JPH0422016A - 化合物超電導導体の製造方法 - Google Patents

化合物超電導導体の製造方法

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JPH0422016A
JPH0422016A JP2126402A JP12640290A JPH0422016A JP H0422016 A JPH0422016 A JP H0422016A JP 2126402 A JP2126402 A JP 2126402A JP 12640290 A JP12640290 A JP 12640290A JP H0422016 A JPH0422016 A JP H0422016A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、化合物系電導体の製造方法に係わり、さらに
詳しくは化合物超電導体の構成元素等の拡散による安定
化材の電気抵抗の低下を防止した化合物超電導導体の製
造方法に関する。
(従来の技術) 現在、実用化されている超電導導体としては、Nb3S
nやNb3 A1等の化合物系超電導体を用いたものや
、Nb−TjやNb−Zr等の合金系超電導体を用いた
ものか知られており、送電ケーブルや電力をほとんど消
費することなく強磁界の形成が可能な超電導コイル等へ
の利用か各所で研究されている。
例えば、上記化合物超電導体を用いた超電導導体は、以
下に示すような方法で製造されている。
すなわち、超電導導体としてNb3 Snマルチ超電導
線を例にとると、まずCu−Sn合金マトリックス内に
多数のNb芯線を埋設し一体化する。次いて、このCu
−Sn合金マトリックスを、拡散防止層となるTa管等
および安定化材となるCu管に順に挿入し、スウエーシ
ングマシン等により一体化しつつ、所定の外径まで減面
加工を施す。この後、Nb3 Snの生成温度て熱処理
を施すことによって、Nb芯線とCu−Sn合金マトリ
ックス中のSnとを反応させて、Nb芯線の外周側にN
b3Sn超電導体層を形成する。
第9図は、このようにして製造されたマルチ超電導線を
示すものであり、外側にNb3 Sn超電導体層1が形
成されたNb芯線2がCu−3nマトリツクス3内に多
数埋設配置されており、Cu−3nマトリツクス3の外
周側に、Ta等からなる拡散防止層4、Cuからなる安
定化材層5か順に形成されて、マルチ超電導線6が構成
されている。なお、安定化材層5は、Nb3 Sn超電
導体層1の常電導転移時の電流通路となり、焼損等を防
止するものである。
(発明か解決しようとする課題) ところで、このような超電導線6の安定化材5となるC
uは、通常、残留抵抗比(Re5idual Re−5
istictivity Ratio (以下、RI?
Rと記す))か200〜3(10て、2[IKにおける
比抵抗ρは、〜1×1O−8Ω・craと非常に低い高
純度のものか用いられている。しかし、熱処理時にCu
−3nマトリツクス3中のSnか安定化材5中に拡散す
ると、安定化材5はSnによって汚染されて、電気抵抗
か大幅に上昇してしまい、安定化材としての機能か大幅
に低下してしまうという問題かある。
拡散防止層4は、このような安定化材5中へのSnの拡
散を防止するために設けられているものであるか、熱処
理時における安定化材5へのSnの拡散を防ぐ効果は必
ずしも十分なものではなく、しかも安定化材5となるC
uと拡散防止層4の素材となるTa等とは伸び等の特性
か大幅に異なるため、線引き加工等を均一に施すことか
困難である等、製造工程か繁雑となるというような難点
かあった。
本発明は、このような課題に対処するためになされたも
ので、Ta等からなる拡散防止層を設けることなく、安
定化材の電気抵抗を低く維持することを可能にした化合
物超電導導体の製造方法を提供することを目的としてい
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) すなわち本発明における第1の化合物超電導導体の製造
方法は、熱処理により反応して化合物超電導体を形成す
る化合物超電導体材料を含む素線をCu系マトリックス
内に埋設する工程と、前記Cu系マトリックスの外側に
、酸素を含む銅層および安定化材用銅層を順に一体化す
