JPH04236266A - 樹脂組成物及びその製造方法 - Google Patents

樹脂組成物及びその製造方法

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JPH04236266A
JPH04236266A JP1475091A JP1475091A JPH04236266A JP H04236266 A JPH04236266 A JP H04236266A JP 1475091 A JP1475091 A JP 1475091A JP 1475091 A JP1475091 A JP 1475091A JP H04236266 A JPH04236266 A JP H04236266A
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JP
Japan
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resin
parts
silica particles
silica
liquid
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Application number
JP1475091A
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English (en)
Inventor
Kunio Tawara
邦夫 俵
Michinari Yoshimi
吉見 道成
Shunryo Hirose
広瀬 俊良
Kenichi Ishizaki
謙一 石崎
Hidetake Inoue
井上 英武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリカ粒子を含有する樹
脂組成物及びその製造方法に関するものであり、本発明
の組成物は有機・無機複合体又はシリカ複合樹脂とも称
され得るものであり、該組成物は、水酸基を有する樹脂
とゾルゲル法、特にはアルコキシシランを加水分解して
析出させたシリカ粒子とからなることを特徴とするもの
であり、成形材料、シーリング材、塗料、接着剤などに
使用され得る材料であり、それらを用いる各種業界にお
いて広く利用されるものである。
【0002】
【従来技術】従来から樹脂の柔軟性、成形加工性などの
特長と無機材料の硬さ、耐熱性、耐候性、不燃性などの
特長を兼ね備えた材料として、シリコーン変性樹脂が以
前から提案実用化されている。しかしながら、シリコー
ンと樹脂との結合の度合が低かったり、利用できる樹脂
の種類に制約があるなど、必ずしも満足の行くものでは
なく、使用用途も限定されていた。
【0003】一方、近年、微粒子状のシリカ粒子と樹脂
を複合化した有機・無機複合体が提案、実用化されてお
り、例えば、コロイダルシリカ、ヒュームドシリカ等の
微粒子状シリカと樹脂を混合・加熱処理することにより
シリカ複合樹脂を製造し、硬度、不燃性などの面におい
て樹脂単独では得られない特性のものを得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
シリカ複合樹脂は、微粒子状のシリカ粒子を一旦合成し
た後に、樹脂に混合分散せしめ、加熱処理等によりシリ
カ粒子と樹脂との反応を行わせなければならず、工程が
煩雑であるという問題点を有しており、また、シリカ粒
子と樹脂を複合化せしめるために、アルコキシシラン化
合物等の結合剤が必要であった。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を解決し、優
れたシリカ複合樹脂とも言い得る樹脂組成物を得ること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
を解決するために鋭意検討した結果、ゾルゲル法、特に
、アルコキシシラン化合物の加水分解により析出するシ
リカ粒子と水酸基を有する樹脂からなる樹脂組成物が、
それらを解決し、優れたシリカ複合樹脂とも言えるもの
であることを見いだし本発明を完成した。
【0007】即ち本発明は、水酸基を有する樹脂とゾル
ゲル法により製造されたシリカ粒子からなることを特徴
とする樹脂組成物に関するものと水酸基を有する樹脂の
樹脂の共存下に、塩基性触媒によりアルコキシシランを
加水分解することを特徴とする上記樹脂組成物の製造方
法に関するものである。
【0008】○樹脂 本発明における樹脂とは、1分子中に1個または2個以
上の水酸基を有する樹脂であり、かかる樹脂であれば本
発明の組成物を製造するために格別の制約がなく、この
点が、本発明における大きな特長である。
【0009】具体的な樹脂としては、広く公知のものを
挙げることが出来、例えば、ポリビニルアセタール、ポ
