JPH04220539A - トルクセンサ - Google Patents

トルクセンサ

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Publication number
JPH04220539A
JPH04220539A JP41160690A JP41160690A JPH04220539A JP H04220539 A JPH04220539 A JP H04220539A JP 41160690 A JP41160690 A JP 41160690A JP 41160690 A JP41160690 A JP 41160690A JP H04220539 A JPH04220539 A JP H04220539A
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JP
Japan
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coil
circuit
torque
coils
shaft
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Pending
Application number
JP41160690A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Kawasaki
川崎 勝義
Koichi Sato
浩一 佐藤
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転軸に伝達された
トルクを検出するトルクセンサに関し、特に、温度等の
外乱の影響を除去して、正確なトルクを検出できるよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】トーションバー等の弾性部材を介して連
結された2本の回転軸にトルクが伝達されると、それら
2本の回転軸間にはトーションバーの捩じれを伴って相
対回転が生じる。そして、その相対回転の方向及び量は
、回転軸に伝達されたトルクの方向及び大きさによって
決まるから、その相対回転を測定すれば、トルクを検出
することができる。
【0003】ここで、2本の回転軸間の相対回転を測定
するセンサには、ポテンショメータ等を利用した接触型
センサと、コイルのインダクタンス変化等を利用した非
接触型のセンサとがあるが、接触型のセンサには、摺動
部を有するため摩耗等による断線不良の危険性が高いと
いう不具合がある。逆に、非接触型のセンサには、その
ような不具合が少ないという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コイル
のインダクタンス変化を利用した非接触型のセンサにあ
っては、周囲の温度変化等の外乱の影響を受けて検出値
がトルクとは無関係に変動してしまうため、測定された
トルクからその外乱の影響を除去しなければ測定結果の
信頼性は低く、そのままでは高精度が要求される装置(
例えば、自動車のパワーステアリング装置)には利用で
きなかった。
【0005】なお、トルクセンサ周囲の温度を調整して
、温度変化による外乱を除去する方法も考えられるが、
装置の極端な大型化を招いてしまい、特に、取付スペー
スが限られたステアリングシャフト周囲等には配設でき
ないという欠点がある。この発明は、このような従来の
技術が有する解決すべき課題に着目してなされたもので
あり、装置の大幅な大型化を招くことなく、温度変化等
の外乱の影響を除去できるトルクセンサを提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のトルクセンサは、同軸に配設された第1及
び第2の回転軸と、これら第1及び第2の回転軸を連結
する弾性部材と、前記第1及び第2の回転軸間の相対回
転に応じて磁気回路の磁気抵抗を変化させる磁気抵抗可
変手段と、前記磁気回路内に配設された第1のコイルと
、前記磁気回路外に配設された第2のコイルと、それら
第1のコイル及び第2のコイルに誘導される起電力に基
づいて前記第1及び第2の回転軸に伝達されたトルクを
演算するトルク演算手段と、を備えた。
【0007】
【作用】第1及び第2の回転軸にトルクが伝達されると
、それら第1及び第2の回転軸間には、弾性部材の捩じ
れを伴って、そのトルクの方向及び大きさに応じた相対