ると共に、所望とする導体形状に加工する工程と、前記
一体化された構造体の安定化材用銅層の表面に酸化物層
を形成する工程と、前記酸化物層が形成された構造体に
、真空中または非酸化雰囲気中において前記化合物超電
導体の生成温度領域で熱処理を施す工程とを有すること
を特徴としている。
また、第2の化合物超電導導体の製造方法は、熱処理に
より反応して化合物超電導体を形成する化合物超電導体
材料を含む素線をCu系マトリックス内に埋設する工程
と、前記Cu系マトリックスの表面に酸化物層を形成し
、この酸化物層を介して安定化材用銅層を一体化すると
共に、所望とする導体形状に加工する工程と、前記一体
化された構造体の安定化材用銅層の表面に酸化物層を形
成する工程と、前記酸化物層か形成された構造体に、真
空中または非酸化雰囲気中において前記化合物超電導体
の生成温度領域で熱処理を施す工程とを有することを特
徴としている。
本発明に用いられる熱処理により反応して化合物超電導
体を形成する化合物超電導体材料とじては、Nb3 S
nの形成材料であるNbとSnや、Nb3 Alの形成
材料であるNbとA1等が例示される。また、これら化
合物超電導体材料は、少なくとも一方がCu系マトリッ
クス内に埋設される素線中に含有され、他方は例えばC
u系マトリックス内に含有される。
また、化合物超電導体材料の双方により素線を構成して
もよい。
上記化合物超電導体材料を含む素線か充填されたCu系
マトリックスの具体的な構成としては、方の化合物超電
導体材料、例えばSnやA1を含むCu基合金のマトリ
ックス内に、他方の化合物超電導体材料、例えばNbの
素線を埋設したものや、例えばNbチューブ中にSnや
AIを含む材料を充填した素線をCu系マトリックス内
に埋設したちの等か例示される。なお、Cu系マトリッ
クス用の素材としては、Ni等を含むCu基合金等を用
いることも可能である。
本発明の化合物超電導導体の製造方法においては、ます
上記化合物超電導体材料を含む素線が充填されたCu系
マトリックスに対して、下記に示す■および■の少なく
とも一方を適用した上で安定化材を一体化し、本発明の
化合物超電導導体の原型となる構造体を構成する。
■ 上記Cu系マトリックスの外側に、酸素を含むCu
層を一体化し、この酸素含有Cu層の外側に安定化材用
のCu層を一体化する。
■ 上記Cu系マトリックスの外側に、酸化物層を形成
し、この酸化物層を介して安定化材用のCu層を一体化
する。
なお、本発明における上記構造体は、安定化材の表面が
酸素ガスと接する形態であれば、どのような形状のもの
であってもよ<、Cu系マトリックスの外周に安定化材
を設けた線状体、Cu系マトリックスと安定化材とを積
層したテープ材等、各種の構造のものを適用することが
できる。
また、上記■における酸素を含むCuとしては、例えば
酸素を0.08〜1.0重量%程度の範囲で含有させた
高純度Cuや、アルミナ等の酸化物粒子を分散させたC
u基合金等が用いられる。Cu中に酸素を含有させる方
法としては、例えばC0部材の表面に酸化物層を形成し
た後、真空中にて600℃〜800℃程度の温度で熱処
理することにより、Cu中に酸素を拡散させる方法等が
適用され、またアルミナ等を含むCu基合金は、水素還
元法等によって作製される。また、上記■、■の安定化
材用のCuとしては、基本的に導電性に優れた純銅を用
いる。
本発明においては、上記■、■の少なくとも一方を適用
し、最終寸法に加工した構造体の安定化材用Cu層の外
表面に酸化物層を形成した後に、使用した化合物超電導
体の生成温度領域て熱処理を施す。
上記熱処理は、化合物超電導体材料を反応させて化合物
超電導体を形成するためのものである。
そして、本発明の製造方法においては、上記熱処理によ
りCu系マトリックス内に添加した元素、例えば化合物
超電導体の構成元素等が安定化材用Cu層内に拡散する
ことを、上記■においては酸素含有Cu層中の酸素およ
び安定化材用Cu層の表面に形成された酸化物層から拡
散した酸素と化合させることによって、また上記■にお
いてはCu系マトリックス表面に形成した酸化物層中の
酸素および安定化材用Cu層の表面に形成し、所望形状
への加工によって分布された酸化物層から拡散した酸素
と化合させることによって捕獲する。これら捕獲された
元素の酸化物は、上記■においては酸素含有Cu層と安
定化材用Cu層間に、また上記■においてはCu系マト
リックスと安定化材用Cu間に、バリア層として配置さ
れる。
安定化材用Cu層の表面に形成する酸化物層は、CuO
s Cu20単独またはCuOとCu2Oとの混合物等
からなるものであり、例えば酸素濃度10%以上の常圧
処理雰囲気中にて100℃〜400℃の温度で1〜12
0時間程度熱処理することによって形成する。また、C
VDによりCuの酸化物層を形成したり、また黒化剤を
用いて化学的に酸化させたり、さらにCuの酸化物を含
むペースト状の塗料を塗布することによっても酸化物層
を形成することかできる。
この安定化材用Cu層表面に形成する酸化物層は、余り
薄いと例えば0.1μ■未満であると、酸素を十分に供
給することか困難となり、上記金属酸化物による拡散防
止層の形成か不十分となって低いRRI? Lか得られ
ず、逆に余り厚いと例えば線径(外径)  1■に対し
て酸化物層の厚さがIθμ酊を超すような場合には、安
定化材用Cu中へ入り込む酸素量が多くなりすぎて拡散
防止層を厚くするとともに、酸化のため安定化材の体積
が減少し、また強度やRRRおよび臨界電流密度か低下
する恐れかある。したかって、これらの兼合いを考慮し
なからCuの酸化物層の厚さを設定することか望ましい
また、化合物超電導体の生成温度領域での熱処条件は、
LX 1O−3Torr以下程度の真空中、もしくは不
活性ガス雰囲気中において、例えばNb3 Snの場合
には650℃〜770℃で10〜400時間、Nb5A
の場合には750℃〜950℃で1〜100時間程度で
ある。
ここで、上記■においては、酸素含有Cu層と安定化材
用Cu層との境界面、あるいはCu系マトリックスと酸
素含有Cu層との境界面に、また上記■においては、C
u系マトリックスと安定化材用Cu層との境界面に、凹
凸形状を形成して上記熱処理を行うことか好ましい。こ
れは、上記凹凸形状を形成することによって、化合物超
電導体の構成元素等がCu系マトリックス内から拡散す
る距離に差を持たせ、捕獲した酸化物からなるバリア層
を不連続に形成するためであり、これによって化合物超
電導体と安定化材用Cu層との間での熱伝導を良好に維
持することか可能となる。
上記したような凹凸形状は、内側となる部材例えば酸素
含有Cu層やCu系マトリックスの外側に、平目ローレ
ット加工ややすり等による粗面化加工を施し、その上に
安定化材用Cuを一体化することによって形成すること
かできる。
また、上記■において、境界面に凹凸形状を形成する場
合、安定化材用Cuとして酸素含有Cuより硬度の小さ
い素材を用いることか好ましい。これにより、上記一体
化工程の際に平目ローレット加工等による山形溝の形状
を十分に維持することが可能となる。また、このような
際の酸素含有C’uとしては、前述したアルミナ等の酸
化物粒子を分散させたCu基合金、いわゆるアルミナ分
散強化銅等を用いることが高硬度であることから有利で
ある。
また、中間焼鈍等を条件を適宜選択することによっても
、使用するCu間に硬度差を付与することかできる。
なお、本発明により得られた化合物超電導導体を熱処理
可能な製品へ適用する場合には、上記化合物超電導体の
生成温度領域における熱処理をその製品の組立過程で行
うようにしてもよい。例えば、本発明により製造された
超電導線を用いて超電導コイルを形成するような場合に
は、コイル用の巻枠へ熱処理前のものを巻装し、この状
態で化合物超電導体および拡散防止層形成のための熱処
理を行うようにしてもよい。
(作 用) 本発明の化合物超電導導体の製造方法においては、Cu
系マトリックスの外側に酸素を含むCu層を一体化した
後、あるいはCu系マトリックスの外側に酸化物層を形
成した後、安定化材用のCu層を一体化している。ここ
で、上記した酸素含有Cu中の酸素やCu系マトリック
スの外側に形成した酸化物層中の酸素のみでは、化合物
超電導体の生成温度領域による熱処理の際に、化合物超
電導体の構成元素等か安定化材用Cu中へ拡散すること
を十分に防止することはできない。これに対して、本発
明の製造方法においては、安定化材用Cu層の外側にさ
らに酸化物層を形成し、この酸化物層から拡散する酸素
