JPH04242044A - 陰極線管の耐電圧処理方法 - Google Patents
陰極線管の耐電圧処理方法Info
- Publication number
- JPH04242044A JPH04242044A JP3017026A JP1702691A JPH04242044A JP H04242044 A JPH04242044 A JP H04242044A JP 3017026 A JP3017026 A JP 3017026A JP 1702691 A JP1702691 A JP 1702691A JP H04242044 A JPH04242044 A JP H04242044A
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- Japan
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- resistor
- withstand voltage
- high voltage
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、陰極線管の耐電圧処
理方法に係り、特に電子銃の複数個の電極を一体に固定
する絶縁支持体のネック対向面に、高電圧印加電極に印
加される高電圧を中電圧印加電極に印加する中電圧に分
圧する抵抗体が配置され、かつその中電圧印加電極に金
属蒸着膜を形成するための金属リングが配置された高性
能陰極線管の耐電圧特性を良好にする陰極線管の耐電圧
処理方法に関する。
理方法に係り、特に電子銃の複数個の電極を一体に固定
する絶縁支持体のネック対向面に、高電圧印加電極に印
加される高電圧を中電圧印加電極に印加する中電圧に分
圧する抵抗体が配置され、かつその中電圧印加電極に金
属蒸着膜を形成するための金属リングが配置された高性
能陰極線管の耐電圧特性を良好にする陰極線管の耐電圧
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に陰極線管は、図4に示すように、
外囲器のフェースプレート1内面に蛍光体スクリーン2
が形成され、外囲器のネック3内にこの蛍光体スクリー
ン2上に画像を表示するための電子ビーム4を放出する
電子銃5が配設されている。特にカラー受像管では、蛍
光体スクリーン2の内側にシャドウマスク6が配置され
、このシャドウマスク6により電子銃5から放出される
3電子ビーム4を選別して、蛍光体スクリーン2を構成
する3色蛍光体層に入射させる構造に形成されている。
外囲器のフェースプレート1内面に蛍光体スクリーン2
が形成され、外囲器のネック3内にこの蛍光体スクリー
ン2上に画像を表示するための電子ビーム4を放出する
電子銃5が配設されている。特にカラー受像管では、蛍
光体スクリーン2の内側にシャドウマスク6が配置され
、このシャドウマスク6により電子銃5から放出される
3電子ビーム4を選別して、蛍光体スクリーン2を構成
する3色蛍光体層に入射させる構造に形成されている。
【0003】一般に上記電子銃5は、陰極、この陰極か
らの電子放出を制御しかつ放出された電子を集束して電
子ビーム4を形成する複数個のグリッドおよびその電子
ビーム4を蛍光体スクリーン2に向かって加速、集束す
る複数個のグリッドなど、複数個の電極が順次蛍光体ス
クリーン方向に配列され、その複数個の電極が一対の絶
縁支持体により一体に固定された構造に形成されている
。この複数個の電極のうち、陰極からの電子放出を制御
しかつ放出された電子を集束して電子ビーム4を形成す
る複数個のグリッドには、相対的に低い所定の低電圧が
印加され、その電子ビーム4を蛍光体スクリーン2に向
かって加速、集束する複数個のグリッドには、相対的に
高い中、高電圧が印加される。通常その相対的に高い高
電圧は、外囲器のコーン部8側壁に設けられた陽極端子
9からコーン部8内面に塗布形成された内部導電膜10
などを介して供給されるが、その他の相対的に低い低電
圧および中電圧は、上記電子銃5の配設されているネッ
ク3端部を封止しているステム11を気密に貫通する複
数本のステムピン12を介して供給される。カラー受像
管では、上記相対的に高い中、高電圧は、それぞれ5〜
8kV、20〜30kV程度である。
らの電子放出を制御しかつ放出された電子を集束して電
子ビーム4を形成する複数個のグリッドおよびその電子
ビーム4を蛍光体スクリーン2に向かって加速、集束す
る複数個のグリッドなど、複数個の電極が順次蛍光体ス
クリーン方向に配列され、その複数個の電極が一対の絶
縁支持体により一体に固定された構造に形成されている
。この複数個の電極のうち、陰極からの電子放出を制御
しかつ放出された電子を集束して電子ビーム4を形成す
る複数個のグリッドには、相対的に低い所定の低電圧が
印加され、その電子ビーム4を蛍光体スクリーン2に向
かって加速、集束する複数個のグリッドには、相対的に
高い中、高電圧が印加される。通常その相対的に高い高
電圧は、外囲器のコーン部8側壁に設けられた陽極端子
9からコーン部8内面に塗布形成された内部導電膜10
などを介して供給されるが、その他の相対的に低い低電
圧および中電圧は、上記電子銃5の配設されているネッ
ク3端部を封止しているステム11を気密に貫通する複
数本のステムピン12を介して供給される。カラー受像
管では、上記相対的に高い中、高電圧は、それぞれ5〜
8kV、20〜30kV程度である。
【0004】ところで、上記ように高電圧以外の電圧、
