度の製品4850gを得た。この製品10
gおよび被覆核酸系調味料製剤「リボコ−ト散EC−2
0M」(武田薬品工業(株)製造)10gを信州味噌9
80gに添加し、よく混合した。対照として、鰹節粉末
5g、「リボコ−ト散EC−20M」10gを信州味噌
985gに添加し、よく混合した。それぞれの調味料添
加味噌を100gポリ袋に小分けして、室温(25℃)
で3カ月間保存して、1カ月ごとに味噌汁を作り、20
名のパネルにより、官能評価した。
)製造、KDHJ−10型)であらかじめ80℃で溶解
し、これに鰹節粉末((株)村松製造、粒度80メッシ
ュ、水分5.0%)2500gおよびビタミンEオイル
((株)理研ビタミン製造)5gを加えて、10分間混
合した後、加熱を止め25℃まで撹拌混合しながら冷却
し、取り出した。ついで篩過して24メッシュから60
メッシュの粒度の製品4850gを得た。この製品10
gおよび被覆核酸系調味料製剤「リボコ−ト散EC−2
0M」(武田薬品工業(株)製造)10gを信州味噌9
80gに添加し、よく混合した。対照として、鰹節粉末
5g、「リボコ−ト散EC−20M」10gを信州味噌
985gに添加し、よく混合した。それぞれの調味料添
加味噌を100gポリ袋に小分けして、室温(25℃)
で3カ月間保存して、1カ月ごとに味噌汁を作り、20
名のパネルにより、官能評価した。
【0024】本発明による被覆鰹節を添加した味噌は3
カ月間新鮮な鰹節のフレーバーを保持したが、対照の鰹
節だけを添加した味噌では1カ月で鰹節の新鮮なフレー
バーが消え失せ、保存1カ月で差が認められた。2カ月
目では酸化した煮干しのようなフレーバーに変化し、明
らかに本発明の効果が認められた。
カ月間新鮮な鰹節のフレーバーを保持したが、対照の鰹
節だけを添加した味噌では1カ月で鰹節の新鮮なフレー
バーが消え失せ、保存1カ月で差が認められた。2カ月
目では酸化した煮干しのようなフレーバーに変化し、明
らかに本発明の効果が認められた。
【0025】実施例2
牛脂硬化油脂3543.5g、カルナウバワックス30
g、大豆レシチン1.5gをあらかじめ100℃で溶解
し、これに煮干し粉末((株)村松製造、80メッシュ
、水分5.0%)2400gを加えて、30分間混合分
散させた。次いで、ステアリン酸25gを添加し混合し
、分散液を均質化した後、70℃に調整し、回転円盤型
スプレー装置(ディスクの直径150mm、回転数12
00rpm)を用いて25℃の室内にスプレーして造粒
し、24メッシュ通過品5880gを集めて製品とした
。
g、大豆レシチン1.5gをあらかじめ100℃で溶解
し、これに煮干し粉末((株)村松製造、80メッシュ
、水分5.0%)2400gを加えて、30分間混合分
散させた。次いで、ステアリン酸25gを添加し混合し
、分散液を均質化した後、70℃に調整し、回転円盤型
スプレー装置(ディスクの直径150mm、回転数12
00rpm)を用いて25℃の室内にスプレーして造粒
し、24メッシュ通過品5880gを集めて製品とした
。
【0026】本品25%、グルタミン酸ナトリウム70
%、リボタイド5%(5’−リボヌクレオタイドナトリ
ウム、武田薬品工業(株)製造)からなる調味料Aおよ
び対照として、煮干し粉末10%、粉末牛脂硬化油脂1
5%、グルタミン酸ナトリウム70%、リボタイド5%
からなる調味料Bを作り、それぞれ40℃、関係湿度6
0%で3カ月間保存した。保存品は1カ月ごとに、味噌
汁に添加して、だしとしてのフレーバーを評価した。官
能評価は調味料について訓練した10名のパネルで行っ
た。本発明による被覆品を用いた調味料は3カ月間、フ
レーバーの変化はみられなかったが、被覆していない対
照品を用いた調味料では1カ月保存で、煮干しのフレー
バーに酸化臭が生じて、全員が被覆品を用いた調味料を
好ましいと評価した。
%、リボタイド5%(5’−リボヌクレオタイドナトリ
ウム、武田薬品工業(株)製造)からなる調味料Aおよ
び対照として、煮干し粉末10%、粉末牛脂硬化油脂1
5%、グルタミン酸ナトリウム70%、リボタイド5%
からなる調味料Bを作り、それぞれ40℃、関係湿度6
0%で3カ月間保存した。保存品は1カ月ごとに、味噌
汁に添加して、だしとしてのフレーバーを評価した。官
能評価は調味料について訓練した10名のパネルで行っ
た。本発明による被覆品を用いた調味料は3カ月間、フ
レーバーの変化はみられなかったが、被覆していない対
照品を用いた調味料では1カ月保存で、煮干しのフレー
バーに酸化臭が生じて、全員が被覆品を用いた調味料を
好ましいと評価した。
【0027】実施例3
牛脂硬化油脂3738.5g、カルナウバワックス30
g、大豆レシチン1.5gをあらかじめ100℃で溶解
し、これに鰹節粉末((株)村松製造、粒度80メッシ
ュ、水分5.0%)2100gを加えて、30分間混合
分散させた。次いで、ステアリン酸25gおよびクエン
酸モノグリセリド105gを混合添加し、分散液を均質
化した後、70℃に調整し、実施例2と同様にスプレー
チリング法で造粒し、24メッシュ通過品5700gを
集めて製品とした。この製品30gおよび被覆核酸系調
味料製剤「リボコート散EC−20M」(武田薬品工業
(株)製造)10gを麦味噌960gに添加しよく混合
した。対照として鰹節粉末10.5g、「リボコート散
EC−20M」10gを麦味噌979.5gに添加し、
よく混合した。それぞれの調味料添加味噌を100gポ
リ袋に小分けして室温(25℃)で3カ月間保存して1
カ月ごとに味噌汁を作り20名のパネラーにより官能評
価した。その判定結果は次のとおりであった。
g、大豆レシチン1.5gをあらかじめ100℃で溶解
し、これに鰹節粉末((株)村松製造、粒度80メッシ
ュ、水分5.0%)2100gを加えて、30分間混合
分散させた。次いで、ステアリン酸25gおよびクエン
酸モノグリセリド105gを混合添加し、分散液を均質
化した後、70℃に調整し、実施例2と同様にスプレー
チリング法で造粒し、24メッシュ通過品5700gを