回転が生じる。すると、磁気抵抗可変手段が磁気回路の
磁気抵抗を変化させるから、第1のコイルのインダクタ
ンスが磁気回路の磁気抵抗の変化に応じて変化し、第1
のコイルには、トルクに応じた起電力が誘導される。
【0008】一方、第2のコイルは、磁気回路外に配設
されているので磁気抵抗可変手段の影響は受けず、それ
に誘導される起電力はトルクには無関係である。しかし
、温度等の外乱の影響は、それら第1のコイル及び第2
のコイルの両方が受けるため、その外乱によって、第1
のコイル及び第2のコイルの両方のインダクタンスが変
動する。
【0009】つまり、第1のコイルに誘導される起電力
は、トルクと外乱とに応じた値であるが、第2のコイル
に誘導される起電力は、外乱のみに応じた値であるから
、トルク演算手段において、それら第1のコイル及び第
2のコイルに誘導される起電力に応じて、第1及び第2
のコイルに伝達されたトルクが演算される。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1乃至図4は、本発明の第1実施例を示す図
である。先ず、構成を説明すると、図1は、本発明に係
るトルクセンサを適用した車両用パワーステアリング装
置の断面図であり、ハウジング1内には、弾性部材とし
てのトーションバー4を介して連結された第1の回転軸
としての入力軸2及び第2の回転軸としての出力軸3が
、軸受5a,5b及び5cによって回動自在に支持され
ている。ただし、入力軸2,出力軸3及びトーションバ
ー4は、同軸に配設されている。
【0011】なお、ハウジング1の入力軸2側の開口部
は、シールリング6によって封止されるとともに、出力
軸3側の開口部は、キャップ7によって封止されている
。入力軸2の図示しない図1右端側には、ステアリング
ホイールが回動方向に一体に取り付けられており、また
、出力軸3の左端部には、公知のラックピニオン式ステ
アリング装置を構成するピニオン軸3aが一体に形成さ
れ、さらに、そのピニオン軸3aは、ハウジング1内に
おいてラックピニオン式ステアリング装置のラック軸8
に噛合している。
【0012】従って、操縦者がステアリングホイールを
操舵することによって発生した操舵力は、入力軸2,ト
ーションバー4,出力軸3,ピニオン軸3a及びラック
軸8を介して、図示しない転舵輪に伝達される。一方、
入力軸2の左端部には、軸方向に連続した突条部2aが
形成され、この突条部2aは、出力軸3の右端部に形成
され且つ突条部2aよりも若干幅広の縦溝3bに挿入さ
れていて、これにより、入力軸2及び出力軸3間の所定
範囲(±5度程度)以上の相対回動を防止している。
【0013】また、出力軸3の右端部には、図示しない
電動モータの出力を操舵補助トルクとして出力軸3に伝
達するための歯車3Aが回転方向に一体に外嵌している
。なお、入力軸2の左端部内周面と、トーションバー4
の左端部外周面との間には、ブッシュ4aが介在してい
る。また、入力軸2には、内径側に形成されたボス10
aが外嵌することによりアルミ等の導体からなる円板1
0が固着されるとともに、この円板10から軸方向の出
力軸3側に離隔し且つ他の部位よりも大径に成形するこ
とによりフランジ部11が構成されている。
【0014】さらに、入力軸2の円板10及びフランジ
部11間には、円筒部材12が、ブッシュ13を介して
入力軸2に対して相対回転可能に外嵌している。そして
、円筒部材12の円板10側の端部には、内周側に形成
されたボス14aが外嵌することによりアルミ等の導体
からなる円板14が円板10に隣接した状態で固着され
るとともに、フランジ部11側の端部には、他の部分よ
りも大径に成形することによりフランジ部15が構成さ
れている。
【0015】また、円筒部材12には、接触しないよう
に充分な隙間をもってフランジ部11を貫通して出力軸
3の角孔3cに一端側が緩く挿入され且つ入力軸2と平
行な円柱形のシャフト16の他端側が圧入されている。 ここで、シャフト16と角孔3cとは、出力軸3の回転
方向には一体であるが、シャフト16の軸方向には緩く
挿入されていることから、比較的小さな力で軸方向に相
対変位が可能となっている。
【0016】さらに、円板14及びフランジ部15間に
は、円筒形のコイル保持部材17が、円筒部材12に対
して相対回転可能に配設されている。コイル保持部材1
7は、その外周面がハウジング1の内周面に近接すると
ともに、その外周面に切削された軸に平行な溝17aに
ハウジング1に圧入されたピン18の内端が挿入されて
いて、これにより、回転方向にはハウジング1と一体で
あるが、軸方向には円筒部材12と一体となっている。
【0017】さらに、コイル保持部材17の円板14側
端面にはボビン17bが埋設されていて、このボビン1
7bには、軸方向及び径方向の両方に2層となるように
、四つのコイル20A,20B,20C及び20Dが、
入力軸2と同軸に巻きつけられている。図2(a)は円
板14の平面図、同図(b)は円板10の平面図、同図
(c)はそれら円板10及び14を重ね合わせた状態で
の平面図である。
【0018】即ち、図2(a)に示すように、円板14
には、コイル20Aに対向する半径方向外側と、コイル
20Bに対向する半径方向内側とに、周方向に等間隔に
散在した複数の貫通孔23,…,23及び24,…,2
4が開口している。これら貫通孔23,…,23及び2
4,…,24は、半径方向外側の貫通孔23,23間に
、半径方向内側の貫通孔24が対向するように、互いに
半ピッチずれて開口している。
【0019】一方、図2(b)に示すように、円板10
には、貫通孔23,…,23及び24,…,24と同じ
ピッチで、半径方向外側から内側に到る長細い貫通孔2
5が開口している。そして、入力軸2及び出力軸3間に
相対回転が生じていないとき、即ち、操舵トルクが零で
あるときに、図2(c)に示すように、貫通孔23,2
4と、貫通孔25との重なり合いが、50%(最も重な
り合った状態を100%とする。)となるように円板1
0及び14は固着されている。
【0020】図3は、コイル20A〜20Dを含んで構
成され、それらコイル20A〜20Dに誘導される起電
力に基づいて、入力軸2及び出力軸3間の相対回転、即
ち、操舵系に発生した操舵トルクを検出する回路のブロ
ック図である。同図に示すように、四つのコイル20A
〜20Dの内、半径方向外側で且つ円板14側に配設さ
れたコイル20A及び半径方向内側で且つフランジ部1
1側に配設されたコイル20Dを直列に接続し、半径方
向内側で且つ円板14側に配設されたコイル20B及び
半径方向外側で且つフランジ部11側に配設されたコイ
ル20Cを直列に接続し、それらコイルの組と、抵抗値
の等しい二つの抵抗R1及びR2 とでブリッジ回路3
0を構成し、抵抗R1 及びR2 間を、所定周波数の
交流電圧v0 を供給する発振回路31に接続し、コイ
ル20C及び20D間を、接地している。
【0021】そして、抵抗R1 及びコイル20A間の
電圧v1 と、抵抗R2 及びコイル20B間の電圧v
2 とが、差動増幅回路32に供給され、この差動増幅
回路32の出力電圧v3 が平滑回路33に供給され、
この平滑回路33で平滑された電圧V1 が、増幅回路
34に供給されている。なお、増幅回路34の増幅率を
適宜調整するとともに、増幅回路34にオフセット電圧
を供給することにより、その出力電圧VOUT は、所
定範囲(例えば、0〜5V)内の値で、且つ、トルクが
零の時に中立の値(例えば、2.5V)となるように規
格化されている。
【0022】さらに、この検出回路の出力電圧VOUT
 が、図示しないコントローラに供給されていて、コン
トローラは、供給される出力電圧VOUT 、即ち操舵
系に発生している操舵トルクに応じて、歯車3Aに連結
された図示しない電動モータに作動電流を供給する。次
に、本実施例の動作を説明する。
【0023】今、操舵系が直進状態にあり、操舵トルク
が零であるものとすると、入力軸2及び出力軸3間には
相対回転は生じないから、入力軸2と回転方向に一体と
なった円板10と、出力軸3の回転力がシャフト16を
介して伝達される円筒部材12と回転方向に一体となっ
た円板14との間にも相対回転は生じない。従って、図
2(c)に示すようになり、貫通孔23と貫通孔25と
の重なり合い、及び、貫通孔24と貫通孔25との重な
り合いは、それぞれ50%になっている。
【0024】一方、ステアリングホイールを操舵して入
力軸2に回転力が生じると、その回転力は、トーション
バー4を介して出力軸3に伝達する。このとき、出力軸
3には、転舵輪及び路面間の摩擦力や、ラックピニオン
式ステアリング装置の摩擦力等に応じた抵抗力が生じる
ため、入力軸2及び出力軸3間には、トーションバー4
が捩じれることによって、出力軸3側が遅れる相対回動
が生じる。
【0025】すると、円板10及び14間にも相対回動
が生じるため、貫通孔23と貫通孔25との重なり合い
