JPH04224338A - エンジンのバランサ装置 - Google Patents
エンジンのバランサ装置Info
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- JPH04224338A JPH04224338A JP40521290A JP40521290A JPH04224338A JP H04224338 A JPH04224338 A JP H04224338A JP 40521290 A JP40521290 A JP 40521290A JP 40521290 A JP40521290 A JP 40521290A JP H04224338 A JPH04224338 A JP H04224338A
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- Japan
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- crankshaft
- gear
- weight
- weights
- drive gear
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのピストン、
コンロッド等による慣性力や慣性偶力を消去して同エン
ジンの振動を減衰させるためのバランサ装置に関するも
のである。
コンロッド等による慣性力や慣性偶力を消去して同エン
ジンの振動を減衰させるためのバランサ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエンジンのバランサ装置
として例えばUSP3667317号公報に開示された
ものがある。図7及び図8に示すように、このバランサ
装置では、クランクシャフト31中間部のクランクアー
ム32に駆動ギア33が取付けられている。駆動ギア3
3の下方には、第1及び第2のウエイト34,35が回
転可能に支持され、同ウエイト34,35に第1及び第
2の被動ギア36,37が取付けられている。そして、
駆動ギア33に第1の被動ギア36が噛合されるととも
に、同第1の被動ギア36に第2の被動ギア37が噛合
されている。
として例えばUSP3667317号公報に開示された
ものがある。図7及び図8に示すように、このバランサ
装置では、クランクシャフト31中間部のクランクアー
ム32に駆動ギア33が取付けられている。駆動ギア3
3の下方には、第1及び第2のウエイト34,35が回
転可能に支持され、同ウエイト34,35に第1及び第
2の被動ギア36,37が取付けられている。そして、
駆動ギア33に第1の被動ギア36が噛合されるととも
に、同第1の被動ギア36に第2の被動ギア37が噛合
されている。
【0003】前記構成のバランサ装置によれば、クラン
クシャフト31及び駆動ギア33が一体回転すると、そ
の回転が第1及び第2の被動ギア36,37に順に伝達
され、第1及び第2のウエイト34,35が回転して、
エンジンの振動を減衰させる。ところで、前記バランサ
装置においてはコンパクト化を図ることが要望されるが
、その一手段として両ウエイト34,35をクランクシ
ャフト31に近づけることが考えられる。
クシャフト31及び駆動ギア33が一体回転すると、そ
の回転が第1及び第2の被動ギア36,37に順に伝達
され、第1及び第2のウエイト34,35が回転して、
エンジンの振動を減衰させる。ところで、前記バランサ
装置においてはコンパクト化を図ることが要望されるが
、その一手段として両ウエイト34,35をクランクシ
ャフト31に近づけることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1及び第
2のウエイト34,35をクランクシャフト31に近づ
け過ぎると、同ウエイト34,35がコンロッド39に
当接してその運動を妨げるという問題が生ずる。また、
図7に二点鎖線で示すように、クランクアーム32にカ
ウンタウエイト38が形成されている場合には、前記両
ウエイト34,35が同カウンタウエイト38に当接す
る場合がある。そのため、カウンタウエイト38やコン
ロッド39と干渉しないように、前記ウエイト34,3
5をクランクシャフト31に近づけるには、そのウエイ
ト34,35の軸方向(図7の左右方向)の長さが規制
を受ける。加えて、前記駆動ギア33及び両被動ギア3
6,37として平歯車を用いた場合には、ギアの厚みが
大きいので、両ウエイト34,35の軸方向長さと被動
ギア36,37の軸方向長さとを合計した長さにおいて
ウエイト34,35が占める割合はさらに少なくなる。 このような制約を受けるため、ウエイト34,35は重
量効率の低い形状となってしまう。
2のウエイト34,35をクランクシャフト31に近づ
け過ぎると、同ウエイト34,35がコンロッド39に
当接してその運動を妨げるという問題が生ずる。また、
図7に二点鎖線で示すように、クランクアーム32にカ
ウンタウエイト38が形成されている場合には、前記両
ウエイト34,35が同カウンタウエイト38に当接す
る場合がある。そのため、カウンタウエイト38やコン
ロッド39と干渉しないように、前記ウエイト34,3
5をクランクシャフト31に近づけるには、そのウエイ
ト34,35の軸方向(図7の左右方向)の長さが規制
を受ける。加えて、前記駆動ギア33及び両被動ギア3
6,37として平歯車を用いた場合には、ギアの厚みが
大きいので、両ウエイト34,35の軸方向長さと被動
ギア36,37の軸方向長さとを合計した長さにおいて
ウエイト34,35が占める割合はさらに少なくなる。 このような制約を受けるため、ウエイト34,35は重
量効率の低い形状となってしまう。
【0005】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ウエイトの軸方向長さを長くす
ることができ、同ウエイトを重量効率の高い形状にする
ことが可能なエンジンのバランサ装置を提供することに
ある。
のであり、その目的は、ウエイトの軸方向長さを長くす
ることができ、同ウエイトを重量効率の高い形状にする
ことが可能なエンジンのバランサ装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、クランクシャフトの中間部に駆動ギアを一
体回転可能に取付けるとともに、前記クランクシャフト
とは別に振動減衰用ウエイトを回転可能に設け、同ウエ
イトには前記駆動ギアと噛合する被動ギアを取付け、ク
ランクシャフトの回転時に前記ウエイトを回転させるこ
とによりエンジンの振動を減衰させるようにしたエンジ
ンのバランサ装置において、前記駆動ギア及び被動ギア
をはすば歯車としている。
に本発明は、クランクシャフトの中間部に駆動ギアを一
体回転可能に取付けるとともに、前記クランクシャフト
とは別に振動減衰用ウエイトを回転可能に設け、同ウエ
イトには前記駆動ギアと噛合する被動ギアを取付け、ク
ランクシャフトの回転時に前記ウエイトを回転させるこ
とによりエンジンの振動を減衰させるようにしたエンジ
ンのバランサ装置において、前記駆動ギア及び被動ギア
をはすば歯車としている。
【0007】
【作用】クランクシャフトが回転すると、その回転は駆
動ギア及び被動ギアを介してウエイトに伝達される。こ
のウエイトの回転により、ピストン、コンロッド等によ
る慣性力や慣性偶力を消去する方向の荷重が発生し、同
荷重がクランクシャフトの振動を低減させる。
動ギア及び被動ギアを介してウエイトに伝達される。こ
のウエイトの回転により、ピストン、コンロッド等によ
る慣性力や慣性偶力を消去する方向の荷重が発生し、同
荷重がクランクシャフトの振動を低減させる。
【0008】ところで、本発明では駆動ギア及び被動ギ
アとしてはすば歯車を用いているため、同じトルク伝達
を行うのに平歯車よりもギアの厚みが小さくてすみ、そ
の分、ウエイトの軸方向長さに余裕が生じる。
アとしてはすば歯車を用いているため、同じトルク伝達
を行うのに平歯車よりもギアの厚みが小さくてすみ、そ
の分、ウエイトの軸方向長さに余裕が生じる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図6に従って説明する。図1は自動車用4気筒エンジン
のクランクシャフト1及びバランサ装置2の配置状態を
示す正面図である。クランクシャフト1はピストンの往
復運動を回転運動に変換して動力を取り出すためのもの
で、第1〜第5のクランクジャーナル3a〜3e、第1
〜第4のクランクピン4a〜4d、第1〜第8のクラン
クアーム5a〜5h、第1〜第8のカウンタウエイト6
a〜6h等から構成されている。前記クランクシャフト
1は、第1〜第5クランクジャーナル3a〜3eにおい
て、シリンダブロックに矢印D方向への回転可能に支持
されている。クランクシャフト1の前端部にはクランク
プーリ20が、また後端部にはフライホイール21がそ
れぞれ取付けられる(図4〜図6参照)。また、第1〜
第4のクランクピン4a〜4dにはそれぞれコンロッド
7が連結されている。なお、図1においては便宜上コン
ロッド7の下端部のみを示している。
図6に従って説明する。図1は自動車用4気筒エンジン
のクランクシャフト1及びバランサ装置2の配置状態を
示す正面図である。クランクシャフト1はピストンの往
復運動を回転運動に変換して動力を取り出すためのもの
で、第1〜第5のクランクジャーナル3a〜3e、第1
〜第4のクランクピン4a〜4d、第1〜第8のクラン
クアーム5a〜5h、第1〜第8のカウンタウエイト6
a〜6h等から構成されている。前記クランクシャフト
1は、第1〜第5クランクジャーナル3a〜3eにおい
て、シリンダブロックに矢印D方向への回転可能に支持
されている。クランクシャフト1の前端部にはクランク
プーリ20が、また後端部にはフライホイール21がそ
れぞれ取付けられる(図4〜図6参照)。また、第1〜
第4のクランクピン4a〜4dにはそれぞれコンロッド
7が連結されている。なお、図1においては便宜上コン
ロッド7の下端部のみを示している。
【0010】前記第5のクランクアーム5e及び第5の
カウンタウエイト6eの前部において、第3のクランク
ジャーナル3cと同軸上には駆動ギア8が固定されてい
る。駆動ギア8は、歯スジが軸線に対して斜めになった
はすば歯車によって構成されている。本実施例では、は
すば歯車のねじれ方向が左ねじれ(左肩上がり)となっ
ている。はすば歯車は、同一径でかつ同一厚みという条
件の下では、■平歯車に比べ歯幅が広く、歯厚が厚く、
噛み合い率が大きくなるので、同平歯車よりも強度が大
きく、■平歯車よりも円滑に回転するので、噛み合い時
に生ずる音が小さい、等の特性を有する歯車である。
カウンタウエイト6eの前部において、第3のクランク
ジャーナル3cと同軸上には駆動ギア8が固定されてい
る。駆動ギア8は、歯スジが軸線に対して斜めになった
はすば歯車によって構成されている。本実施例では、は
すば歯車のねじれ方向が左ねじれ(左肩上がり)となっ
ている。はすば歯車は、同一径でかつ同一厚みという条
件の下では、■平歯車に比べ歯幅が広く、歯厚が厚く、
噛み合い率が大きくなるので、同平歯車よりも強度が大
きく、■平歯車よりも円滑に回転するので、噛み合い時
に生ずる音が小さい、等の特性を有する歯車である。
【0011】第4のクランクアーム5d、第3のクラン
クジャーナル3c、駆動ギア8、第5のクランクアーム
5e及び第5のカウンタウエイト6eの下方には、バラ
ンサ装置2が近接配置されている。図3に示すように、
バランサ装置2のバランサケース9は、互いに平行した
状態で左右方向へ延びる一対の支持片10,11と、両
支持片10,11の対向する左右端部間を繋ぐ一対の連
結片12とから四角枠状に形成されている。そして、バ
ランサケース9は、その四隅においてボルト(図示しな
い)によってシリンダブロックに固定されている。
クジャーナル3c、駆動ギア8、第5のクランクアーム
5e及び第5のカウンタウエイト6eの下方には、バラ
ンサ装置2が近接配置されている。図3に示すように、
バランサ装置2のバランサケース9は、互いに平行した
状態で左右方向へ延びる一対の支持片10,11と、両
支持片10,11の対向する左右端部間を繋ぐ一対の連
結片12とから四角枠状に形成されている。そして、バ
ランサケース9は、その四隅においてボルト(図示しな
い)によってシリンダブロックに固定されている。
【0012】図1に示すように、前側の支持片10の前
面は、第4のカウンタウエイト6d前面とほぼ同一面上
に位置し、また、後側の支持片11の後面は第5のカウ
ンタウエイト6e後面とほぼ同一面上に位置している。 従って、バランサケース9は第4及び第5のカウンタウ
エイト6d,6eの軸方向長さ(前後長さ)L1内に配
置されていることになる。さらに、本実施例では前側の
支持片10の厚みt1を後側の支持片11の厚みt2よ
りも大きく設定している。
面は、第4のカウンタウエイト6d前面とほぼ同一面上
に位置し、また、後側の支持片11の後面は第5のカウ
ンタウエイト6e後面とほぼ同一面上に位置している。 従って、バランサケース9は第4及び第5のカウンタウ
エイト6d,6eの軸方向長さ(前後長さ)L1内に配
置されていることになる。さらに、本実施例では前側の
支持片10の厚みt1を後側の支持片11の厚みt2よ
りも大きく設定している。
【0013】図3に示すようにバランサケース9には、
第1のウエイト13及び第2のウエイト14が一対の固
定軸15により回転可能に支持されている。すなわち、
各固定軸15の両端部は、前後各支持片10,11に貫
設された左右一対の孔17内に挿入係止され、回転不能
となっている。また、第1及び第2のウエイト13,1
4は略半円柱状をなしており、軸受部13a,14aに
て前記固定軸15上に回転可能に外嵌されている。
第1のウエイト13及び第2のウエイト14が一対の固
定軸15により回転可能に支持されている。すなわち、
各固定軸15の両端部は、前後各支持片10,11に貫
設された左右一対の孔17内に挿入係止され、回転不能
となっている。また、第1及び第2のウエイト13,1
4は略半円柱状をなしており、軸受部13a,14aに
て前記固定軸15上に回転可能に外嵌されている。
【0014】さらに、前記第1及び第2のウエイト13
,14の後部には、前記駆動ギア8よりも小径状の第1
及び第2の被動ギア18,19が外嵌固定されている。 両被動ギア18,19は、前記第1及び第2のウエイト
13,14と一体で前記固定軸15上を回転可能である
。前記両被動ギア18,19は、前記駆動ギア8と同様
にはすば歯車によって構成されている。第1の被動ギア
18のねじれ方向は右ねじれ(右肩上がり)に、また第
2の被動ギア19のねじれ方向は左ねじれ(左肩上がり
)に設定されている。そして、図2に示すように、第1
の被動ギア18が駆動ギア8に噛み合うとともに、同第
1の被動ギア18に第2の被動ギア19が噛み合ってい
る。前記のようにギア同士が噛み合った状態では、図1
に示すように、第1及び第2のウエイト13,14が第
3のクランクジャーナル3cの前後長さL2内に配置さ
れている。
,14の後部には、前記駆動ギア8よりも小径状の第1
及び第2の被動ギア18,19が外嵌固定されている。 両被動ギア18,19は、前記第1及び第2のウエイト
13,14と一体で前記固定軸15上を回転可能である
。前記両被動ギア18,19は、前記駆動ギア8と同様
にはすば歯車によって構成されている。第1の被動ギア
18のねじれ方向は右ねじれ(右肩上がり)に、また第
2の被動ギア19のねじれ方向は左ねじれ(左肩上がり
)に設定されている。そして、図2に示すように、第1
の被動ギア18が駆動ギア8に噛み合うとともに、同第
1の被動ギア18に第2の被動ギア19が噛み合ってい
る。前記のようにギア同士が噛み合った状態では、図1
に示すように、第1及び第2のウエイト13,14が第
3のクランクジャーナル3cの前後長さL2内に配置さ
れている。
【0015】前記のように構成された本実施例のバラン
サ装置によれば、駆動ギア8がクランクシャフト1と一
体回転すると、その回転は第1の被動ギア18に伝達さ
れ、第1のウエイト13が固定軸15上を回転する。ま
た、第1の被動ギア18の回転は第2の被動ギア19に
伝達され、第2のウエイト14が固定軸15上を回転す
る。両ウエイト13,14の回転により、ピストン、コ
ンロッド7等による慣性力や慣性偶力を消去する方向の
荷重が発生し、同荷重がクランクシャフト1の振動を低
減させる。
サ装置によれば、駆動ギア8がクランクシャフト1と一
体回転すると、その回転は第1の被動ギア18に伝達さ
れ、第1のウエイト13が固定軸15上を回転する。ま
た、第1の被動ギア18の回転は第2の被動ギア19に
伝達され、第2のウエイト14が固定軸15上を回転す
る。両ウエイト13,14の回転により、ピストン、コ
ンロッド7等による慣性力や慣性偶力を消去する方向の
荷重が発生し、同荷重がクランクシャフト1の振動を低
減させる。
【0016】すなわち、クランクシャフト1の振動とし
ては曲げ振動及びねじり振動がある。図4は450Hz
でのクランクシャフト1の曲げ振動モードを、図5は2
00Hzでのクランクシャフト1の曲げ振動を概略的に
示している。450Hzではクランクシャフト1の前部
(図の左側部)が矢印で示すように上下方向へ振動し、
200Hzではクランクシャフト1の後部(図の右側部
)が矢印で示すように上下方向へ振動しており、いずれ
の場合にも、第3のクランクジャーナル3c付近の振幅
が小さいことがわかる。従って、シリンダブロックで発
生する振動も、この第3のクランクジャーナル3c付近
で小さいことになる。
ては曲げ振動及びねじり振動がある。図4は450Hz
でのクランクシャフト1の曲げ振動モードを、図5は2
00Hzでのクランクシャフト1の曲げ振動を概略的に
示している。450Hzではクランクシャフト1の前部
(図の左側部)が矢印で示すように上下方向へ振動し、
200Hzではクランクシャフト1の後部(図の右側部
)が矢印で示すように上下方向へ振動しており、いずれ
の場合にも、第3のクランクジャーナル3c付近の振幅
が小さいことがわかる。従って、シリンダブロックで発
生する振動も、この第3のクランクジャーナル3c付近
で小さいことになる。
【0017】ここで、例えばクランクシャフト1の曲げ
振動が大きな部位、例えば同クランクシャフト1の前端
や後端に駆動ギア8を取付け、同駆動ギア8の近傍にバ
ランサケース9や第1及び第2のウエイト13,14を
配置すると、駆動ギア8が大きく振動しながら回転する
。この振動により、駆動ギア8と第1の被動ギア18と
の間のバックラッシュが増減し、ギア打音やフリクショ
ン(摩擦)が増大する。
振動が大きな部位、例えば同クランクシャフト1の前端
や後端に駆動ギア8を取付け、同駆動ギア8の近傍にバ
ランサケース9や第1及び第2のウエイト13,14を
配置すると、駆動ギア8が大きく振動しながら回転する
。この振動により、駆動ギア8と第1の被動ギア18と
の間のバックラッシュが増減し、ギア打音やフリクショ
ン(摩擦)が増大する。
【0018】しかし、本実施例では、第5のカウンタウ
エイト6eの前部に駆動ギア8を取付けるとともに、第
1及び第2のウエイト13,14を第3のクランクジャ
ーナル3cの前後長さL2内に配設し、かつバランサケ
ース9の前後支持片10,11を第4及び第5のカウン
タウエイト6d,6eの前後長さL1内に配設している
。このため、前記のようにクランクシャフト1が曲げ振
動を起こしても、駆動ギア8回転時の振れは小さい。 また、同様の理由によりバランサケース9の振動も小さ
くなるので、同バランサケース9に取付けられた第1及
び第2の被動ギア18,19の回転時の振れが小さくな
る。従って、特に駆動ギア8と第1の被動ギア18との
中心間距離がほぼ一定に保たれ、バックラッシュ増減に
よるギア打音やフリクションの増加が抑制される。
エイト6eの前部に駆動ギア8を取付けるとともに、第
1及び第2のウエイト13,14を第3のクランクジャ
ーナル3cの前後長さL2内に配設し、かつバランサケ
ース9の前後支持片10,11を第4及び第5のカウン
タウエイト6d,6eの前後長さL1内に配設している
。このため、前記のようにクランクシャフト1が曲げ振
動を起こしても、駆動ギア8回転時の振れは小さい。 また、同様の理由によりバランサケース9の振動も小さ
くなるので、同バランサケース9に取付けられた第1及
び第2の被動ギア18,19の回転時の振れが小さくな
る。従って、特に駆動ギア8と第1の被動ギア18との
中心間距離がほぼ一定に保たれ、バックラッシュ増減に
よるギア打音やフリクションの増加が抑制される。
【0019】また、前記のように第1及び第2のウエイ
ト13,14を第3のクランクジャーナル3cの前後長
さL2内に配設したことにより、両ウエイト13,14
の回転時に第4及び第5のカウンタウエイト6d,6e
やコンロッド7と干渉することがない。このため、各ウ
エイト13,14の回転可能スペースが拡大し、同ウエ
イト13,14の半径を比較的長く設定することが可能
となる。加えて、本実施例では駆動ギア8及び両被動ギ
ア18,19としてはすば歯車を用いているため、同じ
トルク伝達を行うのに平歯車よりもギアの厚みが小さく
なり、その分、両ウエイト13,14の前後長さに余裕
が生じる。従って、両ウエイト13,14を軸方向にも
半径方向にも長く、重量効率の高い形状にすることがで
きる。
ト13,14を第3のクランクジャーナル3cの前後長
さL2内に配設したことにより、両ウエイト13,14
の回転時に第4及び第5のカウンタウエイト6d,6e
やコンロッド7と干渉することがない。このため、各ウ
エイト13,14の回転可能スペースが拡大し、同ウエ
イト13,14の半径を比較的長く設定することが可能
となる。加えて、本実施例では駆動ギア8及び両被動ギ
ア18,19としてはすば歯車を用いているため、同じ
トルク伝達を行うのに平歯車よりもギアの厚みが小さく
なり、その分、両ウエイト13,14の前後長さに余裕
が生じる。従って、両ウエイト13,14を軸方向にも
半径方向にも長く、重量効率の高い形状にすることがで
きる。
【0020】エンジン運転時には、クランクシャフト1
は曲げ振動の他にもねじり振動を起こす。図6は450
Hzでのクランクシャフト1のねじり振動モードを概略
的に示している。図から、第4のカウンタウエイト6d
部分の振幅θ4よりも、第5のカウンタウエイト6e部
分の振幅θ5の方が小さいことがわかる。本実施例では
、前記のように駆動ギア8を第5のカウンタウエイト6
eの前部に取付けたので、同駆動ギア8を第4のカウン
タウエイト6dよりも前側に取付けた場合に比べ、駆動
ギア8の回転変動が小さい。従って、ギア打音や回転変
動により、第1のウエイト13とバランサケース9との
間で2次的に派生するスラスト打音を低減できる。
は曲げ振動の他にもねじり振動を起こす。図6は450
Hzでのクランクシャフト1のねじり振動モードを概略
的に示している。図から、第4のカウンタウエイト6d
部分の振幅θ4よりも、第5のカウンタウエイト6e部
分の振幅θ5の方が小さいことがわかる。本実施例では
、前記のように駆動ギア8を第5のカウンタウエイト6
eの前部に取付けたので、同駆動ギア8を第4のカウン
タウエイト6dよりも前側に取付けた場合に比べ、駆動
ギア8の回転変動が小さい。従って、ギア打音や回転変
動により、第1のウエイト13とバランサケース9との
間で2次的に派生するスラスト打音を低減できる。
【0021】さらに、本実施例では、バランサケース9
における前側の支持片10を後側の支持片11よりも厚
くして剛性を高めている。このように前側の支持片10
を厚くできたのは次の理由による。つまり、本実施例で
は第3のクランクジャーナル3cの前後長さL2内に第
1及び第2のウエイト13,14を配置し、第4及び第
5のカウンタウエイト6d,6eの前後長さL1内にバ
ランサケース9を配置するという構成を採っているので
、被動ギア18,19が配置される側の支持片の厚みは
同被動ギア18,19の厚み分だけ薄くなる。加えて、
本実施例では駆動ギア8を第5のカウンタウエイト6e
前部に取付けている。このため、後側の支持片11を薄
くして前側の支持片10を厚くすることができた。 従って、前側の支持片10には後側の支持片11よりも
大きなねじり振動が加わるにもかかわらず、そのねじり
振幅によって受ける悪影響は低く抑えられる。
における前側の支持片10を後側の支持片11よりも厚
くして剛性を高めている。このように前側の支持片10
を厚くできたのは次の理由による。つまり、本実施例で
は第3のクランクジャーナル3cの前後長さL2内に第
1及び第2のウエイト13,14を配置し、第4及び第
5のカウンタウエイト6d,6eの前後長さL1内にバ
ランサケース9を配置するという構成を採っているので
、被動ギア18,19が配置される側の支持片の厚みは
同被動ギア18,19の厚み分だけ薄くなる。加えて、
本実施例では駆動ギア8を第5のカウンタウエイト6e
前部に取付けている。このため、後側の支持片11を薄
くして前側の支持片10を厚くすることができた。 従って、前側の支持片10には後側の支持片11よりも
大きなねじり振動が加わるにもかかわらず、そのねじり
振幅によって受ける悪影響は低く抑えられる。
【0022】また、本実施例では駆動ギア8及び両被動
ギア18,19をはすば歯車としたので、平歯車に比べ
噛み合い率が大きくなりギア打音を低減できる。反面、
第1の被動ギア18の回転時には、図1において矢印C
で示すように、クランクシャフト1前方へ向かうスラス
ト力が同第1の被動ギア18に作用し、第1のウエイト
13がバランサケース9の前側の支持片10に当たる。 ところが、前記のように前側の支持片10の剛性が高め
られているので、前記第1のウエイト13は前側の支持
片10によって受け止められ、同支持片10が変形する
ことがない。
ギア18,19をはすば歯車としたので、平歯車に比べ
噛み合い率が大きくなりギア打音を低減できる。反面、
第1の被動ギア18の回転時には、図1において矢印C
で示すように、クランクシャフト1前方へ向かうスラス
ト力が同第1の被動ギア18に作用し、第1のウエイト
13がバランサケース9の前側の支持片10に当たる。 ところが、前記のように前側の支持片10の剛性が高め
られているので、前記第1のウエイト13は前側の支持
片10によって受け止められ、同支持片10が変形する
ことがない。
【0023】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば、以下のように発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。(1)前記
実施例では、第3のクランクジャーナル3cの前後長さ
L2内に第1及び第2のウエイト13,14が収まるよ
うにそれらの厚みを設定したが、同厚みを拡大してもよ
い。ただし、この場合にはバランサケース9の支持片1
0,11を前後にずらす必要があり、このようにすると
、曲げ振動やねじり振動に基づくギア打音、スラスト打
音等の増大の点で前記実施例よりも若干不利である。 (2)駆動ギア8を、第5のカウンタウエイト6eに代
えて第4のカウンタウエイト6d後部に取付けてもよい
。この場合には、バランサケース9の前側の支持片10
の厚みを小さくするとともに、被動ギア18,19を各
ウエイト13,14の前部に固定する。そして、バラン
サケース9の後側の支持片11の厚みを大きくし、かつ
、駆動ギア8及び第1の被動ギア18のはすばの方向を
、後方へのスラスト力が発生するような方向、つまり、
前記実施例と逆方向に変更することが好ましい。
れるものではなく、例えば、以下のように発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。(1)前記
実施例では、第3のクランクジャーナル3cの前後長さ
L2内に第1及び第2のウエイト13,14が収まるよ
うにそれらの厚みを設定したが、同厚みを拡大してもよ
い。ただし、この場合にはバランサケース9の支持片1
0,11を前後にずらす必要があり、このようにすると
、曲げ振動やねじり振動に基づくギア打音、スラスト打
音等の増大の点で前記実施例よりも若干不利である。 (2)駆動ギア8を、第5のカウンタウエイト6eに代
えて第4のカウンタウエイト6d後部に取付けてもよい
。この場合には、バランサケース9の前側の支持片10
の厚みを小さくするとともに、被動ギア18,19を各
ウエイト13,14の前部に固定する。そして、バラン
サケース9の後側の支持片11の厚みを大きくし、かつ
、駆動ギア8及び第1の被動ギア18のはすばの方向を
、後方へのスラスト力が発生するような方向、つまり、
前記実施例と逆方向に変更することが好ましい。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ク
ランクシャフトと一体で回転する駆動ギアと、前記駆動
ギアに噛合し、かつ振動減衰用ウエイトと一体で回転す
る被動ギアとをはすば歯車にしたので、平歯車の場合に
比べウエイトの軸方向長さを長くすることができ、同ウ
エイトを重量効率の高い形状にすることが可能になると
いう優れた効果を奏する。
ランクシャフトと一体で回転する駆動ギアと、前記駆動
ギアに噛合し、かつ振動減衰用ウエイトと一体で回転す
る被動ギアとをはすば歯車にしたので、平歯車の場合に
比べウエイトの軸方向長さを長くすることができ、同ウ
エイトを重量効率の高い形状にすることが可能になると
いう優れた効果を奏する。
【図1】クランクシャフト及びバランサ装置の一部破断
正面図である。
正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】バランサ装置の分解斜視図である。
【図4】450Hzにおけるクランクシャフトの曲げ振
動モードを概略的に示した図である。
動モードを概略的に示した図である。
【図5】200Hzにおけるクランクシャフトの曲げ振
動モードを概略的に示した図である。
動モードを概略的に示した図である。
【図6】450Hzにおけるクランクシャフトのねじり
振動モードを概略的に示した図である。
振動モードを概略的に示した図である。
【図7】従来のクランクシャフト及びバランサ装置の一
部破断正面図である。
部破断正面図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
1 クランクシャフト、8 駆動ギア、13 第
1のウエイト、18 第1の被動ギア
1のウエイト、18 第1の被動ギア
Claims (1)
- 【請求項1】 クランクシャフトの中間部に駆動ギア
を一体回転可能に取付けるとともに、前記クランクシャ
フトとは別に振動減衰用ウエイトを回転可能に設け、同
ウエイトには前記駆動ギアと噛合する被動ギアを取付け
、クランクシャフトの回転時に前記ウエイトを回転させ
ることによりエンジンの振動を減衰させるようにしたエ
ンジンのバランサ装置において、前記駆動ギア及び被動
ギアをはすば歯車としたことを特徴とするエンジンのバ
ランサ装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40521290A JPH04224338A (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | エンジンのバランサ装置 |
| US08/083,833 US5305656A (en) | 1990-12-21 | 1993-06-25 | Balancer apparatus for engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40521290A JPH04224338A (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | エンジンのバランサ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04224338A true JPH04224338A (ja) | 1992-08-13 |
Family
ID=18514838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40521290A Pending JPH04224338A (ja) | 1990-12-21 | 1990-12-21 | エンジンのバランサ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04224338A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5875753A (en) * | 1996-12-27 | 1999-03-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Balancer apparatus for engine |
| JP2015078755A (ja) * | 2013-10-18 | 2015-04-23 | 三菱自動車工業株式会社 | 内燃機関 |
-
1990
- 1990-12-21 JP JP40521290A patent/JPH04224338A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5875753A (en) * | 1996-12-27 | 1999-03-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Balancer apparatus for engine |
| EP0851148A3 (en) * | 1996-12-27 | 2000-01-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Balancer apparatus for an engine |
| JP2015078755A (ja) * | 2013-10-18 | 2015-04-23 | 三菱自動車工業株式会社 | 内燃機関 |
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