集めて製品とした。この製品30gおよび被覆核酸系調
味料製剤「リボコート散EC−20M」(武田薬品工業
(株)製造)10gを麦味噌960gに添加しよく混合
した。対照として鰹節粉末10.5g、「リボコート散
EC−20M」10gを麦味噌979.5gに添加し、
よく混合した。それぞれの調味料添加味噌を100gポ
リ袋に小分けして室温(25℃)で3カ月間保存して1
カ月ごとに味噌汁を作り20名のパネラーにより官能評
価した。その判定結果は次のとおりであった。
【0028】
【表1】《みそ汁の官能検査》
以上のとおり本発明による被覆鰹節を添加した味噌は3
カ月間新鮮な鰹節フレーバーを保持したが、対照の鰹節
だけを添加した味噌は1カ月で鰹節の新鮮なフレーバー
が消え失せ、2カ月目では味においても差が認められた
。また、同時に味噌の褐変度合を観察したが本発明品に
比べ対照品の褐変度が大であった。
カ月間新鮮な鰹節フレーバーを保持したが、対照の鰹節
だけを添加した味噌は1カ月で鰹節の新鮮なフレーバー
が消え失せ、2カ月目では味においても差が認められた
。また、同時に味噌の褐変度合を観察したが本発明品に
比べ対照品の褐変度が大であった。
【0029】
【発明の効果】本発明で得られる節類の被覆製剤は、水
分によるフレーバーの変質が防止され、味噌のような水
分の多い食品や吸湿によってフレーバーの変わり易い風
味調味料などの品質改良に効果が顕著に発揮される。
分によるフレーバーの変質が防止され、味噌のような水
分の多い食品や吸湿によってフレーバーの変わり易い風
味調味料などの品質改良に効果が顕著に発揮される。
Claims (3)
- 【請求項1】融点40℃以上95℃以下の油脂類および
/またはワックス類で被覆してなる節類粉末。 - 【請求項2】請求項1)記載の被覆節類を含有してなる
味噌。 - 【請求項3】融点40℃以上95℃以下の油脂類および
/またはワックス類で節類粉末を被覆することを特徴と
する被覆節類の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3005410A JPH04218330A (ja) | 1990-01-22 | 1991-01-22 | 被覆された節類粉末およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1332290 | 1990-01-22 | ||
| JP2-13322 | 1990-01-22 | ||
| JP3005410A JPH04218330A (ja) | 1990-01-22 | 1991-01-22 | 被覆された節類粉末およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04218330A true JPH04218330A (ja) | 1992-08-07 |
Family
ID=26339347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3005410A Withdrawn JPH04218330A (ja) | 1990-01-22 | 1991-01-22 | 被覆された節類粉末およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04218330A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0662789A (ja) * | 1992-08-21 | 1994-03-08 | Nisshin Flour Milling Co Ltd | 含水食品用粉末調味料 |
| JP2002176934A (ja) * | 2000-12-12 | 2002-06-25 | Pigeon Corp | 顆粒状食品およびその製造方法 |
| JP2006238784A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Maruhachi Muramatsu:Kk | フライ削り節の製造方法 |
| JP2008289418A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Nagatanien:Kk | だし入り味噌、即席みそ汁及びその製造方法 |
| JP2015202073A (ja) * | 2014-04-14 | 2015-11-16 | 味の素株式会社 | 崩壊時間の短い固形調味食品 |
-
1991
- 1991-01-22 JP JP3005410A patent/JPH04218330A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0662789A (ja) * | 1992-08-21 | 1994-03-08 | Nisshin Flour Milling Co Ltd | 含水食品用粉末調味料 |
| JP2002176934A (ja) * | 2000-12-12 | 2002-06-25 | Pigeon Corp | 顆粒状食品およびその製造方法 |
| JP2006238784A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Maruhachi Muramatsu:Kk | フライ削り節の製造方法 |
| JP2008289418A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Nagatanien:Kk | だし入り味噌、即席みそ汁及びその製造方法 |
| JP2015202073A (ja) * | 2014-04-14 | 2015-11-16 | 味の素株式会社 | 崩壊時間の短い固形調味食品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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