、及び貫通孔24と貫通孔25との重なり合いに変化が
生じる。即ち、操舵トルクが零であるときに図2(c)
のような重なり合い状態にあれば、右回転方向の操舵ト
ルクが増大すると、貫通孔23と貫通孔25との重なり
合いは増大し、貫通孔24と貫通孔25との重なり合い
は減少する。逆に、左回転方向の操舵トルクが増大する
と、貫通孔23と貫通孔25との重なり合いは減少し、
貫通孔24と貫通孔25との重なり合いは増大する。
【0026】ここで、励磁コイル22に発振回路31か
ら交流電流v0 が供給されると、コイル20A〜20
Dに起電力が誘導されるが、各コイル20A〜20Dに
誘導される起電力は、コイル20A〜20Dのそれぞれ
の自己インダクタンスによって異なる。また、コイル2
0A及び20Bは、円板10及び14に対向して配設さ
れているため、それら円板10及び14が、コイル20
A及び20Bによって生成された磁束が通じる磁気回路
の一部を構成することになる。
【0027】そして、磁束が円板10及び14に鎖交す
る際に発生するうず電流によって磁気シールド効果が生
じ、その磁気シールド効果によって磁気回路の磁気抵抗
が変化するが、その磁気シールド効果は、シールド面積
に略比例するので、結局、コイル20Aの自己インダク
タンスは、貫通孔23と貫通孔25との重なり合いの影
響を受け、コイル20Bの自己インダクタンスは、貫通
孔24と貫通孔25との重なり合いの影響を受けて変化
することになる。
【0028】つまり、貫通孔23,24と貫通孔25と
の重なり合いが上述したように操舵トルクに応じて変化
することから、コイル20A及び20Bの自己インダク
タンスは、操舵トルクの方向及び大きさに従って変化し
、それらは、トルクに応じて互いに逆方向に増減する特
性となる。一方、コイル20C及び20Dは、円板10
及び14から離隔した位置に配設されていることから、
貫通孔23,24と貫通孔25との重なり合いの影響は
受けず、従って、それらコイル20C及び20Dの自己
インダクタンスは、操舵トルクには無関係である。
【0029】そして、ブリッジ回路30の一方の出力電
圧v1 は、コイル20A,20Dの自己インダクタン
スによって決まり、他方の出力電圧v2 は、コイル2
0B,20Cの自己インダクタンスによって決まるが、
コイル20A〜20D周囲の温度変化等の外乱を無視す
れば、出力電圧v1及びv2 は、操舵トルクに応じて
互いに逆方向に増減するようになる。
【0030】従って、それら出力電圧v1 及びv2 
の差が差動増幅回路32で求められ、その出力v3 が
平滑回路33で平滑化され、そして、その出力V1 が
増幅回路34で規格化されれば、出力電圧VOUT は
、操舵トルクに応じて所定範囲で変化する値となり、操
舵トルクが検出されたこととなる。よって、図3に示し
た検出回路の出力電圧VOUT に応じて電動モータを
作動させれば、操舵系には操舵トルクに応じた操舵補助
トルクが付与されたことになるから、操舵トルクは減少
し、操縦者の負担が軽減される。
【0031】また、ブリッジ回路30の出力電圧v1 
及びv2 は、操舵トルクに応じて互いに逆方向に増減
し、それらの差を求めると、単独の場合に比べて倍の傾
きになるため、微小なトルクの変化を、高精度に求める
ことができる。その結果、トーションバー4を長くした
り、或いはトーションバー4の捩じり強度を小さくする
等して、トーションバー4を捩じれ易くしなくても、測
定精度を向上させることができる。このことは、トーシ
ョンバー4を長くすることによる装置の大型化や、トー
ションバー4の捩じり強度の低下に伴う入力軸2及び出
力軸3間のトルク伝達特性の低下等を招かなくて済むし
、さらには、従来の装置と同等の精度を、トーションバ
ー4の短い小型の装置で実現できることにもなる。
【0032】さらに、シャフト16と角孔3cとの軸方
向の結合力をなくし若しくは小さくしているため、例え
ば、入力軸2に軸方向の力が加わってトーションバー4
が軸方向に変形し、入力軸2及び出力軸3間の軸方向距
離が変わっても、その距離の変化は、シャフト16が角
孔3c内で進退することにより吸収されるので、円筒部
材12には伝達されず、円筒部材12は、円板10及び
フランジ部11間で適切な軸方向位置を維持する。
【0033】また、コイル保持部材17は、溝17aと
ピン18とにより、回転方向にはハウジング1と一体で
あるが、軸方向には円筒部材12と一体であるので、例
