JPH04226449A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH04226449A
JPH04226449A JP3146503A JP14650391A JPH04226449A JP H04226449 A JPH04226449 A JP H04226449A JP 3146503 A JP3146503 A JP 3146503A JP 14650391 A JP14650391 A JP 14650391A JP H04226449 A JPH04226449 A JP H04226449A
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gelatin
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silver halide
dispersion medium
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JP3146503A
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Mitsuo Saito
光雄 斎藤
Hisashi Okamura
寿 岡村
Tadashi Ikeda
正 池田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • G03C1/005—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
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    • G03C1/34—Fog-inhibitors; Stabilisers; Agents inhibiting latent image regression
    • G—PHYSICS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀(以後、A
gXと記す)写真感光材料に関し、特に少なくともハロ
ゲン化銀粒子と分散媒とペンダント型かぶり防止剤およ
び硬膜剤を有するAgX写真感光材料(以後、感光材料
と記す)に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、殆んどの感光材料には、かぶり防
止剤が含まれている。かぶり防止剤は感光材料の保存中
に発生するかぶりを防止(この場合は乳剤安定剤とよば
れる)したり、現像時に発生するかぶりを防止する(こ
の場合は現像抑制剤とよばれる)為に用いられ、感光材
料に必須の添加剤である。しかし、該かぶり防止剤は次
のような欠点を有している。即ち、感光材料が現像処理
される時、かぶり防止剤が現像液中に溶出し、現像液中
に蓄積される。この蓄積量が多くなると、感光材料の現
像性が影響される。その為に現像性の再現性が悪くなる
。
【0003】また、その為に単位現像液あたりの感光材
料の処理量が制限される。これは現像廃液量を多くし、
コスト高になっている。従ってこの問題が解決された感
光材料の出現が待たれている。従来、かぶり防止剤を合
成高分子のくり返し単位部と結合させ、高分子化し、耐
拡散性を向上させたかぶり防止剤が知られている。例え
ば米国特許第3,576,638号、同第3,598,
599号、同第3,598,600号、同第3,936
,401号、特開昭57−211142号、同62−9
49号には該高分子かぶり防止剤が開示されている。 しかしこれらの場合、いずれもゼラチン分散媒にかぶり
防止剤を結合させたものではない為に、該かぶり防止剤
の固定が完全でないという欠点を有する。該固定をより
完全にすると、該かぶり防止剤はAgX粒子表面に到達
できなくなり、AgX粒子表面に吸着できなくなる。従
ってかぶり防止剤としての作用も小さくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かぶ
り防止剤がAgX感光材料中に確実に固定され、従って
現像中に現像液中への溶出がより確実に抑制され、かつ
、かぶり防止機能を有するかぶり防止剤を有する感光材
料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は次項によ
って達成された。1)少なくともハロゲン化銀粒子と分
散媒とペンダント−1型かぶり防止剤および硬膜剤を有
するハロゲン化銀写真感光材料において、該ペンダント
−1型かぶり防止剤が反応性置換基を有するかぶり防止
剤であり、かつ、該反応性置換基が分散媒の官能基と反
応し、出荷時点において該かぶり防止剤の20%以上が
分散媒と共有結合を生じていることを特徴とするハロゲ
ン化銀写真感光材料。
【0006】2)少なくともハロゲン化銀粒子と分散媒
とペンダント−2型かぶり防止剤および硬膜剤を有する
ハロゲン化銀写真感光材料において、該ペンダント−2
型かぶり防止剤が低分子量分散媒と共有結合したかぶり
防止剤であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料。
【0007】3)少なくともハロゲン化銀粒子と分散媒
とペンダント−3型かぶり防止剤および硬膜剤を有する
ハロゲン化銀写真感光材料において、該ペンダント−3
型かぶり防止剤が分散媒と共有結合したかぶり防止剤で
あり、かつ、結合したかぶり防止剤の結合重量比が3重
量%以上であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光
材料。
【0008】以下に本発明を更に詳細に説明する。
【0009】A.(発明の基本的な考え方)感光材料の
AgX乳剤層に添加されたかぶり防止剤は、通常、現像
処理時に溶出する。これを防止する為に、次に示す態様
を採用する。 1)かぶり防止剤に分散媒の官能基と反応し、共有結合
を生じる反応性置換基を結合させる。該反応性かぶり防
止剤をAgX乳剤に添加すると、かぶり防止剤部はAg
X粒子表面上に吸着する。該反応性置換基はその後、現
像までの工程中に分散媒の官能基と化学反応し、分散媒
と共有結合し、分散媒によりほぼ完全に固定化される。 従って該かぶり防止剤が現像時に、現像液中に溶出する
ことは防止される。すなわち、該かぶり防止剤がAgX
乳剤に添加された時には、該かぶり防止剤は固定化、も
しくは耐拡散化していないために、AgX粒子表面に移
行し、吸着することができる。吸着平衡に達した後に該
かぶり防止剤は分散媒と共有結合し、固定化される。従
って、該吸着性と該固定化の両方を満足させることがで
きる。
【0010】2)別の態様として、該かぶり防止剤と分
散媒を先に共有結合させておく。該かぶり防止剤をAg
X乳剤に添加し、吸着平衡に達した後、硬膜剤により、
該かぶり防止剤の分散媒部分と分散媒を化学的に結合さ
せ、固定化する。この場合、該分散媒部の分子量を低分
子量にすることにより、AgX粒子表面への移行阻害を
緩和する。更には、分散媒部とかぶり防止剤部の結合重
量比を3重量%以上にすることにより、吸着性を増し、
AgX粒子表面への吸着を促進し耐拡散性を克服する。 またそれにより、AgX粒子表面で必要なかぶり防止剤
分子数を確保する。