特に相対的に高い中電圧をステムピン12を介して供給
すると、ステムピン12の間隔が狭いため、ステム11
およびステムピン12を外部電源に接続するためのソケ
ットの耐電圧が問題となり、特にソケットについては、
構造が複雑になるなどの問題がある。
特に相対的に高い中電圧をステムピン12を介して供給
すると、ステムピン12の間隔が狭いため、ステム11
およびステムピン12を外部電源に接続するためのソケ
ットの耐電圧が問題となり、特にソケットについては、
構造が複雑になるなどの問題がある。
【0005】そのため、ネック内に電子銃に沿って抵抗
体を配置し、この抵抗体により陽極端子から供給される
高電圧を分圧して中電圧を得る手段が、実開昭48−2
1561号公報、実開昭55−38483号公報、特開
昭53−89360号公報、米国特許第3,932,7
86号明細書、米国特許第4,143,298号明細書
などに開示されている。
体を配置し、この抵抗体により陽極端子から供給される
高電圧を分圧して中電圧を得る手段が、実開昭48−2
1561号公報、実開昭55−38483号公報、特開
昭53−89360号公報、米国特許第3,932,7
86号明細書、米国特許第4,143,298号明細書
などに開示されている。
【0006】また、これとは別にフォーカス特性を改善
して高性能陰極線管とするためには、フォーカス電極に
印加する電圧を高くする必要があるが、このフォーカス
電極に印加する電圧を、通常フォーカス電極に印加する
中電圧よりも高くすると、低電圧印加電極からのビーム
漏れが発生しやすくなるため、そのフォーカス電極と対
向する絶縁支持体部分を取囲んで、このフォーカス電極
に導電接続する第1金属蒸着膜およびこの第1金属蒸着
膜と対向してネック内面に第2金属蒸着膜を形成して、
上記ビーム漏れを防止する手段が、特開昭56−123
651号公報に開示されている。
して高性能陰極線管とするためには、フォーカス電極に
印加する電圧を高くする必要があるが、このフォーカス
電極に印加する電圧を、通常フォーカス電極に印加する
中電圧よりも高くすると、低電圧印加電極からのビーム
漏れが発生しやすくなるため、そのフォーカス電極と対
向する絶縁支持体部分を取囲んで、このフォーカス電極
に導電接続する第1金属蒸着膜およびこの第1金属蒸着
膜と対向してネック内面に第2金属蒸着膜を形成して、
上記ビーム漏れを防止する手段が、特開昭56−123
651号公報に開示されている。
【0007】図2に上記抵抗体およびビーム漏れ防止手
段の設けられた高性能カラー受像管の要部構成を示す。 このカラー受像管では、電子銃5は、陰極K、この陰極
K上に順次隣接して蛍光体スクリーン方向に所定間隔で
配列された第1乃至第10グリッドG1〜G10を有し
、それらが一対の絶縁支持体14により一体に固定され
、その第10グリッドG10 にコンバーゼンス・カッ
プCが取付けられた構造に形成されている。そして一対
の絶縁支持体14の一方のネック3との対向面に抵抗体
15が配置されている。さらに中電圧が印加される第7
グリッドG7(フォーカス電極)に金属リング16が取
付けられ、この第7グリッドG7と対向する絶縁支持体
14部分および抵抗体15を取囲んで第7グリッドG7
に導電接続する第1金属蒸着膜17およびこの第1金属
蒸着膜17と対向してネック3内面に第2金属蒸着膜1
8が形成されている。
段の設けられた高性能カラー受像管の要部構成を示す。 このカラー受像管では、電子銃5は、陰極K、この陰極
K上に順次隣接して蛍光体スクリーン方向に所定間隔で
配列された第1乃至第10グリッドG1〜G10を有し
、それらが一対の絶縁支持体14により一体に固定され
、その第10グリッドG10 にコンバーゼンス・カッ
プCが取付けられた構造に形成されている。そして一対
の絶縁支持体14の一方のネック3との対向面に抵抗体
15が配置されている。さらに中電圧が印加される第7
グリッドG7(フォーカス電極)に金属リング16が取
付けられ、この第7グリッドG7と対向する絶縁支持体
14部分および抵抗体15を取囲んで第7グリッドG7
に導電接続する第1金属蒸着膜17およびこの第1金属
蒸着膜17と対向してネック3内面に第2金属蒸着膜1
8が形成されている。
【0008】ところで、従来より高電圧が印加される陰
極線管は、所要の耐電圧特性が得られるようにその製造
工程において、管排気後、耐電圧処理が施される。その
耐電圧処理方法として、カラー受像管では、表1に示す
4種類の処理方法(処理(I) 〜処理(IV))の任
意組合わせでおこなわれ、特に上記のように第1、第2
金属蒸着膜17,18 の形成されるカラー受像管では
、その第1、第2金属蒸着膜17,18 の形成後に耐
電圧処理が施される。
極線管は、所要の耐電圧特性が得られるようにその製造
工程において、管排気後、耐電圧処理が施される。その
耐電圧処理方法として、カラー受像管では、表1に示す
4種類の処理方法(処理(I) 〜処理(IV))の任
意組合わせでおこなわれ、特に上記のように第1、第2
金属蒸着膜17,18 の形成されるカラー受像管では
、その第1、第2金属蒸着膜17,18 の形成後に耐
電圧処理が施される。
【0009】
【0010】なお、この表1において、A〜Dは、図2
の電子銃に対応して図3に示した等価回路の接続端子A
〜Dに対応している。
の電子銃に対応して図3に示した等価回路の接続端子A
〜Dに対応している。
【0011】この表1において、処理(I) は、抵抗
体15の陰極側端部Dを解放して、陽極端子A、すなわ