えば、ラック軸8とピニオン軸3aとの噛合部から出る
軸方向分力を受けて、軸受5a,5b,5cの軸方向の
支持剛性によって出力軸3及び入力軸2が軸方向に僅か
に動く時、入力軸2とハウジング1との間の軸方向の相
対位置に変化が生じても、コイル保持部材17は、入力
軸2及び円筒部材12とともに軸方向に変位する。
【0034】つまり、磁気回路の磁気抵抗を変化させる
貫通孔23,24,25が開口した円板10,14と、
コイル20A〜20Dを保持したコイル保持部材17と
の相対位置は、軸方向の力、即ち、操舵トルクとは無関
係な力によっては変化しないから、操舵トルクにのみ応
じた出力が得られることになる。また、入力軸2,円筒
部材12及びコイル保持部材17のそれぞれの間に軸方
向の相対変位が生じなければ、円板10と円板14との
間の摩擦抵抗、フランジ部11とフランジ部15との間
の摩擦抵抗、及びコイル保持部材17と円板10,フラ
ンジ部15との間の摩擦抵抗も、初期の状態から変動す
ることもないから、摩擦力増大による高熱の発生や、シ
ャフト16に加わる負担が増大してその耐久性が低下し
てしまうような不具合もない。
【0035】さらに、コイル保持部材17をハウジング
1に対して回転方向には一体としたため、コイル20A
〜20Dと、ハウジング1外部に設けられる検出回路と
を、スリップリング等を用いなくても接続することがで
きから、スリップリングの摩耗等による断線等の危険性
がなくなる。図4は、トルクセンサ周囲の温度変化等の
外乱が生じても、検出結果への影響はほとんどないとい
うことを示すグラフであり、操舵トルクが零であって、
周囲の温度変化により、検出回路の各部の波形が、実線
の状態から破線の状態に変化した場合を示す。
【0036】なお、図4(a)はコイル20Aに誘導さ
れる起電力の波形、同図(b)はコイル20Bに誘導さ
れる起電力の波形、同図(c)はコイル20Cに誘導さ
れる起電力の波形、同図(d)はコイル20Dに誘導さ
れる起電力の波形、同図(e)はブリッジ回路30の一
方の出力電圧v1 の波形(即ち、コイル20Aに誘導
される起電力とコイル20Dに誘導される起電力の和)
、同図(f)はブリッジ回路30の他方の出力電圧v2
 の波形(即ち、コイル20Bに誘導される起電力とコ
イル20Cに誘導される起電力の和)、同図(g)は差
動増幅回路32の出力電圧v3 の波形をそれぞれ示し
ている。
【0037】即ち、温度変化による外乱は、各コイル2
0A〜20Dに誘導される起電力に影響を与える(図4
(a)〜(d)参照)が、コイル20A及び20Cと、
コイル20B及び20Dとでは、その巻径が異なるため
、巻数が同じであってもコイルとしては別規格であり、
従って、外乱により生じる変動も異なってしまう(図4
(a)及び(b)参照)。
【0038】仮に、コイル20C及び20Dを備えてい
ないものとすると、コイル20A及び20Bに誘導され
る起電力の差を求めても、それらに含まれる外乱成分が
異なるため、外乱成分を相殺することはできない。しか
し、本実施例では、コイル20A及び20Dを直列に接
続し、コイル20B及び20Cを直列に接続しているた
め、それら直列に接続したコイルに誘導される起電力の
和でなる出力電圧v1 及びv2 には、結局同じ大き
さの外乱成分が含まれることになるから(図4(e)及
び(f)参照)、出力電圧v1 及びv2 の差を求め
れば外乱成分は相殺される(図4(g)参照)、出力電
圧VOUT からは除去される。
【0039】なお、温度変化以外の外乱が生じても、同
様の作用により相殺されることは勿論である。このよう
に、本実施例の構成であれば、温度変化等の外乱が生じ
ても、検出結果はその影響を受けないから、正確な操舵
トルクが検出され、高精度の操舵補助トルク制御が行え
る。
【0040】しかも、装置の大幅な大型化を招くことが
ないから、ステアリングシャフト周囲のように取付スペ
ースが限られた部位であっても容易に実施できるし、ま
た、特別の装置等を必要としないため、大幅なコストア
ップを招くこともない。ここで、本実施例では、コイル
20A及び20Bが第1のコイルに対応し、コイル20
C及び20Dが第2のコイルに対応し、円板10に形成
した貫通孔25及び円板14に形成した貫通孔23,2
4によって磁気抵抗可変手段が構成され、図3に示した
回路によってトルク演算手段が構成される。
【0041】図5及び図6は、本発明の第2実施例を示
