JPH04221376A - 1,5−ベンゾチアゼピン誘導体の製法及び新規1,5−ベンゾチアゼピン誘導体 - Google Patents

1,5−ベンゾチアゼピン誘導体の製法及び新規1,5−ベンゾチアゼピン誘導体

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JPH04221376A
JPH04221376A JP6434591A JP6434591A JPH04221376A JP H04221376 A JPH04221376 A JP H04221376A JP 6434591 A JP6434591 A JP 6434591A JP 6434591 A JP6434591 A JP 6434591A JP H04221376 A JPH04221376 A JP H04221376A
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JP
Japan
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phenyl
benzothiazepine
dihydro
methoxyphenyl
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JP6434591A
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Lumbertus Albregt Hulshof
ルンベルトゥス アルブレヒト フルスホーフ
Thijs Kuilman
ティース クイルマン
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Stamicarbon BV
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Stamicarbon BV
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Publication date
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    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C07—ORGANIC CHEMISTRY
    • C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D281/00—Heterocyclic compounds containing rings of more than six members having one nitrogen atom and one sulfur atom as the only ring hetero atoms
    • C07D281/02—Seven-membered rings
    • C07D281/04—Seven-membered rings having the hetero atoms in positions 1 and 4
    • C07D281/08—Seven-membered rings having the hetero atoms in positions 1 and 4 condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D281/10—Seven-membered rings having the hetero atoms in positions 1 and 4 condensed with carbocyclic rings or ring systems condensed with one six-membered ring
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C07—ORGANIC CHEMISTRY
    • C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D281/00—Heterocyclic compounds containing rings of more than six members having one nitrogen atom and one sulfur atom as the only ring hetero atoms
    • C07D281/02—Seven-membered rings
    • C07D281/04—Seven-membered rings having the hetero atoms in positions 1 and 4
    • C07D281/08—Seven-membered rings having the hetero atoms in positions 1 and 4 condensed with carbocyclic rings or ring systems

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩基の存在下に、非プ
ロトン性極性溶剤中で、一般式II:
【0002】
【化3】
【0003】[式中、R1及びR2は、各々独立して、
水素、ハロゲン又は炭素原子1〜6個を有するアルキル
基を表わすか、又はこれらがついているフェニル基と一
緒になってナフタレン基を形成し、R4は、炭素原子1
〜20個を有する残基を表し、かつR3は水素原子、ヒ
ドロキシ基又は炭素原子1〜6個を有するアルコキシ基
を表す]の相応する2−ヒドロキシ−3−(4−R3−
フェニル)−3−(2−アミノアリールチオ)プロピオ
ン酸のエステルを閉環することによって一般式(I):
【0004】
【化4】
【0005】[式中、R1,R2及びR3は前記のもの
を表す]の1,5−ベンゾチアゼピン誘導体を製造する
方法に関する。
【0006】
【従来の技術】そのような方法は特開昭60−7897
3号公報から公知である。この該公報中には、シス−1
,5−ベンゾチアゼピン誘導体の製造に関して、塩基と
しての金属水素化物、例えば水素化ナトリウム及び非プ
ロトン性極性溶剤、例えばジメチルスルホキシドの存在
下で相応する2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェ
ニル)−3−(2−アミノフェニルチオ)プロピオン酸
のメチルエステルを閉環させる方法が記載されている。 しばらく後に、この反応混合物にアルキル化剤、特に塩
化ジメチルアミノエチルも添加する。この故に閉環に引
続きアルキル化プロセスもおこるので、シス−2−(4
−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−5−[2−(
ジメチル−アミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−1,
5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オンが直接に得ら
れる。
【0007】前記方法の欠点は、高反応性金属水素化物
を使用するので、反応混合物中に工業的使用のためには
危険なものが生じることである。更に、金属水素化物を
使用する場合効率が低いことが判明している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的は
、前記欠点を避ける簡単な方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的は、一般式(I
I)の2−ヒドロキシ−3−(4−R3−フェニル)−
3−(2−アミノアリールチオ)プロピオン酸エステル
を塩基としてのアルカリ金属アルカノレートの存在下で
閉環させる本発明の方法により達成される。
【0010】その結果、環化が工業的使用にとり好まし
い穏やかな試薬を使用する簡単な方法で行なわれる。更
に、金属水素化物の代わりにアルカリ金属アルカノレー
トを使用する場合にはより高い効率が達成される。
【0011】一般式(II)中のR4の選択は、厳密で
はない。
【0012】通例の残余エステル基は、例えば炭素原子
1〜6個を有するアルキル基が好適である。
【0013】立体異性の純生成物の製造を目的とするな
らば、本発明による方法で立体異性的に純粋な出発物質
を使用するのが有利である。
【0014】立体異性的に純粋な出発物質は、全体的又
は主として、1個の立体異性体、例えば(2X,3Y)
−2−ヒドロキシ−3−(4−R3−フェニル)−3−
(2−アミノアリールチオ)プロピオン酸エステル(こ
こでX及びYは各々独立して、R−又はS−立体配置を
表す)からなっている出発物質を意味すると理解される
。  ところで、トレオ−2−ヒドロキシ−3−(4−
R3−フェニル)−3−(2−アミノアリールチオ)−
プロピオン酸エステルを使用する場合に、立体異性体の
混合物、例えば(2S,3S)−及び(2R,3R)−
1,5−ベンゾチアゼピン誘導体が得られないことは有
利である。
【0015】更に、立体異性的に純粋な出発物質を使用
する場合、原料の損失はより少なくなる。それというの
も、不所望の立体配置を有する立体異性出発物質は、変
換する必要はなく、かつ不所望の立体異性体は、廃棄物
として製造されることもないからである。更に、立体異
性的に純粋な生成物を立体異性体混合物から得るために
、付加的な分解工程が必要であり、ここでは、一般に所
望の立体異性的に純粋な生成物は光学的に純粋な状態で
回収困難である。
【0016】(2X,3Y)−2−ヒドロキシ−3−(
4−R3−フェニル)−3−(2−アミノ−アリールチ
オ)−プロピオン酸アルキルエステルは、(2S,3S
)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−
3−(2−アミノフェニルチオ)−プロピオン酸アルキ
ルエステル、特にそのメチルエステルが有利である。