リエステル樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、ウレ
タン樹脂、ポリアルキレングリコール、ポリビニルアル
コール、酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体等が挙
げられ、本発明においては、かかる樹脂から選ばれた1
種又は2種以上の樹脂が使用できる。
【0010】本発明において樹脂は液状、固体状にかか
わらず使用できるが、本発明において用いられるゾルゲ
ル法によるシリカ粒子は、溶媒中で析出されるものであ
るため、溶媒に均一に溶解するものが、本発明にとって
好ましいものである。
【0011】水酸基を有する樹脂として、該樹脂と該樹
脂の硬化剤を併用することも可能である。かかる硬化剤
も公知のものであり、例えば、メラミン樹脂、尿素樹脂
、グアニジン樹脂、ポリイソシアネート樹脂、エポキシ
樹脂、フェノール樹脂等が、用途・目的に応じ選択され
る。
【0012】○シリカ粒子 本発明で用いられるシリカ粒子は、ゾルゲル法により製
造されたものであることを特徴とするシリカ粒子であり
、特には、アルコキシシラン化合物の加水分解反応によ
り製造されたものである。
【0013】ゾルゲル法で用いられるアルコキシシラン
化合物とは、下記一般式(1)で示される化合物及び/
又はその部分縮合物である。 (R2)nSi(OR1)4−n   (1)(ただし
、式中R1はアルキル基、アリール基、アルケニル基又
は水素原子を、R2はアルキル基、アリール基、アルケ
ニル基を示し、nは0〜1の整数である。)
【0014
】上記一般式(1)における置換基R1であるアルキル
基、アリール基及びアルケニル基とは、具体的にはメチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n
−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル
基等の低級アルキル基;フェニル基、トリル基、メシチ
ル基等;ビニル基、アリル基及びi−プロペニル基等で
あり、高級アルキル基は加水分解時の反応性が不良なの
で避けるのが好ましい。
【0015】アルコキシシラン化合物の具体例としては
、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テト
ラ−n−プロポキシシラン、テトラ−i−プロポキシシ
ラン、テトラ−n−ブトキシシラン、テトラ−i−ブト
キシシラン、テトラ−t−ブトキシシラン、メチルトリ
メトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルト
リ−n−プロポキシシラン、メチルトリ−i−プロポキ
シシラン、メチルトリ−n−ブトキシシラン、メチルト
リ−t−ブトキシシラン等が挙げられる。
【0016】アルコキシシラン化合物に、必要に応じ、
Si 以外のZr、Ti 、Al 、B、等の金属アル
コキシド及び/又は配位化合物を併用したものも、アル
コキシシラン化合物として使用することもできる。それ
らの具体例としては、例えば、テトラ−i−プロポキシ
チタン、テトラ−n−ブトキシチタン、テトラ−i−ブ
トキシチタン、ジアセチルアセテートチタンプロピレー
ト、チタニウムテトラキス(アセチルアセトネート)、
テトラエトキシジルコニウム、テトラ−n−ブトキシジ
ルコニウム、ジルコニウムビス(アセチルアセトネート
)、トリ−i−プロポキシアルミニウム、アルミニウム
トリス(エチルアセトアセテート)、ホウ酸トリエチル
等があげられる。
【0017】シリカ粒子は、アルコキシシラン化合物を
必要に応じて溶媒に溶解し、ゾルゲル法により加水分解
反応を行わせることにより製造される。得られるシリカ
粒子の形状は、用いられる溶媒、アルコキシシラン濃度
、水の量、触媒、液温、反応時間等の条件により適宜調
製することができる。
【0018】ゾルゲル法で用いられる溶媒としては、ア
ルコキシシラン化合物や水と相溶し易いもの、又樹脂を
溶解・分散させるものが好ましく、水;メタノール、エ
タノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類
;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;エチレ
ングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチ
ルエーテル、エチレングリコールブチルエーテル、プロ
ピレングリコールエチルエーテル等のグリコールモノエ
ーテル類等及びこれら溶剤から選ばれた2種以上の混合
溶剤を挙げることができる。その他、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼン、メシチレン等の芳香族類;酢酸エ