す図であり、この実施例も、上記第1実施例と同様に、
本発明に係るトルクセンサを車両用の電動パワーステア
リング装置に適用したものである。なお、上記第1実施
例の構成と同等の部材及び部位には、同じ符号を付し、
その重複する説明は省略する。即ち、本実施例では、コ
イル20A及び20Bと、コイル20C及び20Dとの
間に、同軸の励磁コイル40を配設するとともに、それ
らコイルを含んだ検出回路を図6に示すように構成した
ものである。
【0042】同図に示すように、コイル20A及び20
Dを直列に接続し、それらの端子間電圧を整流回路41
及びフィルタ42を介して差動増幅回路32に供給する
とともに、コイル20B及び20Cを直列に接続し、そ
れらの端子間電圧を整流回路43及びフィルタ42を介
して差動増幅回路32に供給し、また、励磁コイル40
に、発振回路31の出力を供給している。
【0043】そして、コイル20A及び20Bは、円板
10及び14に対向して配設されているため、上記第1
実施例と同等の作用により、コイル20A,20Bと励
磁コイル40との相互インダクタンスは、操舵トルクの
変化に応じて変動するし、コイル20C及び20Dは、
円板10及び14から離隔されて配設されているため、
コイル20C,20Dと励磁コイル40との相互インダ
クタンスは、操舵トルクとは無関係である。
【0044】このような構成であっても、温度等の外乱
が生じた場合、コイル20A及び20Dの端子間電圧に
含まれる外乱成分と、コイル20C及び20Cの端子間
電圧に含まれる外乱成分とが等しいから、それら外乱成
分は差動増幅回路32において相殺されて出力電圧VO
UT からは除去され、上記第1実施例と同様の作用効
果が得られる。
【0045】なお、その他の作用効果等も上記第1実施
例と同様であるため、その説明は省略する。ここで、本
実施例では、コイル20A及び20Bが第1のコイルに
対応し、コイル20C及び20Dが第2のコイルに対応
し、図6に示した回路によってトルク演算手段が構成さ
れる。
【0046】図7乃至図10は、本発明の第3実施例を
示す図であり、この実施例も、上記各実施例と同様に、
本発明に係るトルクセンサを車両用の電動パワーステア
リング装置に適用したものである。なお、上記各実施例
の構成と同等の部材及び部位には、同じ符号を付し、そ
の重複する説明は省略する。即ち、本実施例では、ボビ
ン17bに、入力軸2と同軸の二つのコイル50A及び
50Bが、軸方向に並んで巻きつけてある。また、図8
(a)に示すように、両円板10及び14は、上記第1
実施例における円板10と同形状であって、同図(b)
に示すように、操舵トルクが零であるときに、両円板1
0及び14の貫通孔25,25の重なり合いが50%と
なるように配設されている。
【0047】そして、図9に示すように、抵抗R1 及
びR2 と、コイル50A及び50Bとでブリッジ回路
30が構成され、抵抗R1及びコイル50A間の電圧で
あるブリッジ回路30の一方の出力電圧v1 と、抵抗
R2 及びコイル50B間の電圧であるブリッジ回路3
0の他方の出力電圧v2 とが、差動増幅回路32に供
給され、その差動増幅回路32の出力電圧v3 が、整
流回路51に供給され、そして、その整流回路51の出
力電圧V2 が平滑回路33に供給されている。
【0048】図10は、図9の各部の波形を示したグラ
フであって、図10(1)は温度変化等の外乱が生じて
いない正常時における各部の波形、図10(2)は温度
変化による外乱が生じた場合の各部の波形をそれぞれ示
している。また、同図(a)はブリッジ回路30の一方
の出力電圧v1 の波形、同図(b)はブリッジ回路3
0の他方の出力電圧v2 の波形、同図(c)は差動増
幅回路32の出力電圧v3 の波形、同図(d)は整流
回路51の出力電圧V2 の波形、同図(e)は平滑回
路33の出力電圧V1 の波形をそれぞれ示している。
【0049】即ち、本実施例であっても、コイル50A
は、円板10及び14に対向して配設されているため、
それら円板10及び14の相対回動による貫通孔25,
25の重なり合いの変化による磁気回の磁気抵抗変化の
影響を受けてその自己インダクタンスが変化するが、コ
イル50Bは、円板10及び14から離隔した位置に配
設されているため、その自己インダクタンスは、円板1
0及び14の相対回動には無関係である。
【0050】よって、温度変化等の外乱の影響を無視す
れば、コイル50Aの端子間電圧は操舵トルクに応じて
変動するが、コイル50Bの端子間電圧、即ち、出力電
圧v2 は一定である。従って、出力電圧v1 及びv
2 の差も、操舵トルクに応じて変動するから、結局、
図9に示す回路の出力電圧VOUT は操舵トルクに応
じた値となり、操舵トルクが検出されたことになる。
【0051】一方、温度変化等の外乱が生じると、その
変化は、コイル50A及び50Bの両方の自己インダク
タンスに影響を与えるため、出力電圧v1 及びv2 
の両方に外乱成分が含まれてしまう(図10(a)及び
(b)参照。)。しかし、本実施例では、図7に示すよ
うに、コイル50A及び50Bを軸方向に並べて配設し
ているため、コイル50A及び50Bに同一規格のコイ
ルを用いることができる。
【0052】よって、出力電圧v1 及びv2 に含ま
れる外乱成分が等しくなるから、その外乱成分は差動増
幅回路32において相殺され、その後の出力電圧は、正
常時と外乱発生時とで等しくなる(図10(c)〜(e
)参照。)から、温度変化等の外乱が生じても出力電圧
VOUT はその影響を受けず、正確な操舵トルクが検
出される。その他の作用効果は、上記第1実施例と同様
であるため、その説明は省略する。
【0053】ここで、本実施例では、コイル50Aが第
1のコイルに対応し、コイル50Bが第2のコイルに対
応し、図9に示す回路がトルク演算手段に対応する。図
11乃至図13は、本発明の第4実施例を示す図であり
、この実施例も、上記各実施例と同様に、本発明に係る
トルクセンサを車両用の電動パワーステアリング装置に
適用したものである。なお、上記各実施例の構成と同等
の部材及び部位には、同じ符号を付し、その重複する説
明は省略する。
【0054】即ち、本実施例では、ボビン17bに、入
力軸2と同軸の三つのコイル50A,50B及び励磁コ
イル60が、軸方向に並んで巻きつけてある。また、図
12に示すように、円板10側に配設されたコイル50
Aの端子間電圧を整流回路41及び平滑回路33を介し
て差動増幅回路32に供給し、フランジ部11側に配設
されたコイル50Bの端子間電圧を整流回路43及び平
滑回路33を介して差動増幅回路32に供給し、中央に
位置する励磁コイル60に発振回路31の出力電圧を供
給している。
【0055】そして、図13は、図12の各部の波形を
示したグラフであって、図13(1)は温度変化等の外
乱が生じていない正常時における各部の波形、図13(
2)は温度変化による外乱が生じた場合の各部の波形を
それぞれ示している。また、同図(a)はコイル50A
の端子間電圧の波形、同図(b)はコイル50Bの端子
間電圧の波形、同図(c)は整流回路41の出力電圧の
波形、同図(d)は整流回路43の出力電圧の波形、同
図(e)は整流回路41の出力電圧が平滑回路33を経
た後の波形、同図(f)は整流回路43の出力電圧が平
滑回路33を経た後の波形、同図(g)は差動増幅回路
32の出力電圧の波形をそれぞれ示している。
【0056】そして、コイル50Aは、円板10及び1
4に対向して配設されているため、上記第1実施例と同
等の作用により、コイル50Aと励磁コイル60との相
互インダクタンスは、操舵トルクの変化に応じて変動す
るし、コイル50Bは、円板10及び14から離隔され
て配設されているため、コイル50Bと励磁コイル60
との相互インダクタンスは、操舵トルクとは無関係であ
る。
【0057】よって、温度変化等の外乱の影響を無視す
れば、コイル50Aの端子間電圧は操舵トルクに応じて
変動するが、コイル50Bの端子間電圧は一定である。 従って、それら端子間電圧の差も操舵トルクに応じて変
動するから、結局、図12に示す回路の出力電圧VOU
T は操舵トルクに応じた値となり、操舵トルクが検出
されたことになる。
【0058】一方、温度変化等の外乱が生じると、その
変化は、コイル50Aと励磁コイル60との相互インダ
クタンス及び50Bと励磁コイル60との相互インダク
タンスに影響を与えるため、両方の端子間電圧に外乱成
分εが含まれてしまい(図13(a)及び(b)参照。 )、整流回路41,43及び平滑回路33の出力も正常
時に比べて変動する(同図(c),(d),(e)及び
(f)参照)。
【0059】しかし、その外乱成分εは差動増幅回路3
2において相殺され、その後の出力電圧は、正常時と外
乱発生時とで等しくなる(同図(g)参照。)から、温
度変化等の外乱が生じても出力電圧VOUT はその影
響を受けず、正確な操舵トルクが検出される。その他の
作用効果は、上記第1実施例と同様であるため、その説
明は省略する。
【0060】ここで、本実施例では、コイル50Aが第
1のコイルに対応し、コイル50Bが第2のコイルに対
応し、図12に示す回路がトルク演算手段を構成する。 なお、上記各実施例では、本発明に係るトルクセンサを
、車両用のパワーステアリング装置に適用した場合につ
いて説明したが、本発明の適用対象はこれに限定される
ものではない。
【0061】また、上記各実施例では、貫通孔の重なり
合いの変化による磁気シールド効果を利用して磁気回路
の磁気抵抗を変化させているが、磁気抵抗を変化させる
構成はこれに限定されるものではなく、他の構成であっ
ても構わない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トルクに応じてインダクタンスが変化する第1コイルと
、トルクとは無関係の第2のコイルとを設け、それらコ
イルに誘導される起電力に基づいてトルクを求める構成
としたため、装置の大幅な大型化やコストアップを招く
ことなく、温度変化等の外乱の影響を検出結果から除去
することができ、正確なトルクを求めることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す断面図である
【図2】第1実施例における磁気回路の磁気抵抗を変化
させる構成の平面図である。
【図3】第1実施例における操舵トルクを求める回路の
回路図である。
【図4】第1実施例における操舵トルクを求める回路の
各部の波形を示すグラフである。
【図5】本発明の第2実施例の構成を示す断面図である
【図6】第2実施例における操舵トルクを求める回路の
回路図である。
【図7】本発明の第3実施例の構成を示す断面図である
【図8】第3実施例における磁気回路の磁気抵抗を変化
させる構成の平面図である。
【図9】第3実施例における操舵トルクを求める回路の
回路図である。
【図10】第3実施例における操舵トルクを求める回路
の各部の波形を示すグラフである。
【図11】本発明の第4実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図12】第4実施例における操舵トルクを求める回路
の回路図である。
【図13】第4実施例における操舵トルクを求める回路
の各部の波形を示すグラフである。
【符号の説明】
2    入力軸(第1の回転軸) 3    出力軸(第2の回転軸) 4    トーションバー(弾性部材)10,14  
  円板 20A,20B,50A    コイル(第1のコイル
)20C,20D,50B    コイル(第2のコイ
ル)23,24,25    貫通孔 30    ブリッジ回路 31    発振回路 32    差動増幅回路 33    平滑回路 34    増幅回路 40,60    励磁コイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  同軸に配設された第1及び第2の回転
    軸と、これら第1及び第2の回転軸を連結する弾性部材
    と、前記第1及び第2の回転軸間の相対回転に応じて磁
    気回路の磁気抵抗を変化させる磁気抵抗可変手段と、前
    記磁気回路内に配設された第1のコイルと、前記磁気回
    路外に配設された第2のコイルと、それら第1のコイル
    及び第2のコイルに誘導される起電力に基づいて前記第
    1及び第2の回転軸に伝達されたトルクを演算するトル
    ク演算手段と、を備えたことを特徴とするトルクセンサ
JP41160690A 1990-12-19 1990-12-19 トルクセンサ Pending JPH04220539A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015001438A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 株式会社アミテック トルクセンサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015001438A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 株式会社アミテック トルクセンサ

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