ち抵抗体15の第10グリッドG10 側端子20およ
びその第10グリッドG10 に通常の動作電圧の2〜
3倍程度の約80kVのピーク電圧をもつパルス状電圧
を印加しておこなわれる処理である。また処理(II)
および(III) は、抵抗体15の陰極側端部Dを接
地して、陽極端子Aに通常の動作電圧の1.5〜2倍程
度の約60kVのピーク電圧をもつパルス状電圧を印加
しておこなわれる処理である。さらに処理(IV)は、
陽極端子Aを解放して、接続端子B、すなわち第3、第
5、第7グリッドG3,G5,G7に通常の動作電圧の
1.5〜2倍程度の約15kVのピーク電圧をもつパル
ス状電圧を印加しておこなわれる処理である。なお、こ
れら処理 (I)乃至(IV)において、その他の接続
端子は接地される。
体15の陰極側端部Dを解放して、陽極端子A、すなわ
ち抵抗体15の第10グリッドG10 側端子20およ
びその第10グリッドG10 に通常の動作電圧の2〜
3倍程度の約80kVのピーク電圧をもつパルス状電圧
を印加しておこなわれる処理である。また処理(II)
および(III) は、抵抗体15の陰極側端部Dを接
地して、陽極端子Aに通常の動作電圧の1.5〜2倍程
度の約60kVのピーク電圧をもつパルス状電圧を印加
しておこなわれる処理である。さらに処理(IV)は、
陽極端子Aを解放して、接続端子B、すなわち第3、第
5、第7グリッドG3,G5,G7に通常の動作電圧の
1.5〜2倍程度の約15kVのピーク電圧をもつパル
ス状電圧を印加しておこなわれる処理である。なお、こ
れら処理 (I)乃至(IV)において、その他の接続
端子は接地される。
【0012】しかし、上記耐電圧処理方法により、第1
、第2金属蒸着膜17,18 の形成されたカラー受像
管を処理すると、処理(I) 乃至 (III)により
処理するとき、第7グリッドG7に取付けられた金属リ
ング16、またはこの第7グリッドG7と対向する絶縁
支持体14部分を取囲んで第7グリッドG7に導電接続
している第1金属蒸着膜17を介して抵抗体15の第9
グリッドに、第7グリッドG7の中電圧とは異なる中電
圧を印加するための接続端子21の周辺部にはげしい沿
面放電が発生し、さらにこの沿面放電が抵抗体15の高
電圧印加用接続端子20の周辺部まで伸びるという現象
が発生する。
、第2金属蒸着膜17,18 の形成されたカラー受像
管を処理すると、処理(I) 乃至 (III)により
処理するとき、第7グリッドG7に取付けられた金属リ
ング16、またはこの第7グリッドG7と対向する絶縁
支持体14部分を取囲んで第7グリッドG7に導電接続
している第1金属蒸着膜17を介して抵抗体15の第9
グリッドに、第7グリッドG7の中電圧とは異なる中電
圧を印加するための接続端子21の周辺部にはげしい沿
面放電が発生し、さらにこの沿面放電が抵抗体15の高
電圧印加用接続端子20の周辺部まで伸びるという現象
が発生する。
【0013】このような沿面放電が発生すると、通常抵
抗体15は、セラミック製絶縁基板に抵抗パターンを形
成し、この抵抗パターンをガラスなどの絶縁被覆で覆っ
た構造に形成されているため、その絶縁被覆上に形成さ
れる上記第1金属蒸着膜17から第9グリッド接続端子
21までの間の絶縁被覆の弱点部に、その下の抵抗パタ
ーンに達する貫通絶縁破壊がおこり、抵抗体15の抵抗
値が変化したり、また上記貫通絶縁破壊や沿面放電によ
る絶縁破壊により生じた絶縁被覆の剥離片がシャドウマ
スク6に付着して、蛍光体スクリーン2に非発光部を生
じさせたり、あるいは電子銃5の電極に付着して耐電圧
特性を劣化させるなどの問題が発生する。
抗体15は、セラミック製絶縁基板に抵抗パターンを形
成し、この抵抗パターンをガラスなどの絶縁被覆で覆っ
た構造に形成されているため、その絶縁被覆上に形成さ
れる上記第1金属蒸着膜17から第9グリッド接続端子
21までの間の絶縁被覆の弱点部に、その下の抵抗パタ
ーンに達する貫通絶縁破壊がおこり、抵抗体15の抵抗
値が変化したり、また上記貫通絶縁破壊や沿面放電によ
る絶縁破壊により生じた絶縁被覆の剥離片がシャドウマ
スク6に付着して、蛍光体スクリーン2に非発光部を生
じさせたり、あるいは電子銃5の電極に付着して耐電圧
特性を劣化させるなどの問題が発生する。
【0014】このような抵抗体15の劣化や耐電圧特性
の劣化を防止するため、従来は、耐電圧処理時の印加電
圧を低くして処理しているが、このように印加電圧を低
くすると、本来耐電圧処理を必要とする部分に十分な放
電を発生させることができず、そのために所要の耐電圧
特性が得られにくいという問題がある。
の劣化を防止するため、従来は、耐電圧処理時の印加電
圧を低くして処理しているが、このように印加電圧を低
くすると、本来耐電圧処理を必要とする部分に十分な放
電を発生させることができず、そのために所要の耐電圧
特性が得られにくいという問題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来よ
り電子銃の複数個の電極を一体に固定する絶縁支持体の
ネック対向面に、陽極端子から電子銃の高電圧印加電極
に供給される高電圧を中電圧印加電極に印加する中電圧
に分圧する抵抗体を配置するとともに、その中電圧印加
電極に金属リングを取付けて、その中電圧印加電極と対
向する絶縁支持体部分および抵抗体を取囲んで、その中
電圧印加電極に導電接続する第1金属蒸着膜、およびこ
の第1金属蒸着膜と対向するネック内面に第2金属蒸着
膜を形成するカラー受像管がある。