チル、酢酸ブチル、エチレングリコールメチルエーテル
アセテート等のエステル類等も適宜混合使用することも
可能である。
【0019】触媒としては、塩基性触媒が好ましく、例
えば、アンモニア、エチルアミン、ジエチルアミン、ト
リエチルアミン等のアミン類、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等の無機塩基、陰イオン交換樹脂、鉛ヒドロ
キシアパタイト、ハイドロタルサイト、三酸化ビスマス
、含水酸化ビスマス(V)等の固体塩基等が使用できる
が、低沸点アミン、アンモニアが特に好ましい。
【0020】加水分解時の水の量は、アルコキシシラン
化合物のアルコキシ基1モルに対し0.5〜20モルが
好ましく、より好ましくは0.75〜10モルである。 かかる水は、アルコキシシラン添加の前または後に添加
できる。
【0021】加水分解の反応温度は、0〜200℃が好
ましく、より好ましくは20〜150℃である。反応温
度が0℃以下では反応の進行が非常に遅く、非実用的で
あり、又200℃以上では反応の制御ができず、ゲル化
したり粒子が本発明に不適当な大きさ、形状になる危険
性がある。
【0022】シリカ粒子は、上記の様な条件下に液中で
析出製造される。本発明では、液中に析出されたシリカ
粒子を、そのままの状態で本発明のもう一方の成分であ
る樹脂と配合することができ、これは本発明の大きな特
長である。
【0023】また、上記の方法で製造されたシリカ粒子
の分散液の溶媒を濾過、蒸発、昇華等の方法により除去
し、固体状の粉末としてシリカ粒子を得、その後、樹脂
と配合することもできる。
【0024】○調製方法 本発明の組成物の調製方法としては、シリカ粒子と樹脂
が均一に混合分散できる方法であればどの様な方法でも
よく、公知の混合方法を採用でき、例えば、以下の方法
により調製される。水酸基を有する樹脂を必要に応じ溶
媒に溶解せしめた液とシリカ粒子またはシリカ粒子分散
液を適当な攪拌装置で単に攪拌混合する方法が挙げられ
、その際、必要に応じ、60〜200℃に加熱してもよ
い。特に、水酸基を有する樹脂を必要に応じ溶媒に溶解
または分散せしめた液状状態下で、触媒の存在下、一種
又は二種以上のアルコキシシラン化合物を添加・加水分
解することにより調製する方法は、得られた樹脂組成物
の特性が特に優れるため好ましい方法である。かかる方
法により製造された組成物は、そのままの溶液状態もし
くは、溶剤を除去した形で使用できる。
【0025】○配合割合 本発明組成物における樹脂とシリカ粒子の配合割合とし
ては、樹脂とシリカ粒子の比は重量比で、99/1〜2
0/80が好ましく、更に好ましくは、95/5〜40
/60である。シリカ粒子の配合割合が少ないとシリカ
粒子の配合効果が得られなかったり、また、配合割合が
多いと脆い組成物になる恐れがある。
【0026】特に、水酸基を有する樹脂の存在下塩基性
触媒によりアルコキシシランを加水分解して製造する際
の、樹脂とアルコキシシランの配合割合の比は重量比で
、1/100〜1000/100であることが好ましく
、更に好ましくは5/100〜500/100である。
【0027】○添加剤 本発明の組成物には、目的に応じて、適当な添加剤を配
合することができ、添加剤としては、当該分野において
広く賞用されているものを用いることができ、具体的に
は、例えば、カーボンブラック、酸化チタン、亜鉛華、
鉛白、黄鉛、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、タ
ルク、クレー、カオリン、ホワイトカーボン、二硫化モ
リブデン、アルミナ、マイカ、ガラス繊維、亜鉛粉末、
アルミニウム粉末等の顔料、充填剤、補強剤や、その他
、粘度調節剤、消泡剤、レベリング剤、酸化防止剤、紫
外線吸収剤、潤滑剤等種々の添加剤を挙げることが出来
る。かかる添加剤は本発明の組成物の調製時の適当な段
階で配合することが可能である。
【0028】○用途 本発明の組成物は、それ自身で強度に優れており、また
、他の基材との密着性に優れているため、成形材料、ゴ
ム材料、フィルム材料、塗料、表面処理剤、接着剤、シ
ーリング材等として機械、電機、自動車、運搬車両、金
属、建築等の種々の用途に使用できる。また、本発明の
組成物は、溶液状態もしくは加熱により溶融状態で製造
されるため、溶融・成形後冷却、または、溶液を塗工後
溶媒を乾燥除去するなどの方法により、容易に種々の形
状に成形もしくは各種基材に適用することができる。 かかる方法は当業界で公知のものである。
【0029】
【作用】本発明の組成物は、水酸基を有する樹脂とゾル
ゲル法により製造されたシリカ粒子からなるものであり
、シリカ複合樹脂とも称しうるものであり、その複合化
の形態は明確にはなっていないが、本発明の組成物が奏
する効果は以下の様な機構により奏されるものと推定さ
れる。
【0030】■ゾルゲル法による加水分解時に析出する
シリカ粒子表面に活性Si OH基が残存し、そのSi
 OH基と樹脂中の水酸基との反応が,特にアルコキシ
シランの加水分解時には盛んに起こり、樹脂成分とシリ
カ粒子成分が高度に複合化する。
【0031】■ゾルゲル法による加水分解時に析出する
シリカ粒子が均一な粒径であり、しかも、溶液状態で均
一に分散するため、溶剤除去後も均一に分散した複合樹
脂を形成する。
【0032】■シリカ粒子を架橋点とする補強効果によ
り樹脂の物性が向上する。
【0033】■析出するシリカ粒子表面に活性SiOH
基が残存するため、各種基材に適用した場合に、それら
基材に対して極めて優れた密着性を発現する。
【0034】以下、具体的な例を挙げて説明する。
【0035】
【実施例】シリカ粒子の合成例 シリカ粒子分散液A 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器にテト
ラエトキシシラン80部、イソプロパノール100部を
仕込み、70℃に昇温させた後、エチルアミン0.5部
、純水15.3部、イソプロパノール40部の混合液を
徐々に滴下し、そのまま70℃にて3時間反応させ、平
均粒径0.1μmのシリカ微粒子の析出した白濁液を得
た。さらに、この白濁液を減圧下で濃縮し、加熱残分を
10%に調整した。この加熱残分は、アルミカップに白
濁液1gを取り、150℃で20分間加熱しその残存率
として求めた。
【0036】シリカ粒子分散液B 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器にテト
ラメトキシシラン60部、プロピレングリコールモノエ
チルエーテル110部を仕込み40℃に昇温させた後、
エチルアミン0.5部、純水9.2部、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル30部の混合液を徐々に滴下
し、そのまま40℃にて3時間反応させ、平均粒径0.
02μmのシリカ微粒子の析出した徴白濁液を得た。さ
らに、この白濁液を減圧下で濃縮し、加熱残分を10%
に調整した。
【0037】シリカ粒子分散液C 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器にテト
ラエトキシシラン60部、ジルコニウムテトラキス(ア
セチルアセトネート)16.8部、メチルエチルケトン
130部を仕込み、70℃に昇温させた後、エチルアミ
ン0.3部、純水10.0部メチルエチルケトン20部
の混合液を徐々に滴下しそのまま70℃にて4時間反応
させ、平均粒径0.05μmの複合シリカの析出した徴
白濁液を得た。さらに、この白濁液を減圧下で濃縮し、
加熱残分を10%に調整した。
【0038】シリカ粒子D 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器にテト
ラエトキシシランの部分縮合物(多摩化学工業株式会社
製、商品名“エチルシリケート−40”)40部、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル100部を仕込み
70℃に昇温させた後、エチルアミン0.3部、純水1
0.0部、プロピレングリコールモノメチルエーテル2
5.0部の混合液を徐々に滴下しそのまま70℃にて3
時間反応させシリカ微粒子の析出した白濁液を得た。得
られた液にテトラ−i−プロポキシチタン2.8部をプ
ロピレングリコールモノメチルエーテル10部で希釈し
た液に徐々に滴下し、70℃で2時間反応させ、平均粒
径0.1μmの複合シリカの析出した白濁液を得た。さ
らに、この白濁液を減圧下で濃縮し、白色微粉末状固体
のシリカ粒子を得た。
【0039】実施例1 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器にプロ
ピレングリコール/メチルエチルケトン=1/1(重量
比)なる混合溶剤180部を仕込み、ポリビニルブチラ
ール樹脂エスレックBLM(積水化学工業株式会社製)
を45.0部を溶解した。シリカ分散液A180部を配
合し、室温にて混合攪拌後、シリカ粒子の分散した微白
濁色樹脂液を得た。この液の加熱残分は20%であった
【0040】実施例2 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器にプロ
ピレングリコールメチルエーテル/メチルエチルケトン
=1/1(重量比)なる混合溶剤209.2部を仕込み
、ポリビニルブチラール樹脂エスレックBLM(積水化
学工業株式会社製)を52.3部を溶解した。これにシ
リカ粒子分散液B112.0部を配合し、70℃にて3
時間攪拌混合後、均一な微白色樹脂液を得た。この液の
加熱残分を20%であった。
【0041】比較例1 実施例1で用いたポリビニールブチラール樹脂を加熱残
分20%になるように同様の混合溶剤を用いて溶解し樹
脂液を調合した。
【0042】比較例2 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器にプロ
ピレングリコールメチルエーテル/メチルエチルケトン
=1/1(重量比)310部を仕込み、ポリビニルブチ
ラール樹脂エスレックBLM(積水化学工業株式会社製
)を52.3部を溶解した。さらに、気相法で製造され
た微粒子状シリカ粒子アエロジル#200(日本アエロ
ジル工業株式会社製)をそのまま70℃にて3時間加熱
し、シリカ微粒子の分散した透明樹脂液を得た。さらに
、この液を減圧下で濃縮し、加熱残分を20%に調整し
た。
【0043】試験例1 実施例1、2及び比較例1、2で調製した樹脂液を脱脂
した電気亜鉛メッキ鋼板(0.5mm×70mm×15
0mm)に乾燥膜厚20μmになるように塗布し、15
0℃×10分間加熱乾燥した。この塗装板を以下の試験
に供した。試験の結果を表1にまとめる。
【0044】○鉛筆硬度試験 三菱鉛筆ユニを用い、JIS  K−5400に準じ、
塗膜の傷・はがれについて評価した。
【0045】○円筒折曲げ加工試験 試験板を2mmφの円筒にて180度に折曲げた後、折
曲げ部をセロテープで密着はくりを行った。はがれの有
無を観察した。 ○:はがれなし △:僅かにはがれる ×:はがれあり
【0046】○密着性試験 密着性試験は、1次密着性及び2次密着性を試験した。 1次密着性試験は、各試験板塗膜面に1mm間隔で10
0個のゴバン目を刻み、セロテープをこのゴバン目に貼
着・剥離することにより行い、評価した。 ○:はがれなし △:はがれ  10%以下 ×:はがれ  10%以上
【0047】○塩水噴霧試験 試験板にクロスカットを入れた後、塩水噴霧試験(JI
S−Z−2317)120時間行った。この結果を表2
にまとめる。比較として無塗布品の試験も行ったが、2
40時間経過後、赤錆がほぼ全面に発生していた。評価
の基準はクロスカット部からの片側腐食幅を以下のよう
に表した。 ○:錆発生なし △:白錆  2mm以下 ×:白錆  2mm以上
【0048】
【表1】
【0049】実施例3 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器に、ポ
リエステル樹脂PES−360(東亜合成化学工業株式
会社製)37.7部、メチルエチルケトン/トルエン=
1/1(重量比)なる混合溶剤225部を仕込み70℃
に昇温・溶解させた後、シリカ分散液C112.5部を
滴下し、70℃にて3時間反応させた。この液を室温ま
で冷却し、尿素樹脂サイメル303(三井東圧化学工業
株式会社製)17.5部を配合し、シリカ微粒子の分散
した微白色樹脂液を得た。この液の加熱残分は、20%
であった。
【0050】実施例4 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器に、ポ
リエステル樹脂PES−360(東亜合成化学工業株式
会社製)37.7部、メチルエチルケトン/トルエン/
プロピレングリコールメチルエーテル=1/1/1(重
量比)なる混合溶剤315部を仕込み、溶解させた後、
シリカ粒子Dを22.5部配合し、室温にて3時間攪拌
混合した。更に尿素樹脂サイメル303(三井東圧化学
工業株式会社製)17.5部を配合し、シリカ微粒子の
分散した微白色樹脂液を得た。この液の加熱残分は、2
0%であった。
【0051】比較例3 実施例3で用いたポリエステル樹脂PES−360を5
2.5部、サイメル303を17.5部をメチルエチル
ケトン/トルエン=1/1(重量比)なる混合溶剤28
0部に溶解した樹脂液を調合した。
【0052】比較例4 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器に、ポ
リエステル樹脂PES−360(東亜合成化学工業株式
会社製)37.7部、メチルエチルケトン/トルエン/
プロピレングリコールメチルエーテル=1/1/1(重
量比)なる混合溶剤315部を仕込み、溶解させた後、
気相法で製造されたシリカ微粒子アエロジルR972(
日本アエロジル工業株式会社製)22.5部を配合し、
室温にて3時間攪拌混合した。更に尿素樹脂サイメル3
03(三井東圧化学工業株式会社製)17.5部を配合
し、シリカ微粒子の分散した透明樹脂液を得た。この液
の加熱残分は、20%であった。
【0053】試験例2 実施例3、4及び比較例3、4で調製した樹脂液を試験
例1と同様の試験に供した。その結果を表2に記す。
【0054】
【表2】
【0055】実施例5 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器にプロ
ピレングリコールメチルエーテル/メチルエチルケトン
=1/1(重量比)310部を仕込み、ポリビニルブチ
ラール樹脂エスレックBLM(積水化学工業株式会社製
)を52.3部を溶解した。これにテトラエトキシシラ
ン80部を配合し、70℃に昇温させた後、エチルアミ
ン0.4部、純水15.3部、イソプロパノール40部
の混合液を徐々に滴下し、そのまま70℃にて3時間反
応させ、シリカ微粒子の析出した微乳白色樹脂液を得た
。この液を減圧下で濃縮し、加熱残分を20%に調整し
た。
【0056】実施例6 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器にトル
エン/メチルエチルケトン=1/1(重量比)なる混合
溶剤80部を仕込み、ポリビニルブチラール樹脂エスレ
ックBLM(積水化学工業株式会社製)を39.2部を
溶解した。さらに、テトラメトキシシラン60部を配合
し40℃に昇温させた後、10%に希釈したアンモニア
水溶液21.5部、メチルアルコール50部の混合液を
徐々に滴下し、そのまま40℃にて3時間反応させ、シ
リカ微粒子の析出した微白濁液を得た。さらに、この微
乳白色液を減圧下で濃縮し、加熱残分を20%に調整し
た。
【0057】試験例3 実施例5、6で調製した樹脂液を試験例1と同様の試験
に供した。その結果を比較例1、2とともに表3に記す
【0058】
【表3】
【0059】実施例7 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器に、ポ
リエステル樹脂PES360(東亜合成化学工業株式会
社製)37.7部、テトラエトキシシランの部分縮合物
(多摩化学工業株式会社製商品名“エチルシリケート−
40”)40部、メチルエチルケトン200部、プロピ
レングリコールモノメチルエーテル160部、トルエン
60部を仕込み70℃に昇温・溶解させた後、エチルア
ミン0.3部、純水10.0部、プロピレングリコール
モノメチルエーテル25.0部の混合液を徐々に滴下し
そのまま70℃にて3時間反応させシリカ微粒子の析出
した微乳白色溶液液を得た。
【0060】比較例5 実施例7で用いたポリエステル樹脂をメチルエチルケト
ン/トルエン=1/1(重量比)なる溶剤に溶解した樹
脂液を調合した。
【0061】比較例6 滴下ロート、温度計、攪拌装置を備えた反応容器に、ポ
リエステル樹脂PES360(東亜合成化学工業株式会
社製)37.7部、微粉状シリカ粒子アエロジル#30
0(日本アエロジル工業株式会社製)16部、メチルエ
チルケトン200部、プロピレングリコールモノメチル
エーテル160部、トルエン60部を仕込み70℃に昇
温・溶解させた後、エチルアミン0.3部、純水10.
0部、プロピレングリコールモノメチルエーテル25.
0部の混合液を徐々に滴下し、そのまま70℃にて3時
間加熱させ、シリカ微粒子の分散した透明溶液を得た。
【0062】試験例4 実施例7及び比較例5、6で調製した液をテフロンシー
ト上にて減圧下で溶剤を除去し、膜厚100μmの乾燥
フィルムを得た。このフィルムを脱脂したアルミニウム
板(A1050、0.6mm×25mm×100mm)
の間に挟み、熱プレスで150℃×5Kg/cm2 ×
3分間加熱接着した。冷却後、室温及び50℃雰囲気下
で引張り剪断強度及び剥離強度を測定した。その結果を
表4にまとめる。
【0063】
【表4】
【0064】
【発明の効果】本発明は、有機材料の有する柔軟性、成
形性等の特長と無機材料の有する硬度、耐熱性、耐久性
を兼ね備えた新規なシリカ複合樹脂とも言うべき樹脂組
成物を提供するものであって、かかる樹脂組成物は、液
状での取扱が可能で適用性が良好であり、また、該樹脂
組成物は、その透明性、柔軟性、強度のバランスに優れ
、かつ、他の材料との密着性に優れているため、成形材
料、ゴム材料、フィルム材料、塗料、表面処理剤、接着
剤、シーリング材等として種々の用途に使用でき、各種
業界で広く用いられ、それらの業界に寄与するところ大
なるものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    水酸基を有する樹脂とゾルゲル法
    により製造されたシリカ粒子からなることを特徴とする
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】    水酸基を有する樹脂の共存下に、
    塩基性触媒によりアルコキシシランを加水分解すること
    を特徴とする請求項1記載の樹脂組成物の製造方法。
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