【0011】B.(発明の主要な構成体の説明)本発明
でいうペンダント−1型かぶり防止剤とは少なくともか
ぶり防止剤と反応性置換基が、両置換部間で直接に、も
しくは連結基によって有機化学的に結合した化合物を指
す。また本発明でいうペンダント−2型かぶり防止剤と
は少なくともかぶり防止剤と低分子量ゼラチンが両置換
部間で直接に、もしくは連結基によって有機化学的に結
合した化合物を指す。また、本発明でいうペンダント−
3型かぶり防止剤とは、少なくともかぶり防止剤とゼラ
チンが両置換部間で直接に、もしくは連結基によって有
機化学的に結合し、該かぶり防止剤の結合重量比が3重
量%以上である化合物を指す。ここでペンダント−1型
、同−2型、同−3型かぶり防止剤の一般式は次式で表
わされる。
【0012】ペンダント−1型かぶり防止剤かぶり防止
剤−(L−反応性置換基)x   (I−1)
【001
3】ペンダント−2型かぶり防止剤(かぶり防止剤−L
)m −低分子量ゼラチン(I−2)
【0014】ペン
ダント−3型かぶり防止剤(かぶり防止剤−L)p −
ゼラチン        (I−3)ここでLは連結基
、m、pはゼラチン1分子に対するかぶり防止剤分子の
結合分子数、xは1〜3の整数を表わす。
【0015】1.かぶり防止剤 上記でいうかぶり防止剤とは従来から知られているかぶ
り防止剤を指し、主に次に示す化合物を挙げることがで
きる。これらはヘテロ原子として少なくとも一個の窒素
原子を含む飽和または不飽和の5〜7員環を含む化合物
であり、この環は更に置換基をもっていてもよいし、ま
た縮合環をもつていてもよい。更に窒素原子以外のヘテ
ロ原子を含んでいてもよい。好ましい化合物は、下記の
一般式(2−1)で表わされる化合物である。 Z−Y                    (2
−1)式中、Zは具体的にはアゾール環(イミダゾール
、トリアゾール、テトラゾール、チアゾール、オキサゾ
ール、セレナゾール、ベンズイミダゾール、ベンズイン
ダゾール、ベンズトリアゾール、ベンズオキサゾール、
ベンズチアゾール、チアジアゾール、オキサジアゾール
、ベンズセレナゾール、ピラゾール、ナフトチアゾール
、ナフトイミダゾール、ナフトオキサゾール、アザベン
ズイミダゾール、プリン)、ピリミジン環、トリアジン
環、ピリジン環、アザインデン環(トリアザインデン、
テトラザインデン、ペンタザインデン)であり、好まし
くはアゾール環、アザインデン環であり、より好ましく
はテトラザインデン類、メルカプトテトラゾール類であ
る。但しハロゲンを含むトリアジン環、ジアジン環、ピ
リジン環を除く。
【0016】またYは水素原子または置換基を表わし置
換基の具体例としては置換または無置換のアルキル基(
例えば、メチル、エチル、ヒドロキシエチル、トリフル
オロメチル、スルホプロピル、ジ−プロピルアミノエチ
ル、アダマンタン、ベンジル、p−クロロフェネチル)
、アルケニル基(例えば、アリル)、アリール基(例え
ば、フェニル、ナフチル、p−カルボキシ−フェニル、
3,5−ジカルボキシフェニル、m−スルホフェニル、
p−アセトアミドフェニル、3−カプリルアミドフェニ
ル、p−スルファモイルフェニル、m−ヒドロキシ−フ
ェニル、p−ニトロフェニル、3,5−ジクロロフェニ
ル、2−メトキシフェニル)、ヘテロ環残基(例えば、
ピリジンなど)、ハロゲン原子(例えば、塩素、臭素)
、メルカプト基、シアノ基、カルボキシ基、スルホ基、
ヒドロキシ基、ニトロ基、アルコキシ基(例えば、メト
キシ、エトキシ)、アリーロキシ基(例えば、フェノキ
シ)、アシル基(例えば、アセチル)、アシルアミノ基
(例えば、アセチルアミノ、カプロイルアミノ、メチル
スルホニルアミノ)、置換アミノ基(例えば、ジエチル
アミノ、ヒドロキシアミノ)、アルキル又はアリールチ
オ基(例えば、メチルチオ、カルボキシエチルチオ、ス
ルホブチルチオ)、アルコキシカルボニル基(例えば、
メトキシカルボニル)、アリーロキシカルボニル基(例
えば、フェノキシカルボニル)などが挙げられる。
【0017】含窒素複素環化合物の他の例としては下記
の一般式(2−2)で表わされるようなジスルフィド体
Z−S−S−Z            (2−2)が
挙げられる。ここでZは前記と同じである。この内、ア
ザインデン類、アゾール類およびメルカプト基を有する
アゾール類が好ましく、テトラザインデン類、メルカプ
トテトラゾール類がより好ましい。但し、(2−2)式
より(2−1)式の化合物の方がより好ましい。より具
体的に化合物例を例示すると、テトラザインデン類の例
として一般式(3−1)〜(3−4)で表わされる化合
物が挙げられる。
【0018】該R1 〜R3 のいずれかに連結基Lを
導入することができる。かぶり防止剤としては、上記で
示される化合物の他、それらのかぶり防止剤を2価の連
結剤で有機化学的に結合した対称または非対称化合物も
好ましく用いることができる。該2価の連結剤とは炭素
数20以下の2価の連結基を表わし、具体的にはアルキ
レン、アリーレン、アルケニレン、−SO2−、−SO
−、−O−、−S−、−CO−、−NR−、(Rはアル
キル基、アリール基、水素原子を表わす。)ヘテロ環2
価基(例えば一般式(a)など)
【0019】
【化1】
【0020】を単独または組合せて構成されるものを表
わす。例えばテトラザインデン化合物の場合の例として
特開昭61−14630号の記載を参考にすることがで
きる。これらの具体的化合物例に関しては次の文献の記
載を参考にすることができる。
【0021】リサーチディスクロージャー(Resea
rch Disclosure )、176巻(アイテ
ム17643)(12月、1978年)、同184巻(
アイテム18431)(8月、1979年)、同216
巻(アイテム21728)(5月、1982年)、イー
・ジェー・ビル著(E.J.Birr)、写真用ハロゲ
ン化銀乳剤の安定化(Stabilization o
f Photographic Silver Hal
ide Emulsions)、フォーカル  プレス
(Focal Press)、ロンドン(1974年)
、ジェームス編(T.H.James)、写真過程の理
論(The Theory of Photograp
hic Process)、第4版、マクミラン(Ma
cmillan)、ニューヨーク、1977年、1、1
1、13章、グラフキデ著(P.Glafkides)
、写真の化学と物理(Chimie et Physi
que Photographiques)、第5版、
エディション  ダリジン  ヌヴエル(Editio
n de I′Usine Nourelle、パリ、
第3部(1987年)、日本化学会編、新実験化学講座
14、有機化合物の合成と反応IV、丸善、東京(19
78年)
【0022】
【化2】
【0023】かぶり防止剤としてはその他、かぶり防止
剤に増感色素を共有結合させた化合物も挙げることがで
きる。これに関しては特開平1−303956号の記載
を参考にすることができる。この場合、かぶり防止剤と
しては前記(2−1)式、(2−2)式で、Zとしてト
リアジン環、ジアジン環、ピリジン環を除く。但し、(
2−1)式、(2−2)式に比べて合成経路が長い為に
それらより好ましくない。
【0024】2.連結基 ペンダント型かぶり防止剤の連結剤とは炭素数30以下
の2価の連結基を表わす。2価の連結基とはアルキレン
、アリーレン、アルケニレン、−SO2 −、−SO−
、−O−、−S−、−CO−、−NR−(Rは水素原子
、炭素数1〜20のアルキル基、アリール基を表わす。 )前述のヘテロ環2価基を単独または組合せて構成され
るものを表わす。
【0025】3.反応性置換基 該反応性置換基とは分散媒の官能基と反応し、共有結合
を生じる置換基を指し、ゼラチン用硬膜剤が有する反応
性基や、前述の誘導体ゼラチンを形成する反応性基、お
よびシュタイガー(Steiger)らによる特開昭5
1−117619号記載の反応性基を挙げることができ
る。これらの詳細に関しては後述の記載、および、ジェ
ームス(T.H.James)写真過程の理論、第4版
、マクミラン出版、ニューヨーク(1977年)、第2
章III 節およびA.G.Ward and A.C
ourts,The Scienceand Tech
nology of Gelatin(ゼラチンの科学
と技術)、第7章、Academic Press,N
ew York(1977)の記載を参考にすることが
できる。
【0026】ペンダント−1型かぶり防止剤の反応性置
換基とはより具体的には以下に示す反応性置換基を指す
。アルデヒド基、保護されたアルデヒド基、酸無水物基
、酸ハライド基、ジケトン基、活性エステル基、活性ハ
ロゲン化物基、活性オレフィン基、イソシアナート基、
イソチオシアネート基、エポキシ基、アジリジン基、ジ
オキソラン基、アルカンサルトン基、カルボキシルアジ
ド基、ム塩基、N−カルバモイル基、イソオキサゾリウ
ム塩基、アロマティックアミノ酸基、カルボジイミドで
活性化されたカルボキシル基であり、好ましくは、アル
デヒド基、酸無水物基、酸ハライド基、ジケトン基、活
性ハロゲン化物基、活性オレフィン基、エポキシ基、ア
ジリジン基、アルカンサルトン基、カルボキシルアジド
基、カルボジイミドで活性化されたカルボキシル基であ
り、より好ましくは酸ハライド基、酸無水物基、エポキ
シ基、カルボジイミドで活性化されたカルボキシル基、
aziridine 基、carboxylazide
 基である。
【0027】なお、該反応性基は硬膜剤のように反応性
基を2つ以上有してもよいし、その方がより好ましい。 反応性基の1つが無効反応を起こした場合にも、残りの
反応性基が有効反応を起こせば本発明の効果が達成され
る為である。該反応性置換基の具体例を連結基Lを含め
て次に記す。なお、L1 は連結基の一部を示す。*は
かぶり防止剤部を示す。R1 〜R3 は(3−1)〜
(3−4)式のそれらと同じである。Xはハロゲン原子
を指し、目的に応じてF、Cl、Br、Iの中から好ま
しい原子を選ぶことができる。
【0028】
【化3】
【0029】
【化4】
【0030】
【化5】
【0031】
【化6】
【0032】該カルボジイミドの具体的化合物例として
、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エ
チル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイ
ミド、1−ベンジル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド等を挙げることができる。〕である
。その他、かぶり防止剤のカルボキシル基を活性化させ
る方法としては、N−エチル−5−フェニルイソキサゾ
リウム−3′−スルホナート等の縮合試薬を用いる方法
、ペンタクロロフェニルクロロアセテート、p−ニトロ
フェニルトリフルオロアセテート、p−ニトロフェニル
クロロアセテートを用いる活性エステル法を挙げること
ができる。
【0033】該反応性置換基としては、その他、−NH
2 、−COOH、−OH基をあげることができる。こ
の場合の反応性置換基は乳剤塗布後、硬膜剤と反応し、
硬膜剤が、該かぶり防止剤と、ゼラチン分子を架橋する
。 これによっても本発明の効果が得られるが、前記態様の
方がより好ましい。この場合、反応性置換基の−COO
Hがcarbodiimideで活性化された態様がよ
り好ましい。 更には分散媒ゼラチンの−COOH基もcarbodi
imideで活性化されていると、更に好ましい。この
場合、carbodiimideで活性化されたゼラチ
ンの−COOH基と、AgX粒子表面の該かぶり防止剤
の−COOH基の存在密度が対応していると更に好まし
い。ここで対応するとは、両者の存在密度比が10〜1
/10、好ましくは3〜1/3、より好ましくは2〜1
/2を指す。前記硬膜剤は既知の写真用硬膜剤を指し、
詳細は後述の記載を参考にすることができる。
【0034】4.ペンダント−1型化合物の合成例と具
体的化合物例 次にペンダント−1型化合物の合成例を示す。合成例1
(化合物Aの合成)4−ヒドロキシ−6−(N−(2−
アミノエチル)カルバモイルメチル)−1,3,3a,
7−テトラザインデン(2.4g、これは対応するカル
ボン酸を過剰のエチレンジアミン存在下にジシクロヘキ
シルカルボジイミドで処理することにより合成したもの
である。)N−メチルモルホリン(1.0g)、アセト
ニトリル(80ml)の混合物に氷冷下で2,4,6−
トリクロロ−1,3,5−トリアジン(1.8g)のテ
トラヒドロフラン(20ml)溶液を20分かけて滴下
した。氷冷下3時間攪拌した後、30℃で揮発分を留去
した。残さをシリカゲルクロマトグラフィーで精製する
ことにより、目的物を得た。収量2.2g。化学構造は
nmrスぺクトル、irスぺクトルにより確認した。
【0035】合成例2(化合物Bの合成)5−アミノベ
ンゾトリアゾール(1.3g)、トリエチルアミン(2
.0g)、アセトニトリル(50ml)の混合物に氷冷
下で2−クロロエチルスルホニルアセチルクロリド(2
.0g、これは対応するアミドを塩酸で加水分解し、さ
らに塩化チオニルを作用させることにより合成したもの
である。)を少量ずつ添加した。氷冷下で30分、さら
に室温で1時間攪拌した後、減圧下揮発分を留去した。 残さをシリカゲルクロマトグラフィーで精製することに
より目的物を得た。収量1.5g。化学構造はnmrス
ぺクトル、irスぺクトルにより確認した。
【0036】合成例3(化合物Cの合成)6−カルボキ
シルメチル−4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テト
ラザインデン(1.9g)、4−(N,N−ジメチルア
ミノ)ピリジン(100mg)、グリシドール(5g)
、アセトニトリル(100ml)の混合物に室温でN,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド(2.1g)の
アセトニトリル(20ml)溶液を30分かけて滴下し
た。室温で3時間攪拌した後、揮発分を減圧留去した後
、シリカゲルクロマトグラフィーで精製することにより
目的物を得た。収量1.2g。化学構造はnmrスぺク
トル、irスぺクトルにより確認した。
【0037】
【化7】
【0038】次に具体的な化合物例を示す。
【0039】
【化8】
【0040】
【化9】
【0041】
【化10】
【0042】
【化11】
【0043】
【化12】
【0044】合成がより容易で、かつ、分散媒と容易に
反応し、更に該反応性基もしくは該反応生成物がAgX
粒子に悪影響を与えないもの選んで用いることができる
。例えば活性オレフィンへの付加反応は、反応後に副生
成物が生じない為により好ましい。
【0045】5.ペンダント−1型かぶり防止剤の分散
媒への固定 該反応性基を有するかぶり防止剤をAgX乳剤に添加し
、該かぶり防止剤部がAgX粒子表面上に吸着した後に
、該反応性基が分散媒の感応基と化学反応し、分散媒と
共有結合する。該化学反応は製品出荷までに終了するこ
とが好ましい。即ち、該反応の好ましくは20%以上、
より好ましくは60%以上、更に好ましくは80%以上
が終了していることが好ましい。該結合反応は従来の硬
膜剤と同様に、塗布し、乾燥する時およびその後の加熱
処理時に主に進行する。乾燥によるゼラチン濃度増加の
効果(即ち官能基濃度の増加効果)、乾燥後の加熱処理
により該反応は促進される。該結合反応時の条件に関し
ては従来の硬膜剤による硬膜条件を参考にすることがで
きる。即ち、通常、AgX乳剤を塗布し、0〜30℃で
該塗布乳剤をゲル化し、相対湿度30〜80%、温度1
5〜40℃で乾燥させる。次に通常、35〜55℃、相
対湿度80〜100%もしくは100%で加熱するか、
または該塗布フィルムを巻き取った後、密封し、35〜
55℃で1〜100時間、加熱し、該硬膜反応を促進さ
せる。本発明の場合もこれに準じて該結合反応を促進さ
せることができる。実用的には、該温度、湿度、時間を
変化させ、現像した時のかぶり防止剤の溶出度を調べる
ことにより、該最適条件を選ぶことができる。
【0046】該結合反応の%は次のようにして求めるこ
とができる。まず比較試料として次の比較試料を揃える
。添加したかぶり防止剤のy%が分散媒に固定された比
較試料は、AgX乳剤に(100−y)%のかぶり防止
剤を入れ、試料と同条件で塗布し、乾燥させて調製する
。y値の種々異なる比較試料を調製し、同一条件で溶液
中へのかぶり防止剤の溶出実験をし、溶出濃度VS.y
%のグラフを作る。次に試料を同一条件で溶出実験し、
該溶出濃度を求め、該グラフ上の該溶出濃度値よりy%
を求める。
【0047】該かぶり防止剤と該反応性基を連結する連
結部の長さに関しては好ましくは0〜100、より好ま
しくは1〜50オングストローム更に好ましくは4〜5
0オングストロームの中から選ぶことができる。Lの長
さが短い場合には、反応性置換基は、AgX粒子表面近
傍のゼラチンの官能基しか反応できないが、Lが長いと
、更に遠くのゼラチンの官能基とも反応できる。しかし
、Lが長すぎると、AgX粒子から脱着しやすくなる。 従ってAgX粒子表面に吸着したかぶり防止剤分子数に
対応した該官能基数を確保できる範囲でLを短かく選ぶ
ことが好ましい。また、Lの長さが種々異なるかぶり防
止剤を混合して用いることも好ましい。AgX粒子表面
から種々の位置のゼラチンの官能基と反応できる為であ
る。更には前述の連結剤で連結されたかぶり防止剤を用
いると、該必要官能基数をより容易に確保できる為に好
ましい。(反応性置換基数/かぶり防止剤分子数)が減
る為である。
【0048】本発明でいう分散媒は従来既知の分散媒を
あげることができるが、ゼラチン分散媒がより好ましく
、ゼラチン分散媒としてはゼラチン及びゼラチン誘導体
をあげることができる。更に具体的にはアルカリ処理ゼ
ラチンの他、酸処理ゼラチン、フタル化ゼラチンの如き
誘導体ゼラチン、低分子量ゼラチン(分子量2000〜
10万、酵素分解ゼラチン、酸・アルカリによる加水分
解ゼラチン、熱分解ゼラチン)メチオニン含率が50μ
モル/g以下のゼラチン、酸化処理ゼラチンを挙げるこ
とができるし、それらの2種以上の混合物を挙げること
もできる。誘導体ゼラチンとしてはゼラチンと酸ハライ
ド、酸無水物、イソシアナート類、ブロモ酢酸、アルカ
ンサルトン類、ビニルスルホンアミド類、マレインイミ
ド化合物類、ポリアルキレンオキシド類、エポキシ化合
物類等の種々の化合物を反応させて得られるものが挙げ
られる。
【0049】しかし、本発明の第1の態様ではかぶり防
止剤に結合した反応性置換基は、分散媒の官能基と反応
し、共有結合を生じる為、分散媒の該官能基がふさがっ
た誘導体ゼラチンは好ましくない。結合しえる該官能基
数が十分に存在する方が反応がより迅速に進行する為で
ある。該官能基が−COOHの場合はグルタミンやアス
パラギンがグルタミン酸やアスパラギン酸に変換された
アルカリ処理ゼラチンがより好ましい、また、該官能基
が−NH2 の場合はアルギニンがオルニチンに変換さ
れたゼラチンがより好ましい。これらの場合、該−CO
NH2 基の好ましくは30%以上、より好ましくは6
0%以上、更に好ましくは90%以上が−COOHに変
換されたゼラチンがより好ましい。またアルギニンの好
ましくは20%以上、より好ましくは40%以上、更に
好ましくは80%以上がオルニチンに変換されたゼラチ
ンがより好ましい。これらの場合のゼラチンの分子量は
従来の写真用ゼラチンの分子量が好ましく、平均分子量
が8×104 〜1.5×105 のゼラチンが用いら
れる。
【0050】これらの詳細に関しては後述の文献の記載
を参考にすることができる。請求項1記載のかぶり防止
剤は分散媒の官能基と反応しうる反応性置換基を有する
が、ここでいう分散媒の官能基とは、アミノ基、カルボ
キシル基、水酸基を指し、好ましくはゼラチンのアミノ
基、カルボキシル基、水酸基を指す。それはゼラチンの
場合、官能基としてアミノ基とカルボキシル酸、水酸基
を最も多く有している為に最も容易に反応が生じ得る為
である。また、該官能基として−COOHを用いる場合
、該−COOHにcarbodiimideを作用させ
、該官能基を活性化させたゼラチンを用いることがより
好ましい。 これに関しては特開平2−305876号の記載を参考
にすることができる。
【0051】硬膜剤による硬膜反応も従来通り、該結合
反応時に行なうことができる。しかし、該結合反応を該
硬膜反応に優先させることが好ましい。その為には硬膜
剤として、該結合反応速度より遅い反応速度の硬膜剤を
選ぶかまたは、そのような硬膜条件を選べばよい。硬膜
反応の方が先に進行すると、該結合反応は抑制される為
に好ましくない。それは両反応性基が固定化され、両者
がぶつかり合う確率が減少する為である。
【0052】6.ペンダント−2、3型かぶり防止剤こ
のようなわずらわしさは、前記Aの2)の態様を用いる
ことにより解消される。この場合、かぶり防止剤とゼラ
チン分子は予め、結合させておく。該かぶり防止剤をA
gX乳剤に添加し、吸着平衡に達した後、硬膜剤により
該かぶり防止剤のゼラチン部と分散媒ゼラチンを化学的
に結合させ、固定化する。即ち、分散媒ゼラチンの硬膜
反応と、かぶり防止剤の固定化が同一反応でなされる為
である。
【0053】このかぶり防止剤とゼラチン分子を予め、
有機化学的に結合させる方法としてはAの1)と同様に
行うことができる。即ち、かぶり防止剤に反応性置換基
を結合させ、次にゼラチン分子の官能基と該反応性置換
基を結合させる。または、該反応性置換基と、ゼラチン
分子の官能基間を硬膜剤を反応させることにより、架橋
することにより結合させる。この場合の結合反応はAg
X乳剤粒子の存在しない所で行なわせるので、より強い
反応(高温等)を用いることができ、より該結合生成率
を上昇させることができる。該反応性置換基、かぶり防
止剤に関しては前述の記載と同じである。但し、結合さ
せるゼラチン分子の分子量に関しては目的に応じて選択
することが好ましい。該分子量が大きくなればなる程、
即ち、該分子の鎖長が長くなればなる程、該かぶり防止
剤はAgX乳剤中を移動し難くなる。従ってAgX粒子
に吸着し難くなり、吸着平衡に達するまでに長時間を要
する。また、脱着しやすくなる。一方、硬膜剤との架橋
点数は増加する為、硬膜剤による固定化反応はより容易
に起こる。従って、両者の兼ね合いで、各感光材料に応
じて最も好ましい分子量を選ぶことができる。
【0054】本発明のペンダント−2型かぶり防止剤で
いう分散媒は低分子量ゼラチンを指し該ゼラチン分子の
好ましい重量平均分子量は100〜6×105 、より
好ましくは300〜4×104 、更に好ましくは30
0〜2×104 、最も好ましくは500〜1×104
 である。上記かぶり防止剤の吸着性の問題を緩和する
為に、1つのゼラチン分子に結合させるかぶり防止剤分
子の数を増す(吸着サイトの数を増す)ことによって吸
着性を上げることができる。これに関しては米国特許4
,987,064号の記載を参考にすることができる。
【0055】1分子のゼラチン分子と結合させるかぶり
防止剤の分子数は、該ゼラチン分子中の該結合官能基数
に依存する。該官能基数をnとすると、該かぶり防止剤
の分子数は1〜nまでが可能である。しかし、結合させ
るかぶり防止剤分子の数が増す程、AgX粒子に対する
吸着性が向上する為、結合分子数は多い方がより好まし
い。また、AgX粒子表面で(必要とされるかぶり防止
剤分子数>吸着ゼラチン分子数)である為、この点から
も該結合分子数は多い方がより好ましい。分子量が96
000のゼラチンの1分子あたりのアミノ酸の概数はア
スパラギン酸32、アスパラギン11、グルタミン酸4
5、グルタミン29、セリン40、スレオニン16、ヒ
ドロキシプロリン112、リジン34、アルギニン52
、ヒドロキシリジン3である。グルタミンやアスパラギ
ンの−CONH2基の反応性は低いが、アルカリ処理に
よりほぼ100%を−COOHに変換できる。従って結
合させるゼラチンとしては該−CONH2 基の好まし
くは30%以上、より好ましくは60%以上、更に好ま
しくは90%以上が−COOHに変換されたゼラチンが
より好ましい。該nを大きくできる為である。また、ア
ルギニンの官能基の反応性は低いが、pHを13以上に
してアルカリ処理するか、アルギナーゼ酵素処理をする
ことによりアルギニンをオルニチン〔官能基が−(CH
2 )3 NH2 〕に変えることができる。従って該
nをより大きくする為には、アルギニンの好ましくは2
0%以上、より好ましくは40%以上、更に好ましくは
80%以上がオルニチンに変換されたゼラチンがより好
ましい。そのように変換されたゼラチンの最大の有効官
能基数は約374である。該結合分子数に関しては、該
結合分子数を変化させた化合物を作り、AgX乳剤に添
加し、塗布し、該特性を調べ、それぞれの感光材料に対
して最も好ましい所を選択することができる。
【0056】nの数はゼラチンの分子量によって変化す
る為、該結合数の好ましい範囲をかぶり防止剤の結合重
量%で表わす。上記低分子量ゼラチンの場合は0.5重
量%以上が好ましく、1.6〜50重量%がより好まし
く、3〜40重量%が更に好ましく、5〜35重量%が
最も好ましい。特に2〜50重量%、より好ましくは3
〜40重量%、更に好ましくは6〜30重量%では吸着
性の向上より、分子量が6×105 〜106 のゼラ
チンも許容させる。しかし、上記低分子量ゼラチンの方
がより好ましい。該結合官能基は硬膜時の架橋点と異な
る官能基である事が好ましい。例えば硬膜架橋点が−N
H2 である場合、かぶり防止剤は−COOHや−OH
と連結させることがより好ましい。そして、該結合ゼラ
チン部の残留架橋点数は1以上が必須で、3以上がより
好ましく、5〜30が更に好ましい。該かぶり防止剤は
AgX乳剤に添加し、通常吸着平衡に達した後に、硬膜
剤と反応し、分散媒ゼラチンとの間に架橋が形成される
が、該架橋の平均数は0.3以上が好ましく、0.6以
上がより好ましく、1.2〜10が更に好ましく、1.
6〜8が最も好ましい。その他、かぶり防止剤とゼラチ
ン分子を結合させる時のアミド結合生成反応に関しては
微生物界における酵素や菌、カビなどを利用した場合反
応やメリフィールド(Merrifield)の固相法
も好ましく利用することができる。これらに関してや、
上記の結合反応の詳細に関しては後述の文献の記載を参
考にすることができる。簡単な反応例を次に示す。(例
1)
【0057】
【化13】
【0058】(例2)
【0059】
【化14】
【0060】このXの反応性の序列はX=COR≧OS
O2 R>SO2 R>SO2 NR2 >CONR2
 である。 Xが電子供与的に作用する場合は陰性試薬の該付加反応
は逆方向に働らく。例えばClの場合、共鳴効果が大き
い。ストライトヴィーザー(A.Streitwies
er)、有機化学、マクミラン、ニューヨーク(198
5)、ウエイド(L.G.Wade)、有機化学、プレ
ンティスーホール、イングルウッド、ユー、エス、エー
(Englewood,U.S.A.)(1987)、
泉屋信夫ら、ペプチド合成の基礎と実験、丸善(198
5)、日本化学会編、新実験化学講座14、〔I〕〜〔
V〕、丸善(1977)、特開昭51−117619号
、エル・エフ・フィーザーとM.フィーザー(L. F
. Fieser and M. Fieser)、ア
ドバンスト  オーガニック  ケミストリー(Adv
anced Organic Chemistry)、
丸善、東京(1962年)の記載を参考にすることがで
きる。
【0061】該かぶり防止剤のAgX乳剤への実効添加
量は3×10−2〜10−5モル/モルAgXであり、
好ましくは10−2〜10−4モル/モルAgX分子に
3分子のかぶり防止剤が連結されている化合物を1モル
添加した時、実効添加量は3モルを指す。Aの2)の態
様の場合で、AgX粒子表面への吸着速度が遅い場合、
次の態様により、該問題点を緩和することもできる。即
ち、該かぶり防止剤がAgX粒子表面に吸着するまでの
過程をできるだけ低ゼラチン含率にする。吸着平衡に達
した後に、残りのゼラチンを添加する。この場合、後で
添加するゼラチン量は塗布時のゼラチン総重量の10%
以上が好ましく、20〜80%がより好ましく、40〜
80%が更に好ましい。
【0062】本発明においては感光材料中にかぶり防止
剤として請求項1および/もしくは2記載のかぶり防止
剤を含むが、従来のかぶり防止剤を併用して用いてもよ
い。但し、該併用率を高くすればする程、本発明の効果
は小さくなる。従って併用率は60%以下が好ましく、
30%以下がより好ましく、20%以下が最も好ましい
。
【0063】本発明の感光材料の乳剤層および非感光性
層の親水性分散媒は硬膜されていることが好ましいが、
その場合、次の硬膜剤の1種以上を用いることができる
。例えばクロム塩(クロム明ばん、酢酸クロムなど)、
アルデヒド類(ホルムアルデヒド、グリオキサール、グ
ルタールアルデヒドなど)、N−メチロール化合物(ジ
メチロール尿素、メチロールジメチルヒダントインなど
)、ジオキサン誘導体(2,3−ジヒドロキシジオキサ
ンなど)、活性ビニル化合物(1,3,5−トリアクリ
ロイル−ヘキサヒドロ−s−トリアジン、ビス(ビニル
スルホニル)メチルエーテル、N,N′−メチレンビス
−〔β−(ビニルスルホニル)プロピオンアミド〕など
)、活性ハロゲン化合物(2,4−ジクロル−6−ヒド
ロキシ−s−トリアジンなど)、ムコハロゲン酸類(ム
コクロル酸、ムコフェノキシクロル酸など)、イソオキ
サゾール類、ジアルデヒドでん粉、2−クロル−6−ヒ
ドロキシトリアジニル化ゼラチンなどを、単独または組
合せて用いることができる。なかでも、特開昭53−4
1221、同53−57257、同59−162546
、同60−80846に記載の活性ビニル化合物および
米国特許3,325,287号に記載の活性ハロゲン化
物が好ましい。
【0064】本発明の硬膜剤として、高分子硬膜剤も有
効に利用しうる。本発明に用いられる高分子硬膜剤とし
ては例えばジアルデヒド澱粉、ポリアクロレイン、米国
特許3,396,029号記載のアクロレイン共重合体
のようなアルデヒド基を有するポリマー、米国特許第3
,623,878号記載のエポキシ基を有するポリマー
、米国特許第3,362,827号、リサーチ・ディス
クロージャー誌17333(1978)などに記載され
ているジクロロトリアジン基を有するポリマー、特開昭
56−66841に記載されている活性エステル基を有
するポリマー、特開昭56−142524、米国特許第
4,161,407号、特開昭54−65033、リサ
ーチ・ディスクロージャー誌16725(1978)な
どに記載されている活性ビニル基、あるいはその前駆体
となる基を有するポリマーなどが挙げられ、活性ビニル
基、あるいはその前駆体となる基を有するポリマーが好
ましく、中でも特開昭56−142524に記載されて
いる様な、長いスぺーサーによって活性ビニル基、ある
いはその前駆体となる基がポリマー主鎖に結合されてい
るようなポリマーが特に好ましい。すなわち、下記の一
般式(6)で表わされるくり返し単位を有する重合体が
特に好ましい。
【0065】
【化15】
【0066】式中Aは、共重合可能なエチレン性不飽和
モノマーを共重合したモノマー単位を表わす。一般式(
6)におけるエチレン性不飽和モノマーの例は、スチレ
ン、ヒドロキシメチルスチレン、ビニルベンゼンスルホ
ン酸ソーダ、N,N,N−トリメチル−N−ビニルベン
ジルアンモニウムクロライド、α−メチルスチレン、4
−ビニルピリジン、N−ビニルピロリドン、脂肪族酸の
モノエチレン性不飽和エステル(例えば酢酸ビニル)、
エチレン性不飽和のモノカルボン酸もしくはジカルボン
酸およびその塩(例えばアクリル酸、メタクリル酸)、
無水マレイン酸、エチレン性不飽和のモノカルボン酸も
しくはジカルボン酸のエステル(例えばn−ブチルアク
リレート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレー
ト、N,N−ジエチル−N−メチル−N−メタクリロイ
ルオキシエチルアンモニウムp−トルエンスルホナート
、エチレン性不飽和のモノカルボン酸もしくはジカルボ
ン酸のアミド(例えばアクリルアミド、2−アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルホン酸ソーダ、N,N−
ジメチル−N′−メタクリロイルプロパンジアミンアセ
テートベタイン)。R1 は水素原子または1から6個
の炭素原子を有する低級アルキル基(例えばメチル基、
エチル基、ブチル基、n−ヘキシル基)を表わし、この
うち水素原子またはメチル基が特に好ましい。
【0067】Qは−CO2 −、−CO−NR1 −、
又は6から10個の炭素原子を有するアリーレン基のい
ずれかである。Qは次のような基が含まれる。−CO2
 −、−CONH−、パラ−C6 H4 −、メタ−C
6 H4 −、が特に好ましい。Lは−CO2 −、−
CONR1 −縮合を少なくとも一つ含み、3から15
個の炭素原子を有する二価の基、あるいは、−O−、−
NR1−、−CO−、−SO−、−SO2 −、−SO
3 −、−SO2 NR1 −、−NR1 CONR1
 −、−NR1 CO2 −結合を少なくとも一つ含み
、1から12個の炭素原子を有する二価の基のいずれか
である。(但しR1 は前述したものと同じものを表わ
す。)
【0068】Lには次のような基が含まれる。 −CH2 CO2 CH2 CH2 −、−CH2 N
HCOCH2 −、−(CH2 )10−NHCOCH
2 CH2 −、−CH2 COCH2 CH2 −、
パラ(−COC6 H4 −CH2 −)、−SO2 
CH2 CH2 SO2 CH2 CH2 −、−SO
2NHCH2 CH2 CO2 CH2 CH2 −、
−NHCONHCH2 CH2 − R2 はビニル基あるいはその前駆体となる官能基を表
わし、−CH=CH2 、−CH2 CH2 Xのいず
れかである。Xは求核基により置換されるか、塩基によ
ってHXの形で離脱しうる基を表わす。
【0069】R2 には次のような基が含まれる。 −CH=CH2 、−CH2 CH2 Br、−CH2
 CH2 Cl、パラ(−CH2 CH2 O3 S−
C6 H4 −CH3 )が特に好ましい。x、yはモ
ル百分率を表わし、xは0ないし99、yは1ないし1
00の値をとる。好ましくは、xは0ないし75、yは
25ないし100の値をとる。本発明の写真感光材料中
の親水性コロイド層はこれらの硬膜剤により水中での膨
潤率が400%(膜厚が5倍)以下、特に80〜350
%更には80〜250%となるように硬膜されているこ
とが好ましい。
【0070】(その他)本発明の感光材料に用いられる
AgX乳剤粒子のハロゲン組成、粒子形状および粒子サ
イズ、AgX粒子構造に特に制限はない。既知のあらゆ
るハロゲン組成、粒子形状および粒子サイズのAgX乳
剤粒子を用いることができる。ハロゲン組成としては、
AgCl、AgBr、AgBrlおよびそれらの固溶限
界内の範囲の混晶を用いることができる。既知のAgX
乳剤粒子に関しては後述の文献の記載を参考にすること
ができる。
【0071】本発明の感光材料に用いられるAgX乳剤
の製造時の粒子形成から塗布時までに添加することので
きる添加剤に特に制限はない。添加することのできる添
加剤はAgX溶剤(熟成促進剤ともいう)、AgX粒子
へのドープ剤〔第8族貴金属化合物、その他の金属化合
物(金、鉄、鉛、カドミウム等)、カルコゲン化合物、
SCN化物等〕、分散媒、かぶり防止剤、安定剤、増感
色素(青、緑、赤、赤外、パンクロ、オルソ用等)、強
色増感剤、化学増感剤(イオウ、セレン、テルル、金お
よび第8族貴金属化合物、リン化合物の単独およびその
組み合わせ添加による化学増感剤で最も好ましくは金、
イオウ、セレン化合物の組み合わせからなる化学増感剤
、塩化第1スズ、二酸化チオウレア、ポリアミンおよび
アミンボラン系化合物等の還元増感剤)、かぶらせ剤(
ヒドラジン系化合物等の有機かぶらせ剤、無機かぶらせ
剤)、界面活性剤(消泡剤等)、乳剤沈降剤、可溶性銀
塩(AgSCN、リン酸銀、酢酸銀等)、乳剤沈降剤、
潜像安定剤、圧力減感防止剤、増粘剤、硬膜剤、現像剤
(ハイドロキノン系化合物等)、現像変性剤等であり、
具体的な化合物および使用方法等については、下記文献
の記載を参考にすることができる。
【0072】本発明のAgX乳剤を白黒写真感光材料の
他にカラー写真感光材料として使用することができる。 その場合のカラー現像形成方法、層構成、色フィルター
の使用、用いることのできる色像形成材、発色現像時に
現像抑制剤や現像増幅剤等の写真的に有用なフラグメン
トを放出する色素形成剤もしくは非色像形成剤(例えば
DIRカプラー、スーパーDIRカプラー、DARカプ
ラー、DTR化合物等)、更に酸化的に割裂するDIR
化合物、ポリマーカプラー、弱拡散性色素生成カプラー
、カラー像用色マスク用の着色せる色素形成性カプラー
及び/または競争カプラー、スカベンジャー、現像銀の
漂白および漂白の省略、像色素安定剤、黄色フィルター
層の省略等の詳細、具体的化合物例、使用法等について
は下記文献の記載を参考にすることができる。その他、
該AgX乳剤は下記文献に記載された既知技術、既知化
合物とのあらゆる組み合わせ構成を用いることができる
。
【0073】リサーチディスクロージャー(Resea
rch Disclosure )、176巻(アイテ
ム17643)(12月、1978年)、同184巻(
アイテム18431)(8月、1979年)、同216
巻(アイテム21728、5月、1982年)、同30
7巻(アイテム307105、11月、1989年)、
イー・ジェー・ビル著(E.J.Birr)、写真用ハ
ロゲン化銀乳剤の安定化(Stabilization
 of Photographic Silver H
alide Emulsions)、フォーカル  プ
レス(Focal Press)、ロンドン(1974
年)、ジェームス編(T.H.James)、写真過程
の理論(The Theoryof Photogra
phic Process)、第4版、マクミラン(M
acmillan)、ニューヨーク(1977年)、
【0074】グラフキデ著(P. Glafkides
)、写真の化学と物理(Chimie et Phys
ique Photographiques)、第5版
、エディション  ダ  リジンヌヴェル(Editi
on deI′Usine Nouvelle,パリ、
第3部(1987年)、同第2版、ポウル  モンテル
、パリ(1957年)、ゼリクマンら(V.L.Zel
ikman et al.),写真乳剤の調製と塗布(
Making and Coating Photog
raphic Emulsion),Focal Pr
ess 1964年)、ホリスター(K.R.Holl
ister)ジャーナル  オブ  イメージング  
サイエンス(Journal of Imaging 
science),31巻、P.148〜156(19
87年)、マスカスキー(J.E.Maskasky)
,同30巻、P.247〜254(1986年)、同3
2巻、160〜177(1988)、
【0075】フリーザーら編、ハロゲン化銀写真過程の
基礎(Die Grundlagen Der・Pho
tographischen Prozesse Mi
t Silverhalogeniden),アカデミ
ッシェ  フェルラークゲゼルシャフト(Akadem
ische Verlaggesellschaft)
 ,フランクフルト(1968年)。日化協月報198
4年、12月号、P.18〜27、日本写真学会誌、4
9巻、7〜12(1986年)、同52巻、144〜1
66(1989年)、特開昭58−113926〜11
3928、同59−90841号、同58−11193
6、同62−99751、同60−143331、同6
0−143332、同61−14630、同62−62
51、同63−220238、同63−151618、
同63−281149、同59−133542、同59
−45438、同62−269958、同63−305
343、同59−142539、同62−253159
【0076】同63−220238、同62−2665
38号、特開昭62−263319、同62−2191
73、特開平1−131541、同2−838、同2−
34、同2−146033、同2−28638、同1−
297649、同1−183417号、同2−1276
35、U.S.4,636,461、同4,707,4
36、同3,761,276、同4,269,927、
ゼラチンおよび反応性基、硬膜剤に関してはその他特に
 A.G.Ward and A.Courts, 編
、The Science and Technolo
gy of Gelatin,Academic Pr
ess,New York(1977)の記載を参考に
することができる。
【0077】本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、黒
白ハロゲン化銀写真感光材料〔例えば、Xレイ感材、印
刷用感材、印画紙、ネガフィルム、マイクロフィルム、
直接ポジ感材、超微粒子乾板感材(LSIフォトマスク
用、シャドー用、液晶用マスク用)〕カラー写真感光材
料(例えばネガフィルム、印画紙、反転フィルム、直接
ポジカラー感材、銀色素漂白法写真など)に用いること
ができる。更に拡散転写用感光材料(例えば、カラー拡
散転写要素、銀塩拡散転写要素)、熱現像感光材料(黒
白、カラー)、高密度 digital記録感材、ホロ
グラフィー用感材などにも用いることができる。
【0078】実施例 以下に実施例を上げて本発明を更に説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。 比較例1 特願昭63−223739号記載のC.D.J.粒子形
成法で八面体AgBr乳剤粒子(平均粒径0.7μmφ
)を調製し、pH6.4、pBr26、0.7モル/リ
ットルに調整した。この乳剤の温度を55℃に上げ、N
a2 S2 O3 ・5H2 Oを4×10−5mol
/mol AgBrだけ添加し、5分後に金増感〔HA
uCl4 とNaSCNの混合物〕を1×10−5 m
ol/molAgBrだけ添加し、50分間熟成した後
、40℃に下げ、該乳剤に4−ヒドロキシ−6−メチル
−1,3,3a,7−テトラザインデン〔TAI〕を5
×10−3モル/モルAgXだけ添加し、塗布助剤(ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)と増粘剤〔ポリ
(4−スルホスチレン)ナトリウム塩〕、硬膜剤A(4
重量%液を1.4ml/10gゼラチンの割合)を添加
し、ゼラチン保護層とともに三酢酸セルロース透明ベー
ス上に銀1.5g/m2で塗布し、乾燥させた。乾燥後
、該フィルムを巻きとり、密閉カン中で40℃で15時
間加熱し、硬膜反応を進行させた。 とりだした試料を塗布試料Aとした。       (CH2 =CHSO2 CH2 CON
HCH2 )2             硬膜剤A
【
0079】実施例1 比較例1でかぶり防止剤TAIの代りに化合物AをTA
I  1.9×10−3モル/モルAgXの割合で添加
し、あとは比較例1と同条件で塗布試料Bを調製した。   塗布試料AとBを白色光で同一条件で均一露光し、
それぞれ独立の富士フイルム(株)製現像液「ハイレン
ドール」にて、20℃で4分間現像した。両現像液を液
クロマトグラフィー法にかけて成分を分離し、分光法に
てかぶり防止剤の溶出量を分析した。試料Aからのかぶ
り防止剤の溶出量100に対し、試料Bからの溶出量は
10以下であり、かぶり防止剤の現像液への溶出は顕著
に防止されたことが確認された。
【0080】また、かぶり濃度はともに0.07であり
、かぶり防止作用は同等レベルであった。また、試料A
、BをpH10.0、40℃の水溶液に20分間浸漬し
、前述のかぶり防止剤の溶出実験をした所、該y値は8
5%であった。同様にしてTAIの代りに化合物Bを加
えた塗布試料C、化合物Cを加えた塗布試料Dを調製し
た。前記と同様の処理をした所、かぶり濃度、y値は表
1の通りであった。従って本発明の効果が確認された。
【0081】
【化16】
【0082】
【化17】
【0083】
【表1】
【0084】実施例2 比較例1と同じ乳剤に本発明のかぶり防止剤化合物Dを
TAI  1.9×10−3モル/モルAgXの割合で
添加した後、あとは比較例1と同じ処理をし、塗布試料
Eとした。同様にして化合物Dの代りに化合物Eを加え
た塗布試料F、化合物Fを加えた塗布試料Gを調製した
。塗布試料E、F、Gを実施例1と同様の処理をした所
、かぶり濃度、y値は表2の通りであった。但し化合物
D〜Fは化合物A〜Cを平均分子量2万の低分子量ゼラ
チンの30重量%水溶液に1:10モル比で添加し、均
一に混合し、乾燥後、60℃、15時間、密封加熱処理
したものである。該ゼラチンはアルカリ処理骨ゼラチン
(脱イオン化処理済み)の低分子量ゼラチンであり、ア
ルギニンの90%以上をオルニチンに変換している。
【0085】
【表2】
【0086】比較例2 比較例1において添加するかぶり防止剤を1−フェニル
−5−メルカプトテトラゾールにし、添加量を10−3
モル/モルAgXにする以外は同じにして試料Hを作製
した。
【0087】実施例3 実施例2において、添加するかぶり防止剤を化合物Gに
し、添加量を3.4×10−4モル/モルAgXにする
以外は同じにして試料Iを作成した。
【0088】
【化18】
【0089】但し、化合物Gは前記平均分子量2万の低
分子量ゼラチンのカルボン酸にかぶり防止剤をアミド結
合させた化合物であり、ゼラチン1分子あたり平均12
分子のかぶり防止剤が結合している。(結合重量比10
重量%)塗布試料HとIを実施例1と同様の処理をした
所、かぶり濃度はいずれも0.06、y値は0%、92
%であり、本発明の効果が確認された。
【0090】実施例4 比較例1と同じ乳剤(化学増感済み)に(4−5)の化
合物を5×10−3モル/モルAgXだけ添加し、吸着
平衡に達した後に、その後は比較例1と同じ処理をし、
塗布試料Jとした。 比較例3、比較例1と同じ乳剤(化学増感済み)に、化
合物H(x≒50)を実効添加量で5×10−3モル/
モルAgXだけ添加した。
【0091】
【化19】
【0092】その後は比較例1と同じ処理をし、塗布試
料Kとした。塗布試料JとKを実施例1と同様の処理を
した所、かぶり濃度およびy値は表3の通りであった。 従来の化合物Hはゼラチンとの相溶性が悪く、かぶり防
止機能が劣った。
【0093】比較例4 実施例2において添加するかぶり防止剤(化合物B)の
ゼラチンを従来の写真用ゼラチン(平均分子量が約10
万)に置きかえ、かぶり防止剤の結合分子数を9とし(
結合重量比約1.3重量%)、かぶり防止剤1.9×1
0−3モル/モルAgXの割合で添加した。あとは実施
例2と同じにして塗布試料Mを調製した。あとは実施例
2と同じ処理をし、かぶり濃度、y値を求め表3に示し
た。ゼラチンの分子量が大きくなると、耐拡散化し、か
ぶり防止機能が低下することを示している。
【0094】実施例5 比較例4において、かぶり防止剤の結合分子数を45と
し(結合重量比約6.5重量%)、かぶり防止剤1.9
×10−3モル/モルAgXの割合で添加した。あとは
実施例2と同じにして、塗布試料Nを調製した。あとは
実施例2と同じ処理をし、かぶり濃度、y値を求め、表
3に示した。ゼラチンの分子量が大きくても、かぶり防
止剤の結合重量%を増すと、かぶり防止機能が向上する
ことが確認された。但し、該ゼラチンのアルギニンの5
0%以上はオルニチンに変換されている。
【0095】
【表3】
【0096】
【発明の効果】本発明の感光材料を現像処理した時に、
現像液中へのかぶり防止剤の溶出量が確実に抑制され、
同一現像液を用いた時の感光材料の処理量を増すことが
できる。現像処理性能のバラツキが少なくなる。本発明
においては、かぶり防止剤がAgX粒子表面に吸着した
後に、分散媒に固定化される。即ち該固定化過程を分離
過程化している。従って、従来法のように、耐拡散化と
、AgX粒子表面への吸着速度間のジレンマが解消され
る。また、2−メルカプトベンズチアゾール、2−(4
−チアゾリル)−ベンズイミダゾール、2−メトキシ−
カルボニルアミノベンズイミダゾールの如き含窒素複素
環化合物は親水性分散媒に対する防腐効果も有する。こ
れに関しては特開昭59−228247号の記載を参考
にすることができる。従って現像処理後、該感光材料中
に残存したそれらの化合物は防腐剤として働らき、感光
材料の長期保存を可能にする。
【0097】従来法ではゼラチン分散媒中にゼラチンと
異なる高分子かぶり防止剤を加えることになる為、相互
の相溶性にも問題があり、相分離によるヘイズ発生の問
題もある。しかし、本発明ではゼラチン分散媒自身をか
ぶり防止剤の固定化高分子として用いる為、そのような
問題を生じない。ゼラチンの場合、かぶり防止剤が結合
する部位がある程度の間隔を有している為、かぶり防止
剤の吸着に対し、結合に無理がかからない。従って吸着
阻害を受けることがない。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくともハロゲン化銀粒子と分散媒
    とペンダント−1型かぶり防止剤および硬膜剤を有する
    ハロゲン化銀写真感光材料において、該ペンダント−1
    型かぶり防止剤が反応性置換基を有するかぶり防止剤で
    あり、かつ、該反応性置換基が分散媒の官能基と反応し
    、出荷時点において該かぶり防止剤の20%以上が分散
    媒と共有結合を生じていることを特徴とするハロゲン化
    銀写真感光材料。
  2. 【請求項2】  少なくともハロゲン化銀粒子と分散媒
    とペンダント−2型かぶり防止剤および硬膜剤を有する
    ハロゲン化銀写真感光材料において、該ペンダント−2
    型かぶり防止剤が低分子量分散媒と共有結合したかぶり
    防止剤であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
    料。
  3. 【請求項3】  少なくともハロゲン化銀粒子と分散媒
    とペンダント−3型かぶり防止剤および硬膜剤を有する
    ハロゲン化銀写真感光材料において、該ペンダント−3
    型かぶり防止剤が分散媒と共有結合したかぶり防止剤で
    あり、かつ、結合したかぶり防止剤の結合重量比が3重
    量%以上であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光
    材料。
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