をも利用して、Sn等の化合物超電導体の構成元素等を
酸化物として捕獲し、安定化材用Cu層中に拡散するこ
とを防止している。これによって、安定化材の電気抵抗
の増加を抑制することかでき、化合物超電導導体の安定
性の向上を図ることか可能となる。
また、化合物超電導導体内に凹凸形状を設けることによ
って、化合物超電導体の構成元素等がCu系マトリック
ス内から拡散する距離に差が生しやすくなる。これによ
り、上記化合物超電導体の構成元素等の酸化物からなる
バリア層を不連続に形成することかでき、化合物超電導
体と安定化材用Cu層との間での熱伝導を良好に維持す
ることが可能となる。
(実施例) 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
実施例1 まず、第1図(a)に示すように、Cu系マトリックス
として外径50rAmφの12重量%5n−Cu合金か
らなる円筒部材を用意し、このCu−8nマトリツクス
11の長手方向に多数の孔を開けて、この孔内にNb芯
線12をそれぞれ埋設した。
次に、第1図(b)に示すように、上記Nb芯線12を
埋設したCu−8nマトリツクス11を0.1重量%の
酸素を含有するCu管13内に挿入し、さらにこれらを
安定化材用のCu管14に挿入して、中間焼鈍を施しな
がら一体化しつつ所定の径まで減面加工を施した。
なお、上記酸素含有Cu管13は、大気中にて300℃
で20時間の熱処理を施して、表面に酸化銅層を形成し
た後、3X 1O−6Torrの真空中にて725℃×
5時間の条件て熱処理を施して、酸素を拡散させること
により、Cu中に酸素を含有させたものである。また、
安定化材用のCu管14は3×1O−6Torrの真空
中にて700℃×10時間の条件で軟化熱処理を施した
ものである。
次いて、第1図(C)に示すように、上記減面加工後の
線材に、大気中にて300℃で50時間の熱処理を施し
て、安定化材用Cu管14の表面にCuの酸化物(Cu
O+ Cu 20)層15を形成した。
この後、3x 1O−bTorrの真空中において、7
00℃で 100時間の熱処理を施し、Nb芯線12と
Cu−8nマトリツクスll中のSnとを反応させて、
第1図(d)に示すようにNb芯線12の外周上にNb
380層16を形成した。
この熱処理の際に、Cu−8nマトリツクス11中のS
nは、酸素含有Cu管13中を拡散するか、このCu管
13中に含まれる酸素と化合し、Snの拡散はある程度
押さえられるが、さらに酸素含有Cu管13中を拡散す
る。そこで、この実施例においては、安定化材用Cu管
14の表面に形成したCuの酸化物層15の酸素か、安
定化材用Cu管14中を拡散するため、酸素含有Cu管
13中を拡散してくるSnを酸化物として捕獲し、酸素
含有Cu層13と安定化材用Cu層14との間にSnの
酸化物等からなるバリア層17か形成される。これによ
って、安定化材用Cu層14かSn等で汚染されること
か防止されている。
このようにして得た化合物超電導線の安定性の基準とな
るRRI?と臨界温度直上の20Kにおけるρ(以下同
じ)を測定したところ、RRRは510て、ρは l×
l0−9Ω・cmであった。
また、本発明との比較のために、酸素、含有Cu管を用
いないと共に、安定化材用Cu管の表面に酸化物層の形
成を行わない以外は、同様の工程により形成した化合物
超電導線のRRRは13であり、またρは 9X 10
−7Ω・cmてあった。
これらの結果から、本発明の実施例による化合物超電導
線は、RRRて40倍近く向上しており、安定性の大幅
な向上が期待できることか分る。
また、これらの臨界電流密度を測定したところ、この実
施例による化合物超電導線は、15テスラで230A/
am2と従来構造のものと比べて明らかな差は認められ
なかったが、上記RRRの測定結果からTa等による拡
散防止層を用いることなく、安定化材の純度を保ち得る
ことが明らかとなった。
実施例2 上記実施例1における酸素含有Cu管13として第2図
および第3図に示すように、外表面に平目ローレット加
工によって山形溝13aを形成したものを用いる以外は
、実施例1と同一工程によって化合物超電導線を作製し
た。
このようにして得られた超電導線の断面を顕微鏡で観察
した。観察結果を第4図に模式的に示す。
同図から明らかなように、酸素含有Cu層13と安定化
材用Cu層14との境界面に、酸素含有Cu管13の外
表面に形成した山形溝13 aによる凹凸形状18が保
持されており、凹凸形状18の谷側に不連続なSnの酸
化物等からなるバリア層19か形成されていることを確
認した。
また、この化合物超電導線のR1?Rとρを測定したと
ころ、実施例1と同等の結果が得られた。
二の実施例による化合物超電導線は、酸素含有Cu層1
3と安定化材用Cu層14との境界面に、酸素含有Cu
管13の外表面に形成した山形溝13aによる凹凸形状
18が存在しているため、第5図に示すように、酸素含
有Cu層13と安定化材用Cu層14との境界面からC
u−3nマトリツクス11まての距離に差か生じ(Ω2
〉gl)、これによって凹凸形状18の谷側て酸素含a
Cu層13中を拡散してくるSnが酸化物として捕獲さ
れ、酸素含有Cu層13と安定化材用Cu層14との間
に不連続にSnの酸化物等からなるバリア層19か形成
される。
このように、酸素含有Cu層13と安定化材用Cu層1
4との境界面に設けられた凹凸形状18の谷側にSnの
酸化物等からなるバリア層19を形成することによって
、凹凸形状18の山側か電流の通路(パス)となり、安
定化材用Cu層14かSn等で汚染されることを防止し
た上で、安定化材用Cu層14の機能を十分に発揮させ
ることか可能となる。
実施例3 上記実施例1における酸素含有Cu管として、アルミナ
分散強化Cuを用いた管状部材を用い、このアルミナ分
散強化Cu管の外表面に、上記実施例2と同様に平目ロ
ーレット加工によって山形溝を形成したものを使用する
以外は、実施例1と同一工程によって化合物超電導線を
作製した。
このようにして得られた超電導線の断面を顕微鏡で観察
したところ、酸素含有Cu層と安定化材用Cu層との境
界面の凹凸形状かより明確に保持されていることを確認
した。
これは、アルミナ分散強化Cuは、通常のCuに比べて
高硬度(通常のCuはビッカーズ硬度でHvzoog−
40程度であるのに対し、アルミナ分散強化Cuはビッ
カーズ硬度てHv 2oog−120程度)であるため
、このアルミナ分散強化Cu管の外表面に平目ローレッ
ト加工によって山形溝を形成し、この上に軟らかい安定
化材用Cu管を被せることによって、山形溝の谷側に安
定化材用Cuかくい込み易すくなるためである。
これによって、酸素含有Cu層と安定化材用Cu層との
境界面からCu−3nマトリツクスまでの距離に明確な
差か生しるため、より凹凸形状の谷側てSnの酸化物層
を形成することが容易となり、電流の通路を確保し易く
なる。
また、アルミナ分散強化Cυを用いることによって、酸
素含をCu管としてのCu中に酸素を拡散させるための
熱処理等が不要となるという利点も得られる。
実施例4 上記実施例1て用いたNb芯線を埋設したCu−9nマ
トリツクスの表面に、平目ローレットによって山形溝を
形成した後、大気中にて300°Cて30時間の熱処理
を施して、表面にSnの酸化物およびCuの酸化物等を
含む酸化物層を形成した。
次に、上記酸化処理を施したCu−3nマトリツクスを
012重量?oの酸素を含有するCu管内に挿入し、さ
らにこれを安定化材用のCu管に挿入して、中間焼鈍を
施しながら一体化しつつ所定の径まて減面加工を施した
なお、上記酸素含有Cu管は、大気中にて300℃で2
0時間の熱処理を施して、表面に酸化銅層を形成した後
、3X 1O−oTorrの真空中にて600℃×5時
間の条件で熱処理を施して、酸素を拡散させたものであ
る。当然のことながら、600℃による熱処理を施しで
あるため、酸素含有Cu管は軟化している。また、安定
化材用のCu管は、3X 1O−6Torrの真空中に
て800℃×5時間の条件で軟化熱処理を施したもので
ある。安定化材用のCu管は、800℃により軟化処理
を施しであるため、酸素含有Cu管よりさらに硬度か小
さく、すなわち軟らかいものであった。
この後、実施例1と同一条件で、表面酸化処理および化
合物超電導体の生成温度領域による熱処理を施し、化合
物超電導線を作製した。
この実施例においては、熱処理条件等を変更することに
よって、Cu−8nマトリツクス、酸素含有Cu、安定
化材用Cuのそれぞれの硬度かCu−8nマトリツクス
〉酸素含有Cu>安定化材用Cuを満足しており、Cu
−8nマトリツクス表面に形成した山形溝内にそれぞれ
のCuがくい込み易くなっているため、酸素含有Cu層
と安定化材用Cu層との境界面およびCu−8nマトリ
ツクスと酸素含有00層との境界面の双方に良好な山形
溝が形成される。
そして、この実施例の超電導線の断面を顕微鏡で観察し
たところ、第6図に示すように、酸素含有Cu層13と
安定化材用Cu層14およびCu−8nマトリツクス1
1と酸素含有Cu層13との各境界面に形成された多数
の山形溝11a、13aによって、Snの安定化材用C
u層14への拡散距離にさらに差が生じ易くなっており
、これによって拡散距離か短い部分にSnの酸化物の分
布層2oが形成されていることを確認した。
また、この実施例の化合物超電導線においては、予めC
u−3nマトリツクスの表面にSnの酸化物を形成して
おり、このSnの酸化物は減面加工によって薄くなって
いるかあるいは長平方向に分布しているため、さらにS
nの拡散を防止し易くなっている。
このようにして得た化合物超電導線のRRRとρを測定
したところ、RRRは500と従来構造の化合物超電導
線に比べて25倍近く向上しており、またρは LX 
10−9Ω・cmであった。
実施例5 ます、第7図(a)に示すように、Nb芯線12を多数
埋設した12重量%5n−Cu合金からなるCu−3n
マトリツクス11の表面に、大気中にて300℃で30
時間の熱処理を施して、表面にSnの酸化物およびCu
の酸化物等を含む酸化物層21を形成した。
次に、上記酸化処理を施したCu−8nマトリツクス1
1を安定化材用Cu管14に挿入して、中間焼鈍を施し
なから一体化しつつ所定の径まで減面加工を施した。
なお、上記安定化材用Cu管14は、実施例4と同様に
して熱処理を施したものを使用した。
次に、第7図(b)に示すように、上記減面加工後の線
材に、大気中にて300℃で50時間の熱処理を施して
、安定化材用Cu管14の表面にCuの酸化物(CuO
+Cu20)層22を形成した。
この後、3x 10−Torrの真空中において、70
0℃で100時間の熱処理を施し、Nb芯線12とCu
−8nマトリツクス11中のSnとを反応させて、第7
図(c)に示すようにNb芯線12の外周上にNb3S
n層16を形成した。
この熱処理の際に、Cu−3nマトリツクス11中のS
nは、安定化材用Cu内を拡散しようとするか、Cu−
3nマトリツクス11表面に形成した酸化物層21中の
酸素と、安定化材用Cu管14の表面に形成したCuの
酸化物層22から拡散してきた酸素とによって、Snは
酸化物として捕獲されて、安定化材用Cu層14と C
u−3nマトリツクス11との間にSnの酸化物層等か
らなるバリア層23が形成される。また、Cu−3nマ
トリツクス11の表面に予め形成されているSnの酸化
物を含む酸化物層21は、減面加工によって薄くなって
いるか、あるいは長平方向に分布しているため、Snの
拡散を防止し易くしている。これらによって、安定化材
用Cu層14かSn等で汚染されることか防止されてい
る。
このようにして得た化合物超電導線のRI?Rとρを測
定したところ、RRRは336て、ρは5×10−9Ω
・C10であった。
実施例6 上記実施例5におけるCu−5nマトリツクスとしてと
じて、外表面に平目ローレット加工によって山形溝を形
成したものを用い、山形溝を有する表面に酸化物層を形
成する以外は、実施例5と同一工程によって化合物超電
導線を作製した。
このようにして得られた超電導線の断面を顕微鏡で観察
した。観察結果を第8図に模式的に示す同図から明らか
なように、Cu’−3nマトリツクス11と安定化材用
Cu層14との境界′面に、Cu−3nマトリツクス1
1の外表面に形成した山形溝11aによる凹凸形状が保
持されており、山形溝11aの山側に不連続なSnの酸
化物などからなるバリア層24が形成されていることを
確認した。
また、この化合物超電導線のRRRとρを測定したとこ
ろ、実施例5と同等の結果が得られた。
この実施例による化合物超電導線では、Cu−8nマト
リツクス11と安定化材用Cu層14との境界面に山形
溝11aが存在しているため、Snの拡散距離に差が生
じていると共に、予めCu−8nマトリツクス11の表
面に形成したSn等の酸化物層が薄くなっているか、あ
るいは長手方向に分布しているため、不連続なバリア層
24としてSnが捕獲される。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、安定化材中に拡散
する不純物元素を酸化物として捕獲していることから、
Ta等からなる拡散防止層を設けることなく、安定化材
の電気抵抗を低く維持した化合物超電導導体を再現性よ
く提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の製造工程を示す断面図、第
2図および第3図は本発明の他の実施例の製造工程の要
部を示す図、第4図は本発明の他の実施例によって得た
化合物超電導線の断面を模式的に示す図、第5図はその
部分拡大図、第6図は本発明のさらに他の実施例によっ
て得た化合物超電導線の要部の断面を模式的に示す図、
第7図は本発明のさらに他の実施例の製造工程を示す断
面図、第8図は本発明のさらに他の実施例によって得た
化合物超電導線の要部の断面を模式的に示す図、第9図
は従来の方法により製造された化合物超電導線の断面図
である。 11・・・・・・Cu−Sn合金マトリックス、12・
・・・・・Nb芯線、13・・・・・・酸素含有Cu管
、lla、13a・・・・・山形溝、14・・・・・・
安定化材用Cu管、15.2122・・・・・・酸化物
層、16・・・・・・Nb3 Sn層、17.19.2
0.23.24・・・・・・バリア層。 出願人      株式会社 東芝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱処理により反応して化合物超電導体を形成する
    化合物超電導体材料を含む素線をCu系マトリックス内
    に埋設する工程と、 前記Cu系マトリックスの外側に、酸素を含む銅層およ
    び安定化材用銅層を順に一体化すると共に、所望とする
    導体形状に加工する工程と、 前記一体化された構造体の安定化材用銅層の表面に酸化
    物層を形成する工程と、 前記酸化物層が形成された構造体に、真空中または非酸
    化雰囲気中において前記化合物超電導体の生成温度領域
    で熱処理を施す工程と を有することを特徴とする化合物超電導導体の製造方法
  2. (2)請求項1記載の化合物超電導導体の製造方法にお
    いて、 前記酸素を含む銅層と安定化材用銅層との境界面および
    前記Cu系マトリックスと酸素を含む銅層との境界面の
    少なくとも一方に、凹凸形状を形成する工程を含むこと
    を特徴とする化合物超電導導体の製造方法。
  3. (3)請求項2記載の化合物超電導導体の製造方法にお
    いて、 前記酸素を含む銅層の硬度は、前記安定化材用銅層の硬
    度より大きいことを特徴とする化合物超電導導体の製造
    方法。
  4. (4)請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の化
    合物超電導導体の製造方法において、前記Cu系マトリ
    ックスの表面に酸化物層を形成する工程を含むことを特
    徴とする化合物超電導導体の製造方法。
  5. (5)熱処理により反応して化合物超電導体を形成する
    化合物超電導体材料を含む素線を含むCu系マトリック
    ス内に埋設する工程と、 前記Cu系マトリックスの表面に酸化物層を形成し、こ
    の酸化物層を介して安定化材用銅層を一体化すると共に
    、所望とする導体形状に加工する工程と、 前記一体化された構造体の安定化材用銅層の表面に酸化
    物層を形成する工程と、 前記酸化物層が形成された構造体に、真空中または非酸
    化雰囲気中において前記化合物超電導体の生成温度領域
    で熱処理を施す工程と を有することを特徴とする化合物超電導導体の製造方法
  6. (6)請求項5記載の化合物超電導導体の製造方法にお
    いて、 前記Cu系マトリックスと安定化材用銅層との境界面に
    凹凸形状を形成する工程を含むことを特徴とする化合物
    超電導導体の製造方法。
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