り電子銃の複数個の電極を一体に固定する絶縁支持体の
ネック対向面に、陽極端子から電子銃の高電圧印加電極
に供給される高電圧を中電圧印加電極に印加する中電圧
に分圧する抵抗体を配置するとともに、その中電圧印加
電極に金属リングを取付けて、その中電圧印加電極と対
向する絶縁支持体部分および抵抗体を取囲んで、その中
電圧印加電極に導電接続する第1金属蒸着膜、およびこ
の第1金属蒸着膜と対向するネック内面に第2金属蒸着
膜を形成するカラー受像管がある。
【0016】このカラー受像管の耐電圧処理方法として
、上記第1、第2金属蒸着膜形成後に、従来おこなわれ
ている表1に示した耐電圧処理を施すと、特に陽極端子
に高電圧を印加しておこなわれる処理(I) 乃至処理
(III)のとき、金属リングまたは第1金属蒸着膜を
介して、抵抗体の中電圧印加電極との接続端子の周辺部
にはげしい沿面放電が発生し、さらにこの沿面放電が抵
抗体の高電圧印加端子の周辺部まで伸びるという現象が
発生する。そしてこのような沿面放電のために、抵抗体
の抵抗パターンを覆っている絶縁被覆を破壊し、その破
壊がその下の抵抗パターンに達して抵抗値を変化させた
り、絶縁破壊により生じた絶縁被覆の剥離片がシャドウ
マスクに付着して、蛍光体スクリーンに非発光部を発生
させたり、あるいは電子銃の電極に付着して耐電圧特性
を劣化させるなどの問題が発生する。
、上記第1、第2金属蒸着膜形成後に、従来おこなわれ
ている表1に示した耐電圧処理を施すと、特に陽極端子
に高電圧を印加しておこなわれる処理(I) 乃至処理
(III)のとき、金属リングまたは第1金属蒸着膜を
介して、抵抗体の中電圧印加電極との接続端子の周辺部
にはげしい沿面放電が発生し、さらにこの沿面放電が抵
抗体の高電圧印加端子の周辺部まで伸びるという現象が
発生する。そしてこのような沿面放電のために、抵抗体
の抵抗パターンを覆っている絶縁被覆を破壊し、その破
壊がその下の抵抗パターンに達して抵抗値を変化させた
り、絶縁破壊により生じた絶縁被覆の剥離片がシャドウ
マスクに付着して、蛍光体スクリーンに非発光部を発生
させたり、あるいは電子銃の電極に付着して耐電圧特性
を劣化させるなどの問題が発生する。
【0017】また、このような抵抗体の劣化や耐電圧特
性の劣化を防止するため、耐電圧処理時の印加電圧を低
くすると、本来耐電圧処理を必要とする部分に十分な放
電を発生させることができず、所要の耐電圧特性が得ら
れにくいという問題がある。
性の劣化を防止するため、耐電圧処理時の印加電圧を低
くすると、本来耐電圧処理を必要とする部分に十分な放
電を発生させることができず、所要の耐電圧特性が得ら
れにくいという問題がある。
【0018】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、電子銃の複数個の電極を一体に固定する絶
縁支持体のネック対向面に、陽極端子から電子銃の高電
圧印加電極に供給される高電圧を電子銃の中電圧印加電
極に印加する中電圧に分圧する抵抗体を配置するととも
に、その中電圧印加電極に金属リングを取付けて、その
中電圧印加電極と対向する絶縁支持体部分および抵抗体
を取囲んで、その中電圧印加電極に導電接続する第1金
属蒸着膜、およびこの第1金属蒸着膜と対向するネック
内面に第2金属蒸着膜を形成する陰極線管において、抵
抗体を劣化させることなく、十分な耐電圧特性が得られ
る耐電圧処理方法を得ることを目的とする。
ものであり、電子銃の複数個の電極を一体に固定する絶
縁支持体のネック対向面に、陽極端子から電子銃の高電
圧印加電極に供給される高電圧を電子銃の中電圧印加電
極に印加する中電圧に分圧する抵抗体を配置するととも
に、その中電圧印加電極に金属リングを取付けて、その
中電圧印加電極と対向する絶縁支持体部分および抵抗体
を取囲んで、その中電圧印加電極に導電接続する第1金
属蒸着膜、およびこの第1金属蒸着膜と対向するネック
内面に第2金属蒸着膜を形成する陰極線管において、抵
抗体を劣化させることなく、十分な耐電圧特性が得られ
る耐電圧処理方法を得ることを目的とする。
【0019】[発明の構成]
【0020】
【課題を解決するための手段】陰極からの電子放出を制
御しかつ放出された電子を集束して電子ビームを形成す
る低電圧印加電極およびこの電子ビームを蛍光体スクリ
ーンに向かって加速、集束する中、高電圧印加電極を有
しこれら複数個の電極が絶縁支持体により一体に固定さ
れた電子銃がネック内に配置され、上記絶縁支持体のネ
ック対向面に上記高電圧印加電極に印加される高電圧を
上記中電圧印加電極に印加する中電圧に分圧する抵抗体
が配置され、かつ上記中電圧印加電極に上記絶縁支持体
および上記抵抗体を取囲んでこの中電圧印加電極に導電
接続する第1金属蒸着膜とこの第1金属蒸着膜に対応し
て上記ネック内面に第2金属蒸着膜とを形成する金属リ
ングが配置された陰極線管に対して、少なくとも上記高
電圧印加電極および上記抵抗体に高電圧を印加して耐電
圧処理する陰極線管の耐電圧処理方法において、上記金
属リングを蒸発させて上記第1および第2金属蒸着膜を
形成する以前に、少なくとも上記高電圧印加電極および
上記抵抗体に高電圧を印加して耐電圧処理し、上記金属
リングを蒸発させて上記第1および第2金属蒸着膜を形
成したのちに、少なくとも上記高電圧印加電極および上
記抵抗体に高電圧を印加して再度耐電圧処理するように
した。
御しかつ放出された電子を集束して電子ビームを形成す
る低電圧印加電極およびこの電子ビームを蛍光体スクリ
ーンに向かって加速、集束する中、高電圧印加電極を有
しこれら複数個の電極が絶縁支持体により一体に固定さ
れた電子銃がネック内に配置され、上記絶縁支持体のネ
ック対向面に上記高電圧印加電極に印加される高電圧を
上記中電圧印加電極に印加する中電圧に分圧する抵抗体
が配置され、かつ上記中電圧印加電極に上記絶縁支持体
および上記抵抗体を取囲んでこの中電圧印加電極に導電
接続する第1金属蒸着膜とこの第1金属蒸着膜に対応し
て上記ネック内面に第2金属蒸着膜とを形成する金属リ
ングが配置された陰極線管に対して、少なくとも上記高
電圧印加電極および上記抵抗体に高電圧を印加して耐電
圧処理する陰極線管の耐電圧処理方法において、上記金
属リングを蒸発させて上記第1および第2金属蒸着膜を
形成する以前に、少なくとも上記高電圧印加電極および
上記抵抗体に高電圧を印加して耐電圧処理し、上記金属
リングを蒸発させて上記第1および第2金属蒸着膜を形
成したのちに、少なくとも上記高電圧印加電極および上
記抵抗体に高電圧を印加して再度耐電圧処理するように
した。
【0021】
【作用】上記のように、金属蒸着膜形成前と形成後とに
分割して耐電圧処理を施すと、金属蒸着膜形成前には、
比較的高い印加電圧により本来耐電圧処理を必要とする
部分を十分に処理することができ、金属蒸着膜形成後に
は、比較的低い印加電圧により、抵抗体を絶縁破壊する
ことなく、その金属蒸着膜により形成される耐電圧上有
害かつ不要な部分を取除くことができ、結果的に十分な
耐電圧特性を備える陰極線管とすることができる。
分割して耐電圧処理を施すと、金属蒸着膜形成前には、
比較的高い印加電圧により本来耐電圧処理を必要とする
部分を十分に処理することができ、金属蒸着膜形成後に
は、比較的低い印加電圧により、抵抗体を絶縁破壊する
ことなく、その金属蒸着膜により形成される耐電圧上有
害かつ不要な部分を取除くことができ、結果的に十分な
耐電圧特性を備える陰極線管とすることができる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0023】図1にこの発明の一実施例に係るカラー受
像管の要部構成である電子銃、抵抗体などの配置を示す
。その電子銃5は、3個の陰極K、この陰極Kを加熱す
る3個のヒータH、上記陰極Kに順次隣接して蛍光体ス
クリーン方向に所定間隔で配列された第1乃至第10グ
リッドG1〜G10 を有し、これら陰極K、ヒータH
およびグリッドG1〜G10 などの複数個の電極が一
対の絶縁支持体14により一体に固定され、その第10
グリッドG10 にコンバーゼンス・カップCが取付け
られた構造に形成されている。その第2グリッドG2と
第4グリッドG4、第3グリッドG3と第5グリッドG
5と第7グリッドG7、第6グリッドG6と第8グリッ
ドG8とは、それぞれ同電位接続されている。
像管の要部構成である電子銃、抵抗体などの配置を示す
。その電子銃5は、3個の陰極K、この陰極Kを加熱す
る3個のヒータH、上記陰極Kに順次隣接して蛍光体ス
クリーン方向に所定間隔で配列された第1乃至第10グ
リッドG1〜G10 を有し、これら陰極K、ヒータH
およびグリッドG1〜G10 などの複数個の電極が一
対の絶縁支持体14により一体に固定され、その第10
グリッドG10 にコンバーゼンス・カップCが取付け
られた構造に形成されている。その第2グリッドG2と
第4グリッドG4、第3グリッドG3と第5グリッドG
5と第7グリッドG7、第6グリッドG6と第8グリッ
ドG8とは、それぞれ同電位接続されている。
【0024】この構造の電子銃5では、陰極Kに隣接す
る第1乃至第3グリッドG1〜G3が陰極Kからの電子
放出を制御し、かつ放出された電子を集束して電子ビー
ムとする電子ビーム形成部を形成し、第3乃至第10グ
リッドG3〜G10 がその電子ビーム形成部から引出
される電子ビームを蛍光体スクリーンに向かって加速、
集束する電子レンズを形成する。
る第1乃至第3グリッドG1〜G3が陰極Kからの電子
放出を制御し、かつ放出された電子を集束して電子ビー
ムとする電子ビーム形成部を形成し、第3乃至第10グ
リッドG3〜G10 がその電子ビーム形成部から引出
される電子ビームを蛍光体スクリーンに向かって加速、
集束する電子レンズを形成する。
【0025】この電子銃5に対して抵抗体15は、上記
各電極を固定している一方の絶縁支持体14のネック3
との対向面に配置されている。この抵抗体15は、細長
いセラミック製絶縁基板の一方の面に抵抗パターンを形
成し、この抵抗パターンをガラスからなる絶縁被覆で覆
った構造に形成されている。そしてその一端部が接続端
子20を介してコンバーゼンス・カップCに接続され、
他端部がネック3の端部を封止しているステム11のス
テムピン12を介して接地、あるいはさらに可変抵抗器
(図示せず)を介して接地され、中間部がそれぞれ接続
端子23,21 を介して第6および第9グリッドG6
,G9 に接続されている。
各電極を固定している一方の絶縁支持体14のネック3
との対向面に配置されている。この抵抗体15は、細長
いセラミック製絶縁基板の一方の面に抵抗パターンを形
成し、この抵抗パターンをガラスからなる絶縁被覆で覆
った構造に形成されている。そしてその一端部が接続端
子20を介してコンバーゼンス・カップCに接続され、
他端部がネック3の端部を封止しているステム11のス
テムピン12を介して接地、あるいはさらに可変抵抗器
(図示せず)を介して接地され、中間部がそれぞれ接続
端子23,21 を介して第6および第9グリッドG6
,G9 に接続されている。
【0026】この抵抗体15の配置により、電子銃5の
第10グリッドG10 には、コーン部に設けられた陽
極端子、内部導電膜10、コンバーゼンス・カップCに
取付けられてその内部導電膜10に圧接する複数個のバ
ルブスペーサ25およびコンバーゼンス・カップCを介
して相対的に高い高電圧が印加され、第6グリッドG6
、この第6グリッドG6に同電位接続された第8グリッ
ドG8、および第9グリッドG9には、抵抗体15によ
り上記コンバーゼンス・カップCに供給される陽極高電
圧を分圧した所定の中電圧が印加される。その他電極に
ついては、ステム11のステムピン12を介して相対的
に低い低電圧が印加される。
第10グリッドG10 には、コーン部に設けられた陽
極端子、内部導電膜10、コンバーゼンス・カップCに
取付けられてその内部導電膜10に圧接する複数個のバ
ルブスペーサ25およびコンバーゼンス・カップCを介
して相対的に高い高電圧が印加され、第6グリッドG6
、この第6グリッドG6に同電位接続された第8グリッ
ドG8、および第9グリッドG9には、抵抗体15によ
り上記コンバーゼンス・カップCに供給される陽極高電
圧を分圧した所定の中電圧が印加される。その他電極に
ついては、ステム11のステムピン12を介して相対的
に低い低電圧が印加される。
【0027】上記抵抗体15により分圧されて第6、第
8グリッドG6,G8 および第9グリッドG9に供給
される中電圧は、たとえばカラー受像管の動作時の陽極
高電圧の40%、65%であり、これら中電圧を得るた
め、抵抗体15は、図3に示したように、一端部の接続
端子20から中間の接続端子21までの抵抗値をR1
、その接続端子21から他の中間の接続端子23までの
抵抗値をR2 、その接続端子23から他端接地部まで
の抵抗値をR3 とすると、全体の抵抗値が2000
MΩのとき、 R1 =700 MΩ R2 =500 MΩ R3 =800 MΩ になるように抵抗分割される。
8グリッドG6,G8 および第9グリッドG9に供給
される中電圧は、たとえばカラー受像管の動作時の陽極
高電圧の40%、65%であり、これら中電圧を得るた
め、抵抗体15は、図3に示したように、一端部の接続
端子20から中間の接続端子21までの抵抗値をR1
、その接続端子21から他の中間の接続端子23までの
抵抗値をR2 、その接続端子23から他端接地部まで
の抵抗値をR3 とすると、全体の抵抗値が2000
MΩのとき、 R1 =700 MΩ R2 =500 MΩ R3 =800 MΩ になるように抵抗分割される。
【0028】さらに、このカラー受像管においては、上
記電子銃5の第7グリッドG7に、この第7グリッドG
7と対向する絶縁支持体14部分およびその一方の絶縁
支持体14のネック対向面に配置された抵抗体15を取
囲む金属リング16が取付けられている。この金属リン
グ16は、図2に示したように、管排気後、上記第7グ
リッドG7と対向する絶縁支持体14部分およびその一
方の絶縁支持体14のネック対向面に配置された抵抗体
15を取囲む第1金属蒸着膜17およびこの第1金属蒸
着膜17と対向するネック3内面に第2金属蒸着膜18
を形成するためのものである。
記電子銃5の第7グリッドG7に、この第7グリッドG
7と対向する絶縁支持体14部分およびその一方の絶縁
支持体14のネック対向面に配置された抵抗体15を取
囲む金属リング16が取付けられている。この金属リン
グ16は、図2に示したように、管排気後、上記第7グ
リッドG7と対向する絶縁支持体14部分およびその一
方の絶縁支持体14のネック対向面に配置された抵抗体
15を取囲む第1金属蒸着膜17およびこの第1金属蒸
着膜17と対向するネック3内面に第2金属蒸着膜18
を形成するためのものである。
【0029】このカラー受像管の耐電圧処理は、2段階
に分けておこなわれる。まずその第1段階として、管排
気後、上記第7グリッドG7に取付けられている金属リ
ング14を蒸発させて第1および第2金属蒸着膜17,
18 を形成する前に、表1に示した処理方法、すなわ
ち処理(I) 乃至処理(IV)の任意組合わせにより
、ネック3内面と抵抗体15との間、ネック3内面と絶
縁支持体14との間、絶縁支持体14と抵抗体15との
間、第5グリッドG5乃至第10グリッドG10 など
の中、高電圧印加電極間、第1グリッドG1乃至第5グ
リッドG5などの低、中電圧印加電極間を選択的に処理
する。
に分けておこなわれる。まずその第1段階として、管排
気後、上記第7グリッドG7に取付けられている金属リ
ング14を蒸発させて第1および第2金属蒸着膜17,
18 を形成する前に、表1に示した処理方法、すなわ
ち処理(I) 乃至処理(IV)の任意組合わせにより
、ネック3内面と抵抗体15との間、ネック3内面と絶
縁支持体14との間、絶縁支持体14と抵抗体15との
間、第5グリッドG5乃至第10グリッドG10 など
の中、高電圧印加電極間、第1グリッドG1乃至第5グ
リッドG5などの低、中電圧印加電極間を選択的に処理
する。
【0030】つぎに、第7グリッドG7に取付けられて
いる金属リング16をネック3外側から高周波誘導加熱
により加熱して蒸発させ、第7グリッドG7と対向する
絶縁支持体14部分およびその一方の絶縁支持体12の
ネック対向面に配置された抵抗体15を取囲んで第7グ
リッドG7に導電接続する第1金属蒸着膜17、および
この第1金属蒸着膜17と対向するネック3内面に第2
金属蒸着膜18を形成する。
いる金属リング16をネック3外側から高周波誘導加熱
により加熱して蒸発させ、第7グリッドG7と対向する
絶縁支持体14部分およびその一方の絶縁支持体12の
ネック対向面に配置された抵抗体15を取囲んで第7グ
リッドG7に導電接続する第1金属蒸着膜17、および
この第1金属蒸着膜17と対向するネック3内面に第2
金属蒸着膜18を形成する。
【0031】その後、第2段階として、表1に示した処
理方法のうち、処理(I) 乃至処理(III) の任
意組合わせにより再度処理する。
理方法のうち、処理(I) 乃至処理(III) の任
意組合わせにより再度処理する。
【0032】ところで、上記のように第1、第2金属蒸
着膜17,18 の形成を挟んで、その前後に2段階に
分けて耐電圧処理をおこなうと、従来発生した抵抗体1
5の損傷や劣化を防止し、かつ良好な耐電圧特性を有す
るカラー受像管とすることができる。すなわち、上記の
ように第1、第2金属蒸着膜17,18 の形成を挟ん
でその前後の2段階に分けて耐電圧処理を施すと、その
最初の処理により、ネック3内面と抵抗体15との間、
ネック3内面と絶縁支持体14との間、絶縁支持体14
と抵抗体15との間、第5グリッドG5乃至第10グリ
ッドG10 などの中、高電圧印加電極間、第1グリッ
ドG1乃至第5グリッドG5などの低、中電圧印加電極
間など、本来このカラー受像管が必要とする耐電圧処理
部分を通常のカラー受像管と同様に比較的強い処理条件
で処理できる。したがって、その後の処理では、第1、
第2金属蒸着膜17,18 の形成にともなって生ずる
耐電圧特性上有害かつ不要の蒸着膜を除去すればよく、
比較的弱い処理条件により処理して、従来金属蒸着膜1
7を介して生じた沿面放電による抵抗体15の損傷や劣
化を防止して、その耐電圧特性上有害かつ不要の蒸着膜
を除去することができ、結果的に良好な耐電圧特性を有
するカラー受像管とすることができる。
着膜17,18 の形成を挟んで、その前後に2段階に
分けて耐電圧処理をおこなうと、従来発生した抵抗体1
5の損傷や劣化を防止し、かつ良好な耐電圧特性を有す
るカラー受像管とすることができる。すなわち、上記の
ように第1、第2金属蒸着膜17,18 の形成を挟ん
でその前後の2段階に分けて耐電圧処理を施すと、その
最初の処理により、ネック3内面と抵抗体15との間、
ネック3内面と絶縁支持体14との間、絶縁支持体14
と抵抗体15との間、第5グリッドG5乃至第10グリ
ッドG10 などの中、高電圧印加電極間、第1グリッ
ドG1乃至第5グリッドG5などの低、中電圧印加電極
間など、本来このカラー受像管が必要とする耐電圧処理
部分を通常のカラー受像管と同様に比較的強い処理条件
で処理できる。したがって、その後の処理では、第1、
第2金属蒸着膜17,18 の形成にともなって生ずる
耐電圧特性上有害かつ不要の蒸着膜を除去すればよく、
比較的弱い処理条件により処理して、従来金属蒸着膜1
7を介して生じた沿面放電による抵抗体15の損傷や劣
化を防止して、その耐電圧特性上有害かつ不要の蒸着膜
を除去することができ、結果的に良好な耐電圧特性を有
するカラー受像管とすることができる。
【0033】表2に上記耐電圧処理方法の一例を従来の
耐電圧処理方法と比較して示す。
耐電圧処理方法と比較して示す。
【0034】
【0035】この表2は、従来、処理1、処理時間Tで
おこなわれた耐電圧処理を、金属蒸着膜を形成する前の
第1段階処理では、特に処理IIを処理時間0.75T
でおこない、金属蒸着膜を形成するのちの第2段階処理
では、印加電圧を70%に下げた処理(III) およ
び処理(IV)を0.25Tおこない、全処理時間を従
来の処理時間と同じにした耐電圧処理である。
おこなわれた耐電圧処理を、金属蒸着膜を形成する前の
第1段階処理では、特に処理IIを処理時間0.75T
でおこない、金属蒸着膜を形成するのちの第2段階処理
では、印加電圧を70%に下げた処理(III) およ
び処理(IV)を0.25Tおこない、全処理時間を従
来の処理時間と同じにした耐電圧処理である。
【0036】このような方法で耐電圧処理をおこなうと
、抵抗体の損傷や劣化をなくし、かつ従来の耐電圧処理
方法にくらべて耐電圧特性を約10%向上されることが
できた。
、抵抗体の損傷や劣化をなくし、かつ従来の耐電圧処理
方法にくらべて耐電圧特性を約10%向上されることが
できた。
【0037】
【発明の効果】電子銃の複数個の電極を一体に固定する
絶縁支持体のネック対向面に、高電圧印加電極に印加さ
れる高電圧を中電圧印加電極に印加する中電圧に分圧す
る抵抗体が配置され、かつその中電圧印加電極に絶縁支
持体および抵抗体を取囲んで、その中電圧印加電極に導
電接続する第1金属蒸着膜と、この第1金属蒸着膜に対
応して上記ネック内面に第2金属蒸着膜とを形成する金
属リングが配置された陰極線管に対して、上記金属リン
グを蒸発させて上記第1および第2金属蒸着膜を形成す
る前に、少なくとも上記高電圧印加電極および上記抵抗
体に高電圧を印加して耐電圧処理し、上記金属リングを
蒸発させて上記第1および第2金属蒸着膜を形成したの
ちに、少なくとも上記高電圧印加電極および上記抵抗体
に高電圧を印加して再度耐電圧処理すると、第1および
第2金属蒸着膜を形成する前の印加電圧を比較的高くす
ることにより、本来耐電圧処理を必要とする部分を十分
に処理することができ、金属蒸着膜形成後には、印加電
圧を比較的低くして、抵抗体を損傷したり劣化させるこ
となく、その金属蒸着膜により形成される耐電圧上有害
な部分を取除くことができ、結果的に十分な耐電圧特性
を備える陰極線管とすることができる。
絶縁支持体のネック対向面に、高電圧印加電極に印加さ
れる高電圧を中電圧印加電極に印加する中電圧に分圧す
る抵抗体が配置され、かつその中電圧印加電極に絶縁支
持体および抵抗体を取囲んで、その中電圧印加電極に導
電接続する第1金属蒸着膜と、この第1金属蒸着膜に対
応して上記ネック内面に第2金属蒸着膜とを形成する金
属リングが配置された陰極線管に対して、上記金属リン
グを蒸発させて上記第1および第2金属蒸着膜を形成す
る前に、少なくとも上記高電圧印加電極および上記抵抗
体に高電圧を印加して耐電圧処理し、上記金属リングを
蒸発させて上記第1および第2金属蒸着膜を形成したの
ちに、少なくとも上記高電圧印加電極および上記抵抗体
に高電圧を印加して再度耐電圧処理すると、第1および
第2金属蒸着膜を形成する前の印加電圧を比較的高くす
ることにより、本来耐電圧処理を必要とする部分を十分
に処理することができ、金属蒸着膜形成後には、印加電
圧を比較的低くして、抵抗体を損傷したり劣化させるこ
となく、その金属蒸着膜により形成される耐電圧上有害
な部分を取除くことができ、結果的に十分な耐電圧特性
を備える陰極線管とすることができる。
【図1】この発明の一実施例である耐電圧処理方法を説
明するためのカラー受像管の要部構成を示す図である。
明するためのカラー受像管の要部構成を示す図である。
【図2】その金属蒸着膜形成後の耐電圧処理方法を説明
するための図である。
するための図である。
【図3】図1に示したカラー受像管の電子銃の等価回路
図である。
図である。
【図4】カラー受像管の構成を示す図である。
3…ネック
5…電子銃
14…絶縁支持体
15…抵抗体
16…金属リング
17…第1金属蒸着膜
18…第2金属蒸着膜
20…接続端子
21…接続端子
23…接続端子
C…コンバーゼンス・カップ
G1…第1グリッド
G2…第2グリッド
G3…第3グリッド
G4…第4グリッド
G5…第5グリッド
G6…第6グリッド
G7…第7グリッド
G8…第8グリッド
G9…第9グリッド
G10 …第10グリッド
H…ヒータ
K…陰極
Claims (1)
- 【請求項1】 陰極からの電子放出を制御しかつ放出
された電子を集束して電子ビームを形成する低電圧印加
電極およびこの電子ビームを蛍光体スクリーンに向かっ
て加速、集束する中、高電圧印加電極を有しこれら複数
個の電極が絶縁支持体により一体に固定された電子銃が
ネック内に配置され、上記絶縁支持体のネック対向面に
上記高電圧印加電極に印加される高電圧を上記中電圧印
加電極に印加する中電圧に分圧する抵抗体が配置され、
かつ上記中電圧印加電極に上記絶縁支持体および上記抵
抗体を取囲んでこの中電圧印加電極に導電接続する第1
金属蒸着膜とこの第1金属蒸着膜に対応して上記ネック
内面に第2金属蒸着膜とを形成する金属リングが配置さ
れた陰極線管に対して、少なくとも上記高電圧印加電極
および上記抵抗体に高電圧を印加して耐電圧処理する陰
極線管の耐電圧処理方法において、上記金属リングを蒸
発させて上記第1および第2金属蒸着膜を形成する前に
、少なくとも上記高電圧印加電極および上記抵抗体に高
電圧を印加して耐電圧処理し、上記金属リングを蒸発さ
せて上記第1および第2金属蒸着膜を形成したのちに、
少なくとも上記高電圧印加電極および上記抵抗体に高電
圧を印加して再度耐電圧処理することを特徴とする陰極
線管の耐電圧処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03017026A JP3133352B2 (ja) | 1991-01-17 | 1991-01-17 | 陰極線管の耐電圧処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03017026A JP3133352B2 (ja) | 1991-01-17 | 1991-01-17 | 陰極線管の耐電圧処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04242044A true JPH04242044A (ja) | 1992-08-28 |
| JP3133352B2 JP3133352B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=11932485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03017026A Expired - Fee Related JP3133352B2 (ja) | 1991-01-17 | 1991-01-17 | 陰極線管の耐電圧処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3133352B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6138570B2 (ja) | 2013-05-02 | 2017-05-31 | コンビ株式会社 | 免疫調節作用を有するrna |
-
1991
- 1991-01-17 JP JP03017026A patent/JP3133352B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3133352B2 (ja) | 2001-02-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |