JPH0423648B2 - - Google Patents
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- JPH0423648B2 JPH0423648B2 JP19893083A JP19893083A JPH0423648B2 JP H0423648 B2 JPH0423648 B2 JP H0423648B2 JP 19893083 A JP19893083 A JP 19893083A JP 19893083 A JP19893083 A JP 19893083A JP H0423648 B2 JPH0423648 B2 JP H0423648B2
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- Japan
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- olefin polymer
- olefin
- ethylene
- kneaded
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はオレフイン重合体組成物に関する。さ
らに詳しくは、オレフイン重合体又はオレフイン
共重合体(以下単にオレフイン重合体と記す)と
特定のジアリルイソシアヌレートとを含有するオ
レフイン重合体組成物に関するものである。 オレフイン重合体は、電気特性、機械的強度な
どのオレフイン重合体本来の優れた特性を保持
し、さらに、耐熱性、耐薬品性、環境耐性、亀裂
耐性、高い弾性率などの特性を発揮し、電線やケ
ーブルの絶縁用に、あるいは耐熱パルプ、チユー
ブ、フイルム、パツキング、ガスケツトに広く適
用されている。 このような用途に使用されるオレフイン重合体
は、一般に有機過酸化物により架橋された重合体
が知られているが、オレフイン重合体は本来架橋
されにくい物質であり、有機過酸化物のみでは高
い架橋密度を有する架橋体を得ることは難かしい
ため、有機過酸化物にさらに、一分子中に二重結
合を2個以上有するような多官能性化合物を架橋
助剤として使用する方法が提案されている。 上記多官能性化合物としては、通常、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル、ジアリルフ
タレート、トリアリルイソシアヌレート等が用い
られているが、これらの物質は、常温においては
液体でありオレフイン重合体との相溶性が乏しい
ため、混練の際に分散性が悪く、混練後、成型す
る迄の間にオレフイン重合体混練物表面上に上記
多官能性化合物が浸み出す、いわゆるブリードあ
るいはブルーミングなどと呼ばれる現在を生ず
る。上記混練物は、混練工程中の温度上昇により
多少の架橋を生ずるが、次の成型及び加熱加工に
より完全に架橋硬化される。そして上記のように
ブリード等を生じた混練物は、ブリード等を生じ
たまま成型されるため商品価値を著しく低下させ
ることとなる。また、ブリード等を生じさせない
ように該多官能性化合物を少量添加した場合に
は、架橋反応速度が遅く、架橋度が低く、希望す
る物性を有するオレフイン重合体を得ることが困
難となる。 本発明は、オレフイン重合体と、オレフイン重
合体に対し相溶性、ないしは、分散性の良好な多
官能性化合物とを含有してなるオレフイン重合体
組成物を提供することを目的とするものである。 すなわち、本発明は、 (1) オレフイン重合体又はオレフイン共重合体
と、一般式〔〕で示される5−置換−1,3
−ジアリルイソシアヌレート (式〔〕中、Rは炭素数14以上のアルキル基
を表わす)とを含有してなるオレフイン重合体
組成物、 をその要旨とするものである。 本発明に使用するオレフイン重合体としては、
一般にポリオレフインと云われる熱可塑性ポリマ
ーで、結晶性ないし非結晶性のものを挙げること
ができる。 具体的には、各種ポリエチレン、各種ポリプロ
ピレン、ポリブテン、ポリ−4−メチルペンテン
−1、その他のα−オレフインポリマーがある。
又塩素化ポリエチレン、クロルスルホン化ポリエ
チレン、ハロゲノ燐化ポリエチレン、ポリエチレ
ンに無水マレイン酸、フマル酸、アクリル酸、メ
タクリル酸などをグラフトさせたグラフト化変性
ポリエチレン等が挙げられる。又、本発明に使用
するオレフイン重合体としては、次に記載するオ
レフイン共重合体をも挙げることができる。即
ち、エチレンとα−オレフインのランダム共重合
体、エチレンとα−オレフインのブロツク共重合
体、エチレン又はα−オレフインとその他のビニ
ルモノマーとの共重合体、エチレン又はα−オレ
フインと共役ジエン類との交互共重合体などが挙
げられる。具体的にはエチレン−プロピレンゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、エチレ
ン−プロピレンステレオブロツク共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、プロピ
レン−ブタジエン交互共重合体、エチレン−ジア
リルエステル共重合体等が挙げられる。からには
又、エチレンのフツ素置換体であるフツ素樹脂、
具体的にはテトラフルオロエチレン−エチレン共
重合体、テトラフルオロエチレン−プロピレン共
重合体、フツ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体等を挙げることができる。 本発明の上記一般式〔〕で示される5−置換
−1,3−ジアリルイソシアヌレートの5−置換
基としては、炭素数14以上の直鎖状又は分岐鎖状
のアルキル基を挙げることができ、具体的には、
例えば5−テトラデシル−1,3−ジアリルイソ
シアヌレート、5−ヘキサデシル−1,3−ジア
リルイソシアヌレート、5−オクタデシル−1,
3−ジアリルイソシアヌレート、5−エイコシル
−1,3−ジアリルイソシアヌレート、5−ドコ
シル−1,3−ジアリルイソシアヌレートなどが
挙げられる。 本発明に用いられる一般式〔〕で示される5
−置換−1,3−ジアリルイソシアヌレートは、
例えば、ジアリルイソシアヌレートとアルキルハ
ライドとをN,N′−ジメチルホルムアミドの如
き非プロント性極性溶剤中、水酸化ナトリウム、
炭酸カリウム、トリエチルアミンなどの塩基性物
質の存在下で、60℃〜150℃の温度で反応させる
事により製造することができる(Chem.Abs.、
64,3534f(1966)、同66,46861x(1967)、同72,
133239t(1970)、同79,137102k(1973)、同94,
139751e(1981)。 一般式〔〕で示される5−置換−1,3−ジ
アリルイソシアヌレートの、オレフイン重合体へ
の添加量としては、オレフイン重合体100重量部
あたり1〜20重量部の範囲、好ましくは2〜15重
量部の範囲を挙げることができる。 本発明で得られたオレフイン重合体組成物には
必要に応じて顔料、充填剤、プロセスオイル、滑
剤、熱安定剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤などの添
加剤を併用しても何ら差支えない。 本発明のオレフイン重合体組成物は、次いで混
練されるが、混練はミキシングロール、カレンダ
ーロール、ニーダー、押出機などの通常使用され
る混練機を用い、室温下あるいは加熱下に行われ
る。そして該混練中に、あるいは混練後架橋重合
が行われる。 本発明のオレフイン重合体組成物を架橋重合す
る際には、該組成物を成型後電子線を照射して架
橋重合させる方法、成型後これを150〜180℃に加
熱して架橋重合する方法等が行なわれる。そして
上記のように加熱して架橋重合する際には、本発
明のオレフイン重合体組成物に有機過酸化物を添
加する必要がある。この場合に、使用される有機
過酸化物としては、1分半減期温度が160〜240℃
となるようなものが特に好ましく、例えば、t−
ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジ
−t−ブチルジパーオキシフタレート、t−ブチ
ルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシ
ラウレート、α,α′−ビス(t−ブチルパーオキ
シ−m−イソプロピル)ベンゼン、t−ブチルパ
ーオキシベンゾエート、メチルエチルケトンパー
オキサイド、ジクミルパーオキサイドなどを挙げ
ることができる。これらの有機過酸化物は2種以
上混合して使用しても差支えない。 本発明の一般式〔〕で示される5−置換−
1,3−ジアリルイソシアヌレートはオレフイン
重合体との相溶性が従来の多官能性化合物に比べ
て良いため、オレフイン重合体との均質な混練と
架橋が可能であり、架橋速度が速く、架橋効率に
優れた架橋体が得られる。 以下、実施例により本発明を説明するが本発明
は以下の実施例に限定されるものではない。な
お、実施例中、%とあるは重量%を意味する。 実施例 1 (イ) 5−置換−1,3−ジアリルイソシアヌレー
トの製造: 撹拌機及び冷却機の付いた1の3つ口丸底
フラスコに、ジアリルイソシアヌレート104.5
g(0.5モル)、炭素数14,16,18,20及び22の
アルキルハライド0.5モル及び炭酸カリウム
48.4g(0.35モル)、さらに溶媒としてN,
N′−ジメチルホルムアミド400mlを仕込み、撹
拌しながら昇温し、温度140℃に4時間保持し
た。次いで減圧下で溶媒を留去した後、反応生
成物にベンゼン400mlを加え目的生成物を抽出
し、この抽出液を水洗後無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、さらにベンゼンを留去する事により
5−置換−1,3−ジアリルイソシアヌレート
を得た。結果を第1表に示した。 【表】 (ロ) シートの作成: オレフイン重合体(ポリエチレン(東洋曹達
株式会社製、ペトロセン−180))、第1表の第
2番の5−ヘキサデシル−1,3−ジアリルイ
ソシアヌレート及びジクミルパーオキサイド
(有機過酸化物)で構成される第2表のオレフ
イン重合体組成物をブラベンダープラスチコー
ダーを使用して135℃で5分間(有機過酸化物
添加後)混練し、その後180℃に加圧成型する
とともに架橋重合し、厚さ2mmのシートを作成
した。得られた架橋ポリエチレンの0.1gを200
mlの三角フラスコに採り、トルエン100mlを加
え、逆流冷却器を付け、ホツトプレート上で8
時間煮沸し、次いで内容物を取り出し、乾燥後
50℃で真空乾燥してトルエン不溶物率を測定し
た。トルエン不溶物率を測定することにより、
架橋重合の効率を知ることができる。 架橋時間とトルエン不溶物率の関係を第3表
に示した。 【表】 【表】 実施例2及び参考例2 オレフイン重合体として塩素化ポリエチレンを
使用し、第4表に示す配合で、ロール寸法20.3cm
×45.7cmのロールミキサーを使用し、回転比1:
1.8及び回転数18r.p.m.で温度60±5℃で混練し
た。混練物を温度30℃、相対湿度70%の定温恒温
室に10日間及び40日間放置し、混練物の表面状態
を観察した。又この混練物を160℃で架橋重合し
たときの重合時間と、JIS K6301に準拠して行つ
た架橋重合体の物性とを第5表に示した。 【表】 尚第4表中の5−オクタデシル、1,3−ジア
リルイソシアヌレートとトリアリルイソシアヌレ
ートのアリル基当量は同じである。 【表】 【表】 実施例3及び参考例3、4 オレフイン重合体としてエチレン−プロピレン
−ジエンゴム(EPDM)を使用し、第6表に示
した配合で、実施例2と同様のロールを使用し、
回転比1:1.8、回転数18r.p.m.で温度50±5℃で
混練した。 次いで150℃で架橋重合したときの重合時間と
物性の関係を第7表に示した。架橋重合体の物性
測定は、JIS K6301に準拠して行つた。 【表】 【表】 尚第6表中、5−テトラデシル1,3−ジアリ
ルイソシアヌレートとトリアリルイソシアヌレー
トのアリル基当量は同じとした。 【表】 実施例4及び参考例5 オレフイン重合体としてエチレン−酢酸ビニル
共重合体(EVA)を使用し、第8表に示す配合
で実施例2と同様のロールを使つて50〜60℃で混
練した。混練物を温度30℃、相対湿度70%の定温
恒温室に10日間及び40日間放置し、混練物の表面
状態を観察した。 又この混練物を160℃で架橋重合したときの重
合時間と、JIS K6301に準拠して行つた重合体の
物性とを第9表に示した。尚本参考例で用いた炭
素数12の5−ドデシル−1,3−ジアリルイソシ
アヌレートは実施例1と同様の方法でジアリルイ
ソシアヌレートとドデシルクロライドを反応させ
て製造した。5−ドデシル1,3−ジアソルイソ
シアヌレートは、屈折率1.4834(25℃)であり、
常温で液体の物質である。 【表】 尚、5−エイコシル−1,3−ジアリルイソシ
アヌレートと5−ドデシル−1,3−ジアリルイ
ソシアヌレートのアリル基当量は同じとした。 【表】 【表】 実施例5及び参考例6 オレフイン重合体としてフツ素ゴムを使用し、
第10表に示す配合割合でプラベンダープラスチコ
ーダーを使用し、60±5℃で5分間混練した。混
練物を温度30℃、相対湿度70%の定温恒温室に10
日間及び50日間放置し混練物の表面状態を観察し
た。その結果、実施例5の混練物については、50
日間放置後もブルーミング現象は認められなかつ
たが、参考例6の混練物については、10日間放置
後のものでブルーミング現象が認められた。 【表】 実施例6及び参考例7 オレフイン重合体として、ポリエチレン(東洋
曹達株式会社製、商品名ペトロセン−180)を使
用し、第11表に示した配合で、押出機(ブラベン
ダー社製、エクストルーダー20D型、リボンダイ
ヘツド付)を用いて押出機内温度140℃で0.1ミリ
メートル厚みのフイルムを作製した。 このフイルムを電子線照射装置(日新ハイボル
テージ株式会社製EBP−500型)を用い500KeV
の電子線加速器で5Mrads、10Mrads、20Mrads
の照射を行つた。 得られたフイルムの0.1gを200mlの三角フラス
コにとり、トルエン100mlを加え、逆流冷却器を
付け、ホツトプレート上で8時間煮沸し、次いで
内容物を取り出し乾燥後50℃で減圧乾燥してトル
エン不溶物率を測定した。 照射線量とトルエン不溶物率の関係を第12表に
示した。 【表】 【表】 【表】
らに詳しくは、オレフイン重合体又はオレフイン
共重合体(以下単にオレフイン重合体と記す)と
特定のジアリルイソシアヌレートとを含有するオ
レフイン重合体組成物に関するものである。 オレフイン重合体は、電気特性、機械的強度な
どのオレフイン重合体本来の優れた特性を保持
し、さらに、耐熱性、耐薬品性、環境耐性、亀裂
耐性、高い弾性率などの特性を発揮し、電線やケ
ーブルの絶縁用に、あるいは耐熱パルプ、チユー
ブ、フイルム、パツキング、ガスケツトに広く適
用されている。 このような用途に使用されるオレフイン重合体
は、一般に有機過酸化物により架橋された重合体
が知られているが、オレフイン重合体は本来架橋
されにくい物質であり、有機過酸化物のみでは高
い架橋密度を有する架橋体を得ることは難かしい
ため、有機過酸化物にさらに、一分子中に二重結
合を2個以上有するような多官能性化合物を架橋
助剤として使用する方法が提案されている。 上記多官能性化合物としては、通常、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル、ジアリルフ
タレート、トリアリルイソシアヌレート等が用い
られているが、これらの物質は、常温においては
液体でありオレフイン重合体との相溶性が乏しい
ため、混練の際に分散性が悪く、混練後、成型す
る迄の間にオレフイン重合体混練物表面上に上記
多官能性化合物が浸み出す、いわゆるブリードあ
るいはブルーミングなどと呼ばれる現在を生ず
る。上記混練物は、混練工程中の温度上昇により
多少の架橋を生ずるが、次の成型及び加熱加工に
より完全に架橋硬化される。そして上記のように
ブリード等を生じた混練物は、ブリード等を生じ
たまま成型されるため商品価値を著しく低下させ
ることとなる。また、ブリード等を生じさせない
ように該多官能性化合物を少量添加した場合に
は、架橋反応速度が遅く、架橋度が低く、希望す
る物性を有するオレフイン重合体を得ることが困
難となる。 本発明は、オレフイン重合体と、オレフイン重
合体に対し相溶性、ないしは、分散性の良好な多
官能性化合物とを含有してなるオレフイン重合体
組成物を提供することを目的とするものである。 すなわち、本発明は、 (1) オレフイン重合体又はオレフイン共重合体
と、一般式〔〕で示される5−置換−1,3
−ジアリルイソシアヌレート (式〔〕中、Rは炭素数14以上のアルキル基
を表わす)とを含有してなるオレフイン重合体
組成物、 をその要旨とするものである。 本発明に使用するオレフイン重合体としては、
一般にポリオレフインと云われる熱可塑性ポリマ
ーで、結晶性ないし非結晶性のものを挙げること
ができる。 具体的には、各種ポリエチレン、各種ポリプロ
ピレン、ポリブテン、ポリ−4−メチルペンテン
−1、その他のα−オレフインポリマーがある。
又塩素化ポリエチレン、クロルスルホン化ポリエ
チレン、ハロゲノ燐化ポリエチレン、ポリエチレ
ンに無水マレイン酸、フマル酸、アクリル酸、メ
タクリル酸などをグラフトさせたグラフト化変性
ポリエチレン等が挙げられる。又、本発明に使用
するオレフイン重合体としては、次に記載するオ
レフイン共重合体をも挙げることができる。即
ち、エチレンとα−オレフインのランダム共重合
体、エチレンとα−オレフインのブロツク共重合
体、エチレン又はα−オレフインとその他のビニ
ルモノマーとの共重合体、エチレン又はα−オレ
フインと共役ジエン類との交互共重合体などが挙
げられる。具体的にはエチレン−プロピレンゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、エチレ
ン−プロピレンステレオブロツク共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル
酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、
エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、プロピ
レン−ブタジエン交互共重合体、エチレン−ジア
リルエステル共重合体等が挙げられる。からには
又、エチレンのフツ素置換体であるフツ素樹脂、
具体的にはテトラフルオロエチレン−エチレン共
重合体、テトラフルオロエチレン−プロピレン共
重合体、フツ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体等を挙げることができる。 本発明の上記一般式〔〕で示される5−置換
−1,3−ジアリルイソシアヌレートの5−置換
基としては、炭素数14以上の直鎖状又は分岐鎖状
のアルキル基を挙げることができ、具体的には、
例えば5−テトラデシル−1,3−ジアリルイソ
シアヌレート、5−ヘキサデシル−1,3−ジア
リルイソシアヌレート、5−オクタデシル−1,
3−ジアリルイソシアヌレート、5−エイコシル
−1,3−ジアリルイソシアヌレート、5−ドコ
シル−1,3−ジアリルイソシアヌレートなどが
挙げられる。 本発明に用いられる一般式〔〕で示される5
−置換−1,3−ジアリルイソシアヌレートは、
例えば、ジアリルイソシアヌレートとアルキルハ
ライドとをN,N′−ジメチルホルムアミドの如
き非プロント性極性溶剤中、水酸化ナトリウム、
炭酸カリウム、トリエチルアミンなどの塩基性物
質の存在下で、60℃〜150℃の温度で反応させる
事により製造することができる(Chem.Abs.、
64,3534f(1966)、同66,46861x(1967)、同72,
133239t(1970)、同79,137102k(1973)、同94,
139751e(1981)。 一般式〔〕で示される5−置換−1,3−ジ
アリルイソシアヌレートの、オレフイン重合体へ
の添加量としては、オレフイン重合体100重量部
あたり1〜20重量部の範囲、好ましくは2〜15重
量部の範囲を挙げることができる。 本発明で得られたオレフイン重合体組成物には
必要に応じて顔料、充填剤、プロセスオイル、滑
剤、熱安定剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤などの添
加剤を併用しても何ら差支えない。 本発明のオレフイン重合体組成物は、次いで混
練されるが、混練はミキシングロール、カレンダ
ーロール、ニーダー、押出機などの通常使用され
る混練機を用い、室温下あるいは加熱下に行われ
る。そして該混練中に、あるいは混練後架橋重合
が行われる。 本発明のオレフイン重合体組成物を架橋重合す
る際には、該組成物を成型後電子線を照射して架
橋重合させる方法、成型後これを150〜180℃に加
熱して架橋重合する方法等が行なわれる。そして
上記のように加熱して架橋重合する際には、本発
明のオレフイン重合体組成物に有機過酸化物を添
加する必要がある。この場合に、使用される有機
過酸化物としては、1分半減期温度が160〜240℃
となるようなものが特に好ましく、例えば、t−
ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジ
−t−ブチルジパーオキシフタレート、t−ブチ
ルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシ
ラウレート、α,α′−ビス(t−ブチルパーオキ
シ−m−イソプロピル)ベンゼン、t−ブチルパ
ーオキシベンゾエート、メチルエチルケトンパー
オキサイド、ジクミルパーオキサイドなどを挙げ
ることができる。これらの有機過酸化物は2種以
上混合して使用しても差支えない。 本発明の一般式〔〕で示される5−置換−
1,3−ジアリルイソシアヌレートはオレフイン
重合体との相溶性が従来の多官能性化合物に比べ
て良いため、オレフイン重合体との均質な混練と
架橋が可能であり、架橋速度が速く、架橋効率に
優れた架橋体が得られる。 以下、実施例により本発明を説明するが本発明
は以下の実施例に限定されるものではない。な
お、実施例中、%とあるは重量%を意味する。 実施例 1 (イ) 5−置換−1,3−ジアリルイソシアヌレー
トの製造: 撹拌機及び冷却機の付いた1の3つ口丸底
フラスコに、ジアリルイソシアヌレート104.5
g(0.5モル)、炭素数14,16,18,20及び22の
アルキルハライド0.5モル及び炭酸カリウム
48.4g(0.35モル)、さらに溶媒としてN,
N′−ジメチルホルムアミド400mlを仕込み、撹
拌しながら昇温し、温度140℃に4時間保持し
た。次いで減圧下で溶媒を留去した後、反応生
成物にベンゼン400mlを加え目的生成物を抽出
し、この抽出液を水洗後無水硫酸マグネシウム
で乾燥し、さらにベンゼンを留去する事により
5−置換−1,3−ジアリルイソシアヌレート
を得た。結果を第1表に示した。 【表】 (ロ) シートの作成: オレフイン重合体(ポリエチレン(東洋曹達
株式会社製、ペトロセン−180))、第1表の第
2番の5−ヘキサデシル−1,3−ジアリルイ
ソシアヌレート及びジクミルパーオキサイド
(有機過酸化物)で構成される第2表のオレフ
イン重合体組成物をブラベンダープラスチコー
ダーを使用して135℃で5分間(有機過酸化物
添加後)混練し、その後180℃に加圧成型する
とともに架橋重合し、厚さ2mmのシートを作成
した。得られた架橋ポリエチレンの0.1gを200
mlの三角フラスコに採り、トルエン100mlを加
え、逆流冷却器を付け、ホツトプレート上で8
時間煮沸し、次いで内容物を取り出し、乾燥後
50℃で真空乾燥してトルエン不溶物率を測定し
た。トルエン不溶物率を測定することにより、
架橋重合の効率を知ることができる。 架橋時間とトルエン不溶物率の関係を第3表
に示した。 【表】 【表】 実施例2及び参考例2 オレフイン重合体として塩素化ポリエチレンを
使用し、第4表に示す配合で、ロール寸法20.3cm
×45.7cmのロールミキサーを使用し、回転比1:
1.8及び回転数18r.p.m.で温度60±5℃で混練し
た。混練物を温度30℃、相対湿度70%の定温恒温
室に10日間及び40日間放置し、混練物の表面状態
を観察した。又この混練物を160℃で架橋重合し
たときの重合時間と、JIS K6301に準拠して行つ
た架橋重合体の物性とを第5表に示した。 【表】 尚第4表中の5−オクタデシル、1,3−ジア
リルイソシアヌレートとトリアリルイソシアヌレ
ートのアリル基当量は同じである。 【表】 【表】 実施例3及び参考例3、4 オレフイン重合体としてエチレン−プロピレン
−ジエンゴム(EPDM)を使用し、第6表に示
した配合で、実施例2と同様のロールを使用し、
回転比1:1.8、回転数18r.p.m.で温度50±5℃で
混練した。 次いで150℃で架橋重合したときの重合時間と
物性の関係を第7表に示した。架橋重合体の物性
測定は、JIS K6301に準拠して行つた。 【表】 【表】 尚第6表中、5−テトラデシル1,3−ジアリ
ルイソシアヌレートとトリアリルイソシアヌレー
トのアリル基当量は同じとした。 【表】 実施例4及び参考例5 オレフイン重合体としてエチレン−酢酸ビニル
共重合体(EVA)を使用し、第8表に示す配合
で実施例2と同様のロールを使つて50〜60℃で混
練した。混練物を温度30℃、相対湿度70%の定温
恒温室に10日間及び40日間放置し、混練物の表面
状態を観察した。 又この混練物を160℃で架橋重合したときの重
合時間と、JIS K6301に準拠して行つた重合体の
物性とを第9表に示した。尚本参考例で用いた炭
素数12の5−ドデシル−1,3−ジアリルイソシ
アヌレートは実施例1と同様の方法でジアリルイ
ソシアヌレートとドデシルクロライドを反応させ
て製造した。5−ドデシル1,3−ジアソルイソ
シアヌレートは、屈折率1.4834(25℃)であり、
常温で液体の物質である。 【表】 尚、5−エイコシル−1,3−ジアリルイソシ
アヌレートと5−ドデシル−1,3−ジアリルイ
ソシアヌレートのアリル基当量は同じとした。 【表】 【表】 実施例5及び参考例6 オレフイン重合体としてフツ素ゴムを使用し、
第10表に示す配合割合でプラベンダープラスチコ
ーダーを使用し、60±5℃で5分間混練した。混
練物を温度30℃、相対湿度70%の定温恒温室に10
日間及び50日間放置し混練物の表面状態を観察し
た。その結果、実施例5の混練物については、50
日間放置後もブルーミング現象は認められなかつ
たが、参考例6の混練物については、10日間放置
後のものでブルーミング現象が認められた。 【表】 実施例6及び参考例7 オレフイン重合体として、ポリエチレン(東洋
曹達株式会社製、商品名ペトロセン−180)を使
用し、第11表に示した配合で、押出機(ブラベン
ダー社製、エクストルーダー20D型、リボンダイ
ヘツド付)を用いて押出機内温度140℃で0.1ミリ
メートル厚みのフイルムを作製した。 このフイルムを電子線照射装置(日新ハイボル
テージ株式会社製EBP−500型)を用い500KeV
の電子線加速器で5Mrads、10Mrads、20Mrads
の照射を行つた。 得られたフイルムの0.1gを200mlの三角フラス
コにとり、トルエン100mlを加え、逆流冷却器を
付け、ホツトプレート上で8時間煮沸し、次いで
内容物を取り出し乾燥後50℃で減圧乾燥してトル
エン不溶物率を測定した。 照射線量とトルエン不溶物率の関係を第12表に
示した。 【表】 【表】 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 オレフイン重合体又はオレフイン共重合体
と、一般式〔〕で示される5−置換−1,3−
ジアリルイソシアヌレート (式〔〕中、Rは炭素数14以上のアルキル基を
表わす)とを含有してなるオレフイン重合体組成
物。 2 特許請求の範囲第1項記載のオレフイン重合
体組成物において、オレフイン重合体組成物が有
機過酸化物を含有する組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19893083A JPS6090206A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | オレフィン重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19893083A JPS6090206A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | オレフィン重合体組成物 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28160991A Division JPH05295043A (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | オレフィン重合体組成物の架橋方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6090206A JPS6090206A (ja) | 1985-05-21 |
| JPH0423648B2 true JPH0423648B2 (ja) | 1992-04-22 |
Family
ID=16399329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19893083A Granted JPS6090206A (ja) | 1983-10-24 | 1983-10-24 | オレフィン重合体組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6090206A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015149222A1 (en) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | Dow Global Technologies Llc | Crosslinkable polymeric compositions with diallyl isocyanurate crosslinking coagents, methods for making the same, and articles made therefrom |
| JP2016139798A (ja) * | 2015-01-22 | 2016-08-04 | 大日本印刷株式会社 | 半導体発光装置、反射体形成用樹脂組成物及びリフレクター付きリードフレーム |
-
1983
- 1983-10-24 JP JP19893083A patent/JPS6090206A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6090206A (ja) | 1985-05-21 |
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