【0017】結果として、得られる環化生成物は、(+
)−(2S,3S)−2−(4−メトキシフェニル)−
3−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチ
アゼピン−4(5H)−オンであり、これはジルチアゼ
ム(diltiazem)製造における中間体として特
に所望されている。
【0018】ジルチアゼムは、(+)−(2S,3S)
−2−(4−メトキシフェニル)−3−アセチルオキシ
−5−[2−(ジメチル−アミノ)エチル]−2,3−
ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オ
ンに対して一般に使用される名前であり、例えば米国特
許(US−A)第3562257号明細書から公知であ
る。
【0019】ジルチアゼムは、心臓血管の不調、例えば
狭心症の発生の際に使用されるカルシウムアンタゴニス
トである。更に、心膊のみだれ及び高血圧症に対しても
使用される。
【0020】他の好適な(2X,3Y)−2−ヒドロキ
シ−3−(4−R3−フェニル)−3−(2−アミノア
リールチオ)プロピオン酸アルキルエステルは、特に、
例えば(2X,3Y)−2−ヒドロキシ−3−フェニル
−3−(2−アミノフェニルチオ)プロピオン酸、(2
X,3Y)−2−ヒドロキシ−3−フェニル−3−(2
−アミノ−5−クロロフェニルチオ)プロピオン酸、(
2X,3Y)−2−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシ
フェニル)−3−(2−アミノフェニルチオ)プロピオ
ン酸、(2X,3Y)−2−ヒドロキシ−3−(4−メ
トキシフェニル)−3−(2−アミノフェニルチオ)プ
ロピオン酸、(2X,3Y)−2−ヒドロキシ−3−(
4−エトキシフェニル)−3−(2−アミノフェニルチ
オ)−プロピオン酸、(2X,3Y)−2−ヒドロキシ
−3−(4−プロポキシフェニル)−3−(2−アミノ
フェニルチオ)プロピオン酸、(2X,3Y)−3−[
(2−アミノ−1−ナフタレニル)チオ]−2−ヒドロ
キシ−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸のメ
チル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、t−ブ
チル、ペンチル又はヘキシルエステルである。
【0021】これらのエステルから、相当する1,5−
ベンゾチアゼピン誘導体を製造することができ、これか
ら随意にジルチアゼム又はジルチアゼム類似物質を製造
することができる。
【0022】前記エステルは、例えば特開昭61−14
5159号公報中に記載されているように、アミノアリ
ールチオールを相応するフェニルグリシド酸のエステル
に結合させて得ることができる。
【0023】使用塩基はアルカリ金属アルカノレート、
有利に炭素原子1〜6個を有するアルカリ金属アルカノ
レートの群から選択される。塩基は、固体形で並びに相
応するアルコールにとかして反応混合物に添加すること
ができる。このような塩基の例は、特にナトリウムメト
キシド、カリウムメトキシド、リチウムメトキシド、ナ
トリウムエトキシド、カリウムエトキシド、ナトリウム
プロポキシド、カリウムイソプロポキシド、カリウム−
t−ブトキシド又はこれらの混合物である。ナトリウム
メトキシド又はカリウム−t−ブトキシドが最も有利で
ある。
【0024】好適な非プロトン性極性溶剤は、例えばジ
メチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、
スルホレーン、アセトニトリル、N,N−ジメチルアセ
トアミド、N,N′−ジメチルイミダゾリジノン又はN
−メチルピロリドンである。N,N−ジメチルホルムア
ミド又はN,N′−ジメチルイミダゾリジノンが有利な
溶剤である。
【0025】閉環は、通常−20℃〜+50℃、特に−
10℃〜+15℃の温度で行なう。
【0026】好適な態様では、閉環を不活性雰囲気、例
えば窒素中で行なう。ついで(2X,3Y)−2−ヒド
ロキシ−3−(4−R3−フェニル)−3−(2−アミ
ノアリールチオ)プロピオン酸エステルを非プロトン性
極性溶剤、例えばN,N−ジメチルホルムアミド中にと
かし、撹拌下に例えば0℃まで冷却する。引き続いて、
アルカリ金属アルカノレート、例えばナトリウムメトキ
シドをメタノールにとかすか又はとかさないで添加し、
相応する1,5−ベンゾチアゼピン誘導体を形成するた
めに、この温度でしばらく撹拌工程を続けることにより
閉環させる。反応混合物を氷水上に注ぐ。懸濁液を、引
き続き低温で、例えば0℃で濾過又は遠心分離すること
により単離し、かつ得られた固体を室温で、水で洗浄す
る。このようにして比較的簡単な方法で、(2X,3Y
)−1,5−ベンゾチアゼピン誘導体は、短時間内で高
収率で得られる。
【0027】本発明は一般式III:
【0028】
【化5】
【0029】[式中R5は水素原子又はR6R7N(C
H2)n−基(式中nは1、2、3又は4であり、R6
及びR7は各々独立して炭素原子1〜10個を有するア
ルキル、アリール、アルカリール又はアルアルキル基で
ある)を表し、かつR8は水素原子又はR9(CO)−
基(式中R9は、炭素原子1〜10個を有するアルキル
、アリール、アルカリール又はアルアルキル基である)
を表す]を有するアルキル化及び/又はアシル化された
1,5−ベンゾチアゼピン誘導体の製造及び得られる1
,5−ベンゾチアゼピン誘導体を薬剤の製造及び特にジ
ルチアゼム又はジルチアゼム類似物質の製造に使用する
ことに関する。
【0030】ここで再び、一般式(III)の(2X,
3Y)−1,5−ベンゾチアゼピン誘導体を得るために
、立体異性的に純粋な出発物質の使用が有利である。 このような誘導体の例は、(2S,3S)−2−(4−
メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−5−[2−(ジ
メチルアミノ)−エチル]−9−クロロ−2,3−ジヒ
ドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン、
(2R,3R)−2−(4−メトキシフェニル)−3−
アセチルオキシ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチ
アゼピン−4(5H)−オン、(2R,3S)−2−(
4−フェニル)−3−ヒドロキシ−5−[2−(ジエチ
ルアミノ)プロピル]−2,3−ジヒドロ−1,5−ベ
ンゾチアゼピン−4(5H)−オン、(2S,3S)−
2,3−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2(4−メトキシ
フェニル)−ナフタ−[1,2−b]−1,4−チアゼ
ピン−4(5H)−オンである。
【0031】本発明による方法のもう1つの利点は、生
じる環化生成物、特に(+)−(2S,3S)−2−(
4−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2,3−ジ
ヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン
を、まず単離することなく、直接、アルキル化工程に供
することができ、このアルキル化法で、アルキル化生成
物が高収率で得られることである。このアルキル化生成
物は任意に、再び中間的に取り出さずに、直接アシル化
工程を経て、所望のアルキル化及びアシル化された1,
5−ベンゾチアゼピン誘導体に変換することができる。 所望の場合には、得られた環化生成物に、直接、アシル
化反応を施すこともできる。
【0032】環化後のアルキル化及び/又はアシル化反
応のために、先づ大抵、アルカリ金属重炭酸塩を反応混
合物に添加し、かつアルキル化及び/又はアシル化で殆
んどアルカリ金属アルカノレートが残らないような量で
行なう。使用アルカリ金属重炭酸塩は、重炭酸ナトリウ
ム又は重炭酸カリウム又はその混合物であるのが有利で
ある。
【0033】環化生成物を例えば、場合によりHCl塩
としてのR6R7N(CH2)n−ハロゲン化物(式中
、R6、R7及びnは前記のものを表わす)1〜2当量
の添加によってアルキル化する。
【0034】ジルチアゼム製造で使用されるハロゲン化
物は大抵、塩化ジメチルアミノエチル又はそのHCl塩
である。アルキル化環化生成物を、引続き、更に取り出
さずに、溶剤の除去後か前にアシル化することができる
。
【0035】アルキル化された又はアルキル化されてい
ない環化生成物のアシル化は、通常、好適なアシル化剤
及び塩基性触媒、例えばジメチルアミノピリジンの存在
下で行なう。
【0036】使用アシル化剤は、一般式:R9COCl
(式中、R9は有利に炭素原子1〜10個を有するアル
キル、アリール、アルカリール又はアルアルキル基を表
す)の酸塩化物又は一般式:(R9CO)2O(式中R
9は前記のものを表す)の酸無水物であってよい。
【0037】好適な酸塩化物又は酸無水物は、塩化アセ
チル、塩化プロパノイル、塩化ブタノイル、塩化イソブ
タノイル、塩化ペンタノイル、塩化ベンゾイル、無水酢
酸、無水プロピオン酸、無水酪酸、無水ペンタン酸又は
安息香酸無水物である。使用酸無水物は無水酢酸である
のが有利である。
【0038】生じる反応生成物を便宜上、先づ、溶剤を
蒸発させ、引き続いて、残分をアルコール、例えばイソ
プロパノール中に混入し、かつHClガスをその中に導
入することによって更に処理することができる。このよ
うにして、アルキル化及び/又はアシル化された1,5
−ベンゾチアゼピン誘導体がHCl塩として得られる。
【0039】本発明は、本発明による方法を使用するこ
とにより、光学的に純粋な形でかつ高収率で得ることの
できる新規化合物、(2X,3Y)−2−フェニル−3
−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチア
ゼピン−4(5H)−オン、(2X,3Y)−2−フェ
ニル−3−ヒドロキシ−5−[2−(ジメチルアミノ)
−エチル]−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼ
ピン−4(5H)−オン及び(2X,3Y)−2−フェ
ニル−3−アセチルオキシ−5−[2−(ジメチルアミ
ノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチア
ゼピン−4(5H)−オンにも関する。ここで、X及び
Yは各々別々に、R又はS立体配置を表わす。従って本
発明はこれら1,5−ベンゾチアゼピン誘導体にも関す
る。
【0040】
【実施例】次の例により本発明を詳説するが、本発明は
この範囲に限られるものではない。
【0041】例  1 撹拌機及び温度計を備えた4首5lフラスコ中で、N,
N−ジメチルホルムアミド3.75l中の(+)−(2
S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェ
ニル)−3−(2−アミノフェニルチオ)プロピオン酸
メチルエステル500gの溶液を、窒素雰囲気中で0℃
まで冷却した。引き続き、メタノール中のナトリウムメ
トキシドの30%溶液800mlを、温度を0℃に保ち
ながら1時間にわたりゆっくり添加した。反応混合物を
この温度で1.5時間以上撹拌し、その後氷水5l上に
注いだ。生じた懸濁液を0℃で1時間以上撹拌し、引き
続いて遠心分離した。室温で、生じた固体を水で洗浄し
、かつ乾燥させた。(+)−(2S,3S)−2−(4
−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2,3−ジヒ
ドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン4
01.4g(88.8%)が得られた。
【0042】 [α]D20=+114.0°(c=0.4;MeOH
)。
【0043】例  2 例1を繰り返すが、今回は、溶液を−5℃まで冷却し、
かつナトリウムメトキシドの代わりに、カリウム−t−
ブトキシド212.5gをこの温度で一度に添加した。 この方法では、温度は0℃まで上昇させ、かつ反応混合
物をこの温度で半時間撹拌し、その後氷水上に注ぎ、引
き続いて例1に示される後処理を施した。(+)−(2
S,3S)−2−(4−メトキシフェニル)−3−ヒド
ロキシ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン
−4(5H)−オン423.8g(93.9%)が得ら
れた。
【0044】 [α]D20=+114.9°(c=0.4;MeOH
)例  3 例1を繰り返すが、この場合は、ナトリウムメトキシド
162.5gを固体で一度に添加した。反応混合物を0
℃で1時間撹拌し、その後氷水上に注ぎ、引き続いて例
1に示したように再処理を施した。(+)−(2S,3
S)−2−(4−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ
−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(
5H)−オン412.5g(91.4%)が得られた。
【0045】 [α]D20=+115.1°(c=0.4;MeOH
)例  4 例3を繰り返すが、この場合は、エステルをN,N′−
ジメチルイミダゾリジノン3.75l中にとかし、その
後反応混合物を−5℃まで冷却し、引き続いてこの温度
で撹拌した。(+)−(2S,3S)−2−(4−メト
キシフェニル)−3−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−
1,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン378.
8g(83.8%)が得られた。
【0046】 [α]D20=+114.1°(c=0.4;MeOH
)比較実験 撹拌機及び温度計を備えた4首5lフラスコ中で、N,
N−ジメチルホルムアミド3.75l中の(+)−(2
S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェ
ニル)−3−(2−アミノフェニルチオ)プロピオン酸
メチルエステル500gの溶液を窒素雰囲気中で−5℃
まで冷却した。引き続いてパラフィン油中の水素化ナト
リウム55g(80%wt)をこの溶液に添加し、その
間、温度を一定に保った。反応混合物をこの温度で1.
5時間撹拌した。その後で、反応を完了させるためにパ
ラフィン油中の水素化ナトリウム12.5g(80%w
t)を反応混合物にこの温度で更に、添加した。1時間
以上撹拌した後に、反応混合物を氷水5l上に注いだ。 生じた懸濁液を1時間撹拌し、引き続いて0℃で濾過し
た。得られた固体を室温で水で洗浄し、乾燥させた。 (+)−(2S,3S)−2−(4−メトキシフェニル
)−3−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベン
ゾチアゼピン−4(5H)−オン333.8g(73.
9%)が得られた。
【0047】 [α]D20=+112.9°(c=0.4;MeOH
)例  5 撹拌機及び温度計を備えた4首10lフラスコ中で、N
,N−ジメチルホルムアミド3.75l中の(+)−(
2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフ
ェニル)−3−(2−アミノフェニルチオ)プロピオン
酸メチルエステル500gの溶液を窒素雰囲気中で−1
5℃まで冷却した。引き続いて、メタノール中のナトリ
ウムメトキシドの30%溶液788mlを1時間にわた
りゆっくり添加し、その際温度を−15℃に保持した。 反応混合物をこの温度で1時間以上撹拌し、その後温度
を1時間かけて0℃まで上昇させた。引き続いて重炭酸
ナトリウム162.5g及びジメチルアミノエチルクロ
リド−ヒドロクロリド287.5gを添加した。反応混
合物を90℃まで加熱し、その後、この温度で1時間撹
拌した。その後、溶剤1.25lを減圧下に蒸発させた
。引き続いて90℃の温度で無水酢酸187.5ml及
びジメチルアミノピリジン12.5gを添加した。 反応混合物を2時間撹拌し、その後更に無水酢酸500
mlの量を2時間にわたり添加した。引き続いて減圧下
で溶剤2.5lを蒸発させ、その後トルエン3.75l
及び水3.75lを添加した。重炭酸ナトリウムを用い
てpHを6にし、水相を分離除去した。有機相を水2.
5lでもう1度洗浄した。引き続いて有機相をMgSO
4上で乾燥させた。その後プロパノール3.75lを添
加し、pHを変化させるためHClガスを導入した。こ
のようにして得られた懸濁液を濾過し、かつイソプロパ
ノールで洗浄した。(+)−(2S,3S)−2−(4
−メトキシフェニル)−3−アセチルオキシ−5−[2
−(ジメチルアミノ)エチル]−2,3−ジヒドロ−1
,5−ベンゾチアゼピン−4(5H)−オン425g(
63%)が得られた。融点は210.2〜211.7℃
であり、かつ[α]D20=+116.0°(c=1;
H2O)であった。
【0048】例  6 例5を、反応混合物を90℃で1時間撹拌する工程まで
繰り返し、かつこの工程を含めた。その後溶剤3.7l
を減圧下で蒸発させ、その後トルエン2.5l及び水2
.5lを添加した。水相を分離除去し、かつ有機相を還
流温度(110℃)まで加熱し、その温度で残留水をデ
ィーン−スターク・アセンブリー(Dean−Star
k  assembly)を用いて留去した。引き続い
て無水酢酸187.5ml及びジメチルアミノピリジン
3.75gを添加した。反応混合物を還流温度で2時間
撹拌し、引き続いて室温まで冷却し、その後、イソプロ
パノール2.5lを添加した。引き続いて反応混合物を
更に−5℃まで冷却し、pH振幅(swing)を得る
ためHClガスを導入した。こうして得られた懸濁液を
濾過し、かつイソプロパノールで洗浄した。(+)−(
2S,3S)−2−(4−メトキシフェニル)−3−ア
セチルオキシ−5−[2−(ジメチルアミノ)エチル]
−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−(5
H)−オン425g(63%)が得られた。融点は、2
07.0〜210.7℃であり、かつ[α]D20=+
111.0°(c=1;H2O)であった。
【0049】例1〜4及び比較実験は、穏やかな試薬を
用いると高収率及び高純度で環化生成物が得られうるこ
とを明白に示す。更に例5及び6は、所望の場合に、反
応生成物を途中で単離せずに良好な収率及び良好な純度
で環化生成物をアルキル化及びアシル化できることを示
している。
【0050】例  7 (+)−(2S,3S)−8−クロロ−3−ヒドロキシ
−2−(4−メトキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−
5H−1,5−ベンゾチアゼピン−4−オン撹拌機及び
温度計を備えた3首100mlフラスコ中で、N,N−
ジメチルホルムアミド41ml中の(+)−(2S,3
S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)
−3−(2−アミノ−5−クロロフェニルチオ)プロピ
オン酸メチルエステル6gの溶液を窒素雰囲気中で−5
℃まで冷却した。引き続いてこの温度でカリウム−t−
ブトキシド2.3gを1度に添加した。反応混合物を−
5〜0℃で1時間撹拌し、その後氷水100ml上に注
いだ。得られた懸濁液を半時間以上撹拌し、引き続いて
0℃で濾過した。得られた固体を室温で、水で洗浄し、
乾燥させた。(+)−(2S,3S)−8−クロロ−3
−ヒドロキシ−2−(4−メトキシフェニル)−2,3
−ジヒドロ−5H−1,5−ベンゾチアゼピン−4−オ
ン4.42g(82.2%)が得られた。
【0051】 [α]D20=+94.4°(c=0.1;DMF);
文献(EP−A−0378455):+91.9°(c
=0.1;DMF) 比較実験 撹拌機及び温度計を備えた3首100mlフラスコ中で
、N,N−ジメチルホルムアミド41ml中の(+)−
(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシ
フェニル)−3−(2−アミノ−5−クロロフェニルチ
オ)プロピオン酸メチルエステル6gの溶液を窒素雰囲
気中−5℃まで冷却した。引き続いてパラフィン油中の
水素化ナトリウム0.63g(80%wt)をこの溶液
に添加し、その際、温度を−5〜0℃に保持した。反応
混合物をこの温度で1.5時間撹拌し、引き続いて氷水
100ml上に注いだ。生じた懸濁液を半時間撹拌し、
引き続いて0℃で濾過した。得られた固体を、室温で、
水で洗浄し、乾燥させた。(+)−(2S,3S)−8
−クロロ−3−ヒドロキシ−2−(4−メトキシフェニ
ル)−2,3−ジヒドロ−5H−1,5−ベンゾチアゼ
ピン−4−オン3.81g(70.8%)が得られた。
【0052】 [α]D20=+100.1°(c=0.1;DMF)
。
【0053】例  8 (+)−(2S,3S)−2,3−ジヒドロ−3−ヒド
ロキシ−2−(4−メトキシフェニル)−ナフト−[1
,2−b]−4−チアゼピン−4(5H)−オン撹拌機
及び温度計を備えた3首100mlフラスコ中で、N,
N−ジメチルホルムアミド50ml中の(+)−(2S
,3S)−3−[(2−アミノ−1−ナフタレニル)チ
オ]−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)
プロピオン酸メチルエステル10.5gの溶液を窒素雰
囲気中で−5℃まで冷却した。引き続いてカリウム−t
−ブトキシド3.9gをこの溶液に添加し、その際温度
を−5〜0℃に保持した。この温度で1時間の撹拌後に
更にカリウム−t−ブトキシド1.5gの量及び2時間
後に更にカリウム−t−ブトキシド0.5gの量を、反
応を完了させるために添加した。半時間以上撹拌した後
に、反応混合物を氷水200ml上に注いだ。 生じた懸濁液を半時間撹拌し、引き続いて0℃で濾過し
た。得られた固体を室温で、水で洗浄し、かつ乾燥させ
た。(+)−(2S,3S)−2,3−ジヒドロ−3−
ヒドロキシ−2−(4−メトキシフェニル)−ナフト−
[1,2−b]−1,4−チアゼピン−4(5H)−オ
ン5.24g(54.3%)が得られた。アセトニトリ
ルから再結晶後に [α]D20=+24.9°(アセ
トン中でc=0.5)を有する純粋な生成物が得られた
;文献(EP−A−343474)+24.87(c=
0.4;アセトン)。
【0054】比較例 撹拌機及び温度計を備えた3首100mlフラスコ中で
、N,N−ジメチルホルムアミド50ml中の(+)−
(2S,3S)−3−[(2−アミノナフタレニル)−
チオ]−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル
)プロピオン酸メチルエステル10.5gの溶液を窒素
雰囲気下に−5℃まで冷却した。引き続いてパラフィン
油中の水素化ナトリウム1.2g(80%wt)をこの
溶液に添加し、その際温度を−5〜0℃に保持した。 この温度で1.5時間撹拌後に、反応を完了させるため
、更にパラフィン油中の水素化ナトリウム42g(80
%wt)の量を反応混合物に添加した。1.5時間以上
撹拌後に反応混合物を氷水200ml上に注いだ。生じ
た懸濁液を半時間撹拌し、引き続いて0℃で濾過した。 得られた固体を室温で洗浄し、かつ乾燥させた。 (+)−(2S,3S)−2,3−ジヒドロ−3−ヒド
ロキシ−2−(4−メトキシフェニル)−ナフト−[1
,2−b]−1,4−チアゼピン−4(5H)−オン3
.28g(34%)が粗生成物として得られた。
【0055】 [α]D20=+43.8°(c=0.5;アセトン)
。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  塩基の存在下に、非プロトン性極性溶
    剤中で、一般式II: 【化1】 [式中、R1及びR2は、各々独立して、水素、ハロゲ
    ン又は炭素原子1〜6個を有するアルキル基を表わすか
    、又はこれらがついているフェニル基と一緒になってナ
    フタレン基を形成し、R4は、炭素原子1〜20個を有
    する残基を表し、かつR3は水素原子、ヒドロキシ基又
    は炭素原子1〜6個を有するアルコキシ基を表す]の相
    応する2−ヒドロキシ−3−(4−R3−フェニル)−
    3−(2−アミノアリールチオ)プロピオン酸のエステ
    ルを閉環することによって一般式(I):【化2】 [式中、R1,R2及びR3は前記のものを表す]の1
    ,5−ベンゾチアゼピン誘導体を製造する際に、塩基と
    してのアルカリ金属アルカノレートの存在下で、一般式
    IIの2−ヒドロキシ−3−(4−R3−フェニル)−
    3−(2−アミノアリールチオ)プロピオン酸エステル
    を閉環させることを特徴とする、1,5−ベンゾチアゼ
    ピン誘導体の製法。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の方法で得られた1,5
    −ベンゾチアゼピン誘導体を中間で取りださず、アルカ
    リ金属重炭酸塩の添加後にR6R7N(CH2)n−ハ
    ロゲン化物(式中nは1、2、3、又は4であり、R6
    及びR7は各々独立して、炭素原子1〜10個を有する
    アルキル、アリール、アルカリール又はアルアルキル基
    である)を用いてアルキル化することを特徴とする、ア
    ルキル化された1,5−ベンゾチアゼピン誘導体の製法
    。
  3. 【請求項3】  請求項1又は2記載の方法で得られた
    1,5−ベンゾチアゼピン誘導体を中間的に取り出さず
    に好適なアシル化剤を用いてアシル化することを特徴と
    する、アシル化された1,5−ベンゾチアゼピン誘導体
    の製法。
  4. 【請求項4】  (2X,3Y)−2−フェニル−3−
    ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼ
    ピン−4(5H)−オン[ここでXおよびYは各々独立
    して、R又はS立体配置を表す]。
  5. 【請求項5】  (2X,3Y)−2−フェニル−3−
    ヒドロキシ−5−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−
    2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4(5
    H)−オン[ここでX及びYは各々独立して、R又はS
    立体配置を表す]。
  6. 【請求項6】  (2X,3Y)−2−フェニル−3−
    アセチルオキシ−5−[2−(ジメチルアミノ)エチル
    ]−2,3−ジヒドロ−1,5−ベンゾチアゼピン−4
    (5H)−オン[ここでX及びYは各々独立して、R又
    はS立体配置